Tuesday, December 28, 2010

来学期のスケジュール管理

・山場① Northern Trust Open (2/17-20)

われらが石川遼のRoad to Masters第一戦となるこのトーナメントは、なんと我が家から車で10分のところにあるリビエラカントリーが舞台。そしてチケットはたったの30ドル。これはいかねば!!!

・山場② Eric Claptonライブ(3/8)

さすがロス、当たり前のようにあのクラプトンがわれらの町にやってくる(ほかにも、赤西仁とか鈴木亜美とかも。。。)チケットは最安で100ドル。
できれば10年前くらいに見ておきたかったが、多分まだその超絶ハスキーボイスは健在のはず。
(スローハンドは..さすがに無理かな)
気がかりなのは、ここ数年のアルバムリリースから察するに、自分が聞きたい曲と現時点で彼が演奏したい曲にはわりと隔たりがありそうなこと(正直、ブルースだ、ジャズだ、ロックだと形から入っているときのアルバムはあまり好きではない。ちゃちゃっと作りましたって感じのReptileとか、古いところではBacklessとかが好み)。いかんせん演歌の国日本から来ているので、ブルースはぴんとこないんだよな。

このあたりを中心としたスケジュール管理が求められよう。気を引き締めて頑張ろう。

Monday, December 27, 2010

高付加価値?

付加価値についてふと思ったことを、毎日昼寝している低生産性の身ではあるがメモしてみる:

日本の電化製品のガラパゴス化が叫ばれて久しいが、ちょっと前に「中国等の台頭は不可避であり、日本勢は高付加価値かを推進する必要がある」と言っていたのは同じ面々(評論家・コンサル・政府・金融機関等々・・・含む自分)なのではないのか。
ある意味、メーカーは、当時の「高付加価値化」という課題を着実に解決しただけとも言えるのではないか。なんか皆日本メーカーを単純に馬鹿にしているけど、実は、それは鏡に映った自分たちを笑っているだけなのではないだろうか?我々第三者は、現状を「メーカーが勝手に暴走しただけ」と切り捨てて本当にいいのだろうか?自分が携帯電話メーカーにいたら、ガラケーすらまともに開発できなかったのではないか。。。

・・・と問題提起を書き始めてみたが、落としどころが見つからない...まあこんなところかな:

・MBA後、金融機関にてチーム第三者軍団の一員として当事者の人々に対して御託を並べる立場の自分。どれだけその時点において提案Xがもっともらしいとしても、その提案Xの副作用が出てもおかしくないことをわきまえておこう。という自戒。
→そのくらいMBAくる前から自覚しておけよ...

・チーム第三者軍団は、単発で「ソリューション」を提示してお金もらってオシマイとせず、長期的にコミットすべきなのでは。
→取引先と5年とか10年とか付き合いを続ける銀行、あるいはPEとかならそういった長期的かつ変化するアドバイスというのもできるかもしれないが、コンサルは頼まれてナンボだから無理だろな...

・当事者の企業は、チーム第三者の言うことも聞いた方がいいが、戦況が刻一刻と変化したら適切なソリューションも変化することを(第三者がかつてアドバイスしてきたことは時が経ったら正しくなくなることもあるということを)自覚しておくべき。
→既にしてるよね...

まとまりがないけど、とりあえずメモだけしておく。

Sunday, December 26, 2010

The Goal・メガネ

・来学期の授業の課題図書である”The Goal”をアマゾンで購入。

日本にいるときから本書の存在くらいは知っていたが、出版元に何となくうさんくさい印象を持っていたのと、ビジネス書の類を読むひまがあれば普通の小説を読みたいという思いがあったことからまったく手を付けずにいた。

しかし、いざ読んでみると、これは面白い!まず小説仕立てなので読みやすいし、生産管理に造詣の乏しい自分でも応用できそうな問題や解決シーンがたっぷり。スラングを理解するのは若干大変だが、その辺をさらっと読み流してしまえば非常に読みやすい。また途中だが、これなら楽しんで読むことができそうだ。

・カンクン旅行の帰途のどこかでメガネを紛失してしまったので、やむなく近所のショッピングモールのメガネ屋にメガネを作りに行ってきた。

最初にコンタクトを着用したまま視力検査をした意義がいまひとつ理解できなかったが、その後は裸眼の視力検査やメガネの微調整(たぶんカーブの度合いとか?)は日本の眼科よりかなりしっかり行われていた印象。しかも90日以内なら返品OKとのことなので、日本より消費者に優しい印象を受けた。自分の視力が悪いので出来上がりはまだ先だが楽しみだ。

肝心の料金は、大学で強制加入を余儀なくされた眼科保険のおかげで、眼科検診自体は10ドルで済み、フレームもレンズも保険が適用されたので「高かったけど、負けてはない」みたいな感じ。

Friday, December 24, 2010

MONO

・なんだか最近、単なる旅行記あるいはグルメ紀行みたいになりつつあり、MBA学生のブログというよりMBA学生の配偶者のブログみたいになってきた。今回は方向修正あるいは気晴らしの意味合いで、わりと定番のネタではあるが、米国に持ってきてよかったもの、別に持ってくる必要はなかったものなどについて書いてみたい。

【持ってきて良かったと思うもの】
  • 文房具全般:消しゴム、シャープペンシルの芯など、クオリティが違い過ぎる。他方、紙類はこちらで安く売っているので必要ない。Rodiaも普通にUCLA生協で買えるし。
    そういえば、自分はシャープペンシルに「クルトガ」を愛用しているが、クラスメートでクルトガを使っている人がいてひとしきり盛り上がった。
  • 日本語の小説:気晴らしに最高。気晴らしに「現代の金融政策」とかはちょっとシンドイので。
  • ゲーム(Wii等):こちらで買うとなると英語になるので。英語でドラクエは理解はできようが気が萎える。
  • ズボン:買ったこともないので厳密には「持ってきて良かった」という資格はないのだが、基本やたら足が長いらしいし、裾直しをその店でできないのも面倒くさいし。
  • メガネ:自分がさらっと見回った限りでは、「ダサい安物」か「付けるのが若干恥ずかしいベタなブランド物(プラダとか)」が主で、日本では簡単に入手できた「専業メーカーによる、あまりベタではない一品」というカテゴリがごっそり抜けている印象。先日メガネをなくしたので購入を迫られているが、どうしたものか思案中。
  • クリアケース:書類をちょっと保管するにあたり結構重宝しているので、もっと多く持ってきてもよかったかも。
  • シャチハタ:派遣元に書類を送るときに使う。
【持ってくる必要はなかったかもしれないもの】
  • 日本語の教科書:マッキンゼーのValuationとか色々持ってきたものの、そんな本を読む暇は全くなし、というか暇はあってもそういった本を読もうという気分にはなかなかならない。
  • PC:全体的に米国の方が安いし、オーダーメードも日本同様にできる(SSD、ハイスペックCPU、メモリ等)。直前に日本で買うことはなかったかもしれない。キーに仮名とかあると同級生に好奇の目で見られるし。ちなみに日系のPCも普通にこちらで一通りそろっている。
  • プリンタ等家電:こちらで買う方が圧倒的に安いので
  • Yシャツ:自分の場合、ストライプとか色つきとかしか持っていなかったのだが、就職活動では大抵白ワイシャツ着用が求められる。つまり、自分が持ってきたYシャツは、あんまり出番がない。

また適宜追加してみたいが、思いつく限りではこんなところ。それにしてもクリスマスイブなのに娘が寝てくれない。自分もプレゼント仕込んだらとっとと寝たいんだけどなぁ

Thursday, December 23, 2010

ラスベガス後日譚

・3泊4日のベガス旅行から無事帰ってきた。行きは雨で視界が悪く緊張感があったからか、晴れていた帰りの方が運転していて長く感じた。広大な景色にも少し食傷気味になってしまった。いまさらシミバレーのはげ山みたくらいでは萌えない感じ。

・3日目も天気が悪かったので結局デスバレーは断念して、中心街から近いところにあるアウトレットで買い物。アウトレット内にある有名な寿司ビュッフェも気になったのだが、結局Parisの隣にあるPlanet Hollywoodにてまたビュッフェ。やっぱりディナー直前の3時くらいにチェックインして、ランチ料金でディナーをおいしく頂いた。断然Parisよりこちらの方がよかったので、三日連続のビュッフェではあったが満足度は高め。

・最終日は近隣のRed Rock National Parkにてザ・雄大といった感じの風景をやっつけた後帰途へ。途中疲れて寄ったPrimmというところにたまたまアウトレットがあり立ち寄ったら、LA近隣のアウトレットではあまり見かけないバーバリーのアウトレットがあり、しかも遠隔地だからか、フジテレビの夕方のニュース風に言うと爆安になっていた(前日に行ったラスベガスプレミアムアウトレットにもあったけど、こちらはあまり安くなっていなかった)。バーバリーは日本だと逆に没個性な感じで嫌いだったのだが、うっかり夫婦共々お買い上げ。ちょっと買い過ぎた感があるので、将来の自分の小遣いから差し引くことにしておいた。

・ちょうど夕飯時にダウンタウンを通りかかったので、Little Tokyoの大黒屋(LAで一番有名なラーメン屋らしい)に行ってみた。味はまあまあおいしいが、近隣の山頭火で十分。なんとなく日本のラーメンより大きいので、セットで頼んだどんぶりを殆ど食べられなかった。

・といった感じで旅行はおしまいだが、ラスベガスのどこぞでBohemian RhapsodyがBGMで流れていて、久しぶりに聞いた。中学生のときにQueenにはまっていたのを思い出し懐かしい気持ちに。その当時、歌詞の最後の「Nothing really matters to me」というくだりを聞いて「なるほど、そういうことか」と妙に納得したのを覚えている。大人になって色々やることだったり大事なものができてしまった今、そのNothing really matters to me的精神はあえて心にとどめておくと良いかもしれないとふと思ったのでメモしておく。

Tuesday, December 21, 2010

もう食えません。。。

・ラスベガス研修旅行2日目。引き続きあいにくの天気。とりあえずベタにホテルをいくつかハシゴしてショッピングとかビュッフェとか。

・ショッピング。Venetianというホテル内にある立派なショッピングモール内の立派なバーニーズにて、妻がお買いもの。財布役の自分は、定価を見てドン引き、割引後価格を見ても相変わらずドン引き。しかし、購入にあたり店員から「価格は表示の通りではなく、さらに●●ドル安いXXXドルだが」という謎の神の啓示を頂きテンション急上昇。それでもやっぱり高いんだけど、何かものすごいお得感。なんだかわからんけどありがとうバーニーズの皆さん。高いので普段はあまり貢献できないけど、卒業してスーツ生活に戻ったらネクタイくらい買わせて頂きます。

・ビュッフェ。いくつかタマがあるうち、デザートに定評があるとされているParisに行ってみた。ランチもディナーも食べられるように切り替え時間直前に受付できるように言ってみたが予想以上の大行列。結局、ぎりぎりランチタイム終了間際にチェックインできたのでランチ料金で済んでディナーも食べられて大ラッキー。

食べ物はまあ美味しかった。特にステーキとデザート。残念だったのは、カニとカキ。食べ放題でカニとカキと聞いていたので「これは食中毒になるまで食べねば」という意気込みだったのだが、まず登場がチェックイン後一時間を過ぎたあたりと遅すぎた。また、食中毒対策で塩水で洗っているのか、やたらしょっぱくあまり量食べようという気にさせてもらえなかった。

とはいえ料理はおいしく、2時間近くダラダラと食い倒れを満喫して心底おなか一杯。こんなに腹いっぱいになったのは昨年のキャンパスビジット時にシカゴで例の分厚いピザを食べたとき以来かもしれない。

・明日はデスバレーへ。虚無の世界が経験できるとのことで、寂寥感フェチの自分としては楽しみなところ。

Monday, December 20, 2010

Vegas!!!

