Sunday, March 18, 2012

持つべきものは...

ここ最近のストレスの原因となっているプロジェクト(AMR)。中間発表でぼろくそに言われて、ではケースを書きましょうという話になったが、チームの誰一人としてケースに協力してくれそうな奇特なネットワークを有しておらず正直なところ「アカン、詰んだ...」と思ったものだった。これに関して多少のアップデート:


あまりに参ってしまい、思わずツイッターに状況をデフォルメなしに書いてしまった。協力者がいないと終わる、参った、と。

すると、何人かのツイッター知り合い(?)がそれを拡散してくれて驚く。うおぉすげぇ、これがweb2.0の世界か...(多分違

その後、留学前から付き合いがあり同じタイミングでMBA留学することになった友人(ツイッター上でも繋がりあり)が、彼女のネットワークをシェアしようか?と打診してくれて、結局そのご縁をたどりケースを書かせてもらうこととなった。

本件(ケース執筆にあたっての協力者さがし)は、基本的にはメールでやろうと思っていた。これまでセミナーやら何やらで知り合った投資家(といってもほんの数名しかいないけど..)に、学校のアドレスからフォーマルなメールを送るのが最善唯一の方法だと思っていた。実際に数名にはメール送信を行っていたし、最終的にはその誰かにJapanese 土下座をして頼み込むことが唯一の道だと思っていた。

なので、まさか本件がツイッター経由で解決することになるとは(ツイートしたものの)夢にも思っていなかった。拡散してくれた本名も知らぬ知人たちや紹介してくれた友人に感謝するとともに、出会いの妙というか、なんというか、あるいは「いとあはれ」と言うのが一番すっとくるような心境を抱いている。

※厳密に言うと、打診してくれた友人はもともと知っていた間柄であり、ツイッターのおかげというのもちょっとだけ違和感がある。もしかしたら上記「数名の知人投資家」の後にはMBA友人にメールしまくっていたかもしれず、そしたら今頃「メールすげぇ」とか「俺以外のMBA日本人学生すげぇ」という論調になっていたのだろうし。まあでも、やっぱりツイッターの力のようなものはひしひしと感じる。匿名ゆえのフラット・カジュアルなやり取りができるし、これまでの経験上匿名での付き合いからリアルでのやり取りへの移行も(そこまで)難しくはない(色々赤面すべきところはあるが)。地元の美味しい店をたくさん知れたし、自分のいる業界で自分の3~5歩先を行っている人々のカジュアルな話を目にできるし、etc。

※ケースのノルマは2つなので、あと一つはチームメイト諸兄になんとか探し出してもらわないと死ぬので、本当は安堵している場合ではないのだが、どうも彼らのケツをどう叩けばいいのかわからない、、結局じっと期待して待っているところ。。


上記のような「ツイッターすげぇ」みたいな感想も抱いたのだが、もっとベタな感想も抱いていたりする。すなわち、やはり持つべきものは友達であり、自分が彼らの有形無形のサポートの上でギリギリサバイブで来ているということに対する意識・感謝とか。あるいは、散々「Give & TakeではなくGive&Giveでもまだ足りない」とか言っておきながら結局はTakeばかりしてしまっている自分への羞恥とか、するっとGiveしてくれたその友人への敬意とか(おそらくその友人にブログは見られていないはず、、という前提でクサイこと書いてしまっている..)。

なんというか、普段散々偉そうなことを言っていても、ちょっとピンチに陥り「いい恰好しぃ」の薄皮が剥がれて自分の本性のようなものがちょっとむき出しになっただけで、自分の感情がいかに単純な構造になっているかわかってしまう。自分がピンチに陥っていない平常状態で、誰か知人がFBとかブログとかに「みんなのサポートにマジ感謝」とか言ってたら、自分は間違いなくその人に対して「日本のラッパーかよお前」とかドヤ顔で言い放つ確信があるし。まさか齢30/子持ち/MBAとかなのに、この局面で上記のようなナイーブな感情を抱いたことについて、情けない話ではあるのだが、自分の心的構造を後刻から振り返る良い材料にでもなればと思い一応記録しておく。