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Friday, June 15, 2012

卒業式

いよいよ卒業式の日。

・まず午前中に、書き上げた自由研究レポートを、意見募集&報告のため、インタビューに応じてくれた人や助言をくれた人など関係者一同に投げまくった。このレポートには自分にとってはある種この2年間の集大成であり、そんな作品をドラフト段階ではあるが外に出せたことでかなりすっきり。

・この2年自分が突っ込んでやったこと(ファイナンス・自由研究・ゴルフ)について、そのいずれも具体的な結果を出せたことについては、結構嬉しく思っている。なんというか、「少なくともこの2年間、いろんなことがあったけど、自分には負けなかった」と胸を張って言えるのかなぁという感じ。もちろん相対的に見たら改善余地はいくらでもあるので、まだまだ自分の人生に満足している場合ではないのだが、、

・午後からは卒業式。自分はただそれに参加するだけの楽勝スケジュールだが、妻は最初ちょっとだけ来てそこから娘のバレエ教室の発表会に向かうというハードスケジュール。

・卒業式で印象に残ったこと①:子供をもつということについて
ゲストスピーカーのガイカワサキ。彼はいわゆるシリコンバレーの有名人だが、彼のスピーチは、スタンフォードでのJobsのような大きさはないが、実に有用で腑に落ちる話であった。自分は彼の話の「大きすぎないところ」が気にいった。その中で特に印象に残った話だけメモ:


- 次のカーブ(成長曲線)に飛び移ることを恐れるな。同じカーブの中からイノベーションは出ない。
- 自分がやりたくないことを、人に頼むな。倫理については、この指針一つで対処できる。
- Yesを基本にせよ、ポジティブであれ、人を助けよ。これで損することもあるが、トータルで見たら絶対NoよりYesの方がいい。
- 心変わりをためらうな。君子豹変せよ。
- Suck it up. 下らない仕事、つまらない仕事を受け入れてやり切れ。そこには絶対得るものがある。
- 子供を持て。持ったら世界が変わる。



自分はやっぱりどうしても、最後の子供の話でうなずかないわけにはいかなかった。これまでの自分の人生で「これやってよかった」と思うことの一番は、今の勤務先を選んだことでも今の妻を選んだことでもMBA留学することにしたことでもなく、子供が出来たことだと思うからだ。「子供が可愛い」とか「癒される」という単純なレベルでも十分意味があると思うし、その上、父になることで自分の態度や考え方はびっくりするほど変わったと思うからだ。娘に胸を張ってできないことには躊躇するようになったし、より利他的になれたと思うし、実務的なところでは時間管理が多少はキビキビしたと思う(娘との時間と勉強時間のメリハリ)。

勿論自分が単に人間として未熟なだけで、子供をつくってようやく他の人の領域にたどりついただけなのかもしれないが、少なくとも自分は子供をつくったことにより笑っちゃうくらい自分が変わったと認識していたので、カワサキのこの言葉には理屈というかハートの部分で同意した。単なる偶然の妙であるが、出向・留学という自分にとって比較的動きが大きいこの4年間の大半を子持ちの状態で過ごすことができたことは、本当にラッキーだったと思っている。結婚もしたくないし子供も欲しくないとか言っていた大学生当時の俺は、今思えば大馬鹿野郎であった。

・卒業式で思ったこと②:学長すげぇ
そんなカワサキの話も面白かったが、卒業式全体で一番感銘を受けたのは、学長がカワサキやそのほかの人のスピーチを一生懸命メモしていたこと。学生ではなく学長さんが、その場にいる誰よりも一生懸命、学生のためのスピーチから何かを学ぼうとしていたのだ。他愛無い話なのかもしれないが、自分はこの学長の態度を尊敬するし、彼女のような何かを学ぼうとする貪欲さを自分としても持ち続けたいと思わされた。


・で、家族で記念ディナーということでステーキ。いい肉過ぎて全然消化できてなくて、今胃を休めがてらこのブログを書いている次第。。ここまで色々クサイこと書いているが、実際のところ体調が胃腸中心によろしくなく精神状態も若干アレな週末の夜。

Friday, June 8, 2012

Academic Awards Dinner

※以下単なる「俺が、俺が」という自慢なので、場合によっては読み飛ばすことをお勧めします

■ Academic Awards Dinner(学長主催の晩餐会)に参加。表彰されて帰ってきた。

・表彰されること自体もちろん嬉しいんだけど、個人的には、こういうハレの場(その辺の飲み会ではなく)に妻子を連れて行くことができたのが結構嬉しい。この辺の、仕事と家庭の距離感の近さというか二重人格にならずに済むところは、アメリカで自分が好きなところの一つ。

・ところで自分がもらったこの賞(受賞者は数名)、ファイナンスに関するGPAと「学習意欲」で決めたとのこと(自分は多くの授業で質問攻めしまくっていたので思い当たる節はある-ファイナンスクラスだけ饒舌、それ以外はほぼマグロの2年間でしたorz)。自分のファイナンスのGPAは別にオールAではなかったので、それで多少納得。
普段さんざん米国式「総合的評価」に批判的で、日本のテスト一本勝負を応援する自分であるが、ここにきて最後に、総合評価のおかげで美味しい思いをしてしまった。。皆さん総合評価も悪いものではありませんぞ...(ぇ

※追記
「オールAではない」とか書くとなんだかとても良いみたいで自慢みたいなのだが、全然A以外もあるし、B+もあるので、おそらく表彰された人の中ではGPAは最低に近いのではないかと思われる。なので、「狙い通り獲った」というよりは、「何だか知らんが棚ボタ」というイメージが正確なところ...威張れるものでは全くありませんorz


・今日のこれでMBAに関して本格的に「終わった」という満腹感を得てしまい、卒業式のテンションが上がっていない。。妻も卒業式はそこそこに娘のバレエ教室の発表会に行くそうで...


・正直なところ、この手の賞は是非欲しいと結構真剣に思っていたので念願かなった格好。
(途中色々あって、諦めてはいたが...)
で、万一賞をもらえたら書こうと思っていたことを図々しくもここに書く。

「MBAは勉強するところじゃない」と自校他校含め多くのMBA日本人学生が言っているが、賞を取るかものすごく良いところに就職が決まるか、何かそういったものがないと、単なる痛い発言になってしまうと思う。自分の中途半端さを正当化するために環境や他人を貶める発想は、少なくともMBA的、アメリカ的ではないと思う。かねがね自分はMBAに勉強するため来ていたと思っていたので、そういう「勉強じゃないよね」と言いながら悪い成績取ったりあまり良い就職先見つけずにドヤ顔している奴らに強烈な違和感というか「お前にそんなこと言う資格あるのか」と思っていたので、僭越ながら言わせてもらった。勉強するところじゃないとして、じゃあ何するんですか、まさか外国人と酒飲んでる写真をFBにアップすることがあなたのやりたかったことですか?と言うのが自分の問題意識。別に賞を取るべきだとかアメリカで就職先探すべきだということではなくて、勉強も就職活動もそこそこ頑張っている多くの同級生の努力を、帰る場所があり金を自分で出しているわけでもない人間が偉そうに「大したことない」というのは非常に失礼ではないか、と思っている。

俺も人間小さいなぁ。。。場合によっては削除するかもしれないけど、これは2年間ずっと思っていたので一旦書かせてもらった。

Friday, June 1, 2012

24

学生生活も終盤の、とある一日の模様。長い一日でヘトヘト

4:00 起床。寝坊を懸念して早めにセットした目覚ましで起きちゃったので、身支度をしてから少し勉強。朝ははかどる

5:00 前日夜にネットでさっと予約したゴ●フ場へ。

6:00 ゴル●開始。どこぞの大学教授という2人組とラウンド。MBA学生と自己紹介すると「だから君はここにいるのだね」とチクリとやられたが、てかお前らも授業はないのかと言い返せばよかったな...

