今学期もまた、というか体感的にはいままでの学期でいちばん、第一週がとてもあわただしい。水曜は定休日(小声で)だが、なんやかんやで気が付くと夜で、そこから宿題を始めたら気付くと深夜。宿題宿題宿題、予習予習予習、あたふたあたふた。
本日木曜日は、自分で決めたこととはいえなかなかしんどかった。8時半からミーティング。眠すぎて英語が出ない(っていつもか)→戦略論90分→昼休みはうっかり友人に見つかり宿題トークに巻き込まれ寝られず→組織論90分→しばし放心→中国語3時間。あれ、こうやって書いてみると、会社の勤務時間と比べるとたいしたことないんだけど、この疲労感はいったいなんなんだ...
国際金融は中国の固定相場制についてディスカッションした後(SDRとか久しぶりに聞いた)カバー付金利パリティについてみっちり。ここまでは過去の貯金で理解できるのだが、過去の覚え方と今回の説明の仕方の微妙なズレが例のごとくスムーズな理解を邪魔している感じ。週末時間があれば、練習問題とその解答例をなぞりつつ、この先生の思考回路に自分を馴らす作業をしたいのだが、どうせまた予習予習予習宿題宿題宿題だし...ちなみにこの時間は多くのクラスメートにとっては「必修と必修の空き時間」なのだが、今日は多くのクラスメートが校内でプールパーティをやっていたみたい。羨ましいような、用事があってよかったような不思議な心境。
中国語は勝手知ったる2周目のつもりで行ったら、思いがけず受講生が8割入れ替わっていてびっくり。しかも反則系(実はしゃべれる中国・台湾系の人。無理矢理カタコト風に喋ってるけど、絶対わかってるだろお前っていう雰囲気がプンプン)が増えている。今日自分のパートナーだった人も普通にネイティブであるようで、相互レッスンというか個人レッスンをしてもらう感じになった。自分は別に構わないんだけど、皆さんそれでいいんですかと軽く不思議。自分も最終学期に日本語の授業を受けてみようかな。
一週間経って、選択科目は2つとも複数のチームにお招きいただき恐縮した一方で、来年度のフィールドワークのチームメンバー1,2人しか見つかっていない状況。誰もいない状況よりもかえって厄介かもしれない状況で週末になってしまい、軽くやっちゃった感。
できるだけ色々な意味でDiverseな感じのチームに呼んでもらえればと思っていたが、仕方がないので桜木花道ばりに自ら作りにいかないと。。。
Tuesday, March 29, 2011
2日目だん
春学期2日目。朝から戦略論90min→昼休み(来年度のフィールドワークの説明会=昼寝タイム)→国際金融90min→組織論90min→来週に行われるInternational Food Festivalの打ち合わせ→遊びに来ている妻両親と風来坊で食事、といった一日。長かった('_')
・必修の戦略論と組織論は、自分の態度次第でTakeawayはかなりブレそう。「ふーん」で終わってしまいそうな気もするし、やりようによってはそれ以上の学びを得られるのかもしれない。今日のハイライトは
- 価値を創造することと、その価値をモノにすることは同義ではない(ので、刈取りでコケると意味ないよ)(戦略論)
- 優秀な人が集まった組織でも、間違った方向に突き進んでしまうことがありうる。たとえば相当金額の初期投資をしてしまったとき、いくらそれがサンクコストとはいえ人はつい止まれなくなる。あるいは、個人あるいは組織としてそのプロジェクトに対するコミットメントを表明してしまっているときも止まれなくなること多し。人は教科書のように合理的とは限らないので仕方ないので対策を知っておくべきで、対策は(1)開始前に引き際をイメージしておく(2)サンクコストと機会費用を意識的にわけてサンクコストの損失をいとわない(3)第三者の意見を入れる(4)一つの案と心中しないといったもの(組織論)
・選択の国際金融。これは面白い!この先生もAnderson的には新任なので昨日同様のリスク(新任の評判が不明な教授の授業を取ったら授業がつまらないリスク)があったのだが、大当たりかも。教授はシカゴでPhDを取って10年ほどケロッグで教えていた女性の先生なのだが、10年のキャリアがあるとは思えないほど見た目は若い。というかホームページの写真と本物のギャップがありすぎ。化粧一つでこうも変わるものかと。もともと強い興味があった為替の世界について丁寧に説明してくれるし、具体例も豊富でしかもそれが現在進行形の円高だったりするので自分にかなりなじみがあるし(今日は入学以来一番授業中喋ったかも...「喋り過ぎたかも」という、これまでにはない後悔をしてみるなど)。クラスメートは教授が何か強そうで腰が引けていたが(自分ももちろんまだビビリが入っている)、この科目はかなり楽しめそう。あと、一部の学生の博識っぷりにびっくり(米国債保有残高ランキングの推移だけじゃなくて、聞き取れなかったが日本が保有する金額まで理解していた。何人だよと。というかその数字は非公表じゃなかったっけ?米国側では出てるのかな?)
・ところで、選択科目とか来年度のフィールドワークとかでチームメートを探さないといけない。クラスによっては複数個所から誘いをもらって困っているのだが、たいていは相方探しに四苦八苦といった感じ。これまでの怠慢がこういうときにばれちゃうんだよなぁ。
・必修の戦略論と組織論は、自分の態度次第でTakeawayはかなりブレそう。「ふーん」で終わってしまいそうな気もするし、やりようによってはそれ以上の学びを得られるのかもしれない。今日のハイライトは
- 価値を創造することと、その価値をモノにすることは同義ではない(ので、刈取りでコケると意味ないよ)(戦略論)
- 優秀な人が集まった組織でも、間違った方向に突き進んでしまうことがありうる。たとえば相当金額の初期投資をしてしまったとき、いくらそれがサンクコストとはいえ人はつい止まれなくなる。あるいは、個人あるいは組織としてそのプロジェクトに対するコミットメントを表明してしまっているときも止まれなくなること多し。人は教科書のように合理的とは限らないので仕方ないので対策を知っておくべきで、対策は(1)開始前に引き際をイメージしておく(2)サンクコストと機会費用を意識的にわけてサンクコストの損失をいとわない(3)第三者の意見を入れる(4)一つの案と心中しないといったもの(組織論)
・選択の国際金融。これは面白い!この先生もAnderson的には新任なので昨日同様のリスク(新任の評判が不明な教授の授業を取ったら授業がつまらないリスク)があったのだが、大当たりかも。教授はシカゴでPhDを取って10年ほどケロッグで教えていた女性の先生なのだが、10年のキャリアがあるとは思えないほど見た目は若い。というかホームページの写真と本物のギャップがありすぎ。化粧一つでこうも変わるものかと。もともと強い興味があった為替の世界について丁寧に説明してくれるし、具体例も豊富でしかもそれが現在進行形の円高だったりするので自分にかなりなじみがあるし(今日は入学以来一番授業中喋ったかも...「喋り過ぎたかも」という、これまでにはない後悔をしてみるなど)。クラスメートは教授が何か強そうで腰が引けていたが(自分ももちろんまだビビリが入っている)、この科目はかなり楽しめそう。あと、一部の学生の博識っぷりにびっくり(米国債保有残高ランキングの推移だけじゃなくて、聞き取れなかったが日本が保有する金額まで理解していた。何人だよと。というかその数字は非公表じゃなかったっけ?米国側では出てるのかな?)
・ところで、選択科目とか来年度のフィールドワークとかでチームメートを探さないといけない。クラスによっては複数個所から誘いをもらって困っているのだが、たいていは相方探しに四苦八苦といった感じ。これまでの怠慢がこういうときにばれちゃうんだよなぁ。
Monday, March 28, 2011
初日だん
春学期が今日から始まって、今日はFixed Income(3hr)とManaging Entrepreneurial Organization(3hr)の豪華2本立て。
・Fixed Incomeは、期待・予想よりも
- 先生がコワモテ(質問したら、「Don't think. これは業界の常識なので、理屈で考えるな」とか言われてしまうなど)
- レクチャー主体(ケースが少ないという意味ではなく、配布資料や板書が少なく授業の9割がしゃべりという意。ちょっと聞きのがしたら置いてきぼりにされる感にあふれたこの緊迫感...)
- エキサイティング(教授はもとソロモンのMDとのことで、要所要所で業界昔話のようなものが出てきて面白い。とくにLTCMの話を交えつつ「いいか、アービトラージは短期的にはリスクフリーでないとも言えるので、リスキーなものと覚えておくんだぞ」という説明は妙に生々しく感じた)
友人が思いのほかたくさん履修しているのだが、たまたま隣に座っていた中国系っぽい女の子に「よかったら一緒にチーム組みませんか」と言われ、つい適当に「sounds nice」とか言ってしまったのがちょっとだけ心残り(勝手知ったるクラスメートと組みたいんだよな、、、)。
・Managing Entrepreneurial Organizationは残念ながらハズレだった。うまく言えないがとにかく話がつまらない。小休憩のたびに(トイレに行ったと見せかけてそのまま戻ってこない人とかも)人が消えていくというシュールな状況で、教授もやや焦っている様子。Entrepreneurial OrganizationをManageすることには大いに興味があるのだが、このつまらなさと、負担の多さ(毎週ケース3~4本、しかも全てについてレポート作成)を踏まえると、かなり撤退方向に気持ちが傾いてしまった。とりあえず教科書だけKindleデータを買っていて、それは面白そうなので、独学で教科書を読めば3割程度は理解できそうだからいいやって感じ。
うーん、せっかく6科目履修する覚悟を決めたばかりなのだが、まさか授業がつまらないとは...実務家の兼業で、今年から教壇に立つ先生なのだが、評判が確立されていない先生を選ぶリスクがまんまと顕在化してしまった。
そういえば今日で冬学期の成績が全部出た。会計とか統計とか馴染みある科目ばかりだった前学期と比べて急降下して、ひとりリーマンショック状態(*_*)やっぱりマーケティングとか、というかファイナンス系以外でいい成績を取るのは決して簡単ではなかったと改めて気づかされる。うーん、今学期が終わったら「ファイナンス系も、いい成績を取るのは決して...」とか言ってそうな自分。。。
これにより、「GPAに対する優先順位を下げて、興味はあるがAを取りづらい科目を取ったり、キャパシティギリギリまで履修したり(遊びほうけたり)することを優先する」という先日考えた作戦を遂行することが確定。というか、できることがこの作戦くらいしかない状態になってしまった。。
・Fixed Incomeは、期待・予想よりも
- 先生がコワモテ(質問したら、「Don't think. これは業界の常識なので、理屈で考えるな」とか言われてしまうなど)
- レクチャー主体(ケースが少ないという意味ではなく、配布資料や板書が少なく授業の9割がしゃべりという意。ちょっと聞きのがしたら置いてきぼりにされる感にあふれたこの緊迫感...)
- エキサイティング(教授はもとソロモンのMDとのことで、要所要所で業界昔話のようなものが出てきて面白い。とくにLTCMの話を交えつつ「いいか、アービトラージは短期的にはリスクフリーでないとも言えるので、リスキーなものと覚えておくんだぞ」という説明は妙に生々しく感じた)
友人が思いのほかたくさん履修しているのだが、たまたま隣に座っていた中国系っぽい女の子に「よかったら一緒にチーム組みませんか」と言われ、つい適当に「sounds nice」とか言ってしまったのがちょっとだけ心残り(勝手知ったるクラスメートと組みたいんだよな、、、)。
・Managing Entrepreneurial Organizationは残念ながらハズレだった。うまく言えないがとにかく話がつまらない。小休憩のたびに(トイレに行ったと見せかけてそのまま戻ってこない人とかも)人が消えていくというシュールな状況で、教授もやや焦っている様子。Entrepreneurial OrganizationをManageすることには大いに興味があるのだが、このつまらなさと、負担の多さ(毎週ケース3~4本、しかも全てについてレポート作成)を踏まえると、かなり撤退方向に気持ちが傾いてしまった。とりあえず教科書だけKindleデータを買っていて、それは面白そうなので、独学で教科書を読めば3割程度は理解できそうだからいいやって感じ。
うーん、せっかく6科目履修する覚悟を決めたばかりなのだが、まさか授業がつまらないとは...実務家の兼業で、今年から教壇に立つ先生なのだが、評判が確立されていない先生を選ぶリスクがまんまと顕在化してしまった。
そういえば今日で冬学期の成績が全部出た。会計とか統計とか馴染みある科目ばかりだった前学期と比べて急降下して、ひとりリーマンショック状態(*_*)やっぱりマーケティングとか、というかファイナンス系以外でいい成績を取るのは決して簡単ではなかったと改めて気づかされる。うーん、今学期が終わったら「ファイナンス系も、いい成績を取るのは決して...」とか言ってそうな自分。。。
これにより、「GPAに対する優先順位を下げて、興味はあるがAを取りづらい科目を取ったり、キャパシティギリギリまで履修したり
Sunday, March 27, 2011
春学期の授業
明日から春学期が始まる。日本的に考えると年度の始まりっぽいのだけど、こちらでは年度の最終学期というのがなんとなく違和感。
途中離脱の可能性も残ってはいるが、とりあえず最初は6科目エントリーしてみた。以下に各科目の内容、意気込みなどを記しておく。
Business Strategy
必修科目。戦略論の授業とのことなのだが、正直何をやるのかわかっているようでわかっていない。企業を取り巻く環境や、企業がやろうとしていることなどを記述・分析するためのフレームワークといった理解でいいのかしら。だとすると、これまで財務分析に偏った企業分析を行ってきた自分にとっては、マーケティングに並んで「視野を拡げる」のに重要な科目になりそう。
Organizational Behavior
必修科目。組織運営にあたっての方法論や、従業員・経営者の心理学を学ぶのかな?会計や統計と異なり、本科目については、これまでのバックグラウンドが「職場や学校での人間関係の経験」くらいしかない。そのため、大変だろうけど、おそらく履修後の吸収率・伸び率はかなり高くなりそう。ただ、面白そうなのは間違いないのだが、先輩の話などを聞いていると、かなりソフトな内容であり、議論にキャッチアップするのは楽ではなさそう。
Fixed Income Market
債券論。債券や金利といった分野は一度じっくり腰を据えて勉強してみたいと思っていたので、ある意味夢がかなう感じ。ただし派遣元の仕事に使うというよりは、個人的趣味の世界になってしまうが。
この科目が面白かったら引き続きこの手のInvestment Mgt.系の科目を履修してみたい(株式投資論とか、デリバティブとか)。だが、しんどいようであったら自分は文系人間であると割り切り、派遣元の仕事に直結したバリエーションやら何やらといったコーポレートファイナンス系ファイナンスの世界に専念する予定。
International Financial Markets
国際金融論。為替も首を突っ込んでみたかった世界の一つなので、これまた夢がかなう感じ。
(主要な関心分野は、金利・債券・デリバティブ・リスク管理・株式・為替・金融市場といった分野。第2グループが不動産ファイナンス・企業再生・PE・VC・M&Aといった本業に近接した世界。本業だが、いかんせん好奇心が湿り気味。第3グループがアントレだが、これはファイナンス系と異なり「知らな過ぎるので、ちょっと首を突っ込みたい」という興味本位な感じ。)
シラバスを見たらなぜか「1年生お断り」とあったのだが、そこをなんとかと強くアピールしてみたら、別に1年生を排除しているわけではなく単純にファイナンスの基礎知識を持っていてほしかっただけであったようであっさりOKが出た。第一週の課題が先日の協調介入についての雑誌記事だったりするあたり、タイミングの妙のようなものを感じてちょっとハイテンション。
Chinese
中国語の続き。前回はあいさつ・自己紹介・数字・日付・金額といった基礎のスピーキング中心に学んだが、いくらなんでもまだ応用するには程度が低すぎるので、引き続き履修して使えるレベルに高めることを模索したいのだが...
