Monday, August 2, 2010

ロサンゼルス到着

10時間のフライトを終え、UCLA近くのホテルにチェックインを済ませた。

フライトは、エコノミークラスで、しかも1歳の娘の席を取らなかったのでかなり辛かった。
自分だけでもエコノミークラスはしんどいのに、娘がじたばたしながらの10時間は心底辛かった。
ちょっと贅沢してビジネスクラスにすればよかったなぁと後悔。

それにしても、以前NYにいったときは確か14時間かかったが、それと比較すると
飛行時間が短いというのも西海岸のメリットの一つだなと今更ながら感じた。

飛行機はANAを使ったが、中国人キャビンアテンダントの態度の悪さに閉口した。
娘が間違って呼び出しボタンを押してしまい、それに釈明したところ不機嫌な顔をされてしまったり、
着陸後娘の準備があり手間取っていたら「早く出てもらいたいんですが」と不機嫌そうに急かされたり。

入国審査では、Jビザというところでちょっとだけ怪訝な顔をされたが、
自分が社費留学である旨を伝えたところ、わかってくれたのか、それ以上の摩擦もなく通過することができた。

ロサンゼルス国際空港からは、タクシーにてUCLA近くのホテルへ。
空港を出てすぐフリーウェイに乗り、あっという間に到着。感覚的には、川口インターと蓮田PAくらいの距離感。
これまでは成田の交通の便は言うほど悪くないのではないかと思っていたが、やっぱり悪いのかも...と思い直した。相場観がわからずチップを払いすぎてしまったような気もするのが気がかりなところ。
こればっかりは体得するしかないのかな。最初のうちは、文化に馴染めていないことに対するペナルティとでも考えて多めに払うことにしようかな。

到着後、ダウンした妻を置いて、娘と二人で近所を散歩。
日本より涼しいし、湿度が低い。ゴルフ日和といった感じで(早くゴルフ友達を見つけないと...)非常に心地よい。
近隣にBank of Americaがあったので、明日口座を開設することにしよう。
その辺のカフェに入りマフィンとアイスティーを注文したが、思ったより甘ったるくもなく満足。
やっぱり店員との会話も100%は意思疎通できない。うーむ
歩いていると日本人学生の集団が日本語で雑談しているところにも遭遇し、なんとなく安堵。

少し転寝していると部屋の電話が鳴った。到着後鍵を渡しに来てくれるという約束を交わしていた
C不動産のYさんが来てくれたのだ。これまでメールでのみやり取りしている間柄であったが
氏の人柄かスムーズに話をすることができた。
すぐに、滞在するホテルの眼と鼻の先にあるアパートに向かい、鍵を開けて部屋をチェック。
多少古いところはあるが、家具もすべてついているし日当たりも良いし、また学校に隣接していることから
文句なしの物件であることを改めて確認することができた。
明日は、午前中はホテルからアパートに荷物を移し、午後は吉岡さんの助けを借りつつ買物・各種セットアップに専念することにしよう。

夜は近所のイタリアンで、ピザとパスタとハイネケンでささやかな到着祝い。
なぜハイネケンにしたかというと、別にハイネケンの味に思い入れがあるとかそういったわけではない。
村上春樹が何かのエッセイで「ハイネケンだけはどうしても店員に一発で通じることがなかった」といった苦労話を披露していた記憶があったので、「米国人店員にハイネケンを注文すること」は自分にとって挑戦すべき課題の一つであったのだ。
つまり、自分にとって、留学後初めてのチャレンジは「ハイネケンを注文すること」と相成った。
妻子も店員もそんなことは知らないので、自分だけが妙に緊張していたのだが、特に聞き返されることもなく
スムーズに自分の「One Heineken, please」というオーダーは理解してもらうことができた。
ということで、自分にとっての米国での初挑戦は無事成功裏に終わった。やれやれ、悪くないじゃないか。