10:30   帰宅。シャワー浴びて、芝刈り中に来ていたメールに返信したり。今日の夕方はプロジェクトの最終プレゼンなので、心配だったのでチームメイトにリマインダを打つ

12:00   家族で食事のため車で35分くらいのディンタイフォンへ。

13:30  小龍包を満喫して、その足でJJベーカリーのプリンを買ったり。すると、 メキシコ人君からリマインダへの返信。先日のやり取りで「当日は皆、お気に入りのサッカーチームのシャツ着て来ようぜ」という冗談のやり取りがあったのだが、なんと「俺は今日レアルマドリードを着ている」とのこと。冗談を言っていた先日は気にも留めていなかったが、俺はサッカーの服など持っていない...どうしよう

14:00  ディンタイフォン近くのショッピングモールのスポーツ用品店へ。「サッカーのシャツありますか」→「バスケと野球ならあるよ」→orz

14:30  GoogleMapで「サッカー」と入れて見つけた近隣のサッカー用品店へ。目についたレアルマドリードのカカTシャツを即買い。あまりに決断が速かったのか、店のおじさん、値札に$90と書いてあったのに自分が「How much?」と聞いたら$75と答えてしまい、「うーん、$75と言っちゃったから$75で売ってやる」だって..

15:30  学校へ向かう道中、渋滞に捕まったのでチームメイトに「プレゼンの資料、俺が印刷するって約束してたけど印刷頼めない?あと、カカ買ったので任せとけ」とメールしたら、メキシコ人以外の2人から「は?俺普段着だけど何言ってるのお前」みたいな返信とともに「ところで俺もバタバタしているから印刷頼めるか?」と返信...

15:55   道中が大渋滞していて泣きそう。結局、フリーウェイを早々に下りて、ハリウッドボールを経てSunset Blvdを走る(がこれも混んでて結局涙目)。で結局、プレゼン5分前に学校到着。慌てて印刷して場所に行ったら、チームメイトがちゃんと印刷しててくれた。。サッカーシャツ買ってて遅刻しましたとは言いづらい...

16:00  プレゼン開始。会場まで走ってきたので頭に血が上っており、うっかりチームメイトの担当箇所までべらべら喋ってしまったりしたが、プレゼンあるいは我々のレポートに対する評価は上々。前回の中間発表時点が最低(というか進捗0%)だったので、聞き手の教授とかも「お前ら、あのひどかったところからからよくリカバリーしたなぁ」と無駄にほめてくれた。。「まずは期待値を下げておけ」という新人の処世術みたいだ。。

17:15   チームで打ち上げ。ナチョス肴に、ここ半年の苦労話を、、、と思いきや主な話題はサッカーだったので思いがけず苦戦。皆が「どこどこの誰々はいい守備をするので契約金が上がって云々」とかいう中、一人「どうだいこのカカのシャツ、かっこいいだろ」とか低レベルな会話でインターセプトする展開。。一時間ちょっとで解散。あっけないような、きびきびしていて良いような。というか、どうも皆卒業後の進路は決まっているもののあまり満足できていないようでその話を振っても盛り上がらないのがちょっと残念。西・仏・独・英で教育を受けてロンドンの投資銀行で働いていたすっげぇスペイン人君は結局「起業家 兼 フリーのファンドアソシエイト」というすごいのかすごくないのかよくわからない進路にしたとのことで、彼の口癖「大丈夫、大丈夫」が本当に今回もワークしているのか心配している。。

18:30   家で夕飯。ナチョス控えめにしておいたのでまだ美味しく食べられた。さーてうたた寝でも、、と思ったら思いがけずお誘いが

19:30  日本人の飲み会へ。腹いっぱいだがつい色々口にしてしまう。

23:00   帰宅。もうへろへろ。いくつかメールが来ていたがほぼスルー

24:00  就寝

やっぱ、学校が夕方からある日は、昼は家か近所で食べておくべきだったかなぁ。LAを舐めすぎてた。。

Sunday, May 13, 2012

Re: タイトルなし

■ 帰国にあたり、自動車の下取りを行うべく、数社に査定を依頼しているのだが、最初に価格提示してくれたA社からの提示額が家計簿の簿価よりだいぶ高かった。他社からも見積もりを貰えるので、結果がこれ以下になることはなさそう。習いたてのネゴシエーションを使って...とか思っていたが、そんな必要もなく満足できそう。ラッキー!

■ 学校から「教授の投票の結果、自分が、Weston Awardなる、ファイナンス分野での成績優秀者に選ばれた」という連絡をもらった。そのおかげで、卒業式の一週間前に、Academic Awards Dinnerなるものにお呼ばれしてもらった。悪くないじゃん。ラッキー!

■ やっぱ、こういうラッキーがないと、人生ちょっとシンドイよね。。卒業を控え、わりといい気分である

Thursday, April 5, 2012

授業(ほぼ)確定

一週目が終わり、春学期の授業が固まった:

○基本コンセプト:
・これまでの5学期にそこそこ頑張った結果、卒業に必要な選択科目はあと1個だけ
・プロジェクト(AMR)が大変そうだし、個人プロジェクト(起業家インタビュー)もまとめたいので授業にあまりウェイトを置くと死ねる
・最低ひとつはSoftな授業を取りたい
・とはいえ最終学期なので、正直ちょっと緩くして、もっとComfortableな時間(=家族、ゴルフ、etc)を増やしたい。ここで緩めないと、仕事に戻った時に逆噴射(「そろそろ頑張らないとマズい」という危機意識)が出てこない。働いている同期に多少申し訳ないが。。
・正直、グループワークはもうFed upである

→ 履修科目は少な目にして、自主自律できる前提のもと(例:旅先でレポート作成等)ゆったりとしたスケジュールを組みたい。

○結果としての履修プラン:

・不動産初級:知識ゼロだったので割と全てが新鮮で面白い。目指せマンション投資(?)

・ネゴシエーション:上記「ソフト」科目はこれにした。ソフトといいつつも、内容の半分はゲーム理論だったり意思決定理論だったりオークション理論だったりするので、セミハードといったところか。初回の授業は面白いような面白くないような絶妙な感じだったが、とりあえず向こう当面顔を出すことにする。知ってる同級生知らない同級生と成績を賭けてネゴするというシチュエーションのUncomfortableさを敢えて経験してみたいという倒錯的なことをちょっと考えている。

・あとは、プロジェクト(AMR)に専念しつつ、合間に個人PJ(起業家列伝)のまとめを行う。中期スパンの執筆活動なので、作業にエンジンが入らない、緩むといった懸念があるので、その辺を割り引くと、今のうちからしっかりやらないと...といった感じ。来週には協力者に質問票を送ったり、インタビューしたりしたい。

○ ドロップした科目

・オプション:オプション自体は大いに興味があるし、去年の夏休みのかなりの時間をHullの教科書と一緒に過ごしたので、本当はこの科目を履修したかった。しかし、いや本当に、マジで、教授がアレだった。これほどまでに「3時間、この教室にいることに意義」みたいなものに疑義を感じたのはこの教授が初めてで、残念ではあるが自習でいいやという結論になった。

・戦略論(経営者論):大物らしい教授が、「経営者とは・リーダーとは」という抽象的なテーマを取り扱う授業。今日初回の授業に参加したのだが、なんというか、抽象的なテーマ(今日は「失敗の相克」)を抽象的なまま取り扱う感じで、少なくとも自分は、そこから何か持ち帰り可能なソリッドな学びを見出すことができなかった。おそらく、自分の英語力がもう少しあって、議論にあと180%くらい積極的に参加すると、議論で唾を飛ばすことにより交感神経からなんちゃら物質が大量に発生して、何かしら得るものがあるのだろうと思う。しかし、英語に難があるへっぽこ留学生の自分にとっては、はっきり言って何の話をしているのか全く咀嚼できなかった。のでドロップ。

・アントレ論初級:初級の癖に負担が大きいということでドロップ。

って感じ。さあ今学期も楽しもう。

Tuesday, April 3, 2012

最終学期の初日

火曜日。今学期は月曜定休日ということだけは決まっているが、それ以外は多少流動的で、今日も暫定的に2科目顔を出してみた。

○ 不動産初級
・その名の通り初級の授業なのだが、自分の場合不動産用語が知らないものばかりだったので、予習復習に多少手間取っている。最初数回は大変そう。
・初級なので、不動産にフォーカスしたい一年生・最終学期をさらっと流したい二年生などでごったがえしている。一年生のときの必修科目と同じくらいの人数。個人的にはマニアックな授業で20人ちょっとしかいないようなやつが好きなのでちょっと人が多過ぎる印象。
・授業は面白そうだし、グループ課題がないので、マネージしやすそう。

