Wednesday, September 8, 2010

何もできず

・米国人を入れての初めての授業。お題はリーダーシップ。どっさりある事前課題を読んだことを前提として、リーダーシップについてディスカッションを行った。教授は中国系の女性で、アジア的しなやかさとアメリカ的バイタリティを併せ持つ感じの人。

・授業は予想を遥かに超える展開となった。アメリカ人がしゃべるしゃべる。デフォルトが挙手状態ってどういうことよって感じの人が複数人いる。しかも、「俺はちょっとこんな角度で考えてみたんだけど」とか「たとえばこんな例はどうだろう」とか「ちょっとブレイクダウンしてみたんだけど」とか、基本的に皆、前の人の発言に応対するというよりは思ったことをとりあえず述べて、前後の会話とかみ合っていればラッキーといった感じ。教授も全く止めずニコニコしているので、こういった「カオスの中から何かを生み出す」というのが一つの確立された授業運営方式なのかもしれない。とはいえ、「静かにしろよ、彼女の話を聞こうぜ」とか「Nice idea、but」とか、matureなことを言う人も少なからず存在している。

・自分は開始数十分まったく入り込めず死体。途中思いついた「日本の政治におけるリーダーシップの不在と、それでも回っている日本の政府機能」についてコメントをしようと思ったがまったく入り込めず、日本政治の問題は日の目を見ないままとなった。
途中から「何か話さないと」というプレッシャーが強くなり、その結果途中で1,2回あまり重要ではないコメントをして終了。仮に発言することそれ自体が加点対象となるのであるなら、コミュニケーション能力を相当カイゼンしないといけないかもしれない。

・午後、スタディグループで初のミーティング。男4、女1で、男は皆Finance Guysということが判明。あえて言うなら自分だけがPseudo Finance Guyといったところ。自分の貢献余地が一気に圧縮された格好となり多少焦る。女の子は我らがターゲットで人事をやっていたとのこと。Facobookの友達が1,000人もいるのだが、どうマネージしているのか聞いてみたいところだ。アクの強そうな人が多いが、まあ命までは取られないだろうと早くもボトムラインは相当低め。

・今日は心底疲れた。隣の席のクラスメートには、まったくディスカッションに混ざれなかったので申し訳なくてFacobookのオファーをまだ出せていない。こんなんで大丈夫なのかと結構不安。

・夜は同級生のスリランカ人のSと台湾出身米国市民のRとクラスメートの日本人で「まんぷく」で焼肉。日本に親近感を持ってくれている二人が気を使ってくれた格好で、非常にありがたい。クラスには何人かこういった感じで留学生に気を使ってくれている人がいるので(主にアジア系。海を渡る苦労を理解してくれるのかな)、優しくしてくれているうちに半人前くらいにはなっておきたい。ちなみに焼肉は、1)肉の種類等好き嫌いがある2)日本的というか英訳するとKorean BBQ等の理由で、「日本人による国際交流のツール」としては若干いけてない気がしてきた。実際、「次回は焼くのも大変だろうし、トンカツとかにしようぜ」という話になった...