・週末。一言で言うと概ねずっとハロウィンしてた。
・土曜日は夕方まで雑事を片付け、夕方からWestwood Parkで行われたハロウィンイベントに参加し、その後同級生と飲み会@風来坊。風来坊はまさかの2週間連続だったけど、相変わらず安定感がありおいしかった。KirinとSapporoを両方飲む機会に恵まれたが、日本では断然キリンと思っていたんだけどこちらではSapporoの方がアメリカンな感じがして飲みやすい気がした。アメリカ人同級生がSapporoが一番おいしいと言う理由がわからないでもないなと感じた。そう考えてみると、こちらに来て一番変わったことと言えば、ビールの味覚かも。
それにしても、最近、お付き合いに占める日本人同級生との集まりの比率(日本人と集まる回数/付き合いの回数)が上昇傾向にある。勿論悪いことではないんだけど、「ちょっと気楽過ぎてまずいかな」という考えも頭をよぎる。今後は分母(付き合いの総回数)を増やす方向でこの比率の低下を図りたい。
・日曜日はビバリーヒルズ周辺で買物→Pico/WestwoodにあるWestwood Pavillionというショッピングモールにてtrick or treat→Montana/10thから25thあたりの住宅街にてtrick or treat。
-昼はビバリーヒルズのショッピングモールにあるメキシカンファストフードChipotleにて昼食。メキシコ人同級生のC君から推奨されていたのだがなかなか行けずにいたこの店であったが、思いがけずおいしくてびっくり。メキシコ料理特有の臭みのようなものが全くなく、美味しいところだけ楽しめた感じ。タコスやら丼やら、だいたい6ドルでおなか一杯になれるのも素晴らしい。Westwoodの店舗はいつも混んでいるのでついつい入りそびれていたが、これはIn-n-out並みに通ってもいいかもしれない。
-夕方は娘の公園友達の家族と一緒にtrick or treat. ショッピングモールでの trick or treatはそれはそれで面白かったが、それよりサンタモニカの住宅街でのそれが抜群に面白かった。
おそらくちょっとしたtrick or treatの名所なのだろうけど、各戸が思い思いの派手な飾りつけをしており、ほとんどの家が歓迎モード(自宅近所にも住宅街はあるが、飾りつけをしてライトアップをしている家庭はまばらなので、やや歩き回るには心細い)。
特にMontana/25thはその最たるもので、各戸ともかなりの豪邸で、どの家もウェルカムモードで、どこから来たのか思い思いの変装をした少年少女(とその親)がかなりの人数通りをうろついている。娘もガイコツやお化けにびびりながらではあったがちゃんとtrick or treatすることができ、娘のお菓子箱はあっという間に重たくなっていった。
未だにその由来とか何も理解できていないハロウィンではあるが、実際にやってみることで、アメリカ人の素朴な善意のようなものを感じることができた。訪米直後には頻繁に感じたが、自分は彼らのこの素朴な善意が大好き(下手をすると偉大なお節介としてアフガンやらイラクに繋がるリスクがある点は彼ら自身留意すべきだが)。ここ最近は自分の感度が鈍ってきていたせいかあまり感じることがなかったが、今日久々にその善意を感じることができ、素朴に感動することができた。
また、"trick or treat"というひとつの慣習・体験・あるいは物語を共有できたことも大きい。これまで彼らと歴史・文化・慣習等ほとんど何も共有できておらず疎外感を感じがちであった自分達であるが、この体験を共有できたおかげで、コミュニティの一員になることができたような感覚を抱くことができた(もちろん錯覚なんだけど、自分にとって、また娘にとっては自分以上に大きな一歩であることは言えると思う)。
その点において、ハロウィンはとても気持ちがいい経験となったし、彼女の記憶に残らないとしても娘に体験させることができてとてもよかったと思う。