・週末にサンディエゴを再訪した。車で2時間くらいだが、2回目だと道の勘所もできているので体感的にはもっと近く感じた。今回は初日に娘孝行(水族館)→夜に妻孝行(いいホテル)→2日目に自分孝行(ゴルフ観戦)というWin-Winな(?)組み立て。
・初日は水族館再訪。チケットが1枚購入すると2回入ることができるようになっているので、今回はコストゼロ。シャチやら何やらをひとしきり鑑賞して、娘も満足(したと思う)。
・夜はダウンタウンにあるホテルで宿泊。Pricelineで確保した4つ星ホテルだが、たまたま空きがあったのでそこからさらにアップグレードまでしてもらいラッキーが重なった。部屋も良く、プライスラインだからといってしょぼいということは全くなく大変満足。唯一残念というか驚いたのは、駐車場が一泊約30ドルと4つ星プライス(?)だった。
・夕食は前回行ったSea Rocket Vistroを再訪してシーフードを満喫。ただ、さすがに2回行くと多少飽きてしまったので、次は新規開拓(あるいはSushi Otaを再訪するか)しないと。
・2日目はPGA TourのFarmers Insurance Openの最終日を観戦。自分でも知っている名門トーリーパインズを舞台とする試合で、例年タイガーがシーズン第一戦に選んでいる試合。自分のお目当ても当然タイガー。今年のタイガーは勢いがなく、3日目を終えて24位くらいだったので、おそらく比較的容易にタイガーを見ることができるだろうと期待して現地に向かった。
・いざ行ってみると、予想に反し、タイガーにはびっくりするくらいのギャラリーが集まっている。毎回毎回、タイガーが打ったや否やギャラリーの移動が始まり、打とうとしているのに移動されてしまっていた同伴競技者の2人(名前を見てもよくわからず)が可哀そう。4ホールくらい追いかけたが、スタイルもいいし、スイングも当たり前だが素晴らしいし、それはもう格好良かった。ちなみに、今回は優勝争いしていなかったからか、タイガーのキャディが全くライン読みを手伝っていなかったのが印象的だった。賞金による歩合制とされているので、順位が高くないときは彼の稼ぎも少ないことから、稼ぎに見合った仕事をしているということなのかも。
・タイガーの人気もすごかったが、今回惜しくも優勝を逃したミケルソンの人気はもっとすごかった。最終組ということもあってか、ものすごい数のギャラリーを引き連れて、どこにいっても大歓声をあびている。以前日本のゴルフトーナメントに来たときにも見たことがあったが、さすが地元アメリカでの人気はすさまじい。
・あとはややマニアックな感動ポイントとしては、懐かしの元ナンバーワン・デュバルの体型がすごいことになっていた(超胴長短足・・・ズボン太過ぎだろ)ことと、ポストタイガーの一人アンソニー・キムが思っていたよりもずっとひょろっとしていたことと、あとはどいつもこいつもすっげえ飛ばしていたこと。インパクト音も違えば、弾道も違う、というかもう飛んだ瞬間に見えなくなる(自分の動体視力が悪いだけかも?)。
・とゴルフも大変素晴らしかったが、ゴルフ場で食べたホットドッグが大変おいしかった。スタンド脇にあるセルフトッピングコーナーにてケチャップやらマスタードやらを付けることができるのだが、そこにある生タマネギを加えるとホットドッグが化けるのだ。以前もどこぞのゴルフ場でタマネギ付のホットドッグを食べたことはあったが、本当にこのタマネギがあるとないとでホットドッグの美味しさが月とすっぽんくらい変わるのが実に不思議。家でわざわざ食べるものでもないのだが、またどこかのゴルフ場でふんだんにオニオンを乗せたホットドッグを食べたい。
Friday, January 28, 2011
週末は久々にのんびり
・長い木曜日もなんとか乗り越え、やっとこさっとこまた一週間が終わった。最後の木曜は授業2コマ+グループミーティングと中国語があるので、終わったら本当にヘトヘト。中国語の最後の方は朦朧としてしまい、先生に指されたとき英語でも中国語でもなく日本語で「はい?」とか応答してしまった。
・なんだか最近毎週末やることが多かった気がするが、今週は台風の目のごとくやることが少ない。コーポレートファイナンスの中間試験の準備がちょっとあるくらいの話で、それも事前から宿題になっていたケースをやれば自動的に論点のほとんどが頭に入るようになっているので、週末にあらためて総復習する必要がないのはありがたい。
・と割と余裕があるので、今日は昼娘と公園で遊んだあと夜にはRuth's Chrisにて肉を食らってみた。公園ではハロウィンのとき一緒にTrick or Treatした子供とお母さんが来ていて、公園ママよろしく世間話に花が咲いた。なんか学生の身分だと、働いている旦那さんより公園に来ている奥さんの方が話合うかも、とか妄想してみたり。
明日からはサンディエゴに小旅行。明日は前回半分も見れていない水族館を再訪し、明後日はプロゴルフ観戦(お目当てはタイガーウッズ)。むしろ自分の家の机よりもホテルの部屋の机の方が勉強も集中できるので、結果的にコーポレートファイナンスについても勉強がはかどりそう。会社の出張だったら夜は色々(スナックに拉致されたり、一人でラーメン等)あるのでゆっくりできないが、家族旅行は夜ゆっくりできるのが個人的には素晴らしいと感じるところ。
・ちなみにコーポレートファイナンスの授業、自分がMBAでやりたかったことそのものズバリな感じでかなり気に入っている。なんとなくわかっているけど、仕事で使えるほどにはわかっていなかった論点が一つ一つ整理されていくので毎日アハ体験。
・来週はジャパントリップの説明会が2回行われる。ここにきて、ジャパントリップの準備ががぜん面白くなってきた。なぜだか整理できているわけではないが、たぶん、現場感が出てきたというか、参加者の顔が見えてきたからじゃないかと思う。前例に倣い予算を策定したり各種準備をしたりするのもそれはそれで結構面白かったが、ここからはもう一段二段ほど楽しくやれそうで何より。
・それにしても、今日Ruth's Chrisにいくとき久々にビジネスカジュアル的な服装をしてみたのだが、ズボンが緩くなっていた。馬鹿みたいにコーラを飲んでいるのに痩せてしまっている。これは良くない兆候な気がするんだが...
・なんだか最近毎週末やることが多かった気がするが、今週は台風の目のごとくやることが少ない。コーポレートファイナンスの中間試験の準備がちょっとあるくらいの話で、それも事前から宿題になっていたケースをやれば自動的に論点のほとんどが頭に入るようになっているので、週末にあらためて総復習する必要がないのはありがたい。
・と割と余裕があるので、今日は昼娘と公園で遊んだあと夜にはRuth's Chrisにて肉を食らってみた。公園ではハロウィンのとき一緒にTrick or Treatした子供とお母さんが来ていて、公園ママよろしく世間話に花が咲いた。なんか学生の身分だと、働いている旦那さんより公園に来ている奥さんの方が話合うかも、とか妄想してみたり。
明日からはサンディエゴに小旅行。明日は前回半分も見れていない水族館を再訪し、明後日はプロゴルフ観戦(お目当てはタイガーウッズ)。むしろ自分の家の机よりもホテルの部屋の机の方が勉強も集中できるので、結果的にコーポレートファイナンスについても勉強がはかどりそう。会社の出張だったら夜は色々(スナックに拉致されたり、一人でラーメン等)あるのでゆっくりできないが、家族旅行は夜ゆっくりできるのが個人的には素晴らしいと感じるところ。
・ちなみにコーポレートファイナンスの授業、自分がMBAでやりたかったことそのものズバリな感じでかなり気に入っている。なんとなくわかっているけど、仕事で使えるほどにはわかっていなかった論点が一つ一つ整理されていくので毎日アハ体験。
・来週はジャパントリップの説明会が2回行われる。ここにきて、ジャパントリップの準備ががぜん面白くなってきた。なぜだか整理できているわけではないが、たぶん、現場感が出てきたというか、参加者の顔が見えてきたからじゃないかと思う。前例に倣い予算を策定したり各種準備をしたりするのもそれはそれで結構面白かったが、ここからはもう一段二段ほど楽しくやれそうで何より。
・それにしても、今日Ruth's Chrisにいくとき久々にビジネスカジュアル的な服装をしてみたのだが、ズボンが緩くなっていた。馬鹿みたいにコーラを飲んでいるのに痩せてしまっている。これは良くない兆候な気がするんだが...
Wednesday, January 26, 2011
カスタマーサービス再び・格付け
・悪いことは重なるのか、今週立て続けに2つカスタマーサービスを利用する羽目に陥った。ひとつはバンカメで、オンラインバンキングを見たら自分のあずかり知らぬ出金があったため。もうひとつはLenovoなのかIBMなのかよくわからないが、いずれにせよThinkpadがWIFIを拾わなくなってしまったもの。
・バンカメ。
発覚が金曜夜だったのだが、最初の電話では「本件については月曜まで待ってくれ」という一言で終了。なんだよ、24時間365日電話受付してても、対応できないなら意味ないじゃん。
月曜のリベンジは、「いま調べます」と30分くらいこちらを通話状態で待たせた挙句に「やっぱりわからんので、折り返します」で終了。ちゃんと調べてくれてるのか少し不安だし、待たされるしで、これまで感じていたバンカメカスタマーサービスへの信頼感は多少損なわれてしまった。
不満ついでに言わせてもらうと、コーヒーとか買うと勝手に小銭相当額をSavingに移す機能、デフォルト設定は非適用にしてもらえないかしら。せめてネット上で解除できるようにしてほしい。電話じゃないと解除できないというほど重要な機能なんですかこれは。
・IBM。
Thinkpadを買った決め手のひとつであった「日本で買っても米国のサポートを受けられる」という機能を晴れて使うことができた(もちろん、機能を使わずに済むほうが余程いいんだけど)。
日本のHP経由でアメリカのサポートセンターの連絡先を簡単に入手できて好感度アップ。電話をしたら遠隔操作で対応してくれるとのことでさらに一安心。
遠隔操作時、自分のPCの日本語表示を相談員が読めず同時通訳をさせられるというトラブル(?)はあったが、英語の練習だと思えば悪いものでもないし、結果として無事thinkpad君は無事復活を遂げたし大満足。
これにより、相対的にソニーのしょぼさが一層増した。サブマシンのVAIO君を金をかけて色々チューンしてあげようかとか思っていたが、やめてこのまま寿命を迎えてもらうことにする。
・とかなんとか書いている最中にMr. JGBがまさかのダウングレード。トリガーはSPのダウングレード。本当に晴天の霹靂だったみたいで、円も気持ちよく下げている。つい先日円をドルに替えたばかりだったのだが、あれまあこれは大正解だった。格付けってなんとかならんのかね。なんか自分にできることはないのかな、SECに転職とかしないと無理かな。
・バンカメ。
発覚が金曜夜だったのだが、最初の電話では「本件については月曜まで待ってくれ」という一言で終了。なんだよ、24時間365日電話受付してても、対応できないなら意味ないじゃん。
月曜のリベンジは、「いま調べます」と30分くらいこちらを通話状態で待たせた挙句に「やっぱりわからんので、折り返します」で終了。ちゃんと調べてくれてるのか少し不安だし、待たされるしで、これまで感じていたバンカメカスタマーサービスへの信頼感は多少損なわれてしまった。
不満ついでに言わせてもらうと、コーヒーとか買うと勝手に小銭相当額をSavingに移す機能、デフォルト設定は非適用にしてもらえないかしら。せめてネット上で解除できるようにしてほしい。電話じゃないと解除できないというほど重要な機能なんですかこれは。
・IBM。
Thinkpadを買った決め手のひとつであった「日本で買っても米国のサポートを受けられる」という機能を晴れて使うことができた(もちろん、機能を使わずに済むほうが余程いいんだけど)。
日本のHP経由でアメリカのサポートセンターの連絡先を簡単に入手できて好感度アップ。電話をしたら遠隔操作で対応してくれるとのことでさらに一安心。
遠隔操作時、自分のPCの日本語表示を相談員が読めず同時通訳をさせられるというトラブル(?)はあったが、英語の練習だと思えば悪いものでもないし、結果として無事thinkpad君は無事復活を遂げたし大満足。
これにより、相対的にソニーのしょぼさが一層増した。サブマシンのVAIO君を金をかけて色々チューンしてあげようかとか思っていたが、やめてこのまま寿命を迎えてもらうことにする。
・とかなんとか書いている最中にMr. JGBがまさかのダウングレード。トリガーはSPのダウングレード。本当に晴天の霹靂だったみたいで、円も気持ちよく下げている。つい先日円をドルに替えたばかりだったのだが、あれまあこれは大正解だった。格付けってなんとかならんのかね。なんか自分にできることはないのかな、SECに転職とかしないと無理かな。
Tuesday, January 25, 2011
Priceline
・月曜日。先輩と何気なくメールのやりとりをしていたら、今週末サンディエゴにあるトーリーパインズにてPGAツアー(Farmer Insurance Open)があることを思い出した。
旧ビュイックオープン、タイガーの例年のデビュー戦として、またこの試合でのタイガー勝率がやたら高いことで有名な試合。直近タイガーがメジャーに勝ったのもこの試合。近所で行われるNorthern Trust Openは確か参加者層がやや薄く、石川遼くらいしか注目選手が出なかったような気がするので、これは見に行かないといかんと思い急遽週末にサンディエゴ入りを決意した。
・今回は、宿は妻の提案でPricelineなるサイトを利用してみた。要はDutch Auctionの場を提供するサイト。供給サイドがビッドを出して、一番低い料金を提示した事業者が我々消費者との契約にこぎつけることができる仕組み。今回は「4つ星ホテル、70ドル」という条件で投げてみたところ、たしかに4つ星ホテルが見つかった。その後Expediaで予約したホテルを試しに検索してみると、同日にExpedia経由で宿泊しようとすると300ドルかかることがわかりびっくり。
・びっくりしてからだんだん思い出されてきたが、親日派の台湾人友人のC君、たしかこのPricelineを使ってボスキャリに行ったと言っていた。確か、土壇場も土壇場まで航空券・ホテル手配を控え、直前になりPricelineを利用して激安でボストン往復をしたと言っていた。当時は何を言っているのかピンと来ず、へーすごいねとか何とか言って聞き流してしまっていたのがここにきて明確に思い出された格好。
・たしかに、このダッチオークションというシステム、サービス供給当日が近づくにつれ供給側に
「売れ残るくらいならとにかく部屋/座席をさばきたい。ただし、値引き価格をネット上にさらすことは需給を緩ませるので避けたい」という思いが強まる一方で需要側の人数はどんどん減っていく。すなわち、きわめて需要側有利な市場構造になる。やるなぁPriceline。グルーポンには全く感動しないが、これには結構感動。
・他方、オークションをやる以上ある程度仕方ないところもあると思うが、決済まわりのルールが割と厳しい。
*応札されたなら自動的に決済になり、ホテル名を見てから取り消すこともリファンドも受け付けてくれない。
*ホテルの部屋は、一般的な部屋という整理と思うが2bedの部屋のみがオークションに出ているようだ。4人家族とかどうするんだろう。
*禁煙喫煙等、こまかい要望はオファー前にはいっさい出すことができない。落札したホテルと個別に交渉する余地は残っており実際禁煙室を確保したが、喫煙室リスクは無視できない(ヤニくさいのは勘弁)。
・しかし素人意見だが、この商売もグルーポン同様、変動費率が高い飲食業等との相性は悪いだろう。サンクコストが主要コストであるホテル/航空/レンタカー/各種サービスであればいいが、変動費主体の企業が値引きに頼ってしまうと、おせち事件のごとく価格圧縮=消費者便益の毀損となるのは避けられないからだ。
その点、Pricelineは実際のところホテルと航空券をメインとしているようで「相性の悪い業種を取り扱って問題を引き起こしてしまうリスク」を排除している。この点において、際限なくなんでも取り扱ってしまい次から次へと問題を引き起こし、いまだに問題発生リスクを排除できずにいるグルーポンと比較してPricelineのやり方ははるかに賢明であるように思われる。
・自分から見たPricelineの最大の問題点は、予定を立てづらい点にあろう。直前まで待てば安くなる、これは確かだ。しかし、出張やら事前から計画している旅行では、この「直前大値引きメリット」よりも「結局宿を確保できないリスク」の方が大きい。
値引きのために海外旅行一週間前までホテルを予約しないというのはあまりにリスキーだだ。今回のような気軽な思いつき旅行では完全にフィットするPricelineであるが、通常の旅行(それこそジャパントリップ)ではリスクプレミアムとしてExpedia料金を支払っても事前に席やら宿やらを確保しておきたい。
あるいは、Pricelineに対する自分の理解が進むにつれ、いま感じているようなリスクもやがてリスクでなくなるのかもしれないが、そしたら常時Pricelineで迷いなしになるのかも。
という感じで、サンディエゴも楽しみだし、Pricelineにも感動したし、割と楽しい月曜日であった。多少残念なのは、今週末にクラスの飲み会が(事後的に)目白押しで入ったこと。これをすべて欠席してしまうというのはあまりに勿体ない...
旧ビュイックオープン、タイガーの例年のデビュー戦として、またこの試合でのタイガー勝率がやたら高いことで有名な試合。直近タイガーがメジャーに勝ったのもこの試合。近所で行われるNorthern Trust Openは確か参加者層がやや薄く、石川遼くらいしか注目選手が出なかったような気がするので、これは見に行かないといかんと思い急遽週末にサンディエゴ入りを決意した。
・今回は、宿は妻の提案でPricelineなるサイトを利用してみた。要はDutch Auctionの場を提供するサイト。供給サイドがビッドを出して、一番低い料金を提示した事業者が我々消費者との契約にこぎつけることができる仕組み。今回は「4つ星ホテル、70ドル」という条件で投げてみたところ、たしかに4つ星ホテルが見つかった。その後Expediaで予約したホテルを試しに検索してみると、同日にExpedia経由で宿泊しようとすると300ドルかかることがわかりびっくり。
・びっくりしてからだんだん思い出されてきたが、親日派の台湾人友人のC君、たしかこのPricelineを使ってボスキャリに行ったと言っていた。確か、土壇場も土壇場まで航空券・ホテル手配を控え、直前になりPricelineを利用して激安でボストン往復をしたと言っていた。当時は何を言っているのかピンと来ず、へーすごいねとか何とか言って聞き流してしまっていたのがここにきて明確に思い出された格好。
・たしかに、このダッチオークションというシステム、サービス供給当日が近づくにつれ供給側に
「売れ残るくらいならとにかく部屋/座席をさばきたい。ただし、値引き価格をネット上にさらすことは需給を緩ませるので避けたい」という思いが強まる一方で需要側の人数はどんどん減っていく。すなわち、きわめて需要側有利な市場構造になる。やるなぁPriceline。グルーポンには全く感動しないが、これには結構感動。
・他方、オークションをやる以上ある程度仕方ないところもあると思うが、決済まわりのルールが割と厳しい。
*応札されたなら自動的に決済になり、ホテル名を見てから取り消すこともリファンドも受け付けてくれない。
*ホテルの部屋は、一般的な部屋という整理と思うが2bedの部屋のみがオークションに出ているようだ。4人家族とかどうするんだろう。
*禁煙喫煙等、こまかい要望はオファー前にはいっさい出すことができない。落札したホテルと個別に交渉する余地は残っており実際禁煙室を確保したが、喫煙室リスクは無視できない(ヤニくさいのは勘弁)。
・しかし素人意見だが、この商売もグルーポン同様、変動費率が高い飲食業等との相性は悪いだろう。サンクコストが主要コストであるホテル/航空/レンタカー/各種サービスであればいいが、変動費主体の企業が値引きに頼ってしまうと、おせち事件のごとく価格圧縮=消費者便益の毀損となるのは避けられないからだ。
その点、Pricelineは実際のところホテルと航空券をメインとしているようで「相性の悪い業種を取り扱って問題を引き起こしてしまうリスク」を排除している。この点において、際限なくなんでも取り扱ってしまい次から次へと問題を引き起こし、いまだに問題発生リスクを排除できずにいるグルーポンと比較してPricelineのやり方ははるかに賢明であるように思われる。
・自分から見たPricelineの最大の問題点は、予定を立てづらい点にあろう。直前まで待てば安くなる、これは確かだ。しかし、出張やら事前から計画している旅行では、この「直前大値引きメリット」よりも「結局宿を確保できないリスク」の方が大きい。
値引きのために海外旅行一週間前までホテルを予約しないというのはあまりにリスキーだだ。今回のような気軽な思いつき旅行では完全にフィットするPricelineであるが、通常の旅行(それこそジャパントリップ)ではリスクプレミアムとしてExpedia料金を支払っても事前に席やら宿やらを確保しておきたい。
あるいは、Pricelineに対する自分の理解が進むにつれ、いま感じているようなリスクもやがてリスクでなくなるのかもしれないが、そしたら常時Pricelineで迷いなしになるのかも。
という感じで、サンディエゴも楽しみだし、Pricelineにも感動したし、割と楽しい月曜日であった。多少残念なのは、今週末にクラスの飲み会が(事後的に)目白押しで入ったこと。これをすべて欠席してしまうというのはあまりに勿体ない...
