Tuesday, October 5, 2010

雨・眠い

・昨日今日と立て続けに雨。雨は一年中降らないものと勘違いして傘を日本に置き去りにしていたため、あわてて昨日Ralphsで傘を購入。しかし、いざ外に出てみると、霧雨なのでけっこうみんな傘をさしていない。こちらが長袖長ズボンパーカー傘で武装しているのを傍目に、Tシャツ短パンで傘もささずに走り回っている。そうか、これがマッチョというやつなのか?
そんなのを目にしたので、今日はTシャツ短パンプラスパーカーというアメリカンスタイル(?)で学校へ。案の定帰宅時に雨が降っていたが、霧雨だったのでパーカーをかぶれば気にならないレベル。多少寒かったのでカフェでコーヒーを買ってカイロ代わりにして帰宅。なんとなくアメリカンライフな感じだったので一人悦に入った。

・授業中眠くなる大学以来の癖がどうしても抜けず苦戦中。寝ないためにわざわざ最前列に陣取っているのにうつらうつらしているので、寝太郎キャラのレッテル(というか、真実)を貼られそうでどうしたものか思案中。

目指せベンチャーキャピタリスト?

・今日の昼休みに、ACTチームという会合の一回目があった。ACTの正式名称は知らないが(すいません)、「投資銀行」とか「コンサル」とか、志望業界別に学生を分けて、各チームごとに2年生と1年生と就職課の人間で定期的に情報交換をするという企画。就職課主導のもので、クラブとは別。

・自分は紆余曲折の末、なぜかベンチャーキャピタルチーム入り。なぜVCかというと
-基本的に金融が好き。コンサル・マーケティングは食わず嫌い。となると、投資銀行・VC・PE・コーポレートファイナンス(企業の財務部狙い)が選択肢に入る。
-その中でも関心が強いのは投資だったので、投資銀行・コーポレートファイナンスはややずれている気がしたのでここで脱落。
-PEとVCが一緒だったら良かったのだが、無駄に両者が分かれている。説明会を聞いたところ、LAはPEというよりはVCのほうが盛んとのことだったので、またPEといえば東海岸でVCと言えば西海岸という思い込みがあったのでどちらかといえばという感じでVCを選択。
といった感じ。

・で実際に今日会合に出たところ、なんと参加者が十数人しかいない超少数精鋭状態。「投資銀行組は数十人いるみたいだから、そっちでOne of themとして埋もれていたいなぁ」となんともしょぼいことを思ってしまった。
マッキンゼー出身とのことで目の切れ味が鋭い2年生Vさんの司会進行のもと、いきなり自己紹介タイム。「VCの採用担当者から見たお前の強み」「アーリーステージからレイターステージのいずれに入りたいのか」「具体的に関心のある分野はどこか」明示せよとのことで、「なんとなくベンチャー」という軽い気持ちで臨んだ自分はいきなりの大ピンチ。食事をとりながらのミーティングであったが、あまりに準備不足過ぎて箸を持つ手が震えていた。結局、「自分は日本の金融機関からの社費留学生であるが、自分の派遣元にもVCがあり、その部門に参画するにはMBAの知識とここLAでVCのビヘイビアを体得する必要があるのでここに来た。これまでのバックグラウンドが大きめの企業に対するファイナンスであり、VCの中でもレイターステージに特に関心がある。」という出鱈目を言ってみたところ何故か納得顔。「社費=ライバルじゃない」という納得なんだろうか。

・ちなみに、VC班の主な面子は「元投資銀行マン」「元(あるいは現役)コンサルタント」が大半。「諸々→IB・コンサル→ファンド」という序列があるという話を聞いたことがあるけど、本当にそうなのかも。UCLAだけかもしれないけど。

・いずれにせよ、今日も「業界を志すのなら要チェックのブログ集」とか色々教えてもらっちゃったし、今後も色々話を聞くことになりそう。それだけならまだしも、「VCの目線から見たレジュメ添削大会」等企画は目白押しであるようなので、こうなったらヤケ、目指せマネーの虎で一生懸命業界を極めてみたい、のかなぁ。

Sunday, October 3, 2010

ショッピングモール、Korean BBQ

・日曜日。宿題がなんとなく残ってはいるが、週末家にこもるのもアレなので外出。

・昼からAmericana at Brandというショッピングモールへ。高級ショッピングモールと普通のショッピングモールが隣接している感じの商業施設でとても大きい。家の近所にもいくつかショッピングモールはあるが、ここまでピンからキリまで色々あると心も浮き立つ。また行きたいと思うショッピングモールは初めてかも。

