1. シナジーの計算
・シナジーはヒストリカルデータから出せるものでもないし、外部のコンサルタントや投資銀行が出してくれるものではないと心得よ
・M&Aがなくても達成できてしまうようなコスト削減はシナジーから除外せよ
・シナジーとはFCFである。すなわち、税率を考慮せよ
・WACCは何にすればよいか:主な改善がターゲット会社でなされるのであればターゲットのWACCとすべきだし、逆もそう。実務上えいやっと加重平均を取ることもあるが、理念上はシナジーの発生元がどこか配慮すべき。
・成長率はシナジーの内容を吟味して決めよ。マージンの改善といった構造的な改善なら長期成長率をゼロにしなくてもいい。他方、単発的な費用削減なら成長率はゼロとすべき
2. Stand-alone価格の計算
・ESOは控除すべき。我々が計算しているのは既存投資家にとってのキャッシュフローであり、新規投資家へのキャッシュフローは既存投資家にとってはキャッシュアウト。毎年見込まれる金額をFCFから控除してもよいし、ドンと一発NPVみたいなものを推計して、NPVから一回だけ控除するのも良い
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