・連休5日目、今日はちょうど100マイルほど離れたところにあるDesert Hills Premium Outletで買物。感覚的には、東京から矢板とか那須にあるゴルフ場に行くくらいの感覚。
遠かったわりに、買ったのはポロシャツ数点だけ。でもまあ、途中の風景(どこまで行っても砂漠・砂山)が見ごたえがあったので良しとしたい。
・昼食は隣接するマクドナルドで。LA到着後初マクドナルドかも。
メニューを見たが、日本では最強最大を誇るビッグマックが全然最大じゃない感じ。よくわからないけどビッグマックよりはるかに大きいメニューばっかりだったので、やむなくビッグマックを注文。妻は子供と分けるつもりで最小のチーズバーガーセットを頼んだら、何とチーズバーガーが2つ出てきた。あわててメニュー板を見たら、「2 Cheeseburger」とある。なんじゃそりゃ。。。
・ラルフローレンとラコステでポロシャツを1着ずつ買ったが、どちらも丈がちょっと長い。こうなると、むしろ洗濯乾燥で縮んで欲しいところだな。
・夜は「まんぷく」で焼肉。80ドルしたが、この店は日本で食ったら1万円コースだった気がするので負けてはいないと考えることにしたい。
・「DENNY'S」はよく見かけるが、今日初めて「COCO'S」を見た。どちらも本家はアメリカなんだと知り感心。
・どうにもこうにも宿題のリーディングが進まない。第一の理由は集中力の欠如なので、PCから離れる・iPhoneをマナーモードにするなどが必要な対応なんだろう。他方、第二の理由は文献がつまらないこと。今読んでいるのは、心理学者がリーダーシップについて述べた論文で、紙面の多くがサーベイ的要素(誰彼がこんな学説を出した一方、私が出したこんな学説が現状では優勢、とか)で、まったくのめりこめない。しかも、学生にはあれだけわかりやすい文章を書けと言っているのに、文章が非常に難解というか無駄に複雑。指示関係不明な代名詞・一文一文が冗長・関係代名詞乱発など。。。今回読んでいる心理学者の教授達は、GMATなりGREなりを再受験すべきだろう。あるいは、象牙の塔で言葉遊びすること自体が目的なのかもしれないが、だとするならばそんなもの教材に指定しないでくださいと言いたくなる。
・文献への悪態を書いているうちに、無駄に頭が回ってきた。今から、ケーススタディの方法論について疑念を提示したい。
サマースクールで習ったことの一つに、ケーススタディのやり方がある。曰く、
-ケースは基本的に参考文献とセットで与えられる
-参考文献には、通常、ケースの理解を助ける何らかのフレームワークが入っている
-学生は参考文献のフレームワークあるいはその他のフレームワークを使ってケースを分析する
-その上で導出される分析結果を用いて、具体的な結論を提示する
といったもの。これってMBAの標準的な手法なのか、それともUCLA流なんだろうか。
上記の心理学の文献もおそらく「参考文献」としての使われ方をするのだろう。実際、それっぽい「モデル」とか「フレームワーク」とかが入っている。
たしかに、このやり方は楽だ。つかみ所がないケースという代物が、与えられたフレームワークを使うことできれいに分析することができてしまう。これを繰り返せば、現実に手持ちのフレームワークを当てはめることで有効なソリューションを提示できるようになるのかもしれない。
しかし、参考文献のフレームワークそれ自体の是非は検討しないでいいのだろうか?「リーダーシップは以下の6つの要素から構成される」として参考文献に掲載されている6つのファクターが、本当にリーダーシップの必要十分条件なのかという点については検討しないでいいのだろうか?検討せず、「この文献の提示するフレームワークによれば、A社の経営者には6つの要素のうちコレとアレが欠落しているので、この2つを補完すべきだ」という結論を出すことの意義は本当にあるのだろうか?実務上はそれで十分なんだろうけど。。。
そのあたり、今度誰かに聞いてみたい。
Tuesday, August 31, 2010
Monday, August 30, 2010
Getty Center、ビバリーヒルズ、Yashima、ムラーノ君軽傷
・連休4日目。いい加減やることもなくなりつつある。
・本日は近隣のGetty Centerに向かったが、月曜定休だったのでその足でビバリーヒルズ散策をしてきた。
Rodeo Dr.周辺は評判の通りブランド店舗が立ち並んでおり壮観。その中にMIKIMOTOの店舗があったことに少しうれしくなった。ベタベタの観光地なのに駐車料金が安く(1時間1ドルとか)助かった。いわゆる高級住宅地ゾーンには行けなかったので、また次回行ってみたい。
・昼食はSawtelleとOlimpicの交差点にあるビルのYashimaで。なんというか、ゴルフ帰りの県道によくありそうな日本料理なんでも屋。食えないことはないが、料理が立ち食いそばレベル。もう行くことはないかなぁ。ちなみに本当はそのビルにある回転寿司Daichanに行く予定だったのだが、少し覗いたところ客がいなかったので撤退。
・朝駐車場に行ったら、クルマが擦られていた。昨日帰宅した時点では傷はなかった気がするので、おそらく隣の駐車場の車が犯人だと思われる。免許試験の勉強では「ぶつけたらメモを残しておけ」とあるのだし、その辺の外出先ではなく住んでいる家の駐車場なのだから、一言くらい何かあってもよかったのに。目立たない傷だが、近々なんとかしたいなぁ。
・本日は近隣のGetty Centerに向かったが、月曜定休だったのでその足でビバリーヒルズ散策をしてきた。
Rodeo Dr.周辺は評判の通りブランド店舗が立ち並んでおり壮観。その中にMIKIMOTOの店舗があったことに少しうれしくなった。ベタベタの観光地なのに駐車料金が安く(1時間1ドルとか)助かった。いわゆる高級住宅地ゾーンには行けなかったので、また次回行ってみたい。
・昼食はSawtelleとOlimpicの交差点にあるビルのYashimaで。なんというか、ゴルフ帰りの県道によくありそうな日本料理なんでも屋。食えないことはないが、料理が立ち食いそばレベル。もう行くことはないかなぁ。ちなみに本当はそのビルにある回転寿司Daichanに行く予定だったのだが、少し覗いたところ客がいなかったので撤退。
・朝駐車場に行ったら、クルマが擦られていた。昨日帰宅した時点では傷はなかった気がするので、おそらく隣の駐車場の車が犯人だと思われる。免許試験の勉強では「ぶつけたらメモを残しておけ」とあるのだし、その辺の外出先ではなく住んでいる家の駐車場なのだから、一言くらい何かあってもよかったのに。目立たない傷だが、近々なんとかしたいなぁ。
Sunday, August 29, 2010
Boyz n the Hood
今更ながら、LAのダウンタウンの治安は結局どうなんだろうと思い、徒然とネットサーフィンをしてみた。ネット情報の限りでは、①夜は人通りがないのでリスクが高い②ConptonとWattsという区域が特にやばい、といったところ。
あわせて、そういった区域を題材にした映画があると知り、YouTubeで見てみた。
この映画
監督はJohn Singletonというオッサン。映画の主人公同様で、LAの貧困区域で育ったものの南カリフォルニア大学に進学した秀才。そしてそこで卒業のタイミングで発表した本作が大ヒットし、アカデミー賞にもノミネートされたというすごい人。
もちろん英語はほとんどわからなかったが(おそらくスラングが入っているからだと思うが、いつも以上にわからなかった)、話の筋をつかむことくらいはできた。
暴力の連鎖というテーマだけなら日本でもたくさんある。しかし、これに銃社会であること・父親がいる家庭の方が珍しいこと(父親は大抵若くして殺されて死ぬ)などが絡むので独自的で興味深かった。
また、主人公の父親(痩せているのでわからなかったが、この人マトリックスのあの人ゴツい人だ)が、非黒人が金融業などを通じて黒人をより経済的に苦しめていることについて批判をしていたのが興味深かった。
日本にいるときは、最低限の治安は当然に維持されていることを前提としたうえで経済がどうとか国際競争がどうとか考えていたが、それが当たり前ではない世界があるということを改めて認識。
音楽や演出も、(素人の意見ではあるけれど)抒情的で魅力的だった。北野武の映画に通じるものがあると言っていいのだろうか。90分強という時間が非常に短く感じられた。
また、同じLAでも、今自分が住んでいるWestwoodエリアとは全く雰囲気が異なることにも驚いた(が、1991年と2010年という時代の差もあるんだろう)
本筋からやや離れるが、主人公の親友が高校でのアメフトの功績を認められてUSCからスカウトを受けていた。自分は、大学に行くことは夜になったら寝るということと同じくらい当然と考えていた。もちろんそうではない人が世界にたくさんいるのであろうということくらいは想像ができるが、実感は持っていない。そのため、彼にとって大学進学が大変大きなチャンスであること、話の前提として「大学に入ることができれば、もう大丈夫だ」といった前提があるように思えたことがが興味深かった。
他方、自分は大学を出て、これから大学院に通おうとしている今になっても「これでもう大丈夫だ」とは全然思えていない。贅沢なことを言うようだが、主人公や彼の親友が抱いている希望の大きさが自分には少しうらやましかった。
あわせて、そういった区域を題材にした映画があると知り、YouTubeで見てみた。
この映画
監督はJohn Singletonというオッサン。映画の主人公同様で、LAの貧困区域で育ったものの南カリフォルニア大学に進学した秀才。そしてそこで卒業のタイミングで発表した本作が大ヒットし、アカデミー賞にもノミネートされたというすごい人。
もちろん英語はほとんどわからなかったが(おそらくスラングが入っているからだと思うが、いつも以上にわからなかった)、話の筋をつかむことくらいはできた。
暴力の連鎖というテーマだけなら日本でもたくさんある。しかし、これに銃社会であること・父親がいる家庭の方が珍しいこと(父親は大抵若くして殺されて死ぬ)などが絡むので独自的で興味深かった。
また、主人公の父親(痩せているのでわからなかったが、この人マトリックスのあの人ゴツい人だ)が、非黒人が金融業などを通じて黒人をより経済的に苦しめていることについて批判をしていたのが興味深かった。
日本にいるときは、最低限の治安は当然に維持されていることを前提としたうえで経済がどうとか国際競争がどうとか考えていたが、それが当たり前ではない世界があるということを改めて認識。
音楽や演出も、(素人の意見ではあるけれど)抒情的で魅力的だった。北野武の映画に通じるものがあると言っていいのだろうか。90分強という時間が非常に短く感じられた。
また、同じLAでも、今自分が住んでいるWestwoodエリアとは全く雰囲気が異なることにも驚いた(が、1991年と2010年という時代の差もあるんだろう)
本筋からやや離れるが、主人公の親友が高校でのアメフトの功績を認められてUSCからスカウトを受けていた。自分は、大学に行くことは夜になったら寝るということと同じくらい当然と考えていた。もちろんそうではない人が世界にたくさんいるのであろうということくらいは想像ができるが、実感は持っていない。そのため、彼にとって大学進学が大変大きなチャンスであること、話の前提として「大学に入ることができれば、もう大丈夫だ」といった前提があるように思えたことがが興味深かった。
他方、自分は大学を出て、これから大学院に通おうとしている今になっても「これでもう大丈夫だ」とは全然思えていない。贅沢なことを言うようだが、主人公や彼の親友が抱いている希望の大きさが自分には少しうらやましかった。
Universal Studio、デジカメ紛失、腕時計焼け、新聞購読構想
・連休3日目は、Universal Studio Hollywoodへ。 家から車で30分程度。
2回行けば年間パスがペイしてしまうので年間パスを購入。そのため今回はがっつり遊び倒すというよりは
挨拶のつもりで行ってきた。
感想としては、
-1歳の子供には少ししんどいかも。乗れないアトラクションも多いし。
-なぜだかどこも非常にすいていた。ジュラシックパークは待ち時間無し。。。
・デジカメ紛失。どこで失くしたかもまったく思い出せない。
最近「iPhone4の画質がいいので、カメラいらないかも」とか思っていた矢先の出来事なので、カメラ君がひがんでしまい身をお隠しになられたのかもしれない。
・左腕の腕時計焼けが恥ずかしい。時計を右にしたりして何とか解消しようと試みてはいるが一向に改善の兆しなし。。。
・そろそろ新聞でも購読してみようかな。FTとWSJだったらどっちが面白いんだろうか。オンライン版だけでいいような気もするけど、やっぱり紙もあった方がいいのかな。
2回行けば年間パスがペイしてしまうので年間パスを購入。そのため今回はがっつり遊び倒すというよりは
挨拶のつもりで行ってきた。
感想としては、
-1歳の子供には少ししんどいかも。乗れないアトラクションも多いし。
-なぜだかどこも非常にすいていた。ジュラシックパークは待ち時間無し。。。
・デジカメ紛失。どこで失くしたかもまったく思い出せない。
最近「iPhone4の画質がいいので、カメラいらないかも」とか思っていた矢先の出来事なので、カメラ君がひがんでしまい身をお隠しになられたのかもしれない。
・左腕の腕時計焼けが恥ずかしい。時計を右にしたりして何とか解消しようと試みてはいるが一向に改善の兆しなし。。。
・そろそろ新聞でも購読してみようかな。FTとWSJだったらどっちが面白いんだろうか。オンライン版だけでいいような気もするけど、やっぱり紙もあった方がいいのかな。
Saturday, August 28, 2010
インターン、サンタモニカ、ワイン、Universal Studio、リーダーとフォロワー
・社費なのにインターンしたいという話を人事部に相談してみたところ(相談するなよって話もあるかも)、「弁護士」とか「利益相反の懸念」とか色々重厚なワードが出てきて、大事になってきた感がある。。。
尻に火がつく前に相談してしまったが、火をつけざるを得ない状況になるかもしれない。開始早々ボストンキャリアフォーラムで頑張るのか、あるいは米国企業に的を絞るのか。どうしたものか。
・本日は1週間オフの2日目。少し寝坊したのと夕方に近所で予定があったので、近場のSanta Monicaでお茶を濁した。以前友人と行ったSanta Monica Pierでベタベタな観光スポットを回り、その後友人と飯を食った店(Bubba Gump)を再訪。前回は朝食でモーニングのセットを食べたが、今回は海老尽くし。今回も美味しかったが、また行きたいというほどでもないかな。
・レストランに行く度ワインがうまいと感じる。せっかくカリフォルニアに来ているので、ズブの素人ではあるがちょっとワインの勉強でもしてみようかな。とりあえずワイナリーにはぜひ行きたいと思ったが、早速調べてみたところ最大の名所Napa Valleyはサンフランシスコよりさらに北にあるみたい。うーむ
・本日、Universal Studio Holleywoodの年間パスを購入。別にそんなに大ファンというわけではないが、たったの2回いくだけでペイしてしまうみたいなので買ってみた。連休中のどこかで行ってみよう。
・宿題で、大量のリーダーシップに関する文献を読んでいる。まあこれはこれで面白いしためになるんだけど、MBAを卒業した人の全員がリーダーになれるわけではないのだから、むしろフォロワーシップのようなものもある程度カバーした方がいいんじゃないかなぁ。
尻に火がつく前に相談してしまったが、火をつけざるを得ない状況になるかもしれない。開始早々ボストンキャリアフォーラムで頑張るのか、あるいは米国企業に的を絞るのか。どうしたものか。
・本日は1週間オフの2日目。少し寝坊したのと夕方に近所で予定があったので、近場のSanta Monicaでお茶を濁した。以前友人と行ったSanta Monica Pierでベタベタな観光スポットを回り、その後友人と飯を食った店(Bubba Gump)を再訪。前回は朝食でモーニングのセットを食べたが、今回は海老尽くし。今回も美味しかったが、また行きたいというほどでもないかな。
・レストランに行く度ワインがうまいと感じる。せっかくカリフォルニアに来ているので、ズブの素人ではあるがちょっとワインの勉強でもしてみようかな。とりあえずワイナリーにはぜひ行きたいと思ったが、早速調べてみたところ最大の名所Napa Valleyはサンフランシスコよりさらに北にあるみたい。うーむ
・本日、Universal Studio Holleywoodの年間パスを購入。別にそんなに大ファンというわけではないが、たったの2回いくだけでペイしてしまうみたいなので買ってみた。連休中のどこかで行ってみよう。
・宿題で、大量のリーダーシップに関する文献を読んでいる。まあこれはこれで面白いしためになるんだけど、MBAを卒業した人の全員がリーダーになれるわけではないのだから、むしろフォロワーシップのようなものもある程度カバーした方がいいんじゃないかなぁ。
Friday, August 27, 2010
SSN申請、ハンバーガーのアニマルスタイル、動物園、Sawtelle Kitchen
・朝一番で最寄のSocial Security OfficeにSSN申請に向かった。
DMVと同じ役所なので、きっと似たようなレベルの対応をされるのだろうと思って行ったが、対応は実に丁寧。
「DMVの社風(?)がたまたま悪いだけで、公務員全体のクオリティが悪いわけではない」と思うことにしよう。
これで二週間ほど後にSSNが届くので、胸を張って(?)DMVまで免許取得手続きに行ってやろう。
ちなみに、ここのオフィスの人も「それはDMVがわかってないだけ、You were unlucky」と慰めてくれた。
・今日から約一週間のオフ。このオフを逃すと後は地獄の秋学期が始まるとのことなので遊び倒そうと思っている。
・まず、昼はIn-n-Outで軽く。
備忘:アニマルとは「アニマルバーガー」ではなく、「ハンバーガーのアニマルスタイル」。アニマルバーガーと言ったら「そんなものないよ」と言われてしまってびっくり。
・連休初日の今日は、Griffith Parkなる巨大公園(展望台、ゴルフ場、広場、動物園等色々ある)に含まれている動物園に行ってきた。我らが上野動物園と比べると、
-広すぎ
-動物の人口密度(?)が低すぎ。上野では50平米あればキリンは5頭はいてもおかしくないが、ここでは80平米に2頭。
-中の売店、水のペットボトル3.5ドルはやりすぎじゃないか?
といった感じ。悪くはないけれど、個人的には上野動物園に軍配を上げたい。
・夜は近所にあるSawtelle Kitchenへ。Little Osakaと呼ばれる区域にある日本的洋食屋。
カレー、コロッケ、メンチカツ、タラコスパゲッティ等々、これぞ日本の洋食といったものがメニューに並んでいる。自分はメンチカツ定食(10ドル弱)を頼んだが、これ自体美味しいし、セットの味噌汁がまた美味しくて感動。本当はもっとアメリカ的食生活に順応しなければいけないのかもしれないけど、ここ最近日本的食生活にどっぷりと浸っている。
DMVと同じ役所なので、きっと似たようなレベルの対応をされるのだろうと思って行ったが、対応は実に丁寧。
「DMVの社風(?)がたまたま悪いだけで、公務員全体のクオリティが悪いわけではない」と思うことにしよう。
これで二週間ほど後にSSNが届くので、胸を張って(?)DMVまで免許取得手続きに行ってやろう。
ちなみに、ここのオフィスの人も「それはDMVがわかってないだけ、You were unlucky」と慰めてくれた。
・今日から約一週間のオフ。このオフを逃すと後は地獄の秋学期が始まるとのことなので遊び倒そうと思っている。
・まず、昼はIn-n-Outで軽く。
備忘:アニマルとは「アニマルバーガー」ではなく、「ハンバーガーのアニマルスタイル」。アニマルバーガーと言ったら「そんなものないよ」と言われてしまってびっくり。
・連休初日の今日は、Griffith Parkなる巨大公園(展望台、ゴルフ場、広場、動物園等色々ある)に含まれている動物園に行ってきた。我らが上野動物園と比べると、
-広すぎ
-動物の人口密度(?)が低すぎ。上野では50平米あればキリンは5頭はいてもおかしくないが、ここでは80平米に2頭。
-中の売店、水のペットボトル3.5ドルはやりすぎじゃないか?