せっかくの留学中、カリフォルニア州だけではなく他州の情勢も勉強せねばとの思いにかられ(?)隣州たるネバダ州はラスベガスに遠征でやってきた。

11時過ぎに家を出て、ガソリンを入れて、In-n-outのドライブスルーで自分たちにもガソリンを入れて(こう書くとビールを飲んだみたいだが、普通にハンバーガーとコーラとポテト)いざフリーウェイへ。
暴風雨ふきすさぶ中、15号を延々と北上。あまり風景を楽しむことはできなかったが、霧の向こうにぼんやりと見えたその風景は自分好みの荒涼感にあふれた感じでなかなかのもの、復路が楽しみ。R.E.M.とか、東京で聞いていると結構退屈だけど、こういう道を運転しているときに聞くと結構合いそうな気がする。むしろBon JoviとかNirvanaというレベルまでベタベタな方が合うかも。少なくともジャズやらクラシックを聞きたくなるルートではなく、Rock'n rollといきたい感じの道であった。今回の旅の友は、自宅に存在する目下唯一のCDであるミスチル。いい曲ではあるが残念ながら風景とはマッチしなかった。夏休みまでにはiPodコネクタでも調達しようかな。

カンクン視察出張(?)と比較すると、自動車での移動だったのでけっこう楽だった。娘が泣いてても人目を気にする必要がないし、気が向いたところでいつでも休憩できるし、道中気兼ねなく大声でしゃべることもできるし、たいして必要そうでもないものまで含めてあれこれ荷物をトランクに搭載できるし。なかなかの長距離ドライブであったが、ムラーノ君の上質シートのおかげで臀部筋肉痛を催すこともなかった(前妻のアクセラ君だと、残念ながらお尻が痛くなってしまうことが多々あった)。

短所があるとするとやはり時間になろう。5時間くらい運転して、ついたら6時前。食事して部屋でちょっと一杯やったら、もう何もやる気が出ない(からブログ書いてる次第)。飛行機だと色々デメリットはあるが、それでもあっという間にラスベガスまで着くので、旅行初日をも有効活用することができるのであろう。

さて明日は何をしたものか...

Sunday, December 19, 2010

有朋自遠方来

・土曜日。派遣元にはまことに申し訳ないが、試験終了一週間にして、もはや今が何曜日なのか、平日なのか休日なのか、感覚が完全にマヒ中。

・午前中はジャパントリップの打ち合わせ。まだまだ全然本格化していないにもかかわらず、冗談みたいに事務作業が次から次へと湧き出てくる。自分を含めメンバー全員、旅行やら何やらで忙しく、ジャパントリップ準備を冬休みの最優先事項にするのは難しい。その一方で形にはしないといかんし…というところで、このギリギリ感はMBA的かどうかはさておきまあ刺激的と言えるのかもしれない。ある意味学期中と同じくらいのバタバタ感がある。

・午後に買物を済ませて、夕方にボストンから友人夫婦がやってきた。
ここ最近の連日の雨が本当に残念。彼らもLAを満喫するのが難しいし、自分も「ボストンと比べてロスのこの気候はどうよ、へっへーまいったか」とプチ自慢しようにもできない。
お互いの学校の話やら、子供(友人奥様は現在妊娠中)の話やらに花が咲く。お互いのMBAプログラムは似ているところもある一方で結構違うところもあり、あまり他校の人のリアルタイムの状況を知らずにいた自分にとってはたいへん刺激的で完全に有朋自遠方来不亦楽乎の心境であった。
ちなみに、明確にこちら側にアドバンテージがあったことというと、食べている米がNishikiよりいい米であることとか、寒くないこととか。うーむ。。。

・ちなみに数日前からLAは雨模様。というかずっと雨。雨に関して、残念だったことがいくつか:

- 家、まさかの雨漏り(!!!)最上階でもないのに。一つ上の最上階の部屋は床下浸水くらい発生しているんじゃないか。管理人さんにメールしたら「ベランダから風雨が入ってきているのではなく、本当に天井からの雨漏りなのか」というメールが。いやいや、窓開けませんよこんな日に。
雨漏りポイントに鍋を置いたら、水が溜まる溜まる。しかもうっすら色ついてるし...

- 友人をリトルトーキョーにあるホテルまで送ったのだが、フリーウェイの路面状態が悪いことと言ったら。常時水しぶきがたっていて、視界が非常に悪い。財政難と関係あるのかないのかわからないが、もうちょっとなんとかならないのか、連邦政府か州政府かわからないけど。しかも帰り道、地理に詳しいつもりでナビもつけずに帰ったらめちゃくちゃ迷ってしまい、視界も悪いし結構大変だった。

・冬休みの友に、本屋でFarewell, my lovelyを買ったのだが、読書時間・読書スピードの遅さが相俟ってストーリーが進まないことといったら。でも、全然味わい尽くせていないけれど、要所要所のチャンドラーっぽさは確かに英語で読むことで一層ぐっとくる感じはある。なんとか読み終えたいのだけどなぁ。

・もしサンタさんがいるのなら、Kindleが欲しくなってきましたのでよろしくお願いします(備忘メモ)。

Saturday, December 18, 2010

雨季なのか?

・なんだか連日の雨。冬の雨だが、日本の感覚では春の雨のよう。雨の日の方が暖かい。

・今日はSさん家族と昼に飲茶を満喫した後は買物やら何やらでのんびり。娘のクリスマスプレゼントも買ったし準備は万全。

・今日はブログではなくツイッターに常駐していたのでこちらはこの辺で。自分の友人ももっとついったーやればいいのになぁ。そんな暇じゃないか。

Friday, December 17, 2010

日米文化比較?

前の記事(一学期の回顧)の関連。

この数カ月は自分にとって初めて海外で同世代の連中とやりあう機会だったわけだが、米国人あるいは他国からの留学生を見て強く感じたことは

(1)できる奴に限れば、意外とそんなに違わないんだな
(2)できない奴のズレっぷりがすごいので、アメリカ人は皆ルーズな印象を与えているのでは

というもの。具体的には、、、

・できる奴は、とにかく時間管理がしっかりしている。宿題の出し遅れ、ミーティングへの遅刻、メールの返事怠慢等のうっかりミスをしない。来る前は勝手に「アメリカ人はメールの返事しない、遅刻する、宿題出さない」みたいな誤解をしていたが、アメリカ人と日本人の出来る奴と何ら変わらない。
対照例としては、スマートフォン全盛のこの時代に「メール見れてませんでした」みたいな言い訳をしたり、未読メールが3ケタだったりするJ君が好例。

・できる奴ほど、世の中が"give and take"ではなく"give and give, and you'll win"で成り立っていることを理解しており、過剰感のない範囲でバシバシgiveしてくれる。「ひとつgiveしたんだから、一つ返せ」なんてケチなことを言わない。これも日本人の出来る奴とまったく一緒。「アメリカの学校=競争的→みな利己的→情報の出し惜しみや欺瞞が蔓延」という懸念を持っていたが、実際に起こっているのは「できる奴のgive and give」と「できない奴が何も出せずおんぶにだっこ」の二極化。完全に日本と一緒じゃないか。

・できる奴ほどGood listener. 主張と聞くことのバランスを欠いている奴は結局支持されていない。
(ただ、このバランス、日本よりだいぶ主張寄りにあることは間違いないと思う。いずれにせよバランス感覚がないやつは信頼を勝ち得てない)

・できる奴ほどオープン。無駄に情報の出し惜しみをしないし、嘘をつかない。

・できる奴ほど「文句を言う前に自ら動く」を徹底している。

等々、自分がぱっと思いつくだけでも、日本とアメリカ(あるいは外国全般にしても多分OK)で、できる奴の行動・規範意識はほとんど変わらないと思う。単なる自分の勘違いかもしれないが、少なくとも現段階においては、「なんだ、一緒じゃないか」という感想を抱いている。
ところで自分はどうかと言うと、上記のすべてを満たすことができているとは残念ながら思えない。しかし、アメリカでも同じ価値観でいけるという自分の仮説が正しいならば、より一層気兼ねなく改善に邁進できるというものだ(仮に仮説に反して、「日本的には短所なことが、アメリカでは美徳」みたいな感じだったら、改善意欲も減退してしまう)。特に、動く前に文句を言う傾向はこの2年間で死んでも直したい。

このように「アメリカ人=○○○」というステレオタイプを批判的に検討することができたことも、ひとつの収穫と思いたい。他方、これは仮に収穫としても、社費留学の観点からすると人事部に説明できる類の収穫ではない。会社にとって美味しい「お土産」も別途用意せねばならんなぁとか思案しているうちに夜も更けゆく...

(逆に、日米相違のようなものも当然たくさんあるので、近いうちその辺りも整理してみたい。)

秋学期回顧

・成績も出そろい、気持ちの上でもいよいよ秋学期が終わった。
最初のサマースクールを除外すると、9月の頭から12月の頭まで約3か月強。光陰矢のごとし、あっという間に過ぎ去ったような印象もあるが、今になって振り返ると実に色々あった充実した3か月だった。

・自分はこの「新しい環境での最初の数カ月」が大好き。

社会人1年目・新人研修で財務分析に没頭したのち、財務分析とは殆ど関係ないデリバティブ管理の世界に身を置くこととなった最初の数カ月。
2年目・慣れない初めての一人暮らしに戸惑いつつ、仕事の内容もカウンターパーティも前年とはガラっと変わった広島の支店1年目最初の数カ月。
3年目・結婚をして家計管理やら時間管理やらにアップアップしつつ、企画・調査から融資へと仕事内容がガラっと変わり新人同然だった3年目の数カ月。
4年目・所属先とはまったく社風の違う役所に出向して同世代の同僚と回帰分析やら経済分析やらに打ち込んだ最初の数カ月。
一年飛んで6年目・出向終了後、裏でこっそりカンペを読みつつも偉そうな顔をして新人に財務分析を教えた6年目最初の数カ月。

そしてMBA最初のこの数カ月。

慣れ親しんだ場所を離れたことによるストレスも多少はあったが、新しい環境でこれまで触れたことのない人々・仕事・スキル・考え方等をスポンジのように吸収することができるこの時期は自分にとって非常に有難い経験だと思っている。経験曲線の最初の「ぐいっ」というところ(二階微分が正のところ)だけを要領よく飛び移れている印象。

ひとつの会社にとどまりながらこのように疑似転職のようにいくつもの新しい環境に飛び込むことができた点において、自分の社会人最初の10年は「当たり」なんじゃないかと思っている(まだ6年目だけど)。
もちろん、金融業界では人材のスペシャリスト化が顕著に進展しており、自分のようなキャリアパスは業界で流行らないものであることやひとつの部署に5年くらいとどまって完全にその道のプロになっている同期がいることは承知しているが、飽きっぽい自分は、このような疑似Job hoppingがなければ(悪い意味での)リアルジョブホッパーになっていた気がしてならない。

・学業面で良かったのは、授業が必修であったこと、およびグループワーク。

自分は元来金融工学を主に勉強したいと思っていたことから、出願時にはあまり必修授業がガチガチでない学校を特に希望していた。なので、進学先によっては、この一学期は「ファイナンス・ファイナンス・ファイナンス・経済・経済」といったカリキュラムを組みマーケティング等は完全無視を決め込んでいたと思う。
しかし、いざこのように授業を受けてみると、必修で色々な科目を受講することの有難さに気付かずにはいられない。おかげで図らずも知的視野が広がり、かつ穴だらけであった基礎がかなりしっかりした。
自分にとってなじみがなかったマーケティングは、まだ理解が足りないところが多いが、明らかに所属先に戻ってからとても「使える」。既に取っ掛かりはあった統計・会計・経済・ファイナンスも、新しい気づきやよりスマートな考え方など日々学ぶべき点が多く、これまでいい加減にしてきたところをあまねく補完できたような感覚を持っている。
あとはこれで、当初掲げていた金融工学をいつ勉強するか、そこもちょっと考えないとな。

グループワークも思いがけない収穫。入学前は「そんな子供だまし、何の意味があるんだ」と完全に小馬鹿にしていたが、今となってはこのグループワークこそがこの数カ月自分を一番成長させてくれたように思っている。特に「今となっては良かった」ことは班内で頻繁にケンカしたこと。やっている最中は結構しんどくてブログに悪口を書き連ねたりして適宜ストレス発散をしていたが、すべてが終わった今となっては本当にいい経験だった。「喧嘩するほど仲が良い」という諺、今なら心から賛同・理解できる。放課後の飲み会でイエーイとかやっているだけでは到達しえない深い心の交流のようなものを、J君以外の3人とも、そしてJ君ともできたような気がする。
日本人の自分からすると面白かったのは、彼らは「空気」とか「グループ内政治」でなく「内容」で自分の立場を決める傾向が強かったこと。自分はお調子者なので、J君がJ君であるというだけで彼の意見に反発を覚えたり、J君対E君といった状況では「どっちもどっちだが、E君の方が好きなのでE君をサポート」といった判断をやっていた。しかし、他のM君E君Eさんは、どれだけJ君が基地外だとしても、いいことを言ったらきっちり「この点についてはJが正しい」とあっさり認めることができていた。最初は「こいつら風見鶏なのか」と思っていたが、そうではなく、単純に正しいことを言うやつを認めてそうじゃないことを言うやつを認めないという原理原則に従っているということなんだろうと今では思っている。自分はお調子者でかつやや頑固なところがあると自認しているが、この「I'm always on the right side」というスタンスはつとめて見習っていきたい。

