一週間が経ち、今学期の履修科目が確定した。
1. Venture Capital and Private Equity
ファイナンス分野で最先端(?)の分野とされるVC及びPE業界のディールについてケースを読みまくるという授業。
率直に言って、この授業、「皆が良いというから」という理由でビッドはしたものの、今一つ乗り切れていない。というのは、
(1) 既にValuationというバリュエーションそれ自体について突き詰める科目と、TakeoverというM&Aや事業再生といったディールのケースを読む授業を履修しており、かなりの重複感がある
(2) 負担感がかなり大きい。週2本のケースは全てメモの提出が義務づけられており、緊張感のあるディスカッションもある。
(3) 教授に実務経験がない。応用系・実務系の代表例のようなこういった授業で教授に実務経験がないことはかなり問題だと思われる。
(4) 自分の勉強に対する気力が落ち気味である。先学期に4科目中2科目で「合っているか合っていないかというより、単に教授の好みからずれたというだけで大幅減点を食らった」という経験をして、ちょっと「やってられないよなぁ」という気分になっている。
正直なところ一回目の授業を受けてよほどドロップしようかと思ったのだが、チームを組んでしまっていて今更抜けづらいことから結局受けることにした。やるからにはチームメイトに迷惑をかけるわけにもいかないので頑張るが、なんというか、迷いが残っている状態。
2. Special Advanced Topic in Accounting
先学期のEntrepreneurial Financeと上記VC/PEに並び、当校の「この教授は逃すな」という教授の一人による授業。M&A、ファンド投資、ハイブリッド証券等、各種ディールに必ず出てくる論点について会計の観点から検討するという授業。得てしてファイナンスの授業ではこの辺りの論点は「CPAが別途やってくれる」といったノリで軽くあしらわれている感があるので、そういった分野に正面からぶつかる本授業はチャレンジングだが面白い。学びもVC/PEと比べるとよりハードなものが多そうで、その点も好ましい。
ファンド等で成功した実務家教授で、先日の記事にも書いたがとにかく陽気なザ・アメリカン。今のところ授業は大変面白いが、ペースがものすごく速い。なんとか食らいついていきたいと思っているが、正直、まずはこの科目のPrerequisiteになっている中級会計の授業を今学期履修しておいてもよかったかもしれないと感じている。。
3. Security Analysis
アセットプライシングの授業。当校では数理ファイナンス系の授業はマイナーな扱いだが、アカデミックの世界的には結構な有名人が揃っている。これまで受講したFixed IncomeやInternational Financeの教授もかなり満足させてくれた。この教授もイキのいい若手といった感じで、つい先日もどこぞで賞を獲得したとのこと。
しかし、受講して気づいたが、自分は本来留学したら数理ファイナンスをおなか一杯勉強したいと思っていたのに、それほどこの授業に燃えきれていない感がある。授業は面白いが、留学前に自身のなかに存在していた謎の数理ファイナンスに対する情熱はもうあんまり残っていないようで。。
と、主に自身の勉学意欲の低下を主因として、履修はしているもののいまひとつ燃えきれていないのが現状。もう一つマーケティングを登録していたが、これも意欲低下と「知ってる人がいなそう」という実にしょぼい理由でドロップ。卒業が近づいてきて、明確にMBAに飽きが来ていることを感じてしまっており、これじゃいかんぞと自分になんとかムチを入れたいところ。。