近所にあるロジャーダンというゴルフショップ、売りが「90日以内返品は100%リファンド。ただし、店内ポイントに限る」というもの。つまり、返品したその足で買い替える前提であれば、好き勝手に取り換えることができるというもの。
※昔は「3回まで」という注意書きがあったのだが、最近はその注意書きもなくなった。昔から「この店、どうやって『これが一連の買物における3回目の返品』とかトレースしてるんだろと不思議に思っていたのだが、おそらくトレースできていなかったのではないかと思料される。実際、自分も4回返品しちゃったことあったし。。
このシステムに乗せられて、この2年間で結構な数のクラブを買っては売り..とやってしまった。ドライバーは6本くらい、フェアウェイウッドも4本ほど、ユーティリティも3本くらい。アイアンセットも3セット、パターも4本。
でも、通算コストは、それぞれ1セット分なので...おい結構な金額じゃないか...
(でもまあ、日本から持ってきていたクラブが思いのほか高く売れたりしたのだけど)
いずれにせよ、この店(あるいはeBay)のおかげで、実に多くのクラブを試す機会に恵まれたので、少なからずクラブの良しあしを評価できるようになってきた(あくまで、自分にとっての、という注釈つきだが)。例えば、
・アイアンのバウンス。店の地面や堅い人工芝の上で「くるっ」とクローズ方向に回ってしまうアイアン、一見「使いにくそう」「真っ直ぐ構えられない」とか心配してしまう。でもこれ、実は、バウンスがあるということを示しているに過ぎない。本番のラフやフェアウェイと言った柔らかい地面の上では、こういったクラブもくるっと回ることなくちゃんと構えられる。むしろ、バウンスのおかげで手前に落ちてもダフらないし、全体的にミート率が改善するし飛距離も伸びるのでアマチュアレベルでは利点の方が大きい。
・ウェッジのバウンス。これも同様で、ザックリしないのが大バウンスの利点。他方、大きいバウンスは練習場や店の試打スペースあるいはベアグラウンドのような固いライでは跳ねてしまいトップするリスクが大きくなる。結局自分は、アプローチウェッジだけPingではなくClevelandのバウンスが小さいものを使い、サンドウェッジ及びロブウェッジはPingのEye2 xgというバウンスの大きいものを使うことで対処している。カラーや花道といったところからのランニングアプローチは経験則上アプローチウェッジの方がミスが少ない一方、残りウン十ヤードからのピッチショットはサンドウェッジが、花道からのホップショットはロブウェッジが適している感じ。
てか、フェアウェイウッドを一本減らしてロブウェッジを加えてからアプローチが随分楽になった。56度とかで高い球低い球打ち分けるのは、月一ゴルファーには無理だが、ロブウェッジは誰でも簡単に高い球が打てる。。
※バンカーは未だ模索中。。嗚呼
・シャフトの硬さ。硬いシャフトの方がコントロールできる雰囲気はある(振っていてしっくりくる)が、自分が数打って試した結果、柔らかいシャフトの方がパフォーマンスがはるかに良い。普通に振ってどスライスあるいはどトップがでてしまうシャフトは固すぎることを示唆する。柔らかいシャフトはときに引っかけが出るが、アマチュアレベルにおいては、引っかけは最も調整可能なミスであり気にしない方が良い。硬すぎるゆえのどスライス等の方が対処困難。そういう観点から言って、US物のRシャフトが自分にとっては最適。おそらく日本ではSRくらいの硬さだろうか。但し自分が愛好するPingはシャフトが全体的に柔らかいので、スチールでもカーボンでも1ランク硬い物を選ぶのが結構重要。
・ライ角。アイアンをフラットなものに取り換えてから2打目の気楽さが劇的に変わった。それまではバウンスが小さく、かつライ角がアップライトなものを使っていたので、ザックリやど引っかけが頻発していたのだが、新しいアイアン(Pingのi15-フラットな赤ドット)に取り換えてから見事に引っかけが激減した。アイアンをフラットにするとスライスが出やすくなるという話はきくが、今のところ自分にはそういった症状は見られない。むしろ、捕まり自体は前のアップライトだったアイアンよりはるかに良い。
・ドライバーのヘッド:初心者でスライスに苦しんでいた頃は、とにかくスライスが嫌だったので、重心距離の短いタイトリスト905Tを長く愛用していた。しかし、「ど」スライスをおおむね克服した昨今、重心距離が長いヘッドで左15度くらいの方向を向いて確信犯で「ちょいスライス」を打つのが一番楽ちんであると感じるようになってきた。この段階で重心距離が下手に短いものを使うと、右にも左にも...というどうしようもない状態になったのだが、重心距離が長い今のバーナー2.0 というドライバーに変えてからはゴルフが本当に楽になった。常に正面かちょい左を向けば、だいたい変なことにはならないと言う感じ。昔はロフトの大きいものを好んだが、試行錯誤の結果、「柔らかいシャフトで飛ばし、小さいロフトで上げ過ぎない」という組み合わせが一番自分にとって飛んで曲がらない気がするので、ドライバーはUS物のRシャフト、9.5%を使っている。その直前に10.5度のSを使ったが、どうにも駄目だった。
・パター。薄いピン型、中くらいのマレット方、大きい2ボール型とあるが、自分は結局ピン型に落ち着きつつある(予備としてマレットを一つストックしているが)。マレットや2ボール型は、ヘッドの大きさのおかげで何をやってもクリーンヒットしてくれるのだが、少なくとも自分にとっては、距離感合わせが致命的に難しい。1mの正確性を犠牲にしてでも、10mを1m以内に寄せることが容易なピン型の方がアマチュアレベルにとっては良いのではないかと言うのが自分の結論。