Managing Entrepreneurial Organizations
企業が誕生してから大組織になるまでの段階と、各段階で発生する成長痛のような問題およびその解決方法について検討する授業とのこと。GoogleがGarage Ventureから今のような大企業になることができた背景とか、Appleがかつて経験した苦しみとその背景とか、そういったお題がテーマ。自分としても、GoogleなりFacebookなりが革新的なアイディアを商品として作り上げたところまではスムーズに理解できるのだが、彼らが比較的スムーズに「ベンチャーから大企業へ」の変容を達成できたことについて「どうやって?」とか「要所要所にベンチャーの名残が残っていて、それが問題になったりしないのか?」とか「大企業病にかかってしまってはいないのか?」とか疑問は尽きないので、この授業がそういた問題についてどう考えればいいかを教えてくれるのであればかなり有難い。
Entrepreneurialな世界に関心はあるがバックグラウンドがなくてこの世界に飛び込むことを躊躇してしまっている自分には、取っ掛かりとして割とちょうど良さそうな授業。ただ、いかんせん宿題の負担がかなり重たそうで(毎週ケース2~3本、すべてについて予習メモの提出が必要)、現在のところドロップ候補の本命に位置している...まだ見ぬチームメイトのスケジュールがたまたま自分の都合とフィットしてくれれば間違いなく頑張れるのだが。
結局派遣元の仕事への直結度はかなり低めな感じ。まあ多分来学期以降その手の科目も履修するような気がするのでたぶんOK、大丈夫。
途中離脱の可能性も残ってはいるが、とりあえず最初は6科目エントリーしてみた。以下に各科目の内容、意気込みなどを記しておく。
Business Strategy
必修科目。戦略論の授業とのことなのだが、正直何をやるのかわかっているようでわかっていない。企業を取り巻く環境や、企業がやろうとしていることなどを記述・分析するためのフレームワークといった理解でいいのかしら。だとすると、これまで財務分析に偏った企業分析を行ってきた自分にとっては、マーケティングに並んで「視野を拡げる」のに重要な科目になりそう。
Organizational Behavior
必修科目。組織運営にあたっての方法論や、従業員・経営者の心理学を学ぶのかな?会計や統計と異なり、本科目については、これまでのバックグラウンドが「職場や学校での人間関係の経験」くらいしかない。そのため、大変だろうけど、おそらく履修後の吸収率・伸び率はかなり高くなりそう。ただ、面白そうなのは間違いないのだが、先輩の話などを聞いていると、かなりソフトな内容であり、議論にキャッチアップするのは楽ではなさそう。
Fixed Income Market
債券論。債券や金利といった分野は一度じっくり腰を据えて勉強してみたいと思っていたので、ある意味夢がかなう感じ。ただし派遣元の仕事に使うというよりは、個人的趣味の世界になってしまうが。
この科目が面白かったら引き続きこの手のInvestment Mgt.系の科目を履修してみたい(株式投資論とか、デリバティブとか)。だが、しんどいようであったら自分は文系人間であると割り切り、派遣元の仕事に直結したバリエーションやら何やらといったコーポレートファイナンス系ファイナンスの世界に専念する予定。
International Financial Markets
国際金融論。為替も首を突っ込んでみたかった世界の一つなので、これまた夢がかなう感じ。
(主要な関心分野は、金利・債券・デリバティブ・リスク管理・株式・為替・金融市場といった分野。第2グループが不動産ファイナンス・企業再生・PE・VC・M&Aといった本業に近接した世界。本業だが、いかんせん好奇心が湿り気味。第3グループがアントレだが、これはファイナンス系と異なり「知らな過ぎるので、ちょっと首を突っ込みたい」という興味本位な感じ。)
シラバスを見たらなぜか「1年生お断り」とあったのだが、そこをなんとかと強くアピールしてみたら、別に1年生を排除しているわけではなく単純にファイナンスの基礎知識を持っていてほしかっただけであったようであっさりOKが出た。第一週の課題が先日の協調介入についての雑誌記事だったりするあたり、タイミングの妙のようなものを感じてちょっとハイテンション。
Chinese
中国語の続き。前回はあいさつ・自己紹介・数字・日付・金額といった基礎のスピーキング中心に学んだが、いくらなんでもまだ応用するには程度が低すぎるので、引き続き履修して使えるレベルに高めることを模索したいのだが...
Managing Entrepreneurial Organizations
企業が誕生してから大組織になるまでの段階と、各段階で発生する成長痛のような問題およびその解決方法について検討する授業とのこと。GoogleがGarage Ventureから今のような大企業になることができた背景とか、Appleがかつて経験した苦しみとその背景とか、そういったお題がテーマ。自分としても、GoogleなりFacebookなりが革新的なアイディアを商品として作り上げたところまではスムーズに理解できるのだが、彼らが比較的スムーズに「ベンチャーから大企業へ」の変容を達成できたことについて「どうやって?」とか「要所要所にベンチャーの名残が残っていて、それが問題になったりしないのか?」とか「大企業病にかかってしまってはいないのか?」とか疑問は尽きないので、この授業がそういた問題についてどう考えればいいかを教えてくれるのであればかなり有難い。
Entrepreneurialな世界に関心はあるがバックグラウンドがなくてこの世界に飛び込むことを躊躇してしまっている自分には、取っ掛かりとして割とちょうど良さそうな授業。ただ、いかんせん宿題の負担がかなり重たそうで(毎週ケース2~3本、すべてについて予習メモの提出が必要)、現在のところドロップ候補の本命に位置している...まだ見ぬチームメイトのスケジュールがたまたま自分の都合とフィットしてくれれば間違いなく頑張れるのだが。
結局派遣元の仕事への直結度はかなり低めな感じ。まあ多分来学期以降その手の科目も履修するような気がするのでたぶんOK、大丈夫。
Saturday, March 26, 2011
冬学期回顧
若干今更感があるが、春学期をより実りあるものにするべく、冬学期をさっと振り返っておきたい。その上で春学期に活かせる教訓のようなものがあれば随時採用することにしたい。
まだまだParticipationが足りないような
・秋学期は、Participation Pointのウェイトが高いマーケティングや経済の成績が、テストの手ごたえの割によくなかった。また、コミュニケーションの授業に至っては、Participation Pointがあるにもかかわらず殆ど何も発言しないまま秋学期を終えてしまいかなりの「やってしまった」感。
・そこで、冬学期は、「もっと発言をして、授業に食らいついていきたい」という目標を持って臨んだ。
・その結果、ある程度はParticipationについて改善を図ることができたとは思う(例:クラスメートに「なんだお前、さいきんよく発言するようになってやるじゃないか」と進研ゼミの漫画のようなことを言ってもらったり、「よーし喋るぞ」と強く意識せずとも喋ることができるようになるなど)
・しかしまだまだ足りない気がする。特に、長めの発言をするときにはやっぱり苦労してしまうし、あるいは生徒間で繰り広げられるゲリラ的ディスカッションには追いつくのに苦労する。英語力を改善しないとどうしようもない長期的な問題という側面もあるかもしれないが、集中力とかやる気によって短期的に解決する部分もあるような気がするので、とりあえずは「引き続き、Participationもっと頑張るぞ」という思いをキープしていきたい。
Go out of your comfort zone
今学期最大の反省がこれ。この目標の達成度がかなり低いので、今学期の満足度はかなり低く、「やってしまった」という思いが残っている。
・勉強の面では、せっかく興味があった科目をたったの1週間でドロップしてしまい、その後余力感があったことを思うと勿体なかったと感じている。ドロップした当初は、「6科目履修して1科目あたり5時間だけ勉強時間を確保するよりも、5科目に履修科目数を減らして1科目当たり6時間勉強時間を確保した方がよいのではないか」と考えた。しかし、今思うと必ずしもそうでもないかもしれない。今学期は実際、1科目1科目について比較的じっくり取り組む時間を確保できたような感触を持っているのだが、比較的勉強時間を確保できなかった前学期と比較して吸収の度合いが著しく改善したとは思えない。余分な時間があっても結局勉強の密度・濃度が低下するだけで、結局のところあまり意味はないのではないかというのが、限られた時間で効率よく勉強できた(気がする)前学期と十二分にある時間をダラダラと費消してしまった今学期を終えての経験則だ。であれば、貴重な2年間、多少アップアップしながらでもいいのでより多くの科目を履修した方がよいと今は考えている。
秋学期の「まあまあいいけど、表彰や奨学金が出るほど素晴らしいわけでもない」という成績を踏まえると、GPAに対する未練をもっとバッサリキッパリと捨て去るべきであったような気がする。すなわち、「どうせB+くらいは取れる」と割り切って、重箱の隅レベルまでテキストを読み込むなどの無駄・過剰をやめて、より多くの科目を履修すべきであったように思う。
ということで、今学期はとりあえず6科目履修からスタートしてみたい。正直シンドイが、就活で忙しかった他の学生が頑張れているのだから、自分も手の抜き方を工夫すればやっていけるはずだ。
(追記)上では威勢良いことを書いてみたが、良く考えると、6科目履修だと、授業に出席するだけなら余裕があるが、グループワークのための空き時間がかなりタイトになってしまう。とりあえず初回の授業は参加するけど、ちょっと無理があるかもな...
・それ以外の面では、気が付いたらジャパントリップ準備にのめりこんでしまい、それ以外をおろそかにしてしまったのが痛恨。本来なら、ジャパントリップの準備もしつつ、遊びやネットワーク拡大・深化も同時に進めるべきであったのだが、日本語で作業ができて作業内容も比較的簡単な(Excelの表作りとか、事務作業とか)ジャパントリップ準備にかまけてしまった。これは他のメンバーがどうこうという問題ではなく純粋に個人的な問題で、一言でいうと易きに流されてしまった。
この問題についてGood Newsがあるとすれば、もうジャパントリップ準備は終わったということだ。易きに逃げようにも、もう逃げる対象が存在しない。ということで否応なく頑張らざるを得ないので大丈夫とは思うのだが、一応気合も入れておくことにしたい。具体的に何をするというのは難しいのだが、抽象的に言うともっと世界を拡げにいきたい。
その他細かい点(これまでに「あ、やっちまった」と思ったこととか)
・質とスピードのバランスを常に意識する。無為に質だけ追及する(=スピードとのバランスを考えることから逃げる)ことがないようにしたい。
・日本的ロジックを極力使わずに議論できるようになりたい(たまにやってしまったので、留学中は撲滅したい)。いま自分が日本的ロジックと思っているのは
- 第三者の権威に頼ったロジック→「●●も自分と同じ意見である(からお前も賛成しろ)」「自分の●●という意見に反対する人はいないだろう」等
- どこかに何らかの「常識」があるという前提にたち、人の発言がその「常識」から外れているとして断定的に批判すること→「ありえない」「開いた口がふさがらない」等。
・外国人同級生と、ケンカになりそうなレベルで(=上っ面レベルではなく、互いの利害にタッチするような深いレベルで)のやり取りをやりたい(今学期できなかったので、来学期は)。秋学期はJ君関連でこのレベルまで下りていくことができたのが今となっては良かったと思っているが、冬学期はメンバーとの相性が良いことが裏目に出てつるっとした人間関係で終わってしまった感がある。日本人とは日本に戻ってからいくらでもできるので、外国人同級生とすったもんだしたい。
・やらないより、やって失敗するようにしたい(引き続き)。やらない場合、残るのはやらなかったことによる後悔だけだが、やった場合は多少の後悔はあるが、それ以上に失敗→反省→学習→改善のPCDAサイクルを回すことができるのがとても大きい。もちろん失敗をすると少なからずネガティブなリアクションが来るが、いい意味で面の皮を分厚くして、いちいち委縮して「失敗するくらいならやらない」という発想に逃げてしまうことのないようにしたい。
まだまだParticipationが足りないような
・秋学期は、Participation Pointのウェイトが高いマーケティングや経済の成績が、テストの手ごたえの割によくなかった。また、コミュニケーションの授業に至っては、Participation Pointがあるにもかかわらず殆ど何も発言しないまま秋学期を終えてしまいかなりの「やってしまった」感。
・そこで、冬学期は、「もっと発言をして、授業に食らいついていきたい」という目標を持って臨んだ。
・その結果、ある程度はParticipationについて改善を図ることができたとは思う(例:クラスメートに「なんだお前、さいきんよく発言するようになってやるじゃないか」と進研ゼミの漫画のようなことを言ってもらったり、「よーし喋るぞ」と強く意識せずとも喋ることができるようになるなど)
・しかしまだまだ足りない気がする。特に、長めの発言をするときにはやっぱり苦労してしまうし、あるいは生徒間で繰り広げられるゲリラ的ディスカッションには追いつくのに苦労する。英語力を改善しないとどうしようもない長期的な問題という側面もあるかもしれないが、集中力とかやる気によって短期的に解決する部分もあるような気がするので、とりあえずは「引き続き、Participationもっと頑張るぞ」という思いをキープしていきたい。
Go out of your comfort zone
今学期最大の反省がこれ。この目標の達成度がかなり低いので、今学期の満足度はかなり低く、「やってしまった」という思いが残っている。
・勉強の面では、せっかく興味があった科目をたったの1週間でドロップしてしまい、その後余力感があったことを思うと勿体なかったと感じている。ドロップした当初は、「6科目履修して1科目あたり5時間だけ勉強時間を確保するよりも、5科目に履修科目数を減らして1科目当たり6時間勉強時間を確保した方がよいのではないか」と考えた。しかし、今思うと必ずしもそうでもないかもしれない。今学期は実際、1科目1科目について比較的じっくり取り組む時間を確保できたような感触を持っているのだが、比較的勉強時間を確保できなかった前学期と比較して吸収の度合いが著しく改善したとは思えない。余分な時間があっても結局勉強の密度・濃度が低下するだけで、結局のところあまり意味はないのではないかというのが、限られた時間で効率よく勉強できた(気がする)前学期と十二分にある時間をダラダラと費消してしまった今学期を終えての経験則だ。であれば、貴重な2年間、多少アップアップしながらでもいいのでより多くの科目を履修した方がよいと今は考えている。
秋学期の「まあまあいいけど、表彰や奨学金が出るほど素晴らしいわけでもない」という成績を踏まえると、GPAに対する未練をもっとバッサリキッパリと捨て去るべきであったような気がする。すなわち、「どうせB+くらいは取れる」と割り切って、重箱の隅レベルまでテキストを読み込むなどの無駄・過剰をやめて、より多くの科目を履修すべきであったように思う。
ということで、今学期はとりあえず6科目履修からスタートしてみたい。正直シンドイが、就活で忙しかった他の学生が頑張れているのだから、自分も手の抜き方を工夫すればやっていけるはずだ。
(追記)上では威勢良いことを書いてみたが、良く考えると、6科目履修だと、授業に出席するだけなら余裕があるが、グループワークのための空き時間がかなりタイトになってしまう。とりあえず初回の授業は参加するけど、ちょっと無理があるかもな...
