ということで、卒業式も終わったので、このブログも終わり。とりあえずは更新しないけど消さずに放置。
日本に戻ったらまた仕事とか色々あるけど、時にこのブログを読み返すことで何か得られることがあるといいなぁと期待している。
訪問して下さった方、MBAブログとしては暗かったかもしれないこのブログ、わざわざ読んでいただきありがとうございました。他人に披露する意図を含まない、100%自分のためのブログではありましたが、アクセス数があったことはわりと嬉しかったです。
Friday, June 15, 2012
卒業式
いよいよ卒業式の日。
・まず午前中に、書き上げた自由研究レポートを、意見募集&報告のため、インタビューに応じてくれた人や助言をくれた人など関係者一同に投げまくった。このレポートには自分にとってはある種この2年間の集大成であり、そんな作品をドラフト段階ではあるが外に出せたことでかなりすっきり。
・この2年自分が突っ込んでやったこと(ファイナンス・自由研究・ゴルフ)について、そのいずれも具体的な結果を出せたことについては、結構嬉しく思っている。なんというか、「少なくともこの2年間、いろんなことがあったけど、自分には負けなかった」と胸を張って言えるのかなぁという感じ。もちろん相対的に見たら改善余地はいくらでもあるので、まだまだ自分の人生に満足している場合ではないのだが、、
・午後からは卒業式。自分はただそれに参加するだけの楽勝スケジュールだが、妻は最初ちょっとだけ来てそこから娘のバレエ教室の発表会に向かうというハードスケジュール。
・卒業式で印象に残ったこと①:子供をもつということについて
ゲストスピーカーのガイカワサキ。彼はいわゆるシリコンバレーの有名人だが、彼のスピーチは、スタンフォードでのJobsのような大きさはないが、実に有用で腑に落ちる話であった。自分は彼の話の「大きすぎないところ」が気にいった。その中で特に印象に残った話だけメモ:
自分はやっぱりどうしても、最後の子供の話でうなずかないわけにはいかなかった。これまでの自分の人生で「これやってよかった」と思うことの一番は、今の勤務先を選んだことでも今の妻を選んだことでもMBA留学することにしたことでもなく、子供が出来たことだと思うからだ。「子供が可愛い」とか「癒される」という単純なレベルでも十分意味があると思うし、その上、父になることで自分の態度や考え方はびっくりするほど変わったと思うからだ。娘に胸を張ってできないことには躊躇するようになったし、より利他的になれたと思うし、実務的なところでは時間管理が多少はキビキビしたと思う(娘との時間と勉強時間のメリハリ)。
勿論自分が単に人間として未熟なだけで、子供をつくってようやく他の人の領域にたどりついただけなのかもしれないが、少なくとも自分は子供をつくったことにより笑っちゃうくらい自分が変わったと認識していたので、カワサキのこの言葉には理屈というかハートの部分で同意した。単なる偶然の妙であるが、出向・留学という自分にとって比較的動きが大きいこの4年間の大半を子持ちの状態で過ごすことができたことは、本当にラッキーだったと思っている。結婚もしたくないし子供も欲しくないとか言っていた大学生当時の俺は、今思えば大馬鹿野郎であった。
・卒業式で思ったこと②:学長すげぇ
そんなカワサキの話も面白かったが、卒業式全体で一番感銘を受けたのは、学長がカワサキやそのほかの人のスピーチを一生懸命メモしていたこと。学生ではなく学長さんが、その場にいる誰よりも一生懸命、学生のためのスピーチから何かを学ぼうとしていたのだ。他愛無い話なのかもしれないが、自分はこの学長の態度を尊敬するし、彼女のような何かを学ぼうとする貪欲さを自分としても持ち続けたいと思わされた。
・で、家族で記念ディナーということでステーキ。いい肉過ぎて全然消化できてなくて、今胃を休めがてらこのブログを書いている次第。。ここまで色々クサイこと書いているが、実際のところ体調が胃腸中心によろしくなく精神状態も若干アレな週末の夜。
・まず午前中に、書き上げた自由研究レポートを、意見募集&報告のため、インタビューに応じてくれた人や助言をくれた人など関係者一同に投げまくった。このレポートには自分にとってはある種この2年間の集大成であり、そんな作品をドラフト段階ではあるが外に出せたことでかなりすっきり。
・この2年自分が突っ込んでやったこと(ファイナンス・自由研究・ゴルフ)について、そのいずれも具体的な結果を出せたことについては、結構嬉しく思っている。なんというか、「少なくともこの2年間、いろんなことがあったけど、自分には負けなかった」と胸を張って言えるのかなぁという感じ。もちろん相対的に見たら改善余地はいくらでもあるので、まだまだ自分の人生に満足している場合ではないのだが、、
・午後からは卒業式。自分はただそれに参加するだけの楽勝スケジュールだが、妻は最初ちょっとだけ来てそこから娘のバレエ教室の発表会に向かうというハードスケジュール。
・卒業式で印象に残ったこと①:子供をもつということについて
ゲストスピーカーのガイカワサキ。彼はいわゆるシリコンバレーの有名人だが、彼のスピーチは、スタンフォードでのJobsのような大きさはないが、実に有用で腑に落ちる話であった。自分は彼の話の「大きすぎないところ」が気にいった。その中で特に印象に残った話だけメモ:
- 次のカーブ(成長曲線)に飛び移ることを恐れるな。同じカーブの中からイノベーションは出ない。
- 自分がやりたくないことを、人に頼むな。倫理については、この指針一つで対処できる。
- Yesを基本にせよ、ポジティブであれ、人を助けよ。これで損することもあるが、トータルで見たら絶対NoよりYesの方がいい。
- 心変わりをためらうな。君子豹変せよ。
- Suck it up. 下らない仕事、つまらない仕事を受け入れてやり切れ。そこには絶対得るものがある。
- 子供を持て。持ったら世界が変わる。
自分はやっぱりどうしても、最後の子供の話でうなずかないわけにはいかなかった。これまでの自分の人生で「これやってよかった」と思うことの一番は、今の勤務先を選んだことでも今の妻を選んだことでもMBA留学することにしたことでもなく、子供が出来たことだと思うからだ。「子供が可愛い」とか「癒される」という単純なレベルでも十分意味があると思うし、その上、父になることで自分の態度や考え方はびっくりするほど変わったと思うからだ。娘に胸を張ってできないことには躊躇するようになったし、より利他的になれたと思うし、実務的なところでは時間管理が多少はキビキビしたと思う(娘との時間と勉強時間のメリハリ)。
勿論自分が単に人間として未熟なだけで、子供をつくってようやく他の人の領域にたどりついただけなのかもしれないが、少なくとも自分は子供をつくったことにより笑っちゃうくらい自分が変わったと認識していたので、カワサキのこの言葉には理屈というかハートの部分で同意した。単なる偶然の妙であるが、出向・留学という自分にとって比較的動きが大きいこの4年間の大半を子持ちの状態で過ごすことができたことは、本当にラッキーだったと思っている。結婚もしたくないし子供も欲しくないとか言っていた大学生当時の俺は、今思えば大馬鹿野郎であった。
・卒業式で思ったこと②:学長すげぇ
そんなカワサキの話も面白かったが、卒業式全体で一番感銘を受けたのは、学長がカワサキやそのほかの人のスピーチを一生懸命メモしていたこと。学生ではなく学長さんが、その場にいる誰よりも一生懸命、学生のためのスピーチから何かを学ぼうとしていたのだ。他愛無い話なのかもしれないが、自分はこの学長の態度を尊敬するし、彼女のような何かを学ぼうとする貪欲さを自分としても持ち続けたいと思わされた。
・で、家族で記念ディナーということでステーキ。いい肉過ぎて全然消化できてなくて、今胃を休めがてらこのブログを書いている次第。。ここまで色々クサイこと書いているが、実際のところ体調が胃腸中心によろしくなく精神状態も若干アレな週末の夜。
Thursday, June 14, 2012
自己満足シリーズ
今日は在米最後の芝刈り。直前に難関Lost Canyonで揉まれたからか、今日のSkylinksが簡単でもないはずなのに妙に簡単に思えて、実際自己ベストを更新できた(前:83→今回:80)。今日はそのダイジェスト。たぶん誰にとっても面白くないけど...
#1: 短いパー4.早朝(6時前)なのでいったいどうなることやらと恐る恐る5Iでティーショットしたら、なんだかすごくいい当たり。2打目もいい当たりだった気がしたが、惜しくもショートして花道から残り5Yくらい。LWでのチッピングをミスって2mくらい残してしまったが、ラッキーなことに入ってパー
#2:まっすぐのパー5.ドライバーまあまあ。2打目の3UTはトップしたがとにかく180Yくらいは飛んだ。3打目、センターまで95Yピンまで105YだったのでAWで打ったらいつもより飛んでベタピン。でもパー
#3:パー4.ドライバーがギリギリバンカーをかすめて、ランが出て残り100Y。AWで打ったらこれまたベタピンだったが、上につけてしまう。結局、バーディーパットとパーパットの距離が同じくらいになってしまったが、なんとか入れてパー
#4:長いパー4.ドライバーはやや薄く当たり残り175Y。「4UTで軽くかなぁ」と考え過ぎたせいでトップして花道。LWでのチップがたまたま寄って(大きく右に出たが、グリーンが右から左に傾斜しているというラッキー)、2mが入ってパー
#5:短いパー4.普通に7Iで乗って、バーディー逃しのパー
#6: 短いパー5.ドライバーアイアンとナイスショットが続き、3打目はSWでベタピン、なんか超自然なパー。そろそろドキドキしてきた。
#7: 長いパー4.ドライバーを大きく引っかけて林へ。2打目は6Iで低い球で取りあえず花道へ。LWのチップが寄って、1mをナイスパー
#8: 短いパー4。あっさりパー。ここまでのところ最長パーパットが2mくらい。どど、どうしよう、ボギーが出ない。。同伴競技者のおっさん達も状況に気づき、そっとしてくれるかと思ったら大騒ぎ始める。なぜか、記念におれが車を買うという話で盛り上がっている。。
#9:200Yのパー3.緊張のあまり足が震える。素振りやアドレスにも時間をかけすぎてしまい、案の定左のバンカー。出たが寄らず、本日初めてのボギーで前半は1オーバー37.
#10:短いドッグレッグのパー4.FWで刻んだつもりが、手前のバンカーに入れてしまう。そこからちょっともたついてしまい痛恨のダボ。経験上、こうなるとミスが止まらないと判断し、さっきまでのイケイケどんどんは封印する方向...に持っていくことを忘れてしまい引き続き気持ちはイケイケドンドン
#11:長いパー5.2打目まで順調だったが、3打目を引っかけてどえらいロングパットが残り、3パットボギー。なんか呪いのようなものを感じ始める
#12:パー4.残り115Yでピッチングを持ったら飛び過ぎてグリーン奥へ。チップが寄らず、5mを外してボギー。アカンアカン...
