この週末、取り急ぎ募金とか知人友人への連絡といった初動を終えた後、この地震に際して自分にできることは何だろうかとしばし考えてみた。その結果、当面は以下のような感じで過ごすことにしたい。
・今の自分にできることなど募金くらいしかない。せいぜい、人に募金を促すくらい。それ以上のことを何かできるならしたいが、できない以上、「何かできないかな、どうだろな」と悶々とする時間は自分個人にとっても社会にとっても実りあるものではないのでは。
・特に自分は、会社から金をもらって他の同期や先輩後輩が必死に働いているなかで遊学させてもらっている身。彼らの思いや金銭を受託してここにいる立場として、とにもかくにも一生懸命勉強することに専念すべきなんだろうな。で、戻ったら今回何もしなかった分も働く。敢えて言うなら「今回楽させてもらったので、恩返ししたい」というパッションの火を帰国後まで消さずにキープできればよいのだが。
・募金済ませたらとっとと日常モードに戻り勉学なり生活なりに専念するのが、かなりまどろっこしいが間接的に一番世のためになる気がする。留学中なので他の働いている人よりロジックを組み立てるのが一段階ややこしいが、きっと、関係者がそれぞれの地で一生懸命やっているのと同じ情熱を目の前のタスクにそそぐことこそが自分のやることであるという直感はそんなに間違っていない気がする。
・あえて自分にできることがあるならば、それは明るく居続ける、明るく振る舞い続けることではないか。
今現在、本人や家族友人がダメージを受けており精神的に滅入っている人は少なくないが、誰かが人の心に火を灯さなくてはならないはず。であれば、精神的なダメージが軽微な自分が果たせる役割は、明るく前向きな心を持ち続けることではないか。
・他方、募金以外にできそうなネタを持ち合わせていない自分を恥じるべきなんだろうという思いもぬぐえない。正直情けないところではあるが、かといってできないことを今から始めるくらいなら、できることを最大限やるのがベターだと思うので、やっぱり目の前の仕事勉学に一生懸命というのが「持ち駒の中ではいちばんマシ」なんだろう。
さて、以上を具体的なアクションに落とし込むと、「明日のマーケティングの期末試験、笑顔でニコニコしながら一生懸命受験する」といった感じになる。然るに、日中だらだらとツイッターをしていた自分は、完全に言行不一致も甚だしい駄目な人間だなぁとか。。