・それ以外の面では、気が付いたらジャパントリップ準備にのめりこんでしまい、それ以外をおろそかにしてしまったのが痛恨。本来なら、ジャパントリップの準備もしつつ、遊びやネットワーク拡大・深化も同時に進めるべきであったのだが、日本語で作業ができて作業内容も比較的簡単な(Excelの表作りとか、事務作業とか)ジャパントリップ準備にかまけてしまった。これは他のメンバーがどうこうという問題ではなく純粋に個人的な問題で、一言でいうと易きに流されてしまった。
この問題についてGood Newsがあるとすれば、もうジャパントリップ準備は終わったということだ。易きに逃げようにも、もう逃げる対象が存在しない。ということで否応なく頑張らざるを得ないので大丈夫とは思うのだが、一応気合も入れておくことにしたい。具体的に何をするというのは難しいのだが、抽象的に言うともっと世界を拡げにいきたい。
その他細かい点(これまでに「あ、やっちまった」と思ったこととか)
・質とスピードのバランスを常に意識する。無為に質だけ追及する(=スピードとのバランスを考えることから逃げる)ことがないようにしたい。
・日本的ロジックを極力使わずに議論できるようになりたい(たまにやってしまったので、留学中は撲滅したい)。いま自分が日本的ロジックと思っているのは
- 第三者の権威に頼ったロジック→「●●も自分と同じ意見である(からお前も賛成しろ)」「自分の●●という意見に反対する人はいないだろう」等
- どこかに何らかの「常識」があるという前提にたち、人の発言がその「常識」から外れているとして断定的に批判すること→「ありえない」「開いた口がふさがらない」等。
・外国人同級生と、ケンカになりそうなレベルで(=上っ面レベルではなく、互いの利害にタッチするような深いレベルで)のやり取りをやりたい(今学期できなかったので、来学期は)。秋学期はJ君関連でこのレベルまで下りていくことができたのが今となっては良かったと思っているが、冬学期はメンバーとの相性が良いことが裏目に出てつるっとした人間関係で終わってしまった感がある。日本人とは日本に戻ってからいくらでもできるので、外国人同級生とすったもんだしたい。
・やらないより、やって失敗するようにしたい(引き続き)。やらない場合、残るのはやらなかったことによる後悔だけだが、やった場合は多少の後悔はあるが、それ以上に失敗→反省→学習→改善のPCDAサイクルを回すことができるのがとても大きい。もちろん失敗をすると少なからずネガティブなリアクションが来るが、いい意味で面の皮を分厚くして、いちいち委縮して「失敗するくらいならやらない」という発想に逃げてしまうことのないようにしたい。
Friday, March 25, 2011
Kindle一喜一憂
Kindle熱が高まってきているのだが、決断一歩手前のあたりでウロウロしている。
・教科書は1から順に読むというよりは行ったり来たりしながら読むので、検索するのに便利なデータで教科書を買いたいなと常々思っていた。
・当初、電子書籍はKindleでないと閲覧できないと勘違いしていたので、これまではしぶしぶハードコピーを購入していた。
・しかし、Kindle for PCあるいはKindle for iPhoneがあればKindleデータの閲覧はKindleなしでも可能であることに最近気づき、これまで溜まっていたエネルギーを全て放出するかごとく、来学期の教科書中心に書籍データ(電子書籍)を買いまくっている昨今。
・ところが、PCでの閲覧が今一つ不便。単に文書を読むためだけのためにいちいちキーボードやマウスを操作するのは仰々しいし、目も疲れる。iPhoneでの閲覧はなかなか悪くないが、基本ビューワがiPhoneというのもなんか寂しい。画面でデータ化された文書を読む機会が増えるのであれば、Kindleを買ってもいいのかもという誘惑が自分の後頭部付近でもぞもぞやっている。その点、軽い・目に優しい・PCと同時進行で使えるKindleは魅力的。Kindleで教科書をチェックしつつ、要点をPCに打ち込むとかなかなかいいんじゃないかと妄想している。
(ちなみにiPhoneは思いのほかかなり読みやすい。これまでは合間の暇つぶしはTwitterだったのだが、ここ数日はカフェの順番待ちの間に宿題のリーディングを読むといったストイックなことができるようになり軽く自己満足モード)
といいつつも、やや決め手に欠く感を抱いており、購入できずにいる:
・リーズナブルな普通のKindleは画面が小さいが、果たしてこのサイズで教科書閲覧に耐えるのか?Kindleデータであればフォントサイズの拡大縮小が自由にできるのであまり問題はないが、自炊pdfデータの閲覧にあたりこの液晶の小ささは気にならないのか不安。
・3G機能に意味があるかどうか今一つ判断がつかず、3Gつきモデルと3Gなしモデルのどちらを買えばいいのかわからず、結果Kindleの購入それ自体もためらっている。そもそも、屋外で「あ、この本買おう」と思って外出先で書籍を購入・DLするようなシチュエーションとか、「iPhoneだとアレなのでKindleでweb見よう」というシチュエーションって存在するのかしら?他方、アメリカでは無料WIFIが当たり前のようにそこかしこで利用できるが、日本ではWIFIは基本的に有料なので3Gがあった方がいいのかもしれないと思ったり。自分が現在想定している「自宅で書籍データを入手して、Kindle等に落とす」という使い方だけしかしないのであれば3G機能(WIFIのみ機種+50ドル)に50ドルの価値はないのではないかと思案したり。
ちなみに、KindleというハードではなくKindleデータについてだが、これはなかなか便利だ。特に
・フォントサイズや紙幅を自由に調整できる
・目次から各章にリンクで飛べる
のは素晴らしい。自分にとってちょうどいいサイズに調整してリンクで行ったり来たりすると、特に教科書が実に読みやすくなる。ただ、いくつか不満な点もあり、
・ページ番号という概念が消失しており、「今は全体の何%地点」とかいう概念にとってかわられている。シラバスにはp3からp80まで読めって書いてあるのに、どこがP3かわからないじゃないか..
・フォントがどれも同じなので、雰囲気が出ない(わがまま過ぎか...)
とか何とか考えており、いまだ結論は出ていない。日本語書籍も対応するようになったら一気に購入に傾くとは思うんだけどな。。。
・教科書は1から順に読むというよりは行ったり来たりしながら読むので、検索するのに便利なデータで教科書を買いたいなと常々思っていた。
・当初、電子書籍はKindleでないと閲覧できないと勘違いしていたので、これまではしぶしぶハードコピーを購入していた。
・しかし、Kindle for PCあるいはKindle for iPhoneがあればKindleデータの閲覧はKindleなしでも可能であることに最近気づき、これまで溜まっていたエネルギーを全て放出するかごとく、来学期の教科書中心に書籍データ(電子書籍)を買いまくっている昨今。
・ところが、PCでの閲覧が今一つ不便。単に文書を読むためだけのためにいちいちキーボードやマウスを操作するのは仰々しいし、目も疲れる。iPhoneでの閲覧はなかなか悪くないが、基本ビューワがiPhoneというのもなんか寂しい。画面でデータ化された文書を読む機会が増えるのであれば、Kindleを買ってもいいのかもという誘惑が自分の後頭部付近でもぞもぞやっている。その点、軽い・目に優しい・PCと同時進行で使えるKindleは魅力的。Kindleで教科書をチェックしつつ、要点をPCに打ち込むとかなかなかいいんじゃないかと妄想している。
(ちなみにiPhoneは思いのほかかなり読みやすい。これまでは合間の暇つぶしはTwitterだったのだが、ここ数日はカフェの順番待ちの間に宿題のリーディングを読むといったストイックなことができるようになり軽く自己満足モード)
といいつつも、やや決め手に欠く感を抱いており、購入できずにいる:
・リーズナブルな普通のKindleは画面が小さいが、果たしてこのサイズで教科書閲覧に耐えるのか?Kindleデータであればフォントサイズの拡大縮小が自由にできるのであまり問題はないが、自炊pdfデータの閲覧にあたりこの液晶の小ささは気にならないのか不安。
・3G機能に意味があるかどうか今一つ判断がつかず、3Gつきモデルと3Gなしモデルのどちらを買えばいいのかわからず、結果Kindleの購入それ自体もためらっている。そもそも、屋外で「あ、この本買おう」と思って外出先で書籍を購入・DLするようなシチュエーションとか、「iPhoneだとアレなのでKindleでweb見よう」というシチュエーションって存在するのかしら?他方、アメリカでは無料WIFIが当たり前のようにそこかしこで利用できるが、日本ではWIFIは基本的に有料なので3Gがあった方がいいのかもしれないと思ったり。自分が現在想定している「自宅で書籍データを入手して、Kindle等に落とす」という使い方だけしかしないのであれば3G機能(WIFIのみ機種+50ドル)に50ドルの価値はないのではないかと思案したり。
ちなみに、KindleというハードではなくKindleデータについてだが、これはなかなか便利だ。特に
・フォントサイズや紙幅を自由に調整できる
・目次から各章にリンクで飛べる
のは素晴らしい。自分にとってちょうどいいサイズに調整してリンクで行ったり来たりすると、特に教科書が実に読みやすくなる。ただ、いくつか不満な点もあり、
・ページ番号という概念が消失しており、「今は全体の何%地点」とかいう概念にとってかわられている。シラバスにはp3からp80まで読めって書いてあるのに、どこがP3かわからないじゃないか..
・フォントがどれも同じなので、雰囲気が出ない(わがまま過ぎか...)