といった感じ。悪くはないけれど、個人的には上野動物園に軍配を上げたい。
・夜は近所にあるSawtelle Kitchenへ。Little Osakaと呼ばれる区域にある日本的洋食屋。
カレー、コロッケ、メンチカツ、タラコスパゲッティ等々、これぞ日本の洋食といったものがメニューに並んでいる。自分はメンチカツ定食(10ドル弱)を頼んだが、これ自体美味しいし、セットの味噌汁がまた美味しくて感動。本当はもっとアメリカ的食生活に順応しなければいけないのかもしれないけど、ここ最近日本的食生活にどっぷりと浸っている。
Thursday, August 26, 2010
サマースクール終了、Waiver Exam、扶養家族の医療保険
・本日でサマースクール終了。今後は1週間弱の休みを挟んでオリエンテーション・授業に雪崩れ込む。
・十数名の友人たちとしばしの別れ。ラスベガスに行く友人・NYに行く友人・Waiver Examの対策をする友人など皆思い思いの過ごし方をするみたい。
・自分は考えた末(正確には、愚図愚図しているうちに間に合わなくなり)、Waiver Examをwaiveすることにした。。。
・大学の留学生センターからSSNに必要な書類を入手。先日のDMVでの出来事を話したところ「お前は単に運が悪かっただけだ。でも、結構な確率で起きる話だからあきらめてSSNもらったらどうだ」とのこと。なら最初からSSNちょうだいよ。。。
・ようやくシティバンクの海外送金先登録が完了。これまでは親に海外送金を依頼していたがこれからは自分で好きに海外送金ができる。よかったよかった。
但し、シティバンクに登録したサインがわからなかったので、心当たりのあるサインを8つくらい列挙して提出したので、次に何か提出するときのサインをどうするかという問題は依然としてくすぶっている。
・学校の医務局(?)に、学校が提供する医療保険について聞きに行った。
通常医療については、家族全員分について日本でAIUの海外旅行保険に加入しておいたので、カバーされていない歯科・眼科といった分野について個別のオプションがあれば加入したいと思って訪問したもの。
行って学生証を提示したところ、登録住所が未だ東京都渋谷区であることについて軽く叱られ、その後解説開始。
大学の保険は、
-本人の保険については、通常の医療に加え、歯科・眼科・精神科がカバーされる。校内の医務室を利用できるとのことで大変便利。保険料は学費に含まれる(社費の自分にとっては負担ゼロ。ラッキー)
-他方、扶養家族の保険は微妙。通常医療しかカバーしておらず、歯科眼科精神科産婦人科はカバー外。しかも校内の医務室は使えず外部の病院でしか診療を受けることができない。その上、保険料は妻が一月700ドル弱、娘が300ドル強、あわせて月1,000ドル。年間12,000ドルって、もう少しでムラーノもう一台買えてしまうんだが。。。
結局、歯科とか眼科だけ個別の保険に応じる外部業者を紹介してもらい、後日別途相談することにした。
通常医療だけで月1,000ドルって、小浜さん、あんたHealth Care Reformって一体何をどう改革したんですか。
・十数名の友人たちとしばしの別れ。ラスベガスに行く友人・NYに行く友人・Waiver Examの対策をする友人など皆思い思いの過ごし方をするみたい。
・自分は考えた末(正確には、愚図愚図しているうちに間に合わなくなり)、Waiver Examをwaiveすることにした。。。
・大学の留学生センターからSSNに必要な書類を入手。先日のDMVでの出来事を話したところ「お前は単に運が悪かっただけだ。でも、結構な確率で起きる話だからあきらめてSSNもらったらどうだ」とのこと。なら最初からSSNちょうだいよ。。。
・ようやくシティバンクの海外送金先登録が完了。これまでは親に海外送金を依頼していたがこれからは自分で好きに海外送金ができる。よかったよかった。
但し、シティバンクに登録したサインがわからなかったので、心当たりのあるサインを8つくらい列挙して提出したので、次に何か提出するときのサインをどうするかという問題は依然としてくすぶっている。
・学校の医務局(?)に、学校が提供する医療保険について聞きに行った。
通常医療については、家族全員分について日本でAIUの海外旅行保険に加入しておいたので、カバーされていない歯科・眼科といった分野について個別のオプションがあれば加入したいと思って訪問したもの。
行って学生証を提示したところ、登録住所が未だ東京都渋谷区であることについて軽く叱られ、その後解説開始。
大学の保険は、
-本人の保険については、通常の医療に加え、歯科・眼科・精神科がカバーされる。校内の医務室を利用できるとのことで大変便利。保険料は学費に含まれる(社費の自分にとっては負担ゼロ。ラッキー)
-他方、扶養家族の保険は微妙。通常医療しかカバーしておらず、歯科眼科精神科産婦人科はカバー外。しかも校内の医務室は使えず外部の病院でしか診療を受けることができない。その上、保険料は妻が一月700ドル弱、娘が300ドル強、あわせて月1,000ドル。年間12,000ドルって、もう少しでムラーノもう一台買えてしまうんだが。。。
結局、歯科とか眼科だけ個別の保険に応じる外部業者を紹介してもらい、後日別途相談することにした。
通常医療だけで月1,000ドルって、小浜さん、あんたHealth Care Reformって一体何をどう改革したんですか。
Wednesday, August 25, 2010
DMVとSSN 頭の整理
○前回のあらすじは以下の通り:
・DMV(≒陸運局)に「J-1ビザなのにSSNをIDとして提出できないのはNG。よって運転免許受験は不可」と言われ、貴重な平日午後が無駄になった
・J-1ビザは、F-1ビザと異なり、一般的には米国で労働して所得を得る人に支給されるビザ。所得が発生するはずなので、基本的にはSSNが支給されることになる。
・自分はJ-1ビザだが、今のところ例外的にSSNを持っていないし取得しようともしていなかった。これは、UCLAの説明が「当校では社費留学の学生には基本的にJ-1ビザを与えている。とは言え基本的には学生であり所得が発生しないので、SSNの承認は原則出さない」というものだったから。
(注1)SSN取得のためには、パスポートやビザの他、勤務先(自分の場合UCLA)の承認レターが必要になる。
(注2)とはいえ、大学としてはJビザでもFビザでも拘りはないようで、Fを頼んだ社費の同級生は簡単にFビザを入手できていた。
・同時に大学は、「学生ゆえJ-1ビザだけどSSNがないという旨をちゃんと説明できれば、DMV等は理解してくれるので大丈夫」とのことであった。
ということで、UCLAの言い分だ正しいのなら、自分がちゃんと説明できなかったということになる。
○で、悔しいので今色々調べている。進展はこんな感じ:
・DMVのホームページの免許取得方法についてのページには、原則的にSSNの提示が必要と書いてある。他方、
「合法的に米国に入国したもののSSN取得資格がない人については、SSNの提示は不要」という例外規定(Exemption)があった。
→「J-1ビザだけど学生ゆえSSN無理」という自分の現状は、この例外規定で「読める」のかしら。
読めないとしたら、UCLAの考え方(社費ゆえJ-1、だけど学生ゆえSSNなし)はUCLAのわがままなのか??
→ってことは、SSNがもらえない妻は、例外規定対象者なのであのとき受験できたんだ!無駄に亭主風を吹かせて「まず俺」とか思ってたけど、「じゃあ妻だけでも見てやってください」と言えば多少はましな一日が過ごせたのかもしれない。
・Social Security Officeのページには、J-1ビザとSSNの関係について以下のような文書があった。日本の役所っぽく言うと、通達みたいなものかしら。
International Students And Social Security Numbers
もしあなたの学校がSSNを与えないなら、学校は何か代替的なIDを与える必要がある。
→代替的なIDを見せたら、DMVの係員が首を縦に振るかしら?なんかよくわかってなさそうなので、「こんなの知らない」と一蹴されてしまいそう。。。
・同じくJ-1ビザの同級生は、学校からSSNの承認レターをもらうことに成功したらしい。
→ってことは、SSNをもらってからDMVに行くと言うことはできそうだ。しかし、SSNは申請から取得までわりと日数がかかるらしい。せっかく覚えた交通ルール、忘れちゃうなぁ。。。
○以下は下らない思いつき:
今日の係員の対応には大変不愉快な思いをした。Fat bottomed girlならぬladyに思いっきり睨み付けられ、冷笑され、話を聞いてもらえず。。。
もし万一、日本の公務員の平均的なサービスがこのレベルにまで急落したならば、日本人の「官」依存はすっぱりなくなるのではないか。公務員が明日からサビ残を完全にやめてサラリーに見合った分だけ働くようにそのビヘイビアを変えれば、その分民間部門が奮起せざるを得ない状況が実現するのではないかしら。政治家も質問すごく速く出すようになるかもしれないし、あるいは民間シンクタンクと言う名の想定問答作成集団が大量発生するかもしれないし。
・DMV(≒陸運局)に「J-1ビザなのにSSNをIDとして提出できないのはNG。よって運転免許受験は不可」と言われ、貴重な平日午後が無駄になった
・J-1ビザは、F-1ビザと異なり、一般的には米国で労働して所得を得る人に支給されるビザ。所得が発生するはずなので、基本的にはSSNが支給されることになる。
・自分はJ-1ビザだが、今のところ例外的にSSNを持っていないし取得しようともしていなかった。これは、UCLAの説明が「当校では社費留学の学生には基本的にJ-1ビザを与えている。とは言え基本的には学生であり所得が発生しないので、SSNの承認は原則出さない」というものだったから。
(注1)SSN取得のためには、パスポートやビザの他、勤務先(自分の場合UCLA)の承認レターが必要になる。
(注2)とはいえ、大学としてはJビザでもFビザでも拘りはないようで、Fを頼んだ社費の同級生は簡単にFビザを入手できていた。
・同時に大学は、「学生ゆえJ-1ビザだけどSSNがないという旨をちゃんと説明できれば、DMV等は理解してくれるので大丈夫」とのことであった。
ということで、UCLAの言い分だ正しいのなら、自分がちゃんと説明できなかったということになる。
○で、悔しいので今色々調べている。進展はこんな感じ:
・DMVのホームページの免許取得方法についてのページには、原則的にSSNの提示が必要と書いてある。他方、
「合法的に米国に入国したもののSSN取得資格がない人については、SSNの提示は不要」という例外規定(Exemption)があった。
→「J-1ビザだけど学生ゆえSSN無理」という自分の現状は、この例外規定で「読める」のかしら。
読めないとしたら、UCLAの考え方(社費ゆえJ-1、だけど学生ゆえSSNなし)はUCLAのわがままなのか??
→ってことは、SSNがもらえない妻は、例外規定対象者なのであのとき受験できたんだ!無駄に亭主風を吹かせて「まず俺」とか思ってたけど、「じゃあ妻だけでも見てやってください」と言えば多少はましな一日が過ごせたのかもしれない。
・Social Security Officeのページには、J-1ビザとSSNの関係について以下のような文書があった。日本の役所っぽく言うと、通達みたいなものかしら。
International Students And Social Security Numbers
もしあなたの学校がSSNを与えないなら、学校は何か代替的なIDを与える必要がある。
→代替的なIDを見せたら、DMVの係員が首を縦に振るかしら?なんかよくわかってなさそうなので、「こんなの知らない」と一蹴されてしまいそう。。。
・同じくJ-1ビザの同級生は、学校からSSNの承認レターをもらうことに成功したらしい。
→ってことは、SSNをもらってからDMVに行くと言うことはできそうだ。しかし、SSNは申請から取得までわりと日数がかかるらしい。せっかく覚えた交通ルール、忘れちゃうなぁ。。。
○以下は下らない思いつき:
今日の係員の対応には大変不愉快な思いをした。Fat bottomed girlならぬladyに思いっきり睨み付けられ、冷笑され、話を聞いてもらえず。。。
もし万一、日本の公務員の平均的なサービスがこのレベルにまで急落したならば、日本人の「官」依存はすっぱりなくなるのではないか。公務員が明日からサビ残を完全にやめてサラリーに見合った分だけ働くようにそのビヘイビアを変えれば、その分民間部門が奮起せざるを得ない状況が実現するのではないかしら。政治家も質問すごく速く出すようになるかもしれないし、あるいは民間シンクタンクと言う名の想定問答作成集団が大量発生するかもしれないし。
企業訪問・DMV哀歌
・サマースクールの一環で企業訪問。企業訪問の練習という整理みたいだが、車で30分くらいのところにあるリサイクルインクメーカーを訪問した。アメリカの製造業を見たいというかねてからの夢(?)の一つが叶った。
オペレーションで、明らかに日本に劣る部分はあまり見つけられなかった。ダンボールをテープで組み立てる工程で、一箱ごとにテープを二重に(しかも不器用そうに)張っていたところだけは雑さを感じたが、そのくらい。
・UCLAのMBAは、社費留学生にはJ-1ビザを与えている(F-1でもいいみたいだけど)。
J-1ビザの場合普通SSNが貰えるため、各種公的書類の申請にあたってはSSNの提示が必要になる。
しかし、UCLAは、「Jビザだけど、学生なのでSSNはあげない」という立場。大学曰く「学生だからSSNは貰えないということを説明すれば、役所は例外処理してくれるような運用になっているから」とのことであったので、本当かよと思いながらも特に何のアクションも取らずに今日まで過ごしてきた。
そんな状況下、本日、DMV(陸運局)に自動車免許試験受験のため行った。Jビザの場合SSNを求められると聞いてはいたが、ほかのJビザの同級生がSSN無しで受験できたので、UCLAが言うところの「例外処理」を信じていった。しかし、期待に反し、「SSNがなければ駄目だ」の一点張りで受験を認めてもらえなかった。
「ほかのJビザの友人は免許試験を受けることができている」とか「UCLAは大丈夫だと言っていた」とか言っても、「お前の友人など知らん」「UCLAがどうした」といった感じ。
アメリカサバイバル方法の一つ「担当者を変えれば結果も変わる」ということで他の担当者まで呼んでもらったが結果は変わらず。
でも確かに、友人がどうしたとか大学がどうしたって理屈は弱いよなぁ。自分が向こうの立場だったら、友人がどうのこうの言われても「はいはい、嘘つけ」くらいにしか思わないと思う。。交渉がうまくなかった。あきらかに説得できていないので、こちらとしてもついついヒートアップしてしまう。最後の方は完全に見下されてしまい「まあまあ落ち着けよ」といった感じに。嗚呼
仕方がないので、明日UCLAの留学生センターにSSNを貰うべく交渉に行こうと思う。SSNが必要である旨を言えば、原則NGではあるがSSN発行に必要な書類を発行してくれるらしい。ということで、免許取得のためのプロセスが無駄にひとつ増加してしまった。
オペレーションで、明らかに日本に劣る部分はあまり見つけられなかった。ダンボールをテープで組み立てる工程で、一箱ごとにテープを二重に(しかも不器用そうに)張っていたところだけは雑さを感じたが、そのくらい。
・UCLAのMBAは、社費留学生にはJ-1ビザを与えている(F-1でもいいみたいだけど)。
J-1ビザの場合普通SSNが貰えるため、各種公的書類の申請にあたってはSSNの提示が必要になる。
しかし、UCLAは、「Jビザだけど、学生なのでSSNはあげない」という立場。大学曰く「学生だからSSNは貰えないということを説明すれば、役所は例外処理してくれるような運用になっているから」とのことであったので、本当かよと思いながらも特に何のアクションも取らずに今日まで過ごしてきた。
そんな状況下、本日、DMV(陸運局)に自動車免許試験受験のため行った。Jビザの場合SSNを求められると聞いてはいたが、ほかのJビザの同級生がSSN無しで受験できたので、UCLAが言うところの「例外処理」を信じていった。しかし、期待に反し、「SSNがなければ駄目だ」の一点張りで受験を認めてもらえなかった。
「ほかのJビザの友人は免許試験を受けることができている」とか「UCLAは大丈夫だと言っていた」とか言っても、「お前の友人など知らん」「UCLAがどうした」といった感じ。
アメリカサバイバル方法の一つ「担当者を変えれば結果も変わる」ということで他の担当者まで呼んでもらったが結果は変わらず。
でも確かに、友人がどうしたとか大学がどうしたって理屈は弱いよなぁ。自分が向こうの立場だったら、友人がどうのこうの言われても「はいはい、嘘つけ」くらいにしか思わないと思う。。交渉がうまくなかった。あきらかに説得できていないので、こちらとしてもついついヒートアップしてしまう。最後の方は完全に見下されてしまい「まあまあ落ち着けよ」といった感じに。嗚呼
仕方がないので、明日UCLAの留学生センターにSSNを貰うべく交渉に行こうと思う。SSNが必要である旨を言えば、原則NGではあるがSSN発行に必要な書類を発行してくれるらしい。ということで、免許取得のためのプロセスが無駄にひとつ増加してしまった。
Tuesday, August 24, 2010
サマースクールもう少し・ムラーノ君近況・就職活動とサイヤ人
・木曜日でサマースクールが終わり数日オフになる。免許や宿題等、やらなければいけないこともそれなりにあるんだけど、何かしら面白いことをしたいなぁ。ビバリーヒルズやハリウッドといったベタベタの観光とかを今のうちにやっておくのかな。
・新兵器のムラーノ、アパートの駐車場が思いのほか狭いので大きさが結構気にかかってしまう。。。
他方、様々な無駄な機能(ガレージのリモコン電波を覚えてくれる機能、革張り内装、ボタン一つで記憶していたポジショニングに戻してくれるコックピット、BOSEスピーカー+スペアタイヤ部分にはウーハー等)は、なくてもいいんだけど結構オーナー心をくすぐってくれる。妻もNijiyaまでは行けるようになったので、あとはさっさと州の免許を取らないと。
・サマースクールの1コマを使って就職課からオリエンテーション。自分は社費なのでフルタイム就職は考えていないが、サマーインターンには関心があるので興味深く話を聞いた。
他国からの留学生の話を聞いていて今更ながら気づいたのは、米国の給与水準が高いということ。おなじグローバル企業の同じような肩書でも、現地法人と米国本社では給与水準がびっくりするくらい違うとのこと。
自分にとって米国での就職とは「チャレンジングで面白そうだけど、しなきゃ困るというものではなく、単なる好奇心の対象」といったもの。しかし、多くの留学生は「借金返済のためには、死ぬ気で米国企業の内定が欲しい」と考えているようだ。
自分の浅薄な考えを多少申し訳なく思う一方で、サマーインターンへの関心がより一層高まった。こんな死ぬ気で職を獲りにきている奴らとの競争は、おそらく自分をいずれかの方向に高めてくれると思われるからだ。こいつらと就職活動戦線においてガチンコで戦うことを通じてボロボロになることで、スーパーサイヤ人になれるのではないか、といった発想。この辺についてはそのうち頭も整理されてくるだろうからまた書きたい。
・新兵器のムラーノ、アパートの駐車場が思いのほか狭いので大きさが結構気にかかってしまう。。。
他方、様々な無駄な機能(ガレージのリモコン電波を覚えてくれる機能、革張り内装、ボタン一つで記憶していたポジショニングに戻してくれるコックピット、BOSEスピーカー+スペアタイヤ部分にはウーハー等)は、なくてもいいんだけど結構オーナー心をくすぐってくれる。妻もNijiyaまでは行けるようになったので、あとはさっさと州の免許を取らないと。
・サマースクールの1コマを使って就職課からオリエンテーション。自分は社費なのでフルタイム就職は考えていないが、サマーインターンには関心があるので興味深く話を聞いた。
他国からの留学生の話を聞いていて今更ながら気づいたのは、米国の給与水準が高いということ。おなじグローバル企業の同じような肩書でも、現地法人と米国本社では給与水準がびっくりするくらい違うとのこと。
自分にとって米国での就職とは「チャレンジングで面白そうだけど、しなきゃ困るというものではなく、単なる好奇心の対象」といったもの。しかし、多くの留学生は「借金返済のためには、死ぬ気で米国企業の内定が欲しい」と考えているようだ。
自分の浅薄な考えを多少申し訳なく思う一方で、サマーインターンへの関心がより一層高まった。こんな死ぬ気で職を獲りにきている奴らとの競争は、おそらく自分をいずれかの方向に高めてくれると思われるからだ。こいつらと就職活動戦線においてガチンコで戦うことを通じてボロボロになることで、スーパーサイヤ人になれるのではないか、といった発想。この辺についてはそのうち頭も整理されてくるだろうからまた書きたい。
グループワーク その4
ここ数日すったもんだしていたグループワーク、Write-upを提出するとともにプレゼンを実施。
問題提起→分析→解決策提示という流れでプレゼン。自分は解決策提示を担当した。
「書いたんだから話せるはず」と思い特に練習をせず臨んだら、思いのほか喋れずショック。
自己紹介とか簡単なスピーチならぶっつけ本番で喋れるが、ある程度込み入った話になると相当程度準備をしないとまずいということを痛感した。
他方、講師の評価は思いのほか高くびっくり。勝因は、もちろん自分の喋りではなく、我々の解決策が具体的かつ独創的な解決策であるとのこと。他班が方向性を示す程度に留まっていたのに対し、非常に具体的な提案で良かったとのこと。これである程度すっきりしたが、解決策に具体性を持たせることが非常に重視されている。分析と結論の有機性も勿論重要なんだろうけど、結論のインパクトや実効性がもっと大事ということだと理解した。
この解決案、実はあのブラジル人同級生が考案したもの。
解決策の方向性自体は、自分を含む日本人二人の分析により導出したもの。しかし、日本人二人が雁首そろえて数十分考えたものの、一向に提案に具体性が出ない。仕方がないのでパワポ作成に邁進していたブラジル人の彼に相談してみたところ、ちょっと話を聞いた後0.3秒くらいで実に具体的かつ独創的なアイディアを提示してくれた。
グループワークの進め方について多少苦労させてもらった彼だったが、瞬間的に具体的かつ面白いソリューションを考案できるそのセンスに脱帽。ファンタジスタといわざるを得ない。「つべこべ言うのも良いが、具体的な案を出す」ということを当面の目標としている自分にとっては大変インパクトの大きい経験であった。
これまで正直なところ、グループでやるよりも自分一人でやった方が断然ましと思っていた。しかし今回の経験を通じ、初めてグループワークの意義・価値のようなものを腹の底から体感することができた。
今回のメンバーで言うと、日本人同級生は話が阿吽の呼吸で通じてしまい、逆に勉強にならない。台湾人のようなそもそもの約束事を守れないのはちょっと困る。他方、ブラジル人のような「アクは強いがファンタジスタ」といったキャラクターは非常に魅力的に感じた。
問題提起→分析→解決策提示という流れでプレゼン。自分は解決策提示を担当した。
「書いたんだから話せるはず」と思い特に練習をせず臨んだら、思いのほか喋れずショック。