Monday, January 24, 2011
Peer Evaluation
・コミュニケーションの授業の一環で、今日はPeer Evaluationというものがあった。前学期の班のメンバーで、
-C君D君E君が、B君に対する評価を作成し、A君に送る
-コーチ役のA君がそれをとりまとめ、被評価者たるB君に対してフィードバックレターを作った上でそれを説明する、
というもの。
自分は、かつての問題児J君の評価メモを作り、M君に自分の評価をしてもらう形となった。
・自分が評価する方については、まあかつて散々喧嘩した相手であったので書き方には苦労したが、結果的にできあがった作文はまあまあバランス感のある(批判一辺倒ではない)ものになった。しかも、いざ喋る際には悪いことを言いづらいので、結果としてまるで褒めているような形になった、というか褒める形にした。数少ないフィードバックについても、J君として思い当たる節がある指摘が多かったようで、最終的には思わず互いに笑顔で握手してなかなか熱い終わり方を迎えることができた。まあとりあえず終わりよければすべてよしということだろうか。
・実は、評価される側について多少懸念していた。M君はちょっとした毒舌キャラだし。想定していた「要改善事項」は以下のような感じ。
-英語スキル関係
-毒舌(少なくともJ君はそう思っただろう-「お前は本当に経済学を勉強したのか?」とか言っちゃってるし)
-Too much(だいたい宿題もなんでも1番乗りになってしまい、ロジについても自分が提案して他のメンバーが応答する感じになってしまっていた;人によってはペースを乱されたと感じる人もいたかもしれない)
要はJ君と似たような、押しの強い(Pushyな)点を指摘されるものと予想していた。
・しかし、実際のところはかなりお手柔らかモードで、嬉しいような拍子抜けするような感じであった。むしろ、想定していたのとは逆方向のフィードバックを受けた:
-英語についてはさすがに言われたが、なぜか語彙やらワードチョイスのセンスという妙にマニアックな点についてはお褒めの言葉をもらったのが意外というか???というか。語彙って、TOEFLなんちゃら英単語3800という定番参考書をやっただけなんだが..まあ、ポジティブとネガティブのバランスをとるために作ったお話とでも解釈しておこう。
-毒舌関連では、"Assertiveness without being pushy"とのこと。自分の読解力の限りにおいては、このAssertiveはポジティブなニュアンスで使ってくれているようだ。一番恐れていた"Pushy"とか"Too Assertive"とかについて、むしろ逆の評価をしてもらったことに驚いた。押してるつもりだが、これでも全然なのか?と。
むしろ、「たまに驚くほどあっさり自説を引っ込めてしまう押しが弱さがあり、そこに違和感を覚えた」とのフィードバック。自分では、J君との喧嘩モード以外の局面においては"Yes, but"と押しも引きもしないスタンスを保っていたつもりであったが、反論が十分でなかったことから単なる押しの弱いイエスマンに見えていたのかもしれない。自分としては「なんか弱腰なへっぽこイエローモンキー」と見えてしまうことは避けたいなと思っていたが、その点ではまだまだ修行が足りないようだ。
それでもなお、このYes, butの精神はこちらでの目下最大の学びであるような気がしているほどに貴重なものだと思う。ぜひ、今学期中にYes, butスタイルのさらなるトレーニングを図りたい。
-Too much関連では、本音かどうかはわからないが、「いい刺激になった、ライバル意識でモチベーションを維持できた」という感じの評価だったので、自己反省が正しいのかどうかよくわからないまま。
この宿題をもらってから色々ブログ等を見ていて、どこかで「360度評価でネガティブ評価が多いのは日本くらいで、英米ではポジティブが多い」という記述があったが、本当にそうだった、ということなのかもしれない。
その一方で、自分の態度は、自分ができていると思っていた「おもねることなく、威張ることなく、凛として」みたいなバランス状態から若干弱腰方向にぶれて見えているようだ。なんかそうなるとG7等における日本の首脳みたいでいやなので、空気を読みつつももう少し「押すところは押す」ということについて考えてみたほうがいいのかもしれない。
とか、もらったフィードバックについてかなり手前味噌に解釈をしてみたが、いずれにせよ「また一緒に組みたいものだな」と言ってもらったことは素直に喜んでおきたい。
-C君D君E君が、B君に対する評価を作成し、A君に送る
-コーチ役のA君がそれをとりまとめ、被評価者たるB君に対してフィードバックレターを作った上でそれを説明する、
というもの。
自分は、かつての問題児J君の評価メモを作り、M君に自分の評価をしてもらう形となった。
・自分が評価する方については、まあかつて散々喧嘩した相手であったので書き方には苦労したが、結果的にできあがった作文はまあまあバランス感のある(批判一辺倒ではない)ものになった。しかも、いざ喋る際には悪いことを言いづらいので、結果としてまるで褒めているような形になった、というか褒める形にした。数少ないフィードバックについても、J君として思い当たる節がある指摘が多かったようで、最終的には思わず互いに笑顔で握手してなかなか熱い終わり方を迎えることができた。まあとりあえず終わりよければすべてよしということだろうか。
・実は、評価される側について多少懸念していた。M君はちょっとした毒舌キャラだし。想定していた「要改善事項」は以下のような感じ。
-英語スキル関係
-毒舌(少なくともJ君はそう思っただろう-「お前は本当に経済学を勉強したのか?」とか言っちゃってるし)
-Too much(だいたい宿題もなんでも1番乗りになってしまい、ロジについても自分が提案して他のメンバーが応答する感じになってしまっていた;人によってはペースを乱されたと感じる人もいたかもしれない)
要はJ君と似たような、押しの強い(Pushyな)点を指摘されるものと予想していた。
・しかし、実際のところはかなりお手柔らかモードで、嬉しいような拍子抜けするような感じであった。むしろ、想定していたのとは逆方向のフィードバックを受けた:
-英語についてはさすがに言われたが、なぜか語彙やらワードチョイスのセンスという妙にマニアックな点についてはお褒めの言葉をもらったのが意外というか???というか。語彙って、TOEFLなんちゃら英単語3800という定番参考書をやっただけなんだが..まあ、ポジティブとネガティブのバランスをとるために作ったお話とでも解釈しておこう。
-毒舌関連では、"Assertiveness without being pushy"とのこと。自分の読解力の限りにおいては、このAssertiveはポジティブなニュアンスで使ってくれているようだ。一番恐れていた"Pushy"とか"Too Assertive"とかについて、むしろ逆の評価をしてもらったことに驚いた。押してるつもりだが、これでも全然なのか?と。
むしろ、「たまに驚くほどあっさり自説を引っ込めてしまう押しが弱さがあり、そこに違和感を覚えた」とのフィードバック。自分では、J君との喧嘩モード以外の局面においては"Yes, but"と押しも引きもしないスタンスを保っていたつもりであったが、反論が十分でなかったことから単なる押しの弱いイエスマンに見えていたのかもしれない。自分としては「なんか弱腰なへっぽこイエローモンキー」と見えてしまうことは避けたいなと思っていたが、その点ではまだまだ修行が足りないようだ。
それでもなお、このYes, butの精神はこちらでの目下最大の学びであるような気がしているほどに貴重なものだと思う。ぜひ、今学期中にYes, butスタイルのさらなるトレーニングを図りたい。
-Too much関連では、本音かどうかはわからないが、「いい刺激になった、ライバル意識でモチベーションを維持できた」という感じの評価だったので、自己反省が正しいのかどうかよくわからないまま。
この宿題をもらってから色々ブログ等を見ていて、どこかで「360度評価でネガティブ評価が多いのは日本くらいで、英米ではポジティブが多い」という記述があったが、本当にそうだった、ということなのかもしれない。
その一方で、自分の態度は、自分ができていると思っていた「おもねることなく、威張ることなく、凛として」みたいなバランス状態から若干弱腰方向にぶれて見えているようだ。なんかそうなるとG7等における日本の首脳みたいでいやなので、空気を読みつつももう少し「押すところは押す」ということについて考えてみたほうがいいのかもしれない。
とか、もらったフィードバックについてかなり手前味噌に解釈をしてみたが、いずれにせよ「また一緒に組みたいものだな」と言ってもらったことは素直に喜んでおきたい。
Saturday, January 22, 2011
りーだーしっぷ と こんとりびゅーしょん
・UCLAを含めたほとんどのMBAは、リーダーシップをひとつのキーワードとして掲げている。しかし、果たして自分のリーダーシップはどの程度向上したのか気にかかる。というか、リーダーシップが高まった気がしない今日この頃。
・MBAでどのようにリーダーシップ育成を図るか?大別すると、Academicな側面とPracticalな側面があると思う。
Academicな側面としては、リーダーシップに関連する授業を通じて、リーダーとはどうあるべきか、やってはいけないこと等を学ぶことが挙げられる。これについては、入学早々Leadership Foundationなるものがオリエンテーションに組み込まれており、確かに色々教わったのだが、いかんせん殆ど頭に残っていない。覚えているものといえば、電柱上りを通じて体得した「Go out of your comfort zone」とか「チームを組む時はDiversityを強く意識せよ」といったことくらい。うん百万円払ってたったの2メッセージとなるとややさびしいので、おいおい復習でもした方がいいのかもしれない。また、選択科目で組織論やら何やらもあるだろうから、そういったものも履修してみたい。
・Practicalな側面、実際のところこれこそがMBAを通じたリーダーシップ育成の肝だろう。日々のグループワーク、クラブ活動、宴会その他、リーダーシップを取るチャンスはいくらでも転がっているからだ。実際、ラーニングチームやらJapan Clubやらで色々関与こそしており、しかもジャパントリップではCo-chairなる肩書ももらっているのだが、どうもいまひとつ「ああ、俺、今まさにリーダーシップ発揮してるぜ」と実感することはない状況。
・グループに貢献しているかしていないかでいうと、貢献6マイナス迷惑4で差引2程度は貢献できていると勝手ながら思い込んでいる。しかし、主な貢献の仕方といえば
-プロジェクトマネジメントごっこ:Google Calendarに予定を共有するとか、各担当者の進捗を確認するとか。そもそもプロジェクトマネジメントが何たるかも全く理解できていないし、その方法論なども全く知らないので素人作業となってしまっており、関係者に「あいつ下手だなぁ」と思われていてもおかしくないと思っている。
-作業:宿題を就職活動組より早めにやってみたり。おそらく多くの社費MBA学生が感じているのではないかと思うが、就職活動をせずに普通に勉強してたら、特段努力せずとも勉学面でラーニングチームに貢献できてしまう。
同級生がレジュメやらカバーレターやらに費やしている時間で宿題をやれば、あら不思議あっという間に「できる風」のキャラクターは獲得できてしまい、貢献している雰囲気は苦労せずとも出てしまう。なので、貢献といってもさほど誇れるものでもないと思うし、いわんやこれはリーダーというよりプレーヤーとしての貢献だ。それはそれで勿論いいことだとは思うが、リーダーシップという文脈からすると加点要素ゼロのような。
要するに、MBAで貢献はできていると思うのだが、極めてプレーヤー的でありリーダー的方向での成長が乏しいのが今の自分ではないかと思案している。
ヤヤコシイExcelのモデリングはできる、誰も理解できないような回帰モデルは作れる、等々。しかし、いざマネジメント側になったら、リーダーシップを発揮できず、部下に陰で嘲笑されたりする絵が浮かんでしまう。
バーコード・薄い生地の白ワイシャツにランニングが透けている・加齢臭といったなりで
「本当は俺、課長にはならずずっと現場にいたかったんだよなぁ」
とか夜の神田でハイサワー片手にうそぶいてたりしたら本当にどうしようかとたまに心配になる。
MBAに行けばいいリーダーになれるという発想がそもそも勘違いというか危険だ。少なくとも「俺はMBAだから、無条件にリーダーたる資格を持ち合わせている」と天狗になるのは極めて危険だ。
しかし、自分がどう思うかはさておき、他人が「あいつはMBAなんだから、きっとリーダーシップあるんだろう」と自分のことを無駄に買い被る可能性は低くないと思われる。人はすぐ人のことを学歴や職歴やらで買い被る。短期的には買い被ってもらって「てへ、どうもありがとうございます」と調子に乗っていてもいいが、長期的には何かしらの実績をもって彼らの幻想を満たしてやらなければ彼らは幻滅する。
実際のところのUCLAのMBAのプログラムがどうであろうと、結果としてリーダーシップの「リ」くらい体得して帰らないと、「並」という評価すらしてもらえない可能性が高いのだ。相手の期待値が高くなっている分だけ相手を失望させるリスクが高くなってしまっている。
と、ここまでうだうだと考えを進めてきたが、結局のところリーダーシップの「リ」を手に入れるために自分は何をすればいいのであろうか。現時点では、このあたりかな、という風に思っている:
-リーダーシップとは何ぞやということを理解する:自分なりのリーダーシップ and/or クラスメートが思うところのリーダーシップ and/or 学術的に定義されたリーダーシップ、これらを整理して理解してみたい。頭でっかちみたいだが。現時点での自分にとってのリーダーシップは①Inspire members ②Make decisions ③Show practical and ambitious goals to membersといったあたりなのだが、この辺多くの意見と揉んでみたい。
-下手な鉄砲、数打つ:ありていに言って、できるだけ多くの体験をしてできるだけ多く試行錯誤するということがリーダーシップに限らず何でも習得の近道だろう。引きつづき、色々なものに飛び込んで行かないと。
-Be positive:なぜこれがリーダーシップとつながるのか自分にも頭の整理はついていないが、なんとなく、これが一つの鍵であるように思っている。
・MBAでどのようにリーダーシップ育成を図るか?大別すると、Academicな側面とPracticalな側面があると思う。
Academicな側面としては、リーダーシップに関連する授業を通じて、リーダーとはどうあるべきか、やってはいけないこと等を学ぶことが挙げられる。これについては、入学早々Leadership Foundationなるものがオリエンテーションに組み込まれており、確かに色々教わったのだが、いかんせん殆ど頭に残っていない。覚えているものといえば、電柱上りを通じて体得した「Go out of your comfort zone」とか「チームを組む時はDiversityを強く意識せよ」といったことくらい。うん百万円払ってたったの2メッセージとなるとややさびしいので、おいおい復習でもした方がいいのかもしれない。また、選択科目で組織論やら何やらもあるだろうから、そういったものも履修してみたい。
・Practicalな側面、実際のところこれこそがMBAを通じたリーダーシップ育成の肝だろう。日々のグループワーク、クラブ活動、宴会その他、リーダーシップを取るチャンスはいくらでも転がっているからだ。実際、ラーニングチームやらJapan Clubやらで色々関与こそしており、しかもジャパントリップではCo-chairなる肩書ももらっているのだが、どうもいまひとつ「ああ、俺、今まさにリーダーシップ発揮してるぜ」と実感することはない状況。
・グループに貢献しているかしていないかでいうと、貢献6マイナス迷惑4で差引2程度は貢献できていると勝手ながら思い込んでいる。しかし、主な貢献の仕方といえば
-プロジェクトマネジメントごっこ:Google Calendarに予定を共有するとか、各担当者の進捗を確認するとか。そもそもプロジェクトマネジメントが何たるかも全く理解できていないし、その方法論なども全く知らないので素人作業となってしまっており、関係者に「あいつ下手だなぁ」と思われていてもおかしくないと思っている。
-作業:宿題を就職活動組より早めにやってみたり。おそらく多くの社費MBA学生が感じているのではないかと思うが、就職活動をせずに普通に勉強してたら、特段努力せずとも勉学面でラーニングチームに貢献できてしまう。
同級生がレジュメやらカバーレターやらに費やしている時間で宿題をやれば、あら不思議あっという間に「できる風」のキャラクターは獲得できてしまい、貢献している雰囲気は苦労せずとも出てしまう。なので、貢献といってもさほど誇れるものでもないと思うし、いわんやこれはリーダーというよりプレーヤーとしての貢献だ。それはそれで勿論いいことだとは思うが、リーダーシップという文脈からすると加点要素ゼロのような。
要するに、MBAで貢献はできていると思うのだが、極めてプレーヤー的でありリーダー的方向での成長が乏しいのが今の自分ではないかと思案している。
ヤヤコシイExcelのモデリングはできる、誰も理解できないような回帰モデルは作れる、等々。しかし、いざマネジメント側になったら、リーダーシップを発揮できず、部下に陰で嘲笑されたりする絵が浮かんでしまう。
バーコード・薄い生地の白ワイシャツにランニングが透けている・加齢臭といったなりで
「本当は俺、課長にはならずずっと現場にいたかったんだよなぁ」
とか夜の神田でハイサワー片手にうそぶいてたりしたら本当にどうしようかとたまに心配になる。
MBAに行けばいいリーダーになれるという発想がそもそも勘違いというか危険だ。少なくとも「俺はMBAだから、無条件にリーダーたる資格を持ち合わせている」と天狗になるのは極めて危険だ。
しかし、自分がどう思うかはさておき、他人が「あいつはMBAなんだから、きっとリーダーシップあるんだろう」と自分のことを無駄に買い被る可能性は低くないと思われる。人はすぐ人のことを学歴や職歴やらで買い被る。短期的には買い被ってもらって「てへ、どうもありがとうございます」と調子に乗っていてもいいが、長期的には何かしらの実績をもって彼らの幻想を満たしてやらなければ彼らは幻滅する。
実際のところのUCLAのMBAのプログラムがどうであろうと、結果としてリーダーシップの「リ」くらい体得して帰らないと、「並」という評価すらしてもらえない可能性が高いのだ。相手の期待値が高くなっている分だけ相手を失望させるリスクが高くなってしまっている。
と、ここまでうだうだと考えを進めてきたが、結局のところリーダーシップの「リ」を手に入れるために自分は何をすればいいのであろうか。現時点では、このあたりかな、という風に思っている:
-リーダーシップとは何ぞやということを理解する:自分なりのリーダーシップ and/or クラスメートが思うところのリーダーシップ and/or 学術的に定義されたリーダーシップ、これらを整理して理解してみたい。頭でっかちみたいだが。現時点での自分にとってのリーダーシップは①Inspire members ②Make decisions ③Show practical and ambitious goals to membersといったあたりなのだが、この辺多くの意見と揉んでみたい。
-下手な鉄砲、数打つ:ありていに言って、できるだけ多くの体験をしてできるだけ多く試行錯誤するということがリーダーシップに限らず何でも習得の近道だろう。引きつづき、色々なものに飛び込んで行かないと。
-Be positive:なぜこれがリーダーシップとつながるのか自分にも頭の整理はついていないが、なんとなく、これが一つの鍵であるように思っている。
Friday, January 21, 2011
$$$
今週はやたら費用関係で頭を悩ませることが多い一週間であった。
■歯
→治療計画書なるものをもらったが、保険考慮前でちょうど$10,000程度、保険が一般的なレベルで適用されたら$5,000程度とのこと。ヘブハッ..... 保険、お前まじで頑張れ!!!
