○一年経ったところでの反省のようなことを色々考えているが、それはそれとして、この一年での物理的・外見上・習慣等の成長(衰退・変化)について記録しておく。もしかすると、こういった見た目レベルでの変化こそが、自身の内的変化を代弁してくれるのかも、なんてややこしく考えてみたり。以下は極力内面的変化(考え方の変化等)は排除する。
<見た目>
○日焼けした。まあゴルフもしているし海やプールもやっているのだが、LAにいると単に学校と家を往復したりショッピングモールで買物しているだけで日焼けしてしまうので仕方ない。腕時計をつけていたら見事に恥ずかしい感じに腕時計部分だけ白くなってしまっているので最近こっそりと腕時計を外してゴルフしたりしている。いまは「日焼けのおかげで精悍になってよかったね」といった感じでポジティブに考えているが、おそらくこの皺寄せが帰国後色々な形であるのだろう(LAに留学しなかった場合よりも皺が増えたり、シミそばかすができたり、はげたり、あるいは皮膚がんになったり?)西海岸の白人の女の子はかわいいが劣化も早いというのは果たして都市伝説か否か、自分の身を以て検証できてしまうかも。
○筋肉は殆ど変わらず。月1,2回のゴルフとたまの都内散歩くらいしかやっていなかった受験生シーズンと比較すると運動量は増えているが、真剣にトレーニングしているわけでもないので大した改善はなし。アメリカ的マッチョご用達の服は似あわないまま。
○体重は、渡米直前に65kg弱あったのが58kgまで落ちて、平均的には60±1kgで推移。序盤はアメリカの食べ物が肌に合わず苦労したが、日本食環境が整ったことやアメリカの食べ物に慣れたことで安定したか。
ただ安定しているとは言え、食生活は日本と比較するとやはり良くないので、2年目に太ることを懸念している。実際、グランドキャニオン旅行あたりからやや体が重い感じがしていて嫌な感じ。身長は変わらず。ほんの少しだけ「アメリカ的食事をすることで背が伸びたりしないかなぁ」と夢想していたが、普通に無理そう。
○自分としては未確認だが、妻の指摘によると白髪が生えているらしい。自分の家系は白髪傾向らしいので、「ついに来たか」と落胆中。帰る頃にはMen's Bigenか
○写真を見ると、まあ年相応に老けている感じ。
<習慣面での変化>
○結婚以来初めて勉強机がある暮らし。居間のテーブルで勉強すると子供の成績がよくなるという実証研究論文があると聞いたことがあるが、やはり自分の専用の机がある方が勉強ははかどる。
○車社会に飲み込まれ、歩行距離が激減。学校と家もものすごく近いので、本当に最近歩いていない。東京に戻ったらまた色々ぶらぶらしてみたいと思っているが、子供がいるとちと難しいか。徒歩通勤するほど若くもないし、そもそも歩こうと思えるような常識的な時間に仕事は終わるのか?
○コーヒーはもともと一日一杯のペースで飲んでいたが、これにコーラが加わってしまった。「コークとペプシの違いがわかる」と思っているのだが、その真偽はさておきそのような自信がつくほどコーラを飲んでいる自分に萎える。でも、先学期に一日4コマとかあった日の、夕方ヘロヘロのときに飲むコーラは本当に生き返る。。。
ちなみにDr. Pepperとルートビアについては、いつか試さないといけないかなと思いつつも逃げ続けている。起業だ何だでチャレンジする前に、まずはルートビアあたりにチャレンジしてみないとなぁ
○日本では家で酒を飲む習慣はなかったのだが、今は冷蔵庫にたいていビールが。。何がアレって、安いから気楽に買ってしまうのが難点。しかもそんなにガバガバ飲めるわけでもないのでなかなか減らないし
○アメリカに来て好きになったのは肉、メキシカン、チョコマフィン、しっとりしたアメリカ的チョコチップクッキー。嫌いになったのはピザ、サンドイッチ。まあいずれにせよ、日本食に困らないLAで本当によかった。Sushi(カリフォルニアロールとかスパイシーツナロールとか)は「日本の寿司とは違うものである」という割り切りのもと、わりと気に入っている。
○起床時間は遅くなり、睡眠時間はやや早くなったか変わらないくらい。ということで、睡眠時間はやや増加。戻ってから朝から晩まで働くことができるのか、結構不安。「MBAの勉強は大変で、徹夜もザラ」と言う都市伝説はいまだ存在するようなので、派遣元にはその路線でいくか(???)
○昼寝もしなくなった。これまではたまに(頻繁に?)トイレで「考える人ごっこ」をしていたものだが、学校ではそんなこと誰もしていないので自分もその流れに乗っている。まあでも、学校の飯がまずいことから昼飯をさほどしっかり食べておらず、それゆえに眠くならないのかもしれないが。
○新聞は相変わらず殆ど読まないまま。Yahoo! JapanのトップページとWSJ.comのトップページを周回して、あとは経済系ブログとツイッターで知った気になってしまっている。留学終わったあとどうしたものか。いずれにせよ日経新聞なんぞに月ウン千円は払いたくないのだが
○アメリカかぶれして、ノートを青いペンで取るようになっている。いまだに何故青ペンが普及しているのかわからないが、黒よりは青の方が文字が浮き立つので若干見やすい印象。あと、そもそもあまり書いていないので検証すらしていないが、たぶん字がものすごく下手になった。もしかすると日本語も下手になったかも。日本で「欧米で流行」という触れ込みで流行っているロディアについては、確かに販売はしているが普及はしていない印象。
(ていうか、マークシート式のテストにボールペンで挑むクラスメートがいたのには心底びっくり)
○服装については、アメリカ的テキトースタイルですっかり落ち着いた。日本にいるときは殆ど着なかったTシャツばかりで、日本にいるとき好んで来ていたポロシャツやらシャツは滅多に着なくなってしまった。まあカリフォルニアに適応しているっていう整理でいいのかな、あるいは御洒落心の低減=老化ということかもしれないけど。西海岸ブランドらしいアバクロとホリスターには抵抗感が強く未だ手を出せていない。抵抗感で言うと、UCLAウェアもいまだに一着も買っておらず、これはちょっとまずいかなぁと反省中。渡米前にちょっと流行っていたH&MやForever21はこちらにウジャウジャあるが、品質が最悪で1,2度見たきり入る気も起きない。日本でもすっかり苦戦していると聞くが、そりゃ当たり前だろう。マーケティングだけでなんとかなると勘違いしてしまった好例となる予感。ちなみにこちらではボタンダウンよりも皆普通の襟のシャツを好むがなんとなく興味深い。ノーマルカラーで襟が立つようなアイロン掛けを皆しているのだが、それが流行りなのかしら?
<総論>
○いずれにせよ、「日焼けした190cm/80kg、太い二の腕を振り回しつつピチピチのアバクロのTシャツを着て、早起きしてコーヒー片手にワークアウト、昼は勉強とネットワーキングに勤しみ、夜は家族サービスをきっちりやった上でそのあと寝ずに勉強」という感じには今のところなっていない。なったのは日焼けくらいで、あとは未達(目指していたか否かからしてあれだけど)。