ジャパントリップもいよいよ来月に迫っており、運営も多少スムーズさを失ってきた(Co-chairという自分の立場を考えると、本来はそんな他人事みたいに言っていては駄目なんだろうけど)。
メンバー内でモチベーション・作業の負担量・ジャパントリップ以外のものに対する繁忙度等について格差ができており、それが原因でいくつか問題が発生している。また、考え方の根幹のようなところも当然ながら人それぞれなので、議論の内容によっては、単なる各人の哲学のぶつけ合いにしかならず議論にならないこともある。
もともとこの手の問題が発生するのはわかっていることであり、これを楽しんでこそいい経験・思い出になるのではあろうけど、その渦中にいる間はそれなりに大変。
面白く感じるのは、皆それぞれに自分の勤務先の影響を強く受けていること。資料の体裁、話し方(つい社内用語を使ってしまうとか)、思考回路(リスクヘッジ優先か、訴求優先か等)、ロジの進め方等々。そして、そういった癖のある発言や行動は、得てして他のメンバーには違和感を与えるようで(少なくとも自分は「あれっ」と感じる)、誰かが癖のある発言や資料作成をしてもたいてい受け入れられない。かく言う自分も、極力自分のやり方を押し付けたくないとは思いながらも、要所要所で自分の癖のようなものを出してしまい、メンバーの理解を得られず悶々とするなどしている(良かれと思って作ったが受けず、利用者は自分だけという「●●管理表」といったものが共有フォルダにちらほら...)
勤務先が自身の考え方にかくも強い影響を及ぼすのかと驚くにつれ、ひとつの勤務先で一生を終えることに対するリスクのようなものを感じずにはいられなかった。30前後でもこれだけ勤務先の思考回路に染まるんだから、50とか60になったらそりゃあ頑固ジジイにもなってしまうんだろう。
とはいえ、経験か理論のいずれかがないと何かを語ることもできないわけだから、上記のような経験に基づくバイアスというものを単純に倦厭しても仕方がないのだろう。経験による思考回路の固定化はある程度は不可避、あるいは重要だと思うし、経験で思考回路が硬直化している人と、経験不足で何もできない人だったら自分は前者の方が社会人としてははるかにマシだと思う。
こういう大変なときこそ、人の話に耳を傾けること、自分の意見を頭ごなしに押し付けないこと、必要以上に人の意見を変えようとしないことに注意を払っていくべきなんだろう。また、自分も含めたメンバーの狭量は大きな問題であると思っているので、まずは自分から、ちょっと癖のある意見や仕事のやり方も一旦は受け止めるようにしたい。特に自分はCo-chairという肩書をもらってしまっているので、特にしっかりやっていけないといけない。
できているかどうかは甚だ疑問ではあるが、この「人の意見や多様性を尊重することを徹底させるべき」という考え方は、Yes,but的思考回路に並び、目下自分にとってのMBA最大の収穫かもしれないな。本当はMBAなんていかなくても高校生とか大学生のときの人間関係を通じて習得しているべきだったんだろうが。。。