■ジャパントリップ
→そういえばガソリンが高騰中というニュースは目にしていたが、当然ながら航空運賃も絶賛高騰中であるようで。日本に飛ばずにジャパントリップできないかな
■昨日あったちょっとした会
→20ドルの肉を注文してワインをちょっと飲んだら、70ドルかかった。
ワイン通の先輩が一本70~80ドルもするボトルを複数注文してくれたようで。ワインのボトルの金額、80ドルってのは常識の範囲内なのか?ワインならそのくらい当然というような気もするし、30ドルのボトルがあるんだからそれでいいじゃんという感じもする。でもやはり、食べ物の値段を圧倒的に酒代が上回るというのは違和感がある。
(追記)
・ただ、ワインはまじで美味しかった。ルビーのようなまろやかさが口の中で云々と思わず講釈を垂れたくなるほど。このレベルの(金額・味)ワインを恒常的に愛飲しないとワイン通にはなれないのかしら?ならば自分は「トレジョで安いわりにいいワインを探すこと」を趣味に切り替えようか、とか思ったり。
・メシ代と酒代の黄金のバランスとかあれば本当に知りたいな。自分の感覚論では、メシ代が80%、いい酒飲んでも50%になるのではないかと思うのだが、まったく根拠レスなので周辺に色々意見を聞いてみようと思う。
■歯
→治療計画書なるものをもらったが、保険考慮前でちょうど$10,000程度、保険が一般的なレベルで適用されたら$5,000程度とのこと。ヘブハッ..... 保険、お前まじで頑張れ!!!
■ジャパントリップ
→そういえばガソリンが高騰中というニュースは目にしていたが、当然ながら航空運賃も絶賛高騰中であるようで。日本に飛ばずにジャパントリップできないかな
■昨日あったちょっとした会
→20ドルの肉を注文してワインをちょっと飲んだら、70ドルかかった。
ワイン通の先輩が一本70~80ドルもするボトルを複数注文してくれたようで。ワインのボトルの金額、80ドルってのは常識の範囲内なのか?ワインならそのくらい当然というような気もするし、30ドルのボトルがあるんだからそれでいいじゃんという感じもする。でもやはり、食べ物の値段を圧倒的に酒代が上回るというのは違和感がある。
(追記)
・ただ、ワインはまじで美味しかった。ルビーのようなまろやかさが口の中で云々と思わず講釈を垂れたくなるほど。このレベルの(金額・味)ワインを恒常的に愛飲しないとワイン通にはなれないのかしら?ならば自分は「トレジョで安いわりにいいワインを探すこと」を趣味に切り替えようか、とか思ったり。
・メシ代と酒代の黄金のバランスとかあれば本当に知りたいな。自分の感覚論では、メシ代が80%、いい酒飲んでも50%になるのではないかと思うのだが、まったく根拠レスなので周辺に色々意見を聞いてみようと思う。
Tuesday, January 18, 2011
年賀状
・歯については、日本に戻ってから何度も治療に通う時間がないと思われるので(とか言って暇だったりして...)、時間的余裕のある留学中にやってしまう方が得策だと思うようになってきた。一応日本でやった場合との差額のイメージくらいは把握してから最終的な決断を下したいが、基本的にはカリフォルニアにポンと百万円までなら散財する方向で検討を進めたい。
・その場合に、歯科手術費用の代わりに何をあきらめるのか考える必要が出てきそう。日々の細かい出費を少しずつ抑制するのか、大きな買い物をふたつみっつ我慢するのか。夏休みインターンしないと死ぬんじゃないだろうか、とか何を今更的なことを考えてみたりしている。
・昨日小椋佳に感銘を受けた話を書いたが、ふと思い出したが小椋佳のことに思いを巡らせずとも、普通にもっと超有名な遅咲きの偉人は存在していた。その名は伊能忠敬...Wilipedia先生によると、彼も小椋佳と同じ50歳で地図測量の道に舵をきったらしい。伊能忠敬は、自分が学生時代ゴルフ場バイトのために通っていた町(千葉県佐原)の英雄なので、これを外しているようでは自分もまだまだ修行が足りていないようだ。
・今日読んだ他のブログで、日本では定年を迎えている団塊世代の「チャレンジ」が割と増えているという記事が。チャレンジの定番は、海外移住やら市会議員への立候補やら蕎麦打ちやらだそうだ。。。
俺の目指す道、案外蕎麦の道か…?いや絶対違うな...
・オペレーションの授業で余談として教師が言っていた「ワンタッチレスポンス」、かなり使える。特にE-mail対応や宿題対応。「一旦さっと読むが、とりあえず保留し、思い出した頃に再度開いてそこで返信する」から「読んだ瞬間に返信するかしないか決断して、返信するなら極力そのファーストアクセスの際に返信してしまう」と対応を改めることで、これまで以上にGmail君と向き合う時間を削減できている気がする。ただ、あまり即レスというのも相手の心情的にいかがなものかという感じもあり、そのあたりが多少悩ましいところ。
(ちなみに、オペレーションの教授総本山MITのPhD。それゆえかどうかはわからないが、授業はかなりエキサイティングで面白い。ほかの教授もわりとハーバードかスタンフォードでPhDを取った人が多い。UCLAの教授の層が厚いというか、UCLAでPhDを取った人はどうするんだろうというか...)
・秋学期の授業のフォルダの整理をしているが、仕分け方法で多少悩んでいる。
-時系列にWeek1、2、3...といったフォルダを作り、そのフォルダに各週に取り扱ったものすべてを放り込む
-クロスセクショナルに"Case" "Reading" "Assignments"等フォルダを作る
どちらでもいいと言えばいいのだが、一度分類を終えて作業を進めてしまうとなかなか方向転換も難しいので思案中。
・海外から送れるサービスを利用して日本に年賀状を送ったのだが、ご丁寧にけっこうな人数の人が年賀状料金に切手一枚貼り足すなどして返信してくれている。ありがたい限り。
見ると、友人のかなり多くが、結婚します/結婚しました/子供が生まれます/子供が生まれましたという近況を伝えてくれている。「独身者にとっては面倒以外の何物でもない」という年賀状の性質・非対称性によるところもあると思うが、それにしてもこのように年賀状をくれる友人の多くが人生の次のステージに進んでいるということに驚き、同時にアンニュイを覚えた。
こと自分のこととなると、結婚しようが子供ができようが転勤しようが、そういった事実だけではどうも自分が成長・変化・変容しているという感覚がわかない。比較対象なしでは、「自分は自分だ。自分は何一つ変わっていない」とつい思ってしまうのだ。
そんな自分にとって、こういった「友人からの知らせ」というものは効く。これらの知らせは、友人たちが誰も彼も皆、程度の大小こそあれ、かつて自分が知っていた頃と比べて変わりつつあるということをはっきりと教えてくれる。そして、そういった友人の変化を媒介として、自分は「あの頃の彼らはもういない。ならば、あの頃の自分もやはり存在しえず、今の俺はもはや昔の自分ではないのだ」ということを感覚的に理解するのだと思う。その感覚は、一瞬自分がどこにいるのか見失ったような不安感につながり、その後、それを受け入れたくないという拒否感や受け入れざるを得ないと認める際に生じる寂寥感につながっていく。そして、おそらく最後に、無意識のうちにすべてを受け入れ、自己認識であったり世界の見え方だったりが微調整されていくことになるのだろう。
おそらくこれまでもそういう精神的プロセスが自己の内面で繰り広げられてきたと思うし、これからもそうなんだと思う。そうやって、自分も気が付いたら立派な大人になり、いつか蕎麦を打ちたいとか思うようになるのだろう。
・そう、自分も変わりつつあるんだ。そりゃあ前歯も折れるよなぁ。折れない方がおかしいわ。
・その場合に、歯科手術費用の代わりに何をあきらめるのか考える必要が出てきそう。日々の細かい出費を少しずつ抑制するのか、大きな買い物をふたつみっつ我慢するのか。夏休みインターンしないと死ぬんじゃないだろうか、とか何を今更的なことを考えてみたりしている。
・昨日小椋佳に感銘を受けた話を書いたが、ふと思い出したが小椋佳のことに思いを巡らせずとも、普通にもっと超有名な遅咲きの偉人は存在していた。その名は伊能忠敬...Wilipedia先生によると、彼も小椋佳と同じ50歳で地図測量の道に舵をきったらしい。伊能忠敬は、自分が学生時代ゴルフ場バイトのために通っていた町(千葉県佐原)の英雄なので、これを外しているようでは自分もまだまだ修行が足りていないようだ。
・今日読んだ他のブログで、日本では定年を迎えている団塊世代の「チャレンジ」が割と増えているという記事が。チャレンジの定番は、海外移住やら市会議員への立候補やら蕎麦打ちやらだそうだ。。。
俺の目指す道、案外蕎麦の道か…?いや絶対違うな...
・オペレーションの授業で余談として教師が言っていた「ワンタッチレスポンス」、かなり使える。特にE-mail対応や宿題対応。「一旦さっと読むが、とりあえず保留し、思い出した頃に再度開いてそこで返信する」から「読んだ瞬間に返信するかしないか決断して、返信するなら極力そのファーストアクセスの際に返信してしまう」と対応を改めることで、これまで以上にGmail君と向き合う時間を削減できている気がする。ただ、あまり即レスというのも相手の心情的にいかがなものかという感じもあり、そのあたりが多少悩ましいところ。
(ちなみに、オペレーションの教授総本山MITのPhD。それゆえかどうかはわからないが、授業はかなりエキサイティングで面白い。ほかの教授もわりとハーバードかスタンフォードでPhDを取った人が多い。UCLAの教授の層が厚いというか、UCLAでPhDを取った人はどうするんだろうというか...)
・秋学期の授業のフォルダの整理をしているが、仕分け方法で多少悩んでいる。
-時系列にWeek1、2、3...といったフォルダを作り、そのフォルダに各週に取り扱ったものすべてを放り込む
-クロスセクショナルに"Case" "Reading" "Assignments"等フォルダを作る
どちらでもいいと言えばいいのだが、一度分類を終えて作業を進めてしまうとなかなか方向転換も難しいので思案中。
・海外から送れるサービスを利用して日本に年賀状を送ったのだが、ご丁寧にけっこうな人数の人が年賀状料金に切手一枚貼り足すなどして返信してくれている。ありがたい限り。
見ると、友人のかなり多くが、結婚します/結婚しました/子供が生まれます/子供が生まれましたという近況を伝えてくれている。「独身者にとっては面倒以外の何物でもない」という年賀状の性質・非対称性によるところもあると思うが、それにしてもこのように年賀状をくれる友人の多くが人生の次のステージに進んでいるということに驚き、同時にアンニュイを覚えた。
こと自分のこととなると、結婚しようが子供ができようが転勤しようが、そういった事実だけではどうも自分が成長・変化・変容しているという感覚がわかない。比較対象なしでは、「自分は自分だ。自分は何一つ変わっていない」とつい思ってしまうのだ。
そんな自分にとって、こういった「友人からの知らせ」というものは効く。これらの知らせは、友人たちが誰も彼も皆、程度の大小こそあれ、かつて自分が知っていた頃と比べて変わりつつあるということをはっきりと教えてくれる。そして、そういった友人の変化を媒介として、自分は「あの頃の彼らはもういない。ならば、あの頃の自分もやはり存在しえず、今の俺はもはや昔の自分ではないのだ」ということを感覚的に理解するのだと思う。その感覚は、一瞬自分がどこにいるのか見失ったような不安感につながり、その後、それを受け入れたくないという拒否感や受け入れざるを得ないと認める際に生じる寂寥感につながっていく。そして、おそらく最後に、無意識のうちにすべてを受け入れ、自己認識であったり世界の見え方だったりが微調整されていくことになるのだろう。
おそらくこれまでもそういう精神的プロセスが自己の内面で繰り広げられてきたと思うし、これからもそうなんだと思う。そうやって、自分も気が付いたら立派な大人になり、いつか蕎麦を打ちたいとか思うようになるのだろう。
・そう、自分も変わりつつあるんだ。そりゃあ前歯も折れるよなぁ。折れない方がおかしいわ。
Monday, January 17, 2011
衝撃
・ネットサーフィンでふとたどり着いた小椋佳のホームページに、その略歴が載っていて度肝を抜かれた:
リンク
脱サラ歌手と言った程度のことは知っていたが、略歴を見て度肝を抜かれた。
ケロッグにてMBAを取得していたことも(自分がMBA学生なので)結構インパクトがあるが、とくに驚いたのは、彼が銀行を辞めたのが支店長を経験した後の50歳のときであったことだ。遅っ!!!支店長にまでなってから辞めるなんて!
自分が高校を出た頃には、就職などその後「何か」になるためのステップにすぎず、早晩自分は作家か音楽家かのいずれかになりたい、まだ間に合うとか図々しくも妄想していた。それゆえ、その当時は自分が経済学を学ぶ理由などまったく理解できておらず、無駄に哲学とかを好んで履修していた。
大学も中盤になると、だんだんその辺りが曖昧になってきて、気が付いたら普通に就職活動をしたのだが、その頃スガシカオがどこかの音楽誌のインタビューで「数年サラリーマンをやったあとミュージシャンに転身した」という身の上話をしていて、それが自分にとって一種の支えのようなものになっていた。要は現実逃避なのだが、
「自分の居場所はここではないどこかで、今ここにいるのはその『どこか』にいくための準備期間で、スガシカオという実例があるのだから自分もまだ間に合う」と思っていた。おそらく、見る人が見れば、自分の職場における浮つき方、身の入っていない状態は一目瞭然であったのではないだろうか。
しかし、結婚して海外留学することが決まって子供ができたあたりでふと、もはや自分の中にかつてのような「ここではないどこか」に行くための気力がほとんど存在していないことに気が付いた。「自分の居場所はここではない」という感覚は色濃く残っているが、いつの間にか肝心の「そこに行くぞ」という気力がすっかり消失してしまっていることに気が付いたのだ。
これは単純にネガティブな話でもなく、おそらく家族ができたことで多少なり成熟してきたことの裏返しとも解釈してよいものと思う。でもいずれにせよ、このことに気が付いたときから急に人生に対する茫洋とした閉塞感のようなものを感じるようになった。はたから見ればMBAに行くのだから前途は開けているのではないかという感じかもしれないが、自分の内面では逆に、自分が行きたかった「どこか」が自身の内面から喪失してしまった以上自分は最早どこにも行くことができないのではないかという焦りばかりが強まった。最近の自分の「やりたいこと」といった思索も、金融業界内でのちょっとした業態の変更とか、勤務先を変えるのか変えないのかとか、とても矮小化されている気がする。これが大人になるということなのだろうか。何より、「もうそろそろ年齢も年齢だし、そういう変化を受け入れていくことも大事だよね」とか思うようになっていた。
そこに来て小椋佳のプロフィールは効いた。自分の側頭部にガツンとパンチを食らった感覚だ。
30歳にもなっていないのに、自分は何を老け込んでいるのだ。50歳でもまだ間に合うのだ。銀行やMBAなど職歴の幅を広めつつ人生の幅を狭めるところだと決めつけていはいなかったか?小椋佳のおかげで既に道が整備されているのに、自分はLAくんだりまで来て何をウダウダやっているのだろうか?
表面的なところしか知ることができていないが、彼の生き様は「30歳なんて終わりでもなんでもない、行くか行かないかだ」といったような強烈なメッセージを自分にもたらした。完全に湿っていた自分の魂に、少しだけ再び火がついたような感覚で目もさえてしまっている(眠れないのは歯の手術の麻酔が切れて痛いからせいかもしれないが)。この感覚をどっちの方向に持っていくのか全然わからないのだが、いずれにせよはっとさせられたのでその経過を自分の頭の整理のために記してみた。
リンク
脱サラ歌手と言った程度のことは知っていたが、略歴を見て度肝を抜かれた。
ケロッグにてMBAを取得していたことも(自分がMBA学生なので)結構インパクトがあるが、とくに驚いたのは、彼が銀行を辞めたのが支店長を経験した後の50歳のときであったことだ。遅っ!!!支店長にまでなってから辞めるなんて!
自分が高校を出た頃には、就職などその後「何か」になるためのステップにすぎず、早晩自分は作家か音楽家かのいずれかになりたい、まだ間に合うとか図々しくも妄想していた。それゆえ、その当時は自分が経済学を学ぶ理由などまったく理解できておらず、無駄に哲学とかを好んで履修していた。
大学も中盤になると、だんだんその辺りが曖昧になってきて、気が付いたら普通に就職活動をしたのだが、その頃スガシカオがどこかの音楽誌のインタビューで「数年サラリーマンをやったあとミュージシャンに転身した」という身の上話をしていて、それが自分にとって一種の支えのようなものになっていた。要は現実逃避なのだが、
「自分の居場所はここではないどこかで、今ここにいるのはその『どこか』にいくための準備期間で、スガシカオという実例があるのだから自分もまだ間に合う」と思っていた。おそらく、見る人が見れば、自分の職場における浮つき方、身の入っていない状態は一目瞭然であったのではないだろうか。
しかし、結婚して海外留学することが決まって子供ができたあたりでふと、もはや自分の中にかつてのような「ここではないどこか」に行くための気力がほとんど存在していないことに気が付いた。「自分の居場所はここではない」という感覚は色濃く残っているが、いつの間にか肝心の「そこに行くぞ」という気力がすっかり消失してしまっていることに気が付いたのだ。
これは単純にネガティブな話でもなく、おそらく家族ができたことで多少なり成熟してきたことの裏返しとも解釈してよいものと思う。でもいずれにせよ、このことに気が付いたときから急に人生に対する茫洋とした閉塞感のようなものを感じるようになった。はたから見ればMBAに行くのだから前途は開けているのではないかという感じかもしれないが、自分の内面では逆に、自分が行きたかった「どこか」が自身の内面から喪失してしまった以上自分は最早どこにも行くことができないのではないかという焦りばかりが強まった。最近の自分の「やりたいこと」といった思索も、金融業界内でのちょっとした業態の変更とか、勤務先を変えるのか変えないのかとか、とても矮小化されている気がする。これが大人になるということなのだろうか。何より、「もうそろそろ年齢も年齢だし、そういう変化を受け入れていくことも大事だよね」とか思うようになっていた。
そこに来て小椋佳のプロフィールは効いた。自分の側頭部にガツンとパンチを食らった感覚だ。
30歳にもなっていないのに、自分は何を老け込んでいるのだ。50歳でもまだ間に合うのだ。銀行やMBAなど職歴の幅を広めつつ人生の幅を狭めるところだと決めつけていはいなかったか?小椋佳のおかげで既に道が整備されているのに、自分はLAくんだりまで来て何をウダウダやっているのだろうか?