○ オプション
・学会ではそこそこ有名らしいゲスキというおじいさんによる授業。
・この教授は当校ワーストという評判も立つほどのすごい()人物で、自分としては怖いもの見たさ含みで顔を出してみた。
・シラバスを見ると、Hullの定番の教科書の大部をカバーするとのことで、割と網羅的で面白そうな内容ではある。教授考案によるトレーディングゲーム(個別銘柄について、売り買いの組み合わせによって架空のポジションを作り学期末の価値が多い人が勝ち)も面白そうではある。
・でも、教授がムズすぎた。「この授業はMBA学生向けにIntuitionを主に伝えたい」と言った5秒後に、いかにブラックショールズ式が美しいかみたいな話を30分以上続けたり。しかもそれはただの脱線した雑談だったようで。。今日は3時間中2時間以上はそういった脱線の末の理解不能トークで終わってしまい、シラバスに書いてあった「オプションとは」という話は皆無。。
・教科書を自習すれば足りるかな、、という感じなので、多分ドロップすると思う。


オプションも面白いと言えば面白いのだが、「履修して、教室に顔を出す価値があるかどうか」というのが割と科目選びにおける重要項目のひとつなので、後で読めば足りてしまいそうな科目はどうしても劣後扱いになる。これまでに既に5科目以上、「こういうクラス運営なら、教材だけ買っておいて卒業後に趣味として勉強すればいっか」という感じの科目があったが、オプションもそういうカテゴリーに入ることになりそう。

Friday, March 16, 2012

濃かった冬学期

成績が出てしまうと色々コメントしづらくなることもあるので、成績発表前のこのタイミングで今学期の授業について回顧しておきたい。一言で言うと、関心分野のFin/会計のハイレベルクラスに絞った結果、大変ではあったが非常にエキサイティングな学期を過ごすことができた。

■ PE/VC

その名の通りPE、VCについて、ファンドからの目線・投資先企業からの目線等様々な目線でケースを取り扱った。ざっと列挙すると

・イエール大学の資金運用オフィス。PE投資を増やすべきか否か?
・とあるスタートアップの資金調達プランについて、VCとして是非を判断する
・成長過程にあるテック企業。上場するか、あるいは大手への身売りを選ぶか?
・複数ラウンドを経た今もなお、可能性は大きいが結果が出ていないベンチャー。VCとして、追加のラウンドをどうする?
・中国のスタートアップ。どうIPOを成功させるか?
・新設PE。LPとして、創設者のトラックレコードをどう評価するか?どのような報酬契約を結ぶか?
・欧州のLBO企業。ExitとしてIPOを考えているが、どこに上場しようか?
・テックPEという異色のファンド。LPとしてどう評価するか?
・投資家間で条件交渉が難航している。表面価格を揃える代わりにワラントを発行したいが、ワラントは何枚発行する?転換価額はどうする?
・とあるテック系スタートアップ。ファブレスモデルで行くか、ライセンスビジネスで行くか?また、VCの提案する転換優先株はどう評価すればよいだろうか?
・とあるテック系スタートアップに買収打診と追加ラウンドVC投資オファーが同時に来た。身売りかVC投資受入か?また、彼らの呈示する優先株はどう解釈すればいいだろうか?
・南アフリカの警備会社。順調に成長したが、国内がアレなので国際展開したい。どこに上場するのがいいだろうか?
・インドの自動車会社。PIPE投資を受け入れるべきか否か?インドのPE市場はどうか?
・不採算部門や株式の換金を求める一部家族という問題を抱えるファミリービジネスに対し、LBOと部分的PE投資の打診が同時に来た。どうしよう?
・政府系ファンドという新たなビジネスモデルを確立した中国のPEファンド。拡大に伴い、権限の集中と委譲等戦略の再構築を検討しているがどうしよう?


と、ファイナンスという観点のみならず、戦略論的な観点からも色々なテーマに触れることができ満腹感がある。技術的には、バリュエーションの更なる練習ができたほか、いわゆるハイブリッド証券の構造・よくある形態・バリュエーションなどについてじっくり学ぶことができたのが特に大きい。でも総合的には、新しい学びに感動したというよりは、既存知識を使う練習ができ、知識の定着化を図ることができた点により大きな満足をしている。

あとは、これまでマーケティング等のクラスでマグロとなってしまった苦い過去を克服したいという目標に支えられ、毎授業何かしら発言するように努めたので、「授業に積極的に関与してやったぜ」という自己満足感もわりと強い。先日の記事にも書いた通りチームメイトにも恵まれたので、この授業は心底楽しかった。100点。


■ 数理ファイナンス

「伝統的理論はすべてオワコンだ!」という衝撃的なレクチャー(Cochraneというシカゴの大物教授のペーパー)から始まり度肝を抜かれるが、2回目の講義からは「伝統的理論→それが最近どのようにチャレンジされているか」という風に丁寧に説明してくれたので、大変理解しやすい授業であった。序盤の平均分散アプローチのあたりは退屈だったが、その後はすぐ自分の不案内な分野へと移り、しかも割と新しい論文の内容などをフルに反映してくれていたので、「わりと最先端に近いところにタッチできている」という満足感が強かった。

自分は数理ファイナンスに因縁がある。社会人一年目に財務部配属となり、同期が担保契約がどうこうとか、コーポレートファイナンス的なことをやっているのを傍目に、ひたすら金利の期間構造とかスワップのバリュエーションとか数理ファイナンス的なことばかり触れることになった。その結果、支点でのC-Fin経験もあったものの、自分は数理ファイナンスに強くかぶれることになり、留学の主要な動機も「思いっきり数理ファイナンスを勉強したい」というものであった。しかし、色々(多くの妥協と、ちょっとの”方向転換”)あった結果MBAを選ぶこととなり、1年目に戦略論やらマーケやらC-finやらに楽しさを見出した結果、2年目になる頃には「数理Finはあくまで趣味、本業はC-finを中心としつつ戦略論を絡める感じだよな」と、文転に近い感じの方向”再”転換を行った。

そんな最中での数理ファイナンス履修であり、正直テンションは低めだったのだが、いざ履修してみると、文転した身としても非常に感銘を受ける授業であった。数理ファイナンスそれ自体の論理的エレガンスのようなものも大変萌えるもだが、それ以上に、「C-finをやっていると日々出てくる、『使えるけど説明できない各種理論』について、根っこのようなところをじっくり考えることができる」という点が気にいった。例えばCAPM。C-fin系の授業では「そういうものです」というノリでCAPMそれ自体については殆ど立ち入らずただ単純に使うのだが、この数理ファイナンスの授業ではその理論成立経緯、どういう批判があるか、その上でどう使うか、実証的にどうか...と色々な観点でCAPMそれ自体についてじっくり考える機会を得ることができた。自分はどうも不器用なところがあり、「よくわからないけど、とりあえず使う」という発想に100%馴染めず、つい各種実務上の知識についてその理論的背景を理解したくなってしまうところがあるので、このような自己満足心を充足させる点において、この授業はばっちりフィットしていた。

嗚呼、できることなら、もう一年くらい、こういう授業を受けていたいものだ。。。

※ただし進度が異常に早く、偉そうに言ってるけど理解度は正直怪しい。。


■ 上級会計

当校ビッグ3と言われる教授の一人による会計クラス。M&A,ハイブりっど証券、公正価値会計、倒産、スピンオフ等について実際のケースを見ながらガンガンやっていくクラス。

実に内容が濃く、また宿題として課されるレポートが大変ではあるがちゃんとやり終えると内容をきちんと理解できるようないい設計になっているので、食らいつくこと自体を楽しめたし、知的興奮もかなりのものだった。MBAに来る前にわずか一年ではあったが銀行業務に携わったことがあり、会計の意味するところや会社の思惑のようなものが財務諸表ににじみ出ているというところまでは理解していたので、「この数字から会社のどのような意図を読むか」的な問題群を楽しむことができた気がする。おそらく、会計の授業をこれ以上面白くすることはできないと思う。

序盤は要領がつかめず、本当に作業に苦労した。授業が火・木なのだが、最初の頃は水曜日は文字通り一日中宿題やっても深夜まで終わらず、真剣にこの科目のドロップを検討したこともある。会計知識も(特にUSGAAPの)十分ではないので、教科書を買ったりブログにメモを残すことで必死にくらいつこうとした結果、なんとか中盤でレポートに良い評価をいくつかもらうことができ、後半はちょっと楽になった。

しかし一番大変だったのは最終課題だった。お題は自由、分量はたくさん。ネタを探すのに大変苦労した挙句Facebookという美味しそうな題材を見つけたが、これがまた手ごたえあり過ぎた。結果として、学部時代の卒論より時間をかけたと思うし、後半は妙にノッてきたので論文の森にちょっとだけ首を突っ込んでみたりしたらますます時間がかかってしまった。でもそんなレポートも無事に終わり、MBA史上最大級の自己満足()を抱くことができた。まさかアメリカのベンチャー企業の上場申請書を隅から隅まで読み、関連する会計基準や論点について英語で議論できるようになるとは...みたいな自己満。

