■ PJ進捗
プロジェクト5週目から6週目にかけては、ドラフトの微調整を行ったあと、教授にそれを提出する感じで、どちらかというと動きの少ない時期であった。
もうひとつのケースについても、スペイン人君とメキシコ人君のコンビで無事作業が進んでいるそうで何より。
で、教授から色々コメントをもらい、それを反映。ゴールはもう少し...
■ ワークショップで見えてきた本プログラムの影
授業のプログラムの一環として、ライティング及びプレゼンテーションに関するワークショップが開催されたので参加してみた。
ワークショップそれ自体はまあまあ参考になる程度の幹事だったのだが、印象に残ったのは、そこで練習として行われたプレゼンテーション。クラスメートの数人が実際に前に出て、現時点でのPJの結論のようなものをプレゼンしたのだが、驚くほどクオリティに差があってびっくり。
このPJに対して、顧客は確か$10,000支払っていると聞いている(自分達は顧客を持つコンサル型PJではなくリサーチ型PJなので顧客がいないのだが)。数名がプレゼンしていたが
・顧客がどいつもこいつもNPO。伝え聞く限りでは、多くのNPOは別にスポンサーを持っていて、他人からもらった金で当校にコンサルを依頼しているらしく、多くの顧客が当事者意識を持っていないらしい。そのため、学生と顧客の連携も悪く、学生の提案は聞き流されて終わり...という感じになっているところが多いとのこと。
・で、そういう状況を反映してか、NPO向けのコンサルをしている人のプレゼン、Mck出身者による秀逸なプレゼンを除いて、残り全てがびっくりするほどしょぼかった。百万円もらっておいてそれかと怒鳴りたくなるレベル。。
・また、今日はプレゼンしている人はいなかったが、コンサル・リサーチの他、自分達で実際にビジネスをやってみるというPJも許可されているが、はたから見る限り、多くの起業型PJは単なるインターネット遊びに過ぎないレベルに終始している。それはそれで学びはあるのかもしれないが、ちゃんとした選択科目2つ分の価値が果たしてあるのかどうか、疑わしい。
一部のチームはいい感じにPJを回しているとも聞くが、それ以外のチームがそうでもない状況から鑑みると、このPJ型授業は必修としない方がいいと本当に思う。選択にすれば、受けたい人は頑張るし、受けたくない人は他の関心分野に集中できる。UCLAの下部組織とかで官僚的な予算制度で回っている組織に対するお遊びコンサルで8単位取るくらいなら、素直に2つ選択科目を増やした方がいいのではないか。自分のいた東大経済学部は卒論が選択制で、書かないならその分選択科目を一つ取ればよいというシステムだったのだが、UCLAも真剣にそのシステムを検討すべきだ。必修としてやるなら、現在殆ど機能していないPJ専門オフィサー達を総とっかえして真剣にクライアント獲得など努力させるべきだろう。
自分達は顧客をとらないPJにしたのであまり気にせず済んだが、顧客を取るチームの多くがそういった矛盾にさいなまれているのを見ると、この8単位の意義がかなり疑わしくなってきた。ということで、フィードバックの機会を見つけたら、その点しっかり書くこととしたい。