表面的なところしか知ることができていないが、彼の生き様は「30歳なんて終わりでもなんでもない、行くか行かないかだ」といったような強烈なメッセージを自分にもたらした。完全に湿っていた自分の魂に、少しだけ再び火がついたような感覚で目もさえてしまっている(眠れないのは歯の手術の麻酔が切れて痛いからせいかもしれないが)。この感覚をどっちの方向に持っていくのか全然わからないのだが、いずれにせよはっとさせられたのでその経過を自分の頭の整理のために記してみた。
インプラント(ほぼ)確定
・昨日折れた歯を治すべく、さっそく歯医者へ。事前に勤務先やら何やらを駆使して予習してから臨んだ。
・予習によると、論点は「歯根が健在か否か」であるようだ。歯根が健在なら比較的容易に修復ができるが、歯根が健在でない場合はアウトで、歯根の除去をしたうえで次の一手を打たなければならないとのことであった。
次の一手の候補は、インプラントかブリッジ。インプラントは歯茎にチタン製のネジを取り付けて(インプラントして)、その上に歯をセットするというもの。超高いらしいが(百万を超えるという話も...)終わった後の結果はインプラントの方が良いらしい。ブリッジは問題個所の両脇の歯を削り、その上で両脇の歯を支柱・欠落した部分を橋渡しの部分のような感じにしたものをパカっとはめる手法。比較的安いらしいが、健康な両脇の歯を削るうえに支えることで長期的にダメージが蓄積するらしい。この話は、10年前に歯を取って以来、歯医者に行くたびに同様の説明を受けているの耳タコ状態。
また、この段階で言われたのは「日本と異なり、アメリカでは自分の歯でも状態がよくなければすぐ抜こうとする傾向があるので注意されたし」というものであった。
・で実際行ったところ、やっぱり一度取れていることから、歯根の状態も良くないとのことで、まだ折れていないもう一方の前歯もいつ折れてもおかしくないので、折れていないもう一方の歯も含めて歯根から取った方がいいだろうとのこと。予習のおかげで覚悟はできていたが、やっぱりダメだった。で、インプラントとブリッジの説明を改めて聞いてみたが、やはりインプラントしか道はなさそう。
・しかし、インプラントの料金について聞いてみたが、インプラントは別の専門医を紹介する形になるとのことでこの病院では料金提示はできないとのこと。うーん、日本でやるのとどっちがいいのか、マジで判断材料がない。。。たいがいに情報化社会の波をかきわける能力はできていた気になっていたが、インプラント情報ほど有象無象の情報が氾濫しているものはないのではないだろうか。もうインプラントについてwebで調べて2日目になるが、いまだにどのサイトが信頼に値するサイトなのかすらよくわからない。
・まず第一に、ほとんどのページが小規模医院によるものであり、ホームページの作りがシャビーでうさんくさい。
また、どうもインプラントについては学会でも意見の統一が見られていないのか、日本においてもアメリカにおいても実に色々な諸説が飛び交っていて素人の自分には判断がきわめて難しくなっている。
そうなると実際に通う医者による口コミ情報を信じざるを得ないのだが、これだけ諸説飛び交っているのを見ると先生の言うことが本当に正しいことなのか完全には信じられなくなってしまう。
この苦労、ガンとかになったらまた似たような苦労するのかもしれないが、なんとかならないのかな。このカオスを整理できたら、結構いい商売になる気が...
・予習によると、論点は「歯根が健在か否か」であるようだ。歯根が健在なら比較的容易に修復ができるが、歯根が健在でない場合はアウトで、歯根の除去をしたうえで次の一手を打たなければならないとのことであった。
次の一手の候補は、インプラントかブリッジ。インプラントは歯茎にチタン製のネジを取り付けて(インプラントして)、その上に歯をセットするというもの。超高いらしいが(百万を超えるという話も...)終わった後の結果はインプラントの方が良いらしい。ブリッジは問題個所の両脇の歯を削り、その上で両脇の歯を支柱・欠落した部分を橋渡しの部分のような感じにしたものをパカっとはめる手法。比較的安いらしいが、健康な両脇の歯を削るうえに支えることで長期的にダメージが蓄積するらしい。この話は、10年前に歯を取って以来、歯医者に行くたびに同様の説明を受けているの耳タコ状態。
また、この段階で言われたのは「日本と異なり、アメリカでは自分の歯でも状態がよくなければすぐ抜こうとする傾向があるので注意されたし」というものであった。
・で実際行ったところ、やっぱり一度取れていることから、歯根の状態も良くないとのことで、まだ折れていないもう一方の前歯もいつ折れてもおかしくないので、折れていないもう一方の歯も含めて歯根から取った方がいいだろうとのこと。予習のおかげで覚悟はできていたが、やっぱりダメだった。で、インプラントとブリッジの説明を改めて聞いてみたが、やはりインプラントしか道はなさそう。
・しかし、インプラントの料金について聞いてみたが、インプラントは別の専門医を紹介する形になるとのことでこの病院では料金提示はできないとのこと。うーん、日本でやるのとどっちがいいのか、マジで判断材料がない。。。たいがいに情報化社会の波をかきわける能力はできていた気になっていたが、インプラント情報ほど有象無象の情報が氾濫しているものはないのではないだろうか。もうインプラントについてwebで調べて2日目になるが、いまだにどのサイトが信頼に値するサイトなのかすらよくわからない。
・まず第一に、ほとんどのページが小規模医院によるものであり、ホームページの作りがシャビーでうさんくさい。
また、どうもインプラントについては学会でも意見の統一が見られていないのか、日本においてもアメリカにおいても実に色々な諸説が飛び交っていて素人の自分には判断がきわめて難しくなっている。
そうなると実際に通う医者による口コミ情報を信じざるを得ないのだが、これだけ諸説飛び交っているのを見ると先生の言うことが本当に正しいことなのか完全には信じられなくなってしまう。
この苦労、ガンとかになったらまた似たような苦労するのかもしれないが、なんとかならないのかな。このカオスを整理できたら、結構いい商売になる気が...
Sunday, January 16, 2011
ボキッと
・自分から見て左側の前歯が折れた。鏡で見る自分の顔がありえないことになっている。
アメリカに来て色々挫折や苦労をした気になっていたが、それらの苦労など冗談であったと言えるほどに心理的ダメージが大きい...
この歯はもともと10年前に根元から取れており、神経を除去した上でくっつけていたという経緯がある。それゆえ、今回折れた際には痛みも出血もなかったし、いつかこの日が来ることは承知していた。しかし、承知していようといまいと、結局のところ精神的ダメージは生じるのだな。
明日、妻が一度行ったことのある日本語の使える歯科に行き、実際の治療方針を相談する予定だが、治療費のことを考えると気持ちは滅入るばかり。良く考えたら、10年前からわかっていたことなのだから、インプラント資金を小刻みに準備しておくべきだったのかもしれない。
考えれば考えるほど気がめいるので、とりあえず寝るか...明日のグループミーティングは勘弁してもらおう
アメリカに来て色々挫折や苦労をした気になっていたが、それらの苦労など冗談であったと言えるほどに心理的ダメージが大きい...
この歯はもともと10年前に根元から取れており、神経を除去した上でくっつけていたという経緯がある。それゆえ、今回折れた際には痛みも出血もなかったし、いつかこの日が来ることは承知していた。しかし、承知していようといまいと、結局のところ精神的ダメージは生じるのだな。
明日、妻が一度行ったことのある日本語の使える歯科に行き、実際の治療方針を相談する予定だが、治療費のことを考えると気持ちは滅入るばかり。良く考えたら、10年前からわかっていたことなのだから、インプラント資金を小刻みに準備しておくべきだったのかもしれない。
考えれば考えるほど気がめいるので、とりあえず寝るか...明日のグループミーティングは勘弁してもらおう
Friday, January 14, 2011
自分探し???
・自分は生まれてこの方
「自分はこの一生において、はたして何がしたいのだろうか?」
という問いに答を出せていない。
就職活動やMBA受験でこの問題について立ち止まって考える機会を多少得た。しかし、終わった後で振り返ると、これらは少なくとも自分にとっては「自分の過去現在とを踏まえつつ先方に受けそうな物語を作るゲーム」であり、そこで捻り出した物語と自分が真の意味でやりたいことはそれほどリンクしていない。
その時人事やアドミに説明したことなど、当時の書類を読み返さないと思い出せない。
これまでの人生での出来事の多くが、「したいことを考える意味なんてあまりない」「むしろ、やりたいことなど考えず、結果的に与えられた状況に適応することに専念する方が気楽だし現実的」というように自分の考え方を誘導してきている。行きたい会社で働けるのは一握りの人間だが、100%の人間が内定をくれた会社で働く。行きたい学校に行けるのも一握りだが、合格をくれた学校で学ぶ人は100%だ。勤務先では、深く考えずとも仕事内容まで他の誰かが決めてくれて、配属当時は全く知らなかったが実は超面白いデリバティブの勉強をさせてくれたり、行く気ゼロだったが終わってみれば素晴らしい場所だった広島で修行させてくれたり、英語もろくすっぽできなかったのにMBAに行かせてくれたり。
基本的にこの「待ちガイル」的考え方は変わっておらず、今もなお自分の基本コンセプトとなっている。
しかし、2つの意味で、「ちょっと考えを前に進めた方がいいかな」と思うようになってきている。
ひとつはキャリア面での発想。上記の「待っていれば万事OK」的な発想の「前提」がかなり揺らいでいるので、今後は待ちの姿勢では全然ダメだろう。
前提とは、学歴とか日本の経済システム。就職前後の頃は「東大出たんだから変なことにはならないだろう」と高をくくっていたし、MBAの社費選考に合格した頃も「東大卒の看板にMBAの看板でもつけておけば、9回にリベラを投入したようなもので、もう大丈夫、一丁上がりだろう」とそれはもう図に乗っていた。で、放っておけば給料も加齢に応じて自動的に増えてハイ一丁上がり、という妄想をしていた。
しかし、「高度経済成長も遠い昔、日本の人口はあとは減少方向に一直線」とか言いだすまでもなく、どう考えてもこれらの前提は崩れてしまってきている。おそらくこれからは、国内で東大卒の看板を大事に抱えていても全然ダメだろう。明治初期の旧武士とまったく同じ末路を辿るだけだ。泥船が沈む前に川を渡り切った諸先輩方に愚痴を言いつつ没落し、夜な夜な酒を片手に「こんなはずじゃ」と愚痴を言う、みたいな。
ということで、少なくとも「待っていてもあまりロクなことはないかも」という発想に切り替え、最低限「ババは引かないぞ」というスタンスで動く必要がありそうだ。ふんぞり返る武器としては東大もMBAも無力になってしまうと思うが、ジタバタする際にはちょっとくらい役に立ってくれると思うのでひとつ頑張りたい。
もうひとつはキャリアという枠組みを超えた発想で、より情緒的なもの。
すなわち、「キャリアについてやりたいことを考える必要はそんなにないかもしれない。しかし、個人としてどのように生きたいか、あるいは死にたいかということについては、ちゃんと考えなくちゃまずいんじゃないのか」という思いが最近やけに頭をよぎるようになってきた。
上にキャリアのことを長々と書いたが、キャリアと格好つけて書いてはいるが所詮は仕事、泥船と一緒に心中して家族を困らせることさえなければ基本的にはそんなに真剣に考える必要はないと思っている。しかし、キャリアという狭い範囲を超えた領域においては、コギトエルゴスムじゃないけど、どう有りたいかについてはちゃんと考えないと人間としてマズいんじゃないかと思いが少しずつ強くなってきている。年をとったせいなのか、MBAで何かに感化されたのか、そのあたりはよくわからないけど。
今日わざわざこんなヤヤコシいことを書いたのは、今日ふとGreat Gatzbyを思い出し、ある考えが頭をよぎったから。今まで、ギャッツビーの何がすごいかって、一人の女性をずっと愛し続けた情の深さとか、一財産築きあげた才覚とか、そういったあたりが彼のすごさなんだろうなと思っていた。しかし、彼がすごい本当の理由は、稼いだ金を使う確固とした目的をもっていたこと、換言すると「ひとりの人間として本当にやりたいことというものを完全に知っていたこと」なのではないかと今日ふと思ったのだ。既に人妻となった女性を再び自分のものにするという彼の「やりたいこと」は、正直どうかと思うが、適切か否かはこの際問題ではない。彼が「どんな仕事をしたいか」とかいった副次的なところで立ち止まることなく、ひとつの芯の通った「人として成し遂げたいこと」を持ち、それに向かって一直線に行動したという点が人々、少なくとも自分の心を打ったのではないかと思いを改めたのだ。彼ほどに、事業で財を成すことなど手段に過ぎないことを稼いでいる最中に意識できていた人間はそうはいないと思う。それゆえ、事業がグレーだろうとブラックだろうと、彼にとっては問題ではなかったのだ。
このレベルの、肩書きなしの裸一貫の自分が持ちうる人生の目的って一体どういったものになるのだろうか。妻子の幸せ?金銭的充足?知的充足?初恋のあの子を取り戻すとか??案外、世界平和とか??
正直なところ、現時点ではまったくイメージが出てこない。このままでは定年時に気が抜けて一気に老けること間違いなしで非常によろしくない。
この問題は頭の整理をしておかないと後々まずいんじゃないかという最近の思いが、今日ふと思い出したギャッツビー君によって弾みをつけられたので書いてみた。
「自分はこの一生において、はたして何がしたいのだろうか?」
という問いに答を出せていない。
就職活動やMBA受験でこの問題について立ち止まって考える機会を多少得た。しかし、終わった後で振り返ると、これらは少なくとも自分にとっては「自分の過去現在とを踏まえつつ先方に受けそうな物語を作るゲーム」であり、そこで捻り出した物語と自分が真の意味でやりたいことはそれほどリンクしていない。
その時人事やアドミに説明したことなど、当時の書類を読み返さないと思い出せない。
これまでの人生での出来事の多くが、「したいことを考える意味なんてあまりない」「むしろ、やりたいことなど考えず、結果的に与えられた状況に適応することに専念する方が気楽だし現実的」というように自分の考え方を誘導してきている。行きたい会社で働けるのは一握りの人間だが、100%の人間が内定をくれた会社で働く。行きたい学校に行けるのも一握りだが、合格をくれた学校で学ぶ人は100%だ。勤務先では、深く考えずとも仕事内容まで他の誰かが決めてくれて、配属当時は全く知らなかったが実は超面白いデリバティブの勉強をさせてくれたり、行く気ゼロだったが終わってみれば素晴らしい場所だった広島で修行させてくれたり、英語もろくすっぽできなかったのにMBAに行かせてくれたり。
基本的にこの「待ちガイル」的考え方は変わっておらず、今もなお自分の基本コンセプトとなっている。
しかし、2つの意味で、「ちょっと考えを前に進めた方がいいかな」と思うようになってきている。
ひとつはキャリア面での発想。上記の「待っていれば万事OK」的な発想の「前提」がかなり揺らいでいるので、今後は待ちの姿勢では全然ダメだろう。
前提とは、学歴とか日本の経済システム。就職前後の頃は「東大出たんだから変なことにはならないだろう」と高をくくっていたし、MBAの社費選考に合格した頃も「東大卒の看板にMBAの看板でもつけておけば、9回にリベラを投入したようなもので、もう大丈夫、一丁上がりだろう」とそれはもう図に乗っていた。で、放っておけば給料も加齢に応じて自動的に増えてハイ一丁上がり、という妄想をしていた。
しかし、「高度経済成長も遠い昔、日本の人口はあとは減少方向に一直線」とか言いだすまでもなく、どう考えてもこれらの前提は崩れてしまってきている。おそらくこれからは、国内で東大卒の看板を大事に抱えていても全然ダメだろう。明治初期の旧武士とまったく同じ末路を辿るだけだ。泥船が沈む前に川を渡り切った諸先輩方に愚痴を言いつつ没落し、夜な夜な酒を片手に「こんなはずじゃ」と愚痴を言う、みたいな。
ということで、少なくとも「待っていてもあまりロクなことはないかも」という発想に切り替え、最低限「ババは引かないぞ」というスタンスで動く必要がありそうだ。ふんぞり返る武器としては東大もMBAも無力になってしまうと思うが、ジタバタする際にはちょっとくらい役に立ってくれると思うのでひとつ頑張りたい。
もうひとつはキャリアという枠組みを超えた発想で、より情緒的なもの。
すなわち、「キャリアについてやりたいことを考える必要はそんなにないかもしれない。しかし、個人としてどのように生きたいか、あるいは死にたいかということについては、ちゃんと考えなくちゃまずいんじゃないのか」という思いが最近やけに頭をよぎるようになってきた。
上にキャリアのことを長々と書いたが、キャリアと格好つけて書いてはいるが所詮は仕事、泥船と一緒に心中して家族を困らせることさえなければ基本的にはそんなに真剣に考える必要はないと思っている。しかし、キャリアという狭い範囲を超えた領域においては、コギトエルゴスムじゃないけど、どう有りたいかについてはちゃんと考えないと人間としてマズいんじゃないかと思いが少しずつ強くなってきている。年をとったせいなのか、MBAで何かに感化されたのか、そのあたりはよくわからないけど。
今日わざわざこんなヤヤコシいことを書いたのは、今日ふとGreat Gatzbyを思い出し、ある考えが頭をよぎったから。今まで、ギャッツビーの何がすごいかって、一人の女性をずっと愛し続けた情の深さとか、一財産築きあげた才覚とか、そういったあたりが彼のすごさなんだろうなと思っていた。しかし、彼がすごい本当の理由は、稼いだ金を使う確固とした目的をもっていたこと、換言すると「ひとりの人間として本当にやりたいことというものを完全に知っていたこと」なのではないかと今日ふと思ったのだ。既に人妻となった女性を再び自分のものにするという彼の「やりたいこと」は、正直どうかと思うが、適切か否かはこの際問題ではない。彼が「どんな仕事をしたいか」とかいった副次的なところで立ち止まることなく、ひとつの芯の通った「人として成し遂げたいこと」を持ち、それに向かって一直線に行動したという点が人々、少なくとも自分の心を打ったのではないかと思いを改めたのだ。彼ほどに、事業で財を成すことなど手段に過ぎないことを稼いでいる最中に意識できていた人間はそうはいないと思う。それゆえ、事業がグレーだろうとブラックだろうと、彼にとっては問題ではなかったのだ。
このレベルの、肩書きなしの裸一貫の自分が持ちうる人生の目的って一体どういったものになるのだろうか。妻子の幸せ?金銭的充足?知的充足?初恋のあの子を取り戻すとか??案外、世界平和とか??