・学業以外の面に関しては、LAという留学ビギナー向けの土地柄のおかげでかなり楽をさせてもらった感があるが、いずれにせよ多くの友人を作ることができ、多くのこれまで見聞きしたことない話や価値観に触れる機会を得ることができた点で感謝している。
他方、学業面と比べるとより鮮明に「もっとやれたかな」という思いがある。これまでの「新環境」と比べると「前のめり度」「失敗・恥をかいた回数」がやや不足しており、つるっと小さくまとめてしまった印象が否めない。年を取ったということなのかとも思うが、自分より2つも3つも年上の同級生がその辺しっかりできていることを見るとそれは言い訳でしかないのだろう。オリエンテーションの電柱のぼりで体得した「out of the comfort zoneに行く勇気」をより明確に意識して次の学期は、いやむしろ明日からはやっていきたい。

Thursday, December 16, 2010

嗚呼GPA

・木曜日。カンクン旅行の疲れが出てかずいぶん寝てしまった。枕元に眼鏡がないのはやはり辛いな...
眼鏡はカンクンのホテルに「あったらメールしてくれ」と頼んだけど音沙汰なし。そもそも、メールアドレスがきちんと伝わっているかどうか自信がない...明日また念のため電話かなぁ

・昼はお好み焼き。昨日の山頭火に引き続き日本っぽい感じで、そんなにヘルシーではないかもしれないが胃が休まる感じ。

・昼食後、Ontario Millsなるアウトレットモールへ。これまで行った3つのアウトレットモールはたまたま全てPremium Outlet系列で、似たり寄ったりのレイアウトと品ぞろえに「ここは佐野プレミアムアウトレットか...」と多少辟易していた。だが、今回言ったOntario Millsは運営会社が異なるようで、レイアウト・店ぞろえ等色々様相が異なる。新鮮さもあってか、自分はここを気に入ったのでまた行ってみたい。

・今日までで一学期の授業の成績が出そろった(プレゼンの授業は来学期に引き続くので、それ以外の統計・ファイナンス・マーケティング・会計・経済)。期末試験は中間試験より難しかったようで、中間試験がそれほどよくなかった統計や会計も一応挽回したと言って良さそうな成績になった。他方、参加点が考慮された経済とマーケティングが良くなかったので、来学期はもう少し発言を頑張ろう(でも、個人的には、この参加点というシステムは好きになれない。やるならせめてその採点基準を明確にしてほしい)。

結果としてのGPAは、学部時代のそれと比べたらまあずいぶん立派な数字。しかし、まあ学部時代も必修だけだった後期課程の最初はこんなもんで選択科目になるにつれGPAが低下していったので、おそらく今回もそういう展開になるんだろう。GPAに一喜一憂するのも嫌いではないが、GPAよりは知的好奇心を優先させた履修計画を立てていきたい。

Wednesday, December 15, 2010

カンクン旅行

3泊4日でカンクンに行ってきた。以下はそのダイジェスト:

(初日)
・朝4時起き。眠い目をこすりヒルトンのValetパーキングに車を預けた。一泊11ドル。ホテルの入り口で全てのやりとりが済んでしまい(地下駐車場に入れに行く必要がない)、すぐ来るシャトルバスに乗ってチェックインして搭乗。Valetじゃない駐車場料金と一日当たり1ドルしか差がないので選んでみたがこれは便利。
・ダラスでの乗り換えを経てカンクン到着。カンクン空港はメキシコ人で溢れかえっていて熱気に溢れている。当たり前かもしれないが、皆スペイン語と英語のバイリンガル。別に学があるように見えない普通のオッチャンもそうなので感心しきり。
・ホテルはフロントの捌きが悪く受付を待つ人で行列。全く行列が解消されないでいると、従業員が近くにあるバーからカクテルを作って持ってきた。この「お茶の濁し方」にメキシコクオリティの予感をもった。
・ホテルも従業員がやたらたくさんいる。客と同じくらいいるんじゃないか。とはいえ、皆陽気だし礼儀正しいし、アメリカよりもサービスのクオリティが高い気がする。

(2日目)
・ホテルのビーチとプールを中心にのんびり。気温は高くなかったが水温が高く海水浴は一応できた。
・昼飯はホテル内の和食レストランにてまさかの寿司。うーん、こんなところまで来て寿司食べなくても良かった...というクオリティ。
・All inclusiveなのでビュッフェでちょっとデザートをつまんでみたり、バーでカクテルを頼んで昼からほろ酔いしてみるなどプチ贅沢気分。
・夜は暇つぶしにバスに乗ってショッピングセンターへ。バスがいかにも途上国っぽいワイルドな感じで面白かった。帰りは自分たちのホテルをスルーされて焦ったり。
・ショッピングセンターにて初めてHooter'sを見かけたが、客の入りも悪いし寒いからか、売り物のはずの店員は皆防寒のためジャージを着ており全く面白くなかった。さらに言えば店員のクオリティもさほど高くなく、、、
・ショッピングセンターにて久しぶりにWIFIゲット。大学のHPにて成績をチェック。唯一更新されていたマーケティングの成績がしょぼくてテンションダウン。旅先で成績チェックはやるものじゃないな。昨年のTOEFLの成績に一喜一憂していたころを思い出した。
・それにしても、外国人で自分たちのことを中国人と勘違いする人は皆無で、皆日本人と見分けてくるのはなぜだろう。

(3日目)
・午前中海水浴をした後、午後は近隣の島に行ってみた。ホテルからバス15分くらい、その後フェリー15分くらい。往路は調子に乗ってフェリーの屋上席に座ったらカリブ海の海風がとんでもなく強くて死ぬかと思った。
・で、島。観光地っぽさとワイルドさが同居している感じ。島内での移動手段がタクシー/スクーターレンタル/ゴルフカートレンタル/徒歩と言う感じだったのでゴルフカートをレンタルしてみた。どういう法規制になっているのかしらないが、公道上をゴルフカートで走る我々をタクシーがビュンビュン抜いていくという状況はけっこう怖かった。
・往路も復路も、スペイン人のダブルカップルと一緒だった。そのうち一組のカップルがすごくて、船上でもどこでもブッチュブッチュやっている。キスをやめたかと思ったら二人なかよくタバコプカプカ。どれだけ口を暇にするのが許せないのかと。でもおしゃれだったので絵的にサマにはなっていた。

(4日目)
・3:30起きでアメリカに「帰国」。帰路じゅう娘が泣きわめき親子共々(あと、周りの乗客も)披露困憊。
・飛行機内でWIFIが使えておどろき。そうか、こういうときのために飛行機モードなるものがあるんだな。
・妙に日本的なものがなつかしく、買い物がてらMitsuwaの山頭火でラーメンを堪能。
・なぜだか自分の眼鏡がない...部屋に忘れたのか?10年使うという建前で奮発したんだけどなぁ、、

カンクン前夜

本日カンクン旅行から帰ってきたので、これからぽつりぽつりサボっていたところを穴埋めしていきたいと思う。

とりあえずカンクン前夜:

・サンタモニカにてFarmers' marketを冷やかす。オレンジや生ガキなどおいしそうなものもいくつかあったが特に何も買わないまま終わってしまった。

・ファイナンスの成績が出ていたが、テストスコアはNot Availableのまま。クラスメートに確認したところ、正式なものかどうかよくわからないとのこと。うーん、、、とりあえず判断は保留しておこう。

・今更ながらUCLAの成績システムについて勉強してみた。①A+あるいはAはクラスの上位2割まで②A+~A-でクラスの45%まで③少なくとも10%はB-以下 とのこと。
ってことは、
-クラスの上半分になると、だいたいA-とかたまにAあるいはA+に
-クラスの半分以下になると、だいたいB+になる
-あまりに出来が悪いと、B-以下になる
以上を踏まえると、GPAは基本的に3.3(すべてB+のときのGPA)を下回ることはないということだろう。厳しいようであら不思議、ほぼ100%、自分の学部時代のGPAより高いGPAを獲得できそうな見込み。。。本当に日本の成績システムとは相場観が異なるなぁ。

・夕方は暇つぶしに打ちっぱなしへ。購入したユーティリティを試す。練習場のメダルがなくなったので筋トレのつもりで素振りをしていたら、同じ学校の先輩と遭遇。金をけちって30分素振りしていたところを見られてないか多少心配しつつも、しばしカンクンやゴルフ談義に花を咲かせた。その後夕飯の時間になったので帰宅。ご飯ができたから帰宅とかって何か小学生みたいだな。

・で翌日早いのですぐ寝た。

Friday, December 10, 2010

冬休み開始

・昨日で試験が終わり、いざ冬休みが始まった。とりあえず初日は、試験を頑張った自分にご褒美という整理で(じゃあ普段のゴルフはどういう整理なんだろう)いつものメンバーとRobinson Ranchというところでゴルフ。

・今日はメンバーの一人のスケジュールの都合上午後スタート。最近の日没は5時位なので、今日はちょっと18H回るのは難しそうだなと思っていたのだが、思いがけずたったの3時間で18Hと「あと9H行けるんじゃないか?」というくらい早いペースで回ることができた。というかあのゴルフ場、なんであんなに空いていたんだろう...

・ところで実は、試験期間中の鬱憤晴らしもあり、また安かったこともあり、今日のラウンドのための秘密兵器としてユーティリティクラブ(アメリカではHybrid Club)をAmazonで購入していた。ポチっとしたのは一週間ほど前だったのが、とにかく荷物が来ない...で、今日ゴルフから帰ったら玄関にクラブが届いているあたり、世の中本当にうまいことできているなぁ。
秘密兵器でバシューン→一緒に回る友人びっくり→帰宅後のビールがうまい というシナリオを想定していたのだが、秘密兵器が秘密のまま終わってしまった格好。そういえばビールも飲んでないな。

・さていよいよ明日から本格的に冬休み(今日は?)。個人的には読書とゴルフに耽溺したいんだけど、それだけだとかなりKYな気がするので、もう少しアクティブな方向でも色々やってみたい。

Thursday, December 9, 2010

Road to Cancun (4) yes, it's finished!

・期末試験も最終日。さあいよいよカンクンだ!

・今日は経済学の試験。試験は最初の一問目がかなり難しくかなり面食らった。仕方ないので20分間頭を悩ませた末に2問目から始めることにした。2問目以降はそれほどトリッキーな問題はなく(見直しの時間がなかったのでできているかはほとほと自信がないが)最後にちょちょっと1問目を埋めるだけ埋めて試合終了。入学当初は楽勝科目と高をくくっていた経済だが、下手すると受講科目の中で一番出来が悪いかも。。。風邪のせいにしちゃおうかな

・その後はクラスメートと昼食。
たまたまそのとき学校当局から来学期の班に関するメールが来て、一緒に食事をしていたA君が来学期同じ班になることが判明してひとしきり盛り上がった。彼はマッキンゼーから社費できているアメリカ人(UCLAにはBCG出身者はゼロ、マッキンゼー出身者も5人くらいしかいないはずので、かなりレア度が高い)。就職活動をしない分きっちり他の活動(イベント、チャリティ、勉強会等)に情熱を注ぐことができているアツい男。他にももう一人、クラス内でもかなり切れるという評判を形成しつつある中国系アメリカ人のJ君(こないだまで一緒だったJ君も、別の意味で切れてたが)が同じメンバーに。楽できそうでラッキーという反面、自分の居場所・役割を確立するのに苦労しそうな予感も少し。。。

・その際知ったのだが、たったの3か月ではあるが、クラスメート内で評判というものがそれなりに形成されているということがわかった。誰は就職活動のときに非協力的だからダメだとか、あいつは切れるとか。。。もと同じ班のJ君も当然にその異名が知れ渡っていたし。その点、自分がどれだけ評判を形成できているかと思いを馳せると、おそらく評判も何もない空気に近い存在になってしまっているのではないか、悪名がとどろく方がある意味まだましなのではないかとやや危機感を持った。

・その後トリップのミーティング。このミーティングをセットした後に知ったが、今日は試験最終日なので実に色々な飲み会があった。それをすべて不参加にしてしまったのがやや残念。でもまあ夕方にジャパンクラブの忘年会がある(がそれも日本なんだよな。。。)

・ジャパントリップ。各社から見積もりが出てきていることを受けて、懸案の問題であった「広島に行くかどうか」について改めてみっちり議論できたのが個人的には面白かった。今日だけでも十回以上「ぐぬぅ、なるほど、それは納得せざるを得ないな」と思わず納得させられてしまう切れるコメントが出てくる出てくる。本当は「議論が面白い」なんて言ってる場合ではないのだが、とても刺激的だった。

しかしそれにしても、一応Co-chairと名乗ってはいるが、「マーケティング関連」とか「グーグルカレンダーにスケジュールを共有」とかいった個別的な作業こそやってはいるがそれ以上のことは全然できていない。しっかりしているメンバーにおんぶにだっこ状態になってしまっている感じで、これじゃただの事務員じゃないかと。。。