とか何とか考えており、いまだ結論は出ていない。日本語書籍も対応するようになったら一気に購入に傾くとは思うんだけどな。。。
Thursday, March 24, 2011
サンフランシスコ(5) 刑務所経由LA戻り
SF出張も最終日。 本日はさらっとアルカトラズ島(SF近隣にある、昔刑務所があった島)を見てそのあと帰宅。
・アルカトラズ島、チケットを事前購入していなかったおかげで、10時半くらいにはついていたのにフェリーの切符は12時半...島は本当に刑務所の島といった感じで面白かったが、ゴルゴ13で史上最凶の刑務所島として2度(正確にはそれ以上)も登場したロベン監獄島の記憶が残っていたので「これなら泳いでSFに戻れるのでは?」とかつい思ってしまった。なにせロベン島の周辺海域には渦がガンガン巻いているので。とはいえ刑務所の雰囲気が気に入り、ポストカードとカップをお買い上げ。
・アルカトラズ島訪問が遅れたおかげで帰宅がやや遅れた。知らずに走って後悔したが、フリーウェイ5号は途中に結構な山越えがあり、夜走るのはわりと怖かった。これまでは夜道を走ることに何の抵抗感もなかったのだが、異国の地にいることなども考えると、なるべく移動は日が出ているうちに済ませた方がいいかもななどと思った。
ちなみに道中の風景は、Windows XPのデフォルト待ち受け画面そっくりの草原風景が延々と続いている。ひたすら乾燥地帯を走るLA-ラスベガス間とはかなり趣きが異なる感じ。Napa ValleyとSimi Valleyとかを比べても一目瞭然だが、ベイエリアはSoCalと違ってあまり乾燥していないというか砂漠っぽくないというか。同じカリフォルニア州でも東京-大阪くらいの距離があるからか、気候も風景もけっこう違うものだなぁと驚いた。
・といった感じでベイエリア出張は終了。
・アルカトラズ島、チケットを事前購入していなかったおかげで、10時半くらいにはついていたのにフェリーの切符は12時半...島は本当に刑務所の島といった感じで面白かったが、ゴルゴ13で史上最凶の刑務所島として2度(正確にはそれ以上)も登場したロベン監獄島の記憶が残っていたので「これなら泳いでSFに戻れるのでは?」とかつい思ってしまった。なにせロベン島の周辺海域には渦がガンガン巻いているので。とはいえ刑務所の雰囲気が気に入り、ポストカードとカップをお買い上げ。
・アルカトラズ島訪問が遅れたおかげで帰宅がやや遅れた。知らずに走って後悔したが、フリーウェイ5号は途中に結構な山越えがあり、夜走るのはわりと怖かった。これまでは夜道を走ることに何の抵抗感もなかったのだが、異国の地にいることなども考えると、なるべく移動は日が出ているうちに済ませた方がいいかもななどと思った。
ちなみに道中の風景は、Windows XPのデフォルト待ち受け画面そっくりの草原風景が延々と続いている。ひたすら乾燥地帯を走るLA-ラスベガス間とはかなり趣きが異なる感じ。Napa ValleyとSimi Valleyとかを比べても一目瞭然だが、ベイエリアはSoCalと違ってあまり乾燥していないというか砂漠っぽくないというか。同じカリフォルニア州でも東京-大阪くらいの距離があるからか、気候も風景もけっこう違うものだなぁと驚いた。
・といった感じでベイエリア出張は終了。
Wednesday, March 23, 2011
サンフランシスコ(4) シリコンバレーとか
宿泊先WIFI有料のせいで、数日前の出来事を思い出しつつ書く。
出張4日目はシリコンバレー方面へ。
市内ホテルを出て、101を経てサンノゼ方面へ。Facebook、Googleの社屋を眺める。Google、Streetviewの車がいっぱい止まっていたが、残念ながら社屋を見たところで感動はあまりない。次は何かのつてを作って内部潜入したいところ。
その後Stanfordにて友人と再会。飲茶をつまみながら思い出話やら互いのMBAの話やらに花をさかせる。
やっぱりGSBはかなり刺激的そうで、話を聞いているととても面白い。
周辺に一揃いなんでもそろっている(にじや、ミツワなど)このエリア、日本人としては住むのも非常に便利そう。食後はその足で学校見学。有名なヤシの木ロード(Palm Tree Roadってそのまんま)を通って教会を見学して、その後土産にスタンフォードグッズを買ってご満悦。
その後Appleへ。住所(Infinite Loop)が面白い。というか地形がそのまんま(ループ状の区画内に本社屋が5つくらい集結している)ショップにてiPhoneケースなどをお買い上げ。たぶんその辺のAppleショップにも売っているんだろうけど(その後、iPhoneと同時に購入したケース代金はAT&Tに連絡したらアカウントに返金してくれることになった)。
次にSand Hills Road(VCの団地)を訪問。本当にVCが何十社とひとつの団地に集積している。たしかにVCは情報が命みたいなところがありそうだから、集積の経済はかなり強く働くのかもな、などと勝手に思ってみた。いくつかちらっと覗いたオフィスのうちとある小さい事務所のホワイトボードを見たら、損益分岐点の絵(固定費の水平線と、限界利益の斜線がクロスする絵)が書いてありなんとなく親近感。うまく言えないが、こんな静かなところだとは思っていなかったのでかなり新鮮な刺激があった。
それにしても、なんでこんな田舎の住宅街としか思えない場所で世界のVC投資の大半が行われているのか不思議。土地余り+近隣に大学+企業団地+交通の便もさほどよくないという外形的な条件だけ見れば、日本でもシリコンバレーといい勝負ができそうな場所はたくさんある気がする。松江なんていいんじゃないかな?小さいベンチャー用のラボオフィスみたいなものが散見されたが、こんなの日本の地方都市も大学周辺とかにわりと結構充実しているんだけどな。及ばない点があるとすれば英語使えないのでグローバルレベルで人が集まらない、大学といっても地方国立大学とスタンフォードではやはり違う、日本の地方都市の保守的な風土といったあたりだろうか。異なる視点からスタートすれば、要はスタンフォードがあるからこそのシリコンバレーということで他の地域にこのような場所を再現することは不可能なのかもしれない。でもやはり、不思議な感覚は拭えずじまい。
SFに戻った後golden gate bridgeをふもとから眺めてみる。ベタに写真撮りまくり。でも関門海峡+関門大橋の方がすごい気が。ちなみに瀬戸大橋と姉妹橋という表示があった。
ホテルへの帰途、SF産で有名なTimbuk2のバックを求めに直営店を訪問したが、なぜか早い時間にもかかわらず閉まっていて残念。でもまあWebでオーダーメードできるしまあいいや。
夕食は多少考えた挙句、考えるのがめんどくさくなり、前日昼と同じR&G Loungeでカニ。
こうやって書くと感動がまったく伝わらない感じで残念なのだが、シリコンバレー、特にSand Hills Roadにはかなり強いインパクトを受けた。ちょっと横を通っただけでこんなにも影響を受けるのだから、スタンフォードの学生なんかになってしまったら、そりゃあ人生の価値観もがらっと変わってしまうのかもしれないななどと感じた。
出張4日目はシリコンバレー方面へ。
市内ホテルを出て、101を経てサンノゼ方面へ。Facebook、Googleの社屋を眺める。Google、Streetviewの車がいっぱい止まっていたが、残念ながら社屋を見たところで感動はあまりない。次は何かのつてを作って内部潜入したいところ。
その後Stanfordにて友人と再会。飲茶をつまみながら思い出話やら互いのMBAの話やらに花をさかせる。
やっぱりGSBはかなり刺激的そうで、話を聞いているととても面白い。
周辺に一揃いなんでもそろっている(にじや、ミツワなど)このエリア、日本人としては住むのも非常に便利そう。食後はその足で学校見学。有名なヤシの木ロード(Palm Tree Roadってそのまんま)を通って教会を見学して、その後土産にスタンフォードグッズを買ってご満悦。
その後Appleへ。住所(Infinite Loop)が面白い。というか地形がそのまんま(ループ状の区画内に本社屋が5つくらい集結している)ショップにてiPhoneケースなどをお買い上げ。たぶんその辺のAppleショップにも売っているんだろうけど(その後、iPhoneと同時に購入したケース代金はAT&Tに連絡したらアカウントに返金してくれることになった)。
次にSand Hills Road(VCの団地)を訪問。本当にVCが何十社とひとつの団地に集積している。たしかにVCは情報が命みたいなところがありそうだから、集積の経済はかなり強く働くのかもな、などと勝手に思ってみた。いくつかちらっと覗いたオフィスのうちとある小さい事務所のホワイトボードを見たら、損益分岐点の絵(固定費の水平線と、限界利益の斜線がクロスする絵)が書いてありなんとなく親近感。うまく言えないが、こんな静かなところだとは思っていなかったのでかなり新鮮な刺激があった。
それにしても、なんでこんな田舎の住宅街としか思えない場所で世界のVC投資の大半が行われているのか不思議。土地余り+近隣に大学+企業団地+交通の便もさほどよくないという外形的な条件だけ見れば、日本でもシリコンバレーといい勝負ができそうな場所はたくさんある気がする。松江なんていいんじゃないかな?小さいベンチャー用のラボオフィスみたいなものが散見されたが、こんなの日本の地方都市も大学周辺とかにわりと結構充実しているんだけどな。及ばない点があるとすれば英語使えないのでグローバルレベルで人が集まらない、大学といっても地方国立大学とスタンフォードではやはり違う、日本の地方都市の保守的な風土といったあたりだろうか。異なる視点からスタートすれば、要はスタンフォードがあるからこそのシリコンバレーということで他の地域にこのような場所を再現することは不可能なのかもしれない。でもやはり、不思議な感覚は拭えずじまい。
SFに戻った後golden gate bridgeをふもとから眺めてみる。ベタに写真撮りまくり。でも関門海峡+関門大橋の方がすごい気が。ちなみに瀬戸大橋と姉妹橋という表示があった。
ホテルへの帰途、SF産で有名なTimbuk2のバックを求めに直営店を訪問したが、なぜか早い時間にもかかわらず閉まっていて残念。でもまあWebでオーダーメードできるしまあいいや。
夕食は多少考えた挙句、考えるのがめんどくさくなり、前日昼と同じR&G Loungeでカニ。
こうやって書くと感動がまったく伝わらない感じで残念なのだが、シリコンバレー、特にSand Hills Roadにはかなり強いインパクトを受けた。ちょっと横を通っただけでこんなにも影響を受けるのだから、スタンフォードの学生なんかになってしまったら、そりゃあ人生の価値観もがらっと変わってしまうのかもしれないななどと感じた。
サンフランシスコ(3) ようやく市内観光
宿泊先にWIFIがなかったので日が開いたが、SF出張の思い出話の続き。
出張3日目。
Golden Gate Bridgeを渡りたかったので少し無理をして、Napa~37(San Rafael方面)~101~Golden Gate Bridge経由でSF入り。
市内ではその有名な坂道を満喫。Lombard St.の有名な下り坂も経験。上り下りしている最中はそれほど怖くないのだが、上り終えたところにある一時停止(こんな急斜面で一時停止させるなよ...)とか下る直前に目の前が一瞬何もないかのように見える瞬間とか、そういうときは結構本当に怖かった。
昼前にはUnion Squareにあるホテルに到着。HPで見たらホテルの駐車料金は高かったので、近隣のPublic Parkingに駐車。Overnightで20ドル取られたが、ホテルが40ドルだったので、負けてはいないのかな。でもホテルにWIFIがないというのはかなり残念だった。1日11ドルとか、さすがに使わないって。
チェックイン時にベッドサイズを尋ねたら1 Queenと言われがっくり。なんとかツインにならないか尋ねたら
ツインになったが、シングル×2なので家族3人にはややシンドかった。
中華街へ歩いて行き、R&G Loungeへ。超繁盛店と聞いていたが奇跡的に空いていて並ぶことなくご入店。遠慮してカニと焼きそばしか頼まなかったがそれでもおなか一杯。蟹おいしい
その後ケーブルカーでFisherman's Wharfへ。アップダウン激しすぎ。坂の町ということで呉を思い出したが、これは呉以上かも...到着地はサンタモニカ的な観光地。ギター弾きのおっちゃんがRoxanneを歌い始めて、おいおいそんな難しい歌大丈夫かよと思ってちょっと興味を持って見ていたら、やっぱり駄目で、1オクターブ下げてもそれでもトチっていた。でも周囲にいたホームレスとか観光客のおっちゃんは喜んで皆一緒に歌っていたし、それ以来自分の頭の中でもずっとこの歌がリフレイン中。
市内はさすがにLAよりは都会だが、でもちょっと小さいかな。もっと離れたところにいい場所があるんだと思うが、ユニオンスクエア周辺をぶらついているだけではさほど感動することはなかった。こころなしLAにはない店が散見されることくらいかな。
夜はホテル近所の刀屋というラーメン屋でラーメン。普通っちゃ普通だが、アメリカにしてはかなり美味しいと思った。付けあわせで出来心でスパイシーツナロールを頼んでしまったが、相性はよくないものの美味しかった。自分達が入ってからしばらくすると店の外は結構な行列。日本の普通のラーメンはアメリカ人を魅了しているぞ。
出張3日目。
Golden Gate Bridgeを渡りたかったので少し無理をして、Napa~37(San Rafael方面)~101~Golden Gate Bridge経由でSF入り。
市内ではその有名な坂道を満喫。Lombard St.の有名な下り坂も経験。上り下りしている最中はそれほど怖くないのだが、上り終えたところにある一時停止(こんな急斜面で一時停止させるなよ...)とか下る直前に目の前が一瞬何もないかのように見える瞬間とか、そういうときは結構本当に怖かった。
昼前にはUnion Squareにあるホテルに到着。HPで見たらホテルの駐車料金は高かったので、近隣のPublic Parkingに駐車。Overnightで20ドル取られたが、ホテルが40ドルだったので、負けてはいないのかな。でもホテルにWIFIがないというのはかなり残念だった。1日11ドルとか、さすがに使わないって。
チェックイン時にベッドサイズを尋ねたら1 Queenと言われがっくり。なんとかツインにならないか尋ねたら
ツインになったが、シングル×2なので家族3人にはややシンドかった。
中華街へ歩いて行き、R&G Loungeへ。超繁盛店と聞いていたが奇跡的に空いていて並ぶことなくご入店。遠慮してカニと焼きそばしか頼まなかったがそれでもおなか一杯。蟹おいしい
その後ケーブルカーでFisherman's Wharfへ。アップダウン激しすぎ。坂の町ということで呉を思い出したが、これは呉以上かも...到着地はサンタモニカ的な観光地。ギター弾きのおっちゃんがRoxanneを歌い始めて、おいおいそんな難しい歌大丈夫かよと思ってちょっと興味を持って見ていたら、やっぱり駄目で、1オクターブ下げてもそれでもトチっていた。でも周囲にいたホームレスとか観光客のおっちゃんは喜んで皆一緒に歌っていたし、それ以来自分の頭の中でもずっとこの歌がリフレイン中。
市内はさすがにLAよりは都会だが、でもちょっと小さいかな。もっと離れたところにいい場所があるんだと思うが、ユニオンスクエア周辺をぶらついているだけではさほど感動することはなかった。こころなしLAにはない店が散見されることくらいかな。
夜はホテル近所の刀屋というラーメン屋でラーメン。普通っちゃ普通だが、アメリカにしてはかなり美味しいと思った。付けあわせで出来心でスパイシーツナロールを頼んでしまったが、相性はよくないものの美味しかった。自分達が入ってからしばらくすると店の外は結構な行列。日本の普通のラーメンはアメリカ人を魅了しているぞ。
Saturday, March 19, 2011
サンフランシスコ(2) というかナパ
SF出張2日目はナパへ。
朝起きたらあいにくなんてものじゃない大雨。テレビではStormがどうのこうの言っている...
仕方がないので、とりあえずまず郊外のショッピングセンターのようなところに行き、娘の長靴をお買い上げ。そこからナパに向かったが、途中少しだけ寄り道をして、念願の急斜面を上ってみてご満悦。こんな斜面にもびっしりと家が建っているのがとても興味深い。LA市民なら「いくらでも土地あいてるから、ここじゃなくてもいいかな」となるのではないだろうか。そんなSFの住宅地に、行ったことないけどヨーロッパを想ってみた。
その後ナパに向かい、UCバークレー留学中の友人と昼飯。互いのMBAプログラムの話とか、子供の話とかにしばし花をさかせた。また、そこで食べた生ガキやらクラムチャウダーやらがべらぼうに美味しかった。LAにあるのかな、ちょっと調べてみよう。
その後は念願のワイナリー巡り。高そうなところはやめようと思っていたのだが、最初に入ったRobert Mondaviは試飲が4杯20ドルとお高め。どれもおいしかったのだが、一番おいしかったのは高すぎたのでその次くらいのものを一本お買い上げ。次に立ち寄ったのはV Sattui。ここはワインの他にチーズやらデリやらが充実していて、そこまで空腹でもなかったのだがついノリでジャンバラヤとかを買ってしまった。ここの試飲は6杯10ドルとさきほどとは打って変わってお値打ち価格。だがさきほどの4杯に加えての6杯はしんどかった...最後の方はなんか試飲を楽しむというより修行かと思った。しかし、皆さん交通法規はちゃんと守っているのでしょうか、、、運転してくれる相方がいないとできない遊びだろ、これ。
その後はナパのホテルにチェックイン→気絶→昼寄ったレストランの入っているファーマーズマーケットを再訪して、おいしそうだったピザとかタコスとか(+地ビール Napa Smith)を満喫→宿に戻って終了。
「郊外の田園風景ならLAの近所にもいくらでもあるぜ」と高をくくっていたナパであったが、LA近郊のカラッカラの風景とは全然違って、なんかとても潤いのある感じの風景(単に雨だからかもしれないけど)。
超都会であるだけではなく近隣にこんな素晴らしい場所を抱えているなんて羨ましすぎるぞSF。
ということで、いまだSF市街地は殆ど見ていないのだが、SF株は急上昇を続けている。
朝起きたらあいにくなんてものじゃない大雨。テレビではStormがどうのこうの言っている...
