Friday, March 16, 2012

R'ship

今学期も、期末試験が2つほど残ってはいるが、大体終わって落ち着いた雰囲気。今日は、今学期に組んだチームについて振り返ってみたい:

■ PE/VC
一週目はよく一緒に組む台湾人の友人と組んだのだが、その後自分と彼の双方に紆余曲折があり、自分は別の台湾系アメリカ人とパキスタン人と組むことになった。両名とも、FBではつながっているがそこまで親しかったわけでもなく、たまたま初回に席が近かったからくらいの軽い理由で組んだ。

当初はその両名がファイナンスに習熟しておらず、最初は結構度肝を抜かれた。バリュエーションでFCFを計算できないからしれっとNIを使ってみたり、根拠のない数字が他のセルからリンクされる形ではなく手打ちで入力されていたり。一週目に組んだ台湾人君とはえらく能力差があったので、結構真剣に後悔したりした。

しかし、彼らも徐々に習熟度を深めていき(驚くべき成長曲線)、最後の方はまったく問題なくバリュエーションをこなせるようになっていた。有難かったのは両名ともそこそこ勤勉であったこと。締切はおおむね守るし、自分が細かいコメントをしてもそれを嫌がるのではなく改善機会とでも考えたのかよく聞いてくれる(もちろん自分が間違っていたり教わることもあったが、彼らのそういった真摯な態度のおかげで、自分も実に素直に彼らの話を聞くことができた)。また、このチームに共通していたのは、主張に主張を重ねるくされアメリカ式ディスカッションを良しとせず、まずはコメントにきちんと耳を傾けるという態度。

こういったチームメイトの態度のおかげで、初期の経験不足によるドタバタこそあったが、あっという間に問題は解決し、後半は実にやりやすいチームであった。おかげでパフォーマンスも尻上がりに上昇。チェック、チェックマイナス、チェックプラスというざっくり採点システムであったが、最後の方はかなりの確率でチェックプラスをもらうことができた。3人という少数構成だったのがよかったのかもしれないが、このチームの運営と結果にはかなり満足しており、彼らのためにも、現在進行中のTake-home Finalはベストを尽くしたいところ。


■ 数理ファイナンス
サマースクール以来懇意にしているタイ人の友人と2人でチームを組んだ。彼が「お前が受講するなら俺も受講する」みたいなことを言っていてちょっとその思いやりが重たいなぁと思ったりもしたのだが、組んだらまあ楽しくできた。

このチームで好きだったのは、両名がすべての課題をいったんは自分でやることにした点。「課題1は俺がリードするから、課題2は君がリードしてね」方式もそれはそれでいいのだが、両名が全部やったおかげで、議論がかなり深いレベルまで進めることができ、それは点数に如実に反映された(グループ課題は1つを除きすべて満点)。

また、お互い知った仲なので、遠慮のベールを一枚から二枚はぎ取ったレベルで議論ができた気がする。変に遠慮して質問を控えたりせず、消化不良が少なかった。(たまたま教授がフレンドリーでなんでも質問に答えてくれたということもあるが)


■ 会計
この授業はチームはなく、個人ベースで作業。

敢えて言うなら、教授が実に気さくで、大変スムーズなコミュニケーションをとることができてストレスがなかった。

あと、1年生の最初の学期のとき同じチームで大変苦労させられたJ君が同じクラスにいるのだが、病気(としか言いようのないヤバさ。とある友人はアスペルガーと評していた)が悪化している。ほぼ毎授業、教授の話をさえぎり「俺はこう思う」と自説の主張を始め、教授が「いやそうじゃなくて...」と説明しても一切聞かず「いやだから俺はこう思う(I'm saying that...)」をエンドレスに繰り返す。で、たまに抑えがきかなくなり机をドンと叩いたり、教授に向かって「話はこれで終わりだ、あなたは間違っている」と言ってそっぽを向いたり。しかも、毎回毎回彼の説は派手に間違っている。いったいどうやったらああいうことになるのだろうか、、、

■プロジェクト(AMR)
全然ワークしない。気持ちいいくらいに機能不全で、非常にストレスフル。
・決めた約束を守らない
・小さなコミットメントすら嫌がる(自分「毎週集まろうぜ」→皆「・・・(次の話題が出るまで返事無)」)
・過度に楽観的(「来週までにはなんとかなってるから大丈夫だよ」)
・他人任せ

今は、2週間後の春休み明けまでに、ビジネスケースの取材相手となってくれる企業を2社見つけないと卒業すら危うくなるというピンチなのだが、それでもチームメイトは「きっと見つかるから大丈夫だよ」といって、Plan Bを考えることすら拒否する。
・自分がPlan Bとして学術論文も同時進行で始めることを提案したら「取材相手を見つけることに専念しろ」とか
・でも、自分にはどうしても、彼らが取材相手を探しているとは信じられない
・某死刑囚の「ドラえもんが助けてくれると思った」というレベルで「先延ばしにしてたらなんとかなる」と信じているんじゃないだろうか。。

もう残念だが、彼らの「2週間後までベストを尽くすから、細かいことは聞くな」というセリフを素直に信じることができない。自分はわりと人のことを簡単に信頼する方だと思うのだが、残念ながらこのチームメイト達をまったく信頼できなくなってしまっている。。

あと一学期残っているが、どこかで一度率直にキレてしまってもいいのではないかと最近思い始めている。特にMBAに来て以来、ウマの合わない人に対する対応方法が「付き合いを続けざるを得ない限りは慇懃無礼に通して、付き合いが切れたらそこからは逃げの一手」という消極的なもの一択になってしまっており、もしかすると正面衝突を経て新しい局面に向かうような展開も考慮した方がいいのかも...と思ったり。