水曜日。
定休日なので、明日の試験のための一夜漬けにはもってこい。ではあるのだが、「まあ一日フルに使えるわけだし」と気が緩む。その結果、「まあ明日の試験は中国語だし、ね」みたいなノリで車で45分くらいかけてDin Tai Fungへ。(ここは紙に書き込む形で注文するので、中国語の練習にはならない...)そこでおなか一杯食べた後、「まだまだ時間はたっぷりあるし」ということで、帰り道にあるパサデナに寄り道。入った駐車場がフラットレート7ドルだったので、元を取らねばという思いに駆られオールドパサデナを散策。そうこうしているうちにいい時間となり帰宅したが、疲れが出て昼寝。って勉強する時間が少ないし、郵便局に行くのも忘れているし。
パサデナに寄ったのは、最近妻がパタゴニアのジャケット(ウインドブレーカー)に興味を持っていて、パタゴニアの店舗がひとつパサデナにあるから。買うのはどこぞの割安サイト経由になるのだが、とりあえず実物を見てできれば試着してみたいとのことで行ってきた。で、ほとんど予定調和のような形で、自分もひとつジャケットが欲しくなってしまった。ということで、以下は自分の物欲(煩悩)を和らげるための完全なる独り言。
・自分は日本で既に一着、トレントシェルという比較的リーズブナブルなジャケットを一つ購入してしまっている。もう一つ買うとなると、そいつはどうするのか、悩ましい。
・とはいえその既存のトレントシェル君、自分にとって初めてのパタゴニア製品で、研究不足のまま勢いで買ってしまったもの。そのため、不満がいくつかある。具体的には、自分にはMサイズは丈が長すぎる。また、トレントシェルの前方のファスナー部分のフラップ(でいいのかな?ファスナーの他についているマジックテープのこと)が格好悪いし不便。意図せずともマジックテープがくっついてしまうので、脱ぐときに毎回マジックテープを外してさらにファスナーを...とせざるをえず面倒臭い。そして、ノリで選んだ茶色がやや重ったるく、LAの気候と茶色がマッチしない。これらの結果、冷房が寒い学校において有用な存在となりうる既存トレントシェル君は、丈が長く着脱がやや面倒で色が秋冬っぽいことからあまり出番がない状態。
なので、MではなくSで、マジックテープがないデザインで、比較的重たくないカラーリングのジャケットを買うことができれば、それは既存のトレント君より著しく活躍してくれる可能性が高い。。。
・とは言え、新しく欲しいと思っているレインシャドウという製品が、トレントシェルとかなりカブってしまっている。
多少素材だか製法だかが違うらしくその結果トレントシェルよりも軽いらしいが、登山するわけでもない自分にとってその軽量化によるメリットは正直皆無。自分がトレントシェルではなくレインシャドウに価値を見出しているのは、ひとつは前方のデザイン。フラップ(マジックテープ)がなくジッパーだけなので、着脱も便利だし見た目もすっきりしている。あとはカラー。廉価版のトレントシェルにはないカラーパターンが存在する。あとは「廉価版でない」というステータス(照)。。。
自分にしかわからないような丈の長さの改善やデザイン・カラーリングの違いに対してあらたに百数十ドルの支出をする、はたしていかがなものだろうか...少なくとも、仮に妻がトレントシェルを持っていてレインシャドウを欲しいと言い出したら、かなりの自信をもってNoと言っている自信がある...
・と理性が自分に抑制を示唆する一方、悪魔がまた別の観点から誘惑をしてくる。なんとびっくり、パタゴニア、日米で価格が驚くほどに異なるのだ。レインシャドウだと、米国の定価が$179で、日本の定価が¥27,300.手元の計算によると、$179は約¥15,000.って殆ど日本の半額じゃないですか。
日本にいると腹立たしい以外の何物でもないのだろうが、ひとたび既得権の側(米国ディスカウントを享受する側)に来てしまうと、つい悪くない気分になってしまう。だからといって、日本でも高値で買って、こちらでも殆ど同じものを安いからと言って買うことまで正当化されるとは思えないけど。。
・自分は米国アパレルブランドがあまり好きではない。なんというか、「愛用者が特定の国の出身者に偏重してしまっているブランド」か「あまりに作りが安っぽいブランド」のどちらかに該当するものが多くどうも購入意欲がわかずあまり服を購入していない。
また、おそらく、自分はここアメリカでスーツを新調することもないだろう。となると、留学期間には比較的被服費がかからないことになる。
であれば、このくらい買ってもバチは当たらないのではないだろうか(完全なる自己正当化...)
と色々書いて溜飲を下げることで、少しは落ち着けた気がする。明日になって物欲病が再発していないことを祈るばかり。