※正直、クラスの参加者が濃すぎて(いわゆるファイナンス畑の学生の中でも上澄み集団で、かなりハイレベル)、相対評価の中では正直平均より上に位置できたとは思えないのだが、この科目はそんなことどうでもよくなるくらいチャレンジする機会を与えてくれたので、成績が出る前である今のうちに教授に感謝しておくこととしたい。

■ プロジェクト(AMR)

Sucks. 詳細は他の記事参照。頼むから選択科目にしてくれ、、、

■ 個人プロジェクト

先学期取材を15件くらい行ったプロジェクト、今学期は上記が忙しすぎて何もできず。でも今学期にレポート執筆のイロハを多少学ぶことができたので、これを活かしつつ来学期に書きあげたい。でも成績はもう今学期に出てしまうので、ぶっちゃけ帰国までにやらなくてはいけない理由はそこまでないのだが。。

R'ship

今学期も、期末試験が2つほど残ってはいるが、大体終わって落ち着いた雰囲気。今日は、今学期に組んだチームについて振り返ってみたい:

■ PE/VC
一週目はよく一緒に組む台湾人の友人と組んだのだが、その後自分と彼の双方に紆余曲折があり、自分は別の台湾系アメリカ人とパキスタン人と組むことになった。両名とも、FBではつながっているがそこまで親しかったわけでもなく、たまたま初回に席が近かったからくらいの軽い理由で組んだ。

当初はその両名がファイナンスに習熟しておらず、最初は結構度肝を抜かれた。バリュエーションでFCFを計算できないからしれっとNIを使ってみたり、根拠のない数字が他のセルからリンクされる形ではなく手打ちで入力されていたり。一週目に組んだ台湾人君とはえらく能力差があったので、結構真剣に後悔したりした。

しかし、彼らも徐々に習熟度を深めていき(驚くべき成長曲線)、最後の方はまったく問題なくバリュエーションをこなせるようになっていた。有難かったのは両名ともそこそこ勤勉であったこと。締切はおおむね守るし、自分が細かいコメントをしてもそれを嫌がるのではなく改善機会とでも考えたのかよく聞いてくれる(もちろん自分が間違っていたり教わることもあったが、彼らのそういった真摯な態度のおかげで、自分も実に素直に彼らの話を聞くことができた)。また、このチームに共通していたのは、主張に主張を重ねるくされアメリカ式ディスカッションを良しとせず、まずはコメントにきちんと耳を傾けるという態度。

こういったチームメイトの態度のおかげで、初期の経験不足によるドタバタこそあったが、あっという間に問題は解決し、後半は実にやりやすいチームであった。おかげでパフォーマンスも尻上がりに上昇。チェック、チェックマイナス、チェックプラスというざっくり採点システムであったが、最後の方はかなりの確率でチェックプラスをもらうことができた。3人という少数構成だったのがよかったのかもしれないが、このチームの運営と結果にはかなり満足しており、彼らのためにも、現在進行中のTake-home Finalはベストを尽くしたいところ。


■ 数理ファイナンス
サマースクール以来懇意にしているタイ人の友人と2人でチームを組んだ。彼が「お前が受講するなら俺も受講する」みたいなことを言っていてちょっとその思いやりが重たいなぁと思ったりもしたのだが、組んだらまあ楽しくできた。

このチームで好きだったのは、両名がすべての課題をいったんは自分でやることにした点。「課題1は俺がリードするから、課題2は君がリードしてね」方式もそれはそれでいいのだが、両名が全部やったおかげで、議論がかなり深いレベルまで進めることができ、それは点数に如実に反映された(グループ課題は1つを除きすべて満点)。

また、お互い知った仲なので、遠慮のベールを一枚から二枚はぎ取ったレベルで議論ができた気がする。変に遠慮して質問を控えたりせず、消化不良が少なかった。(たまたま教授がフレンドリーでなんでも質問に答えてくれたということもあるが)


■ 会計
この授業はチームはなく、個人ベースで作業。

敢えて言うなら、教授が実に気さくで、大変スムーズなコミュニケーションをとることができてストレスがなかった。

あと、1年生の最初の学期のとき同じチームで大変苦労させられたJ君が同じクラスにいるのだが、病気(としか言いようのないヤバさ。とある友人はアスペルガーと評していた)が悪化している。ほぼ毎授業、教授の話をさえぎり「俺はこう思う」と自説の主張を始め、教授が「いやそうじゃなくて...」と説明しても一切聞かず「いやだから俺はこう思う(I'm saying that...)」をエンドレスに繰り返す。で、たまに抑えがきかなくなり机をドンと叩いたり、教授に向かって「話はこれで終わりだ、あなたは間違っている」と言ってそっぽを向いたり。しかも、毎回毎回彼の説は派手に間違っている。いったいどうやったらああいうことになるのだろうか、、、

■プロジェクト(AMR)
全然ワークしない。気持ちいいくらいに機能不全で、非常にストレスフル。
・決めた約束を守らない
・小さなコミットメントすら嫌がる(自分「毎週集まろうぜ」→皆「・・・(次の話題が出るまで返事無)」)
・過度に楽観的(「来週までにはなんとかなってるから大丈夫だよ」)
・他人任せ

今は、2週間後の春休み明けまでに、ビジネスケースの取材相手となってくれる企業を2社見つけないと卒業すら危うくなるというピンチなのだが、それでもチームメイトは「きっと見つかるから大丈夫だよ」といって、Plan Bを考えることすら拒否する。
・自分がPlan Bとして学術論文も同時進行で始めることを提案したら「取材相手を見つけることに専念しろ」とか
・でも、自分にはどうしても、彼らが取材相手を探しているとは信じられない
・某死刑囚の「ドラえもんが助けてくれると思った」というレベルで「先延ばしにしてたらなんとかなる」と信じているんじゃないだろうか。。

もう残念だが、彼らの「2週間後までベストを尽くすから、細かいことは聞くな」というセリフを素直に信じることができない。自分はわりと人のことを簡単に信頼する方だと思うのだが、残念ながらこのチームメイト達をまったく信頼できなくなってしまっている。。

あと一学期残っているが、どこかで一度率直にキレてしまってもいいのではないかと最近思い始めている。特にMBAに来て以来、ウマの合わない人に対する対応方法が「付き合いを続けざるを得ない限りは慇懃無礼に通して、付き合いが切れたらそこからは逃げの一手」という消極的なもの一択になってしまっており、もしかすると正面衝突を経て新しい局面に向かうような展開も考慮した方がいいのかも...と思ったり。

Wednesday, March 7, 2012

最終課題(おおむね)だん!

今学期は3科目+プロジェクトという構成だが、とりあえずそのうちの1つである上級会計の最終課題がおおむね終わりほっとしているところ。

「シングルスペースで15ページから20ページ程度、課題は自由、会計的分析を入れてほしいけど財務分析などを混ぜてもオッケー」という感じだったので、自分は先学期から今学期にかけて履修した授業との関連性も踏まえ、FBの上場申請書類(S-1)を読み込んでみるという作業にトライしてみた。

で、このブログを使ってしばらくの間論点整理のようなことをしていたのが2月中のこと。舐めるように関連するブログやら新聞記事を読んだり。で、2月の終わり頃にフォーカスすべき論点が固まり(資本関連・・・優先株、資本性支出、普通株)、それについてペーパーを書き始めたのが3月の頭。

週間イ●ログなどを参考にしつつ書ければいいなぁと軽いノリで書き始めたが、書けば書くほど、あれも触れないとおかしいな、これも言及しないと一貫性がないな...と話が拡大したり深化したり。結果的に、当初まったくやるつもりはなかったけど、学術論文も複数参照せざるをえなかったし、GoogleのみならずLinkedIn・Groupon・ZyngaのS-1まで見る羽目に。。

この手のレポートの厄介なところは、書きだしたらついつい止まらないところ。細かい表現ぶり、構成、分析など、あらゆる観点で書きながらどんどん気になるところが出てきて、もぐらたたきのように直してはまた書き直して...が続く。おかげでブログも数日さぼってしまったし、他の宿題もついついおろそかにしてしまっていたり。