仕方がないので、とりあえずまず郊外のショッピングセンターのようなところに行き、娘の長靴をお買い上げ。そこからナパに向かったが、途中少しだけ寄り道をして、念願の急斜面を上ってみてご満悦。こんな斜面にもびっしりと家が建っているのがとても興味深い。LA市民なら「いくらでも土地あいてるから、ここじゃなくてもいいかな」となるのではないだろうか。そんなSFの住宅地に、行ったことないけどヨーロッパを想ってみた。
その後ナパに向かい、UCバークレー留学中の友人と昼飯。互いのMBAプログラムの話とか、子供の話とかにしばし花をさかせた。また、そこで食べた生ガキやらクラムチャウダーやらがべらぼうに美味しかった。LAにあるのかな、ちょっと調べてみよう。
その後は念願のワイナリー巡り。高そうなところはやめようと思っていたのだが、最初に入ったRobert Mondaviは試飲が4杯20ドルとお高め。どれもおいしかったのだが、一番おいしかったのは高すぎたのでその次くらいのものを一本お買い上げ。次に立ち寄ったのはV Sattui。ここはワインの他にチーズやらデリやらが充実していて、そこまで空腹でもなかったのだがついノリでジャンバラヤとかを買ってしまった。ここの試飲は6杯10ドルとさきほどとは打って変わってお値打ち価格。だがさきほどの4杯に加えての6杯はしんどかった...最後の方はなんか試飲を楽しむというより修行かと思った。しかし、皆さん交通法規はちゃんと守っているのでしょうか、、、運転してくれる相方がいないとできない遊びだろ、これ。
その後はナパのホテルにチェックイン→気絶→昼寄ったレストランの入っているファーマーズマーケットを再訪して、おいしそうだったピザとかタコスとか(+地ビール Napa Smith)を満喫→宿に戻って終了。
「郊外の田園風景ならLAの近所にもいくらでもあるぜ」と高をくくっていたナパであったが、LA近郊のカラッカラの風景とは全然違って、なんかとても潤いのある感じの風景(単に雨だからかもしれないけど)。
超都会であるだけではなく近隣にこんな素晴らしい場所を抱えているなんて羨ましすぎるぞSF。
ということで、いまだSF市街地は殆ど見ていないのだが、SF株は急上昇を続けている。
Friday, March 18, 2011
サンフランシスコ(1) お出かけ
(1)とか書いてそれ以降が続かないとけっこう寒いのだが、、、
今日からSF出張。多少悩んだが結局一番安直な405→5のルートで延々と北上して6時間弱(含む休憩)。
今日は急遽ネットで見つけたFranciscan Crab Restaurantというところで夕飯。場所がめちゃくちゃベタな観光地っぽいところにあったので入る直前に「初心者向けのあまりおいしくないわりに高い店だったらどうしよう」と思ったのだが、普通においしくてラッキー。蟹を丸ごと一匹やっつけるなど。サービスも良かった。
SF、まだ殆ど見れていないが、何やらLAの1万倍くらい都会である模様。うーん、、、そうTwitterでつぶやいたら、フォローしてもらっている人から「LAはでっかい地方都市です」という現実を直視せざるを得ないコメント頂きしょんぼり。。。ミツワでラーメン食える、なんてのは自慢にもならん...
しかしガソリンが高い。満タンはこれまでざっくり60ドル強だったのに、今日は80ドルも取られてしまった。
円高じゃなかったら本当に死ねるな、これ。
ところで、車中で暇に任せて色々音楽を聴いていて思ったのだが、売れたあとに作られた作品よりも、売れるか売れないかのギリギリのところで必死にもがいて生み出された作品の方が心に迫るものが多いような気がする。
習いたての言葉を使うとChasm。古今東西を問わず音楽家は必ずChasmを超えなくてはならない。超えることができないと売れないまま埋没してしまう。実際、自分がこれまで「お、こいつこれから来るんじゃないの?」と思ってCDを買ったが、Chasmを超えることができず、続編を出せないまま終わった人は少なくない。渋谷HMVの「このアーティストは来る!!」のコピーに何度だまされたことか。
で、例でミスチルを挙げると、彼らにとっては、2作目のKind of Loveは完全に「売れる前、もがいても当たらず悶絶中」で、3作目のVersusは「Chasmを超えるか超えないか、惜しくも越えず」といったところ、4作目のAtomic Heartで「気が付いたらChasmを完全に超えていた」といった感じと言っていいと思う。
自分が今日思ったのは、このChasmを超えるか超えないかのあたりのミスチルに感じられた情熱・みずみずしさ・荒々しさ・狂気といったものは、最早現在のミスチルには表現しえないのではないかということ。おそらく今の桜井さんは、よく言えば肩の力を抜いて、悪く言えば「自分の中に出来上がった勝ちパターン、フレームワークを使いまわして」音楽を作っているのだと推察する。その結果、安定感はあるがあまり心に響かない楽曲、小粒揃いのアルバムばかりになってしまっているように感じる。もしかすると、アーティストがアーティスト足りえるのはChasmを超える極めて短期間だけで、その後はアーティストではなく職人になってしまうのではないだろうか。職人が作る音楽は、例えばサザンなんて確信犯で音楽職人だと思うが、人の心に安心感や満足感を与えることはできるが、心をえぐるような感動を与えることはできないのではないだろうか。あるいは、フレディ・マーキュリーみたいに、もうすぐ死ぬということがわかったことにより「再脱皮」して鬼気迫る感動的な作品を作ってくれた例もあるが。
自分自身もうそこまで情熱もないので、一生懸命「Chasmを超えられそうで超えられずに悶々としている若いアーティストの魂の叫び」をいちいち探し出す元気を持ち合わせてはいない。となると、自分が知っている人がChasmを超えて職人になってしまい、つまんない曲を量産するようになるのを苦い顔で見続けるか、Chasmを超えられずフェードアウトしていくさまを見るのか、その非常につまらない2択を迫られることになる。アーティストに「売れる」以外のインセンティブを持ってもらわないと、そしてできれば「売れる」というインセンティブを全面的に廃棄してもらわないと、彼らが職人になるのを止めることはできないのだろうな...
ちなみに、そう思うきっかけとなった「小粒な、なんかつまらない」楽曲はベト7.
今日からSF出張。多少悩んだが結局一番安直な405→5のルートで延々と北上して6時間弱(含む休憩)。
今日は急遽ネットで見つけたFranciscan Crab Restaurantというところで夕飯。場所がめちゃくちゃベタな観光地っぽいところにあったので入る直前に「初心者向けのあまりおいしくないわりに高い店だったらどうしよう」と思ったのだが、普通においしくてラッキー。蟹を丸ごと一匹やっつけるなど。サービスも良かった。
SF、まだ殆ど見れていないが、何やらLAの1万倍くらい都会である模様。うーん、、、そうTwitterでつぶやいたら、フォローしてもらっている人から「LAはでっかい地方都市です」という現実を直視せざるを得ないコメント頂きしょんぼり。。。ミツワでラーメン食える、なんてのは自慢にもならん...
しかしガソリンが高い。満タンはこれまでざっくり60ドル強だったのに、今日は80ドルも取られてしまった。
円高じゃなかったら本当に死ねるな、これ。
ところで、車中で暇に任せて色々音楽を聴いていて思ったのだが、売れたあとに作られた作品よりも、売れるか売れないかのギリギリのところで必死にもがいて生み出された作品の方が心に迫るものが多いような気がする。
習いたての言葉を使うとChasm。古今東西を問わず音楽家は必ずChasmを超えなくてはならない。超えることができないと売れないまま埋没してしまう。実際、自分がこれまで「お、こいつこれから来るんじゃないの?」と思ってCDを買ったが、Chasmを超えることができず、続編を出せないまま終わった人は少なくない。渋谷HMVの「このアーティストは来る!!」のコピーに何度だまされたことか。
で、例でミスチルを挙げると、彼らにとっては、2作目のKind of Loveは完全に「売れる前、もがいても当たらず悶絶中」で、3作目のVersusは「Chasmを超えるか超えないか、惜しくも越えず」といったところ、4作目のAtomic Heartで「気が付いたらChasmを完全に超えていた」といった感じと言っていいと思う。
自分が今日思ったのは、このChasmを超えるか超えないかのあたりのミスチルに感じられた情熱・みずみずしさ・荒々しさ・狂気といったものは、最早現在のミスチルには表現しえないのではないかということ。おそらく今の桜井さんは、よく言えば肩の力を抜いて、悪く言えば「自分の中に出来上がった勝ちパターン、フレームワークを使いまわして」音楽を作っているのだと推察する。その結果、安定感はあるがあまり心に響かない楽曲、小粒揃いのアルバムばかりになってしまっているように感じる。もしかすると、アーティストがアーティスト足りえるのはChasmを超える極めて短期間だけで、その後はアーティストではなく職人になってしまうのではないだろうか。職人が作る音楽は、例えばサザンなんて確信犯で音楽職人だと思うが、人の心に安心感や満足感を与えることはできるが、心をえぐるような感動を与えることはできないのではないだろうか。あるいは、フレディ・マーキュリーみたいに、もうすぐ死ぬということがわかったことにより「再脱皮」して鬼気迫る感動的な作品を作ってくれた例もあるが。
自分自身もうそこまで情熱もないので、一生懸命「Chasmを超えられそうで超えられずに悶々としている若いアーティストの魂の叫び」をいちいち探し出す元気を持ち合わせてはいない。となると、自分が知っている人がChasmを超えて職人になってしまい、つまんない曲を量産するようになるのを苦い顔で見続けるか、Chasmを超えられずフェードアウトしていくさまを見るのか、その非常につまらない2択を迫られることになる。アーティストに「売れる」以外のインセンティブを持ってもらわないと、そしてできれば「売れる」というインセンティブを全面的に廃棄してもらわないと、彼らが職人になるのを止めることはできないのだろうな...
ちなみに、そう思うきっかけとなった「小粒な、なんかつまらない」楽曲はベト7.
Thursday, March 17, 2011
舌鼓→デロンデロン
・春休み初日の木曜日。とりあえず思う存分寝坊した後(っていつも通りか)娘と公園へ。その後夕方から、クラスメートのS君の家でご飯をお呼ばれ。
S君はそのルーツがアイルランドとのことで、アイルランド料理(スープとか、ポトフ風煮込みとか)デザートとかをおいしく頂いた。ビールはもちろんギネスと、あとHARPSというレギュラー(黒くない)ビール。加えてPOWERSというウイスキーまで頂き、帰宅時には完全に酔っ払い。。。娘と友人の娘(同い年)も打ち解けて仲良くやんやんや遊んでおり、とても楽しい時間を過ごさせてもらった。近いうち、是非うちにも招待してあげたいのだが。
以下思ったことや小噺:
・なんとなく緑の服を着て行ったら、アイルランド色だったのでちょっとだけ受けた。ラッキー。
・S君、奥さんのAさんと夫婦で同じMacbookを使っていた。「S君が朝急いで登校したらうっかり妻のLaptopを持ってきてしまってびっくり」とか「妻がうっかりS君のPCを開けてしまい、あんなものやこんなものを見つけてしまい」といった小事件がありそうだけどどうなんだろう。
・前回訪問したときにもうっすらと感じたが、今回はより強く「個の尊重」のようなものを感じた。
S君に「これ、娘のXXちゃんに」とお土産の本を渡すと「サンキュ、直接渡してあげてくれるかな?」と言われたりとか、Aさんも「S君の妻」というよりも「Aいち個人」として振る舞っていた。「自分の妻のXXです」というよりも「XXで、彼の妻やってます」といった感じ。全然うまく表現できないのだが、、、
S君はそのルーツがアイルランドとのことで、アイルランド料理(スープとか、ポトフ風煮込みとか)デザートとかをおいしく頂いた。ビールはもちろんギネスと、あとHARPSというレギュラー(黒くない)ビール。加えてPOWERSというウイスキーまで頂き、帰宅時には完全に酔っ払い。。。娘と友人の娘(同い年)も打ち解けて仲良くやんやんや遊んでおり、とても楽しい時間を過ごさせてもらった。近いうち、是非うちにも招待してあげたいのだが。
以下思ったことや小噺:
・なんとなく緑の服を着て行ったら、アイルランド色だったのでちょっとだけ受けた。ラッキー。
・S君、奥さんのAさんと夫婦で同じMacbookを使っていた。「S君が朝急いで登校したらうっかり妻のLaptopを持ってきてしまってびっくり」とか「妻がうっかりS君のPCを開けてしまい、あんなものやこんなものを見つけてしまい」といった小事件がありそうだけどどうなんだろう。
・前回訪問したときにもうっすらと感じたが、今回はより強く「個の尊重」のようなものを感じた。
S君に「これ、娘のXXちゃんに」とお土産の本を渡すと「サンキュ、直接渡してあげてくれるかな?」と言われたりとか、Aさんも「S君の妻」というよりも「Aいち個人」として振る舞っていた。「自分の妻のXXです」というよりも「XXで、彼の妻やってます」といった感じ。全然うまく表現できないのだが、、、
Wednesday, March 16, 2011
冬学期Done!
試験期間3日目。Corporate Financeの試験をやっつけて無事今学期も終了!
