Saturday, November 6, 2010

思いつき数点

最近思いついたことを備忘メモ。

・思えば就職活動をしていた学生のときには、「30歳で年収1,000万円」というキーワードが頭にまとわりついていた。翻って、アラサーの今現状を確認してみると...

-自分目線:留学中の特殊な給与体系のおかげで、あるいは残業代がこの2年間ゼロで固定されることから、1,000万円なんて全くもって射程外。嗚呼
-会社目線:学費+諸経費あわせると、たぶん年間2千万を上回る金額を自分に支出していると思われる。MBAによりもたらされる期待効用を金銭換算の上現在価値に落とし込んだらもっといい数字が出てくるだろうけど、それ抜きでもなかなかの金額。

結論:目線をちょっと変えれば、あーら不思議、自分はその辺の投資銀行マンと同じくらい会社からベネフィットを獲得できているようだ。若干草食系・負け惜しみの匂いを消しきれていない思考回路ではあるが、あまり「俺は不幸」オーラは出さないようにしよう。

・ビジネススクールの教師は、統計でも会計でも、ややこしい諸概念を実にスマートに説明してくれる。非常にシンプルに説明してくれるので、聞いている側は一瞬「なんだ、簡単じゃないか」と錯覚してしまうほど。けだし、不特定多数あるいは素人を相手にしたときの対応としては、こういう対応こそがあるべき姿なんじゃないか。難しいことを簡単に説明するのが知識人の美徳であり、簡単なことを無駄に難しく言うことは知識人の恥ずべき態度ではないかと。自分は往々にしてややこしい話を持ち出す癖があるので、自戒を込めて。

・確証を得るには至っていない仮説だが、アメリカ人って日本人よりも権威に弱い気がする。学歴の鵜呑み度合いが高い気がするし、教科書や教授の言うことを鵜呑みにする傾向が強いし。だとすれば、将来アメリカ人と衝突があったときには、当方のアメリカ人に対する対抗戦略は「早めに偉い人を投入し、屈服させてから詳細煮詰めを行う」というのが適切である気がする。