Sunday, October 17, 2010

初休日登校

・日曜日。前日に班仲間のM君からメンバー全員に「日曜日に皆で予習とかやらないか」との誘いがあった。別に予定があるわけではなかったが、この誘いを受けるか否か結構迷った。

・働いているときは、休日出勤に強いアレルギーがあった。愛妻家ということもあるが(??)、より本質的な理由は自分の価値観を職場一色に染めたくなかったからだ。
それゆえ、休日は極力職場には近寄らないようにしていた。休日に誰かと遊ぶときも、できるだけ職場の同僚とは遊ばず学校時代の友人等と遊ぶように意識していた(平日の飲み会も「同僚<その他」という優先順位でやっていたので、おかげで社会人1年目は若干浮いてしまった気がしているが仕方ない)。時には同僚とゴルフ等して遊ぶときもあったが、そのときはたとえば「課長」とか「部長」とか呼ばずにさん付けで呼んだり職場の話題を極力避けることで「友人」として接するようにしていた。
職場や仕事が嫌いなわけではないが(むしろ、仕事も職場の人間関係もはこれまでのところ非常に面白かった/良好だったので、平日の残業は厭わなかった)、仕事に人生を支配されるのが嫌だったので、上記のごとく意識的に(不自然に)オンとオフを区別していた。

・この考え方は今でも変わらない。休日は家族や友人と過ごす日であって、仕事をする日ではないし職場の同僚と酒を飲んだり遊んだりするのもできれば避けたいと思っている。MBA卒業後はおそらく休日も働かざるを得ないほど忙しくなり休日出勤せざるを得ない状況に陥る気がしているが、少なくともこの考え方を忘れることなく、惰性で休日出勤するようにはなりたくないなと思っている。

・というやや偏狭な考えを持っているので、休日に誘いを受けたときも最初の反応としては「嫌だな」と思った。しかし、自分でも驚いたが、休日出勤と比べると拒否反応の度合いは大きくなかった。思いのほか拒否感を感じなかったのは、自分の感性の上で「学友」は「友人」であって「同僚」ではないからと思われる。結局、(1)拒否感があまり強くなかったことと(2)とりあえず一度やってみてから考えてみようかというMBA風チャレンジ精神(?)により、とりあえず今週は参加してみることにした。M君は午前中からやっているとのことだが、自分は家で昼食を食べて午後から参加した。

・以上のごとく、日曜日に学校に行くか否かについて結構真剣に検討した(単純に暇か否かだけではなく、行くことが自分の信念を損ねることがないか否かまで真剣に検討した)わけだが、その割にオチがしょぼかった。
自分が到着した時にはM君と女の子Eだけがいた。つまり、問題児J君とスペイン人E君は不参加。しかもM君は午前中からいたので自分が到着したころには既に飽きていたようで、自分との統計の宿題の答合わせが終わるや否やごにょごにょ言って帰ってしまった。その後女の子Eと自分だけという何とも居心地のよろしくない時間帯が数十分続いたが、結局Eも「帰ろかな」ということで帰宅し、自分が到着して1時間しないうちに結局いるのは自分だけという状態になってしまった。仕方がないので、自分もちょっとだけ勉強した後ギブアップ。妻に迎えに来てもらい、その足で近所のショッピングモールに遊びに行った。

・うーん、信念云々と考えていた自分が実に馬鹿らしい。とりあえず、また何かの折に休日登校問題は出てくると思うので、そのときに改めて自分のスタンスを整理することにしよう(秋学期が終わったら班替えがある。ほかの班の多くが休日に集まって勉強会兼親睦会のようなものをしているようだが、これは自分としてはNGなんだよな...両者をまとめてやってしまうと、峻別すべき境界線が不明瞭になってしまう気がする...班替えにて、休日に集まることを好むメンバーと一緒にならないことを願うばかり。)