水曜日。
霧雨・極寒という状況で早朝ワンダーフォーゲル→帰宅後気絶→公園→勉強→ようやく終わってなんとなくブログ更新。
・早朝ワンゲル。他学部の2年生として留学しに来ていた大学先輩と、Anderson2年生の韓国人B君と。韓国人B君を紹介してくれた日本人の2年生先輩はまさかのダウンとなり、不思議な顔合わせながらも楽しく山歩き。
今日はとにかくすべてが低弾道・どフックで、天候とあわせてひとり全英OP状態。最後の最後でようやく気付いたのは、アドレス時の手首の角度って実は無茶苦茶重要なのではないかということ。今までそんなこと全く気にしたことなかったのだが、強めに固めた状態で打つと捕まりが良い一方で左に出やすく、手首を意識せずゆるゆるで打つとダフったり右に出たり。ということで次回は、ほどほどに手首をホールドして打てばいいのではないか、と18番でようやく気が付いた...
・最近の趣味:来学期の授業についてつらつらと計画を立てること。
今学期はすったもんだの末、必修が2つとも非専門分野で重たかったので、選択は比較的とっつきやすそうなファイナンス系を2つと中国語とした。履修に関する今学期の反省としては、まず何より木曜日に授業を4つも入れてしまったのが大失敗だった。3つ目あたりでもうコーヒーかコーラの給油なくては集中力がもたず、4つ目の中国語は頑張っているとはいえ、正直、他の科目と比べると情熱を注ぎ切れていない(もうへろへろ)。他方で水曜日が定休日だったりして、どうもメリハリをつけすぎた。まあ色々あるので(?)早朝から夕方くらいまで空いている日が毎週一日くらいあると有難いが、一日に授業を集中させるくらいなら定休日を作らない方がましかもしれないと思うに至っている。
で、次の次とそのまた次(冬と春)にはAMRというフィールドスタディが入るので、通常の授業に避ける時間と情熱は相対的にやや低下を余儀なくされると予想される。そこから逆算すると、通常授業をメインイベントとして頑張れるのは次の秋学期がラストチャンス。それゆえ、次の秋学期も、できれば5科目は履修したいと考えている。
という基本的なプランは概ね固まり、今は科目表・シラバス等を眺めながらどの授業を履修しようかとつらつら考えている。以下に頭の整理がてら候補者たちの横顔を順不同に:
・Managing Finance and Financing the Emerging Enterprise
コックラムという校内では随一の有名なおっちゃん(おじいさん)による資金調達に関する授業。DebtかEquityかとか、調達のタイミングとか、VC投資を受け入れるときの注意とか色々、お金を調達する企業の側から考え抜くことができるということで、資金を出す側にいる自分としても強い関心がある。考え抜くことができると書いたのは、この授業がめっちゃくっちゃインテンシブだから。成績はParticipationが2/3(試験が1/3)で、Participationはチームの連帯責任、かつ毎週全生徒の参加度合がフィードバックされるという手に汗握るスタイル。そんな体育会的な授業スタイルだからか、やりぬいた学生の評判はすこぶる高く、自分も講義内容そのものへの興味2/3、そんな熱い世界にあえて身を投じてみたいという酔狂心1/3といった感じでこの科目に惹かれている。
・ENTREPRENEURSHIP AND VENTURE INITIATION
ゲイスというおじいちゃん(じいちゃんばっかだな)による起業まわりのイロハを学ぶ授業。上記コックラムと並び、Andersonの名物授業の一つ。しかしこのじいちゃん、起業のイロハを教えてみたり、後述するエクセルを教えてみたりとお年の割には器用な感じ。この授業は自分にとっては「目線広げ」が主眼で、ファイナンスの授業にいる見慣れた面々とはちょっと違うと思われるメンバーと聞きなれないトピックについて学ぶことで四苦八苦してみたいということを考えている。結果的に起業に対する知識や関心が広がればなおベター。
・Managerial Computing
