今日からフロリダ。ヨセミテから中一日で、体にガタは来ていないがなんとなく精神的に「万全ではない」感覚。
○空港までは今回初めてバスを利用。ひとり5ドルで、クルマを使うと旅行のあいだ中発生する駐車料金もないし、クルマみたいに空港近隣の駐車場から空港まで別途移動する必要もなくダイレクトにターミナルまで行くことができるしなかなかに優れている。車がおんぼろで、道中びっくりするほど揺れたのが驚きだったが。。
○航空会社は今回初めてVirgin。「格安系のひとつ」というくらいの認識しかなかったのだが、思いのほか要所要所がカッコよく設計されていて気に入った。チェックインスペースでCDショップ的な音楽が大音量で流れていたり、チケット等のデザインが恰好よかったり、飛行機内の照明が紫色だったり、フライトアテンダントの服装がかっこよかったり。明らかに他の米系航空会社とはその洗練度合いが異なる。肝心の航空機も比較的新しくとてもきれいだったし。
「音楽ビジネスと航空ビジネスのシナジーってなんじゃらほい」「厳密にいえば、同じ会社が音楽と航空とを運営する必要はなく、別々にやった方が望ましそうだな」とか思っていたが、思いのほか音楽ビジネス(あるいはエンターテイメントビジネス)で培ったものは他業種に応用可能なのかもしれない。おそらくエンターテイメントビジネスで揉まれることなしには体得不可能な美的感覚と金銭感覚の混合したようなものがあり、そういったものを強みとして備えているこのヴァージンという会社に限定していえば、通常MBA的には褒められたものではないコングロマリット経営にも理があると言えるのかもしれない。
振り返って日本の企業はその辺の「クールさ」をどのようにして自社内部に取り込んでいるのだろうか。広告代理店まかせ?若手の意見を汲んでいる?あるいは「クールさ」ない経営になってしまっているとか。
○オーランド到着。アクセントはオでなくラにつくらしい。3時間の時差は結構効いていて、どうも体内時計がくるってしまっている感覚。プールに行ったら早速夕立がパラパラくるあたりにフロリダを感じさせてもらった(LAでは夕立という概念はたぶん存在しない)。