#13:左右バンカーのパー3.違和感が止まらず、5Iのティーショットは遥か左に引っかかりバンカー。出たけど寄らず、4mを外してボギー
#14: 左ドッグレッグのパー4.おそるおそるグリーンセンターを狙う作戦に切り替えたら普通にセンターに乗ってパー
#15: 左ドッグレッグのパー5.3打目をダフってピンが奥なのに手前に乗せてしまったが、3mのパーパットをなんとか入れる
#16:短いパー3.PWのティーショットをダフって、あわや手前の池かと思ったがギリギリ止まり、そこから寄せたが入らずボギー。ここまでで7オーバー。夢の70台にはもう一つのボギーも許されないが、アガリ2ホールがムズ院だよなここ。。
#17: 長くてバンカーばっかりのパー4.左のバンカーを考え過ぎて、1打目は右の林。ヤケクソで2打目4UTでどスライスかけて打ったら全然スライスがかからずグリーン左脇へ。そこから2mに寄せたが入らず。チーン、8オーバー、80台突入。
#18:気が抜けて1打目を左のバンカー、2打目も痛恨のチョロで出ただけ。3打目130Yを9Iで打ったら、突然前半の自分が戻ってきて予想外にベタピンでパーフィニッシュ!なんだ、17番ガンバっときゃよかった。
・なんとびっくり、18ホール中16ホールでそこそこ狙えるパーパットを打つことができ、その大半を入れることができた。バーディーパットは全然入らなかったが、こういうときって下りの2mのパーパットとかもすいすい入ってしまう。。
・ボギーパットも最長で2mで、多くはOKパット(タッピングできちゃう)、殆どストレスなし
ということで、自己ベストの80(37-43)を達成。前半後半で6打も悪くなっているのが悲しいところだが、自分の実力は90前後なので上等であろう。ラッキーというか、最後にきっちり自己ベスト持ってこれて良かったと思うことにしたい。でも、これじゃ、日本戻ってもゴルフやめられないなぁ。。
嬉しかったしアメリカ最後なので、同伴競技者と写真撮影して、自分の米国芝刈りは終了。あー気持ちいい!
#1: 短いパー4.早朝(6時前)なのでいったいどうなることやらと恐る恐る5Iでティーショットしたら、なんだかすごくいい当たり。2打目もいい当たりだった気がしたが、惜しくもショートして花道から残り5Yくらい。LWでのチッピングをミスって2mくらい残してしまったが、ラッキーなことに入ってパー
#2:まっすぐのパー5.ドライバーまあまあ。2打目の3UTはトップしたがとにかく180Yくらいは飛んだ。3打目、センターまで95Yピンまで105YだったのでAWで打ったらいつもより飛んでベタピン。でもパー
#3:パー4.ドライバーがギリギリバンカーをかすめて、ランが出て残り100Y。AWで打ったらこれまたベタピンだったが、上につけてしまう。結局、バーディーパットとパーパットの距離が同じくらいになってしまったが、なんとか入れてパー
#4:長いパー4.ドライバーはやや薄く当たり残り175Y。「4UTで軽くかなぁ」と考え過ぎたせいでトップして花道。LWでのチップがたまたま寄って(大きく右に出たが、グリーンが右から左に傾斜しているというラッキー)、2mが入ってパー
#5:短いパー4.普通に7Iで乗って、バーディー逃しのパー
#6: 短いパー5.ドライバーアイアンとナイスショットが続き、3打目はSWでベタピン、なんか超自然なパー。そろそろドキドキしてきた。
#7: 長いパー4.ドライバーを大きく引っかけて林へ。2打目は6Iで低い球で取りあえず花道へ。LWのチップが寄って、1mをナイスパー
#8: 短いパー4。あっさりパー。ここまでのところ最長パーパットが2mくらい。どど、どうしよう、ボギーが出ない。。同伴競技者のおっさん達も状況に気づき、そっとしてくれるかと思ったら大騒ぎ始める。なぜか、記念におれが車を買うという話で盛り上がっている。。
#9:200Yのパー3.緊張のあまり足が震える。素振りやアドレスにも時間をかけすぎてしまい、案の定左のバンカー。出たが寄らず、本日初めてのボギーで前半は1オーバー37.
#10:短いドッグレッグのパー4.FWで刻んだつもりが、手前のバンカーに入れてしまう。そこからちょっともたついてしまい痛恨のダボ。経験上、こうなるとミスが止まらないと判断し、さっきまでのイケイケどんどんは封印する方向...に持っていくことを忘れてしまい引き続き気持ちはイケイケドンドン
#11:長いパー5.2打目まで順調だったが、3打目を引っかけてどえらいロングパットが残り、3パットボギー。なんか呪いのようなものを感じ始める
#12:パー4.残り115Yでピッチングを持ったら飛び過ぎてグリーン奥へ。チップが寄らず、5mを外してボギー。アカンアカン...
#13:左右バンカーのパー3.違和感が止まらず、5Iのティーショットは遥か左に引っかかりバンカー。出たけど寄らず、4mを外してボギー
#14: 左ドッグレッグのパー4.おそるおそるグリーンセンターを狙う作戦に切り替えたら普通にセンターに乗ってパー
#15: 左ドッグレッグのパー5.3打目をダフってピンが奥なのに手前に乗せてしまったが、3mのパーパットをなんとか入れる
#16:短いパー3.PWのティーショットをダフって、あわや手前の池かと思ったがギリギリ止まり、そこから寄せたが入らずボギー。ここまでで7オーバー。夢の70台にはもう一つのボギーも許されないが、アガリ2ホールがムズ院だよなここ。。
#17: 長くてバンカーばっかりのパー4.左のバンカーを考え過ぎて、1打目は右の林。ヤケクソで2打目4UTでどスライスかけて打ったら全然スライスがかからずグリーン左脇へ。そこから2mに寄せたが入らず。チーン、8オーバー、80台突入。
#18:気が抜けて1打目を左のバンカー、2打目も痛恨のチョロで出ただけ。3打目130Yを9Iで打ったら、突然前半の自分が戻ってきて予想外にベタピンでパーフィニッシュ!なんだ、17番ガンバっときゃよかった。
・なんとびっくり、18ホール中16ホールでそこそこ狙えるパーパットを打つことができ、その大半を入れることができた。バーディーパットは全然入らなかったが、こういうときって下りの2mのパーパットとかもすいすい入ってしまう。。
・ボギーパットも最長で2mで、多くはOKパット(タッピングできちゃう)、殆どストレスなし
ということで、自己ベストの80(37-43)を達成。前半後半で6打も悪くなっているのが悲しいところだが、自分の実力は90前後なので上等であろう。ラッキーというか、最後にきっちり自己ベスト持ってこれて良かったと思うことにしたい。でも、これじゃ、日本戻ってもゴルフやめられないなぁ。。
嬉しかったしアメリカ最後なので、同伴競技者と写真撮影して、自分の米国芝刈りは終了。あー気持ちいい!
Tuesday, June 12, 2012
The last days
・ついに在米中芝刈り回数大台突破。記念すべき今回は難関ロストキャニオンにて。それなりにボールもなくしたが、なんとかかんとか80台で帰還できて一区切り感。
・ついに妻用ラップトップ(Thinkpad X1)が到着。この大きさ(13インチ)は自分からすると大きすぎてイマイチと思っていたが、薄いせいかあまり気にならない。液晶も自分のX201よりずいぶんきれいになっていて良い。敢えて言うと、電源プラグ等各種接続口が背面に集中していて繋げづらいのがぱっと目につく短所といったところ。しかし最近は共有とかwebベースサービスのおかげで、PCのセットアップ作業が本当に楽になった。メールとネット主体の妻のためにインストールしたソフトウェアは、SkypeとDropboxとPicasaだけ。簡単だ...(驚愕
やっぱThinkpadのキーボードの打感を覚えちゃったら、マックなんてちゃんちゃらのプイである。。
・家のインターネットと携帯電話をどこで解約すべきか考えている。ある程度早く解約すれば、SIMカードを抜いた上で転売できるかもしれないためだ。。。
・ついに妻用ラップトップ(Thinkpad X1)が到着。この大きさ(13インチ)は自分からすると大きすぎてイマイチと思っていたが、薄いせいかあまり気にならない。液晶も自分のX201よりずいぶんきれいになっていて良い。敢えて言うと、電源プラグ等各種接続口が背面に集中していて繋げづらいのがぱっと目につく短所といったところ。しかし最近は共有とかwebベースサービスのおかげで、PCのセットアップ作業が本当に楽になった。メールとネット主体の妻のためにインストールしたソフトウェアは、SkypeとDropboxとPicasaだけ。簡単だ...(驚愕
やっぱThinkpadのキーボードの打感を覚えちゃったら、マックなんてちゃんちゃらのプイである。。
・家のインターネットと携帯電話をどこで解約すべきか考えている。ある程度早く解約すれば、SIMカードを抜いた上で転売できるかもしれないためだ。。。
Sunday, June 10, 2012
Project Week 8-10 Done!
