土曜日。半年に一度開催される南カリフォルニア(SoCal)日本人大学院生ゴルフコンペへ。朝の8時に家を出て帰宅が22時前。こんなに一日がかりなゴルフはこちらに来てからは初めてかも。
ゴルフは、前回の82がウソのような残念なゴルフ。PWの飛距離が60yから130までぶれるとちょっと無理でした。
早くリベンジしないと。
ゴルフの内容は残念だったが、まあ色々な人と知り合いになれたのでまあいいか、と反省せず終了。
あと、ネットスコアでは3位に入って賞品をもらえたのでまいっか(妻のものとなったが...)
Friday, April 29, 2011
木金がっちゃんこ
・木曜日。授業+中間試験×2+授業=疲労困憊。
でも良く考えたら、中学生のときとか、授業6コマ→部活→塾とか平気でこなせていた。それと比べると自分の昨日一日など楽に見える。大人になって体力がなくなったのかしら。というか、卒業後ちゃんと働けるのだろうか。というか、MBAに来ておいておいてなんだが、働かなきゃという気合が全然入らないのだがどうしたものか。何もしないとぱっとせず終了すると思われるが、それはいやなので、どこかで生存本能のようなものが発動するといいのだが。
ちなみに、夜暑くて寝つけなくて、なんとなしに口笛の練習を始めたら何と少しずつ音が出るようになった。
まだ単音しか出ないので、留学中に音階を吹けるようになりたいかも。あとは指パッチン(?)も音が出ないので練習しようかな。
・金曜日。寝坊→Fatburger→買い物→娘と公園→洗車屋→スーパードライ(にじやで2ダース14ドル(!!))→終了。
FatburgerはMとポテトくらいがちょうどいいかな。Lは食べた直後は満足感があるけど、その満足感がいつになってもなくならない(胃もたれ中)。
公園では最近フリスビーをやっているのだが、自分の腕のせいかフリスビーの質のせいか、どうにも飛ばない。ゴルフではないが、どうも道具のせいにしたくなるが、きっと腕の振りとか手首の使い方が駄目なのだろう。これまた留学中にちゃんと飛ばせるようにしないと。留学中、やることが多くて大変だ。
洗車屋。前回は30ドルで90分くらい待たされて非常にくたびれた。今回も同様の展開を想定し、来週に中間試験があるStrategyの勉強道具一式を持って行った。
行ってみると前回同様メキシカンなお兄さんが現れて、なんのかんの言った後60ドルを提示されてびっくり。「高いなぁ」みたいなことをつぶやいたら、思いがけず値切り交渉が始まり、よくわからないが60ドル相当のサービスを40ドルで提供してもらえることになった。「でも前回より10ドル高いから失敗したな」と思っていたら、どうやら特急サービスを頼んだ形になっていたようで「じゃ、30分後に戻ってきてね」とのことでびっくり。
「勉強する時間がないじゃないか」と勉強する気もないのにひとりごちながら近所のカフェに行き、やっぱりずっとFBとツイッターとGoogle Readerで終了。ちなみに結局、所要時間は45分であった。勝ったのか負けたのかよくわからん。
でも良く考えたら、中学生のときとか、授業6コマ→部活→塾とか平気でこなせていた。それと比べると自分の昨日一日など楽に見える。大人になって体力がなくなったのかしら。というか、卒業後ちゃんと働けるのだろうか。というか、MBAに来ておいておいてなんだが、働かなきゃという気合が全然入らないのだがどうしたものか。何もしないとぱっとせず終了すると思われるが、それはいやなので、どこかで生存本能のようなものが発動するといいのだが。
ちなみに、夜暑くて寝つけなくて、なんとなしに口笛の練習を始めたら何と少しずつ音が出るようになった。
まだ単音しか出ないので、留学中に音階を吹けるようになりたいかも。あとは指パッチン(?)も音が出ないので練習しようかな。
・金曜日。寝坊→Fatburger→買い物→娘と公園→洗車屋→スーパードライ(にじやで2ダース14ドル(!!))→終了。
FatburgerはMとポテトくらいがちょうどいいかな。Lは食べた直後は満足感があるけど、その満足感がいつになってもなくならない(胃もたれ中)。
公園では最近フリスビーをやっているのだが、自分の腕のせいかフリスビーの質のせいか、どうにも飛ばない。ゴルフではないが、どうも道具のせいにしたくなるが、きっと腕の振りとか手首の使い方が駄目なのだろう。これまた留学中にちゃんと飛ばせるようにしないと。留学中、やることが多くて大変だ。
洗車屋。前回は30ドルで90分くらい待たされて非常にくたびれた。今回も同様の展開を想定し、来週に中間試験があるStrategyの勉強道具一式を持って行った。
行ってみると前回同様メキシカンなお兄さんが現れて、なんのかんの言った後60ドルを提示されてびっくり。「高いなぁ」みたいなことをつぶやいたら、思いがけず値切り交渉が始まり、よくわからないが60ドル相当のサービスを40ドルで提供してもらえることになった。「でも前回より10ドル高いから失敗したな」と思っていたら、どうやら特急サービスを頼んだ形になっていたようで「じゃ、30分後に戻ってきてね」とのことでびっくり。
「勉強する時間がないじゃないか」と勉強する気もないのにひとりごちながら近所のカフェに行き、やっぱりずっとFBとツイッターとGoogle Readerで終了。ちなみに結局、所要時間は45分であった。勝ったのか負けたのかよくわからん。
Thursday, April 28, 2011
Exposure
自分が思ったことを記憶が褪せる前に書き散らして、数年後読み返して悦に浸る。そんなことを主目的として作られたこの自慰的ブログ。
そんなこのブログだが、設立初期に「誰にも見られることなく好き放題書けるメリット」と「 読者がいることに伴うメリット」とを比べっこした結果、前者を放棄し、今では多くの友人に読んでもらっている(自分が所在を教えたというだけで、彼らが今見ているかどうかはよく知らないけど)。
また、最近は意図せずしてGoogle先生の査閲を頻繁に受けてしまっており(Mountain Viewからの大量アクセス…)、その結果、Google検索でこのブログにやってきてくれる人も割と存在しているようだ。
読者をもつことに伴うメリットと感じているのは、
- 友人から自分の中学生レベルの作文に丁寧に意見をコメント欄やらメールやらでくれると嬉しい
- 毎日相当数の読者がいるという事実が刺激になる(もちろん、他のMBA学生ブログと比べると驚異的な少なさだと思うが)
- 一応読み手の目を意識して、多少は丁寧に書くようになる
といったあたり。コミュニケーションツールとして使う気はないものの、結果的にたまに発生するコミュニケーションは実に有難い、そんな感じ。
ここ数日、色々、ブログが見られていることによるメリットやらデメリットやらを代わる代わる感じている。そこで今日は「ブログが人に見られていることに伴うデメリット」についてちょっと書き残しておきたい。
(1) 読み手を選べない:
→ 今のところは比較的読者層をコントロールできている気がしているが、それでも意図せざる読者層の拡大は少なからず発生しているようだ。公開しているので別に「読んでいいですか」とお伺いを立ててほしいとは全く思わないが、現状の半閉鎖的なじめっとした空間を気に入っている自分としては、これ以上の意図せざる読者層の拡大は避けたいと感じている。でも、新しい読者が閲覧してくれていると、それはそれでちょっと嬉しかったりして、自分の考え方もそこまで整理されていない。。。まあ超有名ブログなんかは頻繁にコメント欄の炎上などを経験しているから、それと比べたら取るに足らない悩みだが。
(2) 書きたいことが書けない:
→ 覚悟の上で人に見せているわけだが、とはいえやはり読者の目を意識してしまった結果ボツとなる内容があり、ちょっと本末転倒だなと思ったりする。具体的に「ぐっとこらえた」内容は
-- 「今日はこんな音楽を聞きました」話:久しぶりにYouTubeで聞いた懐かしの曲に感動したりする。この感動を記録しておきたいと思う一方、この手の趣味の話は読み手からしたらかなりイタそうなので我慢している。また、リンクを張るという行為の著作権的可否とか、リンク切れするリスクとかもちょっと考えてしまう。
-- 読者ネタ:あまりないが、たまに個別の読者(読んでくれていると思われる人)に対してポジティブ/ネガティブな思いを抱くことがある。良い話とか、書けるものは書いているが、やはりその読者の目を気にして書きたいことをぐっと我慢することがある。「おい安田(※仮名)、聞いてるか、お前だよお前。こないだはよくもひどいこといってくれたなこの野郎、俺は下記3点の理由で怒っているぞ。第一に...」なんてやっぱり書けない。
そのときの一瞬の感情、書き残せないのが残念なのか、あるいは書かなくて結果オーライなのか。まあ結果オーラいだろう。
(3) 内容が歪む:
→ つい見られているゆえのスケベ心で、表現を格好つけてみたりしてしまうことがある。難しい慣用句とか英単語を使おうとしたら自信がなく、googleや英辞郎で念のため確認してからアップするなんてこともザラ。
それならまだ言いたいことは変わらないのでいいが、たまに言い方を読者受けとか意識して微修正してしまっている自分に気付く。たいして読者もいないのに、読者ウケを狙うがあまり思ったことを偽装しかねない自分にかなり焦る。
まあどうせ卒業と同時に閉鎖する短期ブログなので構わないが、この辺のデメリットをいかにコントロールしていくか、これもちょっとした自分の中のテーマの一つ。
これはすなわちブログに生活の一部を支配されているということであり、完全に本末転倒である。。
そんなこのブログだが、設立初期に「誰にも見られることなく好き放題書けるメリット」と「 読者がいることに伴うメリット」とを比べっこした結果、前者を放棄し、今では多くの友人に読んでもらっている(自分が所在を教えたというだけで、彼らが今見ているかどうかはよく知らないけど)。
また、最近は意図せずしてGoogle先生の査閲を頻繁に受けてしまっており(Mountain Viewからの大量アクセス…)、その結果、Google検索でこのブログにやってきてくれる人も割と存在しているようだ。
読者をもつことに伴うメリットと感じているのは、
- 友人から自分の中学生レベルの作文に丁寧に意見をコメント欄やらメールやらでくれると嬉しい
- 毎日相当数の読者がいるという事実が刺激になる(もちろん、他のMBA学生ブログと比べると驚異的な少なさだと思うが)
- 一応読み手の目を意識して、多少は丁寧に書くようになる
といったあたり。コミュニケーションツールとして使う気はないものの、結果的にたまに発生するコミュニケーションは実に有難い、そんな感じ。
ここ数日、色々、ブログが見られていることによるメリットやらデメリットやらを代わる代わる感じている。そこで今日は「ブログが人に見られていることに伴うデメリット」についてちょっと書き残しておきたい。
(1) 読み手を選べない:
→ 今のところは比較的読者層をコントロールできている気がしているが、それでも意図せざる読者層の拡大は少なからず発生しているようだ。公開しているので別に「読んでいいですか」とお伺いを立ててほしいとは全く思わないが、現状の半閉鎖的なじめっとした空間を気に入っている自分としては、これ以上の意図せざる読者層の拡大は避けたいと感じている。でも、新しい読者が閲覧してくれていると、それはそれでちょっと嬉しかったりして、自分の考え方もそこまで整理されていない。。。まあ超有名ブログなんかは頻繁にコメント欄の炎上などを経験しているから、それと比べたら取るに足らない悩みだが。
(2) 書きたいことが書けない:
→ 覚悟の上で人に見せているわけだが、とはいえやはり読者の目を意識してしまった結果ボツとなる内容があり、ちょっと本末転倒だなと思ったりする。具体的に「ぐっとこらえた」内容は
-- 「今日はこんな音楽を聞きました」話:久しぶりにYouTubeで聞いた懐かしの曲に感動したりする。この感動を記録しておきたいと思う一方、この手の趣味の話は読み手からしたらかなりイタそうなので我慢している。また、リンクを張るという行為の著作権的可否とか、リンク切れするリスクとかもちょっと考えてしまう。
-- 読者ネタ:あまりないが、たまに個別の読者(読んでくれていると思われる人)に対してポジティブ/ネガティブな思いを抱くことがある。良い話とか、書けるものは書いているが、やはりその読者の目を気にして書きたいことをぐっと我慢することがある。「おい安田(※仮名)、聞いてるか、お前だよお前。こないだはよくもひどいこといってくれたなこの野郎、俺は下記3点の理由で怒っているぞ。第一に...」なんてやっぱり書けない。
そのときの一瞬の感情、書き残せないのが残念なのか、あるいは書かなくて結果オーライなのか。まあ結果オーラいだろう。
(3) 内容が歪む:
→ つい見られているゆえのスケベ心で、表現を格好つけてみたりしてしまうことがある。難しい慣用句とか英単語を使おうとしたら自信がなく、googleや英辞郎で念のため確認してからアップするなんてこともザラ。
それならまだ言いたいことは変わらないのでいいが、たまに言い方を読者受けとか意識して微修正してしまっている自分に気付く。たいして読者もいないのに、読者ウケを狙うがあまり思ったことを偽装しかねない自分にかなり焦る。
まあどうせ卒業と同時に閉鎖する短期ブログなので構わないが、この辺のデメリットをいかにコントロールしていくか、これもちょっとした自分の中のテーマの一つ。
これはすなわちブログに生活の一部を支配されているということであり、完全に本末転倒である。。
Wednesday, April 27, 2011
目指せ聞き上手
水曜日。思う存分寝坊して、午前中にたまった雑事をこなして、午後から図書館に山籠もりして。
夜には焼肉食べて栄養もつけた。これで明日の中間試験の準備は万全、かしら。
・昨日気になっていたCAPMの話について、TA(PhD1年生)に突撃してみた。つれない反応を予想していたが、思いがけず対応は良かった。というか良すぎて、「面白いので、ちょっと自分としてもじっくり考えた上で丁寧に答えてみたい。またお前の中間試験やら宿題やらの採点もあるので、少し時間をくれ」とちょっと重たい展開になってしまった。まあそれはそれとして、派遣元で関連する仕事に携わっている友人に実務的観点からコメントをもらったりしたので、なんとなくイメージもできつつある。また、TAからはあわせて「●●教授の授業は、お前の問題意識に近いところをテーマにしているから、是非受講してみるといい」というコメントももらえたので、来学期の履修科目の有力候補として覚えておきたい。
・今回のTAの件もそうだが、ここ最近急に「個人的に人に話を聞きに行く」と言う機会が重なった。
(もちろん、就職活動を真面目にやっている学生の2%くらいの頻度でしかないのだが…)
そのことと最近マイブームの組織論が自分の中でフュージョンして(?)、また一つ気になることができたのでメモしておく。
どうも、自分のインタビュー手法に疑念を抱くようになってきた。
自分はこれまでの仕事を通じてそこそこの回数インタビュー(あるいはヒアリング)をこなしてきた。金融機関に余資運用方針を聞きに行ったり、企業に景況感などを聞きに行ったり、取引先に財務諸表や投資計画について質問しに行ったり。全国津々浦々、社長さんから大学教授から、色々突撃した。
そのプロセスを通じての経験則・折々の上司の示唆・同僚の手法の見よう見まねなどを通じ、自分は以下のような方法論が有効であると考えるようになり、少なくとも過去数年はそれを実践してきた。
1. 新聞やネットで拾える情報はすべて頭に入れてから訪問する。相手のニーズや困っている点が何か、自分が提供できそうなものは何かなど頭の整理をしておく。
