Thursday, October 7, 2010

自己録画

・昼休み、コミュニケーションの授業の一発目に録画した自己紹介プレゼンをTAと班のメンバーで講評会(デブリーフィング。どこぞの職場でデブリってあったっけな)

・皆のプレゼンを一通り見て適宜コメントを入れたりした後、自分のビデオとなったが、出来の悪さに唖然。

-なぜカメラを見ない、俺...というかカメラの少し下を見ているからうつむき加減に見える。
-猫背。アメリカ人と比較するとひょろひょろに見える自分がうつむき加減にしゃべっていると、自己紹介というよりカツアゲにあった少年が「クレジットカードは許してください」と懇願しているみたいだ。
-手が死んでいる。
-最後の最後で、思い出したように笑顔が出てきた。場に飲まれていたのか俺...
-唯一の救いは、班のメンバーが、「こいつの英語はしょっちゅう文法ミスがあるけど、なぜか説得力はある」と言ってくれたこと。あいさつみたいなものだろうけど、一応素直に喜んでおくことにしたい。

・3コマの授業をこなした後、経済学の宿題のためにグループミーティング。スペインから彼女が遊びにやってきたE君は今日から来週にかけて不在なので、残り4人での議論となった。前回散々もめた経済学のミーティングであったが、今回も大いに揉めた。今回はJ君が大暴れ。

-またしても宿題をやってきておらず、堂々とその場で解き始める。皆、それぞれに試行錯誤した上で集まっているのでコメントがすっきりしているが、J君は考えながらしゃべるのでコロコロ内容が変わる。
-常に話をややこしくする。「ライバル企業が値上げしたときの自社製品の需要の変化」を求める問題で、突然「ライバル企業のなかにも大手と零細がいて、大手と零細で場合わけすべきだ」とか言い始める。単純に答えだけを書けばすむはずの問いで、なぜか回答がページ1枚になることも...
-説得しようという努力がない。「ていうか俺が正しいんだ、お前らわかってない!はい、この話おしまい」
-いかんせん予習していないから、頻繁に誤解早とちりがある。
-人の話を聞かずに遮る
-途中で「ママから電話がかかってきたから一旦待って」と退室...

なんだかなぁと困惑していたが、ミーティング終盤、彼が犯していたいくつかの早とちり/勘違い(微分に出てくる「⊿」と「d」は一緒じゃないこと等)を説明してあげたところ、急に「なんだ、お前やるじゃん」とか言い出して態度が軟化。ミーティング終了後も、これまで聞かれたこともなかったのに過去の仕事について聞いてきて好奇心モード。うーん、要するにこれまでは馬鹿にされていたってことなのかなぁ。

(追記)

・理解してくれたと思っていたJ君から、夜中に班のメンバー宛にメールが来た。内容と自分の内心でのツッコミは以下のような感じ:

-色々検討したが、今日の議論について、修正が必要なところがある(ふむふむ)。
-需要弾力性を計算するときは、⊿を使ってはダメでdを使う、すなわちきっちり偏微分しないと数学的に正しくないからダメだ
-そりゃ変化は微小な方がいいから微分のほうがいいのはそりゃそうだけど、今回の問題では需要曲線は線形なので、⊿すなわち実際の数量/価格変化を公式にあてはめても1ミリも数学的厳密性は損なわれないし答えも変わらないん。いまさら殊更取り上げてダメ出ししなくてもいいのに。。。)(まだ、前日自分は「⊿でもdでも結果は変わらないから、J君の好きにしていいよ」と言ったはずなのに、なぜ好きに回答案を作らずメールで「お前らバーカ」と言わなければいけないんだ?)
-dを使えとする論拠:「俺のルームメートは数学に強いが、そのルームメートが俺の意見に賛成してくれている。また、俺はポモナカレッジ(文脈から察するに、名門であるということが言いたいらしい)でこういう風に教わった。だから俺のロジックは議論の余地なく正しい」(なるほど...そういう屁理屈言っちゃうのね...というか俺たち別に喧嘩しているわけじゃないのに、なんでこんな屁理屈まで使って論破したがるんだろう)
-ついてはM君、きみ修正して出しておいてね(ってお前が修正すればいいのでは...)

うーん、、、、、