今週末から、次の春学期の選択授業についてBiddingが始まる。今学期は必修授業のおかげであまり選択の余地がなかったが、今回は必修が2つしかないので選びたい放題な感じ。
では何を履修しようか?真面目に予習復習できるレベルを考慮すると、4~6科目が限度となる。なお、卒業に必要な単位という観点では、4つで十分。
・まず、必修の戦略論と組織論で2つが埋まる。両方ともきわめて定性的な感じ=予習の読書量が多い=大変 ということなのでそれなりに気合を入れる必要がある。
・また、中国語(その2)は、(その1)を受講した身としては当然継続履修したい。
問題はこの先1~3科目。考えるべき論点を列挙してみると
・どんな分野を受講するか(ファイナンス/マーケティング/オペレーション/etc...)
・どのくらいガッツリ受講するか(知的好奇心を優先するのか)
・成績が取れる科目を取るのか否か(そんなものがあるのかわからないけど)
・どのくらい緩いスケジュールを作るか(やり方次第では、週休4日とかが実現してしまう)
・PhDのクラスに手を出すか否か(少なくともエッセイには「PhDのクラスを受けたい」と書いたが果たして...)
といったあたりがポイントとなる。知的好奇心がうずく一方で、週休4日の誘惑に惑わされたりして、なかなか軸が定まらない。ブラックショールズを自由自在に使えるようになるのと毎週水曜ゴルフすることができるという2択だったら、はたしてどちらを取ればいいのか...
また、こういった自分の都合だけではなく、2年生から順に始まるBiddingの結果も見ながら検討を進めなければいけないのがまたややこしい。Biddingは2年生有利にできている。彼らはBidding初日から応募できるし、自分達より多くポイントを持っているし。なので、Biddingの観点からは、1年生の自分が取るべき戦略は
・倍率が高い授業は2年生に後回しにして、Bidding初日に大量ポイントで勝負をかける
・競争力が低い1年生の今年は、人気はないが個人的には気になるマニア系授業に重点を置く
といったあたりになると思われる。
ということで、まずは授業リストを入手して、フィルタリングをかけてみた。
・必修及び中国語と時間が重複している科目を機械的に除去
・残った科目を興味に応じて松竹梅とスコア付けして、梅を除去
・残った松竹の科目について過去のシラバスを入手して授業詳細について調査、微妙な科目を除去
・修行が足りていない気がするので、PhDの科目は2年生までお預けすることにして除去
その結果、ショートリストには13科目が残り、その中から下記の科目に目を付けておくことにする。あとはBiddingの進捗次第。
Security Analysis
ファイナンス系で、株式周りのポートフォリオ理論を学ぶ科目。教授はスタンフォード出身のベルギー人で、見た目は新進気鋭風。個人的関心が強い分野だし人気なさそうなので要チェック。
Fixed Income
名前そのまんまで、債券(市場)について学ぶ科目。教授はシカゴを出てソロモンで活躍したらしい大物風。上記とセットで、株も債券もひとつの学期でまとめてお相手するというのも悪くないような、あるいは取り合わせが悪いような。いずれにせよ、学生からの人気はなさそう(アントレとかエンタメの学校なので。)ちなみに上記2つを履修すると、水曜の午後が定休日となる(水曜午後にも履修しろよっていう突っ込みもありうるが)。
Market And Credit Risk Management
名前の通り、リスク管理の授業。教授はUSC出身の大御所風。大学の紹介ページに1996年のBloombergの映像がリンクされていたが、つい「1996年以降出番ないのかよ」と思ってしまうのだが...いずれにせよ関心分野の一丁目一番地ではあるのだが、いかんせん授業時間が夜7時から10時まで。中学校時代の塾かよ。
International Financial Markets
国際金融市場についての授業。上3つ同様に派遣元とさほどリンクしているわけではないが、前職のエコノミスト業務で不勉強なまま終わってしまった分野であり、関心は高い。教授は今回からシカゴ出身の女性助教授になるようで、授業の概要は今のところ不明。問題は、これを取ると木曜日が戦略論→国際金融→組織論→中国語となり、たぶんキャパシティを超えそうなこと...
Corporate Valuation
ばりゅえーションについてみっちりやる授業みたい。派遣元とのリンケージはばっちりだが、上と比べるとやや食指が動かない。なんでだろ。