書き忘れてたので一応書く
ここまでの時点で殆どの行程が終わってしまい、7週目あたりからはひたすら推敲に次ぐ推敲に終始した。
なので、書き忘れていたというか、「書くほどの出来事が発生しなかった」というのが実態に近い。
で、10週目に学校に対して最終プレゼンを行って、卒業ギリギリまで推敲を続けた後提出してオシマイになる予定。
最後の方は、自分達よりも教授たちの方がテキトーになってきたので、ずいぶん気楽になった。というのは、我々の書いたものが学校の要求する形式的な要件を満たしたので。それ以上の、8を10にするといった作業については、どうやらプロジェクト事務局も担当教授も正直どうでもよいみたいであった。顧客に対するコンサルプロジェクトで顧客がある程度真剣であればこの弛緩は生まれないのかもしれないが。。
最終プレゼンを終えて、チームメイトとさっと飲んで。今学期が始まった頃はどうなることかと案じていたこのプロジェクトだったが、結果的には関係者に恵まれ、意外とあっさり終りつつある。
結果的には、自分が関心のあるPE分野で、特に投資後の状況についてそこそこ勉強できたので、このプロジェクト授業は良い経験になったと思っている。企画段階では使い物にならない同級生が作業段階になるとがらっと生産的になるという経験も面白いものであった。チームメイトの楽観主義、土壇場での火事場の馬鹿力も、二度と遭遇したくはないが今となっては実に面白いものであったし。そんな彼らを説得するために行った自分の各種努力(対等に振る舞おうとする作戦・勝手に先々進めちゃう作戦・とりあえず褒めとけ作戦等々も、しょうもないっちゃしょうもなかったがその成功・失敗から色々学べたし。
最初は「こんなくだらないもの必修科目にするなよ」と思っていたが、今では、色々もがいた結果単位分程度の収穫は得られたのかなぁと感じている。
ということで、プロジェクト授業も無事おしまい。
ここまでの時点で殆どの行程が終わってしまい、7週目あたりからはひたすら推敲に次ぐ推敲に終始した。
なので、書き忘れていたというか、「書くほどの出来事が発生しなかった」というのが実態に近い。
で、10週目に学校に対して最終プレゼンを行って、卒業ギリギリまで推敲を続けた後提出してオシマイになる予定。
最後の方は、自分達よりも教授たちの方がテキトーになってきたので、ずいぶん気楽になった。というのは、我々の書いたものが学校の要求する形式的な要件を満たしたので。それ以上の、8を10にするといった作業については、どうやらプロジェクト事務局も担当教授も正直どうでもよいみたいであった。顧客に対するコンサルプロジェクトで顧客がある程度真剣であればこの弛緩は生まれないのかもしれないが。。
最終プレゼンを終えて、チームメイトとさっと飲んで。今学期が始まった頃はどうなることかと案じていたこのプロジェクトだったが、結果的には関係者に恵まれ、意外とあっさり終りつつある。
結果的には、自分が関心のあるPE分野で、特に投資後の状況についてそこそこ勉強できたので、このプロジェクト授業は良い経験になったと思っている。企画段階では使い物にならない同級生が作業段階になるとがらっと生産的になるという経験も面白いものであった。チームメイトの楽観主義、土壇場での火事場の馬鹿力も、二度と遭遇したくはないが今となっては実に面白いものであったし。そんな彼らを説得するために行った自分の各種努力(対等に振る舞おうとする作戦・勝手に先々進めちゃう作戦・とりあえず褒めとけ作戦等々も、しょうもないっちゃしょうもなかったがその成功・失敗から色々学べたし。
最初は「こんなくだらないもの必修科目にするなよ」と思っていたが、今では、色々もがいた結果単位分程度の収穫は得られたのかなぁと感じている。
ということで、プロジェクト授業も無事おしまい。
Friday, June 8, 2012
ワラントの転換価格
先日の野村HDの株主総会で出ていた株主提案がぶっ飛んでいたのは各所で話題になっていたが、自分はそのうちのひとつの提案について、思わずうーんと唸らされてしまった:
正直なところ、自分は、「これ、この人の日本語がおかしいから却下されちゃってるけど、実際問題真剣に論じる価値のあるわりと重要な問題じゃないかしら?」と感じている。
■ 論点1 ストックオプションと生株支給のペイオフ
・ペイオフ上の違いは、ストックオプションなら転換価格以下のときのペイオフはゼロだけど生株のときはマイナスになりうるという点。
→しかし、この点においては、経営者は株主とよりリンクしたモチベーションを持つことが望ましいので、生株の「マイナスもありうる」ペイオフの方が望ましいようにも自分には思われる。
■ 論点2 ストックオプションと生株の一株当たり単価
・仮に現在の株価が100円であったとする。で、社長に100万円相当の株式を支給したいとする。このとき社長が受け取るのは100万円÷100円=1万株。
・ここで、生株の代わりにストックオプションを付与するとする。ストックオプションの価格は、転換価格の設定次第で大きく変化する。例えば、リスクフリーレート2%(単利、連続複利化前)、ボラ30%、満期10年というスペックを想定すると、自分の手持ちの「ブラックショールズ試算君.xlsx」によれば、
つまり、現状のような1円ストックオプションであれば、生株1万株に対してストックオプションも10,091個と、経営者に支給される株数は殆ど変わらない。他方、アウトオブザマネーになるようなストックオプションを支給すれば、生株1万株に対してストックオプションは227,004個も支給されることになる。
→経営者により株主とリンクした動機を持たせたいのであれば、1万株あげるよりも、アウトオブザマネーのオプションをあげることで22万株相当のオプションを支給した方が、株価を上げるモチベーションは高まるように思われる(1万株より22万株の方が多いという意味において)。他方、インザマネーであれば生株支給数とオプション支給個数は殆ど変わらないので、わざわざ生株ではなくオプションにする意味があまりないのではないかと
→もちろん、インザマネーにすることで、起こりうる希薄化の度合いは低下するっちゃするけど。
■ 論点3 OTMのオプションとITMのオプションのペイオフ
・現状の株価が100円で転換価格が1円というITMのとき、経営者の現状周辺のペイオフは45度線となる。株価が90になっても110に増えても、ペイオフはその分だけ増減する。
・現状の株価が100円で転換価格が500円というOTMのとき、経営者のペイオフは直線(いずれにせよゼロ)で、無茶苦茶頑張って株価を500円以上にしたときだけプラスとなる。逆に、株価が下がっても経営者のペイオフは減少しいない。
→OTMのストックオプションを支給すると、経営者は「ミスっても失うものがないが、成功したら儲かる」という非対称的なインセンティブを持つことになり、過度のリスクテイキングを誘発する懸念がある、とも言える。
→仮にOTMストックオプションが持つ過度のリスクテイキングは嫌だということであれば、代替案はITMオプションに限らず生株でも良い気がするのだが。。というかITMオプションって殆ど生株と変わらないような。
■ 論点4 プロスペクト理論
・プロスペクト理論によれば、人は勝ち分については保守的に考えがちで、損失については積極的に考える傾向がある
→得しかないストックオプションを付与しても(特にITMのオプションを付与しても)経営者は利益確定行動というか、利益追求の手綱を緩めてしまいはしないだろうか
→生株であれば損の状態が生じえて、その際は経営者はきっちりリスクテイクしてくれるのではないか
※ただし、個人の行動に関するこのプロスペクト理論が、Fiduciary Dutyのもと合理的に活動すると思われる経営者の行動にも影響するかどうかは不明。まあ影響しそうな気はするけど
■ 論点5 設計・管理上の論点
→オプションは計算が難しいし、恣意性が排除できない(シグマの置き方とか)一方で、生株は時価を見るだけなので客観性についても計算難易度についても完璧
◎結論
・現状のようなITMのストックオプションを付与することは、自分は最良のプラントは思えない。生株と殆どペイオフが変わらないくせにダウンサイドがなかったり計算がややこしかったりするばかりなので。
・なので、生株を支給するかOTMのオプションを支給するかの2択で、そこからは株主の好みで決めればいいのではないかと思う。OTMオプションにすれば生株よりたくさんの株を(潜在的に)経営者に付与することになり、かつペイオフダイヤグラム上経営者はガンガンリスクテイクしてくれる。生株であればその辺経営者はストレートにやってくれるように思われる。どっちがいいかは株主の好み次第
・上記提案については、「5,000円の生株」というのを「500円のストックオプション」にすれば、経営者も真剣に回答を検討せざるを得ず、わりと有益な議論が得られたかもしれないと思う
■ 番外 ストックオプションとワラントの比較
・ストックオプション:発行体が当該企業とは限らない。投資家同士が相対で取引できる、いわゆる普通のオプション。多くの場合市場性確保のためにスペックが標準化されている
・ワラント:オプションという点においてはストックオプションと同じ。企業が発行して投資家あるいは経営者などに売ったり授与したりするもの。市場性が求められていないのでスペックは任意に設定される
・あるいは、オプション単品の場合はストックオプション、社債にビルトインされたりする場合はワラントと言われたりするようにも思われる
■ 番外2 経営者ではなく従業員に生株あるいはストックオプションを付与することについて
→従業員一人一人の貢献度と企業価値の連動度が比較的高いスタートアップなら合理性はあるが、大企業においては従業員一人が株価に与えられるインパクトなど高が知れており、従業員にとって不必要なリスクを取らされているようにしか思えない。従業員が欲しければもらった給料の中から勝手に自社株買いをすればいいだけで、株式で支給することは企業にとってはメリットがあっても従業員にとってはあまりメリットがないと思う
■Further Reading
・起業のファイナンス(リンク)
(第8号議案)ストックオプション廃止について
快楽とはなんであろうか?
