宿泊先WIFI有料のせいで、数日前の出来事を思い出しつつ書く。
出張4日目はシリコンバレー方面へ。
市内ホテルを出て、101を経てサンノゼ方面へ。Facebook、Googleの社屋を眺める。Google、Streetviewの車がいっぱい止まっていたが、残念ながら社屋を見たところで感動はあまりない。次は何かのつてを作って内部潜入したいところ。
その後Stanfordにて友人と再会。飲茶をつまみながら思い出話やら互いのMBAの話やらに花をさかせる。
やっぱりGSBはかなり刺激的そうで、話を聞いているととても面白い。
周辺に一揃いなんでもそろっている(にじや、ミツワなど)このエリア、日本人としては住むのも非常に便利そう。食後はその足で学校見学。有名なヤシの木ロード(Palm Tree Roadってそのまんま)を通って教会を見学して、その後土産にスタンフォードグッズを買ってご満悦。
その後Appleへ。住所(Infinite Loop)が面白い。というか地形がそのまんま(ループ状の区画内に本社屋が5つくらい集結している)ショップにてiPhoneケースなどをお買い上げ。たぶんその辺のAppleショップにも売っているんだろうけど(その後、iPhoneと同時に購入したケース代金はAT&Tに連絡したらアカウントに返金してくれることになった)。
次にSand Hills Road(VCの団地)を訪問。本当にVCが何十社とひとつの団地に集積している。たしかにVCは情報が命みたいなところがありそうだから、集積の経済はかなり強く働くのかもな、などと勝手に思ってみた。いくつかちらっと覗いたオフィスのうちとある小さい事務所のホワイトボードを見たら、損益分岐点の絵(固定費の水平線と、限界利益の斜線がクロスする絵)が書いてありなんとなく親近感。うまく言えないが、こんな静かなところだとは思っていなかったのでかなり新鮮な刺激があった。
それにしても、なんでこんな田舎の住宅街としか思えない場所で世界のVC投資の大半が行われているのか不思議。土地余り+近隣に大学+企業団地+交通の便もさほどよくないという外形的な条件だけ見れば、日本でもシリコンバレーといい勝負ができそうな場所はたくさんある気がする。松江なんていいんじゃないかな?小さいベンチャー用のラボオフィスみたいなものが散見されたが、こんなの日本の地方都市も大学周辺とかにわりと結構充実しているんだけどな。及ばない点があるとすれば英語使えないのでグローバルレベルで人が集まらない、大学といっても地方国立大学とスタンフォードではやはり違う、日本の地方都市の保守的な風土といったあたりだろうか。異なる視点からスタートすれば、要はスタンフォードがあるからこそのシリコンバレーということで他の地域にこのような場所を再現することは不可能なのかもしれない。でもやはり、不思議な感覚は拭えずじまい。
SFに戻った後golden gate bridgeをふもとから眺めてみる。ベタに写真撮りまくり。でも関門海峡+関門大橋の方がすごい気が。ちなみに瀬戸大橋と姉妹橋という表示があった。
ホテルへの帰途、SF産で有名なTimbuk2のバックを求めに直営店を訪問したが、なぜか早い時間にもかかわらず閉まっていて残念。でもまあWebでオーダーメードできるしまあいいや。
夕食は多少考えた挙句、考えるのがめんどくさくなり、前日昼と同じR&G Loungeでカニ。
こうやって書くと感動がまったく伝わらない感じで残念なのだが、シリコンバレー、特にSand Hills Roadにはかなり強いインパクトを受けた。ちょっと横を通っただけでこんなにも影響を受けるのだから、スタンフォードの学生なんかになってしまったら、そりゃあ人生の価値観もがらっと変わってしまうのかもしれないななどと感じた。