Tuesday, August 31, 2010

アウトレット・マクドナルド・ポロシャツの丈・リーディングの愚痴

・連休5日目、今日はちょうど100マイルほど離れたところにあるDesert Hills Premium Outletで買物。感覚的には、東京から矢板とか那須にあるゴルフ場に行くくらいの感覚。
遠かったわりに、買ったのはポロシャツ数点だけ。でもまあ、途中の風景(どこまで行っても砂漠・砂山)が見ごたえがあったので良しとしたい。

・昼食は隣接するマクドナルドで。LA到着後初マクドナルドかも。
メニューを見たが、日本では最強最大を誇るビッグマックが全然最大じゃない感じ。よくわからないけどビッグマックよりはるかに大きいメニューばっかりだったので、やむなくビッグマックを注文。妻は子供と分けるつもりで最小のチーズバーガーセットを頼んだら、何とチーズバーガーが2つ出てきた。あわててメニュー板を見たら、「2 Cheeseburger」とある。なんじゃそりゃ。。。

・ラルフローレンとラコステでポロシャツを1着ずつ買ったが、どちらも丈がちょっと長い。こうなると、むしろ洗濯乾燥で縮んで欲しいところだな。

・夜は「まんぷく」で焼肉。80ドルしたが、この店は日本で食ったら1万円コースだった気がするので負けてはいないと考えることにしたい。

・「DENNY'S」はよく見かけるが、今日初めて「COCO'S」を見た。どちらも本家はアメリカなんだと知り感心。

・どうにもこうにも宿題のリーディングが進まない。第一の理由は集中力の欠如なので、PCから離れる・iPhoneをマナーモードにするなどが必要な対応なんだろう。他方、第二の理由は文献がつまらないこと。今読んでいるのは、心理学者がリーダーシップについて述べた論文で、紙面の多くがサーベイ的要素(誰彼がこんな学説を出した一方、私が出したこんな学説が現状では優勢、とか)で、まったくのめりこめない。しかも、学生にはあれだけわかりやすい文章を書けと言っているのに、文章が非常に難解というか無駄に複雑。指示関係不明な代名詞・一文一文が冗長・関係代名詞乱発など。。。今回読んでいる心理学者の教授達は、GMATなりGREなりを再受験すべきだろう。あるいは、象牙の塔で言葉遊びすること自体が目的なのかもしれないが、だとするならばそんなもの教材に指定しないでくださいと言いたくなる。

・文献への悪態を書いているうちに、無駄に頭が回ってきた。今から、ケーススタディの方法論について疑念を提示したい。
サマースクールで習ったことの一つに、ケーススタディのやり方がある。曰く、
-ケースは基本的に参考文献とセットで与えられる
-参考文献には、通常、ケースの理解を助ける何らかのフレームワークが入っている
-学生は参考文献のフレームワークあるいはその他のフレームワークを使ってケースを分析する
-その上で導出される分析結果を用いて、具体的な結論を提示する
といったもの。これってMBAの標準的な手法なのか、それともUCLA流なんだろうか。
上記の心理学の文献もおそらく「参考文献」としての使われ方をするのだろう。実際、それっぽい「モデル」とか「フレームワーク」とかが入っている。
たしかに、このやり方は楽だ。つかみ所がないケースという代物が、与えられたフレームワークを使うことできれいに分析することができてしまう。これを繰り返せば、現実に手持ちのフレームワークを当てはめることで有効なソリューションを提示できるようになるのかもしれない。
しかし、参考文献のフレームワークそれ自体の是非は検討しないでいいのだろうか?「リーダーシップは以下の6つの要素から構成される」として参考文献に掲載されている6つのファクターが、本当にリーダーシップの必要十分条件なのかという点については検討しないでいいのだろうか?検討せず、「この文献の提示するフレームワークによれば、A社の経営者には6つの要素のうちコレとアレが欠落しているので、この2つを補完すべきだ」という結論を出すことの意義は本当にあるのだろうか?実務上はそれで十分なんだろうけど。。。
そのあたり、今度誰かに聞いてみたい。