2. 調べればわかる質問は、「最初のとっかかり」とか「聞くと相手が喜びそう」とか、何か別の目的がない限りしない。時間の無駄だし、相手が気分を害することも。
3. 早い段階で、自分が被質問者のことを熟知していることを何らかの方法で明示的暗示的に伝える
4. 相手が納得感を持つことができるよう、インタビューの目的が何で、具体的にどのようなことを聞きたいのかといった大枠について最初に説明する
5. 可能な限り予めストーリー、仮説を組み立てておく。インタビューの際には積極的にその仮説をぶつける
6. 結果として、自分のヒアリングメモは、「事前リサーチの結果、XXXのようなことが予想されていたが、やっぱりその通りだった」とか「予想に反してYYYであった」というようなストーリーになる
逆に、かつての同僚たちに普及していた、以下のようなインタビュー手法を「なんだかなぁ」と思っていた:
1. 忙しいこともあり、準備はそこそこに
2. 上司、あるいは自分が作ったきわめて定型的な質問票をもとに質問する。公開されているかどうかは準備が足りないのでよくわからない。
3. インタビューの目的などを問われても、下手したら目的がなかったりするので、一般的な「景況調査」とか何とか言って基本的にはごまかす
4. 当然、事前に用意された仮説などはないので、出来合いの質問票に書かれた質問を機械的に尋ねる。その企業になじまない質問もお構いなしに質問する(中小企業に対して、社債市場の動向について聞くとか)
5. 結果としてできあがるメモは、出来合いの質問票に対する忠実に回答したものとなる。ストーリー性はない。
これまでは、"オレ流"の方が絶対的に優れていると疑念を持っていなかった。しかし、組織論で教わった考え方をあてはめて考えてみたり、遠くは米国で自分のこれまでの所業について振り返ってみたりしているうちに、「もしかすると、自分の手法はToo much、あるいはミスリーディングになってしまっているのではないか」という思いが頭をもたげるようになってきている。仕事じゃなくてあくまでブログなのでざっくり分析になってしまうが、
- 準備も結構だが、もしかすると準備しすぎるのも良くないのかも。インタビュー前に偏見で固まってしまうリスクをこれまでちょっと軽視していたかもしれない。
- とはいえ、やはり準備不足は相当痛いので、仕事に戻ったら「最適予習量」のような相場観形成をしたほうがいいかもしれない。偏見に凝り固まらないようにしつつも、最低限の予備知識はきちんと習得しておくといった感じか。
- あまりこちらの判断で「この質問は聞くだけ時間の無駄」と決めつけて質問を絞り込むのも良くないのかも。自分が重要だと思う質問だけぶつけるのでは、得られる回答にもバイアスが存在する可能性が高そうだ。
- 授業において、採用インタビューの際には極力オープンクエスチョンで質問者の意図のようなものを匂わせるなと教わった。すなわち、仮説をぶつけるというスタイルの自分のやり方はちょっとリスキーなのかもしれない。実際、仮説をぶつけると、結構な頻度で「そうそうそうそう、よくぞわかってくれました」的な好意的な反応を得て満足していたのだが、これは「相手と自分の心が通じ合った瞬間」というよりも、「インタビューが歪んだ瞬間」だったのかもしれない。
と、自分のインタビュー手法について批判的検討を加えてみたのだが、それでは自分は卒業後どのようなインタビューをするべきなのだろうか。インタビュー/ヒアリングは卒業後にも頻繁に行うことになると思うので、この問題についてある程度方向性を出しておくことはかなり重要であるように思われる。
...が、まだ1年ちょっとあるし、頭もそこまで整理されてないし、何より眠いので、今日のところは「正解はたぶんsomewhere in betweenなんだろな」くらいの整理でとどめておくことにしたい。
準備しないわけではない。だが、準備しすぎるわけでもない。仮説を考えないわけではない。でも、仮説にこだわりすぎたりするわけでもない。自分の中にある潜在的なバイアスを認知し、それを除去するために何ができるか常に考えながら行動する。
何だか答えというには随分と曖昧な話になってしまったが、今日はこんなところで勘弁してあげて(?)、卒業までの中長期テーマの一つとしてちょっと思索を進めてみたい。
夜には焼肉食べて栄養もつけた。これで明日の中間試験の準備は万全、かしら。
・昨日気になっていたCAPMの話について、TA(PhD1年生)に突撃してみた。つれない反応を予想していたが、思いがけず対応は良かった。というか良すぎて、「面白いので、ちょっと自分としてもじっくり考えた上で丁寧に答えてみたい。またお前の中間試験やら宿題やらの採点もあるので、少し時間をくれ」とちょっと重たい展開になってしまった。まあそれはそれとして、派遣元で関連する仕事に携わっている友人に実務的観点からコメントをもらったりしたので、なんとなくイメージもできつつある。また、TAからはあわせて「●●教授の授業は、お前の問題意識に近いところをテーマにしているから、是非受講してみるといい」というコメントももらえたので、来学期の履修科目の有力候補として覚えておきたい。
・今回のTAの件もそうだが、ここ最近急に「個人的に人に話を聞きに行く」と言う機会が重なった。
(もちろん、就職活動を真面目にやっている学生の2%くらいの頻度でしかないのだが…)
そのことと最近マイブームの組織論が自分の中でフュージョンして(?)、また一つ気になることができたのでメモしておく。
どうも、自分のインタビュー手法に疑念を抱くようになってきた。
自分はこれまでの仕事を通じてそこそこの回数インタビュー(あるいはヒアリング)をこなしてきた。金融機関に余資運用方針を聞きに行ったり、企業に景況感などを聞きに行ったり、取引先に財務諸表や投資計画について質問しに行ったり。全国津々浦々、社長さんから大学教授から、色々突撃した。
そのプロセスを通じての経験則・折々の上司の示唆・同僚の手法の見よう見まねなどを通じ、自分は以下のような方法論が有効であると考えるようになり、少なくとも過去数年はそれを実践してきた。
1. 新聞やネットで拾える情報はすべて頭に入れてから訪問する。相手のニーズや困っている点が何か、自分が提供できそうなものは何かなど頭の整理をしておく。
2. 調べればわかる質問は、「最初のとっかかり」とか「聞くと相手が喜びそう」とか、何か別の目的がない限りしない。時間の無駄だし、相手が気分を害することも。
3. 早い段階で、自分が被質問者のことを熟知していることを何らかの方法で明示的暗示的に伝える
4. 相手が納得感を持つことができるよう、インタビューの目的が何で、具体的にどのようなことを聞きたいのかといった大枠について最初に説明する
5. 可能な限り予めストーリー、仮説を組み立てておく。インタビューの際には積極的にその仮説をぶつける
6. 結果として、自分のヒアリングメモは、「事前リサーチの結果、XXXのようなことが予想されていたが、やっぱりその通りだった」とか「予想に反してYYYであった」というようなストーリーになる
逆に、かつての同僚たちに普及していた、以下のようなインタビュー手法を「なんだかなぁ」と思っていた:
1. 忙しいこともあり、準備はそこそこに
2. 上司、あるいは自分が作ったきわめて定型的な質問票をもとに質問する。公開されているかどうかは準備が足りないのでよくわからない。
3. インタビューの目的などを問われても、下手したら目的がなかったりするので、一般的な「景況調査」とか何とか言って基本的にはごまかす
4. 当然、事前に用意された仮説などはないので、出来合いの質問票に書かれた質問を機械的に尋ねる。その企業になじまない質問もお構いなしに質問する(中小企業に対して、社債市場の動向について聞くとか)
5. 結果としてできあがるメモは、出来合いの質問票に対する忠実に回答したものとなる。ストーリー性はない。
これまでは、"オレ流"の方が絶対的に優れていると疑念を持っていなかった。しかし、組織論で教わった考え方をあてはめて考えてみたり、遠くは米国で自分のこれまでの所業について振り返ってみたりしているうちに、「もしかすると、自分の手法はToo much、あるいはミスリーディングになってしまっているのではないか」という思いが頭をもたげるようになってきている。仕事じゃなくてあくまでブログなのでざっくり分析になってしまうが、
- 準備も結構だが、もしかすると準備しすぎるのも良くないのかも。インタビュー前に偏見で固まってしまうリスクをこれまでちょっと軽視していたかもしれない。
- とはいえ、やはり準備不足は相当痛いので、仕事に戻ったら「最適予習量」のような相場観形成をしたほうがいいかもしれない。偏見に凝り固まらないようにしつつも、最低限の予備知識はきちんと習得しておくといった感じか。
- あまりこちらの判断で「この質問は聞くだけ時間の無駄」と決めつけて質問を絞り込むのも良くないのかも。自分が重要だと思う質問だけぶつけるのでは、得られる回答にもバイアスが存在する可能性が高そうだ。
- 授業において、採用インタビューの際には極力オープンクエスチョンで質問者の意図のようなものを匂わせるなと教わった。すなわち、仮説をぶつけるというスタイルの自分のやり方はちょっとリスキーなのかもしれない。実際、仮説をぶつけると、結構な頻度で「そうそうそうそう、よくぞわかってくれました」的な好意的な反応を得て満足していたのだが、これは「相手と自分の心が通じ合った瞬間」というよりも、「インタビューが歪んだ瞬間」だったのかもしれない。
と、自分のインタビュー手法について批判的検討を加えてみたのだが、それでは自分は卒業後どのようなインタビューをするべきなのだろうか。インタビュー/ヒアリングは卒業後にも頻繁に行うことになると思うので、この問題についてある程度方向性を出しておくことはかなり重要であるように思われる。
...が、まだ1年ちょっとあるし、頭もそこまで整理されてないし、何より眠いので、今日のところは「正解はたぶんsomewhere in betweenなんだろな」くらいの整理でとどめておくことにしたい。
準備しないわけではない。だが、準備しすぎるわけでもない。仮説を考えないわけではない。でも、仮説にこだわりすぎたりするわけでもない。自分の中にある潜在的なバイアスを認知し、それを除去するために何ができるか常に考えながら行動する。
何だか答えというには随分と曖昧な話になってしまったが、今日はこんなところで勘弁してあげて(?)、卒業までの中長期テーマの一つとしてちょっと思索を進めてみたい。
Tuesday, April 26, 2011
世の中わからないことだらけ
火曜日。
・昼休みに、先学期受講したマーケティングの期末試験の結果が閲覧できるとのことだったので行ってみた。
が、答案の一枚目の右上に点数がちょろっと書いてあるだけで、何がどう良くて何がどう駄目なのかコメントはまったくなし。
自分の点数が相対的にどんなものかもよくわからず。
(自分の答案を見つける過程で、自分より上にあった十数名の答案が目に入ったが、パッと見平均点くらい)。
そもそもこの科目、宿題やら何やらで、期末試験のウェイトはたったの30%。残り7割がどのように採点されたかもほとんどわからない以上、なんというかわざわざ点数を見に来てはみたもののあまり有益な情報は得られなかったような。よくわからん。
・午後一発目はInternational Financeの授業。こないだまで金利パリティとかPPPとかそういう理屈っぽい話をしていたと思ったら、なぜか今日はValuationのケース。以下、「国際金融の観点から見た論点」とその感想:
- 全部現地通貨建てでValuationして最後にドル換算するか、逐一ドル換算してからValuationするか。
逐一やる場合は、為替先物があるならリスクプレミアムなしで先物レートを利用して、先物がない場合はリスクプレミアムを乗せた上で毎年期待レートで評価してやること
(←後者はあまりに面倒に聞こえた。毎年の先物レートを取ったり、為替リスクプレミアムを推計したりしてたらあっという間に日が暮れそう)
- 為替リスクやカントリーリスクといった国際金融ならではのリスクは、基本的にすべてUnsystematic Riskであり、リスクは考慮しないこと。ただし分子のCFを期待値ベースに書き換えるのはアリ
(←一般論としてUnsystematic Risksを考慮しないというのは分散投資の考え方により理解できるんだけど、それにしても、このCAPM的な考え方って、分散投資ができていない投資家はそのまんま使っていいのかしら?
そもそも世界の機関投資家のうち、実際にUnsystematic Riskを極小化させた上で投資しているところなんてほとんどないのではないのか?
企業がM&Aや投資をするときのリスクはCAPMで計算できるとファイナンスの教授は言っていた。しかし、一般的な事業会社がマーケットポートフォリオを保有しておりUnsystematic Riskを有していないなんてことはありえない。であれば、「リスクはSystematic Riskだけですよ」というCAPM的リスクプレミアムは、そういった事業会社が使うための割引率としては低すぎる(リスク考慮が過小)のではないか...?)
特に最後のUnsystematic Riskの論点が引っかかっている。たとえばGoogleがGrouponに投資するなんてとき、ベータだけ見て「割引率は10%で、その結果DCFは6億ドルです」というロジックは許されるのだろうか?あるいはComparableでもいいが、単に似た案件を探してきてマルチプルをドンと掛けてしまっていいのだろうか?
Googleのバランスシートを見てないから確信しているわけではないが、Googleは投資会社ではなく、その資産構成は効率的(Unsystematic Risksが分散の結果皆無)とは言えないだろう。であれば、流動性リスク・為替リスク・カントリーリスク等々、あらゆるリスクをプレミアムとして10%に上乗せして考えなくてはならないのではないか(Unsystematicだから無視してオッケーとはならないのではないか)。
もちろん多くの投資主体はこうしたリスクを承知していて、何かしらの方法で考慮を試みているいるとは思う。IB出身のクラスメートによれば、CAPMに流動性プレミアムを加算するという技はよく使ったとのことであった。
しかし、であったとしても、リスクのプライシングは決して容易ではない。計算が困難というよりも、市場性がない(のでミスプライシング是正のメカニズムがうまく機能しないと思われる)からだ。
であれば、VC・PE・M&Aといった市場性の低い投資案件においては、かなりの程度ミスプライシングが発生しているのではないだろうか。よくありそうなのが、リスクの考慮が足りず、結果的に低い割引率で案件を考慮してしまい、割高な評価をしてしまう(=高値掴みをしてしまう)というミス。
まあでも、どこかに「正しい価格」があり、取引価格がそこからずれているかもしれないという思考回路それ自体がずれているのかもしれないが。1円単位で正しい必要などなく、なんとなくリーズナブルな価格で投資してそれなりの価格で売却できればそれでオッケーくらいの感じでいいのかも??
授業中に同様の質問をした生徒がいたところまでは自分もキャッチアップしていたのだが、教授が、おそらく適当にごまかしたのではないかと推察するのだが、すごい早口で何かまくしたてて「はい、おしまい」としてしまったのでよくわからないまま終わってしまった。明日にでもフォローアップしてみようとは思っているが、教授もTAもあまり質問に対して親切ではないのが気がかり。
マーケティングの結果もよくわからなかったが、いやほんとに、世の中わからないことだらけ。
おかげで夜も眠れない。昼寝なんかしなきゃよかったな(昼寝したから眠れないのか...)
