午前中に留学生向けオリエンテーションを済ませた後、夕方5時から(!)現地人たる米国人を含めて
B組(Section B)全体の飲み会が開催された。学年全体が350人でクラスが5つなので、ざっくり1セクション70名といったところだと思うが、参加者は30名ほど。
場所は、最初「車でちょっと行ったところにある、サンタモニカの隠れ家的名店」になりかけたが、未だ地理に疎い自分がメーリングリストで「日本から来た素人なので、学校の近場で勘弁してくれ」としたところ、数名から賛同を得ることができ、学校近くのOhara'sというバーになった。キャパシティ100人くらいで、壁一面にテレビがあり、様々なスポーツが中継されている。
場所を近所にしてくれと頼んだ手前早めに行ったところ、なんと誰もいない。店員に「今日ここでちょっとしたパーティがあると聞いたが?」と振っても「さあ、そんなの毎日あるからよくわからない」とつれない対応。
しばらく待っていると少しずつ人が現れたが、最初に現れたアメリカの白人に「で、今日の『ボール』はどんな感じなんだっけ?」と聞かれどぎまぎ。ボールって何だよと思っていたら、その後現れた別のアメリカ人によるとアメフトのことらしい。いくらなんでもいきなりアメフトの話で盛り上がるのはしんどい。。。
米国人と飲み交わすという意味では初めての体験ということもあり(※以前行われた就職説明会で、隣の学生と雑談程度の経験はあったが)、午前中の説明会で重ね重ね「Go out from your comfort zone!」と言われたいたこともあり、せいぜい背伸びして頑張ってみた。自己紹介して名前聞いて(もちろん、名前は聞き返されるし、相手の名前は聞き取れない)、いつLAに来たのかどこから来たのか聞いたり、バックグラウンドとかを聞いてみたり。
で、全員ではないが何人かとそれなりに会話を深め、数人とFacebook友達になってみたり。
3時間ほど粘った後、少しずつ人が減ってきたので、タイミングが揃ったところで日本人クラスメート3人で撤退。
バーでは食べることができなかったので、近くのCalifornia Pizza & Kitchenにて反省会を挙行して帰った。
やってみた感想は以下のような感じ:
・アメリカ人の白人は、若干内輪で盛り上がっている感じで食い込みづらかった。まあでもこれは当方というより先方の問題だろう(と思いたい)。
・逆に、アジア系アメリカ人は極めてフレンドリー。アメリカの白人が中心で小さくまとまり、その外周を留学生および見た目は留学生っぽいアジア系アメリカ人(ケビン・リーとかジェームス・キムみたいな感じ)が囲む格好となった。草食系アメリカ白人対肉食系その他といった印象。そのうちグループワークをやるようになり、お互いの能力がわかってきたらまた対応も変わってくるのかもしれない。
・生粋のカリフォルニア人で、観光以外でカリフォルニアを出たことがないような人が少なからずいる。「世界狭いなぁお前ら」とかつい思ってしまったが、その一方で自分も留学するまで世界の狭さではいい勝負だったかと思うと急に恥ずかしくなってきた。
・自分の出身大学のことを皆知っていてびっくり。極東の一大学に過ぎず、ネームバリューはないものと思っていたのでちょっと嬉しくなった。
・ボディーランゲージ(身振り手振り/アイコンタクト/表情/肩や背中をポンと叩く等)がとても有効。下手糞英語でも、これを一生懸命やることで通じやすさが劇的に変化する。
・最初にIDを求められたのでパスポートを見せたが、パスポートを確認した店員が不満そうな顔で「You're kidding」と一言。当方アラサーだし、顔も結構老けてきていると思うんだけどなぁ。
・ビール大きすぎ。嫌な予感がしてSmallを頼んだが、普通にスタバのグランデくらいの大きさ。慣れない英語との合わせ技で見事に酔っ払ってしまった。しかし、少なくとも今日は一気飲み等飲酒のペースを乱されたり強要されたりすることは全くなかったので気楽ではあった。
米国に来て一ヶ月。今のところまだ挑戦それ自体に価値を感じることができているので、今日の会も大変刺激的で面白かった。また次回には認識を改めたり新たな発見をしたりすると思うが、それもまた楽しみだ。