Thursday, June 30, 2011

フロリダ(3)

○ディズニーワールドを3日間歩き回って、その次の日からレンタカーを借りて一路オーランドからマイアミへ。Hertzでは念のため自動車保険を付けたが、もしかするとこれは自家用車用の保険を使いまわせたのかもしれない。。マイアミについたその日はホテル近辺でのんびりと海・プールなど。夕食はYelpで見つけて行ってみたイタリアンへ。Yelpは食べログよりも信用ならない(主に口コミしているアメリカ人の味覚と日本人の味覚が異なる)のであまり期待していなかったが、行ってみると普通においしくて大満足。米国生活で一番おいしいピザだったかも。

○翌日は一路、米国最南端の街キーウエストへ。日帰りできないこともないらしいが、街を楽しみたいこともあり一泊。こじんまりとしたとても素敵な街。湿っぽい気候・ごちゃごちゃした街並みといった要素が日本を思い出させたのかもしれない。あまりに雰囲気が良かったので、「仮に妻子に先立たれたら、その哀しみを背負いつつひっそりと暮らすにあたってはまさにうってつけの街かもしれない」などと妄想。哀しみを背負い心を閉ざした初老の自分が、ある日出会った少年のひたむきさに心を打たれ少しずつ情熱を取り戻していき・・みたいな映画どっかになかったっけ。そんなことを思い、この仮説をためしに妻にぶつけてみたが鼻で笑われて終了。まあ自分でこうして書いてみても、自分がそのとき思ったアンニュイな心情は全然出ていないから仕方ないか。名物はコンク貝というものだそうで自分もトライしてみたが、揚げてケチャップで食べるので歯ごたえ以外の個性はあまり感じ取れず。帰途に食べたマヒマヒはとても美味しくて感動したが、ガーリックバターソースが苦手な妻の感動は得られず。うう

○でマイアミに戻って一泊してLAに戻った。フロリダは全体的に湿度が高く、日本の気候にとても似ている印象。LAにいるとあまり日本を思い出さず、日本に帰りたいとも全く思わないのだが、フロリダで数日過ごしただけで不思議と日本が懐かしく思えてくるなど。

○これにて夏休みに予定していた旅行はひとまず終了。もうちょっと回りたいが、あとは財布と相談といったところ。暇なはずの夏休みだが、序盤に予定を詰め込みすぎて完全に息切れ。帰宅したその日にうっかり近所のゴルフ場に行ってしまったが、さすがに疲れが出て9ホールでリタイアしてしまった。読みたい本ややりたい勉強も殆ど進んでいない。うーん、危機意識の醸成はできたので、きっと7月からなんとかできるかな。。

Sunday, June 26, 2011

フロリダ(2)

○数日ほど、夢の国ディズニーワールドを行ったり来たり。宿泊先から出ている無料バスの時間が微妙で、いつも帰りが夜遅くになってしまい、毎晩バタンキューしていた。東海岸と西海岸の時差もあり(3時間:フロリダの朝7時起床=LAの早朝4時起き=無理だってば)、朝もつらいのなんの。

○以下ネズミーワールドの思い出

・広過ぎ。東京ドーム何個分だよっていう広い敷地内に、テーマパーク4つのほか複数のホテル・ゴルフ場・その他が入っているということでびっくり。

・気候が完璧ではなかった。まず全体的に湿度がLAと比較して高く不快指数がとても高い。汗っかきの娘とかは普通に歩き回っているだけで風呂上りみたいに髪が濡れていた。そして雨。初日は夕立2回+本降り、2日目は昼から本降り。パタゴニア君が初めて雨具として貢献してくれた。NYCとかシカゴから行くオーランドは素晴らしいかもしれないが、LAから行く場合気候面での感動は薄い。とある売店のお兄さんがLAの南にあるアナハイム(本家ディズニーランドの所在地)出身だったのだが、「正直あっち(西海岸)の気候の方がいいよね」と言っていてこちらも同意。

・ブラジルから来ている修学旅行生がものすごい数。中にはロナウジーニョの面影がある残念な子もいたが、総じて美人、あるいは将来美人になりそうな女の子がぞろぞろ。将来が楽しみ(?)

・人種構成がLAとは明らかに違い、黒人がずいぶん多い印象。

・感覚的に、日本のディズニーランドより総じて空いている。一時間待ちとか、そういうのは殆どなかった。最後の最後に妻子を置いて絶叫マシン(Tower of Terror)に行ったがこれも待ち時間ゼロで、心の準備をする暇もなし。ちなみに久々の絶叫系はかなり怖かったが、隣のラテンなおばちゃんがものすごくガハハとうるさくて、怖がるというより苦笑してしまった感じ。終了後はそんなラテンおばちゃんとハイタッチ。

・たまに「スタッフの対応は本場アメリカより日本の方が上」とか聞くが、個人的にはアメリカの接客の方がより自然だと感じた。日本の「はーい皆さん、こーんにーちはー」的な嘘くさい喋り方にはつい引いてしまうが、同じようなわざとらしいナレーションも英語でやられるとそんなに違和感がない、、、なんて思ってしまうのは「邦楽はだめだ、やっぱり洋楽だよな」とか言ってる中学生と変わらんのかも