最初は「ネタが思い浮かばない」という悩みから始まった本件であったが、その後「テーマは決まったが、情報が多過ぎて切り口が見えない」→「切り口は決まったが、いざ切ってみたら思いのほか論点が深すぎて大変」→「なんとかかんとか、自分の頭の中では整理ができたが、それを文章に落とすのが大変」と悩みが推移して、最後に「書きだしたら、次から次へと微調整したいところが出てきて、5章を書きながら2章を再修正するといったぐちゃぐちゃの作業がエンドレスに続く...」といった感じで悩みが尽きないながらもなんとかそれが今日一段落した。

この教授には一回「MBAのレポートとしてなら及第点だが、金をとれるレベルのライティングではない。もう一段階、英語に洗練が必要だ」と要はお前の英語イマイチとコメントを貰ってしまっていることから、英語についても丁寧にケアしないとならない。そこで、この授業を履修していない友人に校閲を依頼。それが来週頭には戻ってくるので、それを最終チェックしたらいよいよ出来上がり。

それにしても、一段落した今になって振り返ると、このレポートはかなりの収穫がある作業であり満足している
(大変だったので、そんな苦労を正当化したいというバイアスが働いているのかもしれないけど...)。
・情報収集および取捨選択の機会が得られた(これまでずっと、整理された情報を誘導されるままに分析するというHBSのケースにうっすらとした反発があった)
・教授を「使う」練習ができた(学部時代は殆ど教授を活用できなかったので、これはかなり満足感が高い)
・そもそも、よく考えたら、英語で20ページ超のペーパーを書くのは初体験。Citationや参考文献探しなど、ライティングの初歩的練習にもなった
・200ページ今日の英語の文書(S-1)を隅から隅まで読み込み、どの情報がどこにあるか体得できた

ただ、反省もいくつか残る。とくに大きいのは、レポート作成というプロジェクトをあまりマネジメントできなかったなぁというもの。プロジェクトマネジメント的観点で気を付けたことと言えば「早め早め」ってことと「気付きをブログに書き残すことで二度手間を避ける」ってことくらいで、なんというかプロのライターやアナリストがやっていると思われる「必要最低限の時間で120%のアウトプットを仕上げる」というメリハリ感のある作業はやり切れなかった。留学前にも書きものを仕事としてやったことは数度あるが、そのときも物量作戦というか、とにかく早めに始めて終盤は残業マンセーでやり切るというスタイルばかり採ってしまっており、プロとして仕事のアウトプットのみならずアウトプット創造プロセスで金をとれるレベルにはなっていないなぁと感じている。
まいっか、次がんばろ、次!

Thursday, March 1, 2012

Disfunction

今学期と来学期にかけて行われるAMR(チームプロジェクト)の進捗がすこぶる悪い。ブログなので多少主観的に書かせてもらうが、自分以外のスペイン・メキシコ・インド人は就職が決まっていなかったりインターンしていたりこれまでのサボリの皺寄せでたくさん授業を履修していたりで、AMRに全くリソースを費やす気がない様子。

・ロジ関係は自分の担当ではないが、スペイン人君が自分からは何もしないので、毎回自分が「締切近いけどどうするよ」と言いだしっぺになってしまう。
・教授との窓口はメキシコ人君なのだが、ごにょごにょ言いながら教授とのコンタクトを怠るので、結局自分が窓口のほぼ全てをやっている。
等。

ここまでの進捗は散々なもので、
・先学期中に決まっているべきであったテーマの詳細で揉める。(教授の了解こそ得られたが、結局テーマはいまだに詰まってない・・・皆深く考える気ゼロ)
・教授とテーマについて合意してすぐ、1月後半に「とりあえずこれ読んで」とペーパーを貰った。一人2つなので2月1週目にはチームでブリーフィングできるかと思ったが、結局いまだにミーティングは開催されていない(し、おそらく自分以外は読んですらいない)。
・2月中旬くらいからプッシュを繰り返しているが、皆、1日後とか2日後にならないと返事が来ず、一人から返事が来るころには他のメンバーの予定が詰まってしまっておりミーティングのための共通空き時間がいっこうに捻出できない。
・つい先日、学校から中間報告のため学校と日程調整するよう要請が来たら、ようやく皆のメールが早くなってきた(半日に一回くらい)。しかしそのちょっとだけ早いやり取りでわかったのは、「学校が指定してきた3月第3週には、共通して参加できる時間がまったくもって存在しない」ということだけ。自分は授業をさぼってでも参加する気持ちでどこでも参加すると表明したが、他3人がやれデート、やれ授業、やれインターン...
・「そんなに皆忙しいなら、3人揃えばいいことにしようぜ」と言ったら、インド人君が「何言ってんだお前、チームワークなんだから皆揃わなきゃだめだろう」と妙に正論なことを言ってくるので再び日程調整が難航。
・最終的には、ある1時間について、メキシコ人君がたいした理由もなく単に「忙しい」と言っていただけであることが判明。彼から「どうしてもというならそこでOKだ、いや、大した用事はないからさ」と温かい言葉(?)を貰うことができた。
・なので、今学期中にやっておきたかったデータ収集は進捗ゼロだし、基礎文献の情報共有もまったくできていない。どうやら、インド人君は、「頑張ったがいい結論が得られなかった」という結論でも単位が貰えるというお花畑の妄想を抱いているようだ..
・今日は司書の人に自分達のテーマに関するデータベースの使い方を教わるセッションがあったのだが、インド人君がまさかの無断欠席。そこまで重要なイベントではないので無断欠席自体はさほど咎めるべきではないのだろうが、つい先日「皆いないとだめだ」って言ったのどこの誰よと。。


ここアメリカでは、担当や分担を明確に(文章で)決めればある程度進捗を期待できると思っていたが、チームメイトがしょぼい場合それも望めないことがわかってきた。

・文として分担表が存在しているが、その内容を忘れたふりをしたり。
・都合の悪い話(例:数日以内にミーティングしようぜ)は数日無視した上で「ごめん気が付かなかった。ちょっと忙しいのでまた来週」とかごまかす。
・ものごとをクローズすると言う感覚がなく、締切がどんどん迫っているのに、お構いなしで議論を一からやり直さなくてはならなくなるようなことを平然と言い放つ(しかもそういうのって大体無駄に正論なので、聞き入れざるを得なかったり)

最初の1年目にチームワークが上手くいったりいかなかったりした経験を今回のAMRに役立てようと思ったのだが、今のところうまく機能していない。率直に言って他のメンバーにやる気がなさすぎるのが主因だとは思うのだが、ここでは敢えて自分の改善余地-自分が改善することでチームのパフォーマンスが少しでも改善する可能性-について考えてみたい。

1.
1年目の各種チームワークで得た教訓の一つに、「ひとつひとつ片付ける」というものがある。やっつけるべき論点がA・B・Cと3つあるとき、AもBもCも一気に話をもちかけると、得てしてチームメイトがやる気を損ねるのを見てきた。そんなんでいちいち萎えるなよ。。と思うのだが、実際問題萎えられてしまっては困るので、やむなくAが終わるまで忍耐強くBもCも話を振らないようにこのAMRでは意識してみている。

しかし、その結果、Aも進まない→BやCはまったく始まりもしない...という状況が延々と続いてしまっている。やはりBやCを言うことでAをとっととやっつけないとまずいという意識を共有するべきなのかも?

と思い今回の中間発表を受けて、直面しているタスクのうち3つを一気に「ていうかこの3つ全部やっつけないとヤバいよね」と提案してみた。が、3つは彼らには望ましくなかったようで、2つスルーされた上で最初の1つだけ話がなんとなく進捗している。。

2.
「先走らない」というのも去年の教訓。自分はせっかちなので、結構な頻度で、自分が言い出しっぺになることがあった。相手に恵まれたときは、自分が早めに切り出すことで全体的に早く進捗したこともあったが、80%の場合は自分が早めに言い出したところで事態は何も早く進まなかった。むしろ、たまに不快感を示す人もいたり(「自分のペースがある」「忙しい」「お前が間違っていると、皆がお前の誤解に引っ張られる」etc.)