同じゲイスが教える、ExcelとVBAの授業。今学期の経験則から5つ目の科目はライトなものが良いと思っていることから「5番目の男」の最右翼としてノミネート。自分はエクセルは結構マニアックなことを色々知っていると思ってはいるのだが、その一方でぽろぽろ取りこぼしも少なくないので(ピボットテーブルって何に使うの?とかもうちょっとヤヤコシイVBAを書けるようになりたいとか思っている)、実はこの科目に対する問題意識は割とクリアに存在していてフィットを感じている。
・Option Market
ゲスケ(ゲスキ?)というおじいちゃん(またしても)が教えるオプションの授業。自分にとってオプションは、高校日本史の戦後とか同様、なんとなく最後はしょってしまった結果よくわからないまま現在に至っている分野。今学期履修しているFixed IncomeもInternational Financeもどちらの先生も「オプションについてはせっかくゲスケという偉大な教師がいるのだから彼に任せる」と謎の信頼感を表明していて、お、それならとってやろうじゃないのと思っている。一度やっておきたかったHullの教科書を使うという点も好感。他方、このおじいちゃん、どういうことか教え方が半端なく下手という評判。コミュニケートする気もなく一方的に数式をホワイトボードに書き続けているとか言われているのだが、いくらなんでもそんなことってあるのだろうか。これでTAがFixed Incomeの彼だったらちょっと挫折してしまうかもしれないが、まあとりあえず取る方向で検討中。
・Entrepreneurial Real Estate Development
ハビビという何か盗賊のような名前の実務家教授による不動産の授業。先学期もこの授業を履修しようか大いに迷ったのだが、その熱は少しながら高まっている。不動産ファイナンスは専門家が派遣元にわさわさ存在していることからこの道で食っていくことはなさそうだが、でもまあイロハのロくらいまでは押さえておきたいと思っているので関心がある。不動産についてはもう一人サスマンという会計士出身の先生も教えているのだが、こちらは学校随一ともいわれるインテンシブさを誇りかつ朝一スタートなので、正直近寄りがたい。
・TAKEOVERS, RESTRUCTURING, GOVERNANCE
マートス=ビリャという多分スペイン系の先生によるM&Aやらストラクチャーものを扱う授業。
この手のストラクチャー物はおそらく自分が派遣元に戻って携わる仕事の一丁目一番地なのだが、いかんせん教授の評判が強烈に悪い(今日一緒にワンゲルしたB君も「教授がちょっと…」と言っていた汗)。1年間の経験則から、教授が良くない授業はあまり楽しめないように思っているので、この授業はちょっと悩み中。
・Corporate Entrepreneurship
なんかもう名前をどう発音すればよいのかわからないおじいちゃん先生による授業。シュロルハンマーでいいのかな?全体的におじいちゃんがアントレというあたりに若干の疑問符がつかないでもないが、このおじいちゃんは「ご老体すぎて授業がアレ」という評判が複数方面から聞こえてくるほどのおじいちゃん。このCorporate Entreという概念は留学前の自分にとって人生のメインイシューの一つと言えるくらいの大きな意味をもつワードだったのだが、こちらに来てアメリカに染まったのかもしれないが、多少この言葉に懐疑的になってしまっている。一度成熟期に入ってしまった企業が再びアントレプレナーシップを取り戻して第二の成長軌道に乗るとかっていうけど、正直無理なんじゃないかというか、既存の企業を再活性化させるくらいなら新しく企業作った方がよほど効率的なのではないかというのが今の自分の感覚(を無理やり言語化してみたもの)。駄目なものを無理やり改善しようという考えに違和感があるというか、Corporate Entreという言葉の中に保守主義というか非アントレ的な発想が透けて見えてしまうような気がしている。もしかするとそんな自分こそこの授業を受けて考えを改めた方がよいのかもしれず検討はしてはいるものの、コミット度は低め。
他にも色々あるのだが、眠いしやっておきたい勉強もあるのでこの辺で終了。いずれにせよ、今学期は、ビッディングでポロポロ落とすことは避けたいものだ。