Wednesday, December 8, 2010

Road to Cancun (3) Accounting

・期末試験三日目。今日は会計。出来栄えについては昨日のコピペでほぼOK,すなわち部屋出た瞬間は脳内ベースで満点→部屋出てすぐポカミスに気づく→部屋に戻れるなら・・・ といった感じ。。個人的にはこの教授の書き言葉との相性が悪く、コンセプトの理解不足というよりは題意を解釈しきれず頭を悩ませることが多かった。

・風邪が悪化。朝起きた瞬間「ああ、今日は珍しく寒いな」と思ったら自分が熱っぽかった。のどもヒリヒリ痛むし咳も出始めたし。

・試験終了後もあまり体調は改善しなかったので、帰宅後すぐ寝ようと思い同級生との昼食後急いで帰宅。しかし、つい出来心でネットサーフィンしていたら、ふとした弾みで「ゲームセンターCX」の動画ページに到着してしまい、あまりに面白くて1時間見入ってしまった。。

・そこから寝て、夕方外出先から帰ってきた妻に起こされて、なんとなく風来坊に行って、飯食って、さあこれから勉強しよう、でもその前にブログでも書くか←今ここ といった感じ。

・一点、少し気がかりなこと:
クラスメートのS君がチャリティ活動に参加していて、入院して病床でクリスマスを迎えざるを得ない子供たちにオモチャを配るという活動をしているとのこと。で、いらないオモチャかオモチャ代を寄付してくれないかという打診がクラス宛にあった。

自分は日本にいるときは寄付とかチャリティにものすごく懐疑的であったのだが、こちらに来てからは少し考え方が変わりつつある。なぜかと言われると自分でもまだ頭の整理がついていないのでそのうち書くが、いずれにせよ彼の打診に反射的に「協力したい」と思い、「じゃあお金寄付するよ」と返信した。

で今日、彼にお金を支払ったのだが、どうやら自分が支払ったその金額が彼の予想と比較して多すぎたようで「for sure?」と聞かれてしまった。Yes, why notと応対してそのお金を渡してその場は終わったのだが、今になってもモヤモヤ感が残っている。相場観からずれた行為をしてしまったのではないか、もしかすると自分のやっている行為は湾岸戦争時の日本政府みたいな感じになってしまっているのではないか、等々。ましてや自分は同級生の中では比較的財政状況がしっかりしている(実際はそんなことないんだけど、少なくともそう認知されているのは間違いなく、金がないとはあまり言いたくない)社費学生だし。うまく言えないが、空気読めてなかったかも、というモヤモヤ感が払拭できずにいる。

Tuesday, December 7, 2010

Road to Cancun (2) Stat

・今日のテストは統計。例のごとく「終わった瞬間には満点の感覚→帰り道の情報交換でミス発見」。中間試験で平均点に負けた残念な科目だったが、どうやら残念なまま終わりそう。せっかく腰を据えて何回も見直ししたのに、嗚呼、、

・その後は娘と公園→Trader Joe'sで買物→ビール飲んで気絶→晩飯→さきほどから慌てて明日の準備開始→息抜きでこの記事作成 といった感じ。

・先日サンディエゴで食べたオリーブが美味しかったのでTrader Joe'sで買ってみた。たしかに一個食べる分にはおいしい。しかし、瓶に入っている約30個全部を食べるとなるとちょっとしんどそう。日本にいるときもイクラとかイカの塩辛とかで同じようなことがあったような(外で食べて感動→家庭用に購入→すぐ飽きて食べきれず)…ちなみに、この手の食べ物で目下一番おいしかったのは「ばくらい」。東北のものらしいが、自分は広島でよく食べていた。あれまた食べたいなぁ。

Monday, December 6, 2010

Road to Cancun (1) Finance

題名だけ格好つけてみたが、要は期末試験中で、それが終わったらいざカンクンへ!という状況。

今日から期末テスト。怒涛の4連発(でも、高校生のときは一日3科目とかやっていたんだけど、いったいどうやってたんだろうか。。。)

今日はファイナンス。半学期の授業であり、また一応金融機関出身で証券アナリストも持っているので、「実際できるかどうかはさておき、できないと恥ずかしい」科目。難問奇問はなかった(あるいは、難しいことにすら気づいていない可能性もあるけど)ので、例のごとく「一応埋めた、あとは計算ミスがないことを祈る」という感じ。

前回の中間テストの反省「知っている知識でも、我流で解かず、一応授業で使ったフレームワークに従って解く方が結果的にミスが出にくい」を実践し、極力我流は避けた。普段だったらエクセルを使ってシュパっとやってしまうような計算も、丁寧に公式にあてはめて計算した上で検算段階でエクセルでチェック。

それにしても、このファイナンスの成績集計方法には釈然としないものがある。4割が宿題なんだが、この宿題はあの手この手を使えばほぼ確実に満点が取れてしまう。ということは、結局は6割のウェイトとされている期末試験の実質ウェイトが10割になっているんじゃないだろうか。うーんどうなんだろう

Saturday, December 4, 2010

パーティでのタブー

パーティでの望ましくない話題についての記事:

http://www.divinecaroline.com/22171/48672-10-things-talk-dinner-party
  1. 政治
  2. 宗教
  3. 子供自慢
  4. 買物自慢
  5. その場にいる誰かについて
  6. 税金・死(場を湿らせてはいけない)
  7. 子供(全くダメというわけではないが、やり過ぎはNG)
  8. ペット
  9. 自分の仕事について(文脈次第ではOKだが、やり過ぎは禁物)
  10. 自分が嫌いな何かについて(ネガティブな話は注意)

ふむふむ。
個人的には、5.と10.はついやってしまいがちなので気を付けよう。
個人的に一番アレルギー反応が強いのは9. 聞いてもいないのに自分の仕事自慢をする人がよくいるが、KYと思わずにはいられない。(他方、ある程度KYさと人としての魅力には多少の相関があるような気もするが)

とはいえ、この10のトピックを封印してしまうとつまらなさそうだなぁ。

Friday, December 3, 2010

山籠もり・ミスチル

・金曜日。思いきって図書館に5時間ほど山籠もりしてみた。たしかに勉強ははかどったが、やればやるほど、やるべきことが出てくるような感覚。
せっかくなのでiTuneでも聞きながら、と思っていたら、すべての音楽ファイルを家にある外付けハードディスクに移していたので何も聞けず。仕方がないのでその場でiTune Storeにてブラームスのクラリネット五重奏を5ドルで購入。図書館的な静謐さありブラームスらしい陰鬱さありで、非常によろしい感じでした。

・就職課の宿題で、班のメンバーのレジュメやら何やらを添削(同時に添削してもらった)。改めて驚いたのは、皆さんGPAとGMATのスコアが高く、それをちゃんとレジュメに記載している。GMAT750点とか書いてるのを見ると思わず「おーすげぇ」と思ってしまう。ちなみに自分は、GPAもGMATも、就職課のカウンセラーに相談した結果「書くほどでもない」ということで書いていない...

・帰宅後は、妻がにじやの2階にある本屋で買ってきたミスチルの新譜を鑑賞。
自分は、ミスチルは高校生くらいまで好きだったが途中で脱落。妻が好きなので一応新譜が出るたびに購入はしているのだけど、ここ数年のミスチルは完全にサザン同様すべて同じ曲に聞こえてしまうし、なんかどれもこれも壮大な感じで疲れてしまう。昔の小品的な曲の時代の方が良いと思うんだけど、消費者のニーズはこの壮大路線なんだろうか。

と、散々悪口を書いたが、ここアメリカでG6がどうとかヒップでホップな感じのものばかり耳にしているせいか、図らずも大いに癒されてしまった。聞いているうちに、学生時代のことなんかがなぜか思い出され、つい懐かしくなった。
娘もインスパイアされたようで(?)、NTTのCMに使われていた「365日」というシングルカット曲を聞いてなぜか「バイバーイ」と言いながらどこぞに手を振っていた。たしかに夕方6時くらい、日暮れ時、どこぞの家からカレーの匂いがしてくる時間帯くらいの情景にフィットしそうな曲ではあるが、娘は何を思ってバイバーイと言ったのだろうか。

Thursday, December 2, 2010

Road to Final!

・来週の期末試験を控え勉強しなきゃならんのだけど、何やら忙しく、実質勉強時間をあまり確保できないまま日々が過ぎている。明日はいよいよ図書館に山籠もりでもしてみようかしら...

・妻は無事回復。DMVの実技試験にびびっていて、合格と同時に気が抜けたと思うのは考え過ぎだろうか。Facebookに「いやー妻が風邪で大変ですわ」と何気なしに書いたら、色々な人から妙にシリアスなレスポンス(お前の時間管理はすごいとか、助けが必要だったらいつでも言ってくれとか)が来て逆に申し訳ない感じ。単に妻が風邪引いただけなんだけどな。

・他方、思いがけない収穫として、ここ数日妻の代わりを務めたことにより、娘がより一層自分になつくようになった気がする。とか書くと、自分がこれまで激務サラリーマンだったみたいであれだけど、そういうわけではなく時間はいくらでもあったのに妻に子育てを押し付けていただけと言う方が適切だろう。昭和っぽくていけてないなぁ。

・最近Expedia君やらバンカメ君やらに電話する機会が増えているが、思うに電話が最高の英語力向上ツールな気がしてきた。日常のクラスメートの会話と異なり、目的(予期せぬ口座ロックの解除とか、旅行の予約とか)を果たす必要があるので「聞き取るぞ」という気合の入り方が違う気がするからだ。渡米当初は「可能な限りe-mailあるいはオンラインチャットで対処して、極力電話はしない」という逃げの姿勢だったが、これからは可能な限り電話を多用してみようかと画策中。

・本当は色々書きたいことがあるのだが、そんな暇全然ないし、そんな暇ができたらむしろゴルフに行ったり飲み会に行きたいし...かといって、更新をさぼると、この期間に自分がやったことや考えたことが全然記憶・記録に残らないし...とか考えているうちに、何を書きたかったかも忘れていき...とズブズブの悪循環モード。とりあえず備忘としてメモだけ残しておく。

-オロチョンラーメンに行きたい
-年末パームスプリングス旅行。予習しなきゃ
-冬休みに読む本を買いたい(Mitsuwaにゴルゴ13の最新刊があったのだが、買うべきか帰国まで我慢か...)
-社費留学について最近思ったこと

・国際課にて海外渡航許可証も取ったし、WSJの配達停止手続きも済ませたし、試験後のカンクン出発用意は万端。さああとはテストをやっつけるだけだ...

Tuesday, November 30, 2010

Busy busy

あわただしい感じなので昨日今日の分をまとめて。

・月曜日。朝一でサンタモニカのDMVで妻の運転試験。メイクミラクルか、試験官が日本語を話せたためコミュニケーション上のトラブルも少なかったようで無事一発合格。ところで先月合格した自分の免許はいつ来るんだっけ...

・改めて考えてみると、結構期末試験の準備って楽でもないのかも。完全に仕事のできない人モードで、時期が迫ってきて初めて状況の大変さに気付いたっぽい。

・ジャパントリップの作業が少しずつスケジュールを圧迫するようになってきている。いい刺激と言えばそうだし、とても楽しいんだけど、肝心のこと(外国人同級生とのコミュニケーションとか、学業とか、家族とか)との兼ね合いが難しそう。

・火曜日。妻が風邪を引いたので午後早めに帰宅。家事やら娘のケアやら、普段丸投げしていることを一手に背負って専業主夫ごっこ。このテキパキ感、日常の自律心育成にいいかも...

