Wednesday, November 10, 2010

選択科目

・水曜日。毎週月水がマーケティングからファイナンスになり、負担感が驚くほど軽減している。これはうれしい誤算。

・ところで今日の授業でDDM定常成長モデル(配当で企業価値を測定せんとする手法で、配当が毎年一定比率で成長するとき、企業価値を”D / (r-g)”と計算できる)が出てきたが、なぜ金利が成長率より高くなるのか聞き落してしまった。これはファイナンスに限らず経済学(ソローモデルだったっけ?)でも出てくるトピックで、日本でも竹中・吉川論争が有名。にもかかわらず、どの教科書を読んでも金利が成長率より高くなる理論的前提を紹介しておらず「金利より成長率の方が高かったら計算できないでしょ」といった循環論法的な説明ばかりを目にしていた。前職の研修時に、講師が「ていうかアカデミックの世界では金利>成長率に決まってるんだ、竹中はアホ」みたいな説明をしていたのが記憶に鮮明に残ってはいるのだが、いかんせんその人がどのような説明をしてくれたのかをすっかり忘れてしまった。そして、MBAという場できっちり聞いてやろうじゃないかと思っていたら見事に聞き逃した。嗚呼、今度聞きに行こう。

・いよいよ冬学期の選択科目のbiddingが始まったが、なんてことはない、必修があるので1年生の自分が受講できる授業などそもそも殆どないことがわかった。もちろんゼロではないんだけど、面白そうな科目は大抵必修科目とバッティングしてしまっている。そんな中でも受講可能な科目の中で関心があるのは
-中国語:他学部聴講のような感じになるみたいだが、わざわざMBA学生にアナウンスが来たのでそれなりにMBA学生に対応したスケジューリングが期待される。
-Valuation:EMBA用の夜の授業ならバッティングなしに参加できるが、いかんせん定員が10名と超少数精鋭。そこに入り込む勇気が足りない...
-Pay and Rewards in Organizations: 今後の日本経済においては間違いなく労働市場改革がホットイシューになると思っており、何かしらの取っ掛かりが欲しいと思っているので、少なくとも授業名だけは魅力的に見える。が、シラバスを見たところ、とにかく大量の文献を読むようで...