正直なところ、現時点ではまったくイメージが出てこない。このままでは定年時に気が抜けて一気に老けること間違いなしで非常によろしくない。
この問題は頭の整理をしておかないと後々まずいんじゃないかという最近の思いが、今日ふと思い出したギャッツビー君によって弾みをつけられたので書いてみた。
Wednesday, January 12, 2011
目指せイマドキ(2)
続き。
7. 無料ウイルス対策ソフトを使おう:×
→え、もう無料の時代なの?自分はウイルスバスターの重さに辟易→F-secure Internet Securityを導入といった現状で、年間数千円の出費をしてしまっている。向こう当面の暇つぶし情報収集リストに入れておこう。
8. インターネット接続についてプロバイダーを詰めろ:×
→HPで検証してみたことはあるが、直談判には至っていない。ちょっとの勇気なのかな。
9. 電源プラグはたくさん用意しておこう:△
→家でも職場でも車内でも電源を欠かさないこと、だそうだ。
Apple関係製品(iPhone、iPad、iPod)を色々かったおかげで白い充電プラグは家にたくさん転がっている。
他方、PCの電源プラグはそれぞれ一個ずつ。あと、サブマシンVaio君はバッテリーが死んでいるのでプラグと繋いでいないと反応しないあたりが減点要素か。
10. 家のHDTVの画質をちゃんと調整せよ:×
→家にテレビはあるが、基本的に見ないので画質も無関心。そもそもこのテレビが"HD"TVなのかどうかもよくわからんし。
以上、6勝4敗といったところだろうか。まだまだGeekにはなりきれていないようで。
以上が記事の内容、以下に、自分あるいは自分の周辺で普及しているものを列挙してみる。
11. スキャナを買おう
→学校・職場で発生する大量の書類を整理するにあたり、やはり「当面たなざらし→思い出したころに廃棄」以外の選択肢があった方がいいだろう(注:職場の書類とは、研修等重要度の低い書類、勿論)。
最近便利なのはビジネスケースの予習。友人のブログを参考にしたのだが、まず文字認識機能をOnにしてスキャンしてしまい、そのあとで紙のケースで読んだり書き込んだり。振り返る際「あれ、3,000ドルの諸経費という記述があったような気がするんだけど、あれどこだっけ」といった局面においては、目で探すよりもCtrl+Fでさっと検索する方が圧倒的に早いからだ。
繰り返すと、1周目は紙とペンが、2周目はスキャンファイル(と紙)がその目的により適合していると思う。
ちなみに、本の「自炊」的には業務用裁断機あたりもマストアイテムであるようだが、中途半端な自分はこれには手を出せていない。そんなの買って娘が指を切った日には...というのは買わない言い訳。
スキャナは、アメリカで買えばとっても割安だったのが残念でならない。
12. SNS/ブログを使おう
→ブログで発信するもよし、FB/Twitterで人の動向をフォローするもよし。
インプットはテレビ新聞ヤフーニュースで、アウトプットは帰宅後に家族に対してや夜の居酒屋で同僚に対して、というのだけでは若干バイアスがかかり過ぎていると思う。
個人的には、
-ブログのアウトプット機能
-自分の場合公開していないので、掘った穴に「王様のロバは・・・」とやっているだけだが。最近、もっと積極的にこのページの所在を世に出してみて、多くの人の目によって自分の意見の「整骨」をした方がいいような気がしている一方で、引き続き現状のような極めて少数の人しか見ないジメっとしたスタイルを保ちたいような気もしていて、多少思案している)
-FB/Twitterのインプット機能
-自分と似たような意見の人から、まるで反対な人、さらにはあまり興味のなかった意見まで、実に色々な情報を容易に入手できる)
が気に入っている。
FBでも、アウトプットがうまい人と、単にアカウントを持っているだけの人がいるが、やはり発信力を持っている人の方が魅力的だ。
あと、もっとTwitterは普及していいと思う(MBAの自分のクラスでは約半分がアカウントを持っている)。
13. 自分の(特にネット上での)情報をコントロール、最低限把握しよう
→最近は就職活動の際採用者が雇おうとしている人の名前をググるのは当たり前になりつつあるそうな。
とにもかくにもまずはエゴサーチ。論点は以下のようなところじゃないかと思う。
色々書いてはいるが、自分の達成状況は決してほめられたものではない、というか割と問題があるような気もしている。
・古傷の消去、あるいは把握:学生時代の掲示板等でのアホな発言などは、消せるなら消したいし、最低限そのような古傷が存在することは把握しておくべき。
・発言のコントロール:特にこれから世に出ようと思っている人、あるいは世に出ざるを得ない高級官僚(?)などは、FB/Twitterの発言内容をコントロールする、あるいは非開示にする必要があると思う。自分の個人的価値観では、完全非開示よりは、健全な範囲で何かしらその人の人となりを窺い知ることができる程度の方がベターな気がしているが、このあたりは完全に価値観の問題だろう。
・ヒットしないというのも:最低限、LinkedInのアカウントにはヒットすべきだし、できることなら職業上のページ(作成論文など)がヒットするようにしたい。
・日本語ではヒットするが英語ではヒットしないとか、その逆というのもバランス感覚を欠くような印象もある。
以上は、あくまで「わざわざ日本国外の大学院に留学するような好き者」であればこのあたりは押さえておくべきではないか、という性質のもので、当然ながら人類一般、あるいは若者一般にあてはまる話ではないと思う。
7. 無料ウイルス対策ソフトを使おう:×
→え、もう無料の時代なの?自分はウイルスバスターの重さに辟易→F-secure Internet Securityを導入といった現状で、年間数千円の出費をしてしまっている。向こう当面の暇つぶし情報収集リストに入れておこう。
8. インターネット接続についてプロバイダーを詰めろ:×
→HPで検証してみたことはあるが、直談判には至っていない。ちょっとの勇気なのかな。
9. 電源プラグはたくさん用意しておこう:△
→家でも職場でも車内でも電源を欠かさないこと、だそうだ。
Apple関係製品(iPhone、iPad、iPod)を色々かったおかげで白い充電プラグは家にたくさん転がっている。
他方、PCの電源プラグはそれぞれ一個ずつ。あと、サブマシンVaio君はバッテリーが死んでいるのでプラグと繋いでいないと反応しないあたりが減点要素か。
10. 家のHDTVの画質をちゃんと調整せよ:×
→家にテレビはあるが、基本的に見ないので画質も無関心。そもそもこのテレビが"HD"TVなのかどうかもよくわからんし。
以上、6勝4敗といったところだろうか。まだまだGeekにはなりきれていないようで。
以上が記事の内容、以下に、自分あるいは自分の周辺で普及しているものを列挙してみる。
11. スキャナを買おう
→学校・職場で発生する大量の書類を整理するにあたり、やはり「当面たなざらし→思い出したころに廃棄」以外の選択肢があった方がいいだろう(注:職場の書類とは、研修等重要度の低い書類、勿論)。
最近便利なのはビジネスケースの予習。友人のブログを参考にしたのだが、まず文字認識機能をOnにしてスキャンしてしまい、そのあとで紙のケースで読んだり書き込んだり。振り返る際「あれ、3,000ドルの諸経費という記述があったような気がするんだけど、あれどこだっけ」といった局面においては、目で探すよりもCtrl+Fでさっと検索する方が圧倒的に早いからだ。
繰り返すと、1周目は紙とペンが、2周目はスキャンファイル(と紙)がその目的により適合していると思う。
ちなみに、本の「自炊」的には業務用裁断機あたりもマストアイテムであるようだが、中途半端な自分はこれには手を出せていない。そんなの買って娘が指を切った日には...というのは買わない言い訳。
スキャナは、アメリカで買えばとっても割安だったのが残念でならない。
12. SNS/ブログを使おう
→ブログで発信するもよし、FB/Twitterで人の動向をフォローするもよし。
インプットはテレビ新聞ヤフーニュースで、アウトプットは帰宅後に家族に対してや夜の居酒屋で同僚に対して、というのだけでは若干バイアスがかかり過ぎていると思う。
個人的には、
-ブログのアウトプット機能
-自分の場合公開していないので、掘った穴に「王様のロバは・・・」とやっているだけだが。最近、もっと積極的にこのページの所在を世に出してみて、多くの人の目によって自分の意見の「整骨」をした方がいいような気がしている一方で、引き続き現状のような極めて少数の人しか見ないジメっとしたスタイルを保ちたいような気もしていて、多少思案している)
-FB/Twitterのインプット機能
-自分と似たような意見の人から、まるで反対な人、さらにはあまり興味のなかった意見まで、実に色々な情報を容易に入手できる)
が気に入っている。
FBでも、アウトプットがうまい人と、単にアカウントを持っているだけの人がいるが、やはり発信力を持っている人の方が魅力的だ。
あと、もっとTwitterは普及していいと思う(MBAの自分のクラスでは約半分がアカウントを持っている)。
13. 自分の(特にネット上での)情報をコントロール、最低限把握しよう
→最近は就職活動の際採用者が雇おうとしている人の名前をググるのは当たり前になりつつあるそうな。
とにもかくにもまずはエゴサーチ。論点は以下のようなところじゃないかと思う。
色々書いてはいるが、自分の達成状況は決してほめられたものではない、というか割と問題があるような気もしている。
・古傷の消去、あるいは把握:学生時代の掲示板等でのアホな発言などは、消せるなら消したいし、最低限そのような古傷が存在することは把握しておくべき。
・発言のコントロール:特にこれから世に出ようと思っている人、あるいは世に出ざるを得ない高級官僚(?)などは、FB/Twitterの発言内容をコントロールする、あるいは非開示にする必要があると思う。自分の個人的価値観では、完全非開示よりは、健全な範囲で何かしらその人の人となりを窺い知ることができる程度の方がベターな気がしているが、このあたりは完全に価値観の問題だろう。
・ヒットしないというのも:最低限、LinkedInのアカウントにはヒットすべきだし、できることなら職業上のページ(作成論文など)がヒットするようにしたい。
・日本語ではヒットするが英語ではヒットしないとか、その逆というのもバランス感覚を欠くような印象もある。
以上は、あくまで「わざわざ日本国外の大学院に留学するような好き者」であればこのあたりは押さえておくべきではないか、という性質のもので、当然ながら人類一般、あるいは若者一般にあてはまる話ではないと思う。
目指せイマドキ(1)
NYT記事
・クラスメートのFBに紹介されていた記事。"10 Ways to Get the Most Out of Technology"とのヘッドラインであり、おそらく自分を含めたMBA学生はその多くが敏感に反応したのではないか。
1. スマートフォンを持とう:○
→確かにiPhoneを使っている今となっては不便が全くない。逆に、いまの日本の携帯(ガラケー?)だとどんな感じなんだろう。ぱっと思うところでは、携帯キャリア@ne.jpのアドレスは死んでいいと思う。
2. IEを使うのをやめよう:○
→周辺を見ても、FF、さらにはChromeへの移行がかなり進んでいる。なので、この項は今更感を感じる。
個人的にはやはり軽さ・カスタマイズできる点といったあたりにFF・Chromeに優位性を感じている。
いま使っているのはChromeだが、一部サイトがChromeに対応していないことから、サブブラウザとしてFFも入れている。Chromeはまだまだ成長途上ということなのかな。
ただ、この「IEか否か」という議論の論点は、機能性ではなくブランドだろう。ネットの評論記事などを読むと、どうやらIEも最新版はなかなか性能が高まっているらしい。でも、もはや機能性が上昇しても、サクサクになっても、「IE=ダサい」というイメージは拭いようがないところまで来てしまっていると思う。マイクロソフトが10年後のソニーみたいな位置づけに陥らないことを祈る。
しかし、それにしても、職場はIEなんだよね、変わってなければ。。。
3. 写真をクラウドにアップロードしよう:○
→FB・Picasaあたり。このあたりも既に十分普及していると考えて良さそう。
気になるのは、アップロードしてオリジナルを破棄してしまうと、画質の低いアップロード版だけが残ってしまうという点。なんだろう、年賀状の印刷に使うときとか、ごくたまに困るかもしれないのかな。
4.音楽をコンピュータに保存しよう:○
→自分もつい先日までこの点についてはアンチだった(CDのジャケットデザイン・CDそのものなどに2,000~3,000円の価値があると考えていた)。しかし、物理的にCDの輸送が難しいアメリカ転居を契機として宗旨替え。デジタルファイルの音質の低さ?ハードディスク破損時の対処?まあその辺は深く考えていない。
5. データをバックアップしよう:○
→記事ではオンラインサービス事業者が紹介されているが、自分はネットワークHDDをわざわざ買ってしまっている。正直なところネットワークHDDの頑健性はThinkpad君やVaio君の頑健性と大して変わらず、それゆえバックアップできているかどうかやや微妙なところ。
ネットワークHDDは、バックアップというよりもむしろ、自分の2台のみならず妻のPCをも含めたネットワークドライブとして便利なので購入したことを後悔はしていないけど、こいつがいつか壊れうることは考えないといけないと思ってはいる。
6. ファイルシェアリングソフトを使おう:○
→端的に言うとDropboxのこと。
MBA出願期に導入したが、これはPC史上最高に感動したかもしれない。自分のPC間や家族で使っているだけでも十分素晴らしいが、学校に入って同級生とフォルダを共有するようになるとそのメリットが一段と身に沁みて感じられるようになった。
ヘボ文系人間として少し気になっているのは、DropboxてWinnyのようなリスクを本当に孕んでいないのかな?というもの。Webにファイルをアップロードする以上情報漏洩リスクは当然上昇しているのは承知だが、Winnyが孕んでいたほどの巨大なリスクは覚悟できていないので。
・クラスメートのFBに紹介されていた記事。"10 Ways to Get the Most Out of Technology"とのヘッドラインであり、おそらく自分を含めたMBA学生はその多くが敏感に反応したのではないか。
1. スマートフォンを持とう:○
→確かにiPhoneを使っている今となっては不便が全くない。逆に、いまの日本の携帯(ガラケー?)だとどんな感じなんだろう。ぱっと思うところでは、携帯キャリア@ne.jpのアドレスは死んでいいと思う。
2. IEを使うのをやめよう:○
→周辺を見ても、FF、さらにはChromeへの移行がかなり進んでいる。なので、この項は今更感を感じる。
個人的にはやはり軽さ・カスタマイズできる点といったあたりにFF・Chromeに優位性を感じている。
いま使っているのはChromeだが、一部サイトがChromeに対応していないことから、サブブラウザとしてFFも入れている。Chromeはまだまだ成長途上ということなのかな。
ただ、この「IEか否か」という議論の論点は、機能性ではなくブランドだろう。ネットの評論記事などを読むと、どうやらIEも最新版はなかなか性能が高まっているらしい。でも、もはや機能性が上昇しても、サクサクになっても、「IE=ダサい」というイメージは拭いようがないところまで来てしまっていると思う。マイクロソフトが10年後のソニーみたいな位置づけに陥らないことを祈る。
しかし、それにしても、職場はIEなんだよね、変わってなければ。。。
3. 写真をクラウドにアップロードしよう:○
→FB・Picasaあたり。このあたりも既に十分普及していると考えて良さそう。
気になるのは、アップロードしてオリジナルを破棄してしまうと、画質の低いアップロード版だけが残ってしまうという点。なんだろう、年賀状の印刷に使うときとか、ごくたまに困るかもしれないのかな。
4.音楽をコンピュータに保存しよう:○
→自分もつい先日までこの点についてはアンチだった(CDのジャケットデザイン・CDそのものなどに2,000~3,000円の価値があると考えていた)。しかし、物理的にCDの輸送が難しいアメリカ転居を契機として宗旨替え。デジタルファイルの音質の低さ?ハードディスク破損時の対処?まあその辺は深く考えていない。
5. データをバックアップしよう:○
→記事ではオンラインサービス事業者が紹介されているが、自分はネットワークHDDをわざわざ買ってしまっている。正直なところネットワークHDDの頑健性はThinkpad君やVaio君の頑健性と大して変わらず、それゆえバックアップできているかどうかやや微妙なところ。
ネットワークHDDは、バックアップというよりもむしろ、自分の2台のみならず妻のPCをも含めたネットワークドライブとして便利なので購入したことを後悔はしていないけど、こいつがいつか壊れうることは考えないといけないと思ってはいる。
6. ファイルシェアリングソフトを使おう:○
→端的に言うとDropboxのこと。
MBA出願期に導入したが、これはPC史上最高に感動したかもしれない。自分のPC間や家族で使っているだけでも十分素晴らしいが、学校に入って同級生とフォルダを共有するようになるとそのメリットが一段と身に沁みて感じられるようになった。
ヘボ文系人間として少し気になっているのは、DropboxてWinnyのようなリスクを本当に孕んでいないのかな?というもの。Webにファイルをアップロードする以上情報漏洩リスクは当然上昇しているのは承知だが、Winnyが孕んでいたほどの巨大なリスクは覚悟できていないので。
Tuesday, January 11, 2011
忙
・病み上がりではあるが引き続きあわただしい一日。
朝起きて、気が付けば深夜。んな馬鹿な。「心が死んでいる」と書いて忙しいとはよく言ったものだ。しかも「やることリスト」が全然減っていないのはこれいかに...
今日中にやるべきことが終わってないのに床に就くこの苦々しい気持ちと言ったら。
・授業のオペレーションで、プロセスマネジメント(各タスクの所要時間やらキャパシティやらを整理して、一番弱いところを改善する等)を学んでいるが、教科書で少なくとも今のところは全く考慮されていない論点を見つけてしまった。それは「気持ちの切り替え所要時間(...)」。
何か違う作業を始めるたびに、やれFacebook、やれおやつ、やれゴルフの素振りと、つい無駄な時間を過ごしてしまい、気が付いたら先ほどの作業を終えてから無為に1時間が経過していたりする。かといって、この気晴らしなしにロボットのように怒涛の勢いで作業を進める自信は皆目ない。
いまは学生モードなのでこのアイドルタイムが大いに顕在化しているが、率直に言って、自分を含めた世のホワイトカラーは、その過半が仕事中にこういった「切り替えタイム」を多かれ少なかれ費消してしまっているのではないだろうか、と他人を巻き込んでみたり。
いやほんとに、これをどうコントロールしたものか。
案1: 「ファミコンは1時間まで」という小学生時代を思い出し、無理やり各種気晴らしに時間制限を設定する
→最近の気晴らしは、メールなりSNSなりコミュニケーションを伴うものが多いので、当方の都合だけで時間制限を設けるわけにもいかないような気がする。。
案2: 人格崩壊すれすれまで、ためしに気晴らし無しでやってみる
→やれるものならやってみろって感じなんだろな。できないから悩んでいる。
案3:「これはヤバイぞ」と危機感がわき起こるまで気晴らしを続けて自身を追い詰める
→現状から一番採用しやすい方案で、耳当たりも良い。あとは、いつになっても危機感がわかない場合どうしたものか考えてみないと(たいていの場合ちゃんと危機感がわくが、たまに誤作動で危機感が発揮されない。そのおかげで浪人したり)
案4:無理やり、ブログあるいはTwitterあるいはその他何か、ひとつか二つ、気晴らしの種目を禁じる
→うーん、いやだなぁ(それ以上の建設的な賛成反対意見が出てこず。嗚呼)
案5:負荷を減らすべく、何かから逃げる(選択科目など)
→これが一番自分を誘惑している。
うーん、他の皆さんは一体どうしているのだろうか。人生の秘訣を聞いてみたい。
とりあえず、案3路線で、たまったタスクリストを見て見ぬふりして今週末ゴルフに行こうと画策してみる。。。
朝起きて、気が付けば深夜。んな馬鹿な。「心が死んでいる」と書いて忙しいとはよく言ったものだ。しかも「やることリスト」が全然減っていないのはこれいかに...
今日中にやるべきことが終わってないのに床に就くこの苦々しい気持ちと言ったら。
・授業のオペレーションで、プロセスマネジメント(各タスクの所要時間やらキャパシティやらを整理して、一番弱いところを改善する等)を学んでいるが、教科書で少なくとも今のところは全く考慮されていない論点を見つけてしまった。それは「気持ちの切り替え所要時間(...)」。
何か違う作業を始めるたびに、やれFacebook、やれおやつ、やれゴルフの素振りと、つい無駄な時間を過ごしてしまい、気が付いたら先ほどの作業を終えてから無為に1時間が経過していたりする。かといって、この気晴らしなしにロボットのように怒涛の勢いで作業を進める自信は皆目ない。
いまは学生モードなのでこのアイドルタイムが大いに顕在化しているが、率直に言って、自分を含めた世のホワイトカラーは、その過半が仕事中にこういった「切り替えタイム」を多かれ少なかれ費消してしまっているのではないだろうか、と他人を巻き込んでみたり。
いやほんとに、これをどうコントロールしたものか。
案1: 「ファミコンは1時間まで」という小学生時代を思い出し、無理やり各種気晴らしに時間制限を設定する
→最近の気晴らしは、メールなりSNSなりコミュニケーションを伴うものが多いので、当方の都合だけで時間制限を設けるわけにもいかないような気がする。。
案2: 人格崩壊すれすれまで、ためしに気晴らし無しでやってみる
→やれるものならやってみろって感じなんだろな。できないから悩んでいる。
案3:「これはヤバイぞ」と危機感がわき起こるまで気晴らしを続けて自身を追い詰める
→現状から一番採用しやすい方案で、耳当たりも良い。あとは、いつになっても危機感がわかない場合どうしたものか考えてみないと(たいていの場合ちゃんと危機感がわくが、たまに誤作動で危機感が発揮されない。そのおかげで浪人したり)
案4:無理やり、ブログあるいはTwitterあるいはその他何か、ひとつか二つ、気晴らしの種目を禁じる
→うーん、いやだなぁ(それ以上の建設的な賛成反対意見が出てこず。嗚呼)
案5:負荷を減らすべく、何かから逃げる(選択科目など)
→これが一番自分を誘惑している。
うーん、他の皆さんは一体どうしているのだろうか。人生の秘訣を聞いてみたい。
とりあえず、案3路線で、たまったタスクリストを見て見ぬふりして今週末ゴルフに行こうと画策してみる。。。
Monday, January 10, 2011
風邪でダウン
・月曜日。授業を2コマこなした後、ジャパントリップの打ち合わせ。
・学校に着いた頃から急に悪寒が始まった。小学生みたいだが、散髪して首筋が寒くなったからかも。そんな日に限って無駄に授業中当てられたり。で、ジャパントリップの打ち合わせを中座して帰宅。熱を測ったら38度オーバーで驚く。軽く食事を摂り、厚着をしてすぐに床についた。
・熱が高すぎて深く眠れず、すぐ起きてしまう。ならばということで翌日の予習などに手を出してみるが、全く頭に入らない。眠れないし、文字を読むとつらいし、考え事をしようにも頭が働かないしと悶絶。
・夜の段階ではどうなることかと思ったが、起きたらきれいさっぱり回復していた。なんだそれ。
・そういえばこの日の午前中にさっと眼鏡を取りに行ってきた。残念ながら、これをつけると韓国人っぽくなってしまうので(別に彼らが嫌いと言うわけでは全くないが)、外出時はコンタクトかな...
