Friday, March 25, 2011

Kindle一喜一憂

Kindle熱が高まってきているのだが、決断一歩手前のあたりでウロウロしている。

・教科書は1から順に読むというよりは行ったり来たりしながら読むので、検索するのに便利なデータで教科書を買いたいなと常々思っていた。
・当初、電子書籍はKindleでないと閲覧できないと勘違いしていたので、これまではしぶしぶハードコピーを購入していた。
・しかし、Kindle for PCあるいはKindle for iPhoneがあればKindleデータの閲覧はKindleなしでも可能であることに最近気づき、これまで溜まっていたエネルギーを全て放出するかごとく、来学期の教科書中心に書籍データ(電子書籍)を買いまくっている昨今。
・ところが、PCでの閲覧が今一つ不便。単に文書を読むためだけのためにいちいちキーボードやマウスを操作するのは仰々しいし、目も疲れる。iPhoneでの閲覧はなかなか悪くないが、基本ビューワがiPhoneというのもなんか寂しい。画面でデータ化された文書を読む機会が増えるのであれば、Kindleを買ってもいいのかもという誘惑が自分の後頭部付近でもぞもぞやっている。その点、軽い・目に優しい・PCと同時進行で使えるKindleは魅力的。Kindleで教科書をチェックしつつ、要点をPCに打ち込むとかなかなかいいんじゃないかと妄想している。
(ちなみにiPhoneは思いのほかかなり読みやすい。これまでは合間の暇つぶしはTwitterだったのだが、ここ数日はカフェの順番待ちの間に宿題のリーディングを読むといったストイックなことができるようになり軽く自己満足モード)

といいつつも、やや決め手に欠く感を抱いており、購入できずにいる:
・リーズナブルな普通のKindleは画面が小さいが、果たしてこのサイズで教科書閲覧に耐えるのか?Kindleデータであればフォントサイズの拡大縮小が自由にできるのであまり問題はないが、自炊pdfデータの閲覧にあたりこの液晶の小ささは気にならないのか不安。
・3G機能に意味があるかどうか今一つ判断がつかず、3Gつきモデルと3Gなしモデルのどちらを買えばいいのかわからず、結果Kindleの購入それ自体もためらっている。そもそも、屋外で「あ、この本買おう」と思って外出先で書籍を購入・DLするようなシチュエーションとか、「iPhoneだとアレなのでKindleでweb見よう」というシチュエーションって存在するのかしら?他方、アメリカでは無料WIFIが当たり前のようにそこかしこで利用できるが、日本ではWIFIは基本的に有料なので3Gがあった方がいいのかもしれないと思ったり。自分が現在想定している「自宅で書籍データを入手して、Kindle等に落とす」という使い方だけしかしないのであれば3G機能(WIFIのみ機種+50ドル)に50ドルの価値はないのではないかと思案したり。


ちなみに、KindleというハードではなくKindleデータについてだが、これはなかなか便利だ。特に
・フォントサイズや紙幅を自由に調整できる
・目次から各章にリンクで飛べる
のは素晴らしい。自分にとってちょうどいいサイズに調整してリンクで行ったり来たりすると、特に教科書が実に読みやすくなる。ただ、いくつか不満な点もあり、
・ページ番号という概念が消失しており、「今は全体の何%地点」とかいう概念にとってかわられている。シラバスにはp3からp80まで読めって書いてあるのに、どこがP3かわからないじゃないか..
・フォントがどれも同じなので、雰囲気が出ない(わがまま過ぎか...)


とか何とか考えており、いまだ結論は出ていない。日本語書籍も対応するようになったら一気に購入に傾くとは思うんだけどな。。。