○土曜日。オレンジカウンティの方に住む日本人のコンペに混ぜてもらう。
○この日は自分の家の近くのフリーウェイ(405)が工事で終日閉鎖。アルマゲドンならぬカーマゲドンという愛称がつくほどの大騒ぎで、かなり早い段階から外出を控える旨の連絡が出ていたり、ネタでロングビーチ-バーバンク間に飛行機が飛んでいたり。そんな日にオレンジカウンティまで行くのはどうだかなぁと思っていたが、早めに出れば大丈夫だろうということで、普段なら1時間前に出るところを2時間半前ほどに出発。すると道は逆に(?)ガラガラで、終わってみれば集合時間の2時間近く前に到着してしまった。
○仕方がないので練習場に行ったのだが、それがちょっと失敗だった。まず、球を買い過ぎた。50球のカゴを買ったのだが、なぜか従業員のおっちゃんが「ここにあるボール、かごに入るだけ追加していいよ」と言うのでレジ脇にある練習ボールの山から手づかみでボールをたくさん調達。結果的にかごの中のボールは殆ど倍増。途中で打ち飽きてしまい適当にやってしまい、本番が始まったころには疲れているしスイングがなんかおかしいし。
また、練習場では天然芝と人工芝を選べたのだが、天然芝を選んだのがこれまたミスだった。多くの天然芝練習場がそうだが、前日にすっかり禿げたところにうっすら芝が生えているだけなので、天然芝の練習場のライと実際のフェアウェイのライは全然違う気がする。少なくとも自分にはそう思えて、通常なら出ないようなミスがたくさん出る。そんな珍妙なライで練習することによりスイングがおかしくなってしまったような気がしている。
○そんな練習場での判断ミス+初対面でしかもかなりうまい人々とのラウンドによる緊張感あたりを原因としてか、今日は(今日も)散々な内容。何が散々って、パターすら芯に当たらないからかなりの重傷。そんな状態でもがく自分を見て、一緒に回った人が後半に入りひとつアドバイスをくれたのだが、それが自分にとってかなり納得感のあるものであった。しかしなかなかうまくいかないもので、そのアドバイスについて考えているうちに別の方向におかしくなってしまい、最終18番になり突然シャンク連発。残り95Yから6打かかってしまった。。。その人がくれたアドバイス自体は理屈の上でも正しいと考えられるので、それを実践できるように向こうしばらくちょっと練習をしてみたいと思う。ちなみに同伴競技者は本当にうまくて、同伴競技者がアイアンで2オンするのは初めて見たかもしれない。。。
○そんな緊張感のあるゴルフだけでもかなり面白かったのだが、その後の懇親会がまた面白かった。おそらく日本からこちらに渡ってきて何かしら自営業をしている人々の集団であるようだが、皆さんの体験談がなんというかすごい。支店時代に取引先の社長との飲み会でびっくりした記憶があるが、それを思い出した。別にMBAなんか取っていないが、皆さんちゃんと海を渡り、事業を成功させ、うまいものを食べてゴルフして外車に乗っている。ビジネスの世界で成功すべくMBAを取りに来ていますと自己紹介している自分がかなりシュールに思えてならなかった。自分にとってはかなり無理目なネットワークではあるが(ゴルフの腕前的、あるいは経済的に)、できればまたお邪魔できればと言う感じの楽しい経験をすることができた。
○それにしても、代車のアコードがかなり気に入った。ムラーノと比べ、アクセルのふみ心地、ハンドルの重さが実に心地よい。また、サスペンションもムラーノのそれよりもやわらかい気がする。自宅近くにある段差での衝撃が、ムラーノにおける衝撃に比較してアコードにおける衝撃が圧倒的に柔らかかった。そういえば、ムラーノを買いに行ったあの日、お目当てはアコードだったっけなぁなどと今更思い出してみたり。「結婚する直前に別れたあの子とお台場でばったり再開、ちょっと一杯飲んだらその子の良さがしみじみとわかり別れた自分を恨む」みたいな感じか?