今日は午前中でサマースクールが終わる日。午後はまたサンタモニカ散策でもしようかなと思いながら帰宅すると、娘が高熱を出していた。摂氏39、華氏にすると102度と何と3桁の大台。咳もしているし、普段元気なのに明らかに参っている。妻も多少動転しているし、これは大変ということになった。
2年生の先輩の奥さんからお勧めの病院(=日本語が使える医師がいる病院)は聞いていたので、とりあえず2つ聞いていたうち近い方に電話してみた。電話で用件を伝えてみたのだが、ものすごい早口で何かをボソボソっと言われて、その後ガチャっと切られてしまった。2回やって同じ結果だったので、相性が悪かったと思うことにしてもう一つの遠い方の病院に電話した。幸いなことにこちらは対応も丁寧で、「わかった、それは大変だから今から来なさい」と言ってくれたのでタクシーにてサンタモニカにある病院(UCLA Pediatrics)に向かった。
UCLA病院となっていたので、最初に何となしに自分がUCLA学生である旨を伝えてみた。すると受付の女性がなんとなくテンションを上げてくれて、書類の記入方法など手取り足取り教えてくれた。
最大の懸念だった「自分のAIU保険は使えるのかどうか」も、「もちろん使える。キャッシュレスでOK」と文句なしの応対。ラッキーなことに待ち時間も皆無で、実にスムーズに診察までこぎつけることができた。
日本語ができる先生ということで行ったのだが、診察室に最初に現れたアジア風女性は英語。内心びびりながらも、こうなったら英語だろうが日本語だろうが行くしかないということで手取り足取り状況を説明。
「このまま最後まで英語でいくですか先生。早く日本語でやりましょうよ・・・」と思っていたら、どうやらその女性は医師ではなく看護婦だったようで、「OK、では先生にお伝えします」と言って去ってしまった。拍子抜けした一方で、英語診察を回避できて安堵した。
先生は日本名+日本苗字+ラテンな感じの苗字だったので、おそらく南米の人と結婚した日本人。看護婦とは違うクールさがあり多少びびってしまったが、迅速丁寧に診察をしてくれて大変安心感の持てる方だった。
ひとつ驚いたのは、薬について。日本で処方を受けた薬のリストを見せたところ、「うーん、これって風邪薬?ならこのままこれを飲んで下さい」とのこと。てっきり新しく薬を処方されると思っていたので確認してみたところ、「なに、こっちで薬が欲しいの?なら、コレとソレをその辺の薬局で買えばいいから」と言われてしまった。日本と比較して処方箋なしで買える薬品の範囲が広いのか、あるいは他の理由なのかわからないが、帰り際に「病院でしかもらえないキク薬」を貰えると思っていた自分はけっこう面食らった。
最初のドタバタは勿論あったが、思いのほかスムーズに事が進み、たいへん安堵している。