Saturday, November 6, 2010

風邪悪化、親の金で起業

・金曜日。学校で講演聞いて、図書館で勉強して、風邪が悪化して、夜クラス飲みに参加してバタンキュー。

・学校の講演会の題目は「ケースインタビュー」。いかんせん未体験なので、一般的な情報整理術との違いが今一つピンと理解できなかった。

・その後図書館へ。中間試験が終わったら、少し授業の難易度が高まったような印象がある。また、中間試験を受けたおかげで、自分の立ち位置が「あまり勉強しなくてもA」ではなく「勉強しなければ、平均点が精々」ということがわかった。平均点に安住するのもあれなので、A目指してひと頑張りしてみようと思っている。そういった文脈で図書館に足を伸ばしてみた。しかしあまりに寒く、風邪気味だったのが明確な風邪に変化。水っぽい鼻水が出ているので、日本で愛用していた保湿ポケットティッシュが本当に欲しい。これってニジヤかミツワに売っているのかな。

・帰宅時には勉強+冷房で朦朧としていたが、さほどの時間的余裕もなく(娘と公園に行ったため)そのまま飲み会へ。Brentwoodに住む8名の友人宅を練り歩き、各部屋でそれぞれ異なる酒を飲むという趣向の遊び。近所迷惑で怒られたりしないのかと勘繰りたくなるほどの大盛況。クラス飲みのはずだが知らない人もちらほら。ほかのクラスにいる人ならまだしも、クラスメートの高校時代の学友も...

あまり深く考えず、単に夜だから寒そうといった理由でウィンドブレーカー(ジャケット?パタゴニアのペラペラのやつ)を着込み、またパスポート等を入れるため小さいリュックを背負っていった。すると、クラスメートの女の子Dに叱られてしまった...曰く、もう大人なんだから、飲み会にそんな子供みたいな服装で来ちゃだめだ。また、リュックなんて紛失するから絶対持ってきちゃだめよとのこと。確かに見回してみると、男も女もかなりの割合の人間が学校の服装と違う感じになっている。おそらく、ただでさえ幼く見えるので、恰好次第では場違いに見えてしまうのだろう。次はピチピチの黒Tシャツに金のネックレスでもしていけば叱られることはないかしら。

宴席で図らずも宇宙人J君と長時間懇談。不思議と話が弾んだ。
就職活動の進捗を聞いてみたところ、就職などせず、卒業と同時に自分のヘッジファンドを立ち上げるとのこと。驚いて、出資者のあてがあるのか聞いてみたところ、「ママ」とのこと。
自身も金融業で働く身であり、金融業を虚業と批判することはあまり好きではない。しかし、それでもなお「株の売買のために、これまで散々迷惑をかけてきた親にさらに無心をするのか?」とつい思ってしまった。なんというか、「アイスクリーム販売とかそば屋とか、虚業じゃなければ親の出資もアリなのか」とか自分の考え方にも突っ込みどころは少なくないのだが、自分にはどうしても「親の金で株式売買」という思考回路に馴染めない。これは普段自分と彼がもめている「宿題する、しない」といったレベルの話ではなく、彼の哲学・美学に立ち入る領域の話であり、自分には感想を持つこと以上の何もできないのではあるけれど。

・ところで、「子孫に美田を残さず」という考え方は日本以外でも実践・提唱されているのだろうか。まあ今の自分は、ひとまず「残そうと思えば子孫に美田を残せる程度の蓄財」をしてから偉そうなことは言わないと。