(追記:2011/9/28)
Valuationの授業にて教授に直接質問して解決した。
・もちろん効率的なポートフォリオを持っている人など誰もいない
・我々が求める価格は、その人や企業にとっての価格ではない。効率的なマーケットにおける価格だ。
→リンゴや車の価格も、言われてみれば、自分にとっての価値なんかに関係なく社会全体の需要と供給(とのその他諸々)によって決まっている。それと同じような理屈ということみたい。
→でも、なんというか釈然としないところが残っている。たとえばシナジーの計算なんて、自分にとってのシナジー以外計算しようがないし。自分から見たシナジーをマーケットの評価にさらすって意味わからんような。。
・昼休みに、先学期受講したマーケティングの期末試験の結果が閲覧できるとのことだったので行ってみた。
が、答案の一枚目の右上に点数がちょろっと書いてあるだけで、何がどう良くて何がどう駄目なのかコメントはまったくなし。
自分の点数が相対的にどんなものかもよくわからず。
(自分の答案を見つける過程で、自分より上にあった十数名の答案が目に入ったが、パッと見平均点くらい)。
そもそもこの科目、宿題やら何やらで、期末試験のウェイトはたったの30%。残り7割がどのように採点されたかもほとんどわからない以上、なんというかわざわざ点数を見に来てはみたもののあまり有益な情報は得られなかったような。よくわからん。
・午後一発目はInternational Financeの授業。こないだまで金利パリティとかPPPとかそういう理屈っぽい話をしていたと思ったら、なぜか今日はValuationのケース。以下、「国際金融の観点から見た論点」とその感想:
- 全部現地通貨建てでValuationして最後にドル換算するか、逐一ドル換算してからValuationするか。
逐一やる場合は、為替先物があるならリスクプレミアムなしで先物レートを利用して、先物がない場合はリスクプレミアムを乗せた上で毎年期待レートで評価してやること
(←後者はあまりに面倒に聞こえた。毎年の先物レートを取ったり、為替リスクプレミアムを推計したりしてたらあっという間に日が暮れそう)
- 為替リスクやカントリーリスクといった国際金融ならではのリスクは、基本的にすべてUnsystematic Riskであり、リスクは考慮しないこと。ただし分子のCFを期待値ベースに書き換えるのはアリ
(←一般論としてUnsystematic Risksを考慮しないというのは分散投資の考え方により理解できるんだけど、それにしても、このCAPM的な考え方って、分散投資ができていない投資家はそのまんま使っていいのかしら?
そもそも世界の機関投資家のうち、実際にUnsystematic Riskを極小化させた上で投資しているところなんてほとんどないのではないのか?
企業がM&Aや投資をするときのリスクはCAPMで計算できるとファイナンスの教授は言っていた。しかし、一般的な事業会社がマーケットポートフォリオを保有しておりUnsystematic Riskを有していないなんてことはありえない。であれば、「リスクはSystematic Riskだけですよ」というCAPM的リスクプレミアムは、そういった事業会社が使うための割引率としては低すぎる(リスク考慮が過小)のではないか...?)
特に最後のUnsystematic Riskの論点が引っかかっている。たとえばGoogleがGrouponに投資するなんてとき、ベータだけ見て「割引率は10%で、その結果DCFは6億ドルです」というロジックは許されるのだろうか?あるいはComparableでもいいが、単に似た案件を探してきてマルチプルをドンと掛けてしまっていいのだろうか?
Googleのバランスシートを見てないから確信しているわけではないが、Googleは投資会社ではなく、その資産構成は効率的(Unsystematic Risksが分散の結果皆無)とは言えないだろう。であれば、流動性リスク・為替リスク・カントリーリスク等々、あらゆるリスクをプレミアムとして10%に上乗せして考えなくてはならないのではないか(Unsystematicだから無視してオッケーとはならないのではないか)。
もちろん多くの投資主体はこうしたリスクを承知していて、何かしらの方法で考慮を試みているいるとは思う。IB出身のクラスメートによれば、CAPMに流動性プレミアムを加算するという技はよく使ったとのことであった。
しかし、であったとしても、リスクのプライシングは決して容易ではない。計算が困難というよりも、市場性がない(のでミスプライシング是正のメカニズムがうまく機能しないと思われる)からだ。
であれば、VC・PE・M&Aといった市場性の低い投資案件においては、かなりの程度ミスプライシングが発生しているのではないだろうか。よくありそうなのが、リスクの考慮が足りず、結果的に低い割引率で案件を考慮してしまい、割高な評価をしてしまう(=高値掴みをしてしまう)というミス。
まあでも、どこかに「正しい価格」があり、取引価格がそこからずれているかもしれないという思考回路それ自体がずれているのかもしれないが。1円単位で正しい必要などなく、なんとなくリーズナブルな価格で投資してそれなりの価格で売却できればそれでオッケーくらいの感じでいいのかも??
授業中に同様の質問をした生徒がいたところまでは自分もキャッチアップしていたのだが、教授が、おそらく適当にごまかしたのではないかと推察するのだが、すごい早口で何かまくしたてて「はい、おしまい」としてしまったのでよくわからないまま終わってしまった。明日にでもフォローアップしてみようとは思っているが、教授もTAもあまり質問に対して親切ではないのが気がかり。
マーケティングの結果もよくわからなかったが、いやほんとに、世の中わからないことだらけ。
おかげで夜も眠れない。昼寝なんかしなきゃよかったな(昼寝したから眠れないのか...)
(追記:2011/9/28)
Valuationの授業にて教授に直接質問して解決した。
・もちろん効率的なポートフォリオを持っている人など誰もいない
・我々が求める価格は、その人や企業にとっての価格ではない。効率的なマーケットにおける価格だ。
→リンゴや車の価格も、言われてみれば、自分にとっての価値なんかに関係なく社会全体の需要と供給(とのその他諸々)によって決まっている。それと同じような理屈ということみたい。
→でも、なんというか釈然としないところが残っている。たとえばシナジーの計算なんて、自分にとってのシナジー以外計算しようがないし。自分から見たシナジーをマーケットの評価にさらすって意味わからんような。。
Monday, April 25, 2011
キューバ危機
月曜日。午前中に歯医者に行って、午後はFixed Incomeの中間試験。ちょっと試験を受けただけですっかりガス欠になってしまい、勉強もそこそこに昼寝したりブログを微調整したり(なんとなくカレンダーを追加してみた)。
中間試験は、まあどうだろ、そんなに悪いことにはなってないはず。。
昨日から今日にかけて、組織論の中間試験の準備を行った。そこで改めて"Maslow's hierarchy of needs"をおさらいした。これはマズローさんという人(スシローのパチモンみたいな名前だな)が提唱した概念で、
- 人の欲求は5段階に分けられる。組織論の文脈においては、低位のものから順に
(1)給与
↓
(2)職の安定や成長機会
↓
(3)受け入れられているという感覚
↓
(4)認められること、責任を任されること
↓
(5)心理的充足
がその構成要素。 ピラミッドの絵的には、(1)が底で(5)がてっぺん。
- 人の欲求は低い段階のから順番に発展する
- 低位の欲求が満たされない限り、人は上位の欲求が満たされても満たされず、モチベーションが高まらない
というもの。なお、授業内に取り扱った企業のケースでの事例は
- 悪くない給料や充実した福利厚生を提供することにより従業員の低位の欲求を満たしてやり、
- 成長や責任といった高次の欲求を追求するよう誘導して、従業員の高いパフォーマンスを引き出す
というものであった。
さて、
- 低位の欲求が満たされない限り、人は上位の欲求が満たされても満たされず、モチベーションが高まらない
というくだり。自分はここを読んで「こ、これだ」と心中で思わず叫んでしまった。これはすごい。
マズローさんの言を借りれば、自分の生産性が低位にとどまっているのは自分のせいというよりも派遣元の給与政策のせいということになってしまうではないか。自分がより高次の欲求を満たすべくモチベーションを発揮するためには、何よりもまず給料アップが必要なのだ...!
この発見(?)につい興奮してしまい、勢いで会社の人事部宛に「留学前と比べて著しく悪化した待遇を改善してくれ」メールを作成。これまでにも色々思うところはあったので所要時間はあっという間で、あの手この手で自分の留学中の給与が改善されるべきである理由を列挙(さすがに、マズローの名前は彼の名誉のため伏せておいた)。
で、文案ができあがったところで何となしに妻に文面確認を依頼。
すると妻から「ところで、なぜこのタイミングで人事部に連絡するんだっけ?」と素朴な質問が。
これで目が覚めた。なぜだっけ? よく考えてみると、自分がこのようなメールを情熱にまかせて書きあげたのはどうやら「俺がマズローと出会ったから」であり、それって理由としてちょっとどうなんでしょう...ここでようやく興奮がおさまり、メールは無事Shootされることなく自分の手元に納まった。
ああ危なかった。すんでのところで、自分のサラリーマン人生の軌道が若干変わってしまうところだったかもしれない(まあそんなことで変わらないかな)。いやはや、組織論。この授業はすごいわ。手を変え品を変え自分の人生の歯車にグイグイ手を突っ込んでくる...まあ今回は先日のヘマと違って未遂なのでいいが、用心しておかないと。
中間試験は、まあどうだろ、そんなに悪いことにはなってないはず。。
昨日から今日にかけて、組織論の中間試験の準備を行った。そこで改めて"Maslow's hierarchy of needs"をおさらいした。これはマズローさんという人(スシローのパチモンみたいな名前だな)が提唱した概念で、
- 人の欲求は5段階に分けられる。組織論の文脈においては、低位のものから順に
(1)給与
↓
(2)職の安定や成長機会
↓
(3)受け入れられているという感覚
↓
(4)認められること、責任を任されること
↓
(5)心理的充足
がその構成要素。 ピラミッドの絵的には、(1)が底で(5)がてっぺん。
- 人の欲求は低い段階のから順番に発展する
- 低位の欲求が満たされない限り、人は上位の欲求が満たされても満たされず、モチベーションが高まらない
というもの。なお、授業内に取り扱った企業のケースでの事例は
- 悪くない給料や充実した福利厚生を提供することにより従業員の低位の欲求を満たしてやり、
- 成長や責任といった高次の欲求を追求するよう誘導して、従業員の高いパフォーマンスを引き出す
というものであった。
さて、
- 低位の欲求が満たされない限り、人は上位の欲求が満たされても満たされず、モチベーションが高まらない
というくだり。自分はここを読んで「こ、これだ」と心中で思わず叫んでしまった。これはすごい。
マズローさんの言を借りれば、自分の生産性が低位にとどまっているのは自分のせいというよりも派遣元の給与政策のせいということになってしまうではないか。自分がより高次の欲求を満たすべくモチベーションを発揮するためには、何よりもまず給料アップが必要なのだ...!
この発見(?)につい興奮してしまい、勢いで会社の人事部宛に「留学前と比べて著しく悪化した待遇を改善してくれ」メールを作成。これまでにも色々思うところはあったので所要時間はあっという間で、あの手この手で自分の留学中の給与が改善されるべきである理由を列挙(さすがに、マズローの名前は彼の名誉のため伏せておいた)。
で、文案ができあがったところで何となしに妻に文面確認を依頼。
すると妻から「ところで、なぜこのタイミングで人事部に連絡するんだっけ?」と素朴な質問が。
これで目が覚めた。なぜだっけ? よく考えてみると、自分がこのようなメールを情熱にまかせて書きあげたのはどうやら「俺がマズローと出会ったから」であり、それって理由としてちょっとどうなんでしょう...ここでようやく興奮がおさまり、メールは無事Shootされることなく自分の手元に納まった。
ああ危なかった。すんでのところで、自分のサラリーマン人生の軌道が若干変わってしまうところだったかもしれない(まあそんなことで変わらないかな)。いやはや、組織論。この授業はすごいわ。手を変え品を変え自分の人生の歯車にグイグイ手を突っ込んでくる...まあ今回は先日のヘマと違って未遂なのでいいが、用心しておかないと。
Sunday, April 24, 2011
デコピン
週末。ゴルフも行かず(今週は妻の番...涙)、娘と公園行ったりスーパーに行ったりしたほかはだいたい家でゴロゴロといった感じで終了。ちょっと中間試験勉強をしたくらい。あれだけ良いゴルフをした後にこのようにブランクを作ってしまうあたり、自分もセンスないなあと。
そんな週末、時間があったので、2011「年度」の家計簿ファイルを前年度ファイルをもとに作成してみた。
(日本時間の4/25日に入る給料から一応平成23年度分ということなので。アメリカで年度ベースでものを考えるのには若干違和感があるが)
複式簿記にしているので、適当に記帳していた結果発生する澱のような誤差がB/Sのそこかしこに出る。そこでまずB/Sの各科目について残高照会を行い、その誤差を極力除去した。それでも残った分は特損として一発損失計上したが、プラスの誤差もマイナスの誤差もあったので自己資本がこれによって著しく毀損することはなく結果オーライ。
ファイル作り変えは年に一度しかしない作業なので、ファイルのそこかしこに仕込んでいた名前の定義やらIndirect関数やらの設定を思い出すのに時間がかかる。一か所いじったら周囲全部が#REF!となってびっくりしたり、使いづらい部分を修正したら仕込んでいたマクロも一緒に直すのを忘れて表がぐちゃぐちゃになってしまったり。
しかし、どうしてWordはマクロをUndoできるのにExcelはUndoできないんだ?マクロを実行する前に毎回保存するのも結構馬鹿馬鹿しい作業でできることならやりたくないのだが。「ExcelのマクロをUndoするプラグインを販売するベンチャー」とか作れば儲からないかしら。VCのお兄さんのPCを借りて、そこで下手なマクロを作動させてお兄さんの表をぐちゃぐちゃにして、開発した製品にてUndoして「はい、どうです、すごいでしょ」的な実演販売、受ける気がするんだけどな。
その後、Twitterで見つけたiPhoneの裏技を試す。ホームボタンの効きが悪くなったら「ホームボタンをデコピンせよ」というもの。なぜデコピンすると効きが良くなるのか、その説明は省略したいが、これはスゴイ、嘘みたい。色々な意味ですっきりした。
そんな週末、時間があったので、2011「年度」の家計簿ファイルを前年度ファイルをもとに作成してみた。
(日本時間の4/25日に入る給料から一応平成23年度分ということなので。アメリカで年度ベースでものを考えるのには若干違和感があるが)
複式簿記にしているので、適当に記帳していた結果発生する澱のような誤差がB/Sのそこかしこに出る。そこでまずB/Sの各科目について残高照会を行い、その誤差を極力除去した。それでも残った分は特損として一発損失計上したが、プラスの誤差もマイナスの誤差もあったので自己資本がこれによって著しく毀損することはなく結果オーライ。
ファイル作り変えは年に一度しかしない作業なので、ファイルのそこかしこに仕込んでいた名前の定義やらIndirect関数やらの設定を思い出すのに時間がかかる。一か所いじったら周囲全部が#REF!となってびっくりしたり、使いづらい部分を修正したら仕込んでいたマクロも一緒に直すのを忘れて表がぐちゃぐちゃになってしまったり。
しかし、どうしてWordはマクロをUndoできるのにExcelはUndoできないんだ?マクロを実行する前に毎回保存するのも結構馬鹿馬鹿しい作業でできることならやりたくないのだが。「ExcelのマクロをUndoするプラグインを販売するベンチャー」とか作れば儲からないかしら。VCのお兄さんのPCを借りて、そこで下手なマクロを作動させてお兄さんの表をぐちゃぐちゃにして、開発した製品にてUndoして「はい、どうです、すごいでしょ」的な実演販売、受ける気がするんだけどな。
その後、Twitterで見つけたiPhoneの裏技を試す。ホームボタンの効きが悪くなったら「ホームボタンをデコピンせよ」というもの。なぜデコピンすると効きが良くなるのか、その説明は省略したいが、これはスゴイ、嘘みたい。色々な意味ですっきりした。
Friday, April 22, 2011
アングラ
・金曜日。この日の夜は、日本人Undergrad学生が主催してくれた懇親BBQへ。先週ブログをさぼっている間にあった「近隣のUndergrad日本人学生向け就活セミナー」に「就活を経験された先輩その5」みたいな役回りで参加していたのだが、そこで知り合った学生に誘ってもらった。
結構大勢の人間が集まり、Undergrad十数名、MBA5,6名、PhD学生や先生とかも数名。食って飲んで、しかも先輩面を吹かすことができたからか、翌日朝起きて気が付いたが結構酔っぱらっていた。朝起きたら謎の頭痛...
