Wednesday, March 7, 2012

最終課題(おおむね)だん!

今学期は3科目+プロジェクトという構成だが、とりあえずそのうちの1つである上級会計の最終課題がおおむね終わりほっとしているところ。

「シングルスペースで15ページから20ページ程度、課題は自由、会計的分析を入れてほしいけど財務分析などを混ぜてもオッケー」という感じだったので、自分は先学期から今学期にかけて履修した授業との関連性も踏まえ、FBの上場申請書類(S-1)を読み込んでみるという作業にトライしてみた。

で、このブログを使ってしばらくの間論点整理のようなことをしていたのが2月中のこと。舐めるように関連するブログやら新聞記事を読んだり。で、2月の終わり頃にフォーカスすべき論点が固まり(資本関連・・・優先株、資本性支出、普通株)、それについてペーパーを書き始めたのが3月の頭。

週間イ●ログなどを参考にしつつ書ければいいなぁと軽いノリで書き始めたが、書けば書くほど、あれも触れないとおかしいな、これも言及しないと一貫性がないな...と話が拡大したり深化したり。結果的に、当初まったくやるつもりはなかったけど、学術論文も複数参照せざるをえなかったし、GoogleのみならずLinkedIn・Groupon・ZyngaのS-1まで見る羽目に。。

この手のレポートの厄介なところは、書きだしたらついつい止まらないところ。細かい表現ぶり、構成、分析など、あらゆる観点で書きながらどんどん気になるところが出てきて、もぐらたたきのように直してはまた書き直して...が続く。おかげでブログも数日さぼってしまったし、他の宿題もついついおろそかにしてしまっていたり。

最初は「ネタが思い浮かばない」という悩みから始まった本件であったが、その後「テーマは決まったが、情報が多過ぎて切り口が見えない」→「切り口は決まったが、いざ切ってみたら思いのほか論点が深すぎて大変」→「なんとかかんとか、自分の頭の中では整理ができたが、それを文章に落とすのが大変」と悩みが推移して、最後に「書きだしたら、次から次へと微調整したいところが出てきて、5章を書きながら2章を再修正するといったぐちゃぐちゃの作業がエンドレスに続く...」といった感じで悩みが尽きないながらもなんとかそれが今日一段落した。

この教授には一回「MBAのレポートとしてなら及第点だが、金をとれるレベルのライティングではない。もう一段階、英語に洗練が必要だ」と要はお前の英語イマイチとコメントを貰ってしまっていることから、英語についても丁寧にケアしないとならない。そこで、この授業を履修していない友人に校閲を依頼。それが来週頭には戻ってくるので、それを最終チェックしたらいよいよ出来上がり。

それにしても、一段落した今になって振り返ると、このレポートはかなりの収穫がある作業であり満足している
(大変だったので、そんな苦労を正当化したいというバイアスが働いているのかもしれないけど...)。
・情報収集および取捨選択の機会が得られた(これまでずっと、整理された情報を誘導されるままに分析するというHBSのケースにうっすらとした反発があった)
・教授を「使う」練習ができた(学部時代は殆ど教授を活用できなかったので、これはかなり満足感が高い)
・そもそも、よく考えたら、英語で20ページ超のペーパーを書くのは初体験。Citationや参考文献探しなど、ライティングの初歩的練習にもなった
・200ページ今日の英語の文書(S-1)を隅から隅まで読み込み、どの情報がどこにあるか体得できた

ただ、反省もいくつか残る。とくに大きいのは、レポート作成というプロジェクトをあまりマネジメントできなかったなぁというもの。プロジェクトマネジメント的観点で気を付けたことと言えば「早め早め」ってことと「気付きをブログに書き残すことで二度手間を避ける」ってことくらいで、なんというかプロのライターやアナリストがやっていると思われる「必要最低限の時間で120%のアウトプットを仕上げる」というメリハリ感のある作業はやり切れなかった。留学前にも書きものを仕事としてやったことは数度あるが、そのときも物量作戦というか、とにかく早めに始めて終盤は残業マンセーでやり切るというスタイルばかり採ってしまっており、プロとして仕事のアウトプットのみならずアウトプット創造プロセスで金をとれるレベルにはなっていないなぁと感じている。
まいっか、次がんばろ、次!