Friday, September 3, 2010

オリエンテーション2日目

・留学生向けオリエンテーション2日目。今日は就職関係の説明の日。就職課からのプレゼンの後、2年生の留学生によるパネルディスカッションを経て、最後にAngelika先生というビジネスコミュニケーションの先生による「留学生のためのビジネスコミュニケーション」なるワークショップをこなした。

就職課の説明はもうこれで3回目。多少飽きてきたが、同じ話を繰り返し手を変え品を変え聞くことで少し頭の整理がついてきた。うすうす思っていたがやっぱり、MBAで得られるものをフルに吸収するためには就職活動に足を突っ込んでみる必要があるようだ。

半分、すなわちエクセルなりパワポなりブラックショールズなりについては、授業に食らいつくことで問題なく(大変は大変だろうけど)修得できる気がする。

他方、残りの半分、すなわちコミュニケーション能力とかアメリカ及び各国の文化・歴史に対する最低限度の理解とか交渉能力とかを修得ためには就職活動が極めて重要であるように思われる。職を得るために、勉強をこなしつつその一方で死ぬ気でコミュニケーション能力を高め自己分析・企業分析をこなしネットワーキングイベントをこなす。このプロセスはMBA受験よりも余程チャレンジングに思えるが、逆に言うとMBA受験なんてものではなく自己を成長させてくれるだろう。周囲の同級生がこの過酷なプロセスをくぐり抜けるのを傍目に自分だけそうした就職活動プロセスに入り込まず旅行ゴルフに耽溺してしまうと(あるいは、勉強に専念しても、それだけではダメかもしれない)、間違いなくこの2年間で同級生にかなり差をつけられてしまう。そう思い、社費という補助輪付でMBAサバイバルレースに参入している自分のステータスに潜むリスクを痛感せざるを得なかった。

ということで、フルタイムは当然探さないがインターンはチャンスを模索することにする。もちろん、企業の人事部には「ひとえに成長のためであり、御社でフルタイムで働くことは社費という都合上ないんですよね」とバカ正直には言えないんだろうけど。

ところで「就職にあたってはFacebookではなくLinkedInを使え」という話が面白かった。LinkedInは、常に本人が最新情報を更新してくれる名刺だと思っていいとのこと。たしかに、はるか昔に連絡先を交換した知人のLinkedInアカウントをなにげなく再チェックしてみると、職場も趣味も、すべてリニューアルされている。
おかげで、無駄な名刺コレクション→使う頃には転職してて既に不在 といった不毛は回避できそう。