辛うじて100円以上の交換価値を持つ債権を1円で受け取ることではないか。
貴社は役員報酬の一部として新株を1円で買い取る権利を付与する制度を実施し続けているが、
この制度は貴社の株価を1円に近づける効果しかないので即刻廃止すべきである。役員は自分が
勝った新株が売却できるまで株価上昇を望まない。「株主とリスクを共有する」のであれば「一株を
5000円で買い取る義務を付与する」べきであろう。
正直なところ、自分は、「これ、この人の日本語がおかしいから却下されちゃってるけど、実際問題真剣に論じる価値のあるわりと重要な問題じゃないかしら?」と感じている。
■ 論点1 ストックオプションと生株支給のペイオフ
・ペイオフ上の違いは、ストックオプションなら転換価格以下のときのペイオフはゼロだけど生株のときはマイナスになりうるという点。
→しかし、この点においては、経営者は株主とよりリンクしたモチベーションを持つことが望ましいので、生株の「マイナスもありうる」ペイオフの方が望ましいようにも自分には思われる。
■ 論点2 ストックオプションと生株の一株当たり単価
・仮に現在の株価が100円であったとする。で、社長に100万円相当の株式を支給したいとする。このとき社長が受け取るのは100万円÷100円=1万株。
・ここで、生株の代わりにストックオプションを付与するとする。ストックオプションの価格は、転換価格の設定次第で大きく変化する。例えば、リスクフリーレート2%(単利、連続複利化前)、ボラ30%、満期10年というスペックを想定すると、自分の手持ちの「ブラックショールズ試算君.xlsx」によれば、
(1) 転換価格が1円のとき(ITM)、オプション価格が99.09円なので、100万円で10,091個のオプションが付与される
(2) 転換価格が100円のとき(ATM)、オプションは39.66円で、100万円で25,215個のオプションが付与される
(3) 転換価格が500円のとき(OTM)、オプションは4.41円で、100万円で227,004個のオプションが付与される
つまり、現状のような1円ストックオプションであれば、生株1万株に対してストックオプションも10,091個と、経営者に支給される株数は殆ど変わらない。他方、アウトオブザマネーになるようなストックオプションを支給すれば、生株1万株に対してストックオプションは227,004個も支給されることになる。
→経営者により株主とリンクした動機を持たせたいのであれば、1万株あげるよりも、アウトオブザマネーのオプションをあげることで22万株相当のオプションを支給した方が、株価を上げるモチベーションは高まるように思われる(1万株より22万株の方が多いという意味において)。他方、インザマネーであれば生株支給数とオプション支給個数は殆ど変わらないので、わざわざ生株ではなくオプションにする意味があまりないのではないかと
→もちろん、インザマネーにすることで、起こりうる希薄化の度合いは低下するっちゃするけど。
■ 論点3 OTMのオプションとITMのオプションのペイオフ
・現状の株価が100円で転換価格が1円というITMのとき、経営者の現状周辺のペイオフは45度線となる。株価が90になっても110に増えても、ペイオフはその分だけ増減する。
・現状の株価が100円で転換価格が500円というOTMのとき、経営者のペイオフは直線(いずれにせよゼロ)で、無茶苦茶頑張って株価を500円以上にしたときだけプラスとなる。逆に、株価が下がっても経営者のペイオフは減少しいない。
→OTMのストックオプションを支給すると、経営者は「ミスっても失うものがないが、成功したら儲かる」という非対称的なインセンティブを持つことになり、過度のリスクテイキングを誘発する懸念がある、とも言える。
→仮にOTMストックオプションが持つ過度のリスクテイキングは嫌だということであれば、代替案はITMオプションに限らず生株でも良い気がするのだが。。というかITMオプションって殆ど生株と変わらないような。
■ 論点4 プロスペクト理論
・プロスペクト理論によれば、人は勝ち分については保守的に考えがちで、損失については積極的に考える傾向がある
→得しかないストックオプションを付与しても(特にITMのオプションを付与しても)経営者は利益確定行動というか、利益追求の手綱を緩めてしまいはしないだろうか
→生株であれば損の状態が生じえて、その際は経営者はきっちりリスクテイクしてくれるのではないか
※ただし、個人の行動に関するこのプロスペクト理論が、Fiduciary Dutyのもと合理的に活動すると思われる経営者の行動にも影響するかどうかは不明。まあ影響しそうな気はするけど
■ 論点5 設計・管理上の論点
→オプションは計算が難しいし、恣意性が排除できない(シグマの置き方とか)一方で、生株は時価を見るだけなので客観性についても計算難易度についても完璧
◎結論
・現状のようなITMのストックオプションを付与することは、自分は最良のプラントは思えない。生株と殆どペイオフが変わらないくせにダウンサイドがなかったり計算がややこしかったりするばかりなので。
・なので、生株を支給するかOTMのオプションを支給するかの2択で、そこからは株主の好みで決めればいいのではないかと思う。OTMオプションにすれば生株よりたくさんの株を(潜在的に)経営者に付与することになり、かつペイオフダイヤグラム上経営者はガンガンリスクテイクしてくれる。生株であればその辺経営者はストレートにやってくれるように思われる。どっちがいいかは株主の好み次第
・上記提案については、「5,000円の生株」というのを「500円のストックオプション」にすれば、経営者も真剣に回答を検討せざるを得ず、わりと有益な議論が得られたかもしれないと思う
■ 番外 ストックオプションとワラントの比較
・ストックオプション:発行体が当該企業とは限らない。投資家同士が相対で取引できる、いわゆる普通のオプション。多くの場合市場性確保のためにスペックが標準化されている
・ワラント:オプションという点においてはストックオプションと同じ。企業が発行して投資家あるいは経営者などに売ったり授与したりするもの。市場性が求められていないのでスペックは任意に設定される
・あるいは、オプション単品の場合はストックオプション、社債にビルトインされたりする場合はワラントと言われたりするようにも思われる
■ 番外2 経営者ではなく従業員に生株あるいはストックオプションを付与することについて
→従業員一人一人の貢献度と企業価値の連動度が比較的高いスタートアップなら合理性はあるが、大企業においては従業員一人が株価に与えられるインパクトなど高が知れており、従業員にとって不必要なリスクを取らされているようにしか思えない。従業員が欲しければもらった給料の中から勝手に自社株買いをすればいいだけで、株式で支給することは企業にとってはメリットがあっても従業員にとってはあまりメリットがないと思う
■Further Reading
・起業のファイナンス(リンク)
Academic Awards Dinner
※以下単なる「俺が、俺が」という自慢なので、場合によっては読み飛ばすことをお勧めします
■ Academic Awards Dinner(学長主催の晩餐会)に参加。表彰されて帰ってきた。
・表彰されること自体もちろん嬉しいんだけど、個人的には、こういうハレの場(その辺の飲み会ではなく)に妻子を連れて行くことができたのが結構嬉しい。この辺の、仕事と家庭の距離感の近さというか二重人格にならずに済むところは、アメリカで自分が好きなところの一つ。
・ところで自分がもらったこの賞(受賞者は数名)、ファイナンスに関するGPAと「学習意欲」で決めたとのこと(自分は多くの授業で質問攻めしまくっていたので思い当たる節はある-ファイナンスクラスだけ饒舌、それ以外はほぼマグロの2年間でしたorz)。自分のファイナンスのGPAは別にオールAではなかったので、それで多少納得。
普段さんざん米国式「総合的評価」に批判的で、日本のテスト一本勝負を応援する自分であるが、ここにきて最後に、総合評価のおかげで美味しい思いをしてしまった。。皆さん総合評価も悪いものではありませんぞ...(ぇ
※追記
「オールAではない」とか書くとなんだかとても良いみたいで自慢みたいなのだが、全然A以外もあるし、B+もあるので、おそらく表彰された人の中ではGPAは最低に近いのではないかと思われる。なので、「狙い通り獲った」というよりは、「何だか知らんが棚ボタ」というイメージが正確なところ...威張れるものでは全くありませんorz
・今日のこれでMBAに関して本格的に「終わった」という満腹感を得てしまい、卒業式のテンションが上がっていない。。妻も卒業式はそこそこに娘のバレエ教室の発表会に行くそうで...
・正直なところ、この手の賞は是非欲しいと結構真剣に思っていたので念願かなった格好。
(途中色々あって、諦めてはいたが...)
で、万一賞をもらえたら書こうと思っていたことを図々しくもここに書く。
「MBAは勉強するところじゃない」と自校他校含め多くのMBA日本人学生が言っているが、賞を取るかものすごく良いところに就職が決まるか、何かそういったものがないと、単なる痛い発言になってしまうと思う。自分の中途半端さを正当化するために環境や他人を貶める発想は、少なくともMBA的、アメリカ的ではないと思う。かねがね自分はMBAに勉強するため来ていたと思っていたので、そういう「勉強じゃないよね」と言いながら悪い成績取ったりあまり良い就職先見つけずにドヤ顔している奴らに強烈な違和感というか「お前にそんなこと言う資格あるのか」と思っていたので、僭越ながら言わせてもらった。勉強するところじゃないとして、じゃあ何するんですか、まさか外国人と酒飲んでる写真をFBにアップすることがあなたのやりたかったことですか?と言うのが自分の問題意識。別に賞を取るべきだとかアメリカで就職先探すべきだということではなくて、勉強も就職活動もそこそこ頑張っている多くの同級生の努力を、帰る場所があり金を自分で出しているわけでもない人間が偉そうに「大したことない」というのは非常に失礼ではないか、と思っている。
俺も人間小さいなぁ。。。場合によっては削除するかもしれないけど、これは2年間ずっと思っていたので一旦書かせてもらった。
■ Academic Awards Dinner(学長主催の晩餐会)に参加。表彰されて帰ってきた。
・表彰されること自体もちろん嬉しいんだけど、個人的には、こういうハレの場(その辺の飲み会ではなく)に妻子を連れて行くことができたのが結構嬉しい。この辺の、仕事と家庭の距離感の近さというか二重人格にならずに済むところは、アメリカで自分が好きなところの一つ。
・ところで自分がもらったこの賞(受賞者は数名)、ファイナンスに関するGPAと「学習意欲」で決めたとのこと(自分は多くの授業で質問攻めしまくっていたので思い当たる節はある-ファイナンスクラスだけ饒舌、それ以外はほぼマグロの2年間でしたorz)。自分のファイナンスのGPAは別にオールAではなかったので、それで多少納得。
普段さんざん米国式「総合的評価」に批判的で、日本のテスト一本勝負を応援する自分であるが、ここにきて最後に、総合評価のおかげで美味しい思いをしてしまった。。皆さん総合評価も悪いものではありませんぞ...(ぇ
※追記
「オールAではない」とか書くとなんだかとても良いみたいで自慢みたいなのだが、全然A以外もあるし、B+もあるので、おそらく表彰された人の中ではGPAは最低に近いのではないかと思われる。なので、「狙い通り獲った」というよりは、「何だか知らんが棚ボタ」というイメージが正確なところ...威張れるものでは全くありませんorz
・今日のこれでMBAに関して本格的に「終わった」という満腹感を得てしまい、卒業式のテンションが上がっていない。。妻も卒業式はそこそこに娘のバレエ教室の発表会に行くそうで...
・正直なところ、この手の賞は是非欲しいと結構真剣に思っていたので念願かなった格好。
(途中色々あって、諦めてはいたが...)