・学校に着いた頃から急に悪寒が始まった。小学生みたいだが、散髪して首筋が寒くなったからかも。そんな日に限って無駄に授業中当てられたり。で、ジャパントリップの打ち合わせを中座して帰宅。熱を測ったら38度オーバーで驚く。軽く食事を摂り、厚着をしてすぐに床についた。
・熱が高すぎて深く眠れず、すぐ起きてしまう。ならばということで翌日の予習などに手を出してみるが、全く頭に入らない。眠れないし、文字を読むとつらいし、考え事をしようにも頭が働かないしと悶絶。
・夜の段階ではどうなることかと思ったが、起きたらきれいさっぱり回復していた。なんだそれ。
・そういえばこの日の午前中にさっと眼鏡を取りに行ってきた。残念ながら、これをつけると韓国人っぽくなってしまうので(別に彼らが嫌いと言うわけでは全くないが)、外出時はコンタクトかな...
Friday, January 7, 2011
How to アメとムチ
・選択科目として受講している"Pay and Reward in Organization"。 目下の問題意識は
「派遣元の報酬システムはイケてるのか、イケてないのか、改善の余地があるならどこか」
「将来、投資先に人件費周りのアドバイスする際の基本的な考え方はどのようなものか」
「将来、ファンドか何かを立ち上げたとき、どういう報酬システムを設計すればよいか」
「いわゆる外資系金融機関の報酬システムは本当に合理的なのか(自分の派遣元の報酬システムが完璧とも思わないが、彼らの報酬システムが完全にワークしているともやはり思えない一方で、具体的になぜそう思うのかよくわからないので)」
といったもの。
法制度や諸ルールなど、アメリカにいないと理解しきれない専門用語がしばしば出てくるのでなかなかしんどいのだが、そのエッセンスのようなところはかなり参考になる。まだドロップアウトのオプションは排除していないが、向こう当面は頑張っていきたいと思っているところ。
・備忘として今週のエッセンスを整理しておく。
■目標設定は、絶対的な指標ではなく、相対的な指標を用いるべし
→「年間販売台数100台」等絶対的な目標よりも、「前年比20%増」といった相対的な目標の方がインセンティブを損ねないらしい。
→これだと、たまたま11月くらいに前年比20%に到達してしまった人とかが、12月に稼ごうと思えば稼げた利益を何らかの手段で翌年に回してしまうインセンティブができてしまう気もするのだが...絶対的指標のデメリットよりは相対的にマシということなのかな
■ 個人単位でパフォーマンス評価をせず、チーム単位で評価せよ
→ 完全に個人単位でなされている仕事でもない限り、チームで行われている仕事を個人単位で評価することはインセンティブやモチベーションの分断を引き起こす。
→とはいっても報酬は個人単位で支払われる。チーム単位での評価を個人単位での評価に落とし込むところのむずかしさはどうしても残ってしまうような。
■ 報酬をインセンティブにすることなかれ
→報酬は頑張った人への結果であるべきであり、頑張らせるための手段としてはいけない。報酬がインセンティブになったとたん、従業員のモチベーションは仕事それ自体から金に変質してしまうから。
→ボーナスを目標に直結させたとたんに従業員のパフォーマンスがむしろ悪化したという実証研究があるらしい
■時給を削減しても、人件費が減るとは限らない
→人件費は、時給のみならず生産性の影響も受ける。時給を減らした結果生産性が低下して、かえって人件費が増加する事例も存在する。時給削減は人件費圧縮のための一策であることは間違いないが、生産性へのインパクトもあわせて考慮すべき。
■人件費労務費の低さは、企業のもちうる強みとしてサステナブルでない
→いつか誰かに追いつかれるのが必定(かつての日本→今の中国→今後の東南アジア…)であり、品質等、それ以外の何か別の強みを持たないと企業は長持ちしない
わかったようでわからないような、知っていたようで知らなかったような、なんとも掴みどころがない感じ。
これから少しずつ頭がこなれてくるといいのだが。
【追記】
一番印象に残った教授のセリフを度忘れしていたが、今思い出した。
師曰く、「従業員をひとつの均一的なステレオタイプで考えるのは往々にして危険」とのこと。
労働経済では、労働者を「金がすべてで、可能な限り楽をしようとする」存在であるという前提で考える理論(学派?)と、「金だけではなく、自己成長や自己充足などをも考慮して動く存在」という前提で考える理論があるらしい。
しかし、「君たちもわかっている通り、人の価値観は千差万別であり、どちらかのステレオタイプに押し込めて考えない方がいい。特に、すべての人間が金だけで動かないと考える人はわりと多いが、金を主たる価値尺度にする人だっていないわけでもないので、その考え方をベースにして何でもかんでも考えるのはやめた方がいい」ということであった。
うまく言えないが、バランス感のある言葉で好感が持てるものであった。実際に報酬システムを設計する立場になったら「んなこと言われても」って感じなのかもしれないが...
「派遣元の報酬システムはイケてるのか、イケてないのか、改善の余地があるならどこか」
「将来、投資先に人件費周りのアドバイスする際の基本的な考え方はどのようなものか」
「将来、ファンドか何かを立ち上げたとき、どういう報酬システムを設計すればよいか」
「いわゆる外資系金融機関の報酬システムは本当に合理的なのか(自分の派遣元の報酬システムが完璧とも思わないが、彼らの報酬システムが完全にワークしているともやはり思えない一方で、具体的になぜそう思うのかよくわからないので)」
といったもの。
法制度や諸ルールなど、アメリカにいないと理解しきれない専門用語がしばしば出てくるのでなかなかしんどいのだが、そのエッセンスのようなところはかなり参考になる。まだドロップアウトのオプションは排除していないが、向こう当面は頑張っていきたいと思っているところ。
・備忘として今週のエッセンスを整理しておく。
■目標設定は、絶対的な指標ではなく、相対的な指標を用いるべし
→「年間販売台数100台」等絶対的な目標よりも、「前年比20%増」といった相対的な目標の方がインセンティブを損ねないらしい。
→これだと、たまたま11月くらいに前年比20%に到達してしまった人とかが、12月に稼ごうと思えば稼げた利益を何らかの手段で翌年に回してしまうインセンティブができてしまう気もするのだが...絶対的指標のデメリットよりは相対的にマシということなのかな
■ 個人単位でパフォーマンス評価をせず、チーム単位で評価せよ
→ 完全に個人単位でなされている仕事でもない限り、チームで行われている仕事を個人単位で評価することはインセンティブやモチベーションの分断を引き起こす。
→とはいっても報酬は個人単位で支払われる。チーム単位での評価を個人単位での評価に落とし込むところのむずかしさはどうしても残ってしまうような。
■ 報酬をインセンティブにすることなかれ
→報酬は頑張った人への結果であるべきであり、頑張らせるための手段としてはいけない。報酬がインセンティブになったとたん、従業員のモチベーションは仕事それ自体から金に変質してしまうから。
→ボーナスを目標に直結させたとたんに従業員のパフォーマンスがむしろ悪化したという実証研究があるらしい
■時給を削減しても、人件費が減るとは限らない
→人件費は、時給のみならず生産性の影響も受ける。時給を減らした結果生産性が低下して、かえって人件費が増加する事例も存在する。時給削減は人件費圧縮のための一策であることは間違いないが、生産性へのインパクトもあわせて考慮すべき。
■人件費労務費の低さは、企業のもちうる強みとしてサステナブルでない
→いつか誰かに追いつかれるのが必定(かつての日本→今の中国→今後の東南アジア…)であり、品質等、それ以外の何か別の強みを持たないと企業は長持ちしない
わかったようでわからないような、知っていたようで知らなかったような、なんとも掴みどころがない感じ。
これから少しずつ頭がこなれてくるといいのだが。
【追記】
一番印象に残った教授のセリフを度忘れしていたが、今思い出した。
師曰く、「従業員をひとつの均一的なステレオタイプで考えるのは往々にして危険」とのこと。
労働経済では、労働者を「金がすべてで、可能な限り楽をしようとする」存在であるという前提で考える理論(学派?)と、「金だけではなく、自己成長や自己充足などをも考慮して動く存在」という前提で考える理論があるらしい。
しかし、「君たちもわかっている通り、人の価値観は千差万別であり、どちらかのステレオタイプに押し込めて考えない方がいい。特に、すべての人間が金だけで動かないと考える人はわりと多いが、金を主たる価値尺度にする人だっていないわけでもないので、その考え方をベースにして何でもかんでも考えるのはやめた方がいい」ということであった。
うまく言えないが、バランス感のある言葉で好感が持てるものであった。実際に報酬システムを設計する立場になったら「んなこと言われても」って感じなのかもしれないが...
大学受験 vs. MBA???
・ふと思ったこと:たまに「大学受験とMBA受験どちらが大変か」ということを考えたり、あるいは聞かれたりする。個人的には浪人したこともあり大学受験の方が大変だった印象があるのだが、最近、この比較自体がナンセンスなのではないかと思うようになってきた。以下が理由。
理由1: もしこの質問をもとにMBA受験の有無を決めるとしたら、仮に大学受験より大変だったとして、それを理由にMBA受験をやめるくらいなら最初からMBA受験をしない方が良いだろう(受験を検討していた当時の自分、あるいは受験を検討している若者に対する批判的考察)。
理由2:大変さの度合いは定量的に測定することは不可能。さらに、人によってより古い出来事を重く評価しがちな人や、最近の苦労を重く評価しがちな人もいよう。
理由3:むしろ、MBA受験と、それをしなかった場合のAlternative(例えば、仕事を続けるとか)こそむしろ比較すべきなんじゃないだろうか。どっちの方がシンドイかとか、どっちの方が生涯年収高くなりそうかとか。
そういうことをふと今日考えた。さて、自分にとって貴重な28歳から30歳のこの期間。MBAに行くという実際の選択と、そのまま職場で働き続けるというオルタナティブと、果たして自分にとってはどちらが良い選択であったのであろうか。一応「MBA」と思っているのだが、果たしてこれを2年後、5年後、10年後でもそう思うことができているといいのだが...
とりあえず、派遣元においては、MBA手当はもとより修士のベースアップも特には存在しない模様(新卒段階ではあるみたいだが、途中で修士になったからといってベースが変わることはなさそう。また、仮にあったとしても、その金額はおそらく微々たるもの)。そうなると、転職しないという前提でいくと、「金ではない何か」みたいなものを見出さないと、むしろTOEFL等受験費用の分だけ劣った選択肢であったという結論になりかねない。
あるいは、価値の主たるものが「転職のための黄金の切符」みたいなオプション価値だとしたら、それはそれでちょっと寂しい。社費留学で留学している自分に欺瞞を感じてしまう。自分の未来は予想できず、結果的に転職することもあるのかもしれないが(今のところそのイメージはないが、無為に可能性を排除してはいない)、現時点ではこのオプション価値はあくまで付随的なものと考え、主たるものと考えたくはない。
なんだかネガティブなトーンで書いてしまったが、自分は「社費留学生にとって、転職しないのであればMBAに価値などない」と言いたいわけでは全くない。むしろ大いにあると思っている。あると思うのだが、それをバシっと人に説明できないもどかしさが少し苦々しいのだ。また、その価値がオルタナティブと比較してどうなのかという問いに答えられるほどに頭を整理できてないなぁ、ということも今なんとなく考えている。
理由1: もしこの質問をもとにMBA受験の有無を決めるとしたら、仮に大学受験より大変だったとして、それを理由にMBA受験をやめるくらいなら最初からMBA受験をしない方が良いだろう(受験を検討していた当時の自分、あるいは受験を検討している若者に対する批判的考察)。
理由2:大変さの度合いは定量的に測定することは不可能。さらに、人によってより古い出来事を重く評価しがちな人や、最近の苦労を重く評価しがちな人もいよう。
理由3:むしろ、MBA受験と、それをしなかった場合のAlternative(例えば、仕事を続けるとか)こそむしろ比較すべきなんじゃないだろうか。どっちの方がシンドイかとか、どっちの方が生涯年収高くなりそうかとか。
そういうことをふと今日考えた。さて、自分にとって貴重な28歳から30歳のこの期間。MBAに行くという実際の選択と、そのまま職場で働き続けるというオルタナティブと、果たして自分にとってはどちらが良い選択であったのであろうか。一応「MBA」と思っているのだが、果たしてこれを2年後、5年後、10年後でもそう思うことができているといいのだが...
とりあえず、派遣元においては、MBA手当はもとより修士のベースアップも特には存在しない模様(新卒段階ではあるみたいだが、途中で修士になったからといってベースが変わることはなさそう。また、仮にあったとしても、その金額はおそらく微々たるもの)。そうなると、転職しないという前提でいくと、「金ではない何か」みたいなものを見出さないと、むしろTOEFL等受験費用の分だけ劣った選択肢であったという結論になりかねない。
あるいは、価値の主たるものが「転職のための黄金の切符」みたいなオプション価値だとしたら、それはそれでちょっと寂しい。社費留学で留学している自分に欺瞞を感じてしまう。自分の未来は予想できず、結果的に転職することもあるのかもしれないが(今のところそのイメージはないが、無為に可能性を排除してはいない)、現時点ではこのオプション価値はあくまで付随的なものと考え、主たるものと考えたくはない。
なんだかネガティブなトーンで書いてしまったが、自分は「社費留学生にとって、転職しないのであればMBAに価値などない」と言いたいわけでは全くない。むしろ大いにあると思っている。あると思うのだが、それをバシっと人に説明できないもどかしさが少し苦々しいのだ。また、その価値がオルタナティブと比較してどうなのかという問いに答えられるほどに頭を整理できてないなぁ、ということも今なんとなく考えている。
The Goal ふたたび
・金曜日。その辺に買物に行ったり、同級生との飲み会に行ったりといったのんびりした一日。
特に大きな出来事もなかったので、最近思ったことなどをいくつかメモしておくことにしたい。
・オペレーションの課題図書"The Goal"を読んでいる。以前も書いた気がするが、具体的なゴールを定めてそこに近づいているか否かという判断基準でものごとを進めるというコンセプト(この本の文脈に沿って換言するなら、部分最適に拘泥せずに常に全体最適を意識せよということだと思う)は全くその通りだと思う。
個人的には「具体的な」というところが気に入っている。これまで職場等で、単なる総論的な何も言っていないに等しいような目標と、それが全く機能しないという事態を何度も経験してきたからだ。
他方、その具体論(ボトルネックを特定し、そのキャパシティを改善せよ)というものについては、いくつかモヤモヤ感がある。
(1) ボトルネックの話自体は自分は学部時代から知っていたのだが、これってそんなに斬新な理論なのかな?あるいは、出版当初の1980年代後半の時点では斬新だったが今は周知でありさほど目新しいわけでもないという整理になるのかな?あるいは、1980年後半当時においても、日本の製造業がこの理論を実践できていなかったとは思えないのだけど、実際のところ日本製造業サイドによる本書に対する反応はどのようなものだったのだろうか。「そんなの知ってるよ」という話だったのではないかと少し訝しがっている。
(2) この理屈に基づくと、まず第一にボトルネック工程のキャパシティを改善せよという話になるが、この主張はともすると、「それ以外の非ボトルネック工程の改善は不要、あるいは後回しでいい」という示唆を惹起しかねないのではないか。ボトルネック工程の改善が必要なのはまったくその通りであると思うのだが、競争激しい今の時代、ボトルネック工程のキャパシティが他工程に追いつくのを待っているというよりも、よりダイナミックに、ボトルネック工程のキャパシティを急速に改善しつつ、同時並行で他工程もボトルネックとの関係に配慮しつつ改善を進めないと競争力を維持できないのではないか。
工程が2つだけのシンプルな工場で考える。ボトルネック工程Aは生産能力が1時間あたり5個、非ボトルネック工程Bが1時間あたり7個だったとする。「ボトルネックを改善せよ」というところだけ読んでしまうと、Aの生産能力を5から7にすればよいという印象を受けるが、どうせなら、あるいは仮に十分な予算等があるのであれば、「Aの生産能力を5から10に高めつつ、Bも7から10に高める」という改善を行ったほうが良いのではないだろうか。
仮に自分がこの考えをどこかで応用するときは、ボトルネックの工程(あるいは、人)だけケアしておしまいにならないように気を付けたい。ボトルネックだけ見るのなら、それってある意味部分最適を目指すのと同じだしね。
特に大きな出来事もなかったので、最近思ったことなどをいくつかメモしておくことにしたい。
・オペレーションの課題図書"The Goal"を読んでいる。以前も書いた気がするが、具体的なゴールを定めてそこに近づいているか否かという判断基準でものごとを進めるというコンセプト(この本の文脈に沿って換言するなら、部分最適に拘泥せずに常に全体最適を意識せよということだと思う)は全くその通りだと思う。
個人的には「具体的な」というところが気に入っている。これまで職場等で、単なる総論的な何も言っていないに等しいような目標と、それが全く機能しないという事態を何度も経験してきたからだ。
他方、その具体論(ボトルネックを特定し、そのキャパシティを改善せよ)というものについては、いくつかモヤモヤ感がある。
(1) ボトルネックの話自体は自分は学部時代から知っていたのだが、これってそんなに斬新な理論なのかな?あるいは、出版当初の1980年代後半の時点では斬新だったが今は周知でありさほど目新しいわけでもないという整理になるのかな?あるいは、1980年後半当時においても、日本の製造業がこの理論を実践できていなかったとは思えないのだけど、実際のところ日本製造業サイドによる本書に対する反応はどのようなものだったのだろうか。「そんなの知ってるよ」という話だったのではないかと少し訝しがっている。
(2) この理屈に基づくと、まず第一にボトルネック工程のキャパシティを改善せよという話になるが、この主張はともすると、「それ以外の非ボトルネック工程の改善は不要、あるいは後回しでいい」という示唆を惹起しかねないのではないか。ボトルネック工程の改善が必要なのはまったくその通りであると思うのだが、競争激しい今の時代、ボトルネック工程のキャパシティが他工程に追いつくのを待っているというよりも、よりダイナミックに、ボトルネック工程のキャパシティを急速に改善しつつ、同時並行で他工程もボトルネックとの関係に配慮しつつ改善を進めないと競争力を維持できないのではないか。
工程が2つだけのシンプルな工場で考える。ボトルネック工程Aは生産能力が1時間あたり5個、非ボトルネック工程Bが1時間あたり7個だったとする。「ボトルネックを改善せよ」というところだけ読んでしまうと、Aの生産能力を5から7にすればよいという印象を受けるが、どうせなら、あるいは仮に十分な予算等があるのであれば、「Aの生産能力を5から10に高めつつ、Bも7から10に高める」という改善を行ったほうが良いのではないだろうか。
仮に自分がこの考えをどこかで応用するときは、ボトルネックの工程(あるいは、人)だけケアしておしまいにならないように気を付けたい。ボトルネックだけ見るのなら、それってある意味部分最適を目指すのと同じだしね。
Thursday, January 6, 2011
一週目クリア
・木曜日。これにて冬学期の第一週目をなんとか切り抜けた。
・この日は、オペレーション→マーケティング→班ミーティング→中国語という一日。
・前半二つの授業は、とりあえず発言はそれほど苦労せずともできるようになってきたので、あとはしっかり理解を深めていきたい。心なしクラスメートとも一段と親近感が出てきた感じなのがいい。