・夜は日本人同級生と家族ぐるみでコリアタウンにあるHae Jang ChonでKorean BBQ。17ドルで食べ放題というのは驚異的な値段。しかも肉も美味しいし、その他(調味料・包むもの等)の種類も豊富で大満足。ただ、大満足にビールが重なってか、「いまこの場にいない他人の揶揄」をけっこうやってしまった。これ、ストレスがたまっているときについやってしまう「やめたいことNo.1」。自分でもやっちまったと思ったし、帰宅後妻にもどこぞの穴が小さいと怒られて反省しきり。

・それで帰宅後へこんでいたら、ここ数日部屋の壁の裏や屋根裏で毎晩鳴いていた鈴虫君がついに部屋内部に出現。失言で落ちていたテンションを底までたたき落とすには最高のタイミングでの登場。
自分は恥ずかしながら虫が大の苦手。アリ以外は全然無理。しかし、家族内で唯一の男ということで、やむなく虫が出たときは毎回泣きながら対応している。しかも日本と違って殺虫剤がないので(こちらの殺虫剤はきついということで買っていない)、こちらの武器はティッシュだけ...かなり苦労したが、十数分にわたる虫チェイスの末なんとか除去に成功。
虫を無心に追い、ときにウヒャーとか叫んだりした。こんなことを通じて、ここ最近たまっていたのかもしれないストレスが霧消してくれているといいのだが。
それにしても、齢10歳くらいから、部屋に入ってくる虫を見るたび「この虫は実は死んだ祖母とか祖父の生まれ変わりで、自分に会いに来たのではないか」と妄想して殺す/窓の外に投げ捨てるのを躊躇する癖があるのだが、これは一種の病気なのだろうか。

Saturday, October 2, 2010

先輩到来・Ralphsのゲート・もの申すことについて

小さい話をいくつか。

・大学時代の先輩でゴルフの師匠みたいな人がなんとここLAに留学に。前職での上司(ゴルフ友達)もここLAにいる。これはもうゴルフするしかないという神の啓示としか思えないので、さしあたりは妻の機嫌をとるところからはじめよう...というかベビーシッターがいれば色々なことが解決する気がするんだけど。

・近所のRalphsに最近ゲートが設置されたが、そいつがすぐおかしくなる。5人に1人くらい、駐車券の手続きを店内で済ませているはずなのにゲートが開かないという症状に苛まれる。かく言う自分も一度やられた。駐車券を入れたら「清算するからカードを入れろ」と機械がぬかす。で、入れたらなぜかすぐにカードが出てくるが門は開かない。困ったのでもう一度駐車券を入れてみたところなぜか門が開いた。今日は2台ほど前のおばちゃんがヒステリーを起こしていた。様子を見に来た警備員にトランクを開けて見せて「ほれ見ろ、私はRalphsで買物をしたんだよ」というようなことを激しい身振り手振りで言っている様子は実にすごかった。

・自分は意見をいえない(言わない)人が苦手。自分が腹を割って話をすることを好むタイプ(言い換えると、言わなきゃいいことまでつい口から出してしまうアホ)と自覚しているので、その逆のタイプの人間に苛立ちを覚えてしまう。意見を言わない人が悪というよりは、むしろ好みの問題だけど。
で、アメリカ人。彼らにも色々問題はあると思うが、彼らは意見を言うという点については非常にちゃんとしており、さっぱりしていて気持ちいい。日本ではこの問題でいらだつ事が多かったが、こちらでは同級生のことを不快に思うことはあまりなく、彼らとの人間関係を楽しむことができている。何か批判されても、それは彼が自分の意見として言ってくれるので聞く気にもなれる(気がする)。 

Friday, October 1, 2010

授業 <<< 飲み会

・金曜日。今日は授業はなかったが、午前中は留学生全員を対象とした英語テスト。
といってもやることは単なる作文だけだったので、「読み書きはできるけど聞き話しはちょっと...」な自分にはうってつけの試験でラッキー。

・ちなみに読み書きだが、リーディングについてはやはりアメリカ人と比較するとかなり負けている気がしている。「TOEFL、リーディングは満点出したことあるぜ」というささやかなプライドなど屁のつっぱりにもなっていない。他方、ライティングについては思いのほか勝負できている感がある。日々の課題等で「思ったことが筆に落ちない」ということはまずないし、出願時のエッセイトレーニングのおかげか同級生のアメリカ人にも複数回ほめてもらった。何も取り柄がなかったら今頃劣等感の塊となって鬱にでもなってしまっていたかもしれないが、少なからず得意分野があって本当にラッキー。

・で昼は美味しいと評判のハンバーガー屋「Apple Pan」へ。名前の由来でもあるアップルパイもやっているが、今ではメインはハンバーガー。実際美味しかったが、In-n-Outの3倍程度もする値段の価値があるかどうかは微妙なところかな...