で、万一賞をもらえたら書こうと思っていたことを図々しくもここに書く。
「MBAは勉強するところじゃない」と自校他校含め多くのMBA日本人学生が言っているが、賞を取るかものすごく良いところに就職が決まるか、何かそういったものがないと、単なる痛い発言になってしまうと思う。自分の中途半端さを正当化するために環境や他人を貶める発想は、少なくともMBA的、アメリカ的ではないと思う。かねがね自分はMBAに勉強するため来ていたと思っていたので、そういう「勉強じゃないよね」と言いながら悪い成績取ったりあまり良い就職先見つけずにドヤ顔している奴らに強烈な違和感というか「お前にそんなこと言う資格あるのか」と思っていたので、僭越ながら言わせてもらった。勉強するところじゃないとして、じゃあ何するんですか、まさか外国人と酒飲んでる写真をFBにアップすることがあなたのやりたかったことですか?と言うのが自分の問題意識。別に賞を取るべきだとかアメリカで就職先探すべきだということではなくて、勉強も就職活動もそこそこ頑張っている多くの同級生の努力を、帰る場所があり金を自分で出しているわけでもない人間が偉そうに「大したことない」というのは非常に失礼ではないか、と思っている。
俺も人間小さいなぁ。。。場合によっては削除するかもしれないけど、これは2年間ずっと思っていたので一旦書かせてもらった。
Thursday, June 7, 2012
副業と希望
■副業の話
帰国とか新しい仕事や住居が決まって間もないこのタイミングで、ちょっとした弾みで、とある課外活動をすることに決めた。というか、こっちで地味に続けていた自由研究のようなものを、とあるところで発表することにした。
で、一応会社員なので関係各所に問い合わせをしてみたところ、どうやらこれは副業にあたるみたい。ということで、一円も貰わないけれど、副業デビューすることになりそう。。但し掲載されればだけど。
といいつつ、実はこの自由研究、取材は終わっているが執筆がまだ終わっていない(爆
関係各所からOK貰っちゃったので、おかげで尻に火がついて卒業を控えた暇なはずの今必死に作文している。。orz
■今日運転中にふと思いついた他愛無い話
アメリカで気に入った曲。色々あるが、特に気に入ったのはアッシャーアッシャーアッシャーアッシャー...ではなくて、野球の曲(Take me to the ball game)と国家。とりわけ、両者に共通するスケールの部分。
野球であれば"If they don't win it's a shame"のところのドーレミファソラーのところ、国家であれば”O'er the land of the free ”のところのソードーレーミファソーというところ。但し音はハ長調のときのもの)。
100%自分の勝手な思い込みで、作曲者の意図とかは全然知らないのだけど)この二つの米国を代表する曲のクライマックス(あるいはその直前)に出てくるこのストレートなスケールから、自分は、アメリカが持つピュアな希望のようなものを感じ取る。勿論みんな色々あるんだと思うんだけど、在米期間が短くものごとの良い面だけ見ることができた自分にとって、このスケールはアメリカの希望のひとつの象徴となっている。素直に真っ直ぐ斜め上目指して頑張っていいんだよ、真っ直ぐ行こうぜ...自分がここで出会った多くのアメリカ人友人たちも、色々問題あったり悩み抱えてたりしてそうではあるけれど、コアのところにはやっぱりこの素朴な希望感のようなものがあると自分は感じている。
日本はどうか。人口が減少基調にあるからかもしれない。デフレだからかもしれない。日本人がもともと成熟した国民性だからなのかもしれない。あるいは単に自分がアメリカを理解できていないだけかもしれない。でも、少なくとも、自分の目から見たアメリカには、自分の目から見た日本にはやや摩耗してしまっているように思われる「素朴な希望」のようなものがまだまだ健在であるように思うのだ。素直な上昇スケールがしっくりきてしまう風土。
別にアメリカの全てを真似すべきなんて思わないけれど、この素直さ、希望、素朴さと言った点について日本人(あるいは俺)はもっともっと学んでもいいかもしれない。自分がこのスケールを聞くたびに感じる希望感のようなものを、日本人の皆、最低限自分の娘には感じさせてあげることができる程度の努力は惜しまずにやっていきたいと車中でふと思った。
帰国とか新しい仕事や住居が決まって間もないこのタイミングで、ちょっとした弾みで、とある課外活動をすることに決めた。というか、こっちで地味に続けていた自由研究のようなものを、とあるところで発表することにした。
で、一応会社員なので関係各所に問い合わせをしてみたところ、どうやらこれは副業にあたるみたい。ということで、一円も貰わないけれど、副業デビューすることになりそう。。但し掲載されればだけど。
といいつつ、実はこの自由研究、取材は終わっているが執筆がまだ終わっていない(爆
関係各所からOK貰っちゃったので、おかげで尻に火がついて卒業を控えた暇なはずの今必死に作文している。。orz
■今日運転中にふと思いついた他愛無い話
アメリカで気に入った曲。色々あるが、特に気に入ったのはアッシャーアッシャーアッシャーアッシャー...ではなくて、野球の曲(Take me to the ball game)と国家。とりわけ、両者に共通するスケールの部分。
野球であれば"If they don't win it's a shame"のところのドーレミファソラーのところ、国家であれば”O'er the land of the free ”のところのソードーレーミファソーというところ。但し音はハ長調のときのもの)。
100%自分の勝手な思い込みで、作曲者の意図とかは全然知らないのだけど)この二つの米国を代表する曲のクライマックス(あるいはその直前)に出てくるこのストレートなスケールから、自分は、アメリカが持つピュアな希望のようなものを感じ取る。勿論みんな色々あるんだと思うんだけど、在米期間が短くものごとの良い面だけ見ることができた自分にとって、このスケールはアメリカの希望のひとつの象徴となっている。素直に真っ直ぐ斜め上目指して頑張っていいんだよ、真っ直ぐ行こうぜ...自分がここで出会った多くのアメリカ人友人たちも、色々問題あったり悩み抱えてたりしてそうではあるけれど、コアのところにはやっぱりこの素朴な希望感のようなものがあると自分は感じている。
日本はどうか。人口が減少基調にあるからかもしれない。デフレだからかもしれない。日本人がもともと成熟した国民性だからなのかもしれない。あるいは単に自分がアメリカを理解できていないだけかもしれない。でも、少なくとも、自分の目から見たアメリカには、自分の目から見た日本にはやや摩耗してしまっているように思われる「素朴な希望」のようなものがまだまだ健在であるように思うのだ。素直な上昇スケールがしっくりきてしまう風土。
別にアメリカの全てを真似すべきなんて思わないけれど、この素直さ、希望、素朴さと言った点について日本人(あるいは俺)はもっともっと学んでもいいかもしれない。自分がこのスケールを聞くたびに感じる希望感のようなものを、日本人の皆、最低限自分の娘には感じさせてあげることができる程度の努力は惜しまずにやっていきたいと車中でふと思った。
Wednesday, June 6, 2012
旅の終わり
MBAもいよいよ終わる。授業らしい授業はもうなく、あとは各種会合に顔を出したりプロジェクトを仕上げたりするだけで、知的作業というよりロジスティックスの領域だけが残っている。クラスメイト達が続々とFBに「終わったー!」というポストをアップし始めて、今日も自分自身クラスの最後の飲み会に顔を出してきた。
そんなわけで、多少、感傷的な気分になっている。ここで出会った友人たちにももうなかなか会うことがあるまい。ここで得たもの-知識のみならず、必死にブログに書き残した些細な感情も-も早晩忘れてしまうのだろう。そして、2年間仕事をさぼったツケや、親や友人と離れた距離は消えないかもしれない。こういったコストに見合うだけの収穫を、果たして自分は本当に獲得することができたのだろうか。。
いずれにせよ、この2年間ももうすぐ終わる。次はすぐそこまで来ている。
そんなわけで、多少、感傷的な気分になっている。ここで出会った友人たちにももうなかなか会うことがあるまい。ここで得たもの-知識のみならず、必死にブログに書き残した些細な感情も-も早晩忘れてしまうのだろう。そして、2年間仕事をさぼったツケや、親や友人と離れた距離は消えないかもしれない。こういったコストに見合うだけの収穫を、果たして自分は本当に獲得することができたのだろうか。。
いずれにせよ、この2年間ももうすぐ終わる。次はすぐそこまで来ている。
Tuesday, June 5, 2012
【随時更新】 帰国準備
帰国あれこれ。自分のアクションが合っている保証はないが...
◎ 住居:
・1か月前以上に退去届を出さないと違約金を取られたりするので、卒業一か月以上前に退去届を提出。
・日本の住居は、幸いなことに社宅を手配してもらったのでそこに住むだけ。
◎ 電話(iPhone4, AT&T)
・解約について電話で問い合わせたところ、どうも店舗でやるのが一番手っ取り早そうなので帰国前日に店舗に行くことを検討中。
・電話+別途カード精算も可能みたいではあるが、なんかモゴモゴされたのでパスした
・SIMは、解約以後であれば好きにしてよいとのことなので、SIMを抜いて日本に端末だけ持ち帰っても問題はない模様
・2年契約なので、解約すると$110/端末の違約金を取られるというのが結構ショック...
◎ 家財道具
・アパート内掲示板、びびなびで適宜放出。
◎ 車
・ディーラー数社に相見積もりを取り、ちょっとだけ値段を上げてもらった上で売却予定。
・売る際に気付いたが、Title・Registrationのシールは持っていた(貼っていた)がRegistrationの紙を紛失していたことに気付く。やむなくDMVで再発行
・ディーラーと調整の上、当日早朝にディーラーに向かい、車を渡し、ディーラーに空港まで送ってもらうことにした。受け取ったチェックは道中でATMにしっかり入れないと
◎ インターネット(Time Warner Cable)
・電話で解約手続き完了。
・物理的な作業としては、器具一式を解除した上で最寄りのショップに持参するよう指示された
◎ 銀行
・住所を日本の実家にしつつ、アメリカから日本に旅行中といった感じにされた。これ正直あってるのかよくわからん
・然るべき対応を続けている限り、口座を維持することができるとのこと。
・念のため、今のうち、米国口座から日本の口座への海外送金を試しに一度やっておいた。これでこのラインが登録されたので、いつでも米国に滞留させてある資金を日本に送金することができるはず。
・こちらに残る友人にDeposit Cardなるものを渡し、チェックを自分の口座に入金してもらうよう手配。
◎ 飛行機
・近所の旅行代理店で手配。
◎ 住居:
・1か月前以上に退去届を出さないと違約金を取られたりするので、卒業一か月以上前に退去届を提出。
・日本の住居は、幸いなことに社宅を手配してもらったのでそこに住むだけ。
◎ 電話(iPhone4, AT&T)
・解約について電話で問い合わせたところ、どうも店舗でやるのが一番手っ取り早そうなので帰国前日に店舗に行くことを検討中。
・電話+別途カード精算も可能みたいではあるが、なんかモゴモゴされたのでパスした
・SIMは、解約以後であれば好きにしてよいとのことなので、SIMを抜いて日本に端末だけ持ち帰っても問題はない模様
・2年契約なので、解約すると$110/端末の違約金を取られるというのが結構ショック...