そこで今回のAMRでは、極力言いだしっぺにはなるまい...と思っていたのだが、最近は「皆実に忍耐強く、誰かが言い出すまで締切を過ぎても言わない」ことが良くわかってきたので、また揺り戻しだが「あれはどうする、これはどうするよ」と言いだしっぺになることが増えてきている、というか99%言いだしっぺになってしまっている。

本当は、どうせ早く言おうと遅く言おうと彼らの行動を早めることはできないのだから、言いだしっぺの役目を背負わず皆といっしょになってじっと黙っている方がよほど楽なのかもしれない。先んじて言い出すことで変な不快感を与えることもなくなるし、変な責任感のようなものからも自由になれるし。自分がいまふたたび言いだしっぺになりがちになっているのも、チームのためというより単に「締切が近いのに進捗ゼロ」という状態から脱却したいという自分の欲望が反映されているだけなのかもしれない。

3.
唯一維持できているのは、相手に対して攻撃的にならないという点。不必要に批判口調でしゃべったりとか、そういうのをせずにフレンドリーさを保つことができている。

でも率直なところ、これは、自分の中に「こいつら終わってるわ。。。言っても無駄」という諦念がかなり根強く定着してしまっているからであり、自分の精神が強くなったおかげとは今一つ言い難い感じ。その結果、

・しばらくじっと黙っているうちに締切迫る
・慌てて言いだしっぺをやり、1日とか2日返事が来ないのでイラっとする。相手も返事を怠っている後ろめたさや自分ばかり言いだしっぺをすることからちょっとイラっとしているのを感じる
・でも批判する気力が湧かないので、現状をほったらかしにしたまま
・そうこうしていたら、1学期が無為に過ぎてしまった

と言う感じ。


結局のところ、優秀な人と組むということに尽きるように思われる。授業とかでも、それができている科目は楽だし、そうでない科目はしんどかったし。悪い人と組んでしまったら、あとは何をやっても無駄だ。彼らも給料をもらうようになったらちゃんとやるのかもしれないが、少なくともここMBAでは自分から見たらただのXXXだ。そしてかく言う自分もZZZになりつつあるようで宜しくない。

ああ。。。まあ、もう、こういう苦境をどう乗り越えるかという修行であるとこのAMRを再定義するしかなさそうだ...orz

Thursday, February 23, 2012

ビッディング終了

今日で4日間にわたるビッディングが終了。

初日・・・Rumeltという有名らしいおっちゃんの戦略論の授業に300ptsほどビッドしたが、このラウンドでは満席にならなかったので1ptでも勝てた。。何やらサプライチェーンマネジメントという授業が最低落札価格1,250ptsとかなりヒートアップしている。。

2日目・・・ネゴシエーションのクラスに425ptビッド。この科目はこのラウンドで満席になり、最低落札価格が402ptsであった。もし400ptsにしていたら落としていたので、なんとなく25pts足してビッドした自分すごい。ちなみに初日にビッドした戦略論はこの第2ラウンドで満席になった。この日にビッドしていたら300ptsでは獲れなかったので、敢えてネゴ→戦略論という順番ではなく戦略論→ネゴという順番にした自分に自己満足。

3日目・・・アントレ初級(?)みたいな名物授業に対して、持ちポイントから1ptだけ残した全て、599ptsでビッド。しかし、このラウンドでは満席にならなかったので、すなわち1ptでも勝てた試合に大量のptsを突っ込んでしまった。

4日目・・・もう1ptしか残っていないが、一応興味のある不動産の授業にその1ptをビッド。最低落札価格100ptとあっけなく敗北しウェイトリスト入り。


なので、最終学期は、不動産がどうなるか様子を見つつ、とりあえず戦略論/ネゴシエーション/アントレ初級に顔を出す予定。単位的には1科目で卒業できてしまうという状況が自分の気を緩くしてしまっているのがイマイチ。どうせなら「3科目取らないと卒業できないぞ」みたいな緊張感を保っておくのも良かったかもしれない。

それにしても、あと数クオーターあれば取りたかったという授業があまりに多く後ろ髪をひかれまくり。
・不動産関連、興味はあるのに、このままだと取れずじまいで終わりそう。。
・オプションやリスク管理といった数理Fin系授業も取りたかった。
・マーケティング系の選択科目は結局全てスルーしてしまったが、後悔しないといいのだが
・テック系の何かも、ちょっと顔を出しておきたかったが、優先順位の都合上できなかったし、
・アントレ系もたくさんあるのに、このままだと初級を受けてアントレ的雰囲気を感じて終わってしまう。
・来る前には関心分野の一丁目一番地だった経済系の授業は結局殆ど取らないうち、興味すらなくなってしまった。。

逆に、後から振り返って、これは取らなくても良かったなぁという科目もいくつかある。人生、何でも思うようにはいかないというか、そもそも思う通りできたとしても実際には正着打を打つことすらできないということか。。あるいは、正着打を打てるときにはきっちり正着打を打てる人のことを勝ち組というのかもしれない。

などなど。あらためて、何かを選ぶということは何かをあきらめるということであるという人生の真理(?)のようなものを感じるなど。DQ5のビアンカとフローラ以来のアレ。

Monday, February 20, 2012

The start of the last bidding

祝日の月曜日。ビバリーヒルズ近辺でランチしたりウインドウショッピングしたり。昼間から贅沢してしまったので夜は湯豆腐をさらっと。でシエラネバダ飲みながら、宿題を友人とメールやらSkypeやらで詰めたり、FBのプロスペクタス眺めたり、FBでポチポチLike押したりしつつ、今こうしてブログを書いている。


今日から、最終学期となる2年目の春学期の選択科目のビッディングが始まった。今日はRumeltという大物らしい人物による戦略論の授業を無事に競り落とし。サプライチェーンマネジメントという科目がなぜか大人気でビッディングポイントがインフレしていたが、皆そんなにSCMやりたいものなのかしら。明日はNegotiationにビッドして、基本的にはこの2つで履修は終わりにしたいのだが、念のため3日目にはアントレか不動産あたりにビッドする予定。

いつもこのビッディングの時期になると、「自分は何を学びたいのか」「自分は何を学ぶべきなのか、足りないスキルは何か」といった観点で自分を見つめ直しつつシラバスとニラメッコするのだが、そんなことをしている中、ふと気が付いたことについてメモ。

最近、自分のメンタリティが「勉強すれば対応できるが、勉強してないことには対応できない」みたいなヘナチョコ方面にちょっと偏ってしまっていたかもしれない。アントレを履修しておかないと将来ベンチャー関連の仕事うまくできないんじゃないか...不動産勉強しておかないと将来不動産関連の仕事うまくできないんじゃないか...云々。やれアントレ、不動産、数理ファイナンス、マーケティング、オペレーション、テック、ソフトスキル...

でも、これってなんというか、2つの意味で間違っているような気がしてきた。
第一に、学校で履修したなら対処できるという発想はいくらなんでも学校を過大評価しすぎというものであろう。助けになることはあろうが、学校を出たら即プロになれるということは全くもってないはず。つい抱きがちな「この分野は学校で学んだから大丈夫」という発想は、仕事に戻ってからトラップのように自分を苦しめることになるかもしれない。あくまで学校は学校。実務における無数の「practical issues」を謙虚に理解しようと努めたり、理論と現実をうまく突き合わせたりするにあたり、「学校でやったから大丈夫」という発想を過剰にもってはまずいだろうなぁとふと感じた。

第二に、学校で履修しなかったことには対処できないという発想はしょぼすぎる。人間、知らないことやできないことにどう立ち向かうかが勝負であり、学校の授業はその「真の勝負」以外のところでモタモタすることを減らしてくれる潤滑油程度の存在ではないか。学校でやってないことは無理というスタンスでは、自分の世界の広がりがあまりに小さくなってしまうではないか。つい昨日、MBA受験時代のとある「基礎重視」というスタンスの学校に対するエッセイをふと読み返したのだが、その準備メモに「小手先のテクニックではなく、どのようなことにも挑戦していけるようなファンダメンタルな基礎力こそ自分の求めるもの」みたいなことが書いてあった。この感覚、MBAに来て1年が経ち、もしかすると忘れていたかもしれない。確かに応用的な知識は面白い。だが、おそらくMBAから実務に戻ってもっと本質的に役立つのは、そういう応用的な話をスムーズに咀嚼できるだけの各分野に対する基礎知識なのではないだろうか。

そういう意味で、果たして自分は(少なくとも経営の観点で)基礎体力をつけることができたのだろうか?
あるいは、仮にその基礎体力が不十分でも、今後、わからないことにもぶつかっていけるだけの「やればできるだろ」という感覚くらいは身に着けることができたのだろうか?
あるいは、「MBAは取ったけれど...」と複雑な思いを抱えたまま今後の人生に折り合いをつけていくのだろうか?
戻ってからの数年で、自分の2年間がどうであったのか、否が応でも明らかになっていくことだろう。でも、現時点で思うこととしては、「やったことはできる、やってないことはできない」だけの発想はやめないとな、「やってないことにも飛び込めるだけの『取っ掛かり』『基礎体力』こそが大事なんじゃないか」ということ。

