Tuesday, October 26, 2010

Restructuring Workshop

・火曜日。朝から3つ授業をこなした後、家で昼寝して、18時から21時までIFA(ファイナンスクラブ)による「Restructuring workshop」に参加してきた。TMAなる企業再生家の業界団体(?)がプレゼンターを務め、最初と最後の1時間はネットワーキング、途中の1時間は企業再生のケーススタディをこなした。

・最初のネットワーキングタイムもそれなりに面白かったが、それよりも、実際の企業再生事例についてその案件に関わった当事者達がわざわざ話をしてくれたケーススタディがとても面白かった。想定聴衆がファイナンス未修者であったようで、話す内容も変に小難しいこともなく、丁寧でわかりやすい説明。その一方で、経験談がベースになっているので、教科書では味わえないような臨場感も得られ、頭にスムーズに話が入ってきた。

・それにしても実に実務くさい話というか、理屈+αの「+α」の余地が大きい世界というか、そういったファイナンスの実務感覚のようなものを再確認させてくれるような会であった。ここ最近マーケット出身の同級生とばかり話していたので「ファイナンスといえばトレーディング、人間くさい部分なんて単なるコスト」といった考えに影響を受けつつあったのだが、やはり自分は将来的にはtraderではなくfinancierになりたいと思いを新たにすることができた(勿論、今からトレーダーとかInvestment Managementの世界に行くことはとても難しいので、安きに流れているとも言えるんだろうけど)。

・それにしても、ネットワーキングで喋ったエグゼクティブMBAのおっさん、40くらいの元エンジニアで「次は金融で働きたい」って言うけどどのくらい実現可能性あるんだろう。家族はどう思っているのか、夢追いすぎではないの?と思わずにいられなかったが、アメリカではこれも全然アリなんだろうか...