・午後にもろもろの用事を済ませて、夜にクラスの会に参加した。例のごとく「アジア人とつるめば時間はつぶせるかなぁ」くらいの気持ちで臨んだが、いざ行ってみると参加者は10人弱で馴染みの面子は誰もいない。で、実際大苦戦して帰ってきた。主な話題が「昔のテレビ番組」とか「はやっていた音楽」とか「NYの流行スポット」とか。何の話をしているか理解できた頃にはもう話題は次に移っている。フーカという水煙草のようなパイプがある店だったので、自分はもっぱら話を聞きながら(聞こえているふりをしながら)プカプカ水煙草。留学に行く直前、職場の上司に連れて行ってもらった「夜景の見えるバー」で初めて葉巻をプカプカやったときのことを思い出した。あのとき同様、いやあのとき以上に「オレはこんなところでいったい何をやっているんだろう」といったようなことを思ってしまった。気を抜くと顔に出てしまうので、必死に表情を作りながら。

・ただ、途中で潮目が変わり、話に楽しむことができるようになった。これは自分の隣に座っていたJさんのおかげ。Jさん、クラスメートの女子Jの夫とのこと(しかし、このクラスの関係者は本当にJが多いな)。どこぞの政府機関で働いたあとロースクールに入り現在では近隣のファームにてバリバリの弁護士稼業をしているとのことであった。
そのJさんが手持ち無沙汰に味もわからない水煙草をプカプカやっている自分を哀れんでくれたのか、何となしに話しかけてきた。それで会話が始まったのだが、思いのほか話が弾んだ。
アメリカで弁護士になることの大変さとか、ロースクールとMBAの社会的認知度の相違とか、企業内弁護士とファームの弁護士の認知度の違いとか、試験制度とか。そういった話は法学部の友人を多く持つ自分には比較的馴染みのある分野の話だったので、多少の専門用語にも食らいついていくことができた。相手が話のスピードを落としてくれることはなかったので当然聞き落としも相当あったと思うが、最低限大意を掴み適切なレスポンスを返すことはできていた。

・この体験により、自分のできること/できないこと、やるべきことなどの整理がくっきりしたように思っている。
-会話をまるで拾えないのは、リスニング能力というより話題に関する前提知識がないのが主因なのではないか。
-では、前提知識を一生懸命勉強すべきなのか?過去のヒット曲を全部頭に入れて、食べ物などの固有名詞の言い方をスラングも含めて覚えるべきなのか?個人的には、これは正直シンドイというか無理なんじゃないかと思う。高校や学部での留学ならまだキャッチアップできるのかもしれないが、アラサーの人間が必死にヒット曲覚えたりテレビの人気者の名前をメモするというのは違う気がする。
-ではどうすればいいのか?ひたすら耳を鍛えるというのは一般論レベルでは正しいが、もっと効果的な解決策はないのか?この解決策のひとつが、今回の法曹トークのような「自分にもわかる話題」になんとかして持ち込むことなんじゃないかと思った。国際的な話、政治経済の話、UCLAの話、同級生の話等々。切り口は結構色々あると思うが、いったん相手を土俵に入れることに成功さえすれば、会話もできるのだ。
おそらく、普段から話が合うアジア系学生は、そういった話題を意図してか意図せざるでか頻繁に振ってくれるので話が弾むのだろう。

・ということで、非常に居心地の悪い会ではあったが、今後へのヒントのようなものをよりくっきり得られたような気がしており、帰り際は(水煙草効果かもしれないけど)わりと清々しい気持ちで帰途についた。こういう会に行かないというのがやっぱり一番楽なんだろうけど、また相手のアメリカ人にしてみても楽なんだろうけど、もう少し粘ってみたい、粘れそうと思うことのできた夜であった。

・ちなみに、同じ理屈で、飲み会での雑談よりも授業やグループディスカッションの方が数段楽。飲み会では自分の好みの食べ物すらまともに話せず「I like sushi」とか超テキトーに喋ってしまっている自分であるが、ディスカッションでは「これは企業にとっての限界費用と社会全体にとっての限界費用を峻別すべき問題であり、ピグー税のフレームワークが有効だ」とか「条件付確率とベイズ公式の関係」とか小難しいことを案外苦労なく離すことができている。ポイントは単語の難易度ではなく、話題に対する地理間の有無なのだろう。