◎ 家財道具
・アパート内掲示板、びびなびで適宜放出。
◎ 車
・ディーラー数社に相見積もりを取り、ちょっとだけ値段を上げてもらった上で売却予定。
・売る際に気付いたが、Title・Registrationのシールは持っていた(貼っていた)がRegistrationの紙を紛失していたことに気付く。やむなくDMVで再発行
・ディーラーと調整の上、当日早朝にディーラーに向かい、車を渡し、ディーラーに空港まで送ってもらうことにした。受け取ったチェックは道中でATMにしっかり入れないと
◎ インターネット(Time Warner Cable)
・電話で解約手続き完了。
・物理的な作業としては、器具一式を解除した上で最寄りのショップに持参するよう指示された
◎ 銀行
・住所を日本の実家にしつつ、アメリカから日本に旅行中といった感じにされた。これ正直あってるのかよくわからん
・然るべき対応を続けている限り、口座を維持することができるとのこと。
・念のため、今のうち、米国口座から日本の口座への海外送金を試しに一度やっておいた。これでこのラインが登録されたので、いつでも米国に滞留させてある資金を日本に送金することができるはず。
・こちらに残る友人にDeposit Cardなるものを渡し、チェックを自分の口座に入金してもらうよう手配。
◎ 飛行機
・近所の旅行代理店で手配。
Sunday, June 3, 2012
大学対抗G
毎年6月の第一日曜日。この日はLA界隈の日本人にとって非常に重要な一日である。すなわち、大学対抗ゴルフ選手権が開催されるのだ。
自分も母校チームの一員として参加。名門Industry Hillsにてゴルフとか人との出会いとかを楽しんできた。以下、感想とか:
・自分のゴルフ・・・本番に弱い性格が如何なく発揮されてしまったorz スタートホールでまさかの+4で、そこから先は帳尻合わせに終始してしまった。ここ半年だか一年だかまったく見たことのないシャンクがいきなり出てすぐそこの藪の中にボールがチョロチョロっと消えて行くとか。同伴競技者も多分苦笑したと思う。
最後の方でようやくゴルフを思い出してきて、4連続パー、トータル93で締めることができた。個人的に唯一自慢したいのは、620Yの最終パー5でパーオンの上パーを取れたこと。ドライバー、FW、UTと、長いクラブ全てがたまたままっすぐ飛んだら620Yになったv
でも80代出したかったなぁ。。
・世界最大の日本人コミュニティLA・・・今やっているレポートのため拾った数字だが、LA地域とサンディエゴ地域にいる日本人を合わせるとざっくり10万人となり、NY地域の7万人やベイエリア(SF+サンノゼ)の6万人を優に上回る規模となる。しかも、ここから先は体感レベルだが、この統計に乗らない日系アメリカ人についても、当地域が最大規模であると予想される。
その結果、まず、選手総勢150名のゴルフ大会が成立してしまうのだ。ついでに言うと、今年は幹事校が大規模校明治であったことから、大会ボランティア(!)もかなりの数参加していた。ブラインドホールやパー3各ホールにボランティアが配置されているとか、まるでプロの試合みたい。
そして、日系企業コミュニティの層の厚さも体感させられた。コンペ後の懇親会でもらった、協賛各社からの色々なお土産、読み上げられる協賛企業はいったい何十社あったのだろう(例えば、ビールは日本のビック4のうち3つ、醤油・みそメーカーで3つ、その他食品メーカー、ゴルフ用品店、地元レストラン等数知れず)。さらには、一部ゴルフ用品メーカーなど、日本人需要目当てなのか「●●ゴルフジャパン」(米国の本社ではなく)が協賛していたり。
100万人という規模が集積の経済を生み、企業が集まり、それゆえ人が集まる。その結果米国他地域にはあまりない日本の商品サービスの充実が見られ、そこにアジア系アメリカ人が集まったりして日系コミュニティ(ソーテルとかコスタメサとか)は大変賑わっている。そして現在進行形で日本から企業が進出してきたり、当地にいた駐在員の人などが一旗揚げるべく起業していたり。
集まっているのは駐在員・こちらで一旗上げた永住者・研究者と言った感じで、なんというか広島や仙台のような地方中核都市の財界のようなイメージといった感じであろうか。南カリフォルニアの晴れやかな空の下でこれだけの人が集まりその先には豊饒なマーケットがある。これはビジネスマンとしてはうきうきしないわけにはいかない環境であり、「俺もいつかは...」という思いが強まる。
・世代間断絶・・・といいつつ、目についたのは、若者の少なさ。自分も一応若者のカテゴリーに入るので、この2年間色々な「LAに住む若手の会」のようなものに参加させてもらっている。研究者の会、留学者の会、現地で働く人の会等々...自分としては、そういった若手の集まりと今回のコンペのような壮年世代の集まりが断絶してしまっているとしたら、それは勿体ないよなぁという思いを抱いた。
単に若者はゴルフをやらなかったり、選手に選ばれるほど上手ではないということかもしれない。本当はトーランスやアーバインでは、老若男女がちゃんと混ざってコミュニティ形成が進んでいるのかもしれない。だとしたら自分の観察や懸念は単なる杞憂であるのだが。。
・象牙の塔・・・ことこのゴルフ大会を観察する限りでは、留学生で参加しているのは自分を含め3~5名に過ぎなかった。別にゴルフをした方がいいということではないのだが、これほどまでに地元に日本人コミュニティが充実しているにもかかわらず学内(あるいは学生の集まり)でよろしくやってオシマイにしてしまうのは自分は大変勿体ないことだと思う。
自分がとある同じ学部の先輩に「僕の大学のMBAにも、同じ大学出身の人は結構いるんです」と言ったら「でも正直どうでもいいや。すぐ帰っちゃうから名前覚えられないし、彼らもこういうの興味ないでしょ?」と言われたのは結構考えさせられる。もちろん、真剣に学内でネットワーキングしてたら日本人のおっさん連中まで顔を出している暇がないという考え方もあるだろうし、大いに理解できる。ただ、学生サイドに「自分らはエリートだが、当地に住んでいる日本人はそうではない」みたいな発想が少なからずあって、それが両者に不必要な壁を作ってしまっていないかと言うのが気にかかる。実際、とある修士の人にネットワークをシェアしようとしたら、「自分の眼鏡にかなうようなエリート企業とか有力ベンチャーとかだったら会うよ」と言われて結構びっくりした記憶がある(それ以来その人には何一つgiveしないことに決めたが)。
たしかに当地域に立地する企業の多くはFacebookやGoogle的なものではない。MBAを好んで採用すると言う企業は多くない。その点において、当地域の「学外のコミュニティ」はMBAの好みとは少なからずずれているのかもしれない。シリコンバレーやボストン・NYCと比較するととの違いは顕著だ。でも、自分は、「せっかくLAに来たんだから、LAの学校外コミュニティから学ぶのもいいじゃない」と思う。当地にいる少なくない留学生がLAにいながらにしてシリコンバレーをウォッチしているが、自分は彼らを理解はできるが「じゃあスタンフォードいきゃよかったじゃん、どうしてそんな徹底的に地元無視するんだろう」と思ってしまうのだ。シリコンばれーに行ったなら地元のベンチャーとかVCから学ばないと損だし、NYC行ったらファンドの一つや二つ顔出してみたりしたいけど、同様にLAにいるなら地元でどのように日本人先輩が活躍しているのか知っておいた方が得だと思うのだ。。
特にMBAに限定して言えば、国際的なフィールドでビジネスを行うことに関心があるからわざわざ外国のMBAに来ているのに、実際に海外で戦っている駐在員や事業家を完全スルーして教室でFacebookとかGEのケース読んで、ブログとかでシリコンバレー事情聞きかじってオシマイってのはちょっと違うのではないか...と感じている。
ま、でも、自分に少なからずラッキーがあったのは確かである。たまたまゴルフを趣味としてもっていたこと。金融機関の支店で働いた経験があり、駐在や現地事業家達はとても勉強になるアツい人たちであることを既に知っていたこと等。なので上記は多分にそういう運に恵まれた自分のポジション含みなのだけど。。また、言い出したら、「駐在者vs現地永住者」「日本人vs日系人」等色々あるやには聞くので、とりたてて学生だけピックアップして騒ぐのもフェアではないのかもしれないが。。
ま、いずれにせよ、MBAという世界に加えて、LA日系経済というMBAコミュニティとは全く異なる世界を体験できたことは、MBA経験者の中でも自分が恵まれた一つのエッジとなる、ことを期待している。。どう活用されるかはまだわからないけど、、
自分も母校チームの一員として参加。名門Industry Hillsにてゴルフとか人との出会いとかを楽しんできた。以下、感想とか:
・自分のゴルフ・・・本番に弱い性格が如何なく発揮されてしまったorz スタートホールでまさかの+4で、そこから先は帳尻合わせに終始してしまった。ここ半年だか一年だかまったく見たことのないシャンクがいきなり出てすぐそこの藪の中にボールがチョロチョロっと消えて行くとか。同伴競技者も多分苦笑したと思う。
最後の方でようやくゴルフを思い出してきて、4連続パー、トータル93で締めることができた。個人的に唯一自慢したいのは、620Yの最終パー5でパーオンの上パーを取れたこと。ドライバー、FW、UTと、長いクラブ全てがたまたままっすぐ飛んだら620Yになったv
でも80代出したかったなぁ。。
・世界最大の日本人コミュニティLA・・・今やっているレポートのため拾った数字だが、LA地域とサンディエゴ地域にいる日本人を合わせるとざっくり10万人となり、NY地域の7万人やベイエリア(SF+サンノゼ)の6万人を優に上回る規模となる。しかも、ここから先は体感レベルだが、この統計に乗らない日系アメリカ人についても、当地域が最大規模であると予想される。
その結果、まず、選手総勢150名のゴルフ大会が成立してしまうのだ。ついでに言うと、今年は幹事校が大規模校明治であったことから、大会ボランティア(!)もかなりの数参加していた。ブラインドホールやパー3各ホールにボランティアが配置されているとか、まるでプロの試合みたい。
そして、日系企業コミュニティの層の厚さも体感させられた。コンペ後の懇親会でもらった、協賛各社からの色々なお土産、読み上げられる協賛企業はいったい何十社あったのだろう(例えば、ビールは日本のビック4のうち3つ、醤油・みそメーカーで3つ、その他食品メーカー、ゴルフ用品店、地元レストラン等数知れず)。さらには、一部ゴルフ用品メーカーなど、日本人需要目当てなのか「●●ゴルフジャパン」(米国の本社ではなく)が協賛していたり。
100万人という規模が集積の経済を生み、企業が集まり、それゆえ人が集まる。その結果米国他地域にはあまりない日本の商品サービスの充実が見られ、そこにアジア系アメリカ人が集まったりして日系コミュニティ(ソーテルとかコスタメサとか)は大変賑わっている。そして現在進行形で日本から企業が進出してきたり、当地にいた駐在員の人などが一旗揚げるべく起業していたり。
集まっているのは駐在員・こちらで一旗上げた永住者・研究者と言った感じで、なんというか広島や仙台のような地方中核都市の財界のようなイメージといった感じであろうか。南カリフォルニアの晴れやかな空の下でこれだけの人が集まりその先には豊饒なマーケットがある。これはビジネスマンとしてはうきうきしないわけにはいかない環境であり、「俺もいつかは...」という思いが強まる。
・世代間断絶・・・といいつつ、目についたのは、若者の少なさ。自分も一応若者のカテゴリーに入るので、この2年間色々な「LAに住む若手の会」のようなものに参加させてもらっている。研究者の会、留学者の会、現地で働く人の会等々...自分としては、そういった若手の集まりと今回のコンペのような壮年世代の集まりが断絶してしまっているとしたら、それは勿体ないよなぁという思いを抱いた。
単に若者はゴルフをやらなかったり、選手に選ばれるほど上手ではないということかもしれない。本当はトーランスやアーバインでは、老若男女がちゃんと混ざってコミュニティ形成が進んでいるのかもしれない。だとしたら自分の観察や懸念は単なる杞憂であるのだが。。
・象牙の塔・・・ことこのゴルフ大会を観察する限りでは、留学生で参加しているのは自分を含め3~5名に過ぎなかった。別にゴルフをした方がいいということではないのだが、これほどまでに地元に日本人コミュニティが充実しているにもかかわらず学内(あるいは学生の集まり)でよろしくやってオシマイにしてしまうのは自分は大変勿体ないことだと思う。