先週今週と、彼らに対して色々先輩風を吹かせてアドバイスなんぞをしてきたのだが、正直、今の自分は彼らにアドバイスをするほど立派な人物なのかしらと申し訳なさを感じずにはいられなかった。というのは:
- 少なくとも先週はとあるヘボをした直後であり、アドバイスなんぞをしている自分がだいぶ滑稽であった
- 彼らの方が英語うまいし、米国社会により溶け込んでいるように見える
- 自分の歩んできた人生は、日本のドメ学生には多少は参考になるかもしれないが、学部からUCLAに来ているような彼らにとってモデルケースになるとは到底思えない
- 自分のケセラセラ的価値観は彼らの求めている答とはかなりズレていると思われる
などと思ったから。実際、先週も今週も、かなりしょうもないアドバイスばかりしてしまったような気がしており、あれでよかったのだろうかと思いを巡らせている。
なんというか、てっきり年をとれば立派になってアドバイス力もついてくるとか思っていたが、決してそんなことはないようだ。あるいは、他の人はしっかりアドバイスできるようになっていて、単に自分がまったく進歩していないだけかもしれないが。。。
とかなんとか考えていたらいっこうに勉強が進まず、「アドバイスできる立派な大人」への道のりはいっそう遠く...
結構大勢の人間が集まり、Undergrad十数名、MBA5,6名、PhD学生や先生とかも数名。食って飲んで、しかも先輩面を吹かすことができたからか、翌日朝起きて気が付いたが結構酔っぱらっていた。朝起きたら謎の頭痛...
先週今週と、彼らに対して色々先輩風を吹かせてアドバイスなんぞをしてきたのだが、正直、今の自分は彼らにアドバイスをするほど立派な人物なのかしらと申し訳なさを感じずにはいられなかった。というのは:
- 少なくとも先週はとあるヘボをした直後であり、アドバイスなんぞをしている自分がだいぶ滑稽であった
- 彼らの方が英語うまいし、米国社会により溶け込んでいるように見える
- 自分の歩んできた人生は、日本のドメ学生には多少は参考になるかもしれないが、学部からUCLAに来ているような彼らにとってモデルケースになるとは到底思えない
- 自分のケセラセラ的価値観は彼らの求めている答とはかなりズレていると思われる
などと思ったから。実際、先週も今週も、かなりしょうもないアドバイスばかりしてしまったような気がしており、あれでよかったのだろうかと思いを巡らせている。
なんというか、てっきり年をとれば立派になってアドバイス力もついてくるとか思っていたが、決してそんなことはないようだ。あるいは、他の人はしっかりアドバイスできるようになっていて、単に自分がまったく進歩していないだけかもしれないが。。。
とかなんとか考えていたらいっこうに勉強が進まず、「アドバイスできる立派な大人」への道のりはいっそう遠く...
Class of Chinese, by Chinese, for Chinese
木曜日。なんやかんやあって忙しいというのは過去2週間にわたって書いた通り。今週は普段レクチャーするだけの国際金融でケースディスカッションがあったことからいつも以上にひっちゃかめっちゃか。
いつも受講するたびに色々思うことができる戦略論や組織論についても何か思った気がするのだが、いま一瞬忘れてしまっているので、とりあえず選択科目の中国語について書く。
今学期受講している中国語は、前学期の続編にあたる。基本は押さえているという前提で、金勘定の仕方とか、レストランでの注文の仕方とか、商談の仕方(?)とかを学ぶのが今回の主な内容。
自分は前回の"中国語その1"の授業がかなり気に入っていた。主な理由は
- 少人数授業(15人ほど)で先生の対応がかなりきめ細かい(自分の名前を憶えてくれるだけでなく、自分の発音の癖まで知ってくれる)
- 2年生の日本人学生がいたので、まあ居場所もある
- 周囲も皆初心者なので、自分の下手があまり気にならない
といったところ。
しかし、今回の"中国語その2"、同じなのはクラスのサイズだけで、それ以外はちょっと様子が異なっている。
- まず、日本人が自分ひとりになってしまった。でもまあこれについては、最初の秋学期と冬学期で多少は揉まれたのでもうあまり気にならないのでよしとしよう。日本人ではないが友人もいるので、グループを組む相手がいなくて疎外感とかそういうことはないし。むしろ、ある意味日本人がいない方がしっかりできる側面もあるし。
- 微妙なのは、参加者の半分以上が中国系学生であること。「広東語は話せるがマンダリンも覚えたいので履修したアメリカンチャイニーズ」とか「ピンインに自信がないアメリカンチャイニーズ」とか、さらには「ぶっちゃけ喋れるけど、まあ、ねぇ、わかってよ、テヘ」という普通に台湾から来た学生もいたり。要はどこかで「中国語の先生は楽勝」という評判が広まってしまったようで、卒業のため楽に単位を取りたい中国系2年生がけっこうな人数集まってしまっている様子。
その結果、本当に中国語初心者としてもがいているのは自分を含め高々4,5名で、残り十数名の中国系学生は「ピンインを覚えるため」とか「広東語との違いを理解するため」とか「楽にAを取るため」とかのために受講している状況。先生も状況をなんとなく把握しており、そういう中国系学生とは普通に中国語で会話している。。
中国語も英語もペラペラな先生と、両方ペラペラな生徒達と、両方カタコトの自分。なかなかのアウェー感があるが、一応教授もそういった中国人学生も自分のような初心者に配慮してくれているので、今のところ何とか受講を続けられている。この授業はABCか可/不可を選べるので、可/不可でよいので自分のペースで楽しめればいいのかなと多少目線が低下してしまってはいるが。。
まあでも、ファイナンスについて一通り基礎知識があるのにファイナンス関連の選択授業を取っている自分も、一応「知識の深化・洗練を図りたい」という言い訳はあるとはいえ、あんまり人のことを言えないのかもしれないけど。
いつも受講するたびに色々思うことができる戦略論や組織論についても何か思った気がするのだが、いま一瞬忘れてしまっているので、とりあえず選択科目の中国語について書く。
今学期受講している中国語は、前学期の続編にあたる。基本は押さえているという前提で、金勘定の仕方とか、レストランでの注文の仕方とか、商談の仕方(?)とかを学ぶのが今回の主な内容。
自分は前回の"中国語その1"の授業がかなり気に入っていた。主な理由は
- 少人数授業(15人ほど)で先生の対応がかなりきめ細かい(自分の名前を憶えてくれるだけでなく、自分の発音の癖まで知ってくれる)
- 2年生の日本人学生がいたので、まあ居場所もある
- 周囲も皆初心者なので、自分の下手があまり気にならない
といったところ。
しかし、今回の"中国語その2"、同じなのはクラスのサイズだけで、それ以外はちょっと様子が異なっている。
- まず、日本人が自分ひとりになってしまった。でもまあこれについては、最初の秋学期と冬学期で多少は揉まれたのでもうあまり気にならないのでよしとしよう。日本人ではないが友人もいるので、グループを組む相手がいなくて疎外感とかそういうことはないし。むしろ、ある意味日本人がいない方がしっかりできる側面もあるし。
- 微妙なのは、参加者の半分以上が中国系学生であること。「広東語は話せるがマンダリンも覚えたいので履修したアメリカンチャイニーズ」とか「ピンインに自信がないアメリカンチャイニーズ」とか、さらには「ぶっちゃけ喋れるけど、まあ、ねぇ、わかってよ、テヘ」という普通に台湾から来た学生もいたり。要はどこかで「中国語の先生は楽勝」という評判が広まってしまったようで、卒業のため楽に単位を取りたい中国系2年生がけっこうな人数集まってしまっている様子。
その結果、本当に中国語初心者としてもがいているのは自分を含め高々4,5名で、残り十数名の中国系学生は「ピンインを覚えるため」とか「広東語との違いを理解するため」とか「楽にAを取るため」とかのために受講している状況。先生も状況をなんとなく把握しており、そういう中国系学生とは普通に中国語で会話している。。
中国語も英語もペラペラな先生と、両方ペラペラな生徒達と、両方カタコトの自分。なかなかのアウェー感があるが、一応教授もそういった中国人学生も自分のような初心者に配慮してくれているので、今のところ何とか受講を続けられている。この授業はABCか可/不可を選べるので、可/不可でよいので自分のペースで楽しめればいいのかなと多少目線が低下してしまってはいるが。。
まあでも、ファイナンスについて一通り基礎知識があるのにファイナンス関連の選択授業を取っている自分も、一応「知識の深化・洗練を図りたい」という言い訳はあるとはいえ、あんまり人のことを言えないのかもしれないけど。
Thursday, April 21, 2011
パープレー
先週さぼっていたところについての回顧シリーズ。
・先週の水曜日。授業がないので、友人家族とアーバインまでイチゴ狩りへ。
Tanaka Farmという名前やオレンジカウンティという立地から「日本語OK→楽勝」と高をくくっていたが、どうやらTanakaといっても日系3世くらいみたいで、電話は完全に英語でがっかり(といっても、さすがに電話できる程度の度胸はついてるけど...)
農場に着いてお金を払うと、でっかいトラクターの荷台に乗せてもらえる。そのトラクターで農場に入り、まずは野菜農園へ。もぎたて(抜きたて?)の人参やら何やらを食べさせてもらえるのだが、正直いくら採れたてとは言え生野菜をそんなにもらっても困る。結局持ちきれないほどの野菜をもらってしまい、持ちあわせの袋に大量の野菜を袋詰め。なんか野菜泥棒みたいだし、生野菜の青臭さに少し酔ってしまった。
野菜をやっつけた後、いよいよメインイベントのイチゴ狩り。トラクターから降りて15分取り放題。家族3人、イチゴをもいだり食べたり写真を撮ったりと一通りはしゃぐ。野菜にあてられていたのであまり食べられなかったのが個人的には残念。。
・帰宅してようやく生野菜酔いが治ってきたので、ふらっと近所の公園にて散歩。おひとり様で行ったのだが、結果的に40代後半くらいのカップル(TedとSue)と一緒に散歩。なんと、思いがけず人生で初めて後半をパープレーで回ってしまった。。あれから一週間たった今でもその記憶は鮮明に残っているので、またこんなこと二度となさそうなので、一生の記念としてウザいくらい詳細に記録を残しておくことにする。
前半:いつも通りって感じで47点。
後半:同伴者には、「2,3ホールやったら帰ります」と伝えてスタート。
10番(371y) ティーショット激飛び→残り100yを110y飛ぶはずのPWで打ったら案の定ダフってベタピン→入らずパー
11番(298y) ティーショットをプッシュアウトしたが木に跳ね返ってフェアウェイど真ん中、ただし距離は全然
→残り150yを6Iで、とりあえず乗った→2パットパー
12番(494y) ティーショット真っ直ぐ→UTでなんとなく180yくらい→ウェッジでベタピン→入らずパー。
「次ボギー叩いたら帰ります」と説明ぶりを軌道修正。
13番(134y) ティーショットは「7番で軽く」とか考え過ぎたらダフって花道にぽとり→アプローチも寄らず3mを残す→入っちゃった、パー。ちょっとソワソワしてくる。
14番(377y) ドライバー、いつも通りの力弱い球で220yほど→2打目の6Iで会心の一撃が出てワンピン→入らずパー。おかしい、アイアンが思った方向にしか飛ばない...
15番(334y) ドライバー普通→残り110y、ピンは右奥、バンカー越え。いつもなら左方向に打つところだが(そして右にふけてバンカーに入るのが定番だが)「もしかして、今、俺調子いいかも」と思ってPWでピン方向に打ってみる→案の定球はピン方向、あるいはバンカー方向に真っ直ぐ→バンカーをギリギリ越えてワンピン→やっと入ってバーディー。「ボギーが来たら帰る」と言っていたらまさかのバーディー先行(!!!
16番(361y) 右ドッグレッグ。完全に調子に乗り「少しフェースを開いてスライスを打ちたい」とかやったらど引っかけで左ラフ→残り160yの深いラフからUTで打ったらグリーン手前にぽとり→アプローチ寄らない、2パットでボギー。帰ろうかとも思ったがTedが「You should go on」というから続行、というかもちろん帰る気など消え失せていた。
17番(207y) 突然長いパー3.かついで回ることから4Wを抜いてきていたことから、やむなくUTで打つが届かないしフックするし→2打目はまさかのベアグラウンド。終わったか...と諦めつつもとりあえず打ってみたら何となくちゃんと打てて一応乗った→2パットボギー。ここでようやくオーバーパー。逆にほっとする
18番(350y) ティーショットが激とび→残り90yをウェッジで打ったらピン下1mにドスン→楽勝バーディ。あれ、イーブンに戻っちゃった。。。Tedと抱擁を交わし(パートナーのSueは初心者で、途中で飽きてずっとカート運転してたので割愛)、ハグしてThank you so muchを連発して別れた。Sueに帰ろう帰ろうとうるさく言われていたのに付き合ってくれたTedは、もしかすると人生の恩人トップ5するかも。
..以上、完全に自分だけのためのメモ。
この日の夜にとある失態が判明したのだが、個人的にはブラックスワン的ミラクルの後にブラックスワン的トラブルが起きたので、なるほどなぁとうなずいてしまった。
・先週の水曜日。授業がないので、友人家族とアーバインまでイチゴ狩りへ。
Tanaka Farmという名前やオレンジカウンティという立地から「日本語OK→楽勝」と高をくくっていたが、どうやらTanakaといっても日系3世くらいみたいで、電話は完全に英語でがっかり(といっても、さすがに電話できる程度の度胸はついてるけど...)
