○オレンジカウンティの人々のゴルフに参加。今回も前回同様色々な人の話を大変面白く聞かせてもらった。そしてこれまた前回同様、ここ最近の好調が嘘のようにへろへろのゴルフ。
○ゴルフ場は家から70マイルくらいあって、LAゴルフライフ的にはかなりの遠出。日本で言うと、距離だけで言うと東京-矢板間くらい。しかし、首都高のようなややこしい道路もなく、全体的にほぼ直線だけのルートなので
、体感としては東京-鹿沼間くらい。あまり変わらんか。。しかもクルーズコントロールがついているので、アクセルを微調整するのをさぼることもできて、これがまたストレスを軽減してくれる。夕方とかたまに渋滞していることもあるが、それでもここ米国の運転環境は日本と比べると格段に素晴らしい。
○ゴルフの敗因は、なんか前にも反省したことがあったような気がするものばかり。
・スタート前に練習しすぎた→始まる頃にはヘロヘロで、しかも何かスイングが微妙に狂ってしまった
・直前の練習で「これまでやったことの再確認」にとどめるべきところを、つい「普段あまりやっていない珍しいこと」までやってしまった(フェースを開いての上げるアプローチとか)→スイングが狂ってしまい、本番では普段できていることまでできなくなってしまった
等々。
・精神的な面では、年長者とのゴルフ(あと、麻雀も)で実力が発揮できない傾向があるように思われる。これは年長者とのゲームをこなすことで精神的に馴らしていくほかないかもしれない。もしかして年長者以外とのゴルフでも実力が発揮できていない、あるいは実力がそもそも自分のイメージより低いってことかもしれないけど。。
○今日も色々なおじさんと話をしたが、拠点(自分→日本、皆さん→オレンジカウンティ)、仕事(自分は金融機関の末端社員、皆さんは主に小~中規模企業の経営者または自営業、たまに駐在員)等色々な面で自分と違う世界感を持っていて、聞く話の一つ一つが実に面白かった。MBAの同級生の方がキャリアが似ていて違和感が少ないかもしれない。そんな、おそらく経済的に成功していてゴルフも上手なおじさん達に「へえ君は東大か、すごいじゃん」とか言ってもらうのだが、なんというかとてもシュール。。
・聞いた話の一つで結構「これは」と思ったのは、「営業マンは、顧客に悪い印象を与える方が何も印象を与えないよりずっといいのだ」という話。悪い印象を与えるようなことをしても後日適切に謝罪等をすれば状況はカバーできるし相手に強い印象を残せる一方で、何も印象を与えなければ何も話が進まない。大事なのは良い方向にせよ悪い方向にせよ何かしら深い印象を残すことで、浅い印象しか残さないのが最悪。という話であった。
なんというか、自分は今のところ、後者的な人間(悪印象を与えないように努めている)を志向していた。キャラ薄い方が良い、と思っていた。
*「うそつけ」等々の批判は便宜上スルー
具体的には、
*余計なことを言って気分を害するかもしれないくらいならいっそ何も言わないようにしていた
*大学に入ってすぐ、何件か舌禍というか「お前そこまで言うか」と非難されて、「思ったことをそのまま言っては角が立つんだな」と考えさせられたことがあった
等々。
しかし、このようなことを聞くと、自分のスタンスの是非についてちょっと考え直したい気持ちになってきた。なんというか、「敢えて踏み込む」ことと「踏み込まないようにする」、アクセルとブレーキのバランスについて、もう少しアクセルを踏む方向に自分のスタンスを巻き戻した方が良いのではないか。そんなことを、帰りの車中でふと考えた。ゴルフの「あそこでああやっていればなぁ」という反省と行ったり来たりでそういうことを考えていたので、帰りの車中は体感的にはほとんど瞬間移動のように感じられた。
まあもちろんキャラの濃い薄いというのは相対的なもので、ある集団においてはキャラの薄い人がまた別の集団では濃いキャラを発揮できているということは往々にしてあると思う。でもまあ、いずれにせよ、打ち上げの店でたまたま自分の隣に座った「お姉ちゃん」は自分のことをキャラ薄いやつと思ったことだろう...