自分がとある同じ学部の先輩に「僕の大学のMBAにも、同じ大学出身の人は結構いるんです」と言ったら「でも正直どうでもいいや。すぐ帰っちゃうから名前覚えられないし、彼らもこういうの興味ないでしょ?」と言われたのは結構考えさせられる。もちろん、真剣に学内でネットワーキングしてたら日本人のおっさん連中まで顔を出している暇がないという考え方もあるだろうし、大いに理解できる。ただ、学生サイドに「自分らはエリートだが、当地に住んでいる日本人はそうではない」みたいな発想が少なからずあって、それが両者に不必要な壁を作ってしまっていないかと言うのが気にかかる。実際、とある修士の人にネットワークをシェアしようとしたら、「自分の眼鏡にかなうようなエリート企業とか有力ベンチャーとかだったら会うよ」と言われて結構びっくりした記憶がある(それ以来その人には何一つgiveしないことに決めたが)。
たしかに当地域に立地する企業の多くはFacebookやGoogle的なものではない。MBAを好んで採用すると言う企業は多くない。その点において、当地域の「学外のコミュニティ」はMBAの好みとは少なからずずれているのかもしれない。シリコンバレーやボストン・NYCと比較するととの違いは顕著だ。でも、自分は、「せっかくLAに来たんだから、LAの学校外コミュニティから学ぶのもいいじゃない」と思う。当地にいる少なくない留学生がLAにいながらにしてシリコンバレーをウォッチしているが、自分は彼らを理解はできるが「じゃあスタンフォードいきゃよかったじゃん、どうしてそんな徹底的に地元無視するんだろう」と思ってしまうのだ。シリコンばれーに行ったなら地元のベンチャーとかVCから学ばないと損だし、NYC行ったらファンドの一つや二つ顔出してみたりしたいけど、同様にLAにいるなら地元でどのように日本人先輩が活躍しているのか知っておいた方が得だと思うのだ。。
特にMBAに限定して言えば、国際的なフィールドでビジネスを行うことに関心があるからわざわざ外国のMBAに来ているのに、実際に海外で戦っている駐在員や事業家を完全スルーして教室でFacebookとかGEのケース読んで、ブログとかでシリコンバレー事情聞きかじってオシマイってのはちょっと違うのではないか...と感じている。
ま、でも、自分に少なからずラッキーがあったのは確かである。たまたまゴルフを趣味としてもっていたこと。金融機関の支店で働いた経験があり、駐在や現地事業家達はとても勉強になるアツい人たちであることを既に知っていたこと等。なので上記は多分にそういう運に恵まれた自分のポジション含みなのだけど。。また、言い出したら、「駐在者vs現地永住者」「日本人vs日系人」等色々あるやには聞くので、とりたてて学生だけピックアップして騒ぐのもフェアではないのかもしれないが。。
ま、いずれにせよ、MBAという世界に加えて、LA日系経済というMBAコミュニティとは全く異なる世界を体験できたことは、MBA経験者の中でも自分が恵まれた一つのエッジとなる、ことを期待している。。どう活用されるかはまだわからないけど、、
Saturday, June 2, 2012
知識と知性
最近、「自分より経験豊富で色々知っている人」と話す機会と、「自分より若く知識はまだまだこれからと言う人」の対照的な人々と話す機会を得た。彼らの話し方・ものの聞き方、あるいは自分の話し方などを通じ、「知識と知性」というだいぶ手垢のついた話について色々考えさせられたのでメモ
◎知識とは、知性とは
・知識とは情報量、知性とは知っている情報の応用力・知らない情報の理解力といったもの。料理対決で、「あっちが庭で取れた野菜しかないのに、こっちは世界中から調達した肉魚珍味を使って勝つ」ってのが知識で、「あっちと同じ野菜だけしか使わないのに、敵よりはるかに優れた料理を作って勝つ」ってのが知性って感じかしら。
・自分の思いつく範囲での具体例は、以下のような態度と知性に連関があると思う:
◎どっちが大事なのか
・知識と知性のバランスが大事。知識のひけらかしはとても頭が悪く見える。他方、ある程度の知識がないと知性があるかどうかも判別しにくい。
・自分にとって特に問題になるのは、知識偏重のリスク。それなりに年もとってきて、MBAも持っているので、人にひけらかせそうな知識が増えてしまっており、知識を使うことで(=知性をあまり使わず)話を安易に組み立ててしまうリスクがむしろ高まっている懸念におそわれている。
・しかし、こういうのを気にすべきなのは日常あるいは個人レベルであり、人から預かったお金を最大限守る(増やす)ビジネスにおいては、知識でも知性でも使えるものはフル活用するのが必要な態度だと思っている
・あと、知識か知性化という枠組みの外にも、大事なものはたくさんある。誠意、共感、愛情、信頼、勇気等々。知性があれば何でもオッケーという含意はまったくない。
◎ MBAと知性
・少なくともアメリカのMBAでは、知識そのものよりも、知識をどのように使うかという応用部分に相当程度の重点がおかれている。そのスタンス自体は自分は好きだ。
・でも、ちょっと思うのは、(少なくとも当校の)応用力重視スタイルという授業、少なからず「知識の使い方を練習させることで、情報の取扱方を『知識』として叩き込む」と言う性格を帯びていて、「知性を鍛えることで応用力を芯から鍛える」ってのとはまたちょっと違うのかなと感じている。
・正直、一部のMBA有名人の発言を見ていると、知性を感じる人と知性を感じない人に結構分かれていて、知性の有無を決めるのはむしろMBA以前の日本での教育やキャリア初期なのかなという感触をもっている。
・まあそもそも、外国語たる英語で知識を得るのも難しいのに、知性まで獲得できるかというと、かなり怪しいところはある。授業や経験を様々な形で消化する作業でもしない限り、知識は得られても知性レベルに昇華させることは困難だと思う。
・他方確実に言えることは、知識量は確実に激増したことだ。なので、上述の通り、自分のロジックが知識偏重・知性軽視のスタイルに傾くリスクがある。相手が知らなそうなことをひけらかすことで何となくすごい雰囲気だけ醸し出すと言うスタイル。これは、いいか悪いかというかむしろ自分の美学として、出来る限り回避したいと思っているのだがMBAを取ったことでついついやってしまいそうという懸念。
※繰り返すが、知識/知性という枠組みを離れたところで、留学により得られるものはたくさんある。友情、国際感覚、等々。ただ、教育スタイルや自分自身の語学力を踏まえると、知性獲得はやや難しく知識習得に偏重するリスクは小さくないと思う
◎日本の教育に対する仮説
・自分は日本の高校や大学の教育は、知性を鍛えるという点において実はけっこう優れているのではないかという仮説を持っている。
・根拠は、「正規分布が何かはどうでもいいから、とりあえずこれがどう使えるか見てみましょう」的アメリカ教育と「正規分布が何か、今日は一日じっくり考えてみましょう」という日本教育の両方を経験したこと。もちろんビジネス・実用性と言う意味で前者のアメリカ的教育が効率的なのはわかるが、知性の鍛練という意味では、もしかすると後者の日本式教育の方がよくね?と感じている。
・なので、仮に自分が大学合格当初の自分にアドバイスできるとしたら、「経済学でもなんでもいいけど、知識はある意味どうでもいいっちゅうか仕事とかMBAとかでカバーできるので、しっかりした本や講義に触れて頭をいじめまくって地力を高めろ」みたいなことを言いたいなと思う
◎知識とは、知性とは
・知識とは情報量、知性とは知っている情報の応用力・知らない情報の理解力といったもの。料理対決で、「あっちが庭で取れた野菜しかないのに、こっちは世界中から調達した肉魚珍味を使って勝つ」ってのが知識で、「あっちと同じ野菜だけしか使わないのに、敵よりはるかに優れた料理を作って勝つ」ってのが知性って感じかしら。
・自分の思いつく範囲での具体例は、以下のような態度と知性に連関があると思う:
①少数の具体例・経験談を、ひとりよがりに抽象化しない(「俺がこないだ会ったXさんは優秀なのに就活不調だった。なので、最近の企業の人事部は目が腐ってると思う」)。その人が特例である可能性へのまなざし。
②世の中に絶対的な正解は存在しないという相対主義的態度、ものごとを断言することへの自己抑制
③必ずしも自分の意見が正しいとは限らないと思える謙虚さ。自信をもつことも大事だが、100%正しいと疑ってやまないのと、1%でも修正余地を残しつつ話をするのではだいぶ違う
④相手の発言を正確かつ迅速に理解する能力。1言えば10わかってくれるという類の人で、喋らせて頭が悪そうという人は見たことがない気がする。
◎どっちが大事なのか
・知識と知性のバランスが大事。知識のひけらかしはとても頭が悪く見える。他方、ある程度の知識がないと知性があるかどうかも判別しにくい。
・自分にとって特に問題になるのは、知識偏重のリスク。それなりに年もとってきて、MBAも持っているので、人にひけらかせそうな知識が増えてしまっており、知識を使うことで(=知性をあまり使わず)話を安易に組み立ててしまうリスクがむしろ高まっている懸念におそわれている。
・しかし、こういうのを気にすべきなのは日常あるいは個人レベルであり、人から預かったお金を最大限守る(増やす)ビジネスにおいては、知識でも知性でも使えるものはフル活用するのが必要な態度だと思っている
・あと、知識か知性化という枠組みの外にも、大事なものはたくさんある。誠意、共感、愛情、信頼、勇気等々。知性があれば何でもオッケーという含意はまったくない。
◎ MBAと知性
・少なくともアメリカのMBAでは、知識そのものよりも、知識をどのように使うかという応用部分に相当程度の重点がおかれている。そのスタンス自体は自分は好きだ。
・でも、ちょっと思うのは、(少なくとも当校の)応用力重視スタイルという授業、少なからず「知識の使い方を練習させることで、情報の取扱方を『知識』として叩き込む」と言う性格を帯びていて、「知性を鍛えることで応用力を芯から鍛える」ってのとはまたちょっと違うのかなと感じている。
・正直、一部のMBA有名人の発言を見ていると、知性を感じる人と知性を感じない人に結構分かれていて、知性の有無を決めるのはむしろMBA以前の日本での教育やキャリア初期なのかなという感触をもっている。
・まあそもそも、外国語たる英語で知識を得るのも難しいのに、知性まで獲得できるかというと、かなり怪しいところはある。授業や経験を様々な形で消化する作業でもしない限り、知識は得られても知性レベルに昇華させることは困難だと思う。
・他方確実に言えることは、知識量は確実に激増したことだ。なので、上述の通り、自分のロジックが知識偏重・知性軽視のスタイルに傾くリスクがある。相手が知らなそうなことをひけらかすことで何となくすごい雰囲気だけ醸し出すと言うスタイル。これは、いいか悪いかというかむしろ自分の美学として、出来る限り回避したいと思っているのだがMBAを取ったことでついついやってしまいそうという懸念。
※繰り返すが、知識/知性という枠組みを離れたところで、留学により得られるものはたくさんある。友情、国際感覚、等々。ただ、教育スタイルや自分自身の語学力を踏まえると、知性獲得はやや難しく知識習得に偏重するリスクは小さくないと思う
◎日本の教育に対する仮説
・自分は日本の高校や大学の教育は、知性を鍛えるという点において実はけっこう優れているのではないかという仮説を持っている。
・根拠は、「正規分布が何かはどうでもいいから、とりあえずこれがどう使えるか見てみましょう」的アメリカ教育と「正規分布が何か、今日は一日じっくり考えてみましょう」という日本教育の両方を経験したこと。もちろんビジネス・実用性と言う意味で前者のアメリカ的教育が効率的なのはわかるが、知性の鍛練という意味では、もしかすると後者の日本式教育の方がよくね?と感じている。
・なので、仮に自分が大学合格当初の自分にアドバイスできるとしたら、「経済学でもなんでもいいけど、知識はある意味どうでもいいっちゅうか仕事とかMBAとかでカバーできるので、しっかりした本や講義に触れて頭をいじめまくって地力を高めろ」みたいなことを言いたいなと思う
Friday, June 1, 2012
24
学生生活も終盤の、とある一日の模様。長い一日でヘトヘト
4:00 起床。寝坊を懸念して早めにセットした目覚ましで起きちゃったので、身支度をしてから少し勉強。朝ははかどる
5:00 前日夜にネットでさっと予約したゴ●フ場へ。
6:00 ゴル●開始。どこぞの大学教授という2人組とラウンド。MBA学生と自己紹介すると「だから君はここにいるのだね」とチクリとやられたが、てかお前らも授業はないのかと言い返せばよかったな...