自己紹介とか簡単なスピーチならぶっつけ本番で喋れるが、ある程度込み入った話になると相当程度準備をしないとまずいということを痛感した。
他方、講師の評価は思いのほか高くびっくり。勝因は、もちろん自分の喋りではなく、我々の解決策が具体的かつ独創的な解決策であるとのこと。他班が方向性を示す程度に留まっていたのに対し、非常に具体的な提案で良かったとのこと。これである程度すっきりしたが、解決策に具体性を持たせることが非常に重視されている。分析と結論の有機性も勿論重要なんだろうけど、結論のインパクトや実効性がもっと大事ということだと理解した。
この解決案、実はあのブラジル人同級生が考案したもの。
解決策の方向性自体は、自分を含む日本人二人の分析により導出したもの。しかし、日本人二人が雁首そろえて数十分考えたものの、一向に提案に具体性が出ない。仕方がないのでパワポ作成に邁進していたブラジル人の彼に相談してみたところ、ちょっと話を聞いた後0.3秒くらいで実に具体的かつ独創的なアイディアを提示してくれた。
グループワークの進め方について多少苦労させてもらった彼だったが、瞬間的に具体的かつ面白いソリューションを考案できるそのセンスに脱帽。ファンタジスタといわざるを得ない。「つべこべ言うのも良いが、具体的な案を出す」ということを当面の目標としている自分にとっては大変インパクトの大きい経験であった。
これまで正直なところ、グループでやるよりも自分一人でやった方が断然ましと思っていた。しかし今回の経験を通じ、初めてグループワークの意義・価値のようなものを腹の底から体感することができた。
今回のメンバーで言うと、日本人同級生は話が阿吽の呼吸で通じてしまい、逆に勉強にならない。台湾人のようなそもそもの約束事を守れないのはちょっと困る。他方、ブラジル人のような「アクは強いがファンタジスタ」といったキャラクターは非常に魅力的に感じた。
Monday, August 23, 2010
沖縄を英語特区にしてみると
最近サマースクールが終盤で暇なので、ついついたくさん書いてしまう。
NYT:"Western Schools Sprout in South Korea"
http://www.nytimes.com/2010/08/23/world/asia/23schools.html?_r=1
韓国(記事では「韓国」としか書いていないが、まあ韓国政府だろう)が観光地として有名な済州島を英語特区として、島内(一部なのか全部なのかわからないけど、さすがに一部だろう)においては英語しか使えないというルールを設け、欧米の名門校の出店を複数招致するそうだ。
正月ゴルフ特番で英語禁止ホールというのはよくあるが、英語縛りというのは初耳かもしれない。
趣旨としては、英語教育の環境を整備することで、留学せずとも英語教育の場が享受できるようになるといったところ。ウォン安で輸出絶好調となりバカスコ儲けて外貨が貯まった韓国が、外貨の有益な使い方を模索したといった感じなのだろうか。企業家出身の大統領が好みそうなアイデアだと思う。
Twitterなどを見ていると、日本悲観論者の多くからこの構想に対する賛意が出ている。多くの意見は、日本政府の「無策」の非難とセット。「韓国はカルテル容認政策・通貨安政策・インフラ輸出・教育政策等国を挙げて勝負しているのに、国が先導を取れない日本が嘆かわしい。日本政府頑張れよ」といった感じ。
自分はこの意見にまったく賛同できない。むしろ、そんな政策が通ってしまうような国の国民でなかったことに強く安堵の念を覚えた。論拠は主には以下のようなところ。
・そもそも、何か国民の多くが抱えている問題があったとしても、それを国が対応するという発想が古臭いし社会主義的。民間の企業なりNPOなりでやりたい人が勝手にやればいいのであって、国が強制する性質のものではない。国が出動せざるを得ない市場不経済って一体何なのか。
・税金を投入して行われるこのプロジェクトのリターンは公共の福祉に資するものなのか。教育には外部効果があるという意見もあるが、そこまで大きな外部経済ってあるのかな。
・済州島の住民には相当程度デメリットがあるのではないか。経済的には潤うだろう。また、知名度も一層上がることだろう。しかし、開発する分だけ、島の自然や文化や言語といったものが損なわれるのではないか。
自分は韓国人に対して偏見や特定の思いを持ったことがない(厳密に言うなら、そういった感情を抱くほどには彼らを良く知らない)。学校の同級生しか知らないが、礼儀正しいし明るいしとてもいい人そうだ。
しかし、国としての最近の韓国政府の手法にはアレルギー反応がある。社会主義的に過ぎる。
大統領だか誰だかの強いリーダーシップのもと、不必要に大きなポジションを取っている印象が強い。民間がポジションを取って失敗するのはおおいにアリだと思うが、税金でサムソンを支援されたら、サムソンのライバル企業の経営者はどう思うだろうか。かんぽの宿とやっていることは何ら変わらないと思う。一見したところ有益に見える度合いが多少強い程度の話に過ぎず、「そんな金あるなら減税か還付で返せ」という反論が共通して成り立ちうる。
建国者がそういうことをやるのであればまだ理解できる。また、国民全体で知識レベルが十分でない(教育の機会が十分でない)途上国のリーダーが国をリードするのであるならこれまたわかる。
しかし、ある程度成熟した民主主義国家で、単に先人が築いたものを引き継いでいるに過ぎない建国者以外のリーダーには、もう少し権力の使い方について自制心を持ってやった方がいいのではないか。
自分は、ここ最近のパフォーマンスがいいことを理由に韓国政府を評価することをよしとしない。リスクとリターンの両方を考慮して初めて適正な評価ができると思うからだ。今の韓国政府のパフォーマンスが良さげに見えるのは、単に取るべきではないリスクまで取ってしまっているからだ。しかし、投資とはどれだけ正当化しても所詮は博打であり、長期平均的には結果はあるべき水準に納まると考えるのが保守的・健全だろう。遠くない将来、国として安易にポジションを取ったことに対する報いが来る可能性を懸念せざるを得ない。少なくとも現時点においても、国がやってしまっていることにより民間部門で相当程度クラウディングアウトが発生しているのではないか。
また、関連して、今の日本の政治は衆参の勢力がねじれていることや政治不信を主因に停滞しているように言われるが、これは権力の不必要な行使を抑制して欲しいという民意が適切に現れている結果だと思う。日本は既に十分民主主義国家として成熟できていると思う。リスクを取ってでも為すべき目標があるなら、それは殆ど一つの例外なく民間が成し遂げてくれるはずだ。政府の仕事は自らリスクをとることではなく、民間プレーヤーがリスクを取りやすいよう各種プラットフォームの掃除をしてやることに過ぎないのではないだろうか。
「未整備の沖縄を英語特区にしよう」という構想が出ない日本を嘆くのではなく、自分はむしろ
好意的に評価したいと思う。
NYT:"Western Schools Sprout in South Korea"
http://www.nytimes.com/2010/08/23/world/asia/23schools.html?_r=1
韓国(記事では「韓国」としか書いていないが、まあ韓国政府だろう)が観光地として有名な済州島を英語特区として、島内(一部なのか全部なのかわからないけど、さすがに一部だろう)においては英語しか使えないというルールを設け、欧米の名門校の出店を複数招致するそうだ。
正月ゴルフ特番で英語禁止ホールというのはよくあるが、英語縛りというのは初耳かもしれない。
趣旨としては、英語教育の環境を整備することで、留学せずとも英語教育の場が享受できるようになるといったところ。ウォン安で輸出絶好調となりバカスコ儲けて外貨が貯まった韓国が、外貨の有益な使い方を模索したといった感じなのだろうか。企業家出身の大統領が好みそうなアイデアだと思う。
Twitterなどを見ていると、日本悲観論者の多くからこの構想に対する賛意が出ている。多くの意見は、日本政府の「無策」の非難とセット。「韓国はカルテル容認政策・通貨安政策・インフラ輸出・教育政策等国を挙げて勝負しているのに、国が先導を取れない日本が嘆かわしい。日本政府頑張れよ」といった感じ。
自分はこの意見にまったく賛同できない。むしろ、そんな政策が通ってしまうような国の国民でなかったことに強く安堵の念を覚えた。論拠は主には以下のようなところ。
・そもそも、何か国民の多くが抱えている問題があったとしても、それを国が対応するという発想が古臭いし社会主義的。民間の企業なりNPOなりでやりたい人が勝手にやればいいのであって、国が強制する性質のものではない。国が出動せざるを得ない市場不経済って一体何なのか。
・税金を投入して行われるこのプロジェクトのリターンは公共の福祉に資するものなのか。教育には外部効果があるという意見もあるが、そこまで大きな外部経済ってあるのかな。
・済州島の住民には相当程度デメリットがあるのではないか。経済的には潤うだろう。また、知名度も一層上がることだろう。しかし、開発する分だけ、島の自然や文化や言語といったものが損なわれるのではないか。
自分は韓国人に対して偏見や特定の思いを持ったことがない(厳密に言うなら、そういった感情を抱くほどには彼らを良く知らない)。学校の同級生しか知らないが、礼儀正しいし明るいしとてもいい人そうだ。
しかし、国としての最近の韓国政府の手法にはアレルギー反応がある。社会主義的に過ぎる。
大統領だか誰だかの強いリーダーシップのもと、不必要に大きなポジションを取っている印象が強い。民間がポジションを取って失敗するのはおおいにアリだと思うが、税金でサムソンを支援されたら、サムソンのライバル企業の経営者はどう思うだろうか。かんぽの宿とやっていることは何ら変わらないと思う。一見したところ有益に見える度合いが多少強い程度の話に過ぎず、「そんな金あるなら減税か還付で返せ」という反論が共通して成り立ちうる。
建国者がそういうことをやるのであればまだ理解できる。また、国民全体で知識レベルが十分でない(教育の機会が十分でない)途上国のリーダーが国をリードするのであるならこれまたわかる。
しかし、ある程度成熟した民主主義国家で、単に先人が築いたものを引き継いでいるに過ぎない建国者以外のリーダーには、もう少し権力の使い方について自制心を持ってやった方がいいのではないか。
自分は、ここ最近のパフォーマンスがいいことを理由に韓国政府を評価することをよしとしない。リスクとリターンの両方を考慮して初めて適正な評価ができると思うからだ。今の韓国政府のパフォーマンスが良さげに見えるのは、単に取るべきではないリスクまで取ってしまっているからだ。しかし、投資とはどれだけ正当化しても所詮は博打であり、長期平均的には結果はあるべき水準に納まると考えるのが保守的・健全だろう。遠くない将来、国として安易にポジションを取ったことに対する報いが来る可能性を懸念せざるを得ない。少なくとも現時点においても、国がやってしまっていることにより民間部門で相当程度クラウディングアウトが発生しているのではないか。
また、関連して、今の日本の政治は衆参の勢力がねじれていることや政治不信を主因に停滞しているように言われるが、これは権力の不必要な行使を抑制して欲しいという民意が適切に現れている結果だと思う。日本は既に十分民主主義国家として成熟できていると思う。リスクを取ってでも為すべき目標があるなら、それは殆ど一つの例外なく民間が成し遂げてくれるはずだ。政府の仕事は自らリスクをとることではなく、民間プレーヤーがリスクを取りやすいよう各種プラットフォームの掃除をしてやることに過ぎないのではないだろうか。
「未整備の沖縄を英語特区にしよう」という構想が出ない日本を嘆くのではなく、自分はむしろ
好意的に評価したいと思う。
グループワーク その3
今日は終日グループワーク。
台湾人同級生は旅行に行っているとのことで欠席。明日のプレゼンも来ないらしい。
ところで、こういう同級生はいったいどうなるんだろうか?すなわち、今回はサマースクールなので採点がないけど、採点がある本番では同級生の彼女はどのような処遇を受けるのだろうか?
(注:アメリカではGPAが結構大事らしいので、「卒業できれば何でもいいじゃん」と言う日本大学生の価値観は通じない)
仮に彼女が最後のプレゼンだけ参加した場合、グループメンバーが教授なりTAに「いや、彼女途中全然来てませんでしたよ」と告げ口しない限り彼女はノーペナルティなのかしら?
なんというか、何かしら「自発的に参加しないと自分が損する仕組み」のようなものがないと、逃げるが勝ちといった価値観を持った同級生の跋扈を許してしまうのではないかと感じた。
ここUCLAは、少なくとも必修科目はグループは自主的にではなく強制的に組成されると聞いている。であるならば、何らかの「他人に迷惑をかけないことで自分もメリットを得る仕組み」のようなものがあるとよいのだが。
今後しんどい課題が出た場合、一人抜けると本当に困ることもあると思うし、「彼女になんて言えば心情を害することなく参加してもらえるかな」なんてしょぼいことに頭を使うのもちょっと遠慮したい。
今回はさほどたいへんでもなかったので彼女個人に対して含むところは全くない。むしろ人間としては人当たりがよく全然嫌いではない。ただただ、そのあたりの制度設計がどうなっているのかということが気になった。
ということで今日は日本人が自分含む2名、ブラジル人が1名で最終調整。
昨日書いた記事との関連で言うとすり合わせをしたのだが、まあ何とかこなすことができた。
ただし、独自の世界を持つブラジル人の彼とはやはり議論を戦わせることに。前回今回の議論を通じ、どうすれば自分の意見をちゃんと理解させることができるか、あるいはそもそもどうしたら相手に話を聞いてもらえるかといったあたりについて野生の感のようなものができてきている気がしている。
台湾人同級生は旅行に行っているとのことで欠席。明日のプレゼンも来ないらしい。
ところで、こういう同級生はいったいどうなるんだろうか?すなわち、今回はサマースクールなので採点がないけど、採点がある本番では同級生の彼女はどのような処遇を受けるのだろうか?
(注:アメリカではGPAが結構大事らしいので、「卒業できれば何でもいいじゃん」と言う日本大学生の価値観は通じない)
仮に彼女が最後のプレゼンだけ参加した場合、グループメンバーが教授なりTAに「いや、彼女途中全然来てませんでしたよ」と告げ口しない限り彼女はノーペナルティなのかしら?
なんというか、何かしら「自発的に参加しないと自分が損する仕組み」のようなものがないと、逃げるが勝ちといった価値観を持った同級生の跋扈を許してしまうのではないかと感じた。
ここUCLAは、少なくとも必修科目はグループは自主的にではなく強制的に組成されると聞いている。であるならば、何らかの「他人に迷惑をかけないことで自分もメリットを得る仕組み」のようなものがあるとよいのだが。
今後しんどい課題が出た場合、一人抜けると本当に困ることもあると思うし、「彼女になんて言えば心情を害することなく参加してもらえるかな」なんてしょぼいことに頭を使うのもちょっと遠慮したい。
今回はさほどたいへんでもなかったので彼女個人に対して含むところは全くない。むしろ人間としては人当たりがよく全然嫌いではない。ただただ、そのあたりの制度設計がどうなっているのかということが気になった。
ということで今日は日本人が自分含む2名、ブラジル人が1名で最終調整。
昨日書いた記事との関連で言うとすり合わせをしたのだが、まあ何とかこなすことができた。
ただし、独自の世界を持つブラジル人の彼とはやはり議論を戦わせることに。前回今回の議論を通じ、どうすれば自分の意見をちゃんと理解させることができるか、あるいはそもそもどうしたら相手に話を聞いてもらえるかといったあたりについて野生の感のようなものができてきている気がしている。
Sunday, August 22, 2010
モジュラーとインテグラル
これまで数回グループ単位での宿題をこなしてきた。作文だったり、プレゼンだったり。
基本パターンは、グループ決定→ミーティング→役割分担→各自家で作業→統合 といった感じ。
制約条件として、提出までの時間が得てして非常にタイト。
また考えが変わるかもしれないが、やってみての感想は、「こういった宿題のコツは、いかにモジュラー化できるかではないか」というもの。
自分の理解では、モジュラー化とは「微妙なすり合わせの必要性を最小化して、機械的に統合するだけで完成してしまうプラモデルのようなものになるようにうまく設計すること。」
そう思うのは、すり合わせる時間が圧倒的に不足しており、また役割分担を明確にしないまま進めること自体が簡単ではないから。
宿題のモジュラー化のためには、ある程度初期段階で配慮が必要になる。
・分担を明確に分ける
・各担当者の重なり合いを極限まで排除する
・最初のディスカッション段階で、可能な限り論点を整理し、コンセンサスを形成する
・各担当者が作成したものについては、「尊重」を基本姿勢とする
といったものだ。
(出所:自分。おそらく、藤本先生の教科書でも読めばもっときれいな整理が得られるだろうけどとりあえず)
これはこれまで自分が経験してきたやり方と結構真逆かも。これまでのやり方を、多少の誇張も含めつつ無理やり上記のやり方と対比させてみると、
・あえて分担にグレーゾーンを残す(一つの仕事に同階層の担当者が複数名)
・初期ディスカッション時点では、「話しているうちに何か論点でるかも」といった感じ
・複数担当者でこしらえたアウトプットをさらに係長→補佐→課長・・・と順次上に上げていく過程で、新たなすり合わせが生じ、内容がどんどん修正されていく
といった感じになる。インテグラルかつボトムアップ型といった感じかしら。
最近仮説ばっかりなのだが、おそらくこのやり方(すり合わせ型)は、より良い物が作れるかもしれないけれど、均質で粒揃いの日本のサラリーマン世界のようなある程度閉ざされた世界でしか為しえない職人芸のようなものなのではないか。
ちょっと労働市場のグローバル化が進み(日本に外国人ホワイトカラーが来てくれるといいのだけれど)社員の多国籍化が進めば、こんなこととてもじゃないけどやってられなくなる気がする。おそらく、そもそも機能しないか、機能しても所謂合成の誤謬ばかりが発生することになる気がする。
日本の多くの企業は、国内市場の縮小に焦り国際化を推進しようとしている。しかし、いつまでも日本人だけでグローバルビジネスを回せることはないだろうから、早晩人材もグローバル化させなくてはならなくなるだろう。そういった時が来る前に、仕事のやり方もある程度標準化しておかないと(含む雇用形態や報酬制度)、どの国の人材も寄り付かず、日本人だけでやらざるを得ずその結果競争力を発揮できないといったことになりかねない気がする。楽天やユニクロの英語公用語化は、そういった文脈から出た話なんだろうと思っている。もっとも、インテグラル型ビジネス運営を自社の強みと位置づけ、意図的に均質な人材を集めたり、社内文化を押し付けることでパフォーマンスを高めようとする企業もあるだろうけど。
この「多国籍でのビジネス=インテグラル型は無理で、モジュラー化が必須。ついては日本も国際展開したいのであればそうすべき」という仮説を検証するためには、多国籍でのビジネスがインテグラル型ではなくモジュラー型を指向して動いていることを確認する必要があるだろう。今後の授業やインターンを通じてそのあたりは理解することができそうなので、検証してみたい。
そういう意味で、企業の長期的な競争力を高めたいのであれば、同業他社からの転職受け入れもいいけど
あえて国籍なり業種なり、何か一つ異なった属性を持つ人間を少数でも組織内に入れてみるという試みをしてみると面白いかもしれない。
基本パターンは、グループ決定→ミーティング→役割分担→各自家で作業→統合 といった感じ。
制約条件として、提出までの時間が得てして非常にタイト。
また考えが変わるかもしれないが、やってみての感想は、「こういった宿題のコツは、いかにモジュラー化できるかではないか」というもの。
自分の理解では、モジュラー化とは「微妙なすり合わせの必要性を最小化して、機械的に統合するだけで完成してしまうプラモデルのようなものになるようにうまく設計すること。」
そう思うのは、すり合わせる時間が圧倒的に不足しており、また役割分担を明確にしないまま進めること自体が簡単ではないから。
宿題のモジュラー化のためには、ある程度初期段階で配慮が必要になる。
・分担を明確に分ける
・各担当者の重なり合いを極限まで排除する
・最初のディスカッション段階で、可能な限り論点を整理し、コンセンサスを形成する
・各担当者が作成したものについては、「尊重」を基本姿勢とする
といったものだ。
(出所:自分。おそらく、藤本先生の教科書でも読めばもっときれいな整理が得られるだろうけどとりあえず)
これはこれまで自分が経験してきたやり方と結構真逆かも。これまでのやり方を、多少の誇張も含めつつ無理やり上記のやり方と対比させてみると、
・あえて分担にグレーゾーンを残す(一つの仕事に同階層の担当者が複数名)
・初期ディスカッション時点では、「話しているうちに何か論点でるかも」といった感じ
・複数担当者でこしらえたアウトプットをさらに係長→補佐→課長・・・と順次上に上げていく過程で、新たなすり合わせが生じ、内容がどんどん修正されていく
といった感じになる。インテグラルかつボトムアップ型といった感じかしら。
最近仮説ばっかりなのだが、おそらくこのやり方(すり合わせ型)は、より良い物が作れるかもしれないけれど、均質で粒揃いの日本のサラリーマン世界のようなある程度閉ざされた世界でしか為しえない職人芸のようなものなのではないか。
ちょっと労働市場のグローバル化が進み(日本に外国人ホワイトカラーが来てくれるといいのだけれど)社員の多国籍化が進めば、こんなこととてもじゃないけどやってられなくなる気がする。おそらく、そもそも機能しないか、機能しても所謂合成の誤謬ばかりが発生することになる気がする。
日本の多くの企業は、国内市場の縮小に焦り国際化を推進しようとしている。しかし、いつまでも日本人だけでグローバルビジネスを回せることはないだろうから、早晩人材もグローバル化させなくてはならなくなるだろう。そういった時が来る前に、仕事のやり方もある程度標準化しておかないと(含む雇用形態や報酬制度)、どの国の人材も寄り付かず、日本人だけでやらざるを得ずその結果競争力を発揮できないといったことになりかねない気がする。楽天やユニクロの英語公用語化は、そういった文脈から出た話なんだろうと思っている。もっとも、インテグラル型ビジネス運営を自社の強みと位置づけ、意図的に均質な人材を集めたり、社内文化を押し付けることでパフォーマンスを高めようとする企業もあるだろうけど。
この「多国籍でのビジネス=インテグラル型は無理で、モジュラー化が必須。ついては日本も国際展開したいのであればそうすべき」という仮説を検証するためには、多国籍でのビジネスがインテグラル型ではなくモジュラー型を指向して動いていることを確認する必要があるだろう。今後の授業やインターンを通じてそのあたりは理解することができそうなので、検証してみたい。
そういう意味で、企業の長期的な競争力を高めたいのであれば、同業他社からの転職受け入れもいいけど
あえて国籍なり業種なり、何か一つ異なった属性を持つ人間を少数でも組織内に入れてみるという試みをしてみると面白いかもしれない。
Saturday, August 21, 2010
パサデナ・Bubba Gump・Manpuku・視力改善?