Sunday, November 28, 2010

サンディエゴ (3)

・日曜日。サンディエゴ出張も最終日。

・とりあえずダウンタウンでも見てみようということでダウンタウンにあるHorton Plaza Shopping Centerへ。ここはSCそれ自体がでっかいし建築物としてもかなり有名とのこと。また、駐車場が3時間無料なので(モール内にあるValidation Machineに通せば何も買わなくても無料)ここを拠点にダウンタウン散策ができてしまう。
結局ダウンタウン散策はまいっかと流してしまったが、車で軽く流した印象ではサンディエゴのダウンタウンはLAのそれと違ってかなり良さげ。徒歩圏にダウンタウンが詰まっていて、かつ治安も悪くなさそうで人が多く歩いていて、しかもこぎれいな店がたくさんあって散歩好きにはたまらない感じ(歩かなかったけど...)。次来たときは是非ダウンタウンをぶらぶら歩く時間を確保したい。

・その後、道路沿いにあったChipottleにて昼食をとり、北上したところにあるCarlsbad Premium Outletへ。ここはLA近隣のアウトレットと比べるとかなりこじんまりとしているが、一応それなりに楽しかった。ここへの道中、一瞬ものすごい渋滞に巻き込まれた。ああやはりUターンラッシュか...と思ったら、自分達の車のすぐ前方で事故が起こっていた。通り過ぎる際に見たら、車が1台全焼していた。おいおいと思ったが、運転者っぽい若者は元気に路肩をぶらついていたのでとりあえず一安心。

・で、いざ帰途へ。なんだかんだで遅くなったので、トーランスのMitsuwaの隣にあるレストランモールのどこかで夕食を食べようと思い寄り道。一通りのぞいた結果、寿司「Nozomi」にて夫婦そろってウニ丼をチョイス(娘は別途食べられるものを)。3日連続ウニを食べることになるとは思わなかったが、まったく飽きることなくおいしく頂いた。しかし、鉄火丼より安いウニ丼ってどういうことなんだろ。

・これにて2泊3日のサンディエゴ小旅行は終了。娘もまったくもっていい子にしていたし、食事も(ちょっと贅沢しすぎた感があるけど)美味しかったし、文句なし。
自分にとって、「老後住みたい街」は訪問経験のあるところを中心に出雲とか広島とか代々木上原とか京都とか宇都宮とかがランクインしていた(自分より旅行経験の豊富な妻に言わせれば、北海道とハワイに足を踏み入れたことのない自分にはこの手のことを語る資格はないみたいだけど...)。しかし、サンディエゴは確実にトップ5に食い込んだ感じがある。
ホームコースのトーリーパインズで朝から軽く9H回って、海の見えるアパートでオリーブと一緒にフランスパンをかじった後にLa Jollaの海岸沿いで娘と犬とフリスビーか何かで遊んで、地元のビストロで本を読みながら地魚のソテーとワインを飲んでいるうちについウトウト…そんな鼻血が出そうな贅沢が比較的簡単に実現できそうな、素晴らしい街だった。
逆に、そこまでのレベルでLAに感心できていないのが残念なところ。もっと丁寧にLAを勉強してみたいとも思った。

Saturday, November 27, 2010

サンディエゴ (2)

・サンディエゴ二日目。朝食はホテルでビュッフェ。マッシュポテトとかスクランブルエッグとか、あらゆるおかずにケチャップが合うことと言ったら...
完全に醤油と同じ役割なんだけど、醤油とケチャップという全く違う食品が全く同じ役割を演じることに今更ながら驚き。

・ホテルを出て、いざSea Worldへ。ここも動物園同様、とにかくデカい...水族館というよりはディズニーランドの方に近い気がする。いわゆる水族館は構成要素のひとつに過ぎず、シャチショーやらイルカショーやら「セサミストリート子供広場」やら色々なものがある。とてもではないが一日では回りきれず、本日はシャチとイルカとサメとセサミストリートでギブアップ(半年以内にもう一度入園できるチケットなのでOK)。
イルカとサメはさして印象には残らなかったが、シャチはかなり面白かった。シャチの飛んだり跳ねたりといったアクションそれ自体ももちろん面白かったのだが、全体のストーリーがよく練られていて大人でも思わず歓声をあげてしまう内容だった。

・シャチショーの冒頭、「今日はゲストが来ている」との切り出しで招待されて来ている退役軍人の黒人が名指しされた。恥ずかしそうに立ち上がり周囲に手を振る彼に対して会場一同拍手。スポーツ観戦でよく経験するこの退役軍人への感謝セレモニー、「アメリカの健全な精神」のようなものを感じることができるため、個人的には嫌いでない。
また、この手のイベントを体験するたび、この国にとって戦争が60年以上前の歴史上の出来事なんかではなく現在進行形のものであるということを意識させられる。米国に留学することで当然色々な見識を得ているが、この「戦争は現在進行形で続いていること、あるいは、退役軍人や戦死者が現在進行形で発生し、また彼らが敬意を受けていること」に対するセンスのようなものは特に重要なものに感じられる。

・Sea Worldを出た後、車で15分ほどの距離にあるLa Jollaへ。聞いてはいたが景色がヤバい!!!ざっぱーんと砕ける波、空を舞うカモメの鳴き声、岩場に寝そべるアザラシののんきな顔。サンタモニカやマリブと似ているといえば似ているのだが、絶景っぷりは一段抜けている印象がある。

・夜はネットで調べて見つけたSea Rocket Bistroへ。予約の電話の対応がフレンドリーだったので期待をもってHPを見てみたところ、いまどき風のブログベースのHPなのでページ内の情報を探すのが非常に楽。何層にも連なるごっついHPを作って自己満足しているあらゆるレストランのHP担当者にこのHPを見て学んでもらいたい。

料理はあんまり高くもなく、かつとても美味しく最高の一言。娘のことも普通に歓迎してくれたし、サービスも店の雰囲気もきわめてアットホーム。広島時代に足しげく通ったスペイン料理店を思い出した。値段も昨日のSushi Otaと比べたら50ドルくらい安いし(しかも今日は酒も飲んだのに)。絶対にまた来たい。
というか、きっと家の近所でもサンタモニカあたりにこのクオリティの店がないわけがないと思うので、それを見つけたい。「とっておきの店」が家から車で2時間半というのはさすがにちょっと...

-Starter(和訳は前菜でいいのかな?)のウニはなんとびっくり大きなウニの殻ごとやってきた。しかもまだ殻がピクピク動いており新鮮さが窺える。
-1個2ドルの生ガキは今日は4つしか頼まなかったが、火曜日なら1個1ドルになるとのことなので是非火曜日に再訪して10個くらい食べてみたい(生ガキだけで満腹になるのが自分の果たせぬ夢のひとつ)。
-タパスもすべて美味しかった。オリーブ、イワシ、ホタテのパテ...特にオリーブ最高。広島時代にお気に入りであったスペイン料理店でよくオリーブを食べながらワインをガブガブ飲んでいたことを懐かしく思い出した。オリーブとピクルスは(アメリカ料理かヨーロッパ料理か不明だけど)お気に入り。MBA終わって帰国したら、家で自家製酢漬けオリーブピクルスでも作ってみようかな。
-ワインも、適当に安いのを頼んだのだが美味しかった。車で来たのが実に恨めしい。一口もらった妻注文のサングリアも最高。
-メインのYellow tailのソテーももううまいの一言。娘が気に入ったようでクレクレ言ってきたので半分くらいしか食べられなかったのが残念。

といった二日目。いやー最高ですわサンディエゴ...

Friday, November 26, 2010

サンディエゴ (1)

・Thanksgiving連休2日目。前夜のうちに来週の宿題の一部をやっつけ、初日から行くはずだったサンディエゴにいざ出発。道路もまったく混んでおらず、途中に寄り道したけど3時間程度で到着。朝食に車中でおにぎりを食べていると、アメリカのフリーウェイを走っているのか日本の東北道を走っているのかたまによくわからなくなる(言い過ぎか)。

・でサンディエゴ到着。なんとなくだが、太陽がLAよりもまぶしい気が。気温も高く、セーターを着こんできてしまったことを軽く後悔。早速、サンディエゴ定番スポットの一つである動物園に到着。入場料$37は上野動物園の\600の実に6倍程度で軽く面食らった。中はとても広く、とてもじゃないが一日で回りきれる広さではない。結局3分の1程度を回っただけで疲れてしまい終了。個人的には、50ドル取ってもいいから2-day Passにしてくれれば、あるいはそういったチケットが別途あればいいのにと思った。
改めて言うことでもないが、動物園は、動物を見て楽しむというよりは、動物を見てわーキャー言っている娘を見て楽しむところだな。

・マリーナ沿いにあるホテルに到着して落ち着いた後、この旅のメインイベント、有名な寿司屋「Ota」へ。
最初はgoogle君を通じてこの店のことを知ったのだが、別途UC San Diegoに留学している友人にお勧めの店を聞いた答えがまたOtaであったことから、迷いなしで予約。

当地はウニが日本と比べると割安とのことだったので、自分も妻もウニで頭がいっぱいの状態で店に向かった。
実際ウニは安い(気がする)。アジのたたきが18ドルでウニの刺身が17ドルとか、マグロの握りが2貫5ドルでウニの握りが9ドルとか。値段はうろ覚えだが、なんとなくお得感でいっぱい。

日本ではもっぱら回転寿司を愛好していた自分にとって、ウニはあまり縁のないネタであった(回転寿司では、たいていどの店でもウニは金色やら何やら一番高い一番派手な皿で回っていて取る気が起きない。しかも回っているウニはたいていカピカピなので、「極力注文せずに回っているものを食べる主義者」の自分には一層縁がないネタであった)。しかしここでは、日本で食べなかった分まで食べるかのごとくウニの刺身も握りも注文、思う存分ウニを満喫させて頂いた。娘もマグロやらサーモンやら、果てはウニまでむしゃむしゃ食べていた(あと、うどんもあったので、仮に娘が寿司にイヤイヤしても大丈夫だった)。ニジヤのものでは食べなかった気がするので、やっぱりネタの鮮度がかなり違うということなんだろうと思う。

店員も日本人で日本語で会話できてしまうし、アガリが1.5ドルと有料とはいえお代わり自由で飲めるし、非常に気に入った。注文のときに味噌汁やら枝豆やらを推奨してくるのが誘いに弱い自分にとっては若干のマイナス材料であるが(そして、結局頼んでしまった味噌汁は感動するほどではなかった)、アメリカにいる間にあと1回くらいは行きたいと思った。なんちゃらロールも悪くはないけど、やっぱり寿司といえばこれだよなぁ。

Fashion in LA

LAに来て以来ずっとそうなんだが、最近特に一日の中での寒暖差が激しい。
朝夜はダウンジャケットやら毛のセーターを着たくなるほどに寒いのに、昼はTシャツ一丁で十分なほど暖かい。
そういった気候だと、パーカーとかカーディガンとかが便利で、着脱が面倒なセーター等はちょっと利便性が低い。

もう一つ自分のコーディネートに影響を与えているのは、アメリカ人同級生の皆様(特に男子)。どいつもこいつも半袖のTシャツかポロシャツ。あるクラスメートに寒くないのかと尋ねたら「何を言っているんだ、シアトルなんて雪が降っているんだぞ」と、わかるようでよくわからない反論を受けてしまった。シアトルもさむいかもしれないがLAも十分寒くないか?あるいは、アメリカではいまだに「男子たるものマッチョであるべき」といった価値観が支配的であり、秋口から長袖を着こむのはよろしくない、んなわけないよな...

本当はダウンジャケットとか着てしまいたいんだけど、そういった空気に負け、寒いと思いつつパーカー一丁で通学している。早くもっと寒くなってくれないかな、そしたら文句なしに厚着して学校に行くことができるのに。

Wednesday, November 24, 2010

ここ数日まとめてドン

何が忙しかったのかはよくわからないけど、なんとなくせわしなかったので数日更新をサボり。もう詳細な記憶は残っていないのでダイジェスト版でさらっと。

・火曜日:朝から授業2つ→コミュニケーションの授業の中間プレゼンの聴講(最低一回は聴講・採点が義務付けられている)。基本的には皆授業で指示されたフレームワークを意識したプレゼンをやっているのだが、留学生はフレームワークのおかげでいつもより生き生きとプレゼンができていた一方、アメリカ人は逆に窮屈そうでいつもの喋りの方がマシと言う感じだった。夕方はジャパントリップ関係でミーティング。

・水曜日:クラスメートの強い推奨に従い、Thanksgivingをサンディエゴで過ごすことに。あわててExpediaで宿を確保。しかし、何かの手違いで先輩からゴルフの誘い(というか、「予約したからよろしく」メール)が来てびっくり。断ろうかとも思ったが、結局サンディエゴを木金土から金土日にずらすことに。
変更のためExpediaを見たら、なんと26日のホテルの予約が二つも行われていた。システムエラーと言われたので、ブラウザで「戻る」をやってから再クリックしていたらこんなことになってしまった。あわてて真夜中にExpediaに電話してなんとかキャンセルに成功。

・木曜日:サンクスギビング。5時起きでゴルフへ。Lost Canyonという谷あいにあるゴルフ場で、風がびゅんびゅん吹いている。寒いし、コースも難しいしということで、過去数年叩いたことのないスコアをたたいてしまった、というかもはや数えてない(120前後)。途中で一瞬スイングを忘れてしまい、チョロしか出なくなり、その後は何をやってもうまくいかなくなってしまった。あー疲れた。。

Monday, November 22, 2010

J君 -そして伝説へ-

けっこう疲れてきた。

(これまでのあらすじ)

・同じ班のJ君。これまでかなりのハイペースで信頼感醸成に努めている。

-宿題を欠かさずにやらない。1か月半ほど続き、文句を言ったが結局「Doing nothing」から「Doing a little」に変化しただけっぽく。皆がミーティングの場では用意してきたものに基づき議論している一方で、一人だけその場で考えながらやっている。おかげでしょっちゅう、皆がQ3に進んだあたりでQ1を蒸し返したり。

-とある週末「ところで明日からNYに行くので、宿題は一切協力できないのでよろしく。これは前から決まっていた予定なので変更はできない。よろしく」というメールが来た。スペインのE君がわざわざスペインから来た彼女とベイエリアを旅行中にもかかわらず旅先から宿題をメールしてきた最中のメールだったので彼の「らしさ」が際立った格好。

-他のメンバ-「俺はこう思うんだけど、どうかな?」J君「正解はこうだ。修正しろ」。たまに筆記者のPCをひったくり、一心不乱にタイピングしてくれる優しさを持ち合わせる。

-意見が割れたら、妥協しない立派な信念の持ち主。必勝法は「相手が反論する前に喋り倒す」「俺は頭いい。俺は紺分野のエキスパートだ。俺は知っている。100%の自信がある。信じてくれ。お前の案は間違っていて俺の案は正しい」ちなみに序盤はJ君に押されてJ君案で提出したら、そこだけ減点をくらったことが2回ほど...

