Thursday, April 19, 2012

最近なんちゅうか平和で、心の揺れ動きがあんまりなくて、ブログもすっかりフラットな感じだなぁ。。

「これは今日のうち書いておきたい」というネタも特にないので、ここ最近「書こうかな」と思っていたネタを虫干し。

■ 猫

猫ひろしはそんなに悪いのか。というか、批判している人たちは一体どういう立場から批判しているのか。

完全な個人的見解だが、人を無邪気に批判してもまあ許されるのは、①上司 ②親友 ③家族 といったところで(上司は若干怪しいが)、それ以外の赤の他人が猫ひろしを批判したいのであれば、
・ 批判する内容(陸上、国籍等)について、彼よりも卓越した実績を有する
・ 批判する内容について、猫ひろしに万一反論されてもちゃんと真摯な議論ができるレベルで勉強している
・ 猫ひろしの行動の結果、本人が直接何かしら不利益を被っている(ただし「気分を害した」は除く)
あたりの資格を有している必要があるとけっこう真剣に考えている。

それに、いやほんとに、猫ひろしが本件実現のためにどれだけ努力したか知ってるのかお前らはとお聞きしたい。自分も知らないが(えっ)、おそらく、情報収集からその実行に至るまでのプロセスは平たんではなかっただろう。きっと、呑気に批判しているあなたより1万倍は努力していたと思うのだ。

一生懸命努力すれば許されるってもんじゃない?もちろん。努力すれば良いというものではない。結果がすべて?仰る通り。しかしこの点において、猫ひろし、結果出してるじゃん。結果を出したからカンボジア代表になったのだろう?ところであなたはどんな結果をあげたのだ?

気持ちはわかるが、猫ひろしより努力していないなら、あるいはマラソンカンボジア代表と同じくらいの素晴らしい結果を出していないのであれば、批判するエネルギーを他のことに向けた方がよほど生産的だと思うのだ。部屋でマスターベーションしてた方がまだあなたの人生にささやかな幸せをもたらすんじゃないかとさえ思う。

一般論レベルで議論すると、批判が何かしらポジティブなものを生み出せるシチュエーションは、正直なところ滅多にない。仕事における議論、学術会議、そのくらいのものだ。日常生活レベルでは、人の批判する暇あったらその分自分の努力しとく方がかなりの確率で生産的であると思う。てっきりこれは誰もが知ってるライフハックだとばかり思っていたが、猫の一件を見ると皆全然わかってないじゃないかと思って憤ってしまう。

著名ブロガーが政治や経済を批判しうるのは、彼らが批判できるだけの勉強や経験蓄積をちゃんとしているからだ。
大学教授が自分のライティングをぼろくそに批判できるのは、彼らが当該分野について徹底的に勉強してきたからだ。
ベンチャーキャピタリストがベンチャー企業のビジネスプランを酷評できるのは、彼らが当該業界でトラックレコードを出してきたから、身銭を切っているからである。
自分の妻が自分のあれこれに文句を言ってくるのは、妻がそれにより直接的な不利益を被るから、あるいは妻が真剣に自分のことを気にかけてくれているからである(たぶん)。

何もしてないあなたは、日本経済を批判する暇があればミクロ経済学でも勉強すればいいし、どこぞのベンチャー企業の失敗を笑う暇があれば自分で何かビジネス考えてみた方がよほどお互いのためになる。ビジネスプランが難しいなら、多分腕立て伏せとかでもいい。腕立てとかちゃんとやれば、終わる頃には猫ひろしに対するネガティブな感情など霧消しているんじゃないかしら。

自分自身は、批判をちゃんと受け入れることのできる人間でありたいと思っているし、批判してくれる友人や仕事相手に恵まれたいとさえ思っている(もしかしてマゾだったりして)。つまり、個人的には批判大歓迎である。でも、他人の批判は殆どの場合エネルギーの無駄なので、ツイッターとかに独り言形式でちょろちょろっと当たり障りないレベルで愚痴を書いたり家族に愚痴言ったりしたら、あとは忘れて勉強とかゴルフとかしたいと思っている。なので、ドヤ顔で言う資格もないのに他人に批判ぶっている人を見ると疲れてしまうのだ。

自分は猫ひろしを批判する立場にはなく、応援するかしないかだけがオプションとして与えられている「その他」カテゴリーの人に過ぎない。彼を批判している99%の人も同じ立場。気に入らないならスルーして仕事なり恋愛なりマスターベーションなり、自分のこと楽しめばいいじゃないか。もし少しでも共感できるなら、自分のように応援すれば、何かしらいい気分になって人生得した気分にさえなるのだ。無為な批判は結構。できれば聞きたくもないんだよな...

という長ったらしい批判(あれ、批判してるぞorz)

※ もちろん自分も多かれ少なかれ言行不一致で、少なからず無為に批判言っちゃったりもするのだけれど...嗚呼人間だものorz