・昨日は、サマースクールの一環でパサデナという近隣の都市まで小旅行。そこでチームに分かれてScavenger Huntなる遊びをして、その後16:30から早めのディナーを取って解散。Significant Others歓迎ということだったので家族で参加。楽しかったが、こういう場で日本人同級生と日本語でしゃべってしまう癖をいい加減直したい。
・ボストン留学中の友人が旅行でLAに来ていたので、サンタモニカ埠頭にある埠頭内にあるBubba Gump Shrimp Companyにて朝食を一緒にとった。フリーウェイを405→10と乗り継ぐことで車で10分程で行くことができた。
互いの近況とか留学しての感想とかを話した後、先日Mitsuwaで買ったカールを旅の土産としてプレゼント。
まだ大学の同級生とは留学や将来について深いレベルで話をするほどには仲良くなれてはいなかったので、旧友とじっくり話をすることができて非常に楽しかった。
・来週、サマースクールの一環で企業訪問がある。しかし、スーツをどうしたことか船便にしてしまったことから着ていく服がない。。。やむを得ず、近隣に住む先輩に貸してもらうことで急場をしのぐ。なんでスーツ手荷物とか航空便にしなかったんだろ。
・今日は近隣の日系スーパー「Nijiya」に。NijiyaはSwartell Blvd.というちょっとした日系エリア(通称Litle Osaka)にある。まずは腹ごしらえをしようとスーパーの向かいにあるレストランモールを覗いてみると、ロスにいたことのある後輩から推薦を受けていた焼肉や「Manpuku」があったので入ってみた。
かつて自分が住んでいた代々木上原に同名の店があったので店員に聞いてみたところ、やっぱり同じ会社だった。
まさかこんなところで、なじみの焼き肉屋を楽しむことができるとは。ちょっとテンションがあがってしまった。
味も全く日本のまんぷくと比較して遜色ない。値段も大差なく、非常に良かった。
夜は混むらしいが、これからも通いたい店ができた(California Pizza Kitchen, In-n-Outに次いで3店目)。
なんかこちらに来て視力が回復してるかも。メガネの度がきつく感じるようになってきた。そんなことあるのかしら。
・ボストン留学中の友人が旅行でLAに来ていたので、サンタモニカ埠頭にある埠頭内にあるBubba Gump Shrimp Companyにて朝食を一緒にとった。フリーウェイを405→10と乗り継ぐことで車で10分程で行くことができた。
互いの近況とか留学しての感想とかを話した後、先日Mitsuwaで買ったカールを旅の土産としてプレゼント。
まだ大学の同級生とは留学や将来について深いレベルで話をするほどには仲良くなれてはいなかったので、旧友とじっくり話をすることができて非常に楽しかった。
・来週、サマースクールの一環で企業訪問がある。しかし、スーツをどうしたことか船便にしてしまったことから着ていく服がない。。。やむを得ず、近隣に住む先輩に貸してもらうことで急場をしのぐ。なんでスーツ手荷物とか航空便にしなかったんだろ。
・今日は近隣の日系スーパー「Nijiya」に。NijiyaはSwartell Blvd.というちょっとした日系エリア(通称Litle Osaka)にある。まずは腹ごしらえをしようとスーパーの向かいにあるレストランモールを覗いてみると、ロスにいたことのある後輩から推薦を受けていた焼肉や「Manpuku」があったので入ってみた。
かつて自分が住んでいた代々木上原に同名の店があったので店員に聞いてみたところ、やっぱり同じ会社だった。
まさかこんなところで、なじみの焼き肉屋を楽しむことができるとは。ちょっとテンションがあがってしまった。
味も全く日本のまんぷくと比較して遜色ない。値段も大差なく、非常に良かった。
夜は混むらしいが、これからも通いたい店ができた(California Pizza Kitchen, In-n-Outに次いで3店目)。
なんかこちらに来て視力が回復してるかも。メガネの度がきつく感じるようになってきた。そんなことあるのかしら。
就職課
先日、就職課(Career Management Center)の説明会に参加。
これはサマースクールと異なり全学生を対象にしているので、アメリカ人等の同級生に会う最初の機会となった。
説明会の説明自体には特に興味を引かれる点はなかった。早く動き出せとか、セミナーの心構えとか、レジュメの書き方とか。アメリカでの要求水準を満たすことができるか否かはさておき、MBA受験でやることと全く一緒なのでつい「そんなの知ってるよ」と思ってしまった。
他方、アメリカ人生徒とのやり取りには大いに刺激を受けた。隣に座った数名と挨拶をした程度だが、まず喋りのスピードが留学生の1.2倍ほど。発音は綺麗なので聞き取りやすいが、要所要所にスラングやら何やらを挟んでいるのか、理解できないことが多い。また、留学生や講師には通じる自分の英語が、アメリカ人留学生に対しては聞き返される回数が多い。「留学生が使っているのはGlobishだがアメリカ人が使っているのはEnglsihということで、むしろアメリカ人が悪い」という屁理屈もある気がするが、郷に入っては郷に習うべきであろうからまあしっかりキャッチアップしよう。
また、彼らは概して若い。見たところ、平均24,5、社会人2,3年目といった感じ。日本人だけ平均年齢が高い印象。彼らやサマースクールの同級生(彼らもまた若い。つまり、本当に日本人だけ平均年齢が高い)を見ていると、30過ぎの人間を送り出している日本がむしろ間違っているのではないかと感じるようになってきた。この辺、プログラムが本格化してアメリカ人との接点が増えてきたらまた考えを煮詰めてみたい。
これはサマースクールと異なり全学生を対象にしているので、アメリカ人等の同級生に会う最初の機会となった。
説明会の説明自体には特に興味を引かれる点はなかった。早く動き出せとか、セミナーの心構えとか、レジュメの書き方とか。アメリカでの要求水準を満たすことができるか否かはさておき、MBA受験でやることと全く一緒なのでつい「そんなの知ってるよ」と思ってしまった。
他方、アメリカ人生徒とのやり取りには大いに刺激を受けた。隣に座った数名と挨拶をした程度だが、まず喋りのスピードが留学生の1.2倍ほど。発音は綺麗なので聞き取りやすいが、要所要所にスラングやら何やらを挟んでいるのか、理解できないことが多い。また、留学生や講師には通じる自分の英語が、アメリカ人留学生に対しては聞き返される回数が多い。「留学生が使っているのはGlobishだがアメリカ人が使っているのはEnglsihということで、むしろアメリカ人が悪い」という屁理屈もある気がするが、郷に入っては郷に習うべきであろうからまあしっかりキャッチアップしよう。
また、彼らは概して若い。見たところ、平均24,5、社会人2,3年目といった感じ。日本人だけ平均年齢が高い印象。彼らやサマースクールの同級生(彼らもまた若い。つまり、本当に日本人だけ平均年齢が高い)を見ていると、30過ぎの人間を送り出している日本がむしろ間違っているのではないかと感じるようになってきた。この辺、プログラムが本格化してアメリカ人との接点が増えてきたらまた考えを煮詰めてみたい。
納車
昨日夜、無事車が納車となった。2004年の日産ムラーノ。
最初のドライブはいきなりの夜間ドライブ。トーランスにある店舗からウエストウッドにある自宅までの約30分。
まずは店舗近くのMitsuwaトーランス店にて腹ごしらえをして、いよいよフリーウェイに。
車が日本で乗っていた車(マツダアクセラ・米国ではMazda3)と比べかなり大きい上に左右逆なので、右サイドの感覚が最初はかなり掴みづらかった。また、なんだかサイドミラーに度が入っているようで、どうも見づらい。
といった感じで諸々違和感はあったが、なんとかかんとか帰宅。もちろん左折時のワイパーも数度やった。
それで今日もちょっとドライブをしたのだが、かなり乗り心地が良く気に入っている。車高が高く視野が良いし、エンジンが3500ccと大きいのでちょっと踏めば思ったとおりに動いてくれるし。それにゴルフバッグも余裕で入りそう。あとは燃費とか壊れやすさだが、場合によっては日本に持ち帰ってもいいと思っているくらいだ。聞いたところ船賃自体は1500ドルくらいだそうだが、あとは日本での車検等登録費用がどれだけかかるかだ。ベンツやBMWなら、日本での定価がぼったくり価格みたいなので、アメリカで買って持ち帰った方が余程リーズナブルだそうだけど、ムラーノはさすがに採算取れないんだろうなぁ。
最初のドライブはいきなりの夜間ドライブ。トーランスにある店舗からウエストウッドにある自宅までの約30分。
まずは店舗近くのMitsuwaトーランス店にて腹ごしらえをして、いよいよフリーウェイに。
車が日本で乗っていた車(マツダアクセラ・米国ではMazda3)と比べかなり大きい上に左右逆なので、右サイドの感覚が最初はかなり掴みづらかった。また、なんだかサイドミラーに度が入っているようで、どうも見づらい。
といった感じで諸々違和感はあったが、なんとかかんとか帰宅。もちろん左折時のワイパーも数度やった。
それで今日もちょっとドライブをしたのだが、かなり乗り心地が良く気に入っている。車高が高く視野が良いし、エンジンが3500ccと大きいのでちょっと踏めば思ったとおりに動いてくれるし。それにゴルフバッグも余裕で入りそう。あとは燃費とか壊れやすさだが、場合によっては日本に持ち帰ってもいいと思っているくらいだ。聞いたところ船賃自体は1500ドルくらいだそうだが、あとは日本での車検等登録費用がどれだけかかるかだ。ベンツやBMWなら、日本での定価がぼったくり価格みたいなので、アメリカで買って持ち帰った方が余程リーズナブルだそうだけど、ムラーノはさすがに採算取れないんだろうなぁ。
Friday, August 20, 2010
グループワークその2
今日は終日グループワーク。今日から新しいグループで、一つのケースについて分析を行った。
前回日本3名+タイ1名だったが、今回は日本2人+ブラジル1名+台湾1名。
前回は「日本と変わらないロジックが、日本とかわらないロジスティックスで伝えられるので大丈夫かも」と思ったが、とんだ勘違いだった。
・ブラジル人同級生:遅刻入り。開始早々PCを立ち上げ、俺に任せとけと何か作業を始めた。てっきり書記でもやってくれているのかと思ったらネットサーフィンしてる。あれれ、と思っていたらなにやらパワポを作り始める。おいおいまだディスカッションまとまってないぞ、っていうかディスカッション混ざろうよと思っていたら、議論も終わっていないのになぜかパワポが完成。当たり前だが、議論はまったく反映されていないHis Story.
・台湾人同級生:大幅遅刻入り。どうも議論に食いついてこないから心配していたら、どうもケースを予習していなかったらしい。途中から急に開き直ったようで、議論に一切入らず一心不乱にケースを読み出した。その間、いなくなったと思ったらコーヒー片手に戻ってきたり等が適宜入る感じ。
でも基本的にはフレンドリー。昼食時もとても感じはいい。しかし残念なことに昼食後突然Good Byeと帰ってしまった。。。
・日本人2名(含む自分):上記二人に完全に一本取られた格好。途中から尻に火がつき、二人で議論を開始。で、ブラジル人が作ったパワポを見て絶句。
と、完全に面食らってしまった。あまりに陳腐なんだけど、「日本じゃありえねぇ」と思わずつぶやいてしまった。よくMBAに行っている日本人のブログで、グループワークは誰と組むかが重要と書いてある。誰と組んだってそんなに変わらないだろうと思っていたけど、これは本当に重要だ!
ただし、駄目だった理由の一因は、われわれ日本勢の英語力不足にあった。向こうの早口ブラジル訛りの英語にスピードで負けている。うーむ。。。。
よく官僚の世界で日本が交渉に負けるという話を聞くが、これはなんというか、単純にその場でのしゃべり勝負に日本人官僚が苦戦しているからなのではないか。髪のを振り乱して一心不乱に身振り手振りで早口でまくしたてて相手の話を一切聞き流すくらいできないと駄目かもしれない、と思ってしまった。
今日は、リハーサルでボロボロにされた後形勢逆転に成功。しかしこれも、たまたま日本人2人になったわずかな隙に日本語でコンセンサスを形勢し、(台湾人はもう帰ってしまっているので)日本人二人がかりでブラジル人を説き伏せることができたから。日本人一人だったらどうなっていたことか。けっこう興奮してしゃべっていたら、自分の英語がありえないくらい早口になっていることにふと気がついた。我を忘れると、あこがれのペラペライングリッシュが実現できるようだ。次の開眼はいつになることやら。
先は長い。。。
前回日本3名+タイ1名だったが、今回は日本2人+ブラジル1名+台湾1名。
前回は「日本と変わらないロジックが、日本とかわらないロジスティックスで伝えられるので大丈夫かも」と思ったが、とんだ勘違いだった。
・ブラジル人同級生:遅刻入り。開始早々PCを立ち上げ、俺に任せとけと何か作業を始めた。てっきり書記でもやってくれているのかと思ったらネットサーフィンしてる。あれれ、と思っていたらなにやらパワポを作り始める。おいおいまだディスカッションまとまってないぞ、っていうかディスカッション混ざろうよと思っていたら、議論も終わっていないのになぜかパワポが完成。当たり前だが、議論はまったく反映されていないHis Story.
・台湾人同級生:大幅遅刻入り。どうも議論に食いついてこないから心配していたら、どうもケースを予習していなかったらしい。途中から急に開き直ったようで、議論に一切入らず一心不乱にケースを読み出した。その間、いなくなったと思ったらコーヒー片手に戻ってきたり等が適宜入る感じ。
でも基本的にはフレンドリー。昼食時もとても感じはいい。しかし残念なことに昼食後突然Good Byeと帰ってしまった。。。
・日本人2名(含む自分):上記二人に完全に一本取られた格好。途中から尻に火がつき、二人で議論を開始。で、ブラジル人が作ったパワポを見て絶句。
と、完全に面食らってしまった。あまりに陳腐なんだけど、「日本じゃありえねぇ」と思わずつぶやいてしまった。よくMBAに行っている日本人のブログで、グループワークは誰と組むかが重要と書いてある。誰と組んだってそんなに変わらないだろうと思っていたけど、これは本当に重要だ!
ただし、駄目だった理由の一因は、われわれ日本勢の英語力不足にあった。向こうの早口ブラジル訛りの英語にスピードで負けている。うーむ。。。。
よく官僚の世界で日本が交渉に負けるという話を聞くが、これはなんというか、単純にその場でのしゃべり勝負に日本人官僚が苦戦しているからなのではないか。髪のを振り乱して一心不乱に身振り手振りで早口でまくしたてて相手の話を一切聞き流すくらいできないと駄目かもしれない、と思ってしまった。
今日は、リハーサルでボロボロにされた後形勢逆転に成功。しかしこれも、たまたま日本人2人になったわずかな隙に日本語でコンセンサスを形勢し、(台湾人はもう帰ってしまっているので)日本人二人がかりでブラジル人を説き伏せることができたから。日本人一人だったらどうなっていたことか。けっこう興奮してしゃべっていたら、自分の英語がありえないくらい早口になっていることにふと気がついた。我を忘れると、あこがれのペラペライングリッシュが実現できるようだ。次の開眼はいつになることやら。
先は長い。。。
Wednesday, August 18, 2010
病院デビュー
今日は午前中でサマースクールが終わる日。午後はまたサンタモニカ散策でもしようかなと思いながら帰宅すると、娘が高熱を出していた。摂氏39、華氏にすると102度と何と3桁の大台。咳もしているし、普段元気なのに明らかに参っている。妻も多少動転しているし、これは大変ということになった。
2年生の先輩の奥さんからお勧めの病院(=日本語が使える医師がいる病院)は聞いていたので、とりあえず2つ聞いていたうち近い方に電話してみた。電話で用件を伝えてみたのだが、ものすごい早口で何かをボソボソっと言われて、その後ガチャっと切られてしまった。2回やって同じ結果だったので、相性が悪かったと思うことにしてもう一つの遠い方の病院に電話した。幸いなことにこちらは対応も丁寧で、「わかった、それは大変だから今から来なさい」と言ってくれたのでタクシーにてサンタモニカにある病院(UCLA Pediatrics)に向かった。
UCLA病院となっていたので、最初に何となしに自分がUCLA学生である旨を伝えてみた。すると受付の女性がなんとなくテンションを上げてくれて、書類の記入方法など手取り足取り教えてくれた。
最大の懸念だった「自分のAIU保険は使えるのかどうか」も、「もちろん使える。キャッシュレスでOK」と文句なしの応対。ラッキーなことに待ち時間も皆無で、実にスムーズに診察までこぎつけることができた。
日本語ができる先生ということで行ったのだが、診察室に最初に現れたアジア風女性は英語。内心びびりながらも、こうなったら英語だろうが日本語だろうが行くしかないということで手取り足取り状況を説明。
「このまま最後まで英語でいくですか先生。早く日本語でやりましょうよ・・・」と思っていたら、どうやらその女性は医師ではなく看護婦だったようで、「OK、では先生にお伝えします」と言って去ってしまった。拍子抜けした一方で、英語診察を回避できて安堵した。
先生は日本名+日本苗字+ラテンな感じの苗字だったので、おそらく南米の人と結婚した日本人。看護婦とは違うクールさがあり多少びびってしまったが、迅速丁寧に診察をしてくれて大変安心感の持てる方だった。
ひとつ驚いたのは、薬について。日本で処方を受けた薬のリストを見せたところ、「うーん、これって風邪薬?ならこのままこれを飲んで下さい」とのこと。てっきり新しく薬を処方されると思っていたので確認してみたところ、「なに、こっちで薬が欲しいの?なら、コレとソレをその辺の薬局で買えばいいから」と言われてしまった。日本と比較して処方箋なしで買える薬品の範囲が広いのか、あるいは他の理由なのかわからないが、帰り際に「病院でしかもらえないキク薬」を貰えると思っていた自分はけっこう面食らった。
最初のドタバタは勿論あったが、思いのほかスムーズに事が進み、たいへん安堵している。
2年生の先輩の奥さんからお勧めの病院(=日本語が使える医師がいる病院)は聞いていたので、とりあえず2つ聞いていたうち近い方に電話してみた。電話で用件を伝えてみたのだが、ものすごい早口で何かをボソボソっと言われて、その後ガチャっと切られてしまった。2回やって同じ結果だったので、相性が悪かったと思うことにしてもう一つの遠い方の病院に電話した。幸いなことにこちらは対応も丁寧で、「わかった、それは大変だから今から来なさい」と言ってくれたのでタクシーにてサンタモニカにある病院(UCLA Pediatrics)に向かった。
UCLA病院となっていたので、最初に何となしに自分がUCLA学生である旨を伝えてみた。すると受付の女性がなんとなくテンションを上げてくれて、書類の記入方法など手取り足取り教えてくれた。
最大の懸念だった「自分のAIU保険は使えるのかどうか」も、「もちろん使える。キャッシュレスでOK」と文句なしの応対。ラッキーなことに待ち時間も皆無で、実にスムーズに診察までこぎつけることができた。
日本語ができる先生ということで行ったのだが、診察室に最初に現れたアジア風女性は英語。内心びびりながらも、こうなったら英語だろうが日本語だろうが行くしかないということで手取り足取り状況を説明。
「このまま最後まで英語でいくですか先生。早く日本語でやりましょうよ・・・」と思っていたら、どうやらその女性は医師ではなく看護婦だったようで、「OK、では先生にお伝えします」と言って去ってしまった。拍子抜けした一方で、英語診察を回避できて安堵した。
先生は日本名+日本苗字+ラテンな感じの苗字だったので、おそらく南米の人と結婚した日本人。看護婦とは違うクールさがあり多少びびってしまったが、迅速丁寧に診察をしてくれて大変安心感の持てる方だった。
ひとつ驚いたのは、薬について。日本で処方を受けた薬のリストを見せたところ、「うーん、これって風邪薬?ならこのままこれを飲んで下さい」とのこと。てっきり新しく薬を処方されると思っていたので確認してみたところ、「なに、こっちで薬が欲しいの?なら、コレとソレをその辺の薬局で買えばいいから」と言われてしまった。日本と比較して処方箋なしで買える薬品の範囲が広いのか、あるいは他の理由なのかわからないが、帰り際に「病院でしかもらえないキク薬」を貰えると思っていた自分はけっこう面食らった。
最初のドタバタは勿論あったが、思いのほかスムーズに事が進み、たいへん安堵している。
Tuesday, August 17, 2010
Thinkpadの差別化・マクドナルドの発音・グループワーク顛末
・よく見たらサマースクールの同級生の結構な人数がThinkpadを使っていて見事に被っている。
間違えて持ち帰られないよう差別化する必要があるが、ステッカーでも貼ってみようかな。
と言っても学校のシールは痛いし、変なキャラクターってのも難だし。妙案を考えてみることにしよう。
・マクドナルドは関東ではマック、関西ではマクド。
アメリカ、少なくともLAでは「マクドノー」。ドナルドが流暢に発音するとドノーとなるため。アクセントはドにつく。
・グループワークの一発目のWrite-upが返送されてきた。スタバのケースについての分析だが、100点中58点。点数の低さにも驚いたが、点数の刻みの細かさにも驚いた。講師であったPhDの学生(まだ24か25と非常に若い。)に聞くと、採点は「本筋を押さえられている。はい、10点」といった大雑把なものではなくて、「この問題は、論点がX, Y, Z, 3つある。Xをカバーできていたら2点、Yで3点、Zで3点、合計8点」とのことで、非常に小刻みに、かつ客観的な採点がなされていた。木を見て森を見ない作文が高得点になってしまうのではないかという疑念がないわけでもないが、さすが米国の大学院と思ってしまった。
自分たちの班は、大筋は抑えているが各論点をあまねく拾いきれていないため複数箇所減点を受けた。また、自分たちの結論「●●、▲▲なので、今の情報では何かアクションをとるには時期尚早。まず情報収集が先であり、リサーチをしましょう」といったものは具体性に欠けているとも指摘を受けた。他方、分析はそこそこに、突拍子がないものの興味深い分析をしていたグループは、自分たちより高い評価を得ていた。
「できない理由を探すことよりも、新しい何かを考え出してそれについてのフィージビリティを考える方がより尊重される」ということだろうか。今後の授業で検証していきたい。
間違えて持ち帰られないよう差別化する必要があるが、ステッカーでも貼ってみようかな。
と言っても学校のシールは痛いし、変なキャラクターってのも難だし。妙案を考えてみることにしよう。
・マクドナルドは関東ではマック、関西ではマクド。
アメリカ、少なくともLAでは「マクドノー」。ドナルドが流暢に発音するとドノーとなるため。アクセントはドにつく。
・グループワークの一発目のWrite-upが返送されてきた。スタバのケースについての分析だが、100点中58点。点数の低さにも驚いたが、点数の刻みの細かさにも驚いた。講師であったPhDの学生(まだ24か25と非常に若い。)に聞くと、採点は「本筋を押さえられている。はい、10点」といった大雑把なものではなくて、「この問題は、論点がX, Y, Z, 3つある。Xをカバーできていたら2点、Yで3点、Zで3点、合計8点」とのことで、非常に小刻みに、かつ客観的な採点がなされていた。木を見て森を見ない作文が高得点になってしまうのではないかという疑念がないわけでもないが、さすが米国の大学院と思ってしまった。
自分たちの班は、大筋は抑えているが各論点をあまねく拾いきれていないため複数箇所減点を受けた。また、自分たちの結論「●●、▲▲なので、今の情報では何かアクションをとるには時期尚早。まず情報収集が先であり、リサーチをしましょう」といったものは具体性に欠けているとも指摘を受けた。他方、分析はそこそこに、突拍子がないものの興味深い分析をしていたグループは、自分たちより高い評価を得ていた。
「できない理由を探すことよりも、新しい何かを考え出してそれについてのフィージビリティを考える方がより尊重される」ということだろうか。今後の授業で検証していきたい。
カスタマーサービスの日米比較
セットアップに関連して、色々とカスタマーサービスを利用している。
・BOFA
①口座開設後、申請したはずのIDとパスを入れてもオンラインバンキング(の準備画面)にアクセスできなかったことから窓口を再訪。用件を伝えると、実にスムーズに「わかった、今確認します。うーむ、では改めて登録しましょう」となった。