と、すと思い出したので書き記しておく。

Tuesday, February 7, 2012

VC/PE、意外と悪くない

今学期は月曜日と火曜日に授業の80%相当が集中している。
月曜:各種ミーティング(1~4時間)→VC/PEの授業(3時間)
火曜:上級会計(1.5時間)→アセットプライシング(3時間)
残り:木曜日に上級会計の1.5時間

そんな火曜日が終わり、ちょっと息を抜いているところ。

・最近になり、当初つまらなかったVC/PEの授業に面白みを感じることができるようになってきた。なぜだか考えてみた:

①チームメイトと息があってきた。最初はお互い遠慮してしまったり締切に遅れたりして殆ど意見交換や修正をしないままレポートを提出してしまっていたが、最近では結構充実した(細かいレベルまで立ち入った)議論ができており、最悪授業がイマイチだったとしても、ケースとその議論だけでも十分楽しい。色々あって、これまで全く組んだことがなかった人と組んでいるのだが、結果オーライで良い感じ。

②ケースが面白くなってきた。最初は「なんだこれ、単なるバリュエーションじゃないか」という感じだったが、最近は+αがかなり増えてきた。GPとLPの利益配分方法とか、ファンドのIRRの様々な測定方法とか、資本構成を考える際のワラントのプライシングとか。

③自己正当化バイアス(?)。ドロップしようしようと言っているうちに、結局全10回のうち5回出席してしまった。少なからず、そんな自分を正当化しようとする力が働いている可能性は否めない。

④ケースの読み解きという作業自体に楽しみを感じるようになってきた。これまでは、単にケースの情報を「強み・弱み」とかの切り口で整理する作業は時間の無駄くらいに思っていたのだが、「情報整理術・およびそれを簡潔にチームメイトや教授に伝達する訓練」と考え、楽しむことができるようになってきた気がする。

⑤教授が思ったよりは怖くなかった。基本的には良い人であるようで、前学期のアントレファイナンスのおじいちゃんと比較するとリーズナブルだし物腰も柔らかいしまったくいい人であることがわかってきた。

って感じ。いまだもって皆が絶賛するほどの超絶的な素晴らしさまでは感じることができていないが、半分終わった現時点で「まあ悪くないかも」と思えるレベルには考え方が変わってきている。

(追記)
でも、PE部門(LBOとか)は面白いけど、序盤のVCパートはけっこう散々だった気がする。VCの案件をAPVで評価するとかいらないので、VCの生態系とか、なぜ複雑なハイブリッドなどが使われるのかとか、希薄化をどう考えるかとか、そういう業界知識のようなものをカバーしてもらえると良かったなぁと感じている。おそらく教授がPEの専門家で、VCはそれほど見ていないのだろう、PEになって急に面白くなってきたということなのかもしれないと思うようになってきた。

Sunday, February 5, 2012

OMG

久々にやってしまった。現在深夜4時。宿題が全然終わらなくてこんな時間まで夜更かししてしまった。

まったくわからないなら諦めようがあるのだが、「なんか答えが喉元まで来ている感覚」を夜9時頃得て以来、そのアイディアが喉元から出そうで出ないと言う感じで数時間。夜3時についに悟りを得て、そこから1時間弱、ようやく宿題(の一つ・・・まだ終わってないのがあるぞ...)が終わった。

久々の夜更かし。自分でも頭の回転というかテンションというかがおかしくなっているのがわかる。足もむくんできているし異様に冷たいし。さっきから何か体が左方向に傾いていたり。

久々に慣れないことやってしまいテンションがおかしくなっているので、備忘がてら簡単に書き残してみた。さあ寝て、明日また残りの宿題とかミーティングとかだ。。

Friday, January 13, 2012

履修科目確定

一週間が経ち、今学期の履修科目が確定した。

1. Venture Capital and Private Equity
ファイナンス分野で最先端(?)の分野とされるVC及びPE業界のディールについてケースを読みまくるという授業。
率直に言って、この授業、「皆が良いというから」という理由でビッドはしたものの、今一つ乗り切れていない。というのは、
(1) 既にValuationというバリュエーションそれ自体について突き詰める科目と、TakeoverというM&Aや事業再生といったディールのケースを読む授業を履修しており、かなりの重複感がある
(2) 負担感がかなり大きい。週2本のケースは全てメモの提出が義務づけられており、緊張感のあるディスカッションもある。
(3) 教授に実務経験がない。応用系・実務系の代表例のようなこういった授業で教授に実務経験がないことはかなり問題だと思われる。
(4) 自分の勉強に対する気力が落ち気味である。先学期に4科目中2科目で「合っているか合っていないかというより、単に教授の好みからずれたというだけで大幅減点を食らった」という経験をして、ちょっと「やってられないよなぁ」という気分になっている。
正直なところ一回目の授業を受けてよほどドロップしようかと思ったのだが、チームを組んでしまっていて今更抜けづらいことから結局受けることにした。やるからにはチームメイトに迷惑をかけるわけにもいかないので頑張るが、なんというか、迷いが残っている状態。

2. Special Advanced Topic in Accounting
先学期のEntrepreneurial Financeと上記VC/PEに並び、当校の「この教授は逃すな」という教授の一人による授業。M&A、ファンド投資、ハイブリッド証券等、各種ディールに必ず出てくる論点について会計の観点から検討するという授業。得てしてファイナンスの授業ではこの辺りの論点は「CPAが別途やってくれる」といったノリで軽くあしらわれている感があるので、そういった分野に正面からぶつかる本授業はチャレンジングだが面白い。学びもVC/PEと比べるとよりハードなものが多そうで、その点も好ましい。
ファンド等で成功した実務家教授で、先日の記事にも書いたがとにかく陽気なザ・アメリカン。今のところ授業は大変面白いが、ペースがものすごく速い。なんとか食らいついていきたいと思っているが、正直、まずはこの科目のPrerequisiteになっている中級会計の授業を今学期履修しておいてもよかったかもしれないと感じている。。

3. Security Analysis
アセットプライシングの授業。当校では数理ファイナンス系の授業はマイナーな扱いだが、アカデミックの世界的には結構な有名人が揃っている。これまで受講したFixed IncomeやInternational Financeの教授もかなり満足させてくれた。この教授もイキのいい若手といった感じで、つい先日もどこぞで賞を獲得したとのこと。
しかし、受講して気づいたが、自分は本来留学したら数理ファイナンスをおなか一杯勉強したいと思っていたのに、それほどこの授業に燃えきれていない感がある。授業は面白いが、留学前に自身のなかに存在していた謎の数理ファイナンスに対する情熱はもうあんまり残っていないようで。。

と、主に自身の勉学意欲の低下を主因として、履修はしているもののいまひとつ燃えきれていないのが現状。もう一つマーケティングを登録していたが、これも意欲低下と「知ってる人がいなそう」という実にしょぼい理由でドロップ。卒業が近づいてきて、明確にMBAに飽きが来ていることを感じてしまっており、これじゃいかんぞと自分になんとかムチを入れたいところ。。

Tuesday, January 10, 2012

今学期は火曜日が忙しそう

火曜日。新学期2日目。

・午前中は上級会計の授業。火曜木曜で90分2本勝負。向こう数回M&AやらLBOやらを扱い、その後企業分割やヘッジ会計等に進む感じで、数少ない「金融に行かない人には不要な授業」(多くのファイナンス授業は-VC/PEでさえ-「金融業界に進まないアナタにも役立ちます」とシラバスで謳っている)。

教授は実務家教授。スタンフォードを出ていくつかファンドを成功させた後に教育者にウェイトを移しているそう。コテコテの「白人金髪のアメリカンな金融マン」といった感じで、豪快・快活・明晰・冗談好きといった感じ。とにかく早口でまくしたてて、しゃべりの半分は冗談や時事ネタなので、とにかく話に食らいつくのが大変。受講者の側も、シラバスに「素人お断り」と書いてあるものだからコテコテの投資銀行志望者(=自分が選択授業でよく一緒になる面々)ばかりが結集。男子校のノリというか、古きウォール街のノリというか。多少肩身が狭い。