試験については、、、うーん、今回はどの科目もテストは不完全燃焼だったかも。。。
試験を終えて、学内でちょっと募金活動に参加。その後キャンパスビジットに来てくれた人と一緒に昼飯を食べて、帰宅後娘と公園へ。夕方からの飲み会に30分遅れで行ったら、誰もいないというか開店すらしていなかったので近くのカフェで待機。近くの席のおっちゃんがコーヒーをこぼしたので紙ナプキンの束を渡したら「は?俺に拭けっていうのか?それは店員の仕事だから」と言われしょんぼり。30分後に店を再訪したが2,3人UCLAの人と思われる人がいるが知った顔はいなかったのであきらめて帰宅。。。
ジャパントリップの事後処理についても休みに入る前にメドが付き、すっきり宿題なしの状態で冬休みに入ることができて何より。日本の代わりにベイエリアに行くことにしたので、ベイエリア在住の友人に連絡をとってみたり。
この休みはジャパントリップに行けなくなった代わりに大量の時間を得た。読書したり、この3か月について振り返ってみたり、普段できない「ゆっくりじっくり考える」ということをしてみようかとぼんやり考え中。
試験については、、、うーん、今回はどの科目もテストは不完全燃焼だったかも。。。
試験を終えて、学内でちょっと募金活動に参加。その後キャンパスビジットに来てくれた人と一緒に昼飯を食べて、帰宅後娘と公園へ。夕方からの飲み会に30分遅れで行ったら、誰もいないというか開店すらしていなかったので近くのカフェで待機。近くの席のおっちゃんがコーヒーをこぼしたので紙ナプキンの束を渡したら「は?俺に拭けっていうのか?それは店員の仕事だから」と言われしょんぼり。30分後に店を再訪したが2,3人UCLAの人と思われる人がいるが知った顔はいなかったのであきらめて帰宅。。。
ジャパントリップの事後処理についても休みに入る前にメドが付き、すっきり宿題なしの状態で冬休みに入ることができて何より。日本の代わりにベイエリアに行くことにしたので、ベイエリア在住の友人に連絡をとってみたり。
この休みはジャパントリップに行けなくなった代わりに大量の時間を得た。読書したり、この3か月について振り返ってみたり、普段できない「ゆっくりじっくり考える」ということをしてみようかとぼんやり考え中。
Tuesday, March 15, 2011
雑件3発
・まさかのジャパントリップ中止を受け、急遽春休みは北上してサンフランシスコ観光をすることにした。LAが田舎という意識はないのだが、サンフランシスコに行くとなると急にそわそわして手に汗をかくのは田舎者であることを潜在的に知覚しているからであるのだろうか。
自分の中でサンフランシスコと言えばゴルゴ13の「チャイナ・タウン」。ゴルゴがどこで覚えたのか知らないがカンフーを駆使して標的やらその部下やらを殺しまくる話。是非かの地を訪れた際には、ゴルゴの足跡をたどってみたいものだ、なんて
・春休みが近いこともあり何冊か欲しい本が出てきているのだが、Amazonを見るたびに「うーん、Kindle用電子書籍データの方が安いし、かさばらないな。かといってKindle買うほど読書するかなぁ、うーん」と悶々とするだけで結局何もしない日々が続いていた。
しかし、今日になってようやく「Kindle用電子書籍データをPCで見ることはできないのか?」という素朴な疑問を抱くことに成功。ただちに「Kindle PC」としてG先生の意見を仰いでみたところ、そのままズバリのKindle for PCというソフトが存在することが判明。早速インストールして、色々試しているところ。
しかし、これにより書籍もデータ化が進みそうなのだが、今回の地震でデータを消失した人はたくさんいるんだろうな。現時点において自分もかなりの量のデータを外付けHDにバックアップもなしで保存している(ゴルゴ全巻とか)。自分がこれについてリスクを負ってしまっているのは承知しているのだが、リスクヘッジの方法がDVDに焼くといった程度しか思いつかない。何かないかなぁ。
・春学期の選択科目、2つ(Fixed Income / 中国語)は絶対履修すると決めているのだが、もう一つがなかなか決心がつかない。
- 面白そうだし、本業にも関わりが深そうなのだが、いかんせん朝8時からというのがかなりネックな
"Real Estate Finance"
- 興味の幅を広げるにはうってつけなのだが、やや冒険しすぎな感がある
"Managing Entrepreneurial Organization"
- 馴染みはあるのだが、講師が今回から交代となるので授業が面白いかどうか全く予想がつかない
"International Finance"
そもそも、本業に関連ある分野を固めるのか、知的好奇心の幅を広げるのか、そのあたりの方針もまだふわふわしてしまっている。うーん、悩ましい。
自分の中でサンフランシスコと言えばゴルゴ13の「チャイナ・タウン」。ゴルゴがどこで覚えたのか知らないがカンフーを駆使して標的やらその部下やらを殺しまくる話。是非かの地を訪れた際には、ゴルゴの足跡をたどってみたいものだ、なんて
・春休みが近いこともあり何冊か欲しい本が出てきているのだが、Amazonを見るたびに「うーん、Kindle用電子書籍データの方が安いし、かさばらないな。かといってKindle買うほど読書するかなぁ、うーん」と悶々とするだけで結局何もしない日々が続いていた。
しかし、今日になってようやく「Kindle用電子書籍データをPCで見ることはできないのか?」という素朴な疑問を抱くことに成功。ただちに「Kindle PC」としてG先生の意見を仰いでみたところ、そのままズバリのKindle for PCというソフトが存在することが判明。早速インストールして、色々試しているところ。
しかし、これにより書籍もデータ化が進みそうなのだが、今回の地震でデータを消失した人はたくさんいるんだろうな。現時点において自分もかなりの量のデータを外付けHDにバックアップもなしで保存している(ゴルゴ全巻とか)。自分がこれについてリスクを負ってしまっているのは承知しているのだが、リスクヘッジの方法がDVDに焼くといった程度しか思いつかない。何かないかなぁ。
・春学期の選択科目、2つ(Fixed Income / 中国語)は絶対履修すると決めているのだが、もう一つがなかなか決心がつかない。
- 面白そうだし、本業にも関わりが深そうなのだが、いかんせん朝8時からというのがかなりネックな
"Real Estate Finance"
- 興味の幅を広げるにはうってつけなのだが、やや冒険しすぎな感がある
"Managing Entrepreneurial Organization"
- 馴染みはあるのだが、講師が今回から交代となるので授業が面白いかどうか全く予想がつかない
"International Finance"
そもそも、本業に関連ある分野を固めるのか、知的好奇心の幅を広げるのか、そのあたりの方針もまだふわふわしてしまっている。うーん、悩ましい。
Monday, March 14, 2011
Chasm
昨日からサマータイムが始まり、今日から試験期間。間違っても遅刻することのないよう6時に起きたが、「きっと俺は夏時間の6時に起きたているので大丈夫」と高をくくりそこから7時過ぎまで二度寝。結果オーライだったのでよかったけど緩いなぁ。。
今日の試験はマーケティング。その場でケースを読んで、分析の上提案を書けというもの。UCLA的には3C→セグメンテーション→ターゲティング→ポジショニング→4Pというのがフレームワーク。お題はMetalworking Fluidということでよくわからんけどエマルジョンみたいなものか?自信満々投入した新製品が全然売れずに困っていますというケースで、いわゆるChasmを超えるにはどうすればよいかといった話。
とりあえず先日のブログで「とりあえず、地震にあたり自分ができることとして、勉強しっかりやろう」と考えていた矢先であったので、一応集中して回答をすることができたと思っている。3時間の制限時間のうち、ざっくりケースを読むのが1時間で、そこから2時間かけて回答を作成する感じ。最後の方は多少バタバタしたが、一応時間内に6ページほどページを埋めたし、定量分析もくどいくらい盛り込んだので、まあそんなにひどいことにはならないだろうと期待してはいるが、この科目は宿題の「点数/手ごたえ」比率がやたら低かったので、今回も結果にはあまり自信はない。。。
このケースを読んで、帰宅後いくつか英文ブログを読んだりしていて思ったのだが、自分の英語力もChasmに差し掛かっているのかもしれない。昨年の渡米以来、自分の英語力は、「底力がついた」というよりは「聞き流すコツをつかんだ」あるいは「ななめ読みするツボを押さえた」とかそういった斜め方向にばかり進歩している感じがある。文章を読むスピードは明確に改善したが、その一方で明らかに丁寧さがなくなっている。昔日本にいたときに、よく会社で回覧されるダイヤモンドやら東洋経済やらを1冊5分程度でななめ読みしていたが(文春・新潮・サンデー毎日等は3分で読める)、そのレベルの雑な読み方が癖として定着してしまっている感覚がある。
実務的に「困らない」という意味では悪くない話なのかもしれないが、下手固めというか、もう少し地力のようなものを高めてからでもそういった実践力強化は遅くないような気がする。ついては、来学期は改めて(引き続き)英語力強化を目標の一つとして設定せざるを得ない感じ。外国人同級生との接触時間を圧倒的に増やすことあたりが具体案か。そろそろ学期も終わるし、また総括とか目標設定とか、気が向いたらやってみたい。
今日の試験はマーケティング。その場でケースを読んで、分析の上提案を書けというもの。UCLA的には3C→セグメンテーション→ターゲティング→ポジショニング→4Pというのがフレームワーク。お題はMetalworking Fluidということでよくわからんけどエマルジョンみたいなものか?自信満々投入した新製品が全然売れずに困っていますというケースで、いわゆるChasmを超えるにはどうすればよいかといった話。
とりあえず先日のブログで「とりあえず、地震にあたり自分ができることとして、勉強しっかりやろう」と考えていた矢先であったので、一応集中して回答をすることができたと思っている。3時間の制限時間のうち、ざっくりケースを読むのが1時間で、そこから2時間かけて回答を作成する感じ。最後の方は多少バタバタしたが、一応時間内に6ページほどページを埋めたし、定量分析もくどいくらい盛り込んだので、まあそんなにひどいことにはならないだろうと期待してはいるが、この科目は宿題の「点数/手ごたえ」比率がやたら低かったので、今回も結果にはあまり自信はない。。。
このケースを読んで、帰宅後いくつか英文ブログを読んだりしていて思ったのだが、自分の英語力もChasmに差し掛かっているのかもしれない。昨年の渡米以来、自分の英語力は、「底力がついた」というよりは「聞き流すコツをつかんだ」あるいは「ななめ読みするツボを押さえた」とかそういった斜め方向にばかり進歩している感じがある。文章を読むスピードは明確に改善したが、その一方で明らかに丁寧さがなくなっている。昔日本にいたときに、よく会社で回覧されるダイヤモンドやら東洋経済やらを1冊5分程度でななめ読みしていたが(文春・新潮・サンデー毎日等は3分で読める)、そのレベルの雑な読み方が癖として定着してしまっている感覚がある。
実務的に「困らない」という意味では悪くない話なのかもしれないが、下手固めというか、もう少し地力のようなものを高めてからでもそういった実践力強化は遅くないような気がする。ついては、来学期は改めて(引き続き)英語力強化を目標の一つとして設定せざるを得ない感じ。外国人同級生との接触時間を圧倒的に増やすことあたりが具体案か。そろそろ学期も終わるし、また総括とか目標設定とか、気が向いたらやってみたい。
Sunday, March 13, 2011
What I can do for you
この週末、取り急ぎ募金とか知人友人への連絡といった初動を終えた後、この地震に際して自分にできることは何だろうかとしばし考えてみた。その結果、当面は以下のような感じで過ごすことにしたい。
・今の自分にできることなど募金くらいしかない。せいぜい、人に募金を促すくらい。それ以上のことを何かできるならしたいが、できない以上、「何かできないかな、どうだろな」と悶々とする時間は自分個人にとっても社会にとっても実りあるものではないのでは。
・特に自分は、会社から金をもらって他の同期や先輩後輩が必死に働いているなかで遊学させてもらっている身。彼らの思いや金銭を受託してここにいる立場として、とにもかくにも一生懸命勉強することに専念すべきなんだろうな。で、戻ったら今回何もしなかった分も働く。敢えて言うなら「今回楽させてもらったので、恩返ししたい」というパッションの火を帰国後まで消さずにキープできればよいのだが。
・募金済ませたらとっとと日常モードに戻り勉学なり生活なりに専念するのが、かなりまどろっこしいが間接的に一番世のためになる気がする。留学中なので他の働いている人よりロジックを組み立てるのが一段階ややこしいが、きっと、関係者がそれぞれの地で一生懸命やっているのと同じ情熱を目の前のタスクにそそぐことこそが自分のやることであるという直感はそんなに間違っていない気がする。
・あえて自分にできることがあるならば、それは明るく居続ける、明るく振る舞い続けることではないか。
今現在、本人や家族友人がダメージを受けており精神的に滅入っている人は少なくないが、誰かが人の心に火を灯さなくてはならないはず。であれば、精神的なダメージが軽微な自分が果たせる役割は、明るく前向きな心を持ち続けることではないか。
・他方、募金以外にできそうなネタを持ち合わせていない自分を恥じるべきなんだろうという思いもぬぐえない。正直情けないところではあるが、かといってできないことを今から始めるくらいなら、できることを最大限やるのがベターだと思うので、やっぱり目の前の仕事勉学に一生懸命というのが「持ち駒の中ではいちばんマシ」なんだろう。
さて、以上を具体的なアクションに落とし込むと、「明日のマーケティングの期末試験、笑顔でニコニコしながら一生懸命受験する」といった感じになる。然るに、日中だらだらとツイッターをしていた自分は、完全に言行不一致も甚だしい駄目な人間だなぁとか。。
・今の自分にできることなど募金くらいしかない。せいぜい、人に募金を促すくらい。それ以上のことを何かできるならしたいが、できない以上、「何かできないかな、どうだろな」と悶々とする時間は自分個人にとっても社会にとっても実りあるものではないのでは。
・特に自分は、会社から金をもらって他の同期や先輩後輩が必死に働いているなかで遊学させてもらっている身。彼らの思いや金銭を受託してここにいる立場として、とにもかくにも一生懸命勉強することに専念すべきなんだろうな。で、戻ったら今回何もしなかった分も働く。敢えて言うなら「今回楽させてもらったので、恩返ししたい」というパッションの火を帰国後まで消さずにキープできればよいのだが。
・募金済ませたらとっとと日常モードに戻り勉学なり生活なりに専念するのが、かなりまどろっこしいが間接的に一番世のためになる気がする。留学中なので他の働いている人よりロジックを組み立てるのが一段階ややこしいが、きっと、関係者がそれぞれの地で一生懸命やっているのと同じ情熱を目の前のタスクにそそぐことこそが自分のやることであるという直感はそんなに間違っていない気がする。
・あえて自分にできることがあるならば、それは明るく居続ける、明るく振る舞い続けることではないか。
今現在、本人や家族友人がダメージを受けており精神的に滅入っている人は少なくないが、誰かが人の心に火を灯さなくてはならないはず。であれば、精神的なダメージが軽微な自分が果たせる役割は、明るく前向きな心を持ち続けることではないか。
・他方、募金以外にできそうなネタを持ち合わせていない自分を恥じるべきなんだろうという思いもぬぐえない。正直情けないところではあるが、かといってできないことを今から始めるくらいなら、できることを最大限やるのがベターだと思うので、やっぱり目の前の仕事勉学に一生懸命というのが「持ち駒の中ではいちばんマシ」なんだろう。
さて、以上を具体的なアクションに落とし込むと、「明日のマーケティングの期末試験、笑顔でニコニコしながら一生懸命受験する」といった感じになる。然るに、日中だらだらとツイッターをしていた自分は、完全に言行不一致も甚だしい駄目な人間だなぁとか。。
Friday, March 11, 2011
外国人同級生の底力
初めての外国暮らしだからか、自分はわりと外国人のあんなところこんなところに簡単に敬服してしまう傾向があるように思う。今回もその一環かもしれないが、敬服したものは敬服したので、書いておく。
地震直後から、多くの同級生が励ましとか「何かできることがあれば」系のメッセージをくれている。
被害といえばジャパントリップがオシャカになったくらいで、家族にも友人にも今のところダメージがなかった自分にとっては、彼らのそういった善意はちょっとこそばゆくはあるが、それでも非常に心にしみた(ってジャパントリップ中止は大ダメージだけど)。
正直なところ、自分がこれまで彼らに大して同程度に気遣いをできていたとは思えない。つい最近パキスタンで何か天災があった気がするが、パキスタン出身の同級生に対して自分は何もしなかった。というかどんな天災があったのか覚えてないあたりもう全然ダメだと思う。なので、そういった彼らのアクションを、自分は素直に称賛・反省したい。
また、ジャパントリップ中止の連絡をした夕方には早くも参加予定者中心に同期間でのスキー旅行が企画されていてびっくり。夜には募金活動の動きも始まっているなどもあり、彼らのバイタリティには完全敬服。。。これだよこれ、こういうやつらに会うために自分はここに来ているんだ、そう思わずにはいられなかった。
地震直後から、多くの同級生が励ましとか「何かできることがあれば」系のメッセージをくれている。
被害といえばジャパントリップがオシャカになったくらいで、家族にも友人にも今のところダメージがなかった自分にとっては、彼らのそういった善意はちょっとこそばゆくはあるが、それでも非常に心にしみた(ってジャパントリップ中止は大ダメージだけど)。
正直なところ、自分がこれまで彼らに大して同程度に気遣いをできていたとは思えない。つい最近パキスタンで何か天災があった気がするが、パキスタン出身の同級生に対して自分は何もしなかった。というかどんな天災があったのか覚えてないあたりもう全然ダメだと思う。なので、そういった彼らのアクションを、自分は素直に称賛・反省したい。
また、ジャパントリップ中止の連絡をした夕方には早くも参加予定者中心に同期間でのスキー旅行が企画されていてびっくり。夜には募金活動の動きも始まっているなどもあり、彼らのバイタリティには完全敬服。。。これだよこれ、こういうやつらに会うために自分はここに来ているんだ、そう思わずにはいられなかった。
緊急につき?