・班のミーティング。グループのメンバーが期待以上といった感じでかなり良さげ。やっぱりMcK出身のA君はかなりいい感じ。頭の回転がものすごく速く、1言えば10通じるサクサク感がある。楽天的で冗談好きな性格も悪くないし。あと細かいところでは、エクセルでちゃんとAlt→E→Sでペーストしているあたりに好感を感じた。他のメンバーもいい感じなので、今学期はいい意味で前学期とは違う形の班活動ができそうだ。
・中国語。たまたま受講者のなかに友人が多く、かつ少人数でアットホームな感じなので、楽しくやっていけそう。選択科目2つはやり過ぎかもしれないと思っていたが、とりあえずもう少し頑張ってみることにしたい。2年生や他のクラスの人間と一緒に授業を受けることができるという点も刺激的だ。
・この日は、オペレーション→マーケティング→班ミーティング→中国語という一日。
・前半二つの授業は、とりあえず発言はそれほど苦労せずともできるようになってきたので、あとはしっかり理解を深めていきたい。心なしクラスメートとも一段と親近感が出てきた感じなのがいい。
・班のミーティング。グループのメンバーが期待以上といった感じでかなり良さげ。やっぱりMcK出身のA君はかなりいい感じ。頭の回転がものすごく速く、1言えば10通じるサクサク感がある。楽天的で冗談好きな性格も悪くないし。あと細かいところでは、エクセルでちゃんとAlt→E→Sでペーストしているあたりに好感を感じた。他のメンバーもいい感じなので、今学期はいい意味で前学期とは違う形の班活動ができそうだ。
・中国語。たまたま受講者のなかに友人が多く、かつ少人数でアットホームな感じなので、楽しくやっていけそう。選択科目2つはやり過ぎかもしれないと思っていたが、とりあえずもう少し頑張ってみることにしたい。2年生や他のクラスの人間と一緒に授業を受けることができるという点も刺激的だ。
Wednesday, January 5, 2011
てんやわんや
そういえば久しく天丼食べてないな...昔てんやでバイトしてたときは良くもまあ毎日毎日あんなこってりしたものまかないで食べてたよな。
・授業が始まって3日経過。火曜日に2コマ(オペレーション、マーケティング)こなして、本日水曜日に4コマ(コーポレートファイナンス、就職課、報酬と組織が2コマぶっ続け)を耐え忍んで、明日また4コマ(オペ・マーケ・選択科目の中国語が2コマ分ぶっ続け)という感じ。自分で選んだ道ではあるが、、、
・MBA的で培った(?)分析能力をフルに駆使して、なぜ今自分がひっちゃかめっちゃか感を強く感じているのか検証を試みてみる。たぶんMECEになっている、はず。
①マーケ
リーディングの量が多い。いやマジで大石。集中力が切れてしまい、読んだ後丁寧に分析する元気が出ない。
本来は、すべての論点をあまねく拾って、数字が掲載されている情報はすべて定量的に分析して…といったプロセスでやったほうが丁寧なのはわかっているのだが、どうにも面倒なので、重要そうなところだけを強調した3,4行のメモを用意しておしまい。とはいえ、明日のケースディスカッションはおおいにParticipationしたいのだけどな。
心のどこかで「まあこれは女子のための科目だし」とか思ってしまっている昭和以下の自分を感じてしまう。
②就職課
先学期は心底嫌だったが、今学期からは開き直って個人的に暗く楽しむことにした。
今日はインタビュー練習ということで、隣に座るクラスメートに「人と衝突した経験談」を求められたので、すぐそばに座っているJ君の苦労話を、場所を「前職の職場」・相手を「同僚のSatoさん(誰?)」に切り替えて、架空のトピックを巡り喧嘩した大嘘を話してみた。別に話それ自体はまったくおもしろくもないのだが、J君がすぐそばに座っているのに俺は何をやっているんだろうと、自虐的・自慰的に状況を楽しんでみた。
本当は「やるべきではなかった決断」というお題を問うてくれれば「いやーMBAに来たことが失敗でしたわ、はっはっは」と笑えなそうなギャグを披露してみようと思っていたので多少残念。
でもやっぱり負担感はある。この時間に予習復習ができればどれだけ良いことか。
③報酬制度と組織(選択科目)
今日行って来たが、わりと面白かった。ただ、明らかに負荷は重い(宿題やら課題の量とか、20人くらいしかいないなか3時間ほぼずっと会話スタイルの授業運営とか)。そんなにやる気モードでなかったにもかかわらず、図らずも何度も発言する羽目に。きっとこういうのこそが大学院なんだろうな、と自己満足してみる。
ケースも全然読めていなかったが、いかんせん人数が少ないので、虚勢に虚勢を重ねて大いに発言。場を乱してなければいいのだけど。
また、先生と個人的に話をした。やりたいことを聞かれ、将来派遣元の下に作り社長として就任する予定の(空想の)子会社の、あるいは取引先の、人事システムを改善するためのモノサシを欲しいと思っていると回答。すると「うーん、トヨタのプロジェクトやったことあるけど、ていうか日本の企業って年齢が報酬のMain Driverだよねー。それってアメリカでは違法だからさ。なんかもう厳しいよね」と苦笑されてしまった。聞くと日本企業の報酬体系の主要因はSeniortyでもなく年齢だそうで、そうでもないんじゃないかと思いつつその場は引き下がった。その会話自体は若干釈然としなかったが、授業やリーディングで得られる情報は結構面白いので、今度暇を見つけてこのブログかどこかに整理してみることにしたい。
④中国語
シラバスすら来ていない。この不確実性が自分にストレスを与えているような。履修やめちゃうぞ、とか逃げ腰モード。
しかし、ひっちゃかめっちゃかではあるが、先学期に感じていたような不満感(物足りなさ)は見事に消失。最早Aなんて取れる気が全くしないが、でも充実感は今の方が確実にある。授業中もよく喋れてるし(会話ができているか、と言われると微妙なところだけど)、なんか新しい班のメンバーもいい感じっぽいし(根拠なし)。
向こう三カ月は、秋学期のような鼻をくくったような記事が激減し、愚痴がメインになりそうな展望。
・授業が始まって3日経過。火曜日に2コマ(オペレーション、マーケティング)こなして、本日水曜日に4コマ(コーポレートファイナンス、就職課、報酬と組織が2コマぶっ続け)を耐え忍んで、明日また4コマ(オペ・マーケ・選択科目の中国語が2コマ分ぶっ続け)という感じ。自分で選んだ道ではあるが、、、
・MBA的で培った(?)分析能力をフルに駆使して、なぜ今自分がひっちゃかめっちゃか感を強く感じているのか検証を試みてみる。たぶんMECEになっている、はず。
①マーケ
リーディングの量が多い。いやマジで大石。集中力が切れてしまい、読んだ後丁寧に分析する元気が出ない。
本来は、すべての論点をあまねく拾って、数字が掲載されている情報はすべて定量的に分析して…といったプロセスでやったほうが丁寧なのはわかっているのだが、どうにも面倒なので、重要そうなところだけを強調した3,4行のメモを用意しておしまい。とはいえ、明日のケースディスカッションはおおいにParticipationしたいのだけどな。
心のどこかで「まあこれは女子のための科目だし」とか思ってしまっている昭和以下の自分を感じてしまう。
②就職課
先学期は心底嫌だったが、今学期からは開き直って個人的に暗く楽しむことにした。
今日はインタビュー練習ということで、隣に座るクラスメートに「人と衝突した経験談」を求められたので、すぐそばに座っているJ君の苦労話を、場所を「前職の職場」・相手を「同僚のSatoさん(誰?)」に切り替えて、架空のトピックを巡り喧嘩した大嘘を話してみた。別に話それ自体はまったくおもしろくもないのだが、J君がすぐそばに座っているのに俺は何をやっているんだろうと、自虐的・自慰的に状況を楽しんでみた。
本当は「やるべきではなかった決断」というお題を問うてくれれば「いやーMBAに来たことが失敗でしたわ、はっはっは」と笑えなそうなギャグを披露してみようと思っていたので多少残念。
でもやっぱり負担感はある。この時間に予習復習ができればどれだけ良いことか。
③報酬制度と組織(選択科目)
今日行って来たが、わりと面白かった。ただ、明らかに負荷は重い(宿題やら課題の量とか、20人くらいしかいないなか3時間ほぼずっと会話スタイルの授業運営とか)。そんなにやる気モードでなかったにもかかわらず、図らずも何度も発言する羽目に。きっとこういうのこそが大学院なんだろうな、と自己満足してみる。
ケースも全然読めていなかったが、いかんせん人数が少ないので、虚勢に虚勢を重ねて大いに発言。場を乱してなければいいのだけど。
また、先生と個人的に話をした。やりたいことを聞かれ、将来派遣元の下に作り社長として就任する予定の(空想の)子会社の、あるいは取引先の、人事システムを改善するためのモノサシを欲しいと思っていると回答。すると「うーん、トヨタのプロジェクトやったことあるけど、ていうか日本の企業って年齢が報酬のMain Driverだよねー。それってアメリカでは違法だからさ。なんかもう厳しいよね」と苦笑されてしまった。聞くと日本企業の報酬体系の主要因はSeniortyでもなく年齢だそうで、そうでもないんじゃないかと思いつつその場は引き下がった。その会話自体は若干釈然としなかったが、授業やリーディングで得られる情報は結構面白いので、今度暇を見つけてこのブログかどこかに整理してみることにしたい。
④中国語
シラバスすら来ていない。この不確実性が自分にストレスを与えているような。履修やめちゃうぞ、とか逃げ腰モード。
しかし、ひっちゃかめっちゃかではあるが、先学期に感じていたような不満感(物足りなさ)は見事に消失。最早Aなんて取れる気が全くしないが、でも充実感は今の方が確実にある。授業中もよく喋れてるし(会話ができているか、と言われると微妙なところだけど)、なんか新しい班のメンバーもいい感じっぽいし(根拠なし)。
向こう三カ月は、秋学期のような鼻をくくったような記事が激減し、愚痴がメインになりそうな展望。
Monday, January 3, 2011
ギリギリ感
・冬学期が始まった。今日は午後に2コマ。午前中は多少寝坊した後教科書を購入。
オペレーションと選択科目の一つ(Pay, Reward in Organization)のものを購入したが、特に選択科目のテキストの分量の多さに辟易、というかドン引き。週1コマ3時間の授業で、一回のリーディングが目測レベルで100ページほど。おいおい、どういうことよ...チャレンジは確かにキーワードであるのだが、この苦労、買ってまでするべきものなのか...と悶々としている間に気が付けば丑三つ時。勝手にギリギリ感を醸成して、勝手に緊張感を高めている自作自演な感じ。
・今日の授業はコーポレートファイナンスとコミュニケーション。
ファイナンス、今学期から班の皆が選択科目の履修を始めたおかげで、宿題のため集まるだけで一苦労。そして、上記の選択科目をdropすると、その困難が割と解決するという事実が自分を誘惑しており。。。
コミュニケーション、さっそく手を上げて教室真ん中でミニプレゼンしてみた。とりあえずの一歩といったところか。また、今回出された課題が、「秋学期のチームメートの一人をPeer Evaluationせよ」というもので、主旨としては360度評価の練習とのこと。で、予定調和的に、自分の担当は天才J君と相成った。そのことがわかった瞬間、秋学期のメンバーが自分のことを見て苦笑。そういえば彼と揉めた時、「もしPeer Evaluationがあれば、俺は絶対にお前のことを最低ランクにするぞこの野郎」とメールしたっけなぁ。まあ授業の一環だし、もうほとぼりも冷めたので、穏当なことを書くんだろうな。
・コミュニケーションの授業で発表したことはささやかな成功体験の一つだが、それどころではなくささやかな成功体験をあと二つほど重ねてみた。
まず、同級生とのお久しぶりトーク、思いのほか多くの人とでき、しかも弾んだ。けっこうみんな話しかけてくれるし、自分も思いのほか英語が出てきてびっくり。
次に、自分の話をする際に「I went to Cancun」と言ったが、それが通じた。カンクンに行く前にクラスメートにカンクンに行くという話をした際は、自分がカタカナ英語でカンクンと発音したため「へっ?」みたいな顔をされて悲しい思いをしたものだ。今回はその反省を踏まえ、カタカナで書くと「けあんくーん」(アクセントは後半の「く」)とそれっぽく発音したところどの友人にも一発で通じた。どうだい、「ae」の発音をマスターしたんじゃないの、俺。
オペレーションと選択科目の一つ(Pay, Reward in Organization)のものを購入したが、特に選択科目のテキストの分量の多さに辟易、というかドン引き。週1コマ3時間の授業で、一回のリーディングが目測レベルで100ページほど。おいおい、どういうことよ...チャレンジは確かにキーワードであるのだが、この苦労、買ってまでするべきものなのか...と悶々としている間に気が付けば丑三つ時。勝手にギリギリ感を醸成して、勝手に緊張感を高めている自作自演な感じ。
・今日の授業はコーポレートファイナンスとコミュニケーション。
ファイナンス、今学期から班の皆が選択科目の履修を始めたおかげで、宿題のため集まるだけで一苦労。そして、上記の選択科目をdropすると、その困難が割と解決するという事実が自分を誘惑しており。。。
コミュニケーション、さっそく手を上げて教室真ん中でミニプレゼンしてみた。とりあえずの一歩といったところか。また、今回出された課題が、「秋学期のチームメートの一人をPeer Evaluationせよ」というもので、主旨としては360度評価の練習とのこと。で、予定調和的に、自分の担当は天才J君と相成った。そのことがわかった瞬間、秋学期のメンバーが自分のことを見て苦笑。そういえば彼と揉めた時、「もしPeer Evaluationがあれば、俺は絶対にお前のことを最低ランクにするぞこの野郎」とメールしたっけなぁ。まあ授業の一環だし、もうほとぼりも冷めたので、穏当なことを書くんだろうな。
・コミュニケーションの授業で発表したことはささやかな成功体験の一つだが、それどころではなくささやかな成功体験をあと二つほど重ねてみた。
まず、同級生とのお久しぶりトーク、思いのほか多くの人とでき、しかも弾んだ。けっこうみんな話しかけてくれるし、自分も思いのほか英語が出てきてびっくり。
次に、自分の話をする際に「I went to Cancun」と言ったが、それが通じた。カンクンに行く前にクラスメートにカンクンに行くという話をした際は、自分がカタカナ英語でカンクンと発音したため「へっ?」みたいな顔をされて悲しい思いをしたものだ。今回はその反省を踏まえ、カタカナで書くと「けあんくーん」(アクセントは後半の「く」)とそれっぽく発音したところどの友人にも一発で通じた。どうだい、「ae」の発音をマスターしたんじゃないの、俺。
Sunday, January 2, 2011
冬学期展望
・いよいよ明日3日から冬学期が始まる。秋学期とは色々状況も変わってきており、全く同じノリでは通用しないかもしれないと多少緊張感を感じている。以下に主なものを整理してみたい。
●授業
・今学期履修するのは以下6科目。総じて秋学期と異なり「不慣れな分野」が多いので、確実に秋学期より苦戦すると思われる。この学期を踏ん張れたら成績優秀者として卒業できるような気がするので、つとめて意識して踏ん張っていきたい。
-コーポレートファイナンス→屈辱のwaive exam落ちの科目だが、ここはMBA的ポジティブ発想転換で「A+を狙える科目」として考えることにしたい。
-マーケティングⅡ→秋学期はこのマーケティングだけはしっくりこないまま不本意な成績を取ってしまった。ひとつの鍵はParticipation Pointであるように思うので、ガンガン発表していきたい。
-オペレーション→おそらく「学部時代のアルバイトでの店内オペレーションの改善経験」など役に立たないだろうから、全然未知の分野。秋学期に金融系でない同級生がファイナンスに苦労していたような苦労をするのかと思うと萎縮。これもParticipation Pointが重要みたいなのでひとつ頑張りたい。
-コミュニケーションⅡ→秋学期の続き。プレゼン自体は頑張れると思うが、Participation Pointをやっぱり稼がないとなぁ。
-Pay, Reward in Organizations→選択科目。期末試験がない代わりに調査レポートを作成する必要があり、なかなかチャレンジングな科目となりそう。しかし、労働市場についてのモノサシは是非欲しいと思っているので、なんとか食らいついていきたい。
-中国語→選択科目。自分的にはチャレンジ枠。無理だったらどこかで撤退するが、ひとつ頑張りたい。
●人付き合い
・ひとつのコミュニティに依存しすぎない
→特に日本人同級生コミュニティについて。依存しすぎると近視眼的になってしまい、メンバーの一挙一動に知覚過敏になってしまう懸念がある。
受験でたとえると、顔も知らない人が自分の第一志望校に合格しても(自分を蹴落とした人であるにもかかわらず)「お、すごいじゃんこの人」あまり気にならない一方で、わりと親近感のある同じ会社の同僚となると途端に「うー、羨ましい」とか色々余計なことを考えてしまうような感じ。
秋学期のうちにいくつか自分の居場所候補のようなものは作れているので、その分散により近視眼的になるのを、彼らの一挙一動に過敏反応してしまうのを、つとめて防止したい。
・他方、多くのコミュニティにより食い込む
→同級生の多くはとてもフレンドリーだが、その要因のかなりの部分は「自分のことを、益も害もない他人と考えているから」であると思う。ちょっとした飲み会や授業の合間などに世間話をする程度であれば、そりゃ自分だってその人の悪いところなど気にもならないし、いい人にもなれるというものだ。まあそれでもいいんだけれど、今学期はできることならもう一段踏み込んで、濃い人間関係を形成できればと思う。上記の近視眼にならないというものと関連させると、近視眼になるのはよくないが、かといって他人モードで距離を開けたままにするのもよくないな、と言う考え。
できれば、親友と呼べるような友人を日本人以外で複数作りたい。
●考え方
・Be super-positive
→秋学期で多少は発想転換のようなものもできた気がするが、今学期はより一層No criticize others, and be super-positiveを徹底させていきたい。
自分はいまのところは金融機関という第三者的立場で働くことを予定しており、職務上は批判的精神を持ち合わせている必要がある。取引先のすべてに対して「お、社長、これいいですね!是非融資させてください」一辺倒では金は貸せないからだ。しかし、この批判的精神は一種の麻薬みたいなもので、色々知識がつけばつくほど批判も上手にできるようになり、気が付くと「批判はできるが手は動かせない」みたいな人間になってしまいそうな危機意識をMBA前からずっと感じている。なので、少なくともこの2年間は意図的にポジティブになり、自己のバランスを確保できればと思う。
で、距離がさほど近くない「同級生」といった程度の人々に対してはこのポジティブさをもって接することができるようになっていると思うのだが、次のステップとして距離の近い親しい人に対してもこのポジティブさをもって接していきたいと思っている。
・3やってから1批判する
→これも上記と根は同じ。この2年間のうちにPlayer、Entrepreneur的ビヘイビアを身に着けたい。
どうしても批判したくなっても、自分がやる前にウダウダ文句を言うということをせず、
「あれ、自分はもう終わったけど、君はまだなんだっけ?遅いね~駄目だねー、僕は先に行くのでまたね」って感じで対処できればと思っている。
・ただし、批判的精神は捨てない
→何事もポジティブに捉えようとつとめることと、批判的にものごとを見ないことは同義ではないと思うので、ものごとを批判的に検討する姿勢は捨てたくはない。リアルの世界ではポジティブにいき、ついったーやブログといった狭い世界では批判的精神を出していくイメージでいいのではないかと今のところは思っている。
ただ、ブログやついったーをやってみてわかったが、自己省察的なこと・自己批判的なことを書くと、そういった記述が自分が思っているよりもさらにネガティブに読者に伝わり、暗い気持ちにさせてしまったり反発を与えてしまったりしているようだ。それは自分の意図するところではないので(偽悪的・皮肉屋ではありたいと思っているが、ネクラとか批判屋でありたいとは思っていない)、細かい書き方には多少の配慮が必要だろう。
●生活
・読書
→やっぱりMBAは忙しい!読みたい本は一杯あるが、残念ながら絞り込んだり、効率よく読んだりしないと回らなそうだ。ついては、