②口座番号の参照方法、チェックブックの入手方法がわからなかったので、オンラインバンキングから問い合わせを試みた。FAQとか検索とかをしつつ苦労して目当てのページにたどり着くことを想定していたのだが、目当てのページにたどり着く前にポップアップが現れて「チャットで解決しませんか」となったのでチャットに挑戦。
担当者のタイピングは異様に速く(ボイスキャプチャリングでもしているのかも)、またこちらの質問に直截的に答えてくれるので、実に2,3分で悩みが解決してしまった。
・AT&T
学割を申請しようとしたところ、SSNを入れるよう指示された。しかし、SSNなんてないのでどうすればよいか電話で問い合わせた。こちらのリスニング力の問題で幾度となく聞き返したり聞き間違えたりしたのだが、「No Problem.」「Yes, of course!」等、実に寛大な態度で最後まで付き合ってくれた。
しかも、SSNの空欄の入力方法という当初の目的を果たした後も、「ここまできたら一緒に登録してしまいましょう」と最終登録までナビゲートしてくれた。
・Docomo
電話番号を変えたくないという思いから(よく考えたら、別に変わってもいいんだけど)在米中も回線を維持している。
日本にいるときにその辺のドコモショップで相談したら「番号も、メアドも、一度廃止したら同じものは使えないので、回線とiモードは両方残す必要がある」という説明を受けたので両方一番安いプランに切り替えたものの回線もiモードも解約することなく渡米した。
さて先日、ゴルフ速報サイトとか、いくつかしょうもないiモード有料番組を購読したままにして毎月500円ほど無駄に取られていることに気づいた。
解除すべくDocomoにメールで照会したところ、「iモードを使って自分で解除せよ」とのこと。
日本の携帯を起動して解除しようとしたが、携帯が古いのかLAの我が家からはiモードが使えず、解除できない。
やむなくカスタマーセンターに電話して、電話で番組の解除を依頼したところ、「個別番組の解除はiモード経由でしかできない。他方、iモード契約それ自体であればこの電話で解除できるがどうするか」という提案を受けた。
iモードを解除したら今の携帯メールアドレスは二度と使えないとドコモショップで聞いた話をしたところ、「誰かが同じアドレスを使わなければ、再接続時に同じアドレスを登録することは可能である」という回答を受けた。
なんと、それなら最初から回線だけ残しておけばよかったではないか。個別の番組を解除するのにメールアドレスを放棄せねばならないあたりも含め、硬直性を感じずに入られなかった。
こういった体験から、自分は以下のような仮説を持つに至った:
・日本:入り口段階でのオペレーションは平均的に120点。しかし、それがために万一ミスがあったときの事後対応に不慣れで、下手するとシステム対応がなされていない。その結果、万一修理やエラーがあったときに消費者・顧客は大変不自由な思いをすることになる。
・アメリカ:窓口レベルでの事務ミスは日常茶飯事。窓口レベルでのミスが一定確率で生じることを前提にしてビジネス全体のシステム設計がなされており、事後的な調整(返品・ミス修正等)の段階になると高い柔軟性を発揮する。
自分は、入り口段階での日本の各種サービスは費用と便益の最適フロンティアからはみ出ているのでないかと思っている。日本のサービス従事者が、揃いに揃って年収の1.2倍分くらい出血大サービスしてるのではないか。
逆にアメリカ人はちゃんと年収に見合った働きをするという慣習があるのではないか(飛躍だが、トヨタが強いのは、カイゼンがどうとかマーケティングがどうとかという話でよく説明されるが、実はそうではなく「ビッグ3の従業員は給料比100%しか働かないけどトヨタの従業員は給料比150%くらい働いているから」に過ぎないのではないか。。。)。
顧客目線からしたら年収見合いしか働かないアメリカ人従業員は好ましくはないけど、ある種の健全性があると言えるのではないか。話がまどろっこしくなったが、自分は日本のオペレーションよりアメリカのオペレーションの方が合理的だと思うし好きだ。スーパーやレストランの店員もいちいち挨拶してくれるところも、マニュアル笑顔で機械的な「イラッシャイマセ」をする日本の店員よりもよっぽど好感が持てる。
ただし、チップにはいまだ馴染めてない。レストランやタクシーならともかく、配管工とかケーブルテレビ配線工事なんて、チップの相場とか払い方とか皆目わからんし。
・BOFA
①口座開設後、申請したはずのIDとパスを入れてもオンラインバンキング(の準備画面)にアクセスできなかったことから窓口を再訪。用件を伝えると、実にスムーズに「わかった、今確認します。うーむ、では改めて登録しましょう」となった。
②口座番号の参照方法、チェックブックの入手方法がわからなかったので、オンラインバンキングから問い合わせを試みた。FAQとか検索とかをしつつ苦労して目当てのページにたどり着くことを想定していたのだが、目当てのページにたどり着く前にポップアップが現れて「チャットで解決しませんか」となったのでチャットに挑戦。
担当者のタイピングは異様に速く(ボイスキャプチャリングでもしているのかも)、またこちらの質問に直截的に答えてくれるので、実に2,3分で悩みが解決してしまった。
・AT&T
学割を申請しようとしたところ、SSNを入れるよう指示された。しかし、SSNなんてないのでどうすればよいか電話で問い合わせた。こちらのリスニング力の問題で幾度となく聞き返したり聞き間違えたりしたのだが、「No Problem.」「Yes, of course!」等、実に寛大な態度で最後まで付き合ってくれた。
しかも、SSNの空欄の入力方法という当初の目的を果たした後も、「ここまできたら一緒に登録してしまいましょう」と最終登録までナビゲートしてくれた。
・Docomo
電話番号を変えたくないという思いから(よく考えたら、別に変わってもいいんだけど)在米中も回線を維持している。
日本にいるときにその辺のドコモショップで相談したら「番号も、メアドも、一度廃止したら同じものは使えないので、回線とiモードは両方残す必要がある」という説明を受けたので両方一番安いプランに切り替えたものの回線もiモードも解約することなく渡米した。
さて先日、ゴルフ速報サイトとか、いくつかしょうもないiモード有料番組を購読したままにして毎月500円ほど無駄に取られていることに気づいた。
解除すべくDocomoにメールで照会したところ、「iモードを使って自分で解除せよ」とのこと。
日本の携帯を起動して解除しようとしたが、携帯が古いのかLAの我が家からはiモードが使えず、解除できない。
やむなくカスタマーセンターに電話して、電話で番組の解除を依頼したところ、「個別番組の解除はiモード経由でしかできない。他方、iモード契約それ自体であればこの電話で解除できるがどうするか」という提案を受けた。
iモードを解除したら今の携帯メールアドレスは二度と使えないとドコモショップで聞いた話をしたところ、「誰かが同じアドレスを使わなければ、再接続時に同じアドレスを登録することは可能である」という回答を受けた。
なんと、それなら最初から回線だけ残しておけばよかったではないか。個別の番組を解除するのにメールアドレスを放棄せねばならないあたりも含め、硬直性を感じずに入られなかった。
こういった体験から、自分は以下のような仮説を持つに至った:
・日本:入り口段階でのオペレーションは平均的に120点。しかし、それがために万一ミスがあったときの事後対応に不慣れで、下手するとシステム対応がなされていない。その結果、万一修理やエラーがあったときに消費者・顧客は大変不自由な思いをすることになる。
・アメリカ:窓口レベルでの事務ミスは日常茶飯事。窓口レベルでのミスが一定確率で生じることを前提にしてビジネス全体のシステム設計がなされており、事後的な調整(返品・ミス修正等)の段階になると高い柔軟性を発揮する。
自分は、入り口段階での日本の各種サービスは費用と便益の最適フロンティアからはみ出ているのでないかと思っている。日本のサービス従事者が、揃いに揃って年収の1.2倍分くらい出血大サービスしてるのではないか。
逆にアメリカ人はちゃんと年収に見合った働きをするという慣習があるのではないか(飛躍だが、トヨタが強いのは、カイゼンがどうとかマーケティングがどうとかという話でよく説明されるが、実はそうではなく「ビッグ3の従業員は給料比100%しか働かないけどトヨタの従業員は給料比150%くらい働いているから」に過ぎないのではないか。。。)。
顧客目線からしたら年収見合いしか働かないアメリカ人従業員は好ましくはないけど、ある種の健全性があると言えるのではないか。話がまどろっこしくなったが、自分は日本のオペレーションよりアメリカのオペレーションの方が合理的だと思うし好きだ。スーパーやレストランの店員もいちいち挨拶してくれるところも、マニュアル笑顔で機械的な「イラッシャイマセ」をする日本の店員よりもよっぽど好感が持てる。
ただし、チップにはいまだ馴染めてない。レストランやタクシーならともかく、配管工とかケーブルテレビ配線工事なんて、チップの相場とか払い方とか皆目わからんし。
Monday, August 16, 2010
雑記 20100816
・先日準備したプレゼン(日本人と英語)を授業にて実演。時間配分・デリバリー(LとRの発音について言われたのは何回目かしら)等改善すべき問題点はたくさん見つかったが、とりあえず笑いは取れたので良しとしたい。
他方、多少自虐ネタを使ってプレゼンをした結果、自分が英語に苦手意識をもっているような印象を与えてしまったようだ。その後のランチで、多くの外国人の友人から真顔で暖かい言葉をもらってしまった(「大丈夫、すぐうまくなるさ」とか「お前は実際合格してここにいるんだ、大丈夫だ!」等)。TOEFLを2桁受験している人は米国MBA的には相当しょぼいようで、メキシコ人の友人が食べているものを噴出しそうになっていた。
・今週の金・土にHolleywood Bowlという野外クラシックイベントがあるらしい。チーズとワインを持っていって和やかにチャイコフスキーを楽しむみたい。演奏は高名なロサンゼルスフィル。
野外じゃバイオリンの音なんて響かないだろうと思うけど、まあ雰囲気を楽しむものだろうし、行ってみたいな。
・In-n-outにて初めてハンバーガーをアニマルで注文。アニマルバーガーは隠れメニューで、通常のハンバーガーに炒めた玉ねぎとピクルスがつき、さらにバンズに軽くマスタードが塗られるとのこと。非常に美味しかったので、今後注文は毎回アニマルにしよう。
・このあたりは基本的には治安がいいが、それでも結構な数のホームレスがいる。彼らは夏なのに黒ずくめ・厚着なので一目でわかる。日本と比べ、彼らはなんとなく活発な気がする。昼間から街を練り歩き、人々に積極的に声をかける。たまにお金が貯まったのか、おいしそうに煙草を吸ったりしている。いまだにダウンタウンに足を踏み入れていないが、ウエストウッドでこれだけいるのだから、ダウンタウンは凄そうだな。。。
他方、多少自虐ネタを使ってプレゼンをした結果、自分が英語に苦手意識をもっているような印象を与えてしまったようだ。その後のランチで、多くの外国人の友人から真顔で暖かい言葉をもらってしまった(「大丈夫、すぐうまくなるさ」とか「お前は実際合格してここにいるんだ、大丈夫だ!」等)。TOEFLを2桁受験している人は米国MBA的には相当しょぼいようで、メキシコ人の友人が食べているものを噴出しそうになっていた。
・今週の金・土にHolleywood Bowlという野外クラシックイベントがあるらしい。チーズとワインを持っていって和やかにチャイコフスキーを楽しむみたい。演奏は高名なロサンゼルスフィル。
野外じゃバイオリンの音なんて響かないだろうと思うけど、まあ雰囲気を楽しむものだろうし、行ってみたいな。
・In-n-outにて初めてハンバーガーをアニマルで注文。アニマルバーガーは隠れメニューで、通常のハンバーガーに炒めた玉ねぎとピクルスがつき、さらにバンズに軽くマスタードが塗られるとのこと。非常に美味しかったので、今後注文は毎回アニマルにしよう。
・このあたりは基本的には治安がいいが、それでも結構な数のホームレスがいる。彼らは夏なのに黒ずくめ・厚着なので一目でわかる。日本と比べ、彼らはなんとなく活発な気がする。昼間から街を練り歩き、人々に積極的に声をかける。たまにお金が貯まったのか、おいしそうに煙草を吸ったりしている。いまだにダウンタウンに足を踏み入れていないが、ウエストウッドでこれだけいるのだから、ダウンタウンは凄そうだな。。。
Saturday, August 14, 2010
なぜ日本人は英語が苦手なんだろうか
月曜一番に、プレゼンの授業がある。お題は自由で、何でもいいから所定のフレームワーク(といっても、問題提起→分析→結論というシンプルなもの)でプレゼンせよというもの。
最初は前職での知見を活かし「蓄積する財政赤字待ったなし」とか「円高と日本の外貨準備」とか「デフレと経済成長」とか論じてみようかと思った。
しかし、そもそも日本語でも曖昧にしか理解できていないし、ましてや英語で説明できないし、到底質疑応答には対応できないと思いあっさり方向修正するに至った。
仕方がないので、自分の貧弱なボキャブラリーでもできそうな「日本人と英語」で一発論じてみることにした。
このブログの場を借りて頭の整理をし、シャワーを浴びて頭をすっきりさせた後pptを作ることにしたいと思う
(しかし、WordとExcelはもう2007とか2010に慣れたんだけど、Powerpointは全然駄目だ。マスタの作り方を見つけるのに20分費やすとか、いけてないなぁ)。
・まず、そもそも、本当に日本人は英語が苦手なのかというところから本当は議論の余地があるような気もする。
今回エビデンスとして使うのは、定番の、ETSによる国別TOEFL平均点。最新版でも日本は無事(?)アジア最下位である(ただし、タジキスタンと同率最下位。点数にして67点)。ちなみにアジア首位はシンガポールで99点。
「受けてる母集団が全然違って、その辺のアホ高校生まで200ドル払って受験するのは日本くらい」なんて話が良くある批判。また、日本は輸出大国なんだから、誰かが英語しゃべれないと輸出大国になりようがないだろうって話もあるだろう。単に自分が英語苦手だからといって、皆苦手とレッテルを貼るのはやめなさいという意見もあろう。このあたりについては一つ一つ「確かにそうかも」と思うが、今回は主観により「日本人は総体として英語が苦手である」と決め付けさせていただいた上でやらせてもらおうと思う(すいません)。
・日本語の性質(音韻がどうとか、発音の類型がどうとか)とかいう言語学的な論点は、わからないし踏み込みたくない。また、そういった話を始めてしまうと、多分「言語学的に英語ともっとも相性が悪い言語」は少なくとも日本語ではないだろうから、説得力が薄れてしまう。MBAだし、何らかの社会学的な観点から論じたい。
・教育システムはひとつの論点になると思う。
たしか学部の教養課程で、どこかの先生が「明治以降の英語教育の目的は、翻訳家を養成することで一般大衆が英語を読まずとも日本語で本を読むことができるようにする点にあった」という話をしていた気がする。つまり、明治以降の日本の英語教育は、エリートの翻訳力を育成するものであり、むしろ庶民を英語から遠ざけるものとして機能していた可能性がある。実際、「どんな専門書も、日本では日本語訳があるので英語原本にあたる必要性が乏しい」という話を聞くことがあるし、日本の多くの国立大学の入試問題も「訳せ。翻訳せよ。要約せよ」ともっぱらリーディングだった印象がある。
しかし、昨今の英語教育に対するニーズは明らかに翻訳家養成ではない。実際に使える英語能力が求められているが、教育システムは翻訳家育成を主眼とした過去から大幅には変わっていない。そのため、「10年以上学校で勉強したのに、結局しゃべれず、終わってみれば英語コンプレックス」といった社会人が毎年大量生産されているのではないか。以上の仮説(妄想)が正しいのであれば、対策は「ニーズを汲みとり、リスニングやスピーキングやライティングも頑張れ」というものになろう。国立大入試問題対策からTOEFL対策といったところだろうか。
・あとは、日本経済が不幸なことに大きすぎたという点も重要ではないか。
シンガポールは勿論成長しているすばらしい経済を持つが、その規模は決して大きくない。なので、世界共通語たる英語を使い、英語の使える人材を惹きつけ英語でものを売っていかないと生きていけない。
他方、これまでの日本は十分大きく、また経済も成長していた。そのため、「外に出ないと食っていけない」というレベルでの危機感は皆無で、トヨタ等一部のグローバル企業関係者を除いては皆ドメスティックに、しかし裕福に暮らすことができていた。「仕事を台湾か香港か上海かシンガポールで見つけたい」というアジア人同級生にしてみたら、いくらでも本社ビルはあるという日本の環境は実にすばらしいだろう。
しかし今後は明確に人口減少・少子高齢化時代である。日本語だけでやっていける時代でもなくなってきている。
その辺の経済学者みたいな意見だが、いったん人口減少を主因とする低迷を味わってみるのが最良の薬ではないだろうか。
ってのが現段階でのラフスケッチ。今後頭の整理がつけば考えを進めてみようと思う。
最初は前職での知見を活かし「蓄積する財政赤字待ったなし」とか「円高と日本の外貨準備」とか「デフレと経済成長」とか論じてみようかと思った。
しかし、そもそも日本語でも曖昧にしか理解できていないし、ましてや英語で説明できないし、到底質疑応答には対応できないと思いあっさり方向修正するに至った。
仕方がないので、自分の貧弱なボキャブラリーでもできそうな「日本人と英語」で一発論じてみることにした。
このブログの場を借りて頭の整理をし、シャワーを浴びて頭をすっきりさせた後pptを作ることにしたいと思う
(しかし、WordとExcelはもう2007とか2010に慣れたんだけど、Powerpointは全然駄目だ。マスタの作り方を見つけるのに20分費やすとか、いけてないなぁ)。
・まず、そもそも、本当に日本人は英語が苦手なのかというところから本当は議論の余地があるような気もする。
今回エビデンスとして使うのは、定番の、ETSによる国別TOEFL平均点。最新版でも日本は無事(?)アジア最下位である(ただし、タジキスタンと同率最下位。点数にして67点)。ちなみにアジア首位はシンガポールで99点。
「受けてる母集団が全然違って、その辺のアホ高校生まで200ドル払って受験するのは日本くらい」なんて話が良くある批判。また、日本は輸出大国なんだから、誰かが英語しゃべれないと輸出大国になりようがないだろうって話もあるだろう。単に自分が英語苦手だからといって、皆苦手とレッテルを貼るのはやめなさいという意見もあろう。このあたりについては一つ一つ「確かにそうかも」と思うが、今回は主観により「日本人は総体として英語が苦手である」と決め付けさせていただいた上でやらせてもらおうと思う(すいません)。
・日本語の性質(音韻がどうとか、発音の類型がどうとか)とかいう言語学的な論点は、わからないし踏み込みたくない。また、そういった話を始めてしまうと、多分「言語学的に英語ともっとも相性が悪い言語」は少なくとも日本語ではないだろうから、説得力が薄れてしまう。MBAだし、何らかの社会学的な観点から論じたい。
・教育システムはひとつの論点になると思う。
たしか学部の教養課程で、どこかの先生が「明治以降の英語教育の目的は、翻訳家を養成することで一般大衆が英語を読まずとも日本語で本を読むことができるようにする点にあった」という話をしていた気がする。つまり、明治以降の日本の英語教育は、エリートの翻訳力を育成するものであり、むしろ庶民を英語から遠ざけるものとして機能していた可能性がある。実際、「どんな専門書も、日本では日本語訳があるので英語原本にあたる必要性が乏しい」という話を聞くことがあるし、日本の多くの国立大学の入試問題も「訳せ。翻訳せよ。要約せよ」ともっぱらリーディングだった印象がある。
しかし、昨今の英語教育に対するニーズは明らかに翻訳家養成ではない。実際に使える英語能力が求められているが、教育システムは翻訳家育成を主眼とした過去から大幅には変わっていない。そのため、「10年以上学校で勉強したのに、結局しゃべれず、終わってみれば英語コンプレックス」といった社会人が毎年大量生産されているのではないか。以上の仮説(妄想)が正しいのであれば、対策は「ニーズを汲みとり、リスニングやスピーキングやライティングも頑張れ」というものになろう。国立大入試問題対策からTOEFL対策といったところだろうか。
・あとは、日本経済が不幸なことに大きすぎたという点も重要ではないか。
シンガポールは勿論成長しているすばらしい経済を持つが、その規模は決して大きくない。なので、世界共通語たる英語を使い、英語の使える人材を惹きつけ英語でものを売っていかないと生きていけない。
他方、これまでの日本は十分大きく、また経済も成長していた。そのため、「外に出ないと食っていけない」というレベルでの危機感は皆無で、トヨタ等一部のグローバル企業関係者を除いては皆ドメスティックに、しかし裕福に暮らすことができていた。「仕事を台湾か香港か上海かシンガポールで見つけたい」というアジア人同級生にしてみたら、いくらでも本社ビルはあるという日本の環境は実にすばらしいだろう。
しかし今後は明確に人口減少・少子高齢化時代である。日本語だけでやっていける時代でもなくなってきている。
その辺の経済学者みたいな意見だが、いったん人口減少を主因とする低迷を味わってみるのが最良の薬ではないだろうか。
ってのが現段階でのラフスケッチ。今後頭の整理がつけば考えを進めてみようと思う。
Santa Monica
サマースクールの企画にて初サンタモニカ。
学校主催と言っても別にバスが出るわけでもなく各自集合。仕方がないのでバスで行くことにした。
Wilshire Blvd.からバスに揺られること15分、Wilshire Blvd. を真っ直ぐ西(海岸方向)へ。
降車した4th St.から集合場所まで徒歩30分というのがかなり余計ではあったが、まあ道中で色々見ることもできたのでまあ良し(娘をかついでの徒歩30分は結構しんどかったけど・・・)。
ちょっと歩いた感じでは、3rd St.が観光地の繁華街といった感じ。竹下通りのような、横浜元町のような。
10mごとにパントマイムやらバンドやら大道芸やらが行われていて、脇には多くのアパレルショップ・レストラン・カフェなどが立ち並んでいた。中には"famima!" なる店があり、これは日本のファミリーマートそのまんま。ちょっとした日本食スーパーのような感じで、おにぎりやら「おーいお茶」やら辛ラーメン(日本??)が置いてあった。
ビーチは、到着直後の11時の段階ではどんよりとした曇天。Tシャツ一丁で来たことを軽く後悔さえした。
しかし、その後段々晴天になってきて、帰る4時頃にはからっ晴れ。
ビーチの砂はこころなし日本の砂よりも乾いており、素足で歩いても全くまとわりつかない。
海は水温が低く、泳ぐにはあまり向いていない。実際泳いでいる人は少数派で、水着は着るもののビーチバレーやジョギングやサイクリングを楽しんでいる人が大半であった。
我々MBA組は家族・2年生込みでおおむね30名くらいのパーティ。
サマースクールのコーディネータのCareenの夫がわざわざ参加してくれて、テント設営やら写真撮影やら実に色々面倒を見てくれた。自分が日本で妻の職場の集まりに参加して色々手伝いできるかと考えると、きっとできないしそもそもそんなこと想像すらしたことがなかった。単に日米での夫の役割分担の違いという話なのかもしれないけれど、彼に敬服せずにはいられなかった。やや流されすぎなところはあると思うけど、こんなところで2年間も算数やら英会話やらパワポ作成やらをやっているよりも、Careen夫のような人間になるべく努力をした方がよいのではないかとさえ思ってしまった。もちろん、ビジネスを学ぶことと良き夫となることは何ら背反するものではないので、両方頑張れよって話なんだけど。
遠くLAに来て2週間。いまだお勉強は本格化していないけれど、実に多くのことを学ぶ機会を得られている気がしている。
学校主催と言っても別にバスが出るわけでもなく各自集合。仕方がないのでバスで行くことにした。
Wilshire Blvd.からバスに揺られること15分、Wilshire Blvd. を真っ直ぐ西(海岸方向)へ。
降車した4th St.から集合場所まで徒歩30分というのがかなり余計ではあったが、まあ道中で色々見ることもできたのでまあ良し(娘をかついでの徒歩30分は結構しんどかったけど・・・)。
ちょっと歩いた感じでは、3rd St.が観光地の繁華街といった感じ。竹下通りのような、横浜元町のような。
