Tuesday, August 24, 2010

グループワーク その4

ここ数日すったもんだしていたグループワーク、Write-upを提出するとともにプレゼンを実施。
問題提起→分析→解決策提示という流れでプレゼン。自分は解決策提示を担当した。
「書いたんだから話せるはず」と思い特に練習をせず臨んだら、思いのほか喋れずショック。
自己紹介とか簡単なスピーチならぶっつけ本番で喋れるが、ある程度込み入った話になると相当程度準備をしないとまずいということを痛感した。

他方、講師の評価は思いのほか高くびっくり。勝因は、もちろん自分の喋りではなく、我々の解決策が具体的かつ独創的な解決策であるとのこと。他班が方向性を示す程度に留まっていたのに対し、非常に具体的な提案で良かったとのこと。これである程度すっきりしたが、解決策に具体性を持たせることが非常に重視されている。分析と結論の有機性も勿論重要なんだろうけど、結論のインパクトや実効性がもっと大事ということだと理解した。

この解決案、実はあのブラジル人同級生が考案したもの。
解決策の方向性自体は、自分を含む日本人二人の分析により導出したもの。しかし、日本人二人が雁首そろえて数十分考えたものの、一向に提案に具体性が出ない。仕方がないのでパワポ作成に邁進していたブラジル人の彼に相談してみたところ、ちょっと話を聞いた後0.3秒くらいで実に具体的かつ独創的なアイディアを提示してくれた。

グループワークの進め方について多少苦労させてもらった彼だったが、瞬間的に具体的かつ面白いソリューションを考案できるそのセンスに脱帽。ファンタジスタといわざるを得ない。「つべこべ言うのも良いが、具体的な案を出す」ということを当面の目標としている自分にとっては大変インパクトの大きい経験であった。

これまで正直なところ、グループでやるよりも自分一人でやった方が断然ましと思っていた。しかし今回の経験を通じ、初めてグループワークの意義・価値のようなものを腹の底から体感することができた。
今回のメンバーで言うと、日本人同級生は話が阿吽の呼吸で通じてしまい、逆に勉強にならない。台湾人のようなそもそもの約束事を守れないのはちょっと困る。他方、ブラジル人のような「アクは強いがファンタジスタ」といったキャラクターは非常に魅力的に感じた。