Saturday, October 23, 2010

誕生会、風来坊、嗚呼ソニー

・土曜日。昼からクラスメートのS君の子供の誕生パーティに。以前別の友人の家でタイ料理パーティはやったことがあったが、これは参加者のほとんどがアジア系留学生だった。そのため、今回のパーティは我が家にとって実質的には初めての「コテコテのアメリカ的ホームパーティ」となった。人が入れ替わり立ち替わり出たり入ったりするなか、たくさんのご馳走と一緒やたくさんの子供たちに囲まれて飲んで食って。参加者の多くは彼の親族ということで、アメリカの普通の家庭人・MBAでない人々という意味で新鮮な感じだった。クラブで飲んで踊ってというのは今一つ好きになれないが(これも勿体ないんだろうけど。まあぽちぽち)、今日のような会は非常に居心地がよくて楽しかった。ちなみにS君、会直前まで近所のカフェで勉強していたとのこと。この辺のメリハリというか、"Play Hard, Work Hard"感は純粋に尊敬してしまう(PlayとWorkが逆かな?)。

・夜は別のクラスメートS君と一対一でSawtelleにある「風来坊」にて食事。誕生会で飲み食いして食傷気味だったのに、思いのほか美味しかったのでここでも暴飲暴食してしまった。これまでこの店の前は何回も通っていたし、LAに住んでいた後輩から美味しいという情報も得ていたのだが、なんとなくこれまで来ることなく流してしまっていた風来坊であったが、ここに来ずにいたのは失敗だ。値段も手ごろだし最高。

・妻と別行動することにしたことや、他のクラスメートがキャンセルしたことから(来週は試験が盛りだくさんなので仕方なし。本当は自分も勉強すべきなんだろうけど)結果的に一対一になったこの会。英語で一対一でこんなに長い時間誰かと会話のキャッチボールを続けたことなんてよく考えてみればなかったので、始まる直前に急に緊張してしまったが、終わってみれば非常に楽しかった。お互いの故郷の話をしたり、食文化の話、MBA受験の思い出話、クラスや班での苦労話など...ただ、今日もそうなんだが、最近「故郷ネタを振ってみる→盛り上がる→冬休みに暇なら故郷に一緒に行こう→"Sounds awesome"と安請け合い」という展開が増えてしまっている。ロンドン、スペイン、スリランカ、アメリカ各地、インド、中国、台湾、香港等々。基本的には「え?あれって挨拶みたいなものよね?冗談だと思ってたので用意してないや、ごめんごめん」という捌きで済むと思っているが、一応交通整理をしておかないと冬休みに過労死または破産してしまうかも。

・といういい感じの一日だったが、夜にソニーのカスタマーサービスとやり取りをしてテンションは一気に急降下。自分のサブマシンのVaio君は、内蔵カメラが死んでいるという既往症があるのだが、そればかりかバッテリーを読み込まなくなるという病気にかかってしまった。しかも2回目。仕方がないのでカスタマーサービスに連絡を試みたが、
-アメリカのSonyのHPから入ったら、日本のHPに飛ばされる
-日本のHPに行ったら、Vaio専用HPに飛ばされる
-Vaio専用HPに行ったら、会員ログインしたり自分の機種番号を入力しないと質問すらままならない
-回答が来たのがメール送信後3日後 ←今日はここからスタート
-メールの返信には「●●に電話の上、修理引き取りの調整をされたい」とあるから電話をしたら、「え、海外なんですか?じゃあ次いつ日本に戻ってきますか」とのこと。国内のみ対応とのことで、しかもアメリカ現地法人とはカスタマーサービスはリンクしていないのでアメリカ現地法人に頼むことも不可能とのこと。
-じゃあ別のPC買いますと捨て台詞を吐いたところ、懇願するような口調で「いや、本当に申し訳ありません。でも、そこをなんとか、云々」と言い出す。つい先日書いた、「日本の謝罪は、謝るふりをした一種の圧迫」そのまんまじゃないか。
といった感じで、ただただため息をついてやり取り終了。Vaio君については特段対処しないので、しょぼいデスクトップPCのような位置づけで天寿を全うするまで生き続けることになろう。20数万もするPCを売っておいて、事後のカスタマーサービスに何重ものハードルを課しているソニー。詐欺的だと文句を言いたくなる。。Lenovoのカスタマーサービスと比較していないから何とも言えないが、こういうことを経験すると、やっぱりソニーはグローバル企業ではなく日本企業だなぁと思ってしまった。今度暇なときにアメリカのSonyのカスタマーサービス体制やLenovoがどうなっているか調べてみよう。もうソニー製品購入の可能性は1%程度まで低下してしまったな。せっかく、思いがけず多くのクラスメートがVaioを使っていたので見直していたのに。