Bank Of AmericaのWestwood支店が大学の近くにあるので口座を開設した。
口座開設をめぐり色々いらぬ苦労をしてしまったが、おかげでかなり勉強になった気がしている。
主な苦労は以下のような点。
・口座開設時の担当者が、オンラインバンキング用のIDを間違って登録したようで、指定したIDともらった仮パスワードを入力してもオンラインバンキングのページに入れなかった。このことを再訪問して伝えたところ修正してくれたが、ちょっとびっくり。
・妻が何かの拍子でPINコードを誤入力してしまったようで、妻のカードがロックされてしまった。
支店を再訪問して簡単に再登録ができたので事なきを得た。
・オンラインバンキング開始の際、店舗で登録したはずのメールアドレスが登録されておらず、電話で登録せよとの指示が出てしまう。ちょっと混乱して店舗で聞いてみたところ、セキュリティ上、電話で(店舗の係員を通さず)別途登録する必要があるとのことだがホントかな...じゃあ先日自分が記入したメールアドレスはどこにいったんだ? 結局テレフォンバンキングで別途登録を済ませることができたので解決はしたが、やや消化不良。
オンラインバンキングのページはかなり利便性が高い印象がある。これまで日本では新生銀行とシティバンクを主に使っていたが、BOFA>新生>シティといった感じ。
(シティは、振り込め詐欺防止のためのよくわからない振込妨害システムが非常に邪魔。ってこれはオンラインバンキングの利便性とは違う問題かもしれないけど)
個人的に面白かったのは「Keep the change transfer」というもの。毎日、checking accountの残高の端数がゼロになるようにchecking accountからsaving accountに自動的に振替が行われている。日本では見慣れない仕組みだったことと、何かよくわからないけどsaving accountの残高が結構な勢いで増加しているのでおもしろかった。
ほかに面白いのはキャッシュバックの仕組み。スーパーなどでデビットカードを使うと、「Cash Back?」という質問が出るが、釣りを出さないためのデビットカードでキャッシュバックも何もないんじゃないかと思い調べてみたところ、商取引とは独立に、レジのお金をATMみたいに引き出すことができるということが判明。そんなことやったらレジのつり銭がなくなってしまうのではないかという疑問もあるが、利用者の立場からすると確かに便利。
その一方で、いくつか釈然としないところが残っている。こういう消化不良は、大概自分の英語力不足(その場で納得できるような質問ができなかったり、相手の説明を100%理解できない)から来ているので、こればっかりは早く耳を慣らすほかないのかな。
・デビットカードに勝手にクレジット機能がついたが、これは無しにすることはできないのだろうか。日々の決済の際、デビットで決済してくれと言っているのにクレジット決済されることがあり、実質的には問題ないがなんとなく気持ち悪い。そもそも、このクレジットカードの決済日は毎月何日なんだろう。そして、このクレジットカードはポイントとかつくのかな。
・夫婦でひとつの口座にすることを推奨されたのだが、これは2つに分けることはできなかったのかしら。もしできるのであれば分けたかった。自分のあずかり知らぬ残高の増減(というか減)や、自分の浪費が妻に丸裸であるということはちょっと気持ちが悪い。
それにしても、このWestwood支店、店舗が結構広いのだがそれほど有効活用されているとは思えないレイアウト。娘が思い切り走り回っても全然OKといった感じである。
勝手ながら、そこにアメリカを感じてしまった。。。