農場に着いてお金を払うと、でっかいトラクターの荷台に乗せてもらえる。そのトラクターで農場に入り、まずは野菜農園へ。もぎたて(抜きたて?)の人参やら何やらを食べさせてもらえるのだが、正直いくら採れたてとは言え生野菜をそんなにもらっても困る。結局持ちきれないほどの野菜をもらってしまい、持ちあわせの袋に大量の野菜を袋詰め。なんか野菜泥棒みたいだし、生野菜の青臭さに少し酔ってしまった。
野菜をやっつけた後、いよいよメインイベントのイチゴ狩り。トラクターから降りて15分取り放題。家族3人、イチゴをもいだり食べたり写真を撮ったりと一通りはしゃぐ。野菜にあてられていたのであまり食べられなかったのが個人的には残念。。
・帰宅してようやく生野菜酔いが治ってきたので、ふらっと近所の公園にて散歩。おひとり様で行ったのだが、結果的に40代後半くらいのカップル(TedとSue)と一緒に散歩。なんと、思いがけず人生で初めて後半をパープレーで回ってしまった。。あれから一週間たった今でもその記憶は鮮明に残っているので、またこんなこと二度となさそうなので、一生の記念としてウザいくらい詳細に記録を残しておくことにする。
前半:いつも通りって感じで47点。
後半:同伴者には、「2,3ホールやったら帰ります」と伝えてスタート。
10番(371y) ティーショット激飛び→残り100yを110y飛ぶはずのPWで打ったら案の定ダフってベタピン→入らずパー
11番(298y) ティーショットをプッシュアウトしたが木に跳ね返ってフェアウェイど真ん中、ただし距離は全然
→残り150yを6Iで、とりあえず乗った→2パットパー
12番(494y) ティーショット真っ直ぐ→UTでなんとなく180yくらい→ウェッジでベタピン→入らずパー。
「次ボギー叩いたら帰ります」と説明ぶりを軌道修正。
13番(134y) ティーショットは「7番で軽く」とか考え過ぎたらダフって花道にぽとり→アプローチも寄らず3mを残す→入っちゃった、パー。ちょっとソワソワしてくる。
14番(377y) ドライバー、いつも通りの力弱い球で220yほど→2打目の6Iで会心の一撃が出てワンピン→入らずパー。おかしい、アイアンが思った方向にしか飛ばない...
15番(334y) ドライバー普通→残り110y、ピンは右奥、バンカー越え。いつもなら左方向に打つところだが(そして右にふけてバンカーに入るのが定番だが)「もしかして、今、俺調子いいかも」と思ってPWでピン方向に打ってみる→案の定球はピン方向、あるいはバンカー方向に真っ直ぐ→バンカーをギリギリ越えてワンピン→やっと入ってバーディー。「ボギーが来たら帰る」と言っていたらまさかのバーディー先行(!!!
16番(361y) 右ドッグレッグ。完全に調子に乗り「少しフェースを開いてスライスを打ちたい」とかやったらど引っかけで左ラフ→残り160yの深いラフからUTで打ったらグリーン手前にぽとり→アプローチ寄らない、2パットでボギー。帰ろうかとも思ったがTedが「You should go on」というから続行、というかもちろん帰る気など消え失せていた。
17番(207y) 突然長いパー3.かついで回ることから4Wを抜いてきていたことから、やむなくUTで打つが届かないしフックするし→2打目はまさかのベアグラウンド。終わったか...と諦めつつもとりあえず打ってみたら何となくちゃんと打てて一応乗った→2パットボギー。ここでようやくオーバーパー。逆にほっとする
18番(350y) ティーショットが激とび→残り90yをウェッジで打ったらピン下1mにドスン→楽勝バーディ。あれ、イーブンに戻っちゃった。。。Tedと抱擁を交わし(パートナーのSueは初心者で、途中で飽きてずっとカート運転してたので割愛)、ハグしてThank you so muchを連発して別れた。Sueに帰ろう帰ろうとうるさく言われていたのに付き合ってくれたTedは、もしかすると人生の恩人トップ5するかも。
..以上、完全に自分だけのためのメモ。
この日の夜にとある失態が判明したのだが、個人的にはブラックスワン的ミラクルの後にブラックスワン的トラブルが起きたので、なるほどなぁとうなずいてしまった。
Wednesday, April 20, 2011
Another team meeting
水曜日。選択科目(International Finance)のグループ課題の打ち合わせのため学校へ。白人のアメリカ人クラスメート3人と組んでいるが、なんというか、普段の「多国籍チーム」や「アジア人ばっかりチーム」とは違う雰囲気を味わうことができたので記録しておく。
なんというか、疲れたけど、「意識して『似てない人』と関わって刺激(違和感・ストレスもwelcome)を得る」というのを今学期の目標の一つにしているので、まあ楽しめたかなといった感じの時間であった。
- 集合時間にミーティングルームに行ったら、その場にいたのは時間をアレンジしてくれたM君ただ一人。J君が30分、C君が50分の遅刻...
- 遅れてきたJ君とC君は予習ゼロ。「いやーこれムズいよね、hahaha」みたいな感じ。
- そのわりに、彼らが来るまで自分とM君でやっていたところに口を出す。というか、一人遅れて来るたびにQ1に戻ることに...
- C君、時間にはルーズだが統計的手続きにはきわめて厳しい。
ある20年間における金利とインフレ率の関係について述べよという問いについて、自分とM君がさらっと相関係数だけCORREL関数で計算して終わりにしていたら、
「そんなんじゃ足らん。回帰と検定するだけで俺たちは簡単にextra pointをゲットできるんだぜ。f**king coolだと思わないか、guys, hahaha」だって。結局そこからExcelでの回帰方法とか、検定についての復習タイムが20分程。 - リードしていたM君、途中で集中力が途切れ、下ネタに移行。下ネタ→hahahaといった感じの時間がしばし。
- M君、突然放屁。J君がSounds coolと叫び、J君がMe tooと言った後自分を見て「おい、Me threeだろ」と指導が入る...「アメリカではおならはマシだがゲップはアウト」みたいな話を聞いたことがあるが、とりあえず皆ネタ含みとは思うが好き放題放屁もゲップもしていた。
- そんな自分も様子を見ながら少しずつ一言一言の頭にf**kingをつけてみたり。
- なかなかQ6からQ7に移れない。下ネタの次はグルメ話。サンタモニカにあるどうしたこうしたっていう店のサンドイッチがawesomeで云々。そして何より、自分の隣に座っているC君、素足にサンダルだが、足がくさくて仕方ない。。。
- と言っていたらあっという間に終了5分前。延長戦かなと思っていたら、皆急に慌てだし、あっという間に残り2問が終わって終了。
- さて帰るかというとき、C君「どうでもいいけど、次からはミーティングするならちゃんと前日に言ってくれよな」
→一同「いやいや...」
なんというか、疲れたけど、「意識して『似てない人』と関わって刺激(違和感・ストレスもwelcome)を得る」というのを今学期の目標の一つにしているので、まあ楽しめたかなといった感じの時間であった。
Tuesday, April 12, 2011
Old Good Days
火曜日。必修のStrategy→選択のInternational Finance→必修のOrganizational Behavior。夕方は班でミーティング。平穏な一日。
Strategy。前回教授による舌禍騒動があったが、冒頭にさらっと謝罪して終了。まあ教授を途中でチェンジするわけにもいかないのだろうから、そんなものか。しかしUCLAだけかもしれないが、戦略論はかなり経済学に近いところに位置しているように思われる。なので、もっと普通に経済学の先生に教えてもらった方が良いかもとふと思ったり。
Organizational Behavior。内的モチベーションをうまくマネージしている企業のケースというものを扱ったのだが、なんというか古き良き日本の会社を見ているかのよう。
- 新卒主義
- 手厚い福利厚生
- 給与はそれなりに高いが、ボーナスによるインセンティブ設計は皆無
- 長期志向
- 社内OJT重視
いまでもこの会社は「働きたい会社」でトップに位置しているらしい。
ここで、こないだの戦略論でふと沸いた疑問がまたふと再浮上した。この会社、衰退局面ではどのような戦略をとるのだろうかと。
多くの日本企業が、バブル崩壊後から現在にかけて、一生懸命リストラと称して固定費の削減に勤しんできた。希望退職を募って、社内OJTの機会を減らして、社宅を廃止して(=多くの人にとって住宅費用の大幅増加を意味する)、各種福利厚生を圧縮して。最近のブームはホワイトカラーエグゼンプションという名の残業代圧縮といったところか。担当した経営者あるいは人事部門の人の心労は想像を絶するものであっただろうと推察はするが、若者の立場から見た不公平感は否定しえないと思う。多くの企業で、いま20代の若者の多くが「昔は社宅があって保養所があって」とか「昔は給料も今より良くて」とか聞かされて、なんだかおかしいなぁと思いながら深夜に菓子パンをかじりながらパワポを作っていたりするのではないだろうか。「父親よりいい学校に入ったのに父親よりいい暮らしをできる気がせず茫洋とした不安を抱えている」なんて人、少なくないのではないだろうか。
(この「若者いじめ」、個人的には、残念ではあるがやむを得ない側面もあると思う。というのは、いまのおじいさんおばあさん世代やおじさんおばさん世代が気付きあげた貯金で今の若者が食えている側面が少なくないからだ。我々世代にとって殆どすべてのインフラは使うものであって作るものではなかった。鉄道・空港・通信設備・あるいは法制度・市場慣習といったソフト面も含めて。それゆえ、貢献度でウェイティングしたら、年配の人に果実の多くが回るのは仕方がない側面もあるとは思う。ただし、若者をEncourageしない点・自分個人に甘い汁が回ってこない点(汗)において称賛することはできないのだけれど...)
その会社の各種制度はもちろん素晴らしいものなんだろうと思う。実際、そこで今現在働いている社員が満足といっているビデオがあったのだから確かに素晴らしいのだろう。
しかし、縮小局面に入ったとき、この会社はおそらくその充実したシステムを維持できなくなる。一言でいうとそれらのシステムは固定費であり営業レバレッジであるから、リストラの一丁目一番地にならざるを得ないだろう。そして、ひとたびリストラが始まったら最後、その企業にかつてのようなユートピアは二度と訪れないだろう。日本よりは流動性が高いだろうから、仮に充実した福利厚生や各種システムがなくなってしまえば、高い給料といったわかりやすい(短期的に収穫が見込める)インセンティブを用意しなくてはならなくなる。そして、今日習った内容によれば、内的モチベーションを原動力としていた企業が金銭等の外的インセンティブに頼るようになると、往々にして従業員のモチベーションは一層低下してしまうようだ。「やりがい」「充実感」がカネに置き換えられてしまうと、内的充実に価値を見出すことが難しくなってしまう。
それでは、「峠を越えた」企業が従業員にモチベーションを維持させるため有効な手法は一体何なんだろうか。赤字覚悟で既存の固定費的福祉政策を維持すること?短期的な従業員のIncentive Distortionを犠牲にしてでも短期的外的インセンティブを導入すること(「成果主義」、日本でも流行ったよな)?「転職に役立つスキルや経験」を提供すること???いっそ峠を越えたらサクっと会社清算が一番すっきりするような気がしないでもないが、なんとなく現実的でない感じもする。2年生になって、可能であれば、「Moderateな需要の成長を前提とした論理体系」以外の世界についても学ぶことができればよいと思っている。
なんとなく今の日本では、モチベーションを維持させる努力もせず、単なる根性論でこれまでと同水準の献身を要求してしまっている企業が多いような感触を持っている。たとえば、よくフライトアテンダントやデパートの店員のクオリティが下がったという批判を聞くが、下がらない方がおかしいだろうに、そういった企業がIR等で顧客サービスとか謳っていると、やや誠実でないように思えて仕方ない。
まあ別に、そこで働きたいという人がいるのであれば、別に自分がつべこべ言う筋合いの問題ではない。ただ、自分が将来何らかの形で経営に携わるのであれば(携わることを意識しているからMBAに来ているような気がしないでもないし)、この問題は自分が関与する企業については必ず取り組まなくてはならなくなるのだろう。
MBAでの流行がアントレであることについて、側面からその一因が見えたような気がする。おそらく衰退局面にある企業の経営などMBAの思考回路になじまないのだろう。それゆえ、学生も学校も、残されたユートピアであるアントレの世界に「逃げている」側面があるのではないかと邪推している。そりゃあ成長している世界があるなら、そっち行きたくなる気持ちはとてもよくわかる。
しかし、それにしても、地震が来て「これでしばらくは復興需要で...」とある意味において安堵してしまった自分が情けない。被災者に同情が足りないという点でも反省が必要なのかもしれないが、それよりも「復興需要くらいしか母国に機会を見いだせない自分の曇った目」はMBA学生として反省すべきものであるのではないかと感じている。
Strategy。前回教授による舌禍騒動があったが、冒頭にさらっと謝罪して終了。まあ教授を途中でチェンジするわけにもいかないのだろうから、そんなものか。しかしUCLAだけかもしれないが、戦略論はかなり経済学に近いところに位置しているように思われる。なので、もっと普通に経済学の先生に教えてもらった方が良いかもとふと思ったり。
Organizational Behavior。内的モチベーションをうまくマネージしている企業のケースというものを扱ったのだが、なんというか古き良き日本の会社を見ているかのよう。
- 新卒主義
- 手厚い福利厚生
- 給与はそれなりに高いが、ボーナスによるインセンティブ設計は皆無
- 長期志向
- 社内OJT重視
いまでもこの会社は「働きたい会社」でトップに位置しているらしい。
ここで、こないだの戦略論でふと沸いた疑問がまたふと再浮上した。この会社、衰退局面ではどのような戦略をとるのだろうかと。
多くの日本企業が、バブル崩壊後から現在にかけて、一生懸命リストラと称して固定費の削減に勤しんできた。希望退職を募って、社内OJTの機会を減らして、社宅を廃止して(=多くの人にとって住宅費用の大幅増加を意味する)、各種福利厚生を圧縮して。最近のブームはホワイトカラーエグゼンプションという名の残業代圧縮といったところか。担当した経営者あるいは人事部門の人の心労は想像を絶するものであっただろうと推察はするが、若者の立場から見た不公平感は否定しえないと思う。多くの企業で、いま20代の若者の多くが「昔は社宅があって保養所があって」とか「昔は給料も今より良くて」とか聞かされて、なんだかおかしいなぁと思いながら深夜に菓子パンをかじりながらパワポを作っていたりするのではないだろうか。「父親よりいい学校に入ったのに父親よりいい暮らしをできる気がせず茫洋とした不安を抱えている」なんて人、少なくないのではないだろうか。
(この「若者いじめ」、個人的には、残念ではあるがやむを得ない側面もあると思う。というのは、いまのおじいさんおばあさん世代やおじさんおばさん世代が気付きあげた貯金で今の若者が食えている側面が少なくないからだ。我々世代にとって殆どすべてのインフラは使うものであって作るものではなかった。鉄道・空港・通信設備・あるいは法制度・市場慣習といったソフト面も含めて。それゆえ、貢献度でウェイティングしたら、年配の人に果実の多くが回るのは仕方がない側面もあるとは思う。ただし、若者をEncourageしない点・自分個人に甘い汁が回ってこない点(汗)において称賛することはできないのだけれど...)