10mごとにパントマイムやらバンドやら大道芸やらが行われていて、脇には多くのアパレルショップ・レストラン・カフェなどが立ち並んでいた。中には"famima!" なる店があり、これは日本のファミリーマートそのまんま。ちょっとした日本食スーパーのような感じで、おにぎりやら「おーいお茶」やら辛ラーメン(日本??)が置いてあった。
ビーチは、到着直後の11時の段階ではどんよりとした曇天。Tシャツ一丁で来たことを軽く後悔さえした。
しかし、その後段々晴天になってきて、帰る4時頃にはからっ晴れ。
ビーチの砂はこころなし日本の砂よりも乾いており、素足で歩いても全くまとわりつかない。
海は水温が低く、泳ぐにはあまり向いていない。実際泳いでいる人は少数派で、水着は着るもののビーチバレーやジョギングやサイクリングを楽しんでいる人が大半であった。
我々MBA組は家族・2年生込みでおおむね30名くらいのパーティ。
サマースクールのコーディネータのCareenの夫がわざわざ参加してくれて、テント設営やら写真撮影やら実に色々面倒を見てくれた。自分が日本で妻の職場の集まりに参加して色々手伝いできるかと考えると、きっとできないしそもそもそんなこと想像すらしたことがなかった。単に日米での夫の役割分担の違いという話なのかもしれないけれど、彼に敬服せずにはいられなかった。やや流されすぎなところはあると思うけど、こんなところで2年間も算数やら英会話やらパワポ作成やらをやっているよりも、Careen夫のような人間になるべく努力をした方がよいのではないかとさえ思ってしまった。もちろん、ビジネスを学ぶことと良き夫となることは何ら背反するものではないので、両方頑張れよって話なんだけど。
遠くLAに来て2週間。いまだお勉強は本格化していないけれど、実に多くのことを学ぶ機会を得られている気がしている。
Friday, August 13, 2010
初グループワーク
今日は初めてのグループディスカッション。 スタバのケースについて、グループで議論。
自分のグループは日本人が3名とタイ人が1名と、国際色はあまりない。。。
自分なりの整理では、グループワークでの役割には以下のようなものがあるように思っている:
・司会:これは、4,5人の作業であれば別になくてもいい。というかいらないかも。
・切り込み:何もないところに取っ掛かりとして意見を投げる役目。勇気・予習等が求められる。
・整理:人の意見が仮説なのか文献引用なのか単なる思い込みなのか整理したり、メンバーの意見を噛み砕いた上でリピートしてあげたり、議論を要約したりする役目。重要だけど、人の意見ありきで、ゼロの状態では何もできない。
・反論:心底相手の意見に反対しているか、あるいは議論を整理する目的で反論を展開する役目。これも議論の充実には有益だが創造性に欠けるところがある。
・その他:書記・タイムキーパー・パソコン係など
自分はこれまでどちらかというと整理とか反論とかそういった役割が中心になっていた気がしている。
時には議論の昇華に役立ったこともあるとは思うが、自分としてはやや受動的で、初代ストⅡのガイル(ずっとしゃがんで待っていて、飛んできたらサマーソルトキック、来ないならソニックブーム)のようなネガティブな感触を持っていた。多少のおつむがあれば(多少でOKなのがポイントだと思う)簡単に反論とか要約とかはできてしまうし。また、何より、反論や整理は、自分たちが到達した地点の地盤固めには役立つが、次のステップに昇るという観点からはあまり役に立たないように思っている。日本にはカイゼンはあるがイノベーションはないといった批判に通じるものがあるのかもしれない。
そういった問題意識を持ってきていたので、今回は多少ずうずうしく見えてしまうことを承知で自分の意見を強めに主張してみた。また、恥ずかしながらメンバーの言っていることを理解しきれなかったので整理も反論もしようがなく、止む無く「相手の発言に生返事をしつつ、実質無視で自説を主張」みたいなことも多少やってしまった。
やってみた感想は、
・国籍等バックグランドが違って、しかも英語も完璧ではないのだから、阿吽の呼吸的なコミュニケーションは無理
・よって、整理や反論に徹することは結構難しい
・なので、めいめい、ある程度通常比120%で主張するくらいがちょうどいいのではないか
・めいめいが聞き70%主張120%でやることで、カオス状態の中から粗い形ではあるもののコンセンサスが生まれる感触があった
・もちろん、ちゃんと英語の練習もしなきゃまずい
・あと、日本的な賛成でも反対でもないという曖昧な態度は、それを表明すること自体困難。
といった感じ。
とりあえず、ただのマグロにしかなれないのではないかという杞憂はなくなったので、少しずつ自分の仕事ができるよう努力を重ねていきたい。
自分のグループは日本人が3名とタイ人が1名と、国際色はあまりない。。。
自分なりの整理では、グループワークでの役割には以下のようなものがあるように思っている:
・司会:これは、4,5人の作業であれば別になくてもいい。というかいらないかも。
・切り込み:何もないところに取っ掛かりとして意見を投げる役目。勇気・予習等が求められる。
・整理:人の意見が仮説なのか文献引用なのか単なる思い込みなのか整理したり、メンバーの意見を噛み砕いた上でリピートしてあげたり、議論を要約したりする役目。重要だけど、人の意見ありきで、ゼロの状態では何もできない。
・反論:心底相手の意見に反対しているか、あるいは議論を整理する目的で反論を展開する役目。これも議論の充実には有益だが創造性に欠けるところがある。
・その他:書記・タイムキーパー・パソコン係など
自分はこれまでどちらかというと整理とか反論とかそういった役割が中心になっていた気がしている。
時には議論の昇華に役立ったこともあるとは思うが、自分としてはやや受動的で、初代ストⅡのガイル(ずっとしゃがんで待っていて、飛んできたらサマーソルトキック、来ないならソニックブーム)のようなネガティブな感触を持っていた。多少のおつむがあれば(多少でOKなのがポイントだと思う)簡単に反論とか要約とかはできてしまうし。また、何より、反論や整理は、自分たちが到達した地点の地盤固めには役立つが、次のステップに昇るという観点からはあまり役に立たないように思っている。日本にはカイゼンはあるがイノベーションはないといった批判に通じるものがあるのかもしれない。
そういった問題意識を持ってきていたので、今回は多少ずうずうしく見えてしまうことを承知で自分の意見を強めに主張してみた。また、恥ずかしながらメンバーの言っていることを理解しきれなかったので整理も反論もしようがなく、止む無く「相手の発言に生返事をしつつ、実質無視で自説を主張」みたいなことも多少やってしまった。
やってみた感想は、
・国籍等バックグランドが違って、しかも英語も完璧ではないのだから、阿吽の呼吸的なコミュニケーションは無理
・よって、整理や反論に徹することは結構難しい
・なので、めいめい、ある程度通常比120%で主張するくらいがちょうどいいのではないか
・めいめいが聞き70%主張120%でやることで、カオス状態の中から粗い形ではあるもののコンセンサスが生まれる感触があった
・もちろん、ちゃんと英語の練習もしなきゃまずい
・あと、日本的な賛成でも反対でもないという曖昧な態度は、それを表明すること自体困難。
といった感じ。
とりあえず、ただのマグロにしかなれないのではないかという杞憂はなくなったので、少しずつ自分の仕事ができるよう努力を重ねていきたい。
Thursday, August 12, 2010
雑記20100812
なかなかまとまった記事が書けない...Twitterと変わらないな。。
・宿題がたまってきた。読むべきケースは3つ、それぞれに目を通しておくべき参考文献が複数セット。
とりあえず今晩は頑張ろうと思いここ小一時間スタバのケースと格闘してみたが、どうもガス欠のようだ。
これまで(大学受験とか、仕事の残業とか、MBA受験とか)では、集中力が切れたら止めて帰って、起きてからまた考えればいいやという発想で結果オーライが続いていたが、何となく今回はそうもいきそうにない感じ。
一度切れた集中力を取り戻す技を身に付けないとまずいかもしれない。
・時間割を間違えて、午前中オフかと思っていたところ「早く来い」との連絡をもらってしまった。あわてて行ったが、午前中に読んでおくつもりだった予習用文献も全く読んでいない状態だったので、何を話しているかもわからなければ授業にもキャッチアップできない有様。今のうちに痛い目にあっておいてよかった、のかな。
・In-n-outなるハンバーガーショップがだんだん気に入ってきた。日本ではいくつか足しげく通うラーメン屋があったが、そんな感じになりそう。
・昨日納入されたiPhone、Wifiがないところでメールチェックができないなぁと思いAT&Tに行ったところ、どうも何かおかしかったみたい。結果的にはその場で直ったが、いったんは「ここでは無理なので、車で十数分のところにあるアップルストアに行け」と言われてしまう。「車がないのでなんとかならないか」と哀願したところ、何とかなってしまった格好だが、じゃあ初めから何とかなったんじゃないのと突っ込みをいれたくなった。
とりあえず本日は各種アドレス帳をiPhoneに同期。
・UCLAにくる直前は勤務先で新人研修の講師をやっていた。色々えらそうに指導させてもらったが、案の定、彼ら生徒に言ったことはおろか、彼らが当然できていたようなこともできずにもがいている感じ。大リーグ養成ギブスを付けているような感覚で、それゆえに眠気が来るのも非常に早い。。。
・勤務先では去り際に「すいません、LAで2年間遊ばせてもらいます」という小ネタを交え別れのあいさつ回りをしていた。しかし、こちらに来てわかったが、遊ぶのも結構大変。車を買って、保険を付けて、地理を調べて、云々。その上で、宿題をこなし、きっちり余暇の時間を確保しないといけない。下手をすると勉強も遊びも中途半端なまま日本に戻る羽目に陥りかねない。遊べる程度には頑張る必要があり、そのためには集中力の維持・回復等さまざまな工夫が必要だなぁと感じている。
・宿題がたまってきた。読むべきケースは3つ、それぞれに目を通しておくべき参考文献が複数セット。
とりあえず今晩は頑張ろうと思いここ小一時間スタバのケースと格闘してみたが、どうもガス欠のようだ。
これまで(大学受験とか、仕事の残業とか、MBA受験とか)では、集中力が切れたら止めて帰って、起きてからまた考えればいいやという発想で結果オーライが続いていたが、何となく今回はそうもいきそうにない感じ。
一度切れた集中力を取り戻す技を身に付けないとまずいかもしれない。
・時間割を間違えて、午前中オフかと思っていたところ「早く来い」との連絡をもらってしまった。あわてて行ったが、午前中に読んでおくつもりだった予習用文献も全く読んでいない状態だったので、何を話しているかもわからなければ授業にもキャッチアップできない有様。今のうちに痛い目にあっておいてよかった、のかな。
・In-n-outなるハンバーガーショップがだんだん気に入ってきた。日本ではいくつか足しげく通うラーメン屋があったが、そんな感じになりそう。
・昨日納入されたiPhone、Wifiがないところでメールチェックができないなぁと思いAT&Tに行ったところ、どうも何かおかしかったみたい。結果的にはその場で直ったが、いったんは「ここでは無理なので、車で十数分のところにあるアップルストアに行け」と言われてしまう。「車がないのでなんとかならないか」と哀願したところ、何とかなってしまった格好だが、じゃあ初めから何とかなったんじゃないのと突っ込みをいれたくなった。
とりあえず本日は各種アドレス帳をiPhoneに同期。
・UCLAにくる直前は勤務先で新人研修の講師をやっていた。色々えらそうに指導させてもらったが、案の定、彼ら生徒に言ったことはおろか、彼らが当然できていたようなこともできずにもがいている感じ。大リーグ養成ギブスを付けているような感覚で、それゆえに眠気が来るのも非常に早い。。。
・勤務先では去り際に「すいません、LAで2年間遊ばせてもらいます」という小ネタを交え別れのあいさつ回りをしていた。しかし、こちらに来てわかったが、遊ぶのも結構大変。車を買って、保険を付けて、地理を調べて、云々。その上で、宿題をこなし、きっちり余暇の時間を確保しないといけない。下手をすると勉強も遊びも中途半端なまま日本に戻る羽目に陥りかねない。遊べる程度には頑張る必要があり、そのためには集中力の維持・回復等さまざまな工夫が必要だなぁと感じている。
雑記 2010.08.11
・なんかバタバタしてしまっている。サマースクールの宿題にまったく着手できていない。。
・車購入。日産ムラーノと、自分のことを知っている人にしてみたら冗談みたいなセレクション。16000ドルと、予算10000ドルを大幅オーバー。これまで家計は長期的な動向をさぐるツールとして利用していたが、短期的な資金繰りが気にかかるようになってきた。詳細は後日書ければ書く。
・iPhone到着。よく考えてみると、出先でGmailが見られること以外に使い道が見当たらない。。。いまだに不具合は直っていないようで、ケースを後日キャッシュバックするから買えと言われた。物理的に押さえつけることで改善するってどういうことだ?接触が悪いってこと?
・iPad、娘の知育玩具として大活躍中。マウスは使えないがタッチパネルはできるというのが大きい。もう一人でロック解除してYouTube開いて履歴からアンパンマンやらトトロやらの動画を見て楽しんでいる。あとはお絵かきアプリとか。
・航空便到着。
・授業について。座学はやっぱり座学だなぁと感じている。いいこと言っているのかもしれないが、話を聞くだけではやっぱり日本の大学同様でそんなに頭に入らない。他方、その場でやってみましょうとか宿題とかが充実しているので、トータルとしての学習効果は大きい気がしている。まあ、こういった総括は宿題やってからしようかな。。。
あと、ちょっとした冗談とかを聞き取るのにも日本語より神経を集中せざるを得ないので、終わったあとの疲労感は結構ある。
・今のところ、当初予想していた傲慢な同級生は見当たらず安堵している。意見の主張をしっかりするという意味で参考になる奴はいっぱいいるが、人の話の骨を折ったり、まったく話を聞かなかったり、一緒に作業できない奴は見当たらない。アメリカ人が合流したらまた多少は変わるのかもしれないけど。
勝手ながら、新興国出身者は自分のような「普通の家庭」育ちの人間は少なく、①親は富豪②何不自由なく育ってきた③いい教育を受けた結果、いい大学を出て、いい会社に入った④リーダーしかやったことありません⑤結果、傲慢で人の気持ちを理解する能力に欠けている みたいな奴が多いのではないかという安っぽい固定観念を持っていた。①から④は実際そうなのかもしれないが、⑤みたいなやつはいない。無駄な固定観念がほぐれたことは、しょうもない話ではあるがひとつの収穫。
・車購入。日産ムラーノと、自分のことを知っている人にしてみたら冗談みたいなセレクション。16000ドルと、予算10000ドルを大幅オーバー。これまで家計は長期的な動向をさぐるツールとして利用していたが、短期的な資金繰りが気にかかるようになってきた。詳細は後日書ければ書く。
・iPhone到着。よく考えてみると、出先でGmailが見られること以外に使い道が見当たらない。。。いまだに不具合は直っていないようで、ケースを後日キャッシュバックするから買えと言われた。物理的に押さえつけることで改善するってどういうことだ?接触が悪いってこと?
・iPad、娘の知育玩具として大活躍中。マウスは使えないがタッチパネルはできるというのが大きい。もう一人でロック解除してYouTube開いて履歴からアンパンマンやらトトロやらの動画を見て楽しんでいる。あとはお絵かきアプリとか。
・航空便到着。
・授業について。座学はやっぱり座学だなぁと感じている。いいこと言っているのかもしれないが、話を聞くだけではやっぱり日本の大学同様でそんなに頭に入らない。他方、その場でやってみましょうとか宿題とかが充実しているので、トータルとしての学習効果は大きい気がしている。まあ、こういった総括は宿題やってからしようかな。。。
あと、ちょっとした冗談とかを聞き取るのにも日本語より神経を集中せざるを得ないので、終わったあとの疲労感は結構ある。
・今のところ、当初予想していた傲慢な同級生は見当たらず安堵している。意見の主張をしっかりするという意味で参考になる奴はいっぱいいるが、人の話の骨を折ったり、まったく話を聞かなかったり、一緒に作業できない奴は見当たらない。アメリカ人が合流したらまた多少は変わるのかもしれないけど。
勝手ながら、新興国出身者は自分のような「普通の家庭」育ちの人間は少なく、①親は富豪②何不自由なく育ってきた③いい教育を受けた結果、いい大学を出て、いい会社に入った④リーダーしかやったことありません⑤結果、傲慢で人の気持ちを理解する能力に欠けている みたいな奴が多いのではないかという安っぽい固定観念を持っていた。①から④は実際そうなのかもしれないが、⑤みたいなやつはいない。無駄な固定観念がほぐれたことは、しょうもない話ではあるがひとつの収穫。
Wednesday, August 11, 2010
サマースクール開始
・月曜日からIPO (International Pre Orientation)という名のサマースクールが始まった。
英語を母語としないMBA生のためのプログラムで、15名強が参加(ビザの都合で途中から合流する人がいるみたいなので、最終的には20名程度になりそう)。
・初日は夕方集合で、自己紹介→オリエンテーション→顔合わせパーティ。たまたま話し相手が日本人であるとき、日本語で話そうか英語で話そうか躊躇してしまう。そんなことで恥らっているようではまだまだかな。
・2日目午前は、Icebreakingと称したゲームを通じた交流会。講師はカーリーヘアが素敵なPh.D2年生。
「2 truths, 1 doubt」なる、3つ自己紹介をしてひとつ嘘を混ぜ3つ中どれが嘘か当てるゲームでは、不必要にテンパってしまい嘘を2つ言ってしまった。。。
おそらく、やっている内容を日本語にまとめて会社や同僚に紹介したら、何て馬鹿馬鹿しいと思われる気がする。しかし、言語能力も互いの文化思想その他諸々の背景もろくすっぽわかっていない若者たちが効率的に打ち解ける手段として、このような素朴なゲームは非常にうまく機能しているように思えた。
このようなゲームひとつやるだけで各人のキャラが何となく出ているのが面白い。よく留学生のブログに「今度グループを組んだ●●人の▲▲は傲慢で非協力的で困った」というようなことが書いてあり「そんな人、ほんとにいるのかな」と思っていたが、今日一日で「そりゃ世界は広いし、いてもおかしくないかも」くらいまで認識は修正された。
・午後はリーディングの授業。言語学のPh.Dの学生による授業。その場で時間を計りながら読んだりするインタラクティブな授業だったので、眠くなることは(あまり)なかった。
しかし、なにぶん英語なので、全力で耳を傾けてようやく7割聞き取れるといった感じで、おそらく単位時間当たり消費集中力量は日本での職場や大学より格段に高いだろう。ものすごく疲れてしまった。
ケースを読みこなすには、毎分200~220、ゆくゆくは300単語くらいは読めたほうがいいそうだ(今日の測定結果、自分は185.トホホ)
隣に座っているメキシコ人同級生の読書スピードが速くてびっくり。
ちょっと宿題も出た。
・日本人は7名全員が参加で、一番の多数派。そのほか、タイ・台湾・ブラジル・メキシコの同級生がいるが中国と韓国が見当たらないのがちょっと不思議。英語に不自由ないということなのか?あと、アフリカってそもそも母語が何かもわからないんだけど参加しなくていいのかな。
・やっぱり、皆さん英語が大変お上手。自分だけがカタカナイングリッシュ。台湾・タイの英語はなめらかで音感的に感じが良い。他方、街での他人の話し声は話題すら不明なので何を言っているかほとんど聞き取れない一方、こういった何を話しているか明確な場では比較的聞き取ることができた。
英語を母語としないMBA生のためのプログラムで、15名強が参加(ビザの都合で途中から合流する人がいるみたいなので、最終的には20名程度になりそう)。
・初日は夕方集合で、自己紹介→オリエンテーション→顔合わせパーティ。たまたま話し相手が日本人であるとき、日本語で話そうか英語で話そうか躊躇してしまう。そんなことで恥らっているようではまだまだかな。
・2日目午前は、Icebreakingと称したゲームを通じた交流会。講師はカーリーヘアが素敵なPh.D2年生。
「2 truths, 1 doubt」なる、3つ自己紹介をしてひとつ嘘を混ぜ3つ中どれが嘘か当てるゲームでは、不必要にテンパってしまい嘘を2つ言ってしまった。。。
おそらく、やっている内容を日本語にまとめて会社や同僚に紹介したら、何て馬鹿馬鹿しいと思われる気がする。しかし、言語能力も互いの文化思想その他諸々の背景もろくすっぽわかっていない若者たちが効率的に打ち解ける手段として、このような素朴なゲームは非常にうまく機能しているように思えた。
このようなゲームひとつやるだけで各人のキャラが何となく出ているのが面白い。よく留学生のブログに「今度グループを組んだ●●人の▲▲は傲慢で非協力的で困った」というようなことが書いてあり「そんな人、ほんとにいるのかな」と思っていたが、今日一日で「そりゃ世界は広いし、いてもおかしくないかも」くらいまで認識は修正された。
・午後はリーディングの授業。言語学のPh.Dの学生による授業。その場で時間を計りながら読んだりするインタラクティブな授業だったので、眠くなることは(あまり)なかった。
しかし、なにぶん英語なので、全力で耳を傾けてようやく7割聞き取れるといった感じで、おそらく単位時間当たり消費集中力量は日本での職場や大学より格段に高いだろう。ものすごく疲れてしまった。
ケースを読みこなすには、毎分200~220、ゆくゆくは300単語くらいは読めたほうがいいそうだ(今日の測定結果、自分は185.トホホ)
隣に座っているメキシコ人同級生の読書スピードが速くてびっくり。
ちょっと宿題も出た。
・日本人は7名全員が参加で、一番の多数派。そのほか、タイ・台湾・ブラジル・メキシコの同級生がいるが中国と韓国が見当たらないのがちょっと不思議。英語に不自由ないということなのか?あと、アフリカってそもそも母語が何かもわからないんだけど参加しなくていいのかな。
・やっぱり、皆さん英語が大変お上手。自分だけがカタカナイングリッシュ。台湾・タイの英語はなめらかで音感的に感じが良い。他方、街での他人の話し声は話題すら不明なので何を言っているかほとんど聞き取れない一方、こういった何を話しているか明確な場では比較的聞き取ることができた。
Tuesday, August 10, 2010
嗚呼シティバンク
以下は、複合的なミスをしてテンパっている自分の頭の整理。
一度登録さえすれば、以降はオンラインでさらっと手続きができるという利便性にひかれ、渡米直前にシティバンクのe-セービング口座を開設した。
海外送金を念頭に置き、新生銀行に置いてあった手元資金(除く定期預金等)の過半をシティバンクに移した。
あとは住所変更申込→BOFAの現地口座を海外送金先として登録すれば、便利な海外送金体制ができあがるはずであった。しかし、もろもろのミスが重なり、現在当該口座が実質的に凍結状態になってしまっている。
●住所変更/登録サイン
「申込書のサインが、登録されたものとは違う」という通知が来てしまった。
うーむ、思い出せないので、サイン変更届を出すところから始めないといけないのかもしれない。。。
(追記)電話で確認したところ、サイン変更届けを出すにあたっては領事館でサイン証明書を入手する必要があり手続きが非常に面倒とのこと。それよりも、返送する書類に心当たりのあるサインを全部書いてくれと言われたのでそうしようかな。
●振り込み
海外送金が駄目なら、シティから親の口座に資金を振り込み、親に送金してもらおうという次善策。
シティバンクは、おそらく振り込め詐欺防止のためか、ワンタイムパスワードなるルールを実施している。
そのワンタイムパスワードを利用するためには、オンラインで初回申込み→初回アクセスのためのパスコードが簡易書留で到着→そのパスコードを入力して初めて振り込みが可能となる。
しかし、住所変更手続きがサインミスにより完了していないので、当然その簡易書留も当方に届かないという状況。。。
●暗証番号
海外送金も親口座への振り込みも駄目なら多少のコストを犠牲にしてATMから引き出そうという作戦。
しかし、すっとぼけていて、新生銀行の暗証番号で入力すること数回。その結果、キャッシュカードの利用ができなくなった。
(追記)電話で解除してもらえた。明日一番でATMにダッシュ!