10:30 帰宅。シャワー浴びて、芝刈り中に来ていたメールに返信したり。今日の夕方はプロジェクトの最終プレゼンなので、心配だったのでチームメイトにリマインダを打つ
12:00 家族で食事のため車で35分くらいのディンタイフォンへ。
13:30 小龍包を満喫して、その足でJJベーカリーのプリンを買ったり。すると、 メキシコ人君からリマインダへの返信。先日のやり取りで「当日は皆、お気に入りのサッカーチームのシャツ着て来ようぜ」という冗談のやり取りがあったのだが、なんと「俺は今日レアルマドリードを着ている」とのこと。冗談を言っていた先日は気にも留めていなかったが、俺はサッカーの服など持っていない...どうしよう
14:00 ディンタイフォン近くのショッピングモールのスポーツ用品店へ。「サッカーのシャツありますか」→「バスケと野球ならあるよ」→orz
14:30 GoogleMapで「サッカー」と入れて見つけた近隣のサッカー用品店へ。目についたレアルマドリードのカカTシャツを即買い。あまりに決断が速かったのか、店のおじさん、値札に$90と書いてあったのに自分が「How much?」と聞いたら$75と答えてしまい、「うーん、$75と言っちゃったから$75で売ってやる」だって..
15:30 学校へ向かう道中、渋滞に捕まったのでチームメイトに「プレゼンの資料、俺が印刷するって約束してたけど印刷頼めない?あと、カカ買ったので任せとけ」とメールしたら、メキシコ人以外の2人から「は?俺普段着だけど何言ってるのお前」みたいな返信とともに「ところで俺もバタバタしているから印刷頼めるか?」と返信...
15:55 道中が大渋滞していて泣きそう。結局、フリーウェイを早々に下りて、ハリウッドボールを経てSunset Blvdを走る(がこれも混んでて結局涙目)。で結局、プレゼン5分前に学校到着。慌てて印刷して場所に行ったら、チームメイトがちゃんと印刷しててくれた。。サッカーシャツ買ってて遅刻しましたとは言いづらい...
16:00 プレゼン開始。会場まで走ってきたので頭に血が上っており、うっかりチームメイトの担当箇所までべらべら喋ってしまったりしたが、プレゼンあるいは我々のレポートに対する評価は上々。前回の中間発表時点が最低(というか進捗0%)だったので、聞き手の教授とかも「お前ら、あのひどかったところからからよくリカバリーしたなぁ」と無駄にほめてくれた。。「まずは期待値を下げておけ」という新人の処世術みたいだ。。
17:15 チームで打ち上げ。ナチョス肴に、ここ半年の苦労話を、、、と思いきや主な話題はサッカーだったので思いがけず苦戦。皆が「どこどこの誰々はいい守備をするので契約金が上がって云々」とかいう中、一人「どうだいこのカカのシャツ、かっこいいだろ」とか低レベルな会話でインターセプトする展開。。一時間ちょっとで解散。あっけないような、きびきびしていて良いような。というか、どうも皆卒業後の進路は決まっているもののあまり満足できていないようでその話を振っても盛り上がらないのがちょっと残念。西・仏・独・英で教育を受けてロンドンの投資銀行で働いていたすっげぇスペイン人君は結局「起業家 兼 フリーのファンドアソシエイト」というすごいのかすごくないのかよくわからない進路にしたとのことで、彼の口癖「大丈夫、大丈夫」が本当に今回もワークしているのか心配している。。
18:30 家で夕飯。ナチョス控えめにしておいたのでまだ美味しく食べられた。さーてうたた寝でも、、と思ったら思いがけずお誘いが
19:30 日本人の飲み会へ。腹いっぱいだがつい色々口にしてしまう。
23:00 帰宅。もうへろへろ。いくつかメールが来ていたがほぼスルー
24:00 就寝
やっぱ、学校が夕方からある日は、昼は家か近所で食べておくべきだったかなぁ。LAを舐めすぎてた。。
4:00 起床。寝坊を懸念して早めにセットした目覚ましで起きちゃったので、身支度をしてから少し勉強。朝ははかどる
5:00 前日夜にネットでさっと予約したゴ●フ場へ。
6:00 ゴル●開始。どこぞの大学教授という2人組とラウンド。MBA学生と自己紹介すると「だから君はここにいるのだね」とチクリとやられたが、てかお前らも授業はないのかと言い返せばよかったな...
10:30 帰宅。シャワー浴びて、芝刈り中に来ていたメールに返信したり。今日の夕方はプロジェクトの最終プレゼンなので、心配だったのでチームメイトにリマインダを打つ
12:00 家族で食事のため車で35分くらいのディンタイフォンへ。
13:30 小龍包を満喫して、その足でJJベーカリーのプリンを買ったり。すると、 メキシコ人君からリマインダへの返信。先日のやり取りで「当日は皆、お気に入りのサッカーチームのシャツ着て来ようぜ」という冗談のやり取りがあったのだが、なんと「俺は今日レアルマドリードを着ている」とのこと。冗談を言っていた先日は気にも留めていなかったが、俺はサッカーの服など持っていない...どうしよう
14:00 ディンタイフォン近くのショッピングモールのスポーツ用品店へ。「サッカーのシャツありますか」→「バスケと野球ならあるよ」→orz
14:30 GoogleMapで「サッカー」と入れて見つけた近隣のサッカー用品店へ。目についたレアルマドリードのカカTシャツを即買い。あまりに決断が速かったのか、店のおじさん、値札に$90と書いてあったのに自分が「How much?」と聞いたら$75と答えてしまい、「うーん、$75と言っちゃったから$75で売ってやる」だって..
15:30 学校へ向かう道中、渋滞に捕まったのでチームメイトに「プレゼンの資料、俺が印刷するって約束してたけど印刷頼めない?あと、カカ買ったので任せとけ」とメールしたら、メキシコ人以外の2人から「は?俺普段着だけど何言ってるのお前」みたいな返信とともに「ところで俺もバタバタしているから印刷頼めるか?」と返信...
15:55 道中が大渋滞していて泣きそう。結局、フリーウェイを早々に下りて、ハリウッドボールを経てSunset Blvdを走る(がこれも混んでて結局涙目)。で結局、プレゼン5分前に学校到着。慌てて印刷して場所に行ったら、チームメイトがちゃんと印刷しててくれた。。サッカーシャツ買ってて遅刻しましたとは言いづらい...
16:00 プレゼン開始。会場まで走ってきたので頭に血が上っており、うっかりチームメイトの担当箇所までべらべら喋ってしまったりしたが、プレゼンあるいは我々のレポートに対する評価は上々。前回の中間発表時点が最低(というか進捗0%)だったので、聞き手の教授とかも「お前ら、あのひどかったところからからよくリカバリーしたなぁ」と無駄にほめてくれた。。「まずは期待値を下げておけ」という新人の処世術みたいだ。。
17:15 チームで打ち上げ。ナチョス肴に、ここ半年の苦労話を、、、と思いきや主な話題はサッカーだったので思いがけず苦戦。皆が「どこどこの誰々はいい守備をするので契約金が上がって云々」とかいう中、一人「どうだいこのカカのシャツ、かっこいいだろ」とか低レベルな会話でインターセプトする展開。。一時間ちょっとで解散。あっけないような、きびきびしていて良いような。というか、どうも皆卒業後の進路は決まっているもののあまり満足できていないようでその話を振っても盛り上がらないのがちょっと残念。西・仏・独・英で教育を受けてロンドンの投資銀行で働いていたすっげぇスペイン人君は結局「起業家 兼 フリーのファンドアソシエイト」というすごいのかすごくないのかよくわからない進路にしたとのことで、彼の口癖「大丈夫、大丈夫」が本当に今回もワークしているのか心配している。。
18:30 家で夕飯。ナチョス控えめにしておいたのでまだ美味しく食べられた。さーてうたた寝でも、、と思ったら思いがけずお誘いが
19:30 日本人の飲み会へ。腹いっぱいだがつい色々口にしてしまう。
23:00 帰宅。もうへろへろ。いくつかメールが来ていたがほぼスルー
24:00 就寝
やっぱ、学校が夕方からある日は、昼は家か近所で食べておくべきだったかなぁ。LAを舐めすぎてた。。
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