その会社の各種制度はもちろん素晴らしいものなんだろうと思う。実際、そこで今現在働いている社員が満足といっているビデオがあったのだから確かに素晴らしいのだろう。
しかし、縮小局面に入ったとき、この会社はおそらくその充実したシステムを維持できなくなる。一言でいうとそれらのシステムは固定費であり営業レバレッジであるから、リストラの一丁目一番地にならざるを得ないだろう。そして、ひとたびリストラが始まったら最後、その企業にかつてのようなユートピアは二度と訪れないだろう。日本よりは流動性が高いだろうから、仮に充実した福利厚生や各種システムがなくなってしまえば、高い給料といったわかりやすい(短期的に収穫が見込める)インセンティブを用意しなくてはならなくなる。そして、今日習った内容によれば、内的モチベーションを原動力としていた企業が金銭等の外的インセンティブに頼るようになると、往々にして従業員のモチベーションは一層低下してしまうようだ。「やりがい」「充実感」がカネに置き換えられてしまうと、内的充実に価値を見出すことが難しくなってしまう。
それでは、「峠を越えた」企業が従業員にモチベーションを維持させるため有効な手法は一体何なんだろうか。赤字覚悟で既存の固定費的福祉政策を維持すること?短期的な従業員のIncentive Distortionを犠牲にしてでも短期的外的インセンティブを導入すること(「成果主義」、日本でも流行ったよな)?「転職に役立つスキルや経験」を提供すること???いっそ峠を越えたらサクっと会社清算が一番すっきりするような気がしないでもないが、なんとなく現実的でない感じもする。2年生になって、可能であれば、「Moderateな需要の成長を前提とした論理体系」以外の世界についても学ぶことができればよいと思っている。
なんとなく今の日本では、モチベーションを維持させる努力もせず、単なる根性論でこれまでと同水準の献身を要求してしまっている企業が多いような感触を持っている。たとえば、よくフライトアテンダントやデパートの店員のクオリティが下がったという批判を聞くが、下がらない方がおかしいだろうに、そういった企業がIR等で顧客サービスとか謳っていると、やや誠実でないように思えて仕方ない。
まあ別に、そこで働きたいという人がいるのであれば、別に自分がつべこべ言う筋合いの問題ではない。ただ、自分が将来何らかの形で経営に携わるのであれば(携わることを意識しているからMBAに来ているような気がしないでもないし)、この問題は自分が関与する企業については必ず取り組まなくてはならなくなるのだろう。
MBAでの流行がアントレであることについて、側面からその一因が見えたような気がする。おそらく衰退局面にある企業の経営などMBAの思考回路になじまないのだろう。それゆえ、学生も学校も、残されたユートピアであるアントレの世界に「逃げている」側面があるのではないかと邪推している。そりゃあ成長している世界があるなら、そっち行きたくなる気持ちはとてもよくわかる。
しかし、それにしても、地震が来て「これでしばらくは復興需要で...」とある意味において安堵してしまった自分が情けない。被災者に同情が足りないという点でも反省が必要なのかもしれないが、それよりも「復興需要くらいしか母国に機会を見いだせない自分の曇った目」はMBA学生として反省すべきものであるのではないかと感じている。
Monday, April 11, 2011
確定申告など
月曜日。今週は朝イチの歯医者もなければ夜の踊りの練習もないので、「一日を完全に自分のために使い切ってやったぜ」的な感じ。自分でコントロールした感があるといえばそうとも言える感じだが、物足りないといえば物足りないような。
時間があると精神的に余裕もあるのか、作業もはかどる。終わるかどうか心配していた宿題も、明日ミーティングする分のみならず明後日ミーティングする分も自分の準備が終わってしまった。と、時間的余裕があるので、というか本当は時間的余裕がなくても取り組まなくてはいけなかったのだが、今日は確定申告について情報収集&作業を行った。
派遣元の人事部・各種友人・Google先生等関係各所に問い合わせたが、笑えるほど各人によって回答が異なり参ったが、とりあえず
「やらなくてもOKっぽいが、『精神衛生上すっきりする』という個人的メリットの方が『確定申告支援ソフトの利用料とか自分の時給』とかいったデメリットを上回るように思えたので、一丁やってみよう」
という結論に達し、やってみることにした。
作業方法についても手取り足取り教えてもらったので、始めたと思ったら終わっていたと言うと言い過ぎだがそれくらいあっさり終わった。つい2週間ほど前に「確定申告をすれば、消費税について還付が得られる」という噂を聞いて別の確定申告支援サイトを利用したことがあったが、そのときはややこしすぎて断念していた。そのときと比べると、今回教わったサイトは便利極まりなくて助かった。
この作業によって還付が得られるわけでもないのだが、上記の通り、少なくとも自分の中にあった「もやもや」が晴れたという点においてとりあえずすっきり。また、上記の都市伝説についても今回のお勉強のおかげで「たぶん無理」という納得感を得ることができたのでこれについてもすっきり。しかし、この程度のことくらいしか「もやもや」がないあたり、ストレスレスな生活させてもらっているなぁと軽く自己満足してみたり、「こんなんでいいのかな」と危機意識を感じてみたり。
時間があると精神的に余裕もあるのか、作業もはかどる。終わるかどうか心配していた宿題も、明日ミーティングする分のみならず明後日ミーティングする分も自分の準備が終わってしまった。と、時間的余裕があるので、というか本当は時間的余裕がなくても取り組まなくてはいけなかったのだが、今日は確定申告について情報収集&作業を行った。
派遣元の人事部・各種友人・Google先生等関係各所に問い合わせたが、笑えるほど各人によって回答が異なり参ったが、とりあえず
「やらなくてもOKっぽいが、『精神衛生上すっきりする』という個人的メリットの方が『確定申告支援ソフトの利用料とか自分の時給』とかいったデメリットを上回るように思えたので、一丁やってみよう」
という結論に達し、やってみることにした。
作業方法についても手取り足取り教えてもらったので、始めたと思ったら終わっていたと言うと言い過ぎだがそれくらいあっさり終わった。つい2週間ほど前に「確定申告をすれば、消費税について還付が得られる」という噂を聞いて別の確定申告支援サイトを利用したことがあったが、そのときはややこしすぎて断念していた。そのときと比べると、今回教わったサイトは便利極まりなくて助かった。
この作業によって還付が得られるわけでもないのだが、上記の通り、少なくとも自分の中にあった「もやもや」が晴れたという点においてとりあえずすっきり。また、上記の都市伝説についても今回のお勉強のおかげで「たぶん無理」という納得感を得ることができたのでこれについてもすっきり。しかし、この程度のことくらいしか「もやもや」がないあたり、ストレスレスな生活させてもらっているなぁと軽く自己満足してみたり、「こんなんでいいのかな」と危機意識を感じてみたり。
Sunday, April 10, 2011
のんびり週末
日曜日。寝坊して起きて、ブランチに蕎麦食って、昼から日本人にてゴルフ。晩飯も和食で、完全に和な一日。
同じ学部の先輩との懇親ラウンドだったが、普段やっている同世代の人とのラウンドとはまた違う雰囲気で楽しかった。
ゴルフは、あまりにパットが入らず頭に血が上り、ついに終盤17番で大たたき…という、まあなんというか、いつも通りな感じの展開。それにしても入れ頃外し頃が全く入らなかったな。。。でもまあ、仮にパターが入っていたとしても、どうせアプローチでザックリとかしていたんだろうけど。
でもそんな中にも、ユーティリティの打率が良くなってきたこととか、バンカーショットの精度が高くなってきたこととか(「たまに出ない」→「とりあえず出る」というレベルの改善だけど)、「他人は気付いていないだろうが自分には感じ取れるささやかな改善」はあったので、スコアはしょぼかったけど個人的には充実感のあるラウンド。この反省を踏まえ、極めて近い将来に復習にいくことができれば最高なんだけど、宿題やら家族サービスやらもあるしなぁ、と。
同じ学部の先輩との懇親ラウンドだったが、普段やっている同世代の人とのラウンドとはまた違う雰囲気で楽しかった。
ゴルフは、あまりにパットが入らず頭に血が上り、ついに終盤17番で大たたき…という、まあなんというか、いつも通りな感じの展開。それにしても入れ頃外し頃が全く入らなかったな。。。でもまあ、仮にパターが入っていたとしても、どうせアプローチでザックリとかしていたんだろうけど。
でもそんな中にも、ユーティリティの打率が良くなってきたこととか、バンカーショットの精度が高くなってきたこととか(「たまに出ない」→「とりあえず出る」というレベルの改善だけど)、「他人は気付いていないだろうが自分には感じ取れるささやかな改善」はあったので、スコアはしょぼかったけど個人的には充実感のあるラウンド。この反省を踏まえ、極めて近い将来に復習にいくことができれば最高なんだけど、宿題やら家族サービスやらもあるしなぁ、と。
Saturday, April 9, 2011
Confirmation Bias
・土曜日。妻はゴルフで自分はキャンパスビジット対応。昼からちょっと中国語の宿題をやってチームメイトとやりとりなんかをちょっとやったが、基本はずっとマスターズ観戦。タイガーsuck. 夜はずっと気になっていたけど行けていなかった「わかさんち」にて夕食。おまかせで一人45ドルで、もう本当に日本の結構おいしいレベルの和食がおなか一杯食べられて大満足。東京でもこの手の店を発掘したいのだが、どうも東京ではラーメン屋とか定食屋とか、お手軽系ばかりレパートリーが増えてしまっていて駄目だ。
ところで、授業で習って印象に残った話を昨日に続いてもう一つ。
Organizational Behaviorにて「Confirmation Bias」という概念を習った。自分がニュートラルではなく特定の意見を持っていると、その意見の裏付けとなるような都合の良い情報がひとたび見つかると、人はその情報に安心してしまい、それ以上の分析をやめてしまう傾向があるとのこと。
なるほど、これは言われてみると胸に刺さるところがある。
留学前、役所で経済分析をしていたときに「デフレはそんなに短期間には解決しない」ということを言いたかったことがある。そのとき、とにかく自分の頭の中には「デフレ長期化」という結論が頭にあったので、情報収集作業では専ら「デフレが続くということを示す情報を探す作業」をしてしまった。エコノミスト業界ではだいたいどんなトピックについても賛否どちら側の意見も簡単に見つけることができる。そのときも実際、デフレ長期化を支持するような意見やらレポートやら、あっという間にいくつか収集することができたが、自分はそこで情報収集をストップしてまっていた。いま思うと、「仮にデフレが長期化しないなら」という方向での批判的考察が全然足りていなかったように反省される。
また、これは自分だけではない。どこかでマッキンゼー流だかBCG流だか仕事術という話を見聞きしたことがあるが、彼らの「効率的仕事術」の肝は
- まず結論がどうであるか仮説を立てて、
- データでそれが正しいか否か検証する
というものであった。仮説が何もない状態で闇雲に情報収集をしても効率が悪いから駄目だ、まず仮説を立ててそれをベースに情報収集をすべきだ、そういう感じであった。
しかし、そこにはConfirmation Biasが入ってしまうリスクが存在するように思われる。上記のごとく仮説ベースの思考回路で仕事を進めていると、ひとたび自分の意見を裏付けるような情報が見つかってしまうと、人はかなりの確率でそこで情報収集をやめてしまうのではないだろうか。わざわざそこから、反論を探すべく更なる情報収集を始める人はそうはいないのではないだろうか。
つまり、自分がふと思った懸念は、
- Confirmation Biasは自分のみならず日本の企業社会にわりと広く存在しているのではないか
- であれば、多くの企業において、本当に適切な形での意思決定がなされていない(=偉い人の思いつきが、Confirmation Biasによって補強されただけのプランが是認されているだけ)という事例が蔓延してしまっているのではないか
- これからの日本のように「やめること」「減らすこと」というネガティブなアクションが重要になってくる経済 - 企業においては、偉い人の思いつき(得てして「増やす」「始める」系が多い)と本当に望ましいことが乖離することが多くなると思うが、Confirmation Biasを放置したままにしていると、偉い人の思いつきを組織として却下することができなくなってしまうのではないか
というもの。
授業で習った解決策は、
- 情報収集をどこまでするかルールを設けておく(=都合の良い情報が見つかったところでおしまいにしない)
- コンサルなど第三者の意見を仰ぐ
というものであった(ただ、第三者のコンサルにも、クライアントに嫌われないようにするインセンティブとか、Confirmation Biasが存在するのだが)。
よく、過去の勤務先で、分析結果を説明した際に上司から
「なるほどわかった。ところで、他の人はどういっている?たとえば○○証券の××さんとか」
といった感じで他の人の意見を確認したいというリクエストを受けることが多かった。あのときは
「なんだよ、俺の言うことに納得してくれないのかよ、、、」とか多少渋い思いを抱いたものであった。しかし、今回の授業を踏まえると、上司は彼・そして自分の中に不可避的に存在するConfirmation Biasを可能な限り除去したという思いで(意識的にか無意識にか)あのようなリクエストを自分に与えていたのかもしれないと思いいま一人納得モード。
なので、帰国後は自分としても「一応反対意見も探す姿勢」を持っている必要があるし、仮に上司が自分の意見を無批判に受け入れたらそれはそれで危険なことだと思うことにしたいと思う。
ところで、個人的にもっと反省しなければならないConfirmation Biasは、人の品定めをしてしまうことかもしれない。よくやってしまうのが、
- 容姿や所作から「こいつなんか微妙」という固定観念のような第一印象を人に対して抱いてしまい
- その人が出会って間もないときに何かミスやしょぼいことをやったときに「ああ、やっぱりこいつは駄目な人なんだな、距離置いて接しよう」とかなり早い段階でその人との接し方を固めてしまう
- でも長期的に見ると、その人は実は思っていたよりもしょぼくなかったりすることがある(思っていたよりもっとしょぼいこともあるが)。そういうとき、第一印象と序盤のポカミスによって駄目な人と決めつけて接してしまっていたゆえに、その後印象が改善してもその人との関係を温めることができずに勿体ない思いをする
というもの。自分に限った話でもないかもしれないが、要は第一印象で相手にに対して必要以上にレッテルを貼ってしまう自分の癖はConfirmation Biasがかかったものであるように思われる。特に身に着けているものが微妙な人とかに対する決めつけ(「こいつダサい→こいつ内面も微妙」とか)。けっこうな人数の人を、このバイアスのおかげで友人にし損ねている気がしないでもないので、見た目で人のクオリティを決めつけないとか、もう少し配慮しないといけないのだろうなと(わかっちゃいたが)再認識。
ところで、授業で習って印象に残った話を昨日に続いてもう一つ。
Organizational Behaviorにて「Confirmation Bias」という概念を習った。自分がニュートラルではなく特定の意見を持っていると、その意見の裏付けとなるような都合の良い情報がひとたび見つかると、人はその情報に安心してしまい、それ以上の分析をやめてしまう傾向があるとのこと。
なるほど、これは言われてみると胸に刺さるところがある。
留学前、役所で経済分析をしていたときに「デフレはそんなに短期間には解決しない」ということを言いたかったことがある。そのとき、とにかく自分の頭の中には「デフレ長期化」という結論が頭にあったので、情報収集作業では専ら「デフレが続くということを示す情報を探す作業」をしてしまった。エコノミスト業界ではだいたいどんなトピックについても賛否どちら側の意見も簡単に見つけることができる。そのときも実際、デフレ長期化を支持するような意見やらレポートやら、あっという間にいくつか収集することができたが、自分はそこで情報収集をストップしてまっていた。いま思うと、「仮にデフレが長期化しないなら」という方向での批判的考察が全然足りていなかったように反省される。