-最大の名言は「俺は頭いいんだぞ(I am smart!)、俺は名門●●大学を出ているんだぞ!グループじゃなく個人作業だったらすべての宿題楽勝で満点取れるんだぞ!」。後の言い訳メールでは、あろうことか自分が彼に言ったセリフが引き金であったとのことで、「あの発言単独では確かにおかしい。しかしそこには文脈というものがあり、文脈を踏まえれば俺には正当性がある。とはいえ俺はお前たちと仲良くしたいんだぜ」というツンデレ感のある40行ほどのメールが深夜に届く。ちなみに「深夜までこうやって頑張っている俺の努力を認めろ」も彼の得意技。

-集中力が神クラス。ひとたび話し出すと勢いは止まらず、あっという間にボリュームはフォルティッシモ(@図書館)。自分からひったくったペンで自分からひったくったハンドアウトにガシガシ線を引きながら自分に対して「ここだよここ、ちゃんと見てくれよ、俺正しいからさ」と仰る。

-残り4名はあまりに無力。ミーティングの度に「お前以外皆がこう思っているんだから、グループワークなんだから従ってくれよ」と懇願するのだが、そうすると「ほうほうお前らはそうやって数の暴力を使うんだな。真実に興味はないんだな。政治でものごとを決めるんだな。お前らそれでいいのか?」と決め台詞。

-頭がいいので、当然文章は難解。一文が長い長い。また、倒置などイレギュラーな表現を多用されることもあり、これまで見る限り最大限読みづらい文章の書き手。

-メールが長い・いっぱいくる(一回反論すると、たいてい3発くらい反論メールが来て、最後に「と言うことでお前は負けている。認めるのか、認めないのか?」といった総括までやってくれる配慮ぶり)返事しないと深夜でも電話のフォローアップをしてくれる丁寧さ。

・先週末に「1時間で終わるべきものを無駄に4時間に引き伸ばした挙句、深夜までメールでの延長戦を挑み、やっと妥協したと思ったら深夜に勝手に改変して再提出の術」を披露したことからメンバーの感動を招く。「Yes, but」の国アメリカでここまで人に対して直接的に罵詈雑言が浴びせられるシーンを経験することになるとは思わなかった。自分も言わずにはいられなかったが、ボキャブラリー不足からウィット感に欠けたセリフになってしまった。「ぐだぐだ長いメール打ってきやがって。冷静沈着ゆえ、テメーのメールなんで全然読んでないよ、この野郎」というとあるメンバーからの攻撃に対しては「我々はお互いにコミュニケーションに努めると最初に約束したはず。メールを読まないというのは約束違反だ」とのこと。

で今日も。関係を改善したいとのことだったので、「では次の会計の宿題はmatureにやろうぜ」という話をしていたところ、、、

-メールベースでのやり取りであるが、当然の一番最後に参入。それまでの4人は前のドラフトに加筆修正というスタイルを取っていたが、全く別のファイルで、計算過程もよくわからないエクセルファイルで「これが正しい。お前ら4人、直せ」とのお達し。

-やっぱり彼vs残り全員という対立が今回も発生。自分を含むほかの4人はどれだけ頭が悪いのか。当方は「CPAの友人の賛同」という強いタマがあったが、それも「お前らの聞き方がずれていたっぽいからあてにならない」と一蹴。途中何回か「100% right」とか「I know」とか、シュートを放ってくることも忘れない。

-締切に間に合わせるという考え方は堕落的なものであるという信念からか、たとえばあと数時間で締切が訪れる会計の宿題について24時直前まで「ここ直せ」「そこ直せ」とやっている。多分他のメンバーは皆寝てしまったっぽく、誰が仕上げて誰が提出するのかわからないまま現在に至る。勝手に修正して再提出したこないだよりはマシか。自分の「1点くらい減点されてもいいじゃない」メールは華麗にスルー。

で、自分。けっこうリアルに精神的に摩耗してきて(Gmailの着信音にドキっとする等)、このままでは家族に八つ当たりしたり太ったりはげたりしてしまいそうな状況。仕方がないので、ガキンチョではあるが、彼のことを「キ●ガイ」と認定し、あきらめることにした。これまでは色々紆余曲折して「めんどくさい野郎だ」とか「単に天然なだけかな」とか「きっと根はいいやつ」とか認識を改め続けてきていたが、ここからはキチ●イ一本で行こう。まだ一回会計のグループワークが残っているが、もう0点でもいいので、「Yes, sir, as you like」を貫き通して「キチガ●と一緒に過ごす時間の最短化」だけを考えることにする。いやもう君十分頭いいからさ、今すぐ学校終了してママと一緒におうちでヘッジファンドやってればいいじゃない。もう充分だろ、勘弁してくれよ。こんな経験このしょぼいブログに書くのが関の山で、なんの肥やしにもならないんだよ。好きにしていいからこれ以上俺に害悪をもたらさないでくれ...

・ところで今日の統計のミーティングは彼がWaiveしているので残り4人で。いやまじで、これがグループワークでしょって言いたくなる素晴らしい時間であった。意見提起あり、議論あり、冗談あり、妥協したり妥協されたり、説明したり説明を聞いたり。特定の個人が100%満足する仕上がりになったかどうかはやや自信がないが、少なくとも4人全員、90%以上の満足度を誇るアウトプットが仕上がった。しかもたったの1時間強で(含む雑談:J君がいると誰も雑談しない、なぜならJ君は雑談を好まないので)。

しっかし最低の文章だなこれ。

Sunday, November 21, 2010

支店経済・留学先経済

日曜日。妻をゴルフに見送った後二度寝→娘が起きたので朝食→DVDを見たりiPadを見せたりして遊ぶ→昼食→公園やらショッピングモールの子供コーナーやらで遊ぶ→昼寝→起きる→妻帰宅、夕食→宿題→寝る という一日。

・ゴルフ。輪番制につき今日は妻が参戦で自分は留守番。UCLAとUSCの懇親という形のゴルフだったが、世界は狭く、妻が初対面だった人はたったの2人しかいなかったそうな。

ダンナのネットワークに妻がごく自然に入っていくことができるというのは、広島でもそうだったが悪くないと思う(まあ、イタズラはできないのかもしれないが、残念ながら自分にはそんなことをする器も余裕も金もない...)。地方都市ではよく支店経済なんて言って、東京に本社を持つ企業から転勤で来た人々のコミュニティなんかがあって、わりと家族ぐるみでバーベキューなんてしちゃったりする文化がまだいくばくかは残っていると思う。留学先も、なんというか、それと同じ感じ。濃いめの支店経済って感じかしら。

東京だと多くの集まりが土日というよりは仕事後で、しかも新橋やら渋谷やらになってしまう。そのため、ダンナの集まりに妻子が合流することはなかなか考えづらい。しょぼくれたスーツ集団が、加齢臭をふんだんに発散しながら、妻子同伴では行きづらいような店(赤ちょうちんが灯る庶民的な店という意味で、女の子がいる店という意味ではない)で同僚やら何やらの悪口に花を咲かせる。こういうのも悪くはないんだけど、今のような家族同伴的社会も嫌いではない。東京にいると不必要に家の内外で二重人格みたいになってしまいがちなところがあったが、ここではひとつのキャラで自然体で生きていける感じで素晴らしい。

Saturday, November 20, 2010

How to keep running

・土曜日。午前中はジャパントリップの準備を同級生と。午後は宿題したり娘と公園行ったり。
よく言えば平和な一日であるが、悪く言えば不完全燃焼な一日。

・他の学校の留学生ってどうなんだろう、一日も無駄にできないって感じで走り続けているんだろうか。
留学当初抱いていた「一日も無駄にできない!!」という感覚が徐々に薄れているのがわかる。
自分の「慣れたらすぐ怠けてしまう」というこの癖、MBAに来れば周囲に感化されて改善するかと思っていた(今でも希望は捨てていないが)。しかし、思いのほか改善してない。反省がない感じでどうなんだろう。
あるいはもっとエグイ環境(思いつく例としては、ハーバードとか、米軍とか、あるいはソマリアとか?)に行けば変わるのか?ソマリアに行ったらさすがに価値観が全く変わってしまう気もするが、基本的にはやっぱり「自分を変えるのは周囲の環境ではなく自分自身である、意識を変えるべき」ということなんだろう。また、これからハーバードやら米軍を目指すコストを考えると、環境に依存せず自分で自己変革を図る考え方は経済的でもある。
結論としては、MBAのせいにせずに、自分で頑張りなさいって整理で気を引き締めて頑張っていくべきなんだろう、とか、とりとめもなく暇に任せて考えた。

・先日のコミュニケーションの授業で行った中間試験プレゼン。だいたい20名程度の人が発表者あるいは聴衆と言う形で教室にいて、最後に誰のプレゼンが一番良かったか投票するルールになっていた(実際の成績は教授の採点に基づいて行われる。投票と採点の関連は不明)。勝者は後日改めて決勝戦のような場で改めてプレゼンする機会を与えられるとのことであった。

自分のグループは、クラスメートのT君がその場で勝者とアナウンスされていた。勝者以外の得票数は明かされなかったが、自分はどうせゼロ票だろうと思っていた。

しかし今日、教授からメール。宛先は自分を含むクラスメート4名。内容は「このメールを受け取った君は、2人以上から投票を獲得している。おめでとう」というもの。どうせ得票数ゼロと思っていた自分にとって、自分のプレゼンが客観的にも評価してもらえたというこの事実はうれしいサプライズ。

昨日までは「投票と教授の採点は別。投票がなくても教授が良い採点してくれるといいな」思っていたが今では「教授、お願いだからこの自分に対する複数表を採点の際勘案して下さいな」と思っている。そんな小人物度100%のワタクシ...

Friday, November 19, 2010

さらばJ君

・金曜日。いつもは定休日だけど、先日の祝日のしわよせで授業が行われた。午後は経済学の宿題についてグループミーティングを4時間みっちり行い、帰宅後は宿題の再調整やら何やらをした一日。要は一日真面目に勉学に取り組んでいた、と。

・経済学の宿題は今回が最後。宇宙人J君は統計とファイナンスをWaiveしている立派な人間なので、また冬学期はチーム入れ替えが行われることから、今日がJ君と一緒に作業をする最後の日となる見込みだった。で、最後に華々しく色々やってくれたので、しまいには班のメンバーの複数人が彼に対して「お前は最低だ」と正面から非難するに至ってしまった。今までは大人のお付き合いモードだったが、残念ながらこれをもって絶縁モード。いつも大人なスペイン人E君も、今日は情熱の国らしさを如何なく発揮。アメリカ人M君のJ君に対する非難メールは、あまりにくだけているのか、怒っているということ以上は正直何も理解できず。。。たぶん日本的に言うなら「バキバキにしばいた上で浜名湖に沈めてウナギのえさにしてやるぞ」って感じか?