ということで打つ手なし。新生銀行に残された資金でしのぐほかない状況。
今後の解決のためには、
・明日iPhoneが届くので、もらい次第シティのテレフォンサービスに電話
・サイン変更届(+たぶんID)、住所変更届の郵送
・海外送金先登録申請書の再提出
・ロックがかかってしまったカードの再発行依頼
をしなくてはならない。
親が万一すでに死んでいたら、ほんとにデフォルトしてたかも。。。恥
一度登録さえすれば、以降はオンラインでさらっと手続きができるという利便性にひかれ、渡米直前にシティバンクのe-セービング口座を開設した。
海外送金を念頭に置き、新生銀行に置いてあった手元資金(除く定期預金等)の過半をシティバンクに移した。
あとは住所変更申込→BOFAの現地口座を海外送金先として登録すれば、便利な海外送金体制ができあがるはずであった。しかし、もろもろのミスが重なり、現在当該口座が実質的に凍結状態になってしまっている。
●住所変更/登録サイン
「申込書のサインが、登録されたものとは違う」という通知が来てしまった。
うーむ、思い出せないので、サイン変更届を出すところから始めないといけないのかもしれない。。。
(追記)電話で確認したところ、サイン変更届けを出すにあたっては領事館でサイン証明書を入手する必要があり手続きが非常に面倒とのこと。それよりも、返送する書類に心当たりのあるサインを全部書いてくれと言われたのでそうしようかな。
●振り込み
海外送金が駄目なら、シティから親の口座に資金を振り込み、親に送金してもらおうという次善策。
シティバンクは、おそらく振り込め詐欺防止のためか、ワンタイムパスワードなるルールを実施している。
そのワンタイムパスワードを利用するためには、オンラインで初回申込み→初回アクセスのためのパスコードが簡易書留で到着→そのパスコードを入力して初めて振り込みが可能となる。
しかし、住所変更手続きがサインミスにより完了していないので、当然その簡易書留も当方に届かないという状況。。。
●暗証番号
海外送金も親口座への振り込みも駄目なら多少のコストを犠牲にしてATMから引き出そうという作戦。
しかし、すっとぼけていて、新生銀行の暗証番号で入力すること数回。その結果、キャッシュカードの利用ができなくなった。
(追記)電話で解除してもらえた。明日一番でATMにダッシュ!
ということで打つ手なし。新生銀行に残された資金でしのぐほかない状況。
今後の解決のためには、
・明日iPhoneが届くので、もらい次第シティのテレフォンサービスに電話
・サイン変更届(+たぶんID)、住所変更届の郵送
・海外送金先登録申請書の再提出
・ロックがかかってしまったカードの再発行依頼
をしなくてはならない。
親が万一すでに死んでいたら、ほんとにデフォルトしてたかも。。。恥
Sunday, August 8, 2010
雑記 20100808
・ナンバープレートを付けずに走っている車を複数見かけたが、あれは有りなのかしら?
・Westwoodという町が大学街だからか、銀行員もスーパーの店員もレストランの従業員も、皆アジア人・下手くそな英語というヨソモノ感いっぱいの自分たちに親切な気がしている。
・バンカメ話の続き。土曜日も短め(9時~14時)ではあるが営業していることにびっくり。「日本でも、せめて新生銀行くらいは」と一瞬思ったが、新生銀行だけ営業していても銀行間送金等ができないので意味なさそう。
・iPad、結局購入してしまった。「でかい・重い・とろい」の三重苦の妻のVaioの代替という位置づけにしたい。
しかし、妻のお手軽PCとして使うためには、結局そんな妻のVaioをiPadのマザーマシンとしなければならない。うーむ。
目下のメリットとしては、娘とYouTubeの相性が最高。画面が大きいことと、見たい動画のサムネイルを娘がチョンと突っつくだけでその動画が再生されること(娘はまだ小さいので、見たい動画のサムネイルを突っつくことはできても、マウスを操って見たい動画をクリックすることはできない)がすばらしい。
しかし、近所のBestbuyでは入荷未定だったものが、UCLA売店では全機種在庫有りというのはどういうことなんだろう。ちなみに、iPadはあるかと聞いたら、やっぱりiPodが出てきてしまった。aの発音をちょっとそれっぽく言ったんだけど、やっぱり駄目だった。。。
・家族三人で、アパート内のプールを初利用。娘にとっては初プール。特にプールの形状などを調べもせずに娘とぷかぷか浮かんでいたところ、プールが手前から奥に行くにつれて深さを増す設計になっており、気が付いたらまったく足が地に着かないし、地に着いてから飛び跳ねてもなお水中という事態に。とりあえず娘が浮き輪で浮いていることを確認した後、思う存分溺れさせて頂いた。調子に乗ってサングラスをしたままだったので、そのサングラスがプールの底に落ちてしまい、回収にたいへん苦労した。娘が気に入ったようなのでまた泳ぎたいが、これからは浅いゾーンだけで泳ぐことにしよう。
・米国内で結構な時差がある(NYとロスで3時間くらいかな)が、テレビ番組はどうなっているんだろうか。
日本に置き換えて考えると、とくだねが、札幌では朝の8時、鹿児島では朝の5時に始まっているみたいな感じになっているのか?あるいは、鹿児島ではとくだねの放送を3時間遅らせているのか。
とりあえずたった今、「9時からこうご期待」という予告編があったゴルフ番組が6時に始まったのだが。。。
・Westwoodという町が大学街だからか、銀行員もスーパーの店員もレストランの従業員も、皆アジア人・下手くそな英語というヨソモノ感いっぱいの自分たちに親切な気がしている。
・バンカメ話の続き。土曜日も短め(9時~14時)ではあるが営業していることにびっくり。「日本でも、せめて新生銀行くらいは」と一瞬思ったが、新生銀行だけ営業していても銀行間送金等ができないので意味なさそう。
・iPad、結局購入してしまった。「でかい・重い・とろい」の三重苦の妻のVaioの代替という位置づけにしたい。
しかし、妻のお手軽PCとして使うためには、結局そんな妻のVaioをiPadのマザーマシンとしなければならない。うーむ。
目下のメリットとしては、娘とYouTubeの相性が最高。画面が大きいことと、見たい動画のサムネイルを娘がチョンと突っつくだけでその動画が再生されること(娘はまだ小さいので、見たい動画のサムネイルを突っつくことはできても、マウスを操って見たい動画をクリックすることはできない)がすばらしい。
しかし、近所のBestbuyでは入荷未定だったものが、UCLA売店では全機種在庫有りというのはどういうことなんだろう。ちなみに、iPadはあるかと聞いたら、やっぱりiPodが出てきてしまった。aの発音をちょっとそれっぽく言ったんだけど、やっぱり駄目だった。。。
・家族三人で、アパート内のプールを初利用。娘にとっては初プール。特にプールの形状などを調べもせずに娘とぷかぷか浮かんでいたところ、プールが手前から奥に行くにつれて深さを増す設計になっており、気が付いたらまったく足が地に着かないし、地に着いてから飛び跳ねてもなお水中という事態に。とりあえず娘が浮き輪で浮いていることを確認した後、思う存分溺れさせて頂いた。調子に乗ってサングラスをしたままだったので、そのサングラスがプールの底に落ちてしまい、回収にたいへん苦労した。娘が気に入ったようなのでまた泳ぎたいが、これからは浅いゾーンだけで泳ぐことにしよう。
・米国内で結構な時差がある(NYとロスで3時間くらいかな)が、テレビ番組はどうなっているんだろうか。
日本に置き換えて考えると、とくだねが、札幌では朝の8時、鹿児島では朝の5時に始まっているみたいな感じになっているのか?あるいは、鹿児島ではとくだねの放送を3時間遅らせているのか。
とりあえずたった今、「9時からこうご期待」という予告編があったゴルフ番組が6時に始まったのだが。。。
雑記 20100809
・今日の夕方から留学生向けサマースクールが始まる。初日はパーティ。「Significant Othersもお連れください」とのことで家族で行ってみようかな。まるで名前を覚えられる気がしないのだけど。。。
・iPhone、「Shippingを始めました」という、到着したのかと思ったらそうでもないような通知が来た。でもまあ、一両日中には来るのだろう。
・今の自分の部屋は、学校には近いが他の日本人が集まって住んでいるエリアからは離れていることがわかってきた。自分はどうせ学校で会うので困らないが、妻子にとってはマイナス材料。妻はそんなに積極的に運転するわけでもないし。。。
・海外送金の手続きをだらだらやっていた結果、近々、日本のシティバンクの預金を当地のATMで下ろさなくてはいけないかもしれない状況。
調べたところ、店頭売りレートに3%乗せたレートでの両替となるそうな。いまざっくり86円くらいだろうから、2.5円くらいは乗ってしまう。1,000ドルおろすとなると、2,500円の損。ここまで計算して気づいたが、まあ別にいいや(計算あってるかな?)。
・クルマのナンバープレートを付けずに走っている車がいることを昨日書いたが、ナンバー以外の何かを掲示しているクルマもいることに気がついた(オーナーの名前なのかディーラーの名前なのかよくわからない固有名詞等)。
・近所のRalphsにある鳥の丸焼き。おいしそうなタレがからまっていて、ヒーターの中に展示されているので温度も適温みたい。しかし、それにしても、3日前にあったあの丸焼きと、今日自分が見ているこの丸焼き、本当に別のものなんだろうか。同じ鳥に思えて仕方ないのだけど。。。
・iPhone、「Shippingを始めました」という、到着したのかと思ったらそうでもないような通知が来た。でもまあ、一両日中には来るのだろう。
・今の自分の部屋は、学校には近いが他の日本人が集まって住んでいるエリアからは離れていることがわかってきた。自分はどうせ学校で会うので困らないが、妻子にとってはマイナス材料。妻はそんなに積極的に運転するわけでもないし。。。
・海外送金の手続きをだらだらやっていた結果、近々、日本のシティバンクの預金を当地のATMで下ろさなくてはいけないかもしれない状況。
調べたところ、店頭売りレートに3%乗せたレートでの両替となるそうな。いまざっくり86円くらいだろうから、2.5円くらいは乗ってしまう。1,000ドルおろすとなると、2,500円の損。ここまで計算して気づいたが、まあ別にいいや(計算あってるかな?)。
・クルマのナンバープレートを付けずに走っている車がいることを昨日書いたが、ナンバー以外の何かを掲示しているクルマもいることに気がついた(オーナーの名前なのかディーラーの名前なのかよくわからない固有名詞等)。
・近所のRalphsにある鳥の丸焼き。おいしそうなタレがからまっていて、ヒーターの中に展示されているので温度も適温みたい。しかし、それにしても、3日前にあったあの丸焼きと、今日自分が見ているこの丸焼き、本当に別のものなんだろうか。同じ鳥に思えて仕方ないのだけど。。。
iPadが欲しい、のか
大学生協にアップルストアのような一角がある。
店員に、どうせないだろうと思って何気なくiPadはあるかと尋ねてみたところ、もちろんありますよとの回答。
思いもよらぬ回答に、急にiPad熱のようなものにかかってしまった。
本記事は、iPadを買うべきか否かについての自分の頭の整理。
Pros
ちなみに、Pros・Consという言葉を始めて使ってみた。以前職場で「これって何、どういう意味なの、というか長所短所じゃだめなのか」ということを上司から言われている同僚を見たことがあるが、たしかに使っていて背中がむずがゆくなる感じ。日本人は長所短所でいいかもしれないな。もちろん、相手が使うことがあるので知っておいて損はないけど。
店員に、どうせないだろうと思って何気なくiPadはあるかと尋ねてみたところ、もちろんありますよとの回答。
思いもよらぬ回答に、急にiPad熱のようなものにかかってしまった。
本記事は、iPadを買うべきか否かについての自分の頭の整理。
Pros
- 速い:妻のへっぽこVaio(スペックが低い上に、OSはVista)と比べると、電源やプログラムの起動時間は雲泥の差である印象。
- 軽い:ソファーに寝転がってネットサーフィンできるのはすばらしい。
- キーボードがない・タッチパネル:これはまあ一長一短といったところか。
- レア感・所有欲を満たす等々
- iPadでしかできないことがなさそう:ノートPCとiPhoneがあれば、iPadいらないかもと、iPhone入手直前の今は思案している。ノートPCを買う前であったならば、迷うことなくノートPCではなくiPadだったんだけど。
- webcamがついていない:日本の実家に娘を見せるという観点から、我が家ではskypeが必需品。しかしiPadにはwebcamがついていないとのこと。Bestbuyの店員によると「次世代機には間違いなくwebcamが付く」とのことだったので、次世代機を待つかって話になってしまう。
ちなみに、Pros・Consという言葉を始めて使ってみた。以前職場で「これって何、どういう意味なの、というか長所短所じゃだめなのか」ということを上司から言われている同僚を見たことがあるが、たしかに使っていて背中がむずがゆくなる感じ。日本人は長所短所でいいかもしれないな。もちろん、相手が使うことがあるので知っておいて損はないけど。
Saturday, August 7, 2010
洗濯
こちらに来て驚いたのは、洗濯のやり方。
一家に一台洗濯機というのが当たり前かと思っていたが、自分の住むアパートでは地下の駐車場の一角にあるランドリーを共用するスタイルとなっている。一瞬、自分のアパートだけの話なのかとも思ったが、どうもそうでもないようだ。
ランドリーには洗濯機と乾燥機が複数台数あり、洗濯機は1.25ドル、乾燥機は1.00ドル。電気代・水道代・洗濯機の減価償却費といったものを考慮すれば、おそらく日本よりコストは低い気がする。
ただ、最初非常に困惑したのは、料金投入がクオーター硬貨限定であること。つまり、洗濯機は硬貨5枚、乾燥機は4枚が必要になる。当初はクオーター硬貨の捻出方法を知らなかったことから、クオーター硬貨がないがために洗濯ができないという状況に陥った。結局、日々の釣銭をかき集め、渡米後3日目の夜にようやく洗濯をすることができたが、その日の夜は「どうやってクオーター硬貨をあつめるのか」ということが頭について離れなかった。
しかし、自分のそんな思案は杞憂であったことが間もなく判明。
USCに留学中で近隣に住む先輩から、銀行で両替することができるということを教えていただき、さっそくその話を聞いた翌日に近所のBOFAへ。
クオーター硬貨がほしい
→何枚?
→たくさん。両替の相場観は?
→10ドルが一単位かな。
→では10ドル分お願いします。
→カードを通してPINコードよろしく。OK,じゃあこれがコインね。Have a nice day!
といった感じであっさり大量のクオーター硬貨を入手。ここ1,2日の自分の苦労(1.60ドルのコーヒーにわざわざ2.10ドル支払いクオーター硬貨2枚を稼ぐ等)が大変馬鹿馬鹿しい。
ちなみに、「米国の乾燥機は、服が縮む」というのはある程度真実ではあったが、致命的なレベルではない印象。
少なくとも、縮みすぎて着られなくなった服はいまのところなく一安心。
一家に一台洗濯機というのが当たり前かと思っていたが、自分の住むアパートでは地下の駐車場の一角にあるランドリーを共用するスタイルとなっている。一瞬、自分のアパートだけの話なのかとも思ったが、どうもそうでもないようだ。
ランドリーには洗濯機と乾燥機が複数台数あり、洗濯機は1.25ドル、乾燥機は1.00ドル。電気代・水道代・洗濯機の減価償却費といったものを考慮すれば、おそらく日本よりコストは低い気がする。
ただ、最初非常に困惑したのは、料金投入がクオーター硬貨限定であること。つまり、洗濯機は硬貨5枚、乾燥機は4枚が必要になる。当初はクオーター硬貨の捻出方法を知らなかったことから、クオーター硬貨がないがために洗濯ができないという状況に陥った。結局、日々の釣銭をかき集め、渡米後3日目の夜にようやく洗濯をすることができたが、その日の夜は「どうやってクオーター硬貨をあつめるのか」ということが頭について離れなかった。
しかし、自分のそんな思案は杞憂であったことが間もなく判明。
USCに留学中で近隣に住む先輩から、銀行で両替することができるということを教えていただき、さっそくその話を聞いた翌日に近所のBOFAへ。
クオーター硬貨がほしい
→何枚?
→たくさん。両替の相場観は?
→10ドルが一単位かな。
→では10ドル分お願いします。
→カードを通してPINコードよろしく。OK,じゃあこれがコインね。Have a nice day!