だが授業は非常に面白そう。前回のEntrepreneurial Financeの実務家教授と違って、知識もしっかりしている教授が実務の観点から次から次へと話をするので、ものすごく参考になる。ケースとレクチャーの割合も自分好み(=ケース一辺倒でない)であり、大変面白かった。


・午後はアセットプライシングの授業。3時間一本勝負。スタンフォード出のわりと若い先生。北欧っぽい感じでなんとなく見た目がかっこいい感じ。

今日は比較的平易な内容(平均分散アプローチとか)だったが、行列が出てきたあたりで教室が急に静かになってしまい、授業もややペースダウン。夏に投資銀行でトレーダーしてきた人がものすごく初歩的な行列の掛け算の質問をしたりしているのを見ると、どういうこと?と不思議な感じ。

・今日受講したふたつの授業はどちらも面白かったので、文句なしに履修することにする。昨日のVC/PEは一回目の時点ではかなり微妙だったのでちょっと考えないと。

・授業のあと、AMR(プロジェクトもの)についてチームで簡単にミーティング。このミーティングも今後は毎週火曜日になりそうで、今学期は火曜日があわただしくなりそう。

Monday, January 9, 2012

冬学期スタート

朝イチで歯医者をすませて、いよいよ今日の午後から冬学期(通算5学期目、あるいは2年生の2学期)が始まった。体調のコンディショニングにヘマして咳と鼻水が止まらないが、だからといってのんびりもしていられず、その辺であった同級生とひとしきり再会を喜んだり授業について話をしたり。

気合が入っていたのか、授業は4時開始なのに家を出たのは11時。多少予習とかもやったが、結局喫緊のタスクと集中力が切れアイドルタイムも少なからず。。図書館の冷房がきつすぎて風邪が悪化した気がする。

今日はPE/VCという授業。率直に言って自分の学校からこの業界に進む人はおそらく一桁いるかいないか(卒業後直行できるのはよほどの例外的な人か、あるいはブティックファームを選んだ人くらいのものらしい)なのに授業は大人気で満員御礼。一回目の授業は導入編ということでPEそのものというよりもPEに投資する人の目線で議論しようということで、イエール大学の基金のケースのディスカッションを行った。PEへのアロケーションを増やしつつある基金に対して、PE業界の動向やマーケットの状況などを踏まえつつどのような推奨をするか?というケース。教授のディスカッション運営はなかなかスリリングで、コールドコールをこれほど有効に(生徒を戸惑わせる感じで)使う教授は初めて見たかもしれない。オーケーオーケー、I agree等言ってくれるが、要所要所でDisagreeとかThis is not trueとか厳しいツッコミも入れてくる。スリリングな議論のおかげで、なんとなくケースディスカッションを楽しんだ気になったが、どうも「単に雰囲気に酔っただけかも?」という思いがぬぐえず。今日のところは授業の面白さがいまひとつピンと来なかった。ちなみに自分は一回発言したが見事に聞き間違いの上見当違いなことを喋ってしまい撃沈。。せっかく履修したので、ケースディスカッションの授業・Participation Point争奪ゲームなどと考えることでこの授業を楽しんで行きたい。

※この授業がものすごく人気なので自分がひねくれているのだが、この教授、アカデミックの実績ってちょっと見る限りでは...

この授業は毎回宿題を提出するのだが、とりあえず一回目の今回はよくつるんでいる台湾人の同級生とその友人のチリ人のE君と一緒にメモを作成した。しかし、他に参加予定の人がいるとのことであったことから、自分は「オッケー、では2回目以降は適当にやりますわ」と言いつつ、「ま、一人でもいいってことだから、一人でやろっかな」と考えていた。結局色々あってとある友人と2人でやることにしたことから台湾人のC君に断りを入れたら、「参加予定だった他の人が参加しないことになったから、やっぱ来てくれ」と言われて、それを断ってちょっと気まずくなるなど。自分の感覚では、この手の仲間さがしゲーム、やっぱりアメリカ人に一日の長があると思うのと自分が下手過ぎるなぁという忸怩たる思いがある。

今回は一科目減らして授業は3科目(まだ4科目エントリーしてるけど、どれか一つ削らないと)。
それにAMRというプロジェクトモノを来学期までやりつつ、前学期に着手したリサーチも続けるという展開。

Thursday, December 8, 2011

6分の4

いくつかあった最終課題をすべて提出して、プレゼンも終わり、いよいよ秋学期が終わった。今は気が抜けてしまっており定年後のおじさんのような抜け殻状態で、何をするにも手につかない感覚。。

ここ最近思ったり感じたりしていた「あ、あとでこれブログにメモしておこう」的なこともなんだか思い出せないし、「学期が終わったら読もう」と思っていた各種文献も少なくとも今日のところは読む気がまったく起きず。たかだか一学期が終わったくらいでこんなに燃え尽きないでもいいのに。。と思うのだが、なんだか燃え尽き気味でどうしたものか。

あるいは、明日に迫っているインプラント手術のおかげで滅入っているのかもしれない。夏休みにも手術したのだが、そのときは治療部分の骨が小さかったので顎の骨を削って治療部位に移植しただけだったので、今回またやる羽目になっている。その時の手術がどえらく痛かったので(親不知とか目じゃない痛さ)、滅入ってしまっているのかもしれない。

Friday, December 2, 2011

言ってもらって嬉しい言葉トップ5

金曜日。

▽ リサーチにて会社訪問。少しは「なるほど、この話は例の論点に関するトピックで、パターンとしてはA、B、C3種類あるけど、この人はBだったんだな」的な思考回路もできるようになってきた。が、やはり起業家の人生というのはそんな薄っぺらなフレームワークだけで捕捉できるものではなく、全体としてはひたすら圧倒されて帰ってきた。インタビューに行けば行くほど、これを果たして俺はまとめきれるのだろうか...と自問自答。


▽ Entrepreneurial Financeの試験。出来栄えのほどは・・・だったが、とにもかくにも、チームメンバー+αで近所のピザ屋に打ち上げへ。幸いにその店を知らなかったようで、美味しいといってくれていい気分。自分が連れて行った店を気に入ってもらうのは、言ってもらって嬉しい言葉のトップ5に入るような気がする。日台中香でしゃべり倒し。おいおいお前ら中国語使うな。等々。最後に交換留学生のA君と抱き合って別れる。ビール一杯しか飲んでない割にはテンション高め。

※トップ5の残りの4つは何だろ。。
- 子供を褒められるとやっぱりつい顔がでろでろに溶けてしまったりする
- ボギーオンしてからが勝負の自分としては「アプローチ上手だね」とかも嬉しいかもしれない
- マイナーな曲を聞いているときに「その曲いいよね」と言ってもらうと嬉しいような
- LAに来て完全に興味がなくなってしまったが、着てる服を褒められると嬉しいかもしれない
こうやって考えると、あえてまとめるなら、「自分の生来的な特徴」を褒められても全然萌えないが、「自分が努力等の末に獲得した考え方、嗜好、技術、子供等」は褒められると嬉しい。ようは結果だけではなくプロセスまで見てもらえたように感じることができると自分は萌えるのかもしれない。

Monday, November 28, 2011

リサーチだん?

 月曜日。


■  リサーチ関連で2週連続で教授のもとへ。ここに来てこれまでのメモを熟読してくれたようで(汗、コメントのレベルが一段階具体的になってぐさりぐさり。教授から、一年かけるというよりは今学期で一旦まとめた方が良いという意見が出たので、ひとまず今学期中にアウトプットをまとめることになった。。。って今学期ってあと何日よ。

でもまあ、
  • 次の学期も同様の取り組みをしても、貰える単位は増えない(成績も本日時点でほぼ確定したとのこと..)
  • 教授からのアドバイスもそろそろ出涸らし状態
  • 日本語のメモを英語にするのは結構大変(ケースをひとつやっつけるくらいの負担感)
  • 教授との信頼関係の形成はできたので、聞きたいことがあれば履修の有無を問わずいつでも聞けそう
  • 期末試験は1つしかなく、他の期末プロジェクトもさほど負担感はなさそうなので(ホントか?)マネージできそう
等の事情を考えて合意。

あらためて、校内に日系人の教授がいたことに感謝。「エッセイ執筆時点では思いもよらなかったUCLAの良さ」というカテゴリーにおいてトップ3に入るラッキーだった。

来学期以降は、良くも悪くも自由度が高まる。だいぶ楽になるが、ペースメーカーを失うコストは小さくない。何かしら努力を継続せざるを得ない状況に自分を追い込むとよいのかなと思っており、その方策を考え中。