ちなみに本日のJ君ハイライト:
- J君とE君の意見が乖離。どちらも同程度にもっともらしいので両論併記を提案したところ「俺は100%の確信を持っている。また、Eも俺のアイディアを悪くはないとさっき言っていた。俺はEのアイディアを悪いと思っている。ということは結局のところ俺のアイディアを採用すべきで、両論併記は飲めない」

- 結局両論併記したところ、深夜11:55に「やっぱりEの案は駄目ということがわかった(以下にとても長い説明:読んでない)。ついては修正の上さきほど提出したものを再提出するので今すぐレスポンスよこせ」(注:そんなJ君、いつも返事は最後、あるいは返事なし)

-自分が「もう時間もあれなのでそのままにしておくべきだ」と言い自分は就寝。朝5:30くらいにふと目覚めて携帯でメールを見たら「間違っていることがより厳密に確認できたので再提出しておいた。あと、●●と●●と●●も修正しておいた。これで点数はかなり改善すると思う。皆俺に批判的な意見を抱いているようだが、点数が改善するのだからむしろ感謝すべきだ。また、このように深夜まで頑張っている俺の頑張りを無視すべきではない」
-「俺はすごい、よって俺のアイディアが正しい」「俺は頑張った、だから認めろ」は彼の二大得意技)

-頭に血が上って、E君に説明をする際に、自分からひったくった自分のレジュメにボールペンでガシガシ書き込み。そのときのペンは自分のだが、当然返却されておらず

いつもは真っ先にJ君批判の口火を切っていた自分であるが、今回は他のメンバーの怒りにあてられて今回はなんとなく怒り切れなかった。疲労。。。

Thursday, November 18, 2010

早起きが辛い。。。

木曜日。朝から授業×2→昼休みに会った日本人同級生と宿題について相談→就職課の授業→妻の歯医者→コリアタウンでweeklyの買物→居眠り運転しながら帰宅 という一日。

・日本人同級生とのミーティング。やってみた感想としては、全員が予習して臨むミーティングって素晴らしいと思った。

・就職課の授業。完全に息抜きタイムのつもりで臨んでいるのに、宿題やその場でのレッスンが多く結構しんどい。今日も「それでは皆インタビューや自己紹介の練習もできてきたころだろうから、隣の人と自己紹介をしてみること」とかいきなり言われて一苦労。今日は気の抜け方が程よかったようで、潤滑に嘘八百が出た(本当に気が抜けていると、言葉が出てこない。月曜日とかはHow are you?の後が出ず困ることが多い)。
おかげで相方から「何だ、お前バックグラウンドもビジョンもすごいじゃないか」とか褒められてしまい恐縮。

・妻の歯医者。日本人の先輩の推薦で行ったのだが、妻曰く大当たりだったらしく非常に喜んでいた。自分も予約を試みたのだが、「12月中旬のある時間帯か、駄目なら来年」とのことで来年に持ち越し。どれだけ大人気なのかと。

・やっぱり早起きすると眠いな。。。

Wednesday, November 17, 2010

Soft organization management

ジャパントリップでの学びという話の続き。ジャパントリップは自分にとって、Soft organizationと再びガチンコで向き合うチャンスとなる。もしかすると人生最後の。

学生時代、1年生の後半から2年生にかけて、ゴルフサークルのマネジメントに携わった。学生のお遊びサークルとはいえ、それなりの苦労・苦悩・挫折等があった。その中でも抱いた一番大きい問題意識が「自由意志で集まっているゆるーい団体は、どうすればうまくマネジメントできるのか」。今、自分は、この問題に再びアタックする機会に恵まれていると思っている。

サークルは部活や企業よりも任意性が強い。そのため、イベントへの参加や運営へのコミット等、あらゆる活動において「これだけはやるべき」といった指針がその性質上存在しづらく、基本的にすべては各人の自由意志がベースになる。参加するもしないも各自の自由、どのくらい運営にコミットするかも各担当者の自由。
その点、「給料もらうからには働かないと」という強制的なシステムが存在するという意味で、会社とサークルは対照的だと思う。

学生の頃、短気・近視眼的・自己中心的であった自分は、こういった組織の本質を見誤り、いくつかの過ちを犯してしまった。他のメンバーや自分の後任に対して、自分と同レベルあるいは「as much as possible」のコミットを当然のように求めてしまったり、参加率が低いメンバーに不必要にプレッシャーをかけてみたり。肩書だけを根拠にいろんな人にいろんな形で批判・命令・要求等をしていた。結果として、本来なくても済んだかもしれない人材の離散や、後輩と目も合わせられなくなるほどの対立を招いてしまった。

-ついでに言うと、役員をやっていたこの時期は、ゴルフもいつまでたっても100が切れないし、彼女にもふられるし、なんというかロクなことのない時期であった。学校への足も遠のき、バイト→徹マンの繰り返しで、雀荘から深夜バイトをやってみないかと誘われたり。必修科目で不可を食らうなど、本当に終わっていた。なんか茶髪だったし。役員を引退したのちは、今の妻と付き合うようになったり、勉強にも(不可のおかげで)本腰を入れて臨むようになるなど、なんとかリカバーできた感じ)

そんなどん底の中で自分が経験的に獲得した教訓は、「インセンティブの尊重」。
このようなソフトな組織では、命令や圧力はむしろ逆効果で、自発的な行動を促すインセンティブの形成が重要だと思っている。批判・圧迫・命令ではなく、肯定・理解・尊重。
ひとたびインセンティブに火が付けば、何もせずとも、人は期待以上のコミットを自発的に行ってくれる。

この苦労を経てから始まった会社員生活は、ある意味とても楽だった。給料という、完璧ではないかもしれないがきわめて有効なインセンティブシステム。ヒエラルキーや部署や稟議という確立されたシステムによる責任・役割の分担。自分のあずかり知らぬところで確立されたシステムに従ってさえいれば仕事は滞りなく進む。インセンティブ?そんなの気にしなくたって皆決められた仕事をしてくれる。ほかの部署の人も、ほかの会社の人でさえ。

しかし、それでもなお思わずにはいられなかったのは、各人の最大限のパフォーマンス(⇔必要最低限のパフォーマンス)を発揮する/しないといった局面では、給料や職制といったハードなシステムではなくやっぱりインセンティブ形成が大事だった。自分が経験する限り、給料をもらっていても、部長の命令でも、何かその人のインセンティブの阻害要因となるようなものがあれば結局のところ人はベストパフォーマンスを発揮しないようだ(だらだら仕事する、サボる、抵抗する等々。人がそういうことをした場面も、自分がそういうことをした場面も経験)。

換言すると、会社のような責任・役割分担がシステマティックに整備されているような組織においてさえ、肝要なのはそういったシステムの外部に存在するインセンティブ設計なのだ。自分が学生時代に苦労した問題は、結局のところ「サークルという緩い組織特有の問題」ではなく「会社というハードな組織にも本質的に存在する問題」であるようだ。

学生時代の苦渋のおかげでそういった点に気づくことができたので(他の人はこんなにグダグダ考えずとも自然に理解しているのだろうけど、自分は学生時代のこの失敗を経てやっと理解できた)、またかつての上司がまさにインセンティブ設計の方法論について叩き込んでくれたこともあり、仕事においては関係者のインセンティブ設計に努めることで事態を改善するという経験をすることができた(と思い込んでいる)。キーワードは「肯定」とか「敵を知れ」とか「目標の共有」とかなんだけど、具体例はややためらわれるので書かないことにする。

それでもなお、インセンティブ設計に対する自分の能力は(元来のコミュニケーション不足のせいで)不十分だと思っている。また、社会人に復帰した際には、自分の役割は「システムに部下をおしこめること」ではなく「特定のプロジェクトに関して、上司部下関係者一同を巻き込み成功させること」だろうから、改めてこの問題と向き合っていく必要が生じるだろう。そういった意味において、このジャパントリップは、インセンティブ設計がハード組織よりもはるかに重要なソフト組織を経験する機会であり、是非組織運営という点において一皮むけるチャンスとしたいと思っている。

幸いなことに、Co-chairという肩書きを頂くこともできたし、また経験・能力・性格等あらゆる点において各メンバーが明らかに自分よりも優れた点を多く持っているため、彼らを見ているだけでもかなり学べそう。

とか何とか思っているので、本当は「外国人とのコミュニケーション」とか「西海岸ビジネス事情」とか「統計学とかファイナンスとか」を一丁目一番地にしなくてはいけないとわかってはいるんだけれども、ついついジャパントリップにのめりこんでしまいそう...

ジャパントリップ準備による学び

・水曜日。今学期は月水が午後からなのだが、結局この貴重な午前を全く有効活用できていない。今日も結局9時半くらいまでまどろんでしまい、何やかんやで家を出たのが10:45くらい。前回家に届けられてしまったエアメールの再送をしていたら、結局学校についたのは待ち合わせがあった11:30ギリギリとなってしまった。

・今日は、昼休みにジャパントリップ関連の打ち合わせ→キャンパスビジットに来てくれた日本人と懇談→ファイナンス→経済→ちょっと自習→ジャパントリップの打ち合わせ→ちょっと自習→キャンパスビジットに来てくれた日本人と懇談 という一日。本当は夜のLit Clubなる会に行く気満々だったのだが、最後の日本人との懇談で気力が果てて行かず。

・ジャパントリップ君。今日一日だけでも2時間以上をこのために費やしている。おかげで何となく繁忙感というかせわしなさがある。しかし、哀しい哉、可処分時間が2時間減ってもスケジュールに問題が生じていない。これまで薄っぺらい生活をしていたことの裏返しみたいでやや情けない。本当は「ただでさえ、VCの創業者とのセッションやビジネスプランコンテストへの参加で大変忙いのに、ジャパントリップなんてやったら死んじゃうよ」とか言いたかったんだが...

・このジャパントリップの準備を通じ、いくつかの思いがけないメリット・学びを感じている。

-2年生日本人との交流:仕事の引き継ぎを通じ、これまでそれほど密なやり取りをすることがなかった2年生の日本人学生とやり取りをする機会が増えている。彼らとはこの1年の間にもう少し仲良くなっておきたいと思っていたのでいい感じ。

-リアルタイムでの日米比較:学校のグループワーク(M君やらJ君やらとの口喧嘩)と日本人同級生との打ち合わせが同時的に繰り返されることになるので、嫌でもその比較ができるようになる。
-Aに来てから数か月、いわゆるステレオタイプ的な日本人像・外国人像はかなり崩れつつある(ステレオタイプ的には「日本人の強み」と言われているようなことが、案外外国人の方がしっかりできていたり、「日本人が苦手」と言われているようなことを日本人同級生が苦も無く成し遂げていたりとか。「日本人は~」という大上段に立った話をするのが若干気恥ずかしくなりつつある)。むしろ、キャラクターを分けるのは国籍というよりも職歴や個性なのかなという印象が強まっている。
今後の数か月、日本人とのミーティングと外国人とのミーティングを行ったり来たりすることで、この辺の考え方が自然に整理されればと期待。

-Soft Organization Management (?) :
うまい表現が思いつかなかったので、一番それらしい表現を創作。長くなりそうなので別記事にする。

Tuesday, November 16, 2010

お散歩

・今日午後たまたま時間を作ることができたので、N先輩を誘ってSimi Valleyにて「散歩」。先日来お気に入りとなっていたSimi Valleyのはげ山を堪能することができた(散歩の調子が悪かったので、平地のみならず山登りをしないといけなかった)。

・他方、しばらく予習復習をさぼっていたら、結構やり残しあるいはやるべきことの積み残しがあることに今日気づいた。どうしてこういうのって少ししかたまっていない段階で気づくことができないんだろうか。

・よく考えたら今日学校で英語らしい英語しゃべってないかも。HiとかWhat's upとかだけ。ひどい。。。

Monday, November 15, 2010

なんとなく長かった一日

・会社にエアメールを送るべく、左上に宛先(東京)、右下に自分の住所を書いて先日送付した。すると今日、自分宛にその封筒が届いた。。。上下左右が逆だったのか、嗚呼

・月曜日。昼にジャパンクラブの引き継ぎ→午後に授業2つ→夕方にジャパントリップの初打ち合わせ→夜に電気自動車・水素自動車についてのパネルディスカッションとなんとなくうっすらと盛りだくさんな一日。

・ジャパントリップは、同級生が皆それぞれに強みを持っているので、なんとなく自分は中途半端に埋もれそうな感じ。。。ではあるがゆえにCo-chairなるものに就任してみた。とりあえず食らいついて「実質sub-chair」とならないよう踏ん張っていかないと。

・自動車...大学入ってから史上最大に何を言っているのか全然ピンと来なかった。あまりに退屈だったので、しれっと早期撤退。とりあえずわかったのは、南カリフォルニアはEV・HVの普及実験地としてアツいらしいということ。SoCalを制する者世界を制するっぽいこの雰囲気は確かにアツそう。あともう一つだけ思ったのは、EVインフラ(充電スポット、EVディーラー等)拡充を業とするベンチャーが存在しているということ(CEOはAndersonの卒業生)。基地建設にあたっての役所との交渉とか、自治体との交渉とか、家庭普及策の提案とかが主要業務だそうで。これって日本だったら何となく経済産業省の仕事っぽく感じられたので、そういうのをちゃんと民間企業が担っているあたりに勝手に民のチカラのようなものを感じてしまった。

Sunday, November 14, 2010

Venice Beach

・日曜日。洗濯を済ませてから近所のVenice Beachへ。その後近所のスタバで休憩し、夜は自分の誕生日祝いという名目でLawry's というところでプライムリブ(ローストビーフ)とワインを楽しんでおしまい。

