■ Thanksgiving Dayだが、ターキーもショッピングへの行列もなく、平穏な一日。妻子が遊びに出てくれたので、むしろ普段よりもがっつりと勉強することができていい一日だった。
■ 勉強中なんとなしに思ったことをメモ。
□ 情報収集と情報分析は別モノ。より付加価値が高いのは情報分析なんだろうけど、けっこう情報収集だって楽ではない
□ 企業の各種行動を分析することと、企業内でなんらかの行動について企画立案することは別モノ。息抜きにマーケティングの教科書を読んだのだが、「分析のためのツールを得たい」と思いながら読むのと「マーケティング戦略を策定したい」と思って読むのでは同じ本でもまったく読み方が変わってきそうだなと思った(例えば、How to develop marketing planみたいなトピックは、分析ツールを学びたい自分にとっては今のところ読む気が起きない)。
□ マーケティングの教科書に出てくるSalesの話というと、経営者目線で、誤解を恐れずに言うと「駄目なセールス担当者でも売り上げを取れるような仕組みづくり」みたいな感じがする。セールス担当者個人個人のボトムアップとか、より良い顧客の落とし方といった、現場担当者目線の話はあまり出てこない。まあでも、日本でもアメリカでも、スーパーセールスマンと言われるような人々は学問的アプローチというよりは経験則による他人による再現不可能な個別の技によって顧客にアプローチしているような気がするので、マーケティングという学問がこの分野をカバーしている必要もないのかもしれないが。
□ 少なくとも自分の会社については、営業担当者におんぶにだっこの側面が強く、もう少しマーケティング戦略のようなものがあってもいいのかもしれない。販売する商品から販売する先、あるいは売り方といったところまで、あまりにトップダウンの押し付けがあっても現場はやりづらいだろうが、現場にお任せではやや効率が悪いのではないだろうか。