今学期は月曜日と火曜日に授業の80%相当が集中している。
月曜:各種ミーティング(1~4時間)→VC/PEの授業(3時間)
火曜:上級会計(1.5時間)→アセットプライシング(3時間)
残り:木曜日に上級会計の1.5時間
そんな火曜日が終わり、ちょっと息を抜いているところ。
・最近になり、当初つまらなかったVC/PEの授業に面白みを感じることができるようになってきた。なぜだか考えてみた:
①チームメイトと息があってきた。最初はお互い遠慮してしまったり締切に遅れたりして殆ど意見交換や修正をしないままレポートを提出してしまっていたが、最近では結構充実した(細かいレベルまで立ち入った)議論ができており、最悪授業がイマイチだったとしても、ケースとその議論だけでも十分楽しい。色々あって、これまで全く組んだことがなかった人と組んでいるのだが、結果オーライで良い感じ。
②ケースが面白くなってきた。最初は「なんだこれ、単なるバリュエーションじゃないか」という感じだったが、最近は+αがかなり増えてきた。GPとLPの利益配分方法とか、ファンドのIRRの様々な測定方法とか、資本構成を考える際のワラントのプライシングとか。
③自己正当化バイアス(?)。ドロップしようしようと言っているうちに、結局全10回のうち5回出席してしまった。少なからず、そんな自分を正当化しようとする力が働いている可能性は否めない。
④ケースの読み解きという作業自体に楽しみを感じるようになってきた。これまでは、単にケースの情報を「強み・弱み」とかの切り口で整理する作業は時間の無駄くらいに思っていたのだが、「情報整理術・およびそれを簡潔にチームメイトや教授に伝達する訓練」と考え、楽しむことができるようになってきた気がする。
⑤教授が思ったよりは怖くなかった。基本的には良い人であるようで、前学期のアントレファイナンスのおじいちゃんと比較するとリーズナブルだし物腰も柔らかいしまったくいい人であることがわかってきた。
って感じ。いまだもって皆が絶賛するほどの超絶的な素晴らしさまでは感じることができていないが、半分終わった現時点で「まあ悪くないかも」と思えるレベルには考え方が変わってきている。
(追記)
でも、PE部門(LBOとか)は面白いけど、序盤のVCパートはけっこう散々だった気がする。VCの案件をAPVで評価するとかいらないので、VCの生態系とか、なぜ複雑なハイブリッドなどが使われるのかとか、希薄化をどう考えるかとか、そういう業界知識のようなものをカバーしてもらえると良かったなぁと感じている。おそらく教授がPEの専門家で、VCはそれほど見ていないのだろう、PEになって急に面白くなってきたということなのかもしれないと思うようになってきた。