地震に関連して感じていること。
地震という緊急事態を受け、色々な方面で緊急的・臨時の対応がなされているが、自分にはこれらが本当に緊急だからといって許されることなのか今一つ確信が持てない。
ひとつは予算。
これまでダラダラやっていたという経緯を踏まえると今からでも急ぐ意義はあるのかもしれないが、地震があったからといって議論が不十分なままに予算計上を行うことは果たしてどれだけ正当なのだろうか。「地震のための費用が足りない→費用捻出のためにAは100億円、Bは300億円抑制することにしたがまだ足りない→将来世代には悪いが国債の追加発行にて1000億円をさらに計上」といった然るべき(と思われる)プロセスがおざなりにされ、なあなあのうちにポンと補正予算で追加予算が計上されてしまう懸念はないか。
自分は「地震復興を今年度の税収だけで実施せよ」という財政原理主義を唱えているわけではない。しかし、「先人が蓄積してくれた財産」「後進がこれから作り上げる価値」といったものをこのタイミングで使うことに対する熟慮は当然なされるべきで、おざなりにされていいことはないと思うのだ。仮に家が火事になったとして修復費用が必要になったとしても、先祖伝来の宝物を売却したり子供のブタさんの貯金箱を割ったりするときはそれなりの熟慮が求められるのではないかと感じずにはいられないのだ。先日の党首会談で、そういったことが話し合われていることを期待しているのだが。
もう一つは保険。
人道的に配慮の必要があるから生命保険約款の地震免責条項を例外的に適用しないという動きがみられるが、これは本当に適切なのだろうか。もちろん人道的であると思うし、そういった判断をすることができる保険各社の経営者は尊敬に値すると思う。しかし、その例外的措置の裏にあるリスクやデメリットに対する配慮がどれだけ深くなされているのかが自分には気になる。たとえば、例外的に地震免責条項を適用しないことで保険金支払いが増加するが、これにより保険会社の財政や収益は例外的に悪化する。相互会社たる一部の生命保険会社なら、あるいは篤志家の少数株主によって所有されている非公開株式会社保険会社なら、会社の所有者たる保険契約者や篤志家株主が望む限りにおいてこのような対応は何ら問題のない行為となろう。しかし、近年多くの保険会社は株式会社化しているが、その場合に今回のような例外的対応をすることは果たして株主に対する背任とはならないのだろうか。免責を適用せずレピュテーションを下げるデメリットと、免責を適用しないことで発生する追加的な費用を勘案した上での合理的な行動なのかもしれないが、自分には株式会社保険会社が本当にこういった「本件が株主に資する」という総合的判断を下して成されたものなのか疑問。それとも、地震免責特約は方便みたいなもので、株主と会社の間で、「実務上、地震免責は適用しない」という暗黙の合意があるので問題はないとか?自分が単にアメリカ型資本主義(???)に染まっているだけなのかもしれないが、どうせなら地震免責条項など無くしてしまった方がよいのではないのかと考えずにはいられない。。。
他にも色々あったような気がするが、2つ具体例を書いてみたら思いのほか長くなってしまい疲れてしまった。
共通する問題意識は、
- いくら緊急事態とはいえ
- 「緊急なのでやむを得ない」というだけが判断根拠だとすると、それは意思決定とは言えず思考停止に過ぎないのではないか。結果オーライで良い結果が出たとしても、それは仕事をしたと言えるのだろうか
- 非常に限られた時間の中で、可能な限りあらゆる可能性に考えを巡らせて、その上で合理的・時には超合理的に判断を下すのが経営者の仕事(=意思決定)というのではないだろうか
というもの。はっきり言ってかなり冷や水というか寒いことを言っているとは思うし「お前が言うな」なのかもしれないが。。。
地震という緊急事態を受け、色々な方面で緊急的・臨時の対応がなされているが、自分にはこれらが本当に緊急だからといって許されることなのか今一つ確信が持てない。
ひとつは予算。
これまでダラダラやっていたという経緯を踏まえると今からでも急ぐ意義はあるのかもしれないが、地震があったからといって議論が不十分なままに予算計上を行うことは果たしてどれだけ正当なのだろうか。「地震のための費用が足りない→費用捻出のためにAは100億円、Bは300億円抑制することにしたがまだ足りない→将来世代には悪いが国債の追加発行にて1000億円をさらに計上」といった然るべき(と思われる)プロセスがおざなりにされ、なあなあのうちにポンと補正予算で追加予算が計上されてしまう懸念はないか。
自分は「地震復興を今年度の税収だけで実施せよ」という財政原理主義を唱えているわけではない。しかし、「先人が蓄積してくれた財産」「後進がこれから作り上げる価値」といったものをこのタイミングで使うことに対する熟慮は当然なされるべきで、おざなりにされていいことはないと思うのだ。仮に家が火事になったとして修復費用が必要になったとしても、先祖伝来の宝物を売却したり子供のブタさんの貯金箱を割ったりするときはそれなりの熟慮が求められるのではないかと感じずにはいられないのだ。先日の党首会談で、そういったことが話し合われていることを期待しているのだが。
もう一つは保険。
人道的に配慮の必要があるから生命保険約款の地震免責条項を例外的に適用しないという動きがみられるが、これは本当に適切なのだろうか。もちろん人道的であると思うし、そういった判断をすることができる保険各社の経営者は尊敬に値すると思う。しかし、その例外的措置の裏にあるリスクやデメリットに対する配慮がどれだけ深くなされているのかが自分には気になる。たとえば、例外的に地震免責条項を適用しないことで保険金支払いが増加するが、これにより保険会社の財政や収益は例外的に悪化する。相互会社たる一部の生命保険会社なら、あるいは篤志家の少数株主によって所有されている非公開株式会社保険会社なら、会社の所有者たる保険契約者や篤志家株主が望む限りにおいてこのような対応は何ら問題のない行為となろう。しかし、近年多くの保険会社は株式会社化しているが、その場合に今回のような例外的対応をすることは果たして株主に対する背任とはならないのだろうか。免責を適用せずレピュテーションを下げるデメリットと、免責を適用しないことで発生する追加的な費用を勘案した上での合理的な行動なのかもしれないが、自分には株式会社保険会社が本当にこういった「本件が株主に資する」という総合的判断を下して成されたものなのか疑問。それとも、地震免責特約は方便みたいなもので、株主と会社の間で、「実務上、地震免責は適用しない」という暗黙の合意があるので問題はないとか?自分が単にアメリカ型資本主義(???)に染まっているだけなのかもしれないが、どうせなら地震免責条項など無くしてしまった方がよいのではないのかと考えずにはいられない。。。
他にも色々あったような気がするが、2つ具体例を書いてみたら思いのほか長くなってしまい疲れてしまった。
共通する問題意識は、
- いくら緊急事態とはいえ
- 「緊急なのでやむを得ない」というだけが判断根拠だとすると、それは意思決定とは言えず思考停止に過ぎないのではないか。結果オーライで良い結果が出たとしても、それは仕事をしたと言えるのだろうか
- 非常に限られた時間の中で、可能な限りあらゆる可能性に考えを巡らせて、その上で合理的・時には超合理的に判断を下すのが経営者の仕事(=意思決定)というのではないだろうか
というもの。はっきり言ってかなり冷や水というか寒いことを言っているとは思うし「お前が言うな」なのかもしれないが。。。
地震
日本で地震。
家族ごと米国に来ているので妻子の消息を心配する必要がなかった点、両親や兄弟がみな東京近郊在住のため無事であった点、これらは幸運だった。ただ、いくつか心配な点、残念な点もある。まず、以前住んでいた福島県が甚大な災害を受けている点。住んでいた白河市というところでも土砂崩れによる死者が出ている。自分の勤務先は仙台に支店があるが、そこで働いている人たちがどうなったのかもよくわかっておらず心配。
直接的な問題としては、来週から始まる予定であったジャパントリップが中止となった。
学校の指示によるものだが、正直なところ指示があってほっとしている。余震が続く日本に同級生を連れて行くという決断も、これまで積み重ねてきた準備を無駄にしてジャパントリップをやめるという決断も、今の自分には「メリデメを勘案して合理的に決断」などとてもできそうにないからだ。また、行くか行かないかについてオーガナイザー7人で議論し、全員が納得のいく結論を出すということもかなり難しかっただろうと思う(多数決でチャチャっと決めるくらいなら簡単にできたかもしれないが)。解決がこの上なく難しくなるだろうと懸念していた問題を解決してもらったことから、情けないが「決めてもらった」ことに安堵せざるを得なかった。自ら決断をしなかったことについて今後後悔するようにも感じているのだが、今は素直にほっとしている。
それに伴い、参加予定者への説明や、返金額についての関係各者との調整といった事後処理が始まっている。
要所要所にて、自分たちの誠意、人格、倫理観のようなものを強く問われる局面があるように感じているので、後始末だからと言って腐らずしっかりやり遂げておきたい。
家族ごと米国に来ているので妻子の消息を心配する必要がなかった点、両親や兄弟がみな東京近郊在住のため無事であった点、これらは幸運だった。ただ、いくつか心配な点、残念な点もある。まず、以前住んでいた福島県が甚大な災害を受けている点。住んでいた白河市というところでも土砂崩れによる死者が出ている。自分の勤務先は仙台に支店があるが、そこで働いている人たちがどうなったのかもよくわかっておらず心配。
直接的な問題としては、来週から始まる予定であったジャパントリップが中止となった。
学校の指示によるものだが、正直なところ指示があってほっとしている。余震が続く日本に同級生を連れて行くという決断も、これまで積み重ねてきた準備を無駄にしてジャパントリップをやめるという決断も、今の自分には「メリデメを勘案して合理的に決断」などとてもできそうにないからだ。また、行くか行かないかについてオーガナイザー7人で議論し、全員が納得のいく結論を出すということもかなり難しかっただろうと思う(多数決でチャチャっと決めるくらいなら簡単にできたかもしれないが)。解決がこの上なく難しくなるだろうと懸念していた問題を解決してもらったことから、情けないが「決めてもらった」ことに安堵せざるを得なかった。自ら決断をしなかったことについて今後後悔するようにも感じているのだが、今は素直にほっとしている。
それに伴い、参加予定者への説明や、返金額についての関係各者との調整といった事後処理が始まっている。
要所要所にて、自分たちの誠意、人格、倫理観のようなものを強く問われる局面があるように感じているので、後始末だからと言って腐らずしっかりやり遂げておきたい。
Wednesday, March 9, 2011
忙殺
試験一週間前(というか中国語は今週)だったりジャパントリップ2週間前だったりするので、なかなかに忙しい日々が続いている。気が張っているようで、つい数週間前までは夕方によく眠くなってうたた寝をしていたが、ここ最近は夕方も眠くならないし夜も「寝よう」と思わないと眠くならない。普段ならビールを飲むとあっという間に眠くなりバタンキューなのだが、ここ数日は小瓶一本で無駄にハイテンションになってしまっているような。死ぬんじゃないかとか、脳味噌の血管が切れるのではないかとか、無駄な心配をしてみたり。働いている同期とか友人に言わせれば「ちょっと忙しくなったくらいで何言ってるんだボケ」って感じなんだろうな。
あまりに暇だとブログに書くネタもないのだが、忙しすぎるとネタは浮かぶが書く暇がないまま忘れてしまい翌日を迎えてしまう。結果として、ここ数日何をしたのか、何を考えたのか、すごい勢いで忘れてしまいつつある。おとといの晩飯なんだったっけ?