・美味しかったもの・・・モロッコ館のカフェにあったチキンラップ(Epcot)、ドイツ館のビール(同)、Mama Melrose's Ristoranteというイタリアン(Hollywood Studio)、Pork Burger(Animal Kingdomのどこぞの売店)、どこぞで飲んだコーラフロート(普通だが、久しぶりでおいしかった)

・美味しいというほどではないが安定感があったもの・・・日本館のカレー、うどんの類(Epcot)

・残念だったもの・・・3ドル近くする各種ソフトドリンク(これが夢を見せてもらう代償なのか・・?)、ハンバーガー等、その辺の"Refreshment"で打っている食べ物ほぼ全部

・Magic Kingdom:東京ディズニーランドと殆ど同じ感じだが、「あ、これ、日本にもあるよね」的な楽しみ方ができる。一番安定感があり楽しめるかも。

・Epcot:アトラクションは少ないが、キャラクター撮影所(ミッキー、ミニー、ドナルド等と写真を撮れるという場所があり、パーク各所をふらついているキャラクターを探す手間が省ける)や世界の名店街は魅力的。日本館のところに厳島神社っぽい水中鳥居があったのが痛く感じられたが、もしかするとメキシコ人もマヤ遺跡風のメキシコ間を「痛い」と思っているのかしら。アトラクションではキャプテンEOを見ることができて良かった。マイケルジャクソン凄すぎ。ストーリー自体は荒唐無稽だが、彼のスター性のおかげでなんだか感動できた。

・Animal Kingdom:雨に降られていまひとつ満喫できなかったが、とりあえず動物に萌えることができるなら楽しいと思う。キリンとか象とかいるので。

・Hollywood Studio:意外と楽しい。ショー系のアトラクションが多いので、親子で楽しむにはいいのかも。公園のような遊び場があったので、子供のストレス解消に良かった。夜のショーを見たが、怖すぎて子供が泣いてしまった。個人的には美女と野獣のミュージカルが良かった。どうも自分はあのテーマソングを聞くと涙腺が緩む仕様になっているようで。。美女と野獣は、ディズニーの話のなかでもいちばんヤヤコシイというか、善悪がはっきりしておらず、見た目が悪な野獣がいい人だったり、美男子白人が悪人役だったり、その彼も基本的には善意をもって野獣を倒しにいっているし、、、等々。あと、LAに住む身としては、「あ、ここSunset Boulevardだってさ」といった地元ぶった楽しみ方も。

・仮に次回があるなら、ホテルとパークの移動が大変なので、多少高くてもパーク直営のホテル(無料バスがたくさん出ている)にしようかな。各パークごとに駐車料金を取るので、レンタカーはあまり得策ではなさそうだし

Thursday, June 23, 2011

ファイト一発・捨てる技術

LA・フロリダ間の時差3時間にやられて眠れないので(昼寝してしまった)、来学期何を履修するか考えたりしつつ夜更かし。以下、とりとめなく、この1年間思ったことなどを列挙してみる:

○留学すると、つい逃げたくなってしまうこと、やらずに済ませたい気持ちになってしまう出来事が死ぬほどある。というか、厳密には、日本にいてもその手のことはたくさんあったのだと思う。もしかすると同じくらいあったのかもしれない。で、ちょっと背伸びして参加するということをやっていくと、2つの点でメリットのようなものがある。

①「ちょっと背伸びして参加する」ということに対する抵抗感が薄れ、「あ、いやだな」という脊髄反射が必ずしも「いやだから、やらない」にならず、「まあ、でも、一丁やってみるか」になるようになる。さらには背伸びすること自体に快感を得るようになり、「またちょっと背伸びしてみようかしら」と思えるようになり、自身のフロンティアが拡張する

②ちょっと背伸びして参加した結果、そのイベントが好きになり、次回以降は背伸びの必要もなく参加できるようになる

こうしたメリットを享受する結果、おそらく多くの留学生が「やったら良かったことをやり逃す過ち」を犯すことを少なくすることに成功しているのだと思う。数年間という時間と、アメリカという場所は、そういう変化をもたらすには絶好なのだと思う。おそらくシリコンバレーあたりに行くとその傾向はもっと強まるのだろう。

○他方、統計的検定論ではないが、「やったら良かったことをやり逃す過ち」があるのであれば、そこには同様に「やるべきではなかったことをやってしまう過ち」もある。留学前は「とりあえず何でもかんでもチャレンジしておけば良いのだろう?」と思っていたが、どうもアメリカ人同級生を見ていると、だいたいにおいてはオープンで進取の気風に富んでいるけど「これはNG」といったマイルールを持っている人が散見される。
居心地の良いところに安住しがちな自分としては「やったら良かったことをやり逃す過ち」を減らす努力をまず何よりもすべきとは承知しているが、一応、「やるべきではなかったことをやってしまう過ち」を増やさないようなバランス感覚を保持していく必要もあるのだろう。無制限になんでもGo!というわけではないがとりあえずGoしろ、といった感じでいくのがいいのかなと思っている。