また、これは自分だけではない。どこかでマッキンゼー流だかBCG流だか仕事術という話を見聞きしたことがあるが、彼らの「効率的仕事術」の肝は
- まず結論がどうであるか仮説を立てて、
- データでそれが正しいか否か検証する
というものであった。仮説が何もない状態で闇雲に情報収集をしても効率が悪いから駄目だ、まず仮説を立ててそれをベースに情報収集をすべきだ、そういう感じであった。
しかし、そこにはConfirmation Biasが入ってしまうリスクが存在するように思われる。上記のごとく仮説ベースの思考回路で仕事を進めていると、ひとたび自分の意見を裏付けるような情報が見つかってしまうと、人はかなりの確率でそこで情報収集をやめてしまうのではないだろうか。わざわざそこから、反論を探すべく更なる情報収集を始める人はそうはいないのではないだろうか。
つまり、自分がふと思った懸念は、
- Confirmation Biasは自分のみならず日本の企業社会にわりと広く存在しているのではないか
- であれば、多くの企業において、本当に適切な形での意思決定がなされていない(=偉い人の思いつきが、Confirmation Biasによって補強されただけのプランが是認されているだけ)という事例が蔓延してしまっているのではないか
- これからの日本のように「やめること」「減らすこと」というネガティブなアクションが重要になってくる経済 - 企業においては、偉い人の思いつき(得てして「増やす」「始める」系が多い)と本当に望ましいことが乖離することが多くなると思うが、Confirmation Biasを放置したままにしていると、偉い人の思いつきを組織として却下することができなくなってしまうのではないか
というもの。
授業で習った解決策は、
- 情報収集をどこまでするかルールを設けておく(=都合の良い情報が見つかったところでおしまいにしない)
- コンサルなど第三者の意見を仰ぐ
というものであった(ただ、第三者のコンサルにも、クライアントに嫌われないようにするインセンティブとか、Confirmation Biasが存在するのだが)。
よく、過去の勤務先で、分析結果を説明した際に上司から
「なるほどわかった。ところで、他の人はどういっている?たとえば○○証券の××さんとか」
といった感じで他の人の意見を確認したいというリクエストを受けることが多かった。あのときは
「なんだよ、俺の言うことに納得してくれないのかよ、、、」とか多少渋い思いを抱いたものであった。しかし、今回の授業を踏まえると、上司は彼・そして自分の中に不可避的に存在するConfirmation Biasを可能な限り除去したという思いで(意識的にか無意識にか)あのようなリクエストを自分に与えていたのかもしれないと思いいま一人納得モード。
なので、帰国後は自分としても「一応反対意見も探す姿勢」を持っている必要があるし、仮に上司が自分の意見を無批判に受け入れたらそれはそれで危険なことだと思うことにしたいと思う。
ところで、個人的にもっと反省しなければならないConfirmation Biasは、人の品定めをしてしまうことかもしれない。よくやってしまうのが、
- 容姿や所作から「こいつなんか微妙」という固定観念のような第一印象を人に対して抱いてしまい
- その人が出会って間もないときに何かミスやしょぼいことをやったときに「ああ、やっぱりこいつは駄目な人なんだな、距離置いて接しよう」とかなり早い段階でその人との接し方を固めてしまう
- でも長期的に見ると、その人は実は思っていたよりもしょぼくなかったりすることがある(思っていたよりもっとしょぼいこともあるが)。そういうとき、第一印象と序盤のポカミスによって駄目な人と決めつけて接してしまっていたゆえに、その後印象が改善してもその人との関係を温めることができずに勿体ない思いをする
というもの。自分に限った話でもないかもしれないが、要は第一印象で相手にに対して必要以上にレッテルを貼ってしまう自分の癖はConfirmation Biasがかかったものであるように思われる。特に身に着けているものが微妙な人とかに対する決めつけ(「こいつダサい→こいつ内面も微妙」とか)。けっこうな人数の人を、このバイアスのおかげで友人にし損ねている気がしないでもないので、見た目で人のクオリティを決めつけないとか、もう少し配慮しないといけないのだろうなと(わかっちゃいたが)再認識。
Friday, April 8, 2011
Economics in the shrinking world
今週の授業で印象に残ったことをメモ。
Strategyの授業にて。
授業が始まって間もない現在、授業は業界分析のフレームワークを取り扱っている。前回はポーターの5 Forcesをケースにあてはめてみましょうといった感じの授業。今回は需要曲線・供給曲線のフレームワークで業界を分析してみましょうということでミクロ経済学の基礎を戦略論に応用してみるといった感じの授業であった。
その授業におけるポイントは、
・供給曲線は、供給量が少ないうち(価格が低いうち)は弾力的。すなわち、需要の増加はその殆どが供給量の増加となり、価格はあまり上昇しない。家電なんて好例かもしれない。景気改善か何かでちょっと需要が高まったとしても、販売価格が上昇することはほとんど考えられない。
・供給量が市場のキャパシティに近づくと、供給曲線は非弾力的になる。たとえば船舶業界であれば、マーケット全体に100台しか船がなければ、需要がちょっと増加したからといって急に船をもう一台作るわけにはいかないので(数年かかる)、既存の100台の奪い合い状態になる。すなわち、需要の増加は、供給量が増えないので、その殆どが価格の上昇となる。石油なんかは好例で、現在我々は腹がたつくらいの価格上昇を満喫する羽目に陥っている。
・という話をもとに教授が説明した結論は
「君たちがビジネスの世界に戻った際には、何とかして自分の供給曲線を「立てる」すなわち非弾力的にするのが「良い戦略」であり、具体的には云々...」というものであった。
と言う話を聞いて、一瞬はたしかに「ふーん、なるほど」と思った。需要増加の果実の殆どをモノにするには供給曲線を立てないとなぁなんて。しかし、ふと日本に思いを馳せると、何が最適なのかわからなくなってしまった。
教授の「供給曲線を立てるべくキャパシティに制限がかかるような策を実行する」という話は、需要が増加する前提では確かにワークする。しかし、日本のように需要が減少傾向にある経済において、この「供給曲線が立つようにする」というものは妥当な戦略なのだろうか?
たとえば日本のテレビ局。24時間という供給量(広告枠提供料)の限界があり、かつ電波法だか何法だかわからないけど高い参入障壁があるので、「立っている」供給曲線をもつ業界の代表例と言える。
そんなテレビ局はいまものすごく苦しんでいる(本来は苦しんでいることを数字で立証すべきなんだけど、個人用ブログなので割愛)。
参入障壁がなくてプレーヤーがたくさんいたなら、仮に需要が縮小しても業界内にて弱いやつから順に死んでいくが、マーケット価格はそんなに下がらなっただろう。もしキー局が100くらいあったら、需要が減少しても広告料はあまり変わらず、弱いテレビ局が倒産しつつも日テレとかフジテレビとか強者は引き続き生き残るという状況になっていたであろう。景気が悪くてPCが売れなくなってもiPadはちゃんと定価でバカ売れしている。需要減少は主にプレーヤー数の減少という形に結実する。
しかしテレビ局業界は、参入障壁等のおかげでプレーヤー数が少なく供給曲線が立っている。そのため、テレビ局業界における需要減は価格低下としてダイレクトに彼らに降りかかっているものと推察される(広告料のデータとかってたしか日銀のCSPIにあったけど、バカみたいに低下していたように記憶している)。
ましてや彼らは装置産業(しかも給料も高いらしい)なので固定費=営業レバレッジがバカ高い。それゆえ、昨今のような縮小局面において彼らがこうむっているダメージはかなりのものになっている。需要減少が、既存プレーヤーの業績大幅悪化という形で調整される状況。
授業における「供給曲線を立てろ」を無批判に受容すれば、一昔前のテレビ局など絶好の買い物件と言えたのであろう。しかし今の日本において供給曲線が立っている業界はむしろ全力ショートなのではないかと思わずにはいられない...
さてそれでは、需要減が価格ダウンに直結するテレビ局のような業界と、需要減が供給量減に直結するような家電のような業界、縮小局面ではどちらがマシなのだろうか。考えるのも辛い目くそ鼻くその世界で気が滅入るが、授業後に考えたのはこんな感じ:「どちらの業界も厳しいので、業界としてはショート。特に先に死んでくれる弱者が少ない点テレビ局はどこも厳しい。他方、供給曲線が寝ている家電業界において、他の諸要因により競争力があるアップルのような会社はロングもありうるが、いかんせん国内にアップルのような企業が見当たらない...」。
つまり、人口が増加基調にあり経済も拡大傾向にある新興国とか(アメリカも?)においては「供給曲線を立てる」のが最適戦略になるのかもしれないが、日本においては「供給曲線を立てない」というのがオススメの戦略になるのではないだろうか。供給曲線を立てるのは自殺行為なので絶対やめた方がいいということになるように思うのだが。
とここまではなんとかたどり着いたが、「供給曲線を寝かせる」ってどうやればいいのよというところで手詰まりして集中力をロスト。人口縮小局面における経営学、自分のまだ見ぬどこかで理論は確立されているのかもしれないが、自分の中でその前途はいまだ暗中模索。。。
Strategyの授業にて。
授業が始まって間もない現在、授業は業界分析のフレームワークを取り扱っている。前回はポーターの5 Forcesをケースにあてはめてみましょうといった感じの授業。今回は需要曲線・供給曲線のフレームワークで業界を分析してみましょうということでミクロ経済学の基礎を戦略論に応用してみるといった感じの授業であった。
その授業におけるポイントは、
・供給曲線は、供給量が少ないうち(価格が低いうち)は弾力的。すなわち、需要の増加はその殆どが供給量の増加となり、価格はあまり上昇しない。家電なんて好例かもしれない。景気改善か何かでちょっと需要が高まったとしても、販売価格が上昇することはほとんど考えられない。
・供給量が市場のキャパシティに近づくと、供給曲線は非弾力的になる。たとえば船舶業界であれば、マーケット全体に100台しか船がなければ、需要がちょっと増加したからといって急に船をもう一台作るわけにはいかないので(数年かかる)、既存の100台の奪い合い状態になる。すなわち、需要の増加は、供給量が増えないので、その殆どが価格の上昇となる。石油なんかは好例で、現在我々は腹がたつくらいの価格上昇を満喫する羽目に陥っている。
・という話をもとに教授が説明した結論は
「君たちがビジネスの世界に戻った際には、何とかして自分の供給曲線を「立てる」すなわち非弾力的にするのが「良い戦略」であり、具体的には云々...」というものであった。
と言う話を聞いて、一瞬はたしかに「ふーん、なるほど」と思った。需要増加の果実の殆どをモノにするには供給曲線を立てないとなぁなんて。しかし、ふと日本に思いを馳せると、何が最適なのかわからなくなってしまった。
教授の「供給曲線を立てるべくキャパシティに制限がかかるような策を実行する」という話は、需要が増加する前提では確かにワークする。しかし、日本のように需要が減少傾向にある経済において、この「供給曲線が立つようにする」というものは妥当な戦略なのだろうか?
たとえば日本のテレビ局。24時間という供給量(広告枠提供料)の限界があり、かつ電波法だか何法だかわからないけど高い参入障壁があるので、「立っている」供給曲線をもつ業界の代表例と言える。
そんなテレビ局はいまものすごく苦しんでいる(本来は苦しんでいることを数字で立証すべきなんだけど、個人用ブログなので割愛)。
参入障壁がなくてプレーヤーがたくさんいたなら、仮に需要が縮小しても業界内にて弱いやつから順に死んでいくが、マーケット価格はそんなに下がらなっただろう。もしキー局が100くらいあったら、需要が減少しても広告料はあまり変わらず、弱いテレビ局が倒産しつつも日テレとかフジテレビとか強者は引き続き生き残るという状況になっていたであろう。景気が悪くてPCが売れなくなってもiPadはちゃんと定価でバカ売れしている。需要減少は主にプレーヤー数の減少という形に結実する。
しかしテレビ局業界は、参入障壁等のおかげでプレーヤー数が少なく供給曲線が立っている。そのため、テレビ局業界における需要減は価格低下としてダイレクトに彼らに降りかかっているものと推察される(広告料のデータとかってたしか日銀のCSPIにあったけど、バカみたいに低下していたように記憶している)。
ましてや彼らは装置産業(しかも給料も高いらしい)なので固定費=営業レバレッジがバカ高い。それゆえ、昨今のような縮小局面において彼らがこうむっているダメージはかなりのものになっている。需要減少が、既存プレーヤーの業績大幅悪化という形で調整される状況。
授業における「供給曲線を立てろ」を無批判に受容すれば、一昔前のテレビ局など絶好の買い物件と言えたのであろう。しかし今の日本において供給曲線が立っている業界はむしろ全力ショートなのではないかと思わずにはいられない...
さてそれでは、需要減が価格ダウンに直結するテレビ局のような業界と、需要減が供給量減に直結するような家電のような業界、縮小局面ではどちらがマシなのだろうか。考えるのも辛い目くそ鼻くその世界で気が滅入るが、授業後に考えたのはこんな感じ:「どちらの業界も厳しいので、業界としてはショート。特に先に死んでくれる弱者が少ない点テレビ局はどこも厳しい。他方、供給曲線が寝ている家電業界において、他の諸要因により競争力があるアップルのような会社はロングもありうるが、いかんせん国内にアップルのような企業が見当たらない...」。
つまり、人口が増加基調にあり経済も拡大傾向にある新興国とか(アメリカも?)においては「供給曲線を立てる」のが最適戦略になるのかもしれないが、日本においては「供給曲線を立てない」というのがオススメの戦略になるのではないだろうか。供給曲線を立てるのは自殺行為なので絶対やめた方がいいということになるように思うのだが。
とここまではなんとかたどり着いたが、「供給曲線を寝かせる」ってどうやればいいのよというところで手詰まりして集中力をロスト。人口縮小局面における経営学、自分のまだ見ぬどこかで理論は確立されているのかもしれないが、自分の中でその前途はいまだ暗中模索。。。
すっきり
春学期の2週目最終日の木曜日。ミーティング→必修→選択→必修→選択という地獄の一日で、しかもこの日にはInternational Food Festivalがあったので盛りだくさんの一日だった。しかもそのあと中国語の補修(積み木遊び)が入ってしまい、濃い一日はけっこうな深夜まで続いた。でもInternational Food Festivalにここ数日けっこう時間を割いていたので、これが終わってほっと一息。
・朝イチのミーティング。ごく自然な流れで、「前回はお前が主にやってくれたから今回は私の番」と投資銀行出身の同級生の女の子がリードしてくれて大助かり。メンバー全員に基礎知識があるので皆まで言う必要がないだけではなく、こういった細かいところまでチーム全体で波長が合っている感じでなかなか居心地が良いチーム。
・必修一発目の戦略論。この教授、アメリカには珍しく(?)Politically incorrectなことを好き好んで言う(例:「そんなヌルいことを言ってたらXX大学(UCLA近隣にあって、UCLAよりはランキングが低いとされている学校)の生徒と変わらないぞ」)。おそらく本人はビートたけしではないが「愛らしい毒舌家」のつもりなんだろうけど生徒にはまったく理解を得られていなくて嫌な顔をされていた。
そしてこの日ついに事件が起こった。
教授はこの日も笑えないネタを散々。そして授業の終わり際、たとえ話にてとある地域を馬鹿にするようなネタを、しかも一回の授業で懲りずに2回も言ったとき、クラスメートの一人が教授を「いい加減にしろ」と怒鳴りつけた。そのネタが彼の親を傷つけたみたい。結局その先生は怒鳴ったクラスメートに引き連れられて教頭(?Associate Dean)のところに行ったようで、その後学級委員から「この教授の授業について、正式に意見募集をするのでよろしく」という連絡が来た。大丈夫かなこの先生。首?