-ビジネス書はあきらめて、原則読まない(自身の人間としてのバランス確保を意識して)
-無理やり読書タイムを確保する(ツイッター時間の節約をするなど)
といったあたりを意識的にやっていきたい。
・音楽
→ひとつの大きなパラダイムシフトとして、CDをあきらめようと思う。これまでは、CDコレクターでありたいという思いが強く、MBAをとって仮に小金持ちにでもなれたら、CDで埋め尽くされた部屋を作りたいなぁとか思っていた。しかし、もう残念ながらそんな時代でもない気がしてきたし、何より留学したり転勤したりといったボヘミアンな生活スタイルが今後も続きうることを考えるとCDはかさばって仕方がない。
で、CDをあきらめると、全力でiTunesを利用することができるようになる。ねらい目はクラシック。冗談みたいに安いので、ガンガンダウンロードしていきたい。今日も地味にマーラーの3番をお買い上げ~。
・ゴルフ
→テーマは2つ。一つはスコアアップ。最近買ったユーティリティもいい感じだし、ドライバーもパターも安定してきた。スコアはなぜか100前後で停滞しているが、MBA的ポジティブネスで考えると、きっとブレイクスルーが近い気がする。昔のように80台を連発してみたい。
これを具体的なロジに落とすと、ブレイクするためにはやはり数こなすことが大事という話になる。ついては、ガンガンやっていきたい(と、長くややこしい、ゴルフする自分への自己正当化)。
2つ目のテーマは来年度を見据えた話。目下のゴルフ友達は皆来年の夏くらいに日本に帰国してしまう。これは非常にまずいので、今のうちから次の手を考える必要がある。具体案としては(1)ゴルフを始めた日本人同級生をそそのかす(2)外国人同級生のゴルフコミュニティに食い込むといったあたり。これまではあまり真剣にやっていなかったが、ぽちぽち真剣にこういった動きを始めることとしよう。
・家族
→秋学期は残念ながら、「家族に逃げてしまった」印象がある。妻がいいよといっているのに家族がいるからとかなんとか言ってイベントに出席しなかったりとか。冬学期は、そういった逃げはやめにしつつ、その一方で家族も大事にするといったスタイルでやっていきたいのだが、さてうまくいくかどうか。。。
少なくとも、「独身の奴らはいいよなぁ」という言う前に出られるすべてのイベントに出ないとな。
●授業
・今学期履修するのは以下6科目。総じて秋学期と異なり「不慣れな分野」が多いので、確実に秋学期より苦戦すると思われる。この学期を踏ん張れたら成績優秀者として卒業できるような気がするので、つとめて意識して踏ん張っていきたい。
-コーポレートファイナンス→屈辱のwaive exam落ちの科目だが、ここはMBA的ポジティブ発想転換で「A+を狙える科目」として考えることにしたい。
-マーケティングⅡ→秋学期はこのマーケティングだけはしっくりこないまま不本意な成績を取ってしまった。ひとつの鍵はParticipation Pointであるように思うので、ガンガン発表していきたい。
-オペレーション→おそらく「学部時代のアルバイトでの店内オペレーションの改善経験」など役に立たないだろうから、全然未知の分野。秋学期に金融系でない同級生がファイナンスに苦労していたような苦労をするのかと思うと萎縮。これもParticipation Pointが重要みたいなのでひとつ頑張りたい。
-コミュニケーションⅡ→秋学期の続き。プレゼン自体は頑張れると思うが、Participation Pointをやっぱり稼がないとなぁ。
-Pay, Reward in Organizations→選択科目。期末試験がない代わりに調査レポートを作成する必要があり、なかなかチャレンジングな科目となりそう。しかし、労働市場についてのモノサシは是非欲しいと思っているので、なんとか食らいついていきたい。
-中国語→選択科目。自分的にはチャレンジ枠。無理だったらどこかで撤退するが、ひとつ頑張りたい。
●人付き合い
・ひとつのコミュニティに依存しすぎない
→特に日本人同級生コミュニティについて。依存しすぎると近視眼的になってしまい、メンバーの一挙一動に知覚過敏になってしまう懸念がある。
受験でたとえると、顔も知らない人が自分の第一志望校に合格しても(自分を蹴落とした人であるにもかかわらず)「お、すごいじゃんこの人」あまり気にならない一方で、わりと親近感のある同じ会社の同僚となると途端に「うー、羨ましい」とか色々余計なことを考えてしまうような感じ。
秋学期のうちにいくつか自分の居場所候補のようなものは作れているので、その分散により近視眼的になるのを、彼らの一挙一動に過敏反応してしまうのを、つとめて防止したい。
・他方、多くのコミュニティにより食い込む
→同級生の多くはとてもフレンドリーだが、その要因のかなりの部分は「自分のことを、益も害もない他人と考えているから」であると思う。ちょっとした飲み会や授業の合間などに世間話をする程度であれば、そりゃ自分だってその人の悪いところなど気にもならないし、いい人にもなれるというものだ。まあそれでもいいんだけれど、今学期はできることならもう一段踏み込んで、濃い人間関係を形成できればと思う。上記の近視眼にならないというものと関連させると、近視眼になるのはよくないが、かといって他人モードで距離を開けたままにするのもよくないな、と言う考え。
できれば、親友と呼べるような友人を日本人以外で複数作りたい。
●考え方
・Be super-positive
→秋学期で多少は発想転換のようなものもできた気がするが、今学期はより一層No criticize others, and be super-positiveを徹底させていきたい。
自分はいまのところは金融機関という第三者的立場で働くことを予定しており、職務上は批判的精神を持ち合わせている必要がある。取引先のすべてに対して「お、社長、これいいですね!是非融資させてください」一辺倒では金は貸せないからだ。しかし、この批判的精神は一種の麻薬みたいなもので、色々知識がつけばつくほど批判も上手にできるようになり、気が付くと「批判はできるが手は動かせない」みたいな人間になってしまいそうな危機意識をMBA前からずっと感じている。なので、少なくともこの2年間は意図的にポジティブになり、自己のバランスを確保できればと思う。
で、距離がさほど近くない「同級生」といった程度の人々に対してはこのポジティブさをもって接することができるようになっていると思うのだが、次のステップとして距離の近い親しい人に対してもこのポジティブさをもって接していきたいと思っている。
・3やってから1批判する
→これも上記と根は同じ。この2年間のうちにPlayer、Entrepreneur的ビヘイビアを身に着けたい。
どうしても批判したくなっても、自分がやる前にウダウダ文句を言うということをせず、
「あれ、自分はもう終わったけど、君はまだなんだっけ?遅いね~駄目だねー、僕は先に行くのでまたね」って感じで対処できればと思っている。
・ただし、批判的精神は捨てない
→何事もポジティブに捉えようとつとめることと、批判的にものごとを見ないことは同義ではないと思うので、ものごとを批判的に検討する姿勢は捨てたくはない。リアルの世界ではポジティブにいき、ついったーやブログといった狭い世界では批判的精神を出していくイメージでいいのではないかと今のところは思っている。
ただ、ブログやついったーをやってみてわかったが、自己省察的なこと・自己批判的なことを書くと、そういった記述が自分が思っているよりもさらにネガティブに読者に伝わり、暗い気持ちにさせてしまったり反発を与えてしまったりしているようだ。それは自分の意図するところではないので(偽悪的・皮肉屋ではありたいと思っているが、ネクラとか批判屋でありたいとは思っていない)、細かい書き方には多少の配慮が必要だろう。
●生活
・読書
→やっぱりMBAは忙しい!読みたい本は一杯あるが、残念ながら絞り込んだり、効率よく読んだりしないと回らなそうだ。ついては、
-ビジネス書はあきらめて、原則読まない(自身の人間としてのバランス確保を意識して)
-無理やり読書タイムを確保する(ツイッター時間の節約をするなど)
といったあたりを意識的にやっていきたい。
・音楽
→ひとつの大きなパラダイムシフトとして、CDをあきらめようと思う。これまでは、CDコレクターでありたいという思いが強く、MBAをとって仮に小金持ちにでもなれたら、CDで埋め尽くされた部屋を作りたいなぁとか思っていた。しかし、もう残念ながらそんな時代でもない気がしてきたし、何より留学したり転勤したりといったボヘミアンな生活スタイルが今後も続きうることを考えるとCDはかさばって仕方がない。
で、CDをあきらめると、全力でiTunesを利用することができるようになる。ねらい目はクラシック。冗談みたいに安いので、ガンガンダウンロードしていきたい。今日も地味にマーラーの3番をお買い上げ~。
・ゴルフ
→テーマは2つ。一つはスコアアップ。最近買ったユーティリティもいい感じだし、ドライバーもパターも安定してきた。スコアはなぜか100前後で停滞しているが、MBA的ポジティブネスで考えると、きっとブレイクスルーが近い気がする。昔のように80台を連発してみたい。
これを具体的なロジに落とすと、ブレイクするためにはやはり数こなすことが大事という話になる。ついては、ガンガンやっていきたい(と、長くややこしい、ゴルフする自分への自己正当化)。
2つ目のテーマは来年度を見据えた話。目下のゴルフ友達は皆来年の夏くらいに日本に帰国してしまう。これは非常にまずいので、今のうちから次の手を考える必要がある。具体案としては(1)ゴルフを始めた日本人同級生をそそのかす(2)外国人同級生のゴルフコミュニティに食い込むといったあたり。これまではあまり真剣にやっていなかったが、ぽちぽち真剣にこういった動きを始めることとしよう。
・家族
→秋学期は残念ながら、「家族に逃げてしまった」印象がある。妻がいいよといっているのに家族がいるからとかなんとか言ってイベントに出席しなかったりとか。冬学期は、そういった逃げはやめにしつつ、その一方で家族も大事にするといったスタイルでやっていきたいのだが、さてうまくいくかどうか。。。
少なくとも、「独身の奴らはいいよなぁ」という言う前に出られるすべてのイベントに出ないとな。
Saturday, January 1, 2011
両親来訪
・年末年始にかけて自分の両親と妹が遊びに来ていた。始終一緒に過ごしていると意外と忙しく、すっかりブログどころではない状態で年末年始が過ぎ去っていった。新年の抱負とか色々ネタはあるのだが、とりあえず備忘としてこの期間にやったことをメモしておきたい。
<12/28>
・夕方に両親がLAXに到着。
・時間も時間なので、とりあえず近所の風来坊へ。LAは日本食にまったく困らないということを示してみた。
・その後はニジヤとラルフスで買物。アメリカのスーパーにひとしきり驚いてもらう。
<12/29>
・Hertzで7人乗りの車(GMCのYukonというクルマ)を借りて、パームスプリングスに遠征。
・このYukon、日本ではとても運転できないくらい大きいが、思いのほか良かった。内装もしっかりしているし、外見もかっこいいし、アクセルもしっかりしているし。いい意味で期待を裏切られる。
・昼食は道中にあるIn-n-out。ゲスト勢からは、満場一致ではなかったがお褒めの言葉を頂き、In-n-out党員としてはほっと一息。
・ところでこれが4,5店舗目のIn-n-outだが、どの店にいってもオペレーションがいい感じ。アメリカの一般的なレストランのような固定的な役割分担ではなく、レジ打ち係が暇を見てゴミ袋を取り替えたりとか、ポテトを揚げていた人がちょっとレジ打ちを手伝ってみたりとか。皆が自発的に動けているように見えて好感が持てる。
・晴れていれば観光地を流す予定だったが、雨なので道中のDesert Hills Premium Outletで買物しておしまい。その後コンドミニアム形式の宿にチェックインして、近所のスーパーで食材を買って部屋でステーキやらワインやらを満喫。
・大雨でスピードは出ないわ事故渋滞はあるわ、クルマはでっかくて運転に神経を使うわということで疲れた。
<12/30>
・早朝からホテル近所のLa Quinta Club and Resort Mountain Courseにてゴルフ。マウンテンコースと言うだけあって本当に岩山に囲まれていた。また、リゾートコースということで、一部コースの左右が住宅(別荘?)に囲まれている。たまたまナイスショットでよかったが、スライスして家に打ち込んだらどうするんだろう。
・ゴルフする場所としては、パームスプリングスはヤバい。ヤバすぎる。日本のゴルフ銀座と呼ばれる地域なんて目じゃない。心底この地に住みたいと思った。
・昼は近所のChipotleにご案内。相変わらず美味しい。仮に自分があんとれぷれなーになることがあるとしたら、ビジネスプランの最右翼は「Chipotleの日本フランチャイジー」だな、とか思ったり。
・その後はJoshua Tree National Parkで景色を楽しんだ。正直アメリカの「ドーン」といった感じの雄大な風景に飽きてきてしまい、あまり感動せず。はいはい、わかったよと言う感じ。慣れてしまったことに多少の寂寥感。
・夕食はDin Tai Fungで飲茶。通り道かなぁというノリで寄ってみたが、あまり通り道でもなかったし、店がものすごく混んでいたし(90分待ち!)疲れた。。。味は、麺類は微妙だったが餃子やチャーハンはまあ美味しかったし何より高くない。また今度友人を連れて行ってみたい。
<12/31>
・車を返却。当初予定ではこの日についても一日分料金がかかることになっていたのだが、早朝に返却したのでオマケしてもらえラッキー。またつかわせてもらいます、Hertz。
・昼はPicoにあるIslandで「In-n-outとは一味違うハンバーガー」を。まあ美味しいんだけど、でかすぎて胃が疲れてしまう点と、オペレーションが今一つな点(なかなか来ないとか)が残念。
・その後はビバリーヒルズへ。トイレに行きたくなったがさすがビバリーヒルズ、目につく範囲にトイレがなく大変苦しい思いを強いられた。結局かなり外れたところにある薬局で用を足したが、駐車場の隣にトイレ付のスタバがあることに事後的に気付きへこんだ。
・その後はハリウッドへ。中心部にあるコダックシアター併設のショッピングモールに車を止めてチャイニーズウォールなどをやっつけた。同モールの駐車場はValidationが必要で少し困ったが、地下2階にある売店が水を買うだけでValidationをくれ助かった。
・夜はいい加減胃が疲れたので、Mitsuwaで食材を買って家で鍋。そして新年を迎えた。
<1/1>
・あけましておめでとうございます。
・サンタモニカをやっつけた。ベタに3rd Street Promenadeを見回るなど。どうやらアバクロとかは日本よりこちらの方が随分リーズナブルみたい。まあ着ないからいいけど、なんか嫌な話だ。
・昼はSanta Monica Placeのフードコートで寿司とかピザとか。ここのフードコートは割と悪くないと思う。良いかと問われると自信はないが。
・いったん家で休憩したのち、夜は再びサンタモニカに戻り「Ocean Avenue Seafood」というネットで見つけたレストランに行ってみた。味◎、サービス◎(価格も言うほど高くない気が)で非常に気に入った。ラスベガスで満喫できなかった生ガキも満喫できたし大満足。
これで明日空港に送ったらおしまい。同時に自分の冬休みも終わりとなり、怒涛の冬学期が始まる。
よし、頑張るぞ!?
<12/28>
・夕方に両親がLAXに到着。
・時間も時間なので、とりあえず近所の風来坊へ。LAは日本食にまったく困らないということを示してみた。
・その後はニジヤとラルフスで買物。アメリカのスーパーにひとしきり驚いてもらう。
<12/29>
・Hertzで7人乗りの車(GMCのYukonというクルマ)を借りて、パームスプリングスに遠征。
・このYukon、日本ではとても運転できないくらい大きいが、思いのほか良かった。内装もしっかりしているし、外見もかっこいいし、アクセルもしっかりしているし。いい意味で期待を裏切られる。
・昼食は道中にあるIn-n-out。ゲスト勢からは、満場一致ではなかったがお褒めの言葉を頂き、In-n-out党員としてはほっと一息。
・ところでこれが4,5店舗目のIn-n-outだが、どの店にいってもオペレーションがいい感じ。アメリカの一般的なレストランのような固定的な役割分担ではなく、レジ打ち係が暇を見てゴミ袋を取り替えたりとか、ポテトを揚げていた人がちょっとレジ打ちを手伝ってみたりとか。皆が自発的に動けているように見えて好感が持てる。
・晴れていれば観光地を流す予定だったが、雨なので道中のDesert Hills Premium Outletで買物しておしまい。その後コンドミニアム形式の宿にチェックインして、近所のスーパーで食材を買って部屋でステーキやらワインやらを満喫。
・大雨でスピードは出ないわ事故渋滞はあるわ、クルマはでっかくて運転に神経を使うわということで疲れた。
<12/30>
・早朝からホテル近所のLa Quinta Club and Resort Mountain Courseにてゴルフ。マウンテンコースと言うだけあって本当に岩山に囲まれていた。また、リゾートコースということで、一部コースの左右が住宅(別荘?)に囲まれている。たまたまナイスショットでよかったが、スライスして家に打ち込んだらどうするんだろう。
・ゴルフする場所としては、パームスプリングスはヤバい。ヤバすぎる。日本のゴルフ銀座と呼ばれる地域なんて目じゃない。心底この地に住みたいと思った。
・昼は近所のChipotleにご案内。相変わらず美味しい。仮に自分があんとれぷれなーになることがあるとしたら、ビジネスプランの最右翼は「Chipotleの日本フランチャイジー」だな、とか思ったり。
・その後はJoshua Tree National Parkで景色を楽しんだ。正直アメリカの「ドーン」といった感じの雄大な風景に飽きてきてしまい、あまり感動せず。はいはい、わかったよと言う感じ。慣れてしまったことに多少の寂寥感。
・夕食はDin Tai Fungで飲茶。通り道かなぁというノリで寄ってみたが、あまり通り道でもなかったし、店がものすごく混んでいたし(90分待ち!)疲れた。。。味は、麺類は微妙だったが餃子やチャーハンはまあ美味しかったし何より高くない。また今度友人を連れて行ってみたい。
<12/31>
・車を返却。当初予定ではこの日についても一日分料金がかかることになっていたのだが、早朝に返却したのでオマケしてもらえラッキー。またつかわせてもらいます、Hertz。
・昼はPicoにあるIslandで「In-n-outとは一味違うハンバーガー」を。まあ美味しいんだけど、でかすぎて胃が疲れてしまう点と、オペレーションが今一つな点(なかなか来ないとか)が残念。
・その後はビバリーヒルズへ。トイレに行きたくなったがさすがビバリーヒルズ、目につく範囲にトイレがなく大変苦しい思いを強いられた。結局かなり外れたところにある薬局で用を足したが、駐車場の隣にトイレ付のスタバがあることに事後的に気付きへこんだ。
・その後はハリウッドへ。中心部にあるコダックシアター併設のショッピングモールに車を止めてチャイニーズウォールなどをやっつけた。同モールの駐車場はValidationが必要で少し困ったが、地下2階にある売店が水を買うだけでValidationをくれ助かった。
・夜はいい加減胃が疲れたので、Mitsuwaで食材を買って家で鍋。そして新年を迎えた。
<1/1>
・あけましておめでとうございます。
・サンタモニカをやっつけた。ベタに3rd Street Promenadeを見回るなど。どうやらアバクロとかは日本よりこちらの方が随分リーズナブルみたい。まあ着ないからいいけど、なんか嫌な話だ。
・昼はSanta Monica Placeのフードコートで寿司とかピザとか。ここのフードコートは割と悪くないと思う。良いかと問われると自信はないが。
・いったん家で休憩したのち、夜は再びサンタモニカに戻り「Ocean Avenue Seafood」というネットで見つけたレストランに行ってみた。味◎、サービス◎(価格も言うほど高くない気が)で非常に気に入った。ラスベガスで満喫できなかった生ガキも満喫できたし大満足。
これで明日空港に送ったらおしまい。同時に自分の冬休みも終わりとなり、怒涛の冬学期が始まる。
よし、頑張るぞ!?
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