○MBAの2年間では様々な知識を「手に入れる」ことが大事。それは確か。ただ、その一方で「何をやらないか決める」「何について力を抜くか決める」といった「捨てる技術」的なスキルもなかなかどうして大事。その点において、自分は社費で時間的余裕があったこともあり、あまり捨てずにやってしまっていたように思う。「とりあえず時間を十分に使って120%やっておけば、悪いことにはならないだろう」という発想。だが、実はこの2年間では、「きちんと捨てて、定められた時間でギリギリ満足できるものを作るスキル」も高めておかないといけないのではないかと最近問題意識を持っている。「これは捨ててもOK、あれはNG」といった肌感覚や、「必要がないわけでもないが、やむなく捨てる」といった割り切りや非情さについてもある程度訓練しておかないと、「近現代史をばっさり端折ってしまう歴史教師」とか「時間的制約があるにもかかわらず『残業してでも、徹夜してでも、気合でなんとかやってくれ』としか部下に指示を出せない上司」とかになってしまうのではないかと思案している。
問題はどのようにしてそのような「捨てる」訓練をするか。無理矢理ほかの用事を作って自身を追い込むということかと思うが、さてどうしたものか。

フロリダ(1)

今日からフロリダ。ヨセミテから中一日で、体にガタは来ていないがなんとなく精神的に「万全ではない」感覚。

○空港までは今回初めてバスを利用。ひとり5ドルで、クルマを使うと旅行のあいだ中発生する駐車料金もないし、クルマみたいに空港近隣の駐車場から空港まで別途移動する必要もなくダイレクトにターミナルまで行くことができるしなかなかに優れている。車がおんぼろで、道中びっくりするほど揺れたのが驚きだったが。。

○航空会社は今回初めてVirgin。「格安系のひとつ」というくらいの認識しかなかったのだが、思いのほか要所要所がカッコよく設計されていて気に入った。チェックインスペースでCDショップ的な音楽が大音量で流れていたり、チケット等のデザインが恰好よかったり、飛行機内の照明が紫色だったり、フライトアテンダントの服装がかっこよかったり。明らかに他の米系航空会社とはその洗練度合いが異なる。肝心の航空機も比較的新しくとてもきれいだったし。
「音楽ビジネスと航空ビジネスのシナジーってなんじゃらほい」「厳密にいえば、同じ会社が音楽と航空とを運営する必要はなく、別々にやった方が望ましそうだな」とか思っていたが、思いのほか音楽ビジネス(あるいはエンターテイメントビジネス)で培ったものは他業種に応用可能なのかもしれない。おそらくエンターテイメントビジネスで揉まれることなしには体得不可能な美的感覚と金銭感覚の混合したようなものがあり、そういったものを強みとして備えているこのヴァージンという会社に限定していえば、通常MBA的には褒められたものではないコングロマリット経営にも理があると言えるのかもしれない。
振り返って日本の企業はその辺の「クールさ」をどのようにして自社内部に取り込んでいるのだろうか。広告代理店まかせ?若手の意見を汲んでいる?あるいは「クールさ」ない経営になってしまっているとか。

○オーランド到着。アクセントはオでなくラにつくらしい。3時間の時差は結構効いていて、どうも体内時計がくるってしまっている感覚。プールに行ったら早速夕立がパラパラくるあたりにフロリダを感じさせてもらった(LAでは夕立という概念はたぶん存在しない)。

Wednesday, June 22, 2011

中休み

ヨセミテ旅行から帰って中一日でフロリダへ。今日はそんな中休みの一日。


○妻が買物している間、自分はスタバでぼんやり。外のテラス席に陣取って、いつものコーヒー小とチョコチップクッキー。この日のLAはとても気持ちのいい気候で、この場に何時間いてもいいと思えるような快適さであった。ここ最近旅行が重なっていて「ヨセミテ最高」とか言っていたが、LAも全然負けてない。


○夕方打ちっぱなしに行って新しいアイアンで遊んだあと、その足でダウンタウン(リトルトーキョー)へ向かい、大学の会に参加。自分のような期間限定で来ているような人間はむしろ少数派で、当地で職を見つけた人、当地で一旗揚げて成功した人などが多い。グローバル化の時代になっているとか色々言われているが、こういう会に来ると、先輩連中の方がよほどあっさりと海を渡っているような印象を受ける。もちろん言えないような壮絶な苦労があったり、あるいは失敗した人がそもそも会に来れていないという生存者バイアスもあるのだろうが。。
ひとつ疑問に思うのは、今は昔と比べて、海外、たとえば米国に移住するのは簡単になったのだろうか、あるいは難しくなったのだろうか。先輩連中と同程度の苦労をすればきっちり米国に移住できるのか、あるいはハードルは高くなっているのか。いまだ日本に縛られていてたまの海外生活において海外生活者を羨む立場の自分から見ると、その辺りが少し気になる。