といった感じであっさり大量のクオーター硬貨を入手。ここ1,2日の自分の苦労(1.60ドルのコーヒーにわざわざ2.10ドル支払いクオーター硬貨2枚を稼ぐ等)が大変馬鹿馬鹿しい。
ちなみに、「米国の乾燥機は、服が縮む」というのはある程度真実ではあったが、致命的なレベルではない印象。
少なくとも、縮みすぎて着られなくなった服はいまのところなく一安心。
Bank Of America
Bank Of AmericaのWestwood支店が大学の近くにあるので口座を開設した。
口座開設をめぐり色々いらぬ苦労をしてしまったが、おかげでかなり勉強になった気がしている。
主な苦労は以下のような点。
・口座開設時の担当者が、オンラインバンキング用のIDを間違って登録したようで、指定したIDともらった仮パスワードを入力してもオンラインバンキングのページに入れなかった。このことを再訪問して伝えたところ修正してくれたが、ちょっとびっくり。
・妻が何かの拍子でPINコードを誤入力してしまったようで、妻のカードがロックされてしまった。
支店を再訪問して簡単に再登録ができたので事なきを得た。
・オンラインバンキング開始の際、店舗で登録したはずのメールアドレスが登録されておらず、電話で登録せよとの指示が出てしまう。ちょっと混乱して店舗で聞いてみたところ、セキュリティ上、電話で(店舗の係員を通さず)別途登録する必要があるとのことだがホントかな...じゃあ先日自分が記入したメールアドレスはどこにいったんだ? 結局テレフォンバンキングで別途登録を済ませることができたので解決はしたが、やや消化不良。
オンラインバンキングのページはかなり利便性が高い印象がある。これまで日本では新生銀行とシティバンクを主に使っていたが、BOFA>新生>シティといった感じ。
(シティは、振り込め詐欺防止のためのよくわからない振込妨害システムが非常に邪魔。ってこれはオンラインバンキングの利便性とは違う問題かもしれないけど)
個人的に面白かったのは「Keep the change transfer」というもの。毎日、checking accountの残高の端数がゼロになるようにchecking accountからsaving accountに自動的に振替が行われている。日本では見慣れない仕組みだったことと、何かよくわからないけどsaving accountの残高が結構な勢いで増加しているのでおもしろかった。
ほかに面白いのはキャッシュバックの仕組み。スーパーなどでデビットカードを使うと、「Cash Back?」という質問が出るが、釣りを出さないためのデビットカードでキャッシュバックも何もないんじゃないかと思い調べてみたところ、商取引とは独立に、レジのお金をATMみたいに引き出すことができるということが判明。そんなことやったらレジのつり銭がなくなってしまうのではないかという疑問もあるが、利用者の立場からすると確かに便利。
その一方で、いくつか釈然としないところが残っている。こういう消化不良は、大概自分の英語力不足(その場で納得できるような質問ができなかったり、相手の説明を100%理解できない)から来ているので、こればっかりは早く耳を慣らすほかないのかな。
・デビットカードに勝手にクレジット機能がついたが、これは無しにすることはできないのだろうか。日々の決済の際、デビットで決済してくれと言っているのにクレジット決済されることがあり、実質的には問題ないがなんとなく気持ち悪い。そもそも、このクレジットカードの決済日は毎月何日なんだろう。そして、このクレジットカードはポイントとかつくのかな。
・夫婦でひとつの口座にすることを推奨されたのだが、これは2つに分けることはできなかったのかしら。もしできるのであれば分けたかった。自分のあずかり知らぬ残高の増減(というか減)や、自分の浪費が妻に丸裸であるということはちょっと気持ちが悪い。
それにしても、このWestwood支店、店舗が結構広いのだがそれほど有効活用されているとは思えないレイアウト。娘が思い切り走り回っても全然OKといった感じである。
勝手ながら、そこにアメリカを感じてしまった。。。
口座開設をめぐり色々いらぬ苦労をしてしまったが、おかげでかなり勉強になった気がしている。
主な苦労は以下のような点。
・口座開設時の担当者が、オンラインバンキング用のIDを間違って登録したようで、指定したIDともらった仮パスワードを入力してもオンラインバンキングのページに入れなかった。このことを再訪問して伝えたところ修正してくれたが、ちょっとびっくり。
・妻が何かの拍子でPINコードを誤入力してしまったようで、妻のカードがロックされてしまった。
支店を再訪問して簡単に再登録ができたので事なきを得た。
・オンラインバンキング開始の際、店舗で登録したはずのメールアドレスが登録されておらず、電話で登録せよとの指示が出てしまう。ちょっと混乱して店舗で聞いてみたところ、セキュリティ上、電話で(店舗の係員を通さず)別途登録する必要があるとのことだがホントかな...じゃあ先日自分が記入したメールアドレスはどこにいったんだ? 結局テレフォンバンキングで別途登録を済ませることができたので解決はしたが、やや消化不良。
オンラインバンキングのページはかなり利便性が高い印象がある。これまで日本では新生銀行とシティバンクを主に使っていたが、BOFA>新生>シティといった感じ。
(シティは、振り込め詐欺防止のためのよくわからない振込妨害システムが非常に邪魔。ってこれはオンラインバンキングの利便性とは違う問題かもしれないけど)
個人的に面白かったのは「Keep the change transfer」というもの。毎日、checking accountの残高の端数がゼロになるようにchecking accountからsaving accountに自動的に振替が行われている。日本では見慣れない仕組みだったことと、何かよくわからないけどsaving accountの残高が結構な勢いで増加しているのでおもしろかった。
ほかに面白いのはキャッシュバックの仕組み。スーパーなどでデビットカードを使うと、「Cash Back?」という質問が出るが、釣りを出さないためのデビットカードでキャッシュバックも何もないんじゃないかと思い調べてみたところ、商取引とは独立に、レジのお金をATMみたいに引き出すことができるということが判明。そんなことやったらレジのつり銭がなくなってしまうのではないかという疑問もあるが、利用者の立場からすると確かに便利。
その一方で、いくつか釈然としないところが残っている。こういう消化不良は、大概自分の英語力不足(その場で納得できるような質問ができなかったり、相手の説明を100%理解できない)から来ているので、こればっかりは早く耳を慣らすほかないのかな。
・デビットカードに勝手にクレジット機能がついたが、これは無しにすることはできないのだろうか。日々の決済の際、デビットで決済してくれと言っているのにクレジット決済されることがあり、実質的には問題ないがなんとなく気持ち悪い。そもそも、このクレジットカードの決済日は毎月何日なんだろう。そして、このクレジットカードはポイントとかつくのかな。
・夫婦でひとつの口座にすることを推奨されたのだが、これは2つに分けることはできなかったのかしら。もしできるのであれば分けたかった。自分のあずかり知らぬ残高の増減(というか減)や、自分の浪費が妻に丸裸であるということはちょっと気持ちが悪い。
それにしても、このWestwood支店、店舗が結構広いのだがそれほど有効活用されているとは思えないレイアウト。娘が思い切り走り回っても全然OKといった感じである。
勝手ながら、そこにアメリカを感じてしまった。。。
Wednesday, August 4, 2010
渡米二日目
(家でインターネットをできるようになった8/5に書いている。日付はバックデート)
現地時間8月3日、渡米二日目。時差ボケか妙に朝早く目覚めてしまった。
寝付きが悪かったひとつの理由は、子供のお気に入りのミッキーマウス人形を手荷物に入れず航空便にしてしまったこと。おかげで子供が夜中じゅうミッキーに会いたい云々と叫ぶことに。
起床後まず、荷物をホテルから徒歩30mほどのアパートの部屋に2往復して移動させた。
ホテルの従業員からしたら、まだ宿泊するはずの客が次から次へと荷物を運び出している風景は相当に違和感があっただろう。
部屋はとても日当たりが良い。家具も予め揃えておいてもらったので生活立ち上げの苦労はあまりなさそうだ。
次に学校近隣のBOFAに行き口座作り。パスポートとビザだけで簡単に作ることができたので、日本から持ってきていたドル現金うん千ドルをすべて預してすっきり。
しかし、帰ってからオンラインバンキングを試そうとしたところ、申込用紙に書いて出したはずのメールアドレスが登録されていないというエラーメッセージが出てしまった。どこそこまで電話してアドレスを登録してくれと言われてしまったが、電話がないんだよね...
銀行のキャッシュカードはデビットカードとして利用できて非常に便利。ただ、たまにデビットカードNGというところがあるがそれは何故なのだろうか。
昼はUCLA生協内にあるPanda Expressというデリでチャーハンと肉料理のコンボを注文。
米は食えないことはないが、日本米とはちょっと違う。肉は味が濃すぎるきらいはあるが悪くない。
午後は時差ボケ解消のため豪快に昼寝。日当たりが良いので非常に心地よかった。
夕方にはC不動産のYさんにアテンド頂き買い出し。Bed, Bath and Beyondsにて寝具・調理器具などを買いまくった。日本での相場観がそれほどあるわけではないが、寝具・調理器具は日本と比較してそんなに安くはない印象。
家まで送ってもらった後、Westwoodまで出てAcapulcoというメキシカンで夕食。土地柄、当地には非常にたくさんのメキシコ料理店がある。イタリアンや中華と同じくらいの普及度である印象。おいしいのだろうが、どうもその独特の風味に家族全員馴染めず。当分行かないかなぁ。
それにしてもアメリカの建物はどうしてどれもこれも甘ったるい匂いがするのだろう。たまに気持ち悪くなる。
現地時間8月3日、渡米二日目。時差ボケか妙に朝早く目覚めてしまった。
寝付きが悪かったひとつの理由は、子供のお気に入りのミッキーマウス人形を手荷物に入れず航空便にしてしまったこと。おかげで子供が夜中じゅうミッキーに会いたい云々と叫ぶことに。
起床後まず、荷物をホテルから徒歩30mほどのアパートの部屋に2往復して移動させた。
ホテルの従業員からしたら、まだ宿泊するはずの客が次から次へと荷物を運び出している風景は相当に違和感があっただろう。
部屋はとても日当たりが良い。家具も予め揃えておいてもらったので生活立ち上げの苦労はあまりなさそうだ。
次に学校近隣のBOFAに行き口座作り。パスポートとビザだけで簡単に作ることができたので、日本から持ってきていたドル現金うん千ドルをすべて預してすっきり。
しかし、帰ってからオンラインバンキングを試そうとしたところ、申込用紙に書いて出したはずのメールアドレスが登録されていないというエラーメッセージが出てしまった。どこそこまで電話してアドレスを登録してくれと言われてしまったが、電話がないんだよね...
銀行のキャッシュカードはデビットカードとして利用できて非常に便利。ただ、たまにデビットカードNGというところがあるがそれは何故なのだろうか。
昼はUCLA生協内にあるPanda Expressというデリでチャーハンと肉料理のコンボを注文。
米は食えないことはないが、日本米とはちょっと違う。肉は味が濃すぎるきらいはあるが悪くない。
午後は時差ボケ解消のため豪快に昼寝。日当たりが良いので非常に心地よかった。
夕方にはC不動産のYさんにアテンド頂き買い出し。Bed, Bath and Beyondsにて寝具・調理器具などを買いまくった。日本での相場観がそれほどあるわけではないが、寝具・調理器具は日本と比較してそんなに安くはない印象。
家まで送ってもらった後、Westwoodまで出てAcapulcoというメキシカンで夕食。土地柄、当地には非常にたくさんのメキシコ料理店がある。イタリアンや中華と同じくらいの普及度である印象。おいしいのだろうが、どうもその独特の風味に家族全員馴染めず。当分行かないかなぁ。
それにしてもアメリカの建物はどうしてどれもこれも甘ったるい匂いがするのだろう。たまに気持ち悪くなる。
Tuesday, August 3, 2010
仮説:3年で辞めそうな若者を日本企業は採用した方がいいのか否か
留学をすると、勤務先を辞めて私費留学をする友人にたくさん出会う。自分が行くAndersonでも、たしか日本人同級生の半分くらいは私費留学のはずだ。
これについて、先日とある先輩に「同級生に私費の人が云々」という話をしたところ、入社後3~7年という早い段階で会社を辞めることに対して、いくつかの側面からネガティブな意見を拝聴した:
①会社に育ててもらったという恩義が欠如しているのではないか
②早期退職するくらいなら、いっそその会社に入社しなければよかったのではないか。そうしたら、ほかの誰かがその会社に入ることができたはずだ
③長期間ひとつの会社にいないと、今の日本では責任ある仕事ができない可能性が高い
等々。
それに対して自分は、えも言えぬ反発心を感じたものの、クリアに反論することができそうになかったし
人間関係上反論することが適切であるとも思えなかったので「なるほど、そうかもしれないですね」といった
逃げを打ってしまった。
しかし、現実として自分の同級生が、自分の勤務先でもそれ以外でも続々と会社を辞めている事実を見ているので
どうも上記の批判をスムーズに受け入れることができずにおり、最近つらつらとそのあたりの問題について考えを巡らせている。
頭の整理ができたところで別途整理しようとは思うが、現時点での仮説はこんな感じ:
<現時点での日本>
・現時点ではまだ労働市場にはさほど流動性がない
・それゆえ、一つの会社でキャリアを熟練させるという価値観が、今なお割と支配的
・なので、企業は、「第一優先:転職志向の低さ、第二優先:能力・自社とのフィット等という選考基準で採用しても十分満足できるクオリティの人材調達ができる」
・それゆえ、採用される学生・新人社会人としても、主要アピールポイントは能力というよりもむしろ会社への忠誠度になる
<今後の日本>
・自国市場縮小と外需の相対的・絶対的拡大により、日本人労働者のニーズが相対的に低下。
各国でネイティブの採用が進展
・人材のグローバル化は、不可避的に人材政策のグローバル化を招く。
・筆者の知る限り、グローバル労働者市場(特に、いわゆる総合職的な、幹部候補生レベルでの市場)における
有望な若者には、ひとつの会社でキャリアを極めるという価値観は希薄。多くの人にとって、一つ目の会社は踏み台に過ぎない
・そうなると、「優秀だけど会社を数年で辞める気マンマンの若者」と「辞めそうにはないけどぱっとしない若者」のどちらを採用するかという状態に、日本企業の人事部が直面する状態が変化していく(あるいはもうすでに変化している)
・結局、多くの企業は、採用にあたっての優先順位を「辞めないだろうという心証」よりも能力や自社とのフィット感などに変えていかざるを得ないだろう。同
・あるいは、そんなことなく、日本だけグローバル労働市場の動きから独立して現状維持がなされる可能性もある。ただし、そういった場合の日本企業にはあまり期待はできない。
今は3年で辞めそうな若者がいまだ少数派なので彼らは批判の対象になっているが、
皆がそういった感じになれば、早くして辞めることへの抵抗も薄れていくのではないかと感じている。
これについて、先日とある先輩に「同級生に私費の人が云々」という話をしたところ、入社後3~7年という早い段階で会社を辞めることに対して、いくつかの側面からネガティブな意見を拝聴した:
①会社に育ててもらったという恩義が欠如しているのではないか
②早期退職するくらいなら、いっそその会社に入社しなければよかったのではないか。そうしたら、ほかの誰かがその会社に入ることができたはずだ
③長期間ひとつの会社にいないと、今の日本では責任ある仕事ができない可能性が高い
等々。
それに対して自分は、えも言えぬ反発心を感じたものの、クリアに反論することができそうになかったし
人間関係上反論することが適切であるとも思えなかったので「なるほど、そうかもしれないですね」といった
逃げを打ってしまった。
しかし、現実として自分の同級生が、自分の勤務先でもそれ以外でも続々と会社を辞めている事実を見ているので
どうも上記の批判をスムーズに受け入れることができずにおり、最近つらつらとそのあたりの問題について考えを巡らせている。
頭の整理ができたところで別途整理しようとは思うが、現時点での仮説はこんな感じ:
<現時点での日本>
・現時点ではまだ労働市場にはさほど流動性がない
・それゆえ、一つの会社でキャリアを熟練させるという価値観が、今なお割と支配的
・なので、企業は、「第一優先:転職志向の低さ、第二優先:能力・自社とのフィット等という選考基準で採用しても十分満足できるクオリティの人材調達ができる」
・それゆえ、採用される学生・新人社会人としても、主要アピールポイントは能力というよりもむしろ会社への忠誠度になる
<今後の日本>
・自国市場縮小と外需の相対的・絶対的拡大により、日本人労働者のニーズが相対的に低下。
各国でネイティブの採用が進展
・人材のグローバル化は、不可避的に人材政策のグローバル化を招く。
・筆者の知る限り、グローバル労働者市場(特に、いわゆる総合職的な、幹部候補生レベルでの市場)における
有望な若者には、ひとつの会社でキャリアを極めるという価値観は希薄。多くの人にとって、一つ目の会社は踏み台に過ぎない
・そうなると、「優秀だけど会社を数年で辞める気マンマンの若者」と「辞めそうにはないけどぱっとしない若者」のどちらを採用するかという状態に、日本企業の人事部が直面する状態が変化していく(あるいはもうすでに変化している)
・結局、多くの企業は、採用にあたっての優先順位を「辞めないだろうという心証」よりも能力や自社とのフィット感などに変えていかざるを得ないだろう。同
・あるいは、そんなことなく、日本だけグローバル労働市場の動きから独立して現状維持がなされる可能性もある。ただし、そういった場合の日本企業にはあまり期待はできない。
今は3年で辞めそうな若者がいまだ少数派なので彼らは批判の対象になっているが、
皆がそういった感じになれば、早くして辞めることへの抵抗も薄れていくのではないかと感じている。
Monday, August 2, 2010
ロサンゼルス到着
10時間のフライトを終え、UCLA近くのホテルにチェックインを済ませた。
フライトは、エコノミークラスで、しかも1歳の娘の席を取らなかったのでかなり辛かった。
自分だけでもエコノミークラスはしんどいのに、娘がじたばたしながらの10時間は心底辛かった。
ちょっと贅沢してビジネスクラスにすればよかったなぁと後悔。
それにしても、以前NYにいったときは確か14時間かかったが、それと比較すると
飛行時間が短いというのも西海岸のメリットの一つだなと今更ながら感じた。
飛行機はANAを使ったが、中国人キャビンアテンダントの態度の悪さに閉口した。
娘が間違って呼び出しボタンを押してしまい、それに釈明したところ不機嫌な顔をされてしまったり、
着陸後娘の準備があり手間取っていたら「早く出てもらいたいんですが」と不機嫌そうに急かされたり。
入国審査では、Jビザというところでちょっとだけ怪訝な顔をされたが、
自分が社費留学である旨を伝えたところ、わかってくれたのか、それ以上の摩擦もなく通過することができた。
ロサンゼルス国際空港からは、タクシーにてUCLA近くのホテルへ。
空港を出てすぐフリーウェイに乗り、あっという間に到着。感覚的には、川口インターと蓮田PAくらいの距離感。
これまでは成田の交通の便は言うほど悪くないのではないかと思っていたが、やっぱり悪いのかも...と思い直した。相場観がわからずチップを払いすぎてしまったような気もするのが気がかりなところ。
こればっかりは体得するしかないのかな。最初のうちは、文化に馴染めていないことに対するペナルティとでも考えて多めに払うことにしようかな。
到着後、ダウンした妻を置いて、娘と二人で近所を散歩。
日本より涼しいし、湿度が低い。ゴルフ日和といった感じで(早くゴルフ友達を見つけないと...)非常に心地よい。
近隣にBank of Americaがあったので、明日口座を開設することにしよう。
その辺のカフェに入りマフィンとアイスティーを注文したが、思ったより甘ったるくもなく満足。
やっぱり店員との会話も100%は意思疎通できない。うーむ
歩いていると日本人学生の集団が日本語で雑談しているところにも遭遇し、なんとなく安堵。
少し転寝していると部屋の電話が鳴った。到着後鍵を渡しに来てくれるという約束を交わしていた
C不動産のYさんが来てくれたのだ。これまでメールでのみやり取りしている間柄であったが
氏の人柄かスムーズに話をすることができた。
すぐに、滞在するホテルの眼と鼻の先にあるアパートに向かい、鍵を開けて部屋をチェック。
多少古いところはあるが、家具もすべてついているし日当たりも良いし、また学校に隣接していることから
文句なしの物件であることを改めて確認することができた。
明日は、午前中はホテルからアパートに荷物を移し、午後は吉岡さんの助けを借りつつ買物・各種セットアップに専念することにしよう。
夜は近所のイタリアンで、ピザとパスタとハイネケンでささやかな到着祝い。
なぜハイネケンにしたかというと、別にハイネケンの味に思い入れがあるとかそういったわけではない。
村上春樹が何かのエッセイで「ハイネケンだけはどうしても店員に一発で通じることがなかった」といった苦労話を披露していた記憶があったので、「米国人店員にハイネケンを注文すること」は自分にとって挑戦すべき課題の一つであったのだ。
つまり、自分にとって、留学後初めてのチャレンジは「ハイネケンを注文すること」と相成った。
妻子も店員もそんなことは知らないので、自分だけが妙に緊張していたのだが、特に聞き返されることもなく
スムーズに自分の「One Heineken, please」というオーダーは理解してもらうことができた。
ということで、自分にとっての米国での初挑戦は無事成功裏に終わった。やれやれ、悪くないじゃないか。
フライトは、エコノミークラスで、しかも1歳の娘の席を取らなかったのでかなり辛かった。
自分だけでもエコノミークラスはしんどいのに、娘がじたばたしながらの10時間は心底辛かった。
ちょっと贅沢してビジネスクラスにすればよかったなぁと後悔。
それにしても、以前NYにいったときは確か14時間かかったが、それと比較すると
飛行時間が短いというのも西海岸のメリットの一つだなと今更ながら感じた。
飛行機はANAを使ったが、中国人キャビンアテンダントの態度の悪さに閉口した。
娘が間違って呼び出しボタンを押してしまい、それに釈明したところ不機嫌な顔をされてしまったり、
着陸後娘の準備があり手間取っていたら「早く出てもらいたいんですが」と不機嫌そうに急かされたり。
入国審査では、Jビザというところでちょっとだけ怪訝な顔をされたが、
自分が社費留学である旨を伝えたところ、わかってくれたのか、それ以上の摩擦もなく通過することができた。
ロサンゼルス国際空港からは、タクシーにてUCLA近くのホテルへ。
空港を出てすぐフリーウェイに乗り、あっという間に到着。感覚的には、川口インターと蓮田PAくらいの距離感。
これまでは成田の交通の便は言うほど悪くないのではないかと思っていたが、やっぱり悪いのかも...と思い直した。相場観がわからずチップを払いすぎてしまったような気もするのが気がかりなところ。
こればっかりは体得するしかないのかな。最初のうちは、文化に馴染めていないことに対するペナルティとでも考えて多めに払うことにしようかな。
到着後、ダウンした妻を置いて、娘と二人で近所を散歩。
日本より涼しいし、湿度が低い。ゴルフ日和といった感じで(早くゴルフ友達を見つけないと...)非常に心地よい。
近隣にBank of Americaがあったので、明日口座を開設することにしよう。
その辺のカフェに入りマフィンとアイスティーを注文したが、思ったより甘ったるくもなく満足。
やっぱり店員との会話も100%は意思疎通できない。うーむ
歩いていると日本人学生の集団が日本語で雑談しているところにも遭遇し、なんとなく安堵。
少し転寝していると部屋の電話が鳴った。到着後鍵を渡しに来てくれるという約束を交わしていた
C不動産のYさんが来てくれたのだ。これまでメールでのみやり取りしている間柄であったが
氏の人柄かスムーズに話をすることができた。
すぐに、滞在するホテルの眼と鼻の先にあるアパートに向かい、鍵を開けて部屋をチェック。
多少古いところはあるが、家具もすべてついているし日当たりも良いし、また学校に隣接していることから
文句なしの物件であることを改めて確認することができた。
明日は、午前中はホテルからアパートに荷物を移し、午後は吉岡さんの助けを借りつつ買物・各種セットアップに専念することにしよう。
夜は近所のイタリアンで、ピザとパスタとハイネケンでささやかな到着祝い。
なぜハイネケンにしたかというと、別にハイネケンの味に思い入れがあるとかそういったわけではない。
村上春樹が何かのエッセイで「ハイネケンだけはどうしても店員に一発で通じることがなかった」といった苦労話を披露していた記憶があったので、「米国人店員にハイネケンを注文すること」は自分にとって挑戦すべき課題の一つであったのだ。
つまり、自分にとって、留学後初めてのチャレンジは「ハイネケンを注文すること」と相成った。
妻子も店員もそんなことは知らないので、自分だけが妙に緊張していたのだが、特に聞き返されることもなく
スムーズに自分の「One Heineken, please」というオーダーは理解してもらうことができた。
ということで、自分にとっての米国での初挑戦は無事成功裏に終わった。やれやれ、悪くないじゃないか。
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