・朝イチのミーティング。ごく自然な流れで、「前回はお前が主にやってくれたから今回は私の番」と投資銀行出身の同級生の女の子がリードしてくれて大助かり。メンバー全員に基礎知識があるので皆まで言う必要がないだけではなく、こういった細かいところまでチーム全体で波長が合っている感じでなかなか居心地が良いチーム。
・必修一発目の戦略論。この教授、アメリカには珍しく(?)Politically incorrectなことを好き好んで言う(例:「そんなヌルいことを言ってたらXX大学(UCLA近隣にあって、UCLAよりはランキングが低いとされている学校)の生徒と変わらないぞ」)。おそらく本人はビートたけしではないが「愛らしい毒舌家」のつもりなんだろうけど生徒にはまったく理解を得られていなくて嫌な顔をされていた。
そしてこの日ついに事件が起こった。
教授はこの日も笑えないネタを散々。そして授業の終わり際、たとえ話にてとある地域を馬鹿にするようなネタを、しかも一回の授業で懲りずに2回も言ったとき、クラスメートの一人が教授を「いい加減にしろ」と怒鳴りつけた。そのネタが彼の親を傷つけたみたい。結局その先生は怒鳴ったクラスメートに引き連れられて教頭(?Associate Dean)のところに行ったようで、その後学級委員から「この教授の授業について、正式に意見募集をするのでよろしく」という連絡が来た。大丈夫かなこの先生。首?
Wednesday, April 6, 2011
As time goes by
忙しい。スケジュールをコントロールしているというより、宿題やら何やらにスケジュールをコントロールされている感じ。これまでは予習はだいたい網羅できていたが、最近はけっこうポロポロ取りこぼしも...と言う感じではあるけど、取り急ぎ、最近思ったことなどを備忘まで記録しておく。
・友人からちらほら「異動の挨拶」的なメールをもらい、もう日本では新年度なのかとびっくり。こちらにいると4月1日は何ら意味のある日ではないのだが、そういえば去年の今頃は出向先から勤務先に戻ってきて、挨拶周りとかしていたなぁと懐かしい気分に浸った。というか時の経つのが妙に早い気がするのだが、これが年を取るということなのか。
・留学を予定している友人も少しずつ進路が決まりつつある。このあたりからも時の経過の早さを感じる。というか、特に、渡米してからの時の経過が本当に早く感じる。アメリカに来てから半年以上経過しているという実感がどうも持てないんだよね...
・ようやく来年度のフィールドワークのチームが固まった。
チームが固まったこともうれしいが、個人的にはチームメイト集めのプロセスが良かった。敢えて突っ張って「自ら誘う」という方向でやってみたが、これが本当によかった。そのプロセスで経験したマジレスレベルでの説得・勧誘・謝絶等。普段より一段深いレベルで同級生と交流できた気がしていて、ナンパもやってみるものだなぁと強く感じている。けっこう撃沈もしてへこみもしたが、撃沈した相手ともむしろ今回のやりとりのおかげで一層仲良くなれているし。このフィールドワークのチームメート選びは入学前からビッグイベントの一つになると思っていて、ここは後悔しないようにやりたいと思っていた。なので、そのビッグイベントで自らイニシアティブを取り、「混ぜてもらえた」ではなく「チームを作れた」ことを嬉しく思っている。
・チームは、目下5人でもう一人どこからか増えるかもしれないけど、国籍という意味では念願のDiverseなチームになってかなりいい感じ(アメリカ、スペイン、メキシコ、インド、日本=自分)。野郎ばかりというところが若干微妙ではあるが。。。
・そういや明日はまた地獄の木曜日。朝イチで定着しつつある選択科目のミーティング→授業→授業→授業→授業。昼休みにはInternational Food Festivalのリハーサルをしつつ午後の授業の準備もしなければ。これだけ忙しいと、自分にとって優先順位の高いものと低いものを必然的に峻別せざるを得なくなってきている。これまでのように「来たものは何でもこなす」といった状況から自分もけっこうスタンスを変えないとならず、いくつかのものを切り捨てたり適当にあしらったりすることに対してかなり慚愧の念。こうやって色々なものを切り捨てていくうちに、気が付くと自分が内面から変わってしまったりするのかなと思ってみたり。
・大変充実したというか忙しい日々ではあるが、今週でいろいろなことがすっきりして(物理的にも精神的にも)、来週からはかなり余裕が出てくる。ということで、来週からがいよいよ勝負、勉強にその他に、大いに楽しんでいきたい。
・友人からちらほら「異動の挨拶」的なメールをもらい、もう日本では新年度なのかとびっくり。こちらにいると4月1日は何ら意味のある日ではないのだが、そういえば去年の今頃は出向先から勤務先に戻ってきて、挨拶周りとかしていたなぁと懐かしい気分に浸った。というか時の経つのが妙に早い気がするのだが、これが年を取るということなのか。
・留学を予定している友人も少しずつ進路が決まりつつある。このあたりからも時の経過の早さを感じる。というか、特に、渡米してからの時の経過が本当に早く感じる。アメリカに来てから半年以上経過しているという実感がどうも持てないんだよね...
・ようやく来年度のフィールドワークのチームが固まった。
チームが固まったこともうれしいが、個人的にはチームメイト集めのプロセスが良かった。敢えて突っ張って「自ら誘う」という方向でやってみたが、これが本当によかった。そのプロセスで経験したマジレスレベルでの説得・勧誘・謝絶等。普段より一段深いレベルで同級生と交流できた気がしていて、ナンパもやってみるものだなぁと強く感じている。けっこう撃沈もしてへこみもしたが、撃沈した相手ともむしろ今回のやりとりのおかげで一層仲良くなれているし。このフィールドワークのチームメート選びは入学前からビッグイベントの一つになると思っていて、ここは後悔しないようにやりたいと思っていた。なので、そのビッグイベントで自らイニシアティブを取り、「混ぜてもらえた」ではなく「チームを作れた」ことを嬉しく思っている。
・チームは、目下5人でもう一人どこからか増えるかもしれないけど、国籍という意味では念願のDiverseなチームになってかなりいい感じ(アメリカ、スペイン、メキシコ、インド、日本=自分)。野郎ばかりというところが若干微妙ではあるが。。。
・そういや明日はまた地獄の木曜日。朝イチで定着しつつある選択科目のミーティング→授業→授業→授業→授業。昼休みにはInternational Food Festivalのリハーサルをしつつ午後の授業の準備もしなければ。これだけ忙しいと、自分にとって優先順位の高いものと低いものを必然的に峻別せざるを得なくなってきている。これまでのように「来たものは何でもこなす」といった状況から自分もけっこうスタンスを変えないとならず、いくつかのものを切り捨てたり適当にあしらったりすることに対してかなり慚愧の念。こうやって色々なものを切り捨てていくうちに、気が付くと自分が内面から変わってしまったりするのかなと思ってみたり。
・大変充実したというか忙しい日々ではあるが、今週でいろいろなことがすっきりして(物理的にも精神的にも)、来週からはかなり余裕が出てくる。ということで、来週からがいよいよ勝負、勉強にその他に、大いに楽しんでいきたい。
Monday, April 4, 2011
Down
旅の疲れが出て、日曜日は家でダウン。
月曜日も本調子でないまま臨んだら、Fixed Incomeの授業がけっこうしんどかった。今日から夕方に台湾人の同級生と日本語-中国語のExchangeなるものを始めたのだが、体調不良のおかげであまり問題意識を用意できずに臨んでしまい、同級生という貴重なリソースを使いきれずに終わってしまった感があり非常に残念。でも、日本語を教えるとき、英語と中国語のチャンポンがかなり便利であることがわかったのが少し面白かった(数字の数え方など、日本語と中国語で同一ルールのものが多いので)。
夜にInternational Food Festivalにおけるパフォーマンスの練習をしたら元気が出たような気がしたが、気のせいだったようでまた悪寒モード。そしてHWHWHW...
月曜日も本調子でないまま臨んだら、Fixed Incomeの授業がけっこうしんどかった。今日から夕方に台湾人の同級生と日本語-中国語のExchangeなるものを始めたのだが、体調不良のおかげであまり問題意識を用意できずに臨んでしまい、同級生という貴重なリソースを使いきれずに終わってしまった感があり非常に残念。でも、日本語を教えるとき、英語と中国語のチャンポンがかなり便利であることがわかったのが少し面白かった(数字の数え方など、日本語と中国語で同一ルールのものが多いので)。
夜にInternational Food Festivalにおけるパフォーマンスの練習をしたら元気が出たような気がしたが、気のせいだったようでまた悪寒モード。そしてHWHWHW...
Saturday, April 2, 2011
Palm Springs再訪
週末。宿題や来週に控えたInternational Food Festivalの準備を残しつつ(というか準備に週末をあててくれている同級生ゴメンナサイ)妻両親とともにパームスプリングスへ。
・初日昼は、東海岸では有名らしいFive Guysなるハンバーガー店へ。家の近所にはないので軽くレア感。店内で落花生食べ放題というのがなんとなく面白い。道中にiPhoneでオンライン注文していたので、トッピングがややこしい&そこそこ混んでいたがストレスなくハンバーガーをゲット。すこし高い気がするけどこれは美味しい!価格差の分、きっちりIn-n-outよりいい仕事している感じ。あまりに美味しかったので調べてみたら、CulversityのWestfieldに今度オープンするみたいだし、家から25マイル圏内ならSimi Valleyとかにはあるみたいなので、一発で準定番くらいの位置にノミネート。
・その後Joshua Tree公園。でっかいので、なんだかんだで移動時間含めて4時間は費やす。その間中、Joshua Tree→U2という連想で脳内でずっとU2メドレー。ホテルに戻ったらテレビにボノが出ていて不思議な感覚(ちなみに出ていたのはOprah Channel...)。
・ホテルはPricelineで取った4つ星のリゾートホテル。前回当地にきたときはゴルフ場リゾート内にあるコンドミニアムだったので、また違う趣き。今回のホテルはかなり豪華で、しかもレストランの食事もおいしかったのだが、部屋にゴキブリが出て大騒ぎ。結局部屋を変えてもらったが、奴と十数分にらみあったので疲れてしまいその日はバタンキュー。
・翌日は近所で行われている女子ゴルフにおけるマスターズのようなメジャー戦、Kraft Nabisco Championshipを観戦。男子ツアーはこれまで数度みたことがあったが女子ツアーは初めてで面白かった。以下細かい感想:
- 男子は完全に異次元のゴルフといった感じなのだが、女子プロは比較的等身大な感じのゴルフ。タイガーとか、打った球がすごすぎてどこにいったかすぐ見失ったものだが、女子プロの球は見失わない。
- 宮里藍、本物はテレビで見るよりもかわいい(なんてベタな感想...)。
-宮里藍と有村智恵、足がかなりしっかりしていてびっくり。ふくらはぎが筋肉隆々。上背がないぶん脚力でカバーって感じなのかな?
- 観客数はメジャー戦のわりにはかなり少ない気がした。最終組でさえわりと簡単に見ることができたので、女子プロ人気は男子プロ人気には及ばないということなのかも。
- 18Hが終わったところにサインコーナーがあり、アテストが終わった選手が続々と来るのだが、宮里藍は日本のマスコミに捕まってしまいサインコーナーに現れずじまい。日本のマスコミ空気読めよ、、、おかげで待っている間に来たよくわからない外国人選手のサインをいくつかもらったけど。
-会場のMission Hills内にも多くの家(別荘?)が入っており、住民と思われる人がカートで敷地内を移動していたりするのはなかなか面白かった。家のベランダからのんびり観戦している人もいたり。
帰り道はちょっと寄り道してDing Tai Fungで晩飯。早めに行ったのであまり並ぶこともなくスムーズに楽しむことができた。ここの小龍包うますぎ。店を出たところでクラスメートに遭遇するなど。
しかしパームスプリングスは暑かった。華氏100度超えとか、相場観をいまだにわかってないけどかなりのものなのでは?でもやはりゴルフ好きにとってはこんな素晴らしい場所はないので、自分の将来の夢リストの1ページに「パームスプリングスのどこかのゴルフ場内に別荘を買う」という項目が加わった。そのためには現状維持ではちょっと難しいというところまではわかるのだが、その先がどうも浮かんでこないんだよな...
・初日昼は、東海岸では有名らしいFive Guysなるハンバーガー店へ。家の近所にはないので軽くレア感。店内で落花生食べ放題というのがなんとなく面白い。道中にiPhoneでオンライン注文していたので、トッピングがややこしい&そこそこ混んでいたがストレスなくハンバーガーをゲット。すこし高い気がするけどこれは美味しい!価格差の分、きっちりIn-n-outよりいい仕事している感じ。あまりに美味しかったので調べてみたら、CulversityのWestfieldに今度オープンするみたいだし、家から25マイル圏内ならSimi Valleyとかにはあるみたいなので、一発で準定番くらいの位置にノミネート。
・その後Joshua Tree公園。でっかいので、なんだかんだで移動時間含めて4時間は費やす。その間中、Joshua Tree→U2という連想で脳内でずっとU2メドレー。ホテルに戻ったらテレビにボノが出ていて不思議な感覚(ちなみに出ていたのはOprah Channel...)。
・ホテルはPricelineで取った4つ星のリゾートホテル。前回当地にきたときはゴルフ場リゾート内にあるコンドミニアムだったので、また違う趣き。今回のホテルはかなり豪華で、しかもレストランの食事もおいしかったのだが、部屋にゴキブリが出て大騒ぎ。結局部屋を変えてもらったが、奴と十数分にらみあったので疲れてしまいその日はバタンキュー。
・翌日は近所で行われている女子ゴルフにおけるマスターズのようなメジャー戦、Kraft Nabisco Championshipを観戦。男子ツアーはこれまで数度みたことがあったが女子ツアーは初めてで面白かった。以下細かい感想:
- 男子は完全に異次元のゴルフといった感じなのだが、女子プロは比較的等身大な感じのゴルフ。タイガーとか、打った球がすごすぎてどこにいったかすぐ見失ったものだが、女子プロの球は見失わない。
- 宮里藍、本物はテレビで見るよりもかわいい(なんてベタな感想...)。
-宮里藍と有村智恵、足がかなりしっかりしていてびっくり。ふくらはぎが筋肉隆々。上背がないぶん脚力でカバーって感じなのかな?
- 観客数はメジャー戦のわりにはかなり少ない気がした。最終組でさえわりと簡単に見ることができたので、女子プロ人気は男子プロ人気には及ばないということなのかも。
- 18Hが終わったところにサインコーナーがあり、アテストが終わった選手が続々と来るのだが、宮里藍は日本のマスコミに捕まってしまいサインコーナーに現れずじまい。日本のマスコミ空気読めよ、、、おかげで待っている間に来たよくわからない外国人選手のサインをいくつかもらったけど。
-会場のMission Hills内にも多くの家(別荘?)が入っており、住民と思われる人がカートで敷地内を移動していたりするのはなかなか面白かった。家のベランダからのんびり観戦している人もいたり。
帰り道はちょっと寄り道してDing Tai Fungで晩飯。早めに行ったのであまり並ぶこともなくスムーズに楽しむことができた。ここの小龍包うますぎ。店を出たところでクラスメートに遭遇するなど。
しかしパームスプリングスは暑かった。華氏100度超えとか、相場観をいまだにわかってないけどかなりのものなのでは?でもやはりゴルフ好きにとってはこんな素晴らしい場所はないので、自分の将来の夢リストの1ページに「パームスプリングスのどこかのゴルフ場内に別荘を買う」という項目が加わった。そのためには現状維持ではちょっと難しいというところまではわかるのだが、その先がどうも浮かんでこないんだよな...
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