ブログのネタ探しのために生きているわけではない。しかし、自分の人生をよりよくするためにこのブログをやってみようと思ったわけだから、忙しいなかでもなんとか時間を捻出して、感じたことをできる限りビビットに書き残しておきたいものだ。
あまりに暇だとブログに書くネタもないのだが、忙しすぎるとネタは浮かぶが書く暇がないまま忘れてしまい翌日を迎えてしまう。結果として、ここ数日何をしたのか、何を考えたのか、すごい勢いで忘れてしまいつつある。おとといの晩飯なんだったっけ?
ブログのネタ探しのために生きているわけではない。しかし、自分の人生をよりよくするためにこのブログをやってみようと思ったわけだから、忙しいなかでもなんとか時間を捻出して、感じたことをできる限りビビットに書き残しておきたいものだ。
Sunday, March 6, 2011
苦労自慢
これまでもいくつか書いた「統計的有意性の低い、超主観的なんちゃって日米文化比較論」の一つ。
最近ふと思ったのだが、アメリカに来て、苦労自慢をされることが格段に減ったような。苦労自慢とは、「●●時まで残業したぜ」という武勇伝とか。結果ではなくプロセスや努力をアピールする点、その努力はしなくてもよかった努力である点あたりが特徴。
自分は2年目とかに、苦労をアピールして上司先輩にたしなめられた思い出がある。
それ以降、自分としては苦労自慢をせずに済むように、苦労する前に仕事を終えたいと思いながら働いてきた
*けど、まだできるようになったとは思わないし、苦労を自慢したり愚痴ったりしたくなることもしばしば)。そんな自分の苦い思い出があるので、苦労自慢とか、無駄な残業とか、そういったものに自分は強い抵抗感を持っている。まあでも残業手当は大いに欲しいのだが...
しかし、ここアメリカでは、そういった「苦労自慢をされてむっとした経験」を殆どしていないことにはたと気が付いた。おそらく、自分の記憶の限りでは、アメリカにて正面きって苦労自慢をかましてきたのは前の班のJ君だけだと思う。「俺はこんなに頑張っているのだから、俺の答案を採用しろ」とか何度か無茶を言われた記憶がある。でも本当にたぶんそれだけ。
感心するのは、どう考えても彼ら同級生はけっこうがっつり苦労しているように見える点。彼らは確実に苦労しているのに、それにもかかわらず苦労自慢をしてこない。明らかに苦労していて疲れている友人はたくさんいる。就活等が大変すぎてミーティングまでに宿題をやってこれない友人なども少なくない。しかし、「俺は苦労しているから云々」と自慢したり、苦労していることを材料に何か自分に有利な結果を引き出そうとしたり、そういったことをしてくる友人は少なくとも自分の周辺にはJ君一人しか今のところ存在しない。宿題の例で言うと、明らかに大変そうなのに無理して宿題を頑張ってくる人か、言い訳なしで「すまん」の一言で宿題をやらずに来る人かの一方。なんだこの武士道精神を持った人間集団は。
これは果たして、アメリカ人、というか、「MBAに来るようなアメリカ人」という人々に間である程度共有されている価値観なのだろうか。クラスメートだけではサンプル数が少なく、確信を得るにはやや心許ない。しかし、仮にそうだとすると、日本人の自分としては素直に賞賛して見習いたい。
最近ふと思ったのだが、アメリカに来て、苦労自慢をされることが格段に減ったような。苦労自慢とは、「●●時まで残業したぜ」という武勇伝とか。結果ではなくプロセスや努力をアピールする点、その努力はしなくてもよかった努力である点あたりが特徴。
自分は2年目とかに、苦労をアピールして上司先輩にたしなめられた思い出がある。
それ以降、自分としては苦労自慢をせずに済むように、苦労する前に仕事を終えたいと思いながら働いてきた
*けど、まだできるようになったとは思わないし、苦労を自慢したり愚痴ったりしたくなることもしばしば)。そんな自分の苦い思い出があるので、苦労自慢とか、無駄な残業とか、そういったものに自分は強い抵抗感を持っている。まあでも残業手当は大いに欲しいのだが...
しかし、ここアメリカでは、そういった「苦労自慢をされてむっとした経験」を殆どしていないことにはたと気が付いた。おそらく、自分の記憶の限りでは、アメリカにて正面きって苦労自慢をかましてきたのは前の班のJ君だけだと思う。「俺はこんなに頑張っているのだから、俺の答案を採用しろ」とか何度か無茶を言われた記憶がある。でも本当にたぶんそれだけ。
感心するのは、どう考えても彼ら同級生はけっこうがっつり苦労しているように見える点。彼らは確実に苦労しているのに、それにもかかわらず苦労自慢をしてこない。明らかに苦労していて疲れている友人はたくさんいる。就活等が大変すぎてミーティングまでに宿題をやってこれない友人なども少なくない。しかし、「俺は苦労しているから云々」と自慢したり、苦労していることを材料に何か自分に有利な結果を引き出そうとしたり、そういったことをしてくる友人は少なくとも自分の周辺にはJ君一人しか今のところ存在しない。宿題の例で言うと、明らかに大変そうなのに無理して宿題を頑張ってくる人か、言い訳なしで「すまん」の一言で宿題をやらずに来る人かの一方。なんだこの武士道精神を持った人間集団は。
これは果たして、アメリカ人、というか、「MBAに来るようなアメリカ人」という人々に間である程度共有されている価値観なのだろうか。クラスメートだけではサンプル数が少なく、確信を得るにはやや心許ない。しかし、仮にそうだとすると、日本人の自分としては素直に賞賛して見習いたい。
Friday, March 4, 2011
ペース低下
最近少しずつブログの更新頻度が低下している。
そりゃあ渡米直後のようなあれもこれも新鮮といった状態がいつまでも続くわけないのは理解できるが、それにしても自分の感受性が少しずつ摩耗している、あるいは刺激を得るためのアンテナを張る努力が緩慢になってきている、そういった危機感が少しずつ出てきているところ。
事後的に「留学中の自分がどのようなことを考え、感じ、行動したのか」振り返りたいと思って作ったこのブログだが、忙しくて更新が滞るならまだしも、書くことが見つからず更新が滞るというのはなんとも悲しい。これまでは無理してネタを探すようなことはせずともちょっと学校に行って帰るだけでいくらでも自分の心を動かすネタが見つかったものだが、これからはいよいよ「ネタを探しに行く」スタンスで臨まないといけないのかもしれないのかな...
そりゃあ渡米直後のようなあれもこれも新鮮といった状態がいつまでも続くわけないのは理解できるが、それにしても自分の感受性が少しずつ摩耗している、あるいは刺激を得るためのアンテナを張る努力が緩慢になってきている、そういった危機感が少しずつ出てきているところ。
事後的に「留学中の自分がどのようなことを考え、感じ、行動したのか」振り返りたいと思って作ったこのブログだが、忙しくて更新が滞るならまだしも、書くことが見つからず更新が滞るというのはなんとも悲しい。これまでは無理してネタを探すようなことはせずともちょっと学校に行って帰るだけでいくらでも自分の心を動かすネタが見つかったものだが、これからはいよいよ「ネタを探しに行く」スタンスで臨まないといけないのかもしれないのかな...
Thursday, March 3, 2011
Characteristics of a good teachers
木曜日。オペレーション→マーケ→夕方にあるジャパントリップの説明会の準備→説明会にちょっと参加→中国語 といった一日。マーケティングと中国語の間に休憩を取らなかったので中国語ではヘロヘロ。。。
マーケティングは火曜と木曜でグループ課題のプレゼンがあった。これはマーケティングとプレゼンテーションの授業の両方で採点対象となるプレゼンで、分析内容だけではなくプレゼンそれ自体の質も問われていた。
自分の班を含め、各班共、プレゼンの授業で習ったフレームワークをきっちりあてはめることに苦労していた。「一つのスライドにあまり情報を入れ過ぎるな」という指導があったのだが、ついついどの班も箇条書きなどによりそれぞれのスライドに大量の情報を盛り込んでしまうなど。プレゼンの授業で習ったフレームワークは確かに有効だと思うが、今回のマーケティングに限らず、実戦への応用面でまだむずかしさを感じてしまう。。。
ジャパントリップの説明会は中国語のため途中で抜けてしまったが、思ったより参加者も多く、アットホームな雰囲気が出せてよかったような気がしている。ただ準備はかなりグダグダになってしまった。学校のプリンタ、あるいはプリンタまでの無線の調子が悪く、印刷コマンドが全然プリンタに飛んでくれず四苦八苦。印刷物は前日までに刷っておけという、新人のときに言われた教訓がふと頭をよぎる。。。
中国語は試験前最後の授業ということで、後半はオフィスアワー状態。気が済むまで先生にあれやこれや質問することができてかなり満足。出願のときによく「●●先生の授業を履修したい」などとエッセイに書いたものだが、先生の知識量や専門分野も大事かもしれないが「どれだけコミュニケーションしてくれるか」も同じくらい大事だなぁと感じた。来学期も引き続き履修する予定なので、可能な限り先生を「使い倒して」みたい。
マーケティングは火曜と木曜でグループ課題のプレゼンがあった。これはマーケティングとプレゼンテーションの授業の両方で採点対象となるプレゼンで、分析内容だけではなくプレゼンそれ自体の質も問われていた。
自分の班を含め、各班共、プレゼンの授業で習ったフレームワークをきっちりあてはめることに苦労していた。「一つのスライドにあまり情報を入れ過ぎるな」という指導があったのだが、ついついどの班も箇条書きなどによりそれぞれのスライドに大量の情報を盛り込んでしまうなど。プレゼンの授業で習ったフレームワークは確かに有効だと思うが、今回のマーケティングに限らず、実戦への応用面でまだむずかしさを感じてしまう。。。
ジャパントリップの説明会は中国語のため途中で抜けてしまったが、思ったより参加者も多く、アットホームな雰囲気が出せてよかったような気がしている。ただ準備はかなりグダグダになってしまった。学校のプリンタ、あるいはプリンタまでの無線の調子が悪く、印刷コマンドが全然プリンタに飛んでくれず四苦八苦。印刷物は前日までに刷っておけという、新人のときに言われた教訓がふと頭をよぎる。。。
中国語は試験前最後の授業ということで、後半はオフィスアワー状態。気が済むまで先生にあれやこれや質問することができてかなり満足。出願のときによく「●●先生の授業を履修したい」などとエッセイに書いたものだが、先生の知識量や専門分野も大事かもしれないが「どれだけコミュニケーションしてくれるか」も同じくらい大事だなぁと感じた。来学期も引き続き履修する予定なので、可能な限り先生を「使い倒して」みたい。
Wednesday, March 2, 2011
食事は授業前に!
今日フードトラック(和訳すると屋台?)で買ったキーマを包んだインド風クレープのような料理、これが超うまかった。紹介してくれたインド系アメリカ人でチームメイトのA君に感謝。ただ、時間がなく授業に持ち込んで食べたところ、部屋中にカレー風味の匂いを充満させてしまい、若干というかかなり微妙なことをやってしまった。中学生ではないが、食事してから授業の教室に入るべきだった。。あと、サイドメニューのヨーグルト。甘くないというかしょっぱいヨーグルトは自分にとって初体験で、これまたとてもうまかった。肝心の料理名を度忘れしてしまったが、感動したので書いておく。
ちなみにA君は以前にも書いた通りマッキンゼー出身で、前にも書いたが日々「さすが」と思わせてくれる。
(ちなみに自分のMBAでやりたかったことの一つは「本場アメリカで投資銀行・コンサルやっている奴らの実力がナンボのものか体感したい」というものなので、彼と同じチームになれたのは自分にとってはとてもラッキー)
さすがと思わせるポイントは
- PC操作が異常に早い(ショートカット駆使など)
- こんがらがった状況を整理するのがうまい(MECEの図をさっと書いてくれるなど)
- 複数の情報を総合する「料理センス」に秀でている(2つのまったく異なる統計をうまく掛け算足し算して、面白い分析を作ってくれるなど)
- 「1言えば10わかってくれる」理解力の高さ。最近はたまに自分と彼の間で「皆まで言わない議論」をガンガン進めてしまい他のメンバーを置き去りにしてしまっているので必ずしもいいことではないけれど...
等。たまに理屈っぽすぎるところを見せるが、そこはご愛嬌。なんにせよ、日々自分が思いもよらない思考回路を披露してくれるのでかなりの知的刺激をもらっている。それに全然高慢なところがないのでとっつきやすいし。
来学期にはひとつ同じ選択授業を取ることがわかっているので、また是非チームを組んでこの知的刺激を引き続き味わいたい。
ちなみにA君は以前にも書いた通りマッキンゼー出身で、前にも書いたが日々「さすが」と思わせてくれる。
(ちなみに自分のMBAでやりたかったことの一つは「本場アメリカで投資銀行・コンサルやっている奴らの実力がナンボのものか体感したい」というものなので、彼と同じチームになれたのは自分にとってはとてもラッキー)
さすがと思わせるポイントは
- PC操作が異常に早い(ショートカット駆使など)
- こんがらがった状況を整理するのがうまい(MECEの図をさっと書いてくれるなど)
- 複数の情報を総合する「料理センス」に秀でている(2つのまったく異なる統計をうまく掛け算足し算して、面白い分析を作ってくれるなど)
- 「1言えば10わかってくれる」理解力の高さ。最近はたまに自分と彼の間で「皆まで言わない議論」をガンガン進めてしまい他のメンバーを置き去りにしてしまっているので必ずしもいいことではないけれど...
等。たまに理屈っぽすぎるところを見せるが、そこはご愛嬌。なんにせよ、日々自分が思いもよらない思考回路を披露してくれるのでかなりの知的刺激をもらっている。それに全然高慢なところがないのでとっつきやすいし。
来学期にはひとつ同じ選択授業を取ることがわかっているので、また是非チームを組んでこの知的刺激を引き続き味わいたい。
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