・サンディエゴ二日目。朝食はホテルでビュッフェ。マッシュポテトとかスクランブルエッグとか、あらゆるおかずにケチャップが合うことと言ったら...
完全に醤油と同じ役割なんだけど、醤油とケチャップという全く違う食品が全く同じ役割を演じることに今更ながら驚き。
・ホテルを出て、いざSea Worldへ。ここも動物園同様、とにかくデカい...水族館というよりはディズニーランドの方に近い気がする。いわゆる水族館は構成要素のひとつに過ぎず、シャチショーやらイルカショーやら「セサミストリート子供広場」やら色々なものがある。とてもではないが一日では回りきれず、本日はシャチとイルカとサメとセサミストリートでギブアップ(半年以内にもう一度入園できるチケットなのでOK)。
イルカとサメはさして印象には残らなかったが、シャチはかなり面白かった。シャチの飛んだり跳ねたりといったアクションそれ自体ももちろん面白かったのだが、全体のストーリーがよく練られていて大人でも思わず歓声をあげてしまう内容だった。
・シャチショーの冒頭、「今日はゲストが来ている」との切り出しで招待されて来ている退役軍人の黒人が名指しされた。恥ずかしそうに立ち上がり周囲に手を振る彼に対して会場一同拍手。スポーツ観戦でよく経験するこの退役軍人への感謝セレモニー、「アメリカの健全な精神」のようなものを感じることができるため、個人的には嫌いでない。
また、この手のイベントを体験するたび、この国にとって戦争が60年以上前の歴史上の出来事なんかではなく現在進行形のものであるということを意識させられる。米国に留学することで当然色々な見識を得ているが、この「戦争は現在進行形で続いていること、あるいは、退役軍人や戦死者が現在進行形で発生し、また彼らが敬意を受けていること」に対するセンスのようなものは特に重要なものに感じられる。
・Sea Worldを出た後、車で15分ほどの距離にあるLa Jollaへ。聞いてはいたが景色がヤバい!!!ざっぱーんと砕ける波、空を舞うカモメの鳴き声、岩場に寝そべるアザラシののんきな顔。サンタモニカやマリブと似ているといえば似ているのだが、絶景っぷりは一段抜けている印象がある。
・夜はネットで調べて見つけたSea Rocket Bistroへ。予約の電話の対応がフレンドリーだったので期待をもってHPを見てみたところ、いまどき風のブログベースのHPなのでページ内の情報を探すのが非常に楽。何層にも連なるごっついHPを作って自己満足しているあらゆるレストランのHP担当者にこのHPを見て学んでもらいたい。
料理はあんまり高くもなく、かつとても美味しく最高の一言。娘のことも普通に歓迎してくれたし、サービスも店の雰囲気もきわめてアットホーム。広島時代に足しげく通ったスペイン料理店を思い出した。値段も昨日のSushi Otaと比べたら50ドルくらい安いし(しかも今日は酒も飲んだのに)。絶対にまた来たい。
というか、きっと家の近所でもサンタモニカあたりにこのクオリティの店がないわけがないと思うので、それを見つけたい。「とっておきの店」が家から車で2時間半というのはさすがにちょっと...
-Starter(和訳は前菜でいいのかな?)のウニはなんとびっくり大きなウニの殻ごとやってきた。しかもまだ殻がピクピク動いており新鮮さが窺える。
-1個2ドルの生ガキは今日は4つしか頼まなかったが、火曜日なら1個1ドルになるとのことなので是非火曜日に再訪して10個くらい食べてみたい(生ガキだけで満腹になるのが自分の果たせぬ夢のひとつ)。
-タパスもすべて美味しかった。オリーブ、イワシ、ホタテのパテ...特にオリーブ最高。広島時代にお気に入りであったスペイン料理店でよくオリーブを食べながらワインをガブガブ飲んでいたことを懐かしく思い出した。オリーブとピクルスは(アメリカ料理かヨーロッパ料理か不明だけど)お気に入り。MBA終わって帰国したら、家で自家製酢漬けオリーブピクルスでも作ってみようかな。
-ワインも、適当に安いのを頼んだのだが美味しかった。車で来たのが実に恨めしい。一口もらった妻注文のサングリアも最高。
-メインのYellow tailのソテーももううまいの一言。娘が気に入ったようでクレクレ言ってきたので半分くらいしか食べられなかったのが残念。
といった二日目。いやー最高ですわサンディエゴ...