・ベニスビーチの前に立ち寄ったMarina Del Ray。停泊地はとまっている船舶があまりに多くてあまり見応えはなかった。むしろ、船が出る河口部分の方が壮大な感じがしてよかった。かつてよく仕事で行っていた関門海峡を少し思い出した。下関出張の合間によくあの辺散歩して時間つぶしをしていたなぁ。唐戸市場でお気に入りのフライ定食にソースをドボドボかけて食べ(おかわり自由だが、茶碗がでかすぎて一杯で限界)、その後隣接する土産屋のベンチでソフトクリームをなめながらぼんやりと船の行き来を見ていたものだ。あの頃は「下関でソフトクリームをなめるなんて、会社入った頃は想像もできなかったよなぁ」と思っていたが、今になれば「LAで再び学生をすることになるなど、下関にいたころは想像もできなかったよなぁ」といった感じ。会社が自分を立派な男にしてくれているかは自分ではよくわからないが、とりあえず実に色々な体験をする機会を与えてくれていることだけは間違いないのかな。

・その後行ったベニスビーチは、サンタモニカビーチともマリブビーチとも趣が異なり、また刺激的なところであった。
-サンタモニカ:真ん中にあるし、有名だが、ビーチ自体はそれほど何があるわけでもないし面白いわけではない。
-マリブ:人工的な度合いが薄れ、より自然な感じ。スピリチュアルな感じ???
-ベニス:一番ゴチャゴチャしている。活気があり、歩くには一番楽しい。人種構成が明らかに他の地域とは異なっている。夜は怖いかも。

・夜のLawry's。相当久しぶりにおめかしして食事をした。入ったら「アパタイザーコーナー」なるものがあり、軽食があったのでついつい食べ過ぎてしまった。席に着いてからも、サラダがおいしかったりワインがおいしかったりとついつい本番(=肉)の前にはしゃぎすぎてしまい、いざ肉が来たころには若干腹が膨れ気味。それでも肉が大変おいしかったので、ぺろっと完食。値段もかなり結構なもので衝撃的ではあったが、それでも大満足。
ただ、飾りとして骨の部分を添えてくれるのは有難いのだけど、自分のような無知な人間はついそれを食べようと試みてしまうのでなくてもよかったかもしれない...

Saturday, November 13, 2010

トラブル3連発・続報

・数日前に書いたトラブルの現状を整理しておくと…

-iTunes:約束の48時間以内ではなかったが、一応メールが来た。各種個人情報を返信すれば調査するとのことなので調査を依頼。さてどうしたことやら。
何がアレって、一刻も早くWhatsappをiPhoneにインストールしたい。料金明細を見て愕然としたが、ショートメッセージは電話料金・通信料金いずれのコミコミ料金にも含まれていないようで、先月は15ドル、今月も20ドルも取られている。十数通しかやり取りしていないはずなので、ものすごく割高に感じられてしまう。

-歯医者は、UCLAにあっせんされたCalifornia Dental Planはお目当ての日本人歯科医師のところでは利用できないとのこと。もうこうなったら無保険ガチンコで行くしかないかも。
最後の頼みの綱として、毎月徴収され続けている会社の健康保険から補助が出るらしいのだが、それも全額カバーとは程遠いようだし、手続きめんどくさそうだし(ってこの期に及んでそんなこと面倒くさがるなって話か)。

-指輪はびっくりするくらい進展なし。毎日の娘との遊びの種目の一つに「パパの指輪探し」が加わったことくらいか。

死地変更

・土曜日。車で遠出。Simi ValleyにあるRonald Reagan Presidential Foundation and Libraryに行ってきた。当初のお目当ては、過去実際に使われていたエアフォース1(大統領が使う飛行機)を見学できるというもの。でも実際には、飛行機もよかったけど、それ以上に胸を打たれたものが2つあった。

・ひとつは戦傷者を題材とした写真展。足が爆風か何かでなくなってしまった女性が愛犬をいとおしそうに撫でている写真や、顔がケロイドだらけになってしまった男性が誇らしげに微笑んでいる写真など。これまで自分にとって、戦争にリアリティと言えばもっぱら広島で見聞きした原爆関連ネタだったのだが、この日見た写真はそれよりも随分up-to-dateなもの。撮影時期を確認していないが、おそらく近年撮影したものだと思われる。

なんというか、戦争およびその傷跡のようなものがアメリカあるいは世界では現在進行形でまだ続いているのだ。
そして、アメリカ人の同世代の連中は、こういった軍人(元軍人)あるいは戦争を、生活の一部に存在するリアリティとして受け入れているのだろう。自分のように「忘れるべきものではないが、所詮過去の話」としてではなく。

これまで、ヒロシマナガサキという歴史を有する日本人である自分は無制限に平和を主張する権利があるような感覚を持っていた。で、実際、アメリカ人の友人にも「広島に来れば戦争の不条理さが理解できると思う」とか偉そうに語っていた。しかし、この写真展を見て否応なしに気づかされたが、この考えは一面的に過ぎ、ある種傲慢でさえあったのだろう。悲劇を経験しているのは日本人だけではない。ここ数十年最大の加害者と言っても差し支えないであろうアメリカでもちゃんと同様の悲劇は存在し、むしろそれは現在進行形でその数を増やしているのだ。
そのような悲劇を経験しつつもなお戦争を続けているアメリカおよびその他各国を、いま戦争をしていない(しかも、実質的に、少なからずアメリカのお蔭で戦争せずに済んでいる)日本人の自分が、過去に原爆を投下されたというだけで批判することはもしかするとかなりKYなのではないかと思ってしまった。

・もう一つ胸を打たれたのはその場所からの風景。なんちゅうか、砂漠地帯特有のはげ山が視界一面に続いている感じ。あまりの寂寥感に思わずはっとしてしまった。

これまで、自分の死に方は以下のように妄想していた:

-場所:ドイツとオーストリアの間くらいにある深い森
-時間:早朝、朝靄がもうもうと立ちこもっている状況。自分がそこまで乗ってきたアウディのヘッドライトだけが辺りを照らしている。
-時期:55歳頃。髪の毛は銀髪
-死に方:カーオーディオでブラームスのIntermezzo op. 118-2を聞く。軽く涙を流した後、一人静かに森の奥深くまで入る。誰も来ないところまできたら拳銃で眉間をバン

しかし、この日みたはげ山の寂寥感は、「あ、ここで死ぬのもいいかも」と自分の構想を変えるに足るものであった。まだ全然練れていないが、そのときの死に方は以下のようなものになろうか:

-場所:そのはげ山。現場にはジープで乗り付け、オフロードに無造作にそのジープだけが置き去りにされる感じ
-時期:55は早すぎるので、とりあえず65くらい?
-時間:日没の時間帯。ほとんど夜。
-死に方:BGMはとりあえずベタにドボルザークの交響曲第9番「新世界より」の第2楽章。そんなに高くはないはげ山を一人登り、頂点にてひとりニヤリとした後心臓発作で倒れ落ちる

まあ多分「○○市民病院」の203号室で、同室のキミさんが痴呆で大声で笑っている中90で死ぬっていうのが現実的な路線ではある。けれど、心意気として一応もう少し主体的かつ形の整った死に方も考えておくことにすると、とりあえず向こうしばらくはここカリフォルニアが人生の終点になりそうな感じ。

Friday, November 12, 2010

Welcome to Japan!

・金曜日。午後からプレゼンの授業の中間発表を済ませて、その後昼寝し、ジャパンクラブの会合で泥酔してバタンキュー。

・金曜は本来なら定休日なのだが、今週はイレギュラーにプレゼンテーションの授業の中間発表があった。お題は自由なので、何でもいいから聴衆を説得してみなさいというもの。自分としては「とにかくシンプルにわかりやすく、そして発表者の中で一番笑いを取る」という方向性で準備。いつぞやの小学校の先生をした体験から、今回も数日前から入念に鏡相手に猛練習。さらに当日も、J君の誘いに乗る形でリハーサルをこなした。

その甲斐あって、プレゼンは思いのほか首尾よくいった。聴衆の皆から評定用紙のようなものをもらいフィードバックをしてもらったが「fun」「confident」「clear story」等様々な評価をしてもらうことができた。
特に「confident」という評価は嬉しい。この授業の最初にやった自己紹介プレゼンではいかにも自信がなさそうなプレゼンをやってしまったり、その後のPublic Speaking Clubの集まりで開始早々「俺はナーバスになっている」と心情吐露して突っ込みを受けたりしていたので、「堂々と」というのは自分にとって今回のメインテーマであったからだ。更なる改善余地がたくさんあるにせよ、ひとつの大きな山を自ら設定しそれを乗り越えた感覚が清々しかった(なんだか自己啓発サラリーマンあるいはカツマーみたいで若干気持ち悪いけど、それでも清々しかった)。放課後にとあるクラスメートから「今日は皆のおかげで力を発揮できた、ありがとう」というメールが来たが、そういったメールを打ちたくなる気持ちはよく理解できる。

他方、当然ながら改善点も複数指摘された。「スクリーン見すぎ」「もっとアイコンタクトせよ」「動きが少し硬い」といったごもっともなものから「説得というより、情報を並べているだけに見えるので納得感がない」と言う強烈なものまで。
まあでも、動きについてはたぶんきっと改善しているしこれからも改善する気がしている。また、プレゼンの質については、戻ってから仕事で練習することもできるしということで、「今やっつけておくべき課題はきっちり退治して、まだ解決しなくていいものはきっちり残した」と前向きに捉えることで自己正当化を図ることとしたい。ということで、ネガティブフィードバックは華麗にスルーし、爽快感だけ抱きつつ帰宅。

・ちなみにJ君、日本の財政危機について滔々と演説。制限時間は無視するわ、パワーポイントもなしで小難しい話をするわ、ポケットに手を入れつつ足はクロスするわと、ある意味で彼らしいプレゼンで面白かった。

・で帰宅。今週は時間がふんだんにあり、毎日その日のうちにその日の復習(と予習)を済ませてしまっていたのでパッと思いつく限りではやることが見当たらない。仕方がないので「やがて哀しき外国語」の残りを読んで、WSJをかつてないほど丁寧に端から端まで読んで、それでも時間が余ったのでマリオカートをして...我ながら「うーん、こんなんでいいのかな」と思ってしまった。でも読書は楽しいので、日本から持ってきたけど読んでない本など、読書の秋でもあるので(ようやくLAでは秋らしくなってきた)ちょっと集中的に読んでみようかな。

・夜はジャパンクラブの飲み会。「日本食に関心がある外国人の皆様」も混ざっていたので、極力日本語を使わないようにしていたが、そうはいっても日本人が大半なのでつい日本語が...という厄介な状況だった。
後半座った席は完全にアメリカだったので、逆に楽だった。たまたま、話した人の多くがSF出身だったので「SFとLAどっちが好きか」と尋ねてみたが、どいつもこいつもSFとの回答。町が小さくまとまっていることや小奇麗であることがポイントとのこと。うーむ、行って確かめてみないといけないな、サンフランシスコ。

Thursday, November 11, 2010

トラブル3連発

・木曜日、Veteran Day。Facebook上で同級生がいろいろな形で退役軍人を素直に讃えていることにちょっと驚き。というか、なぜ日本では、親とか上司とか老人とか、いわゆる目上の人々を素直に称賛することがためらわれる空気があるのだろうか。あるいは自分だけ?

・休日なので理容室Van Vanに散髪へ。しかし平日扱いであるようで、予約がないなら待てとのこと(この店のシステムは、平日は予約優先、休日は先着順)。店員と話をしていると、どうも今日が休日であることを知らなかった模様。うーん、なんだかなぁ。でもそのおかげで45分ほど時間ができたので、先日ニジヤの2階の本屋で再購入した「やがて悲しき外国語」(1年前のキャンパスビジット時に紛失)を半分ほど読むことができたので悪くはなかった。久々に読んだが、改めてその感性に感心。

・なにやらiTunesで買物ができなくなっている。Appleに照会メールも出しているのだが返答なし(48時間以内に返事しますという受付メールが来たんだけどな...)心当たりがあるとすれば、日本のカードで買い物をしていたので、何かの弾みでロックがかかってしまったのかもしれないが、それにしてもメールの返事くらいくれてもいいのに。ある種独占企業のようなものなので、このような形ではじき出されてしまうと社会不適合者になった気分。

・妻が歯痛を訴えたが、いかんせん妻子は歯科保健にまだ入っていない...
大学が斡旋している保険は扶養者の歯科保健は用意していないと言っていたので、2年間何も起こらないことを祈っていたのだが、あっさりその日がきてしまった。とりあえず、改めて大学に照会してはいるのだが、現実的な路線としては個別に歯科保健に加入するほかないのかと思っている。
大学が以前紹介してくれた保険はCalifornia Dental Planというのだが、治療費用の2割から7割程度しか保険でカバーしてくれないものの保険料がたったの月5ドル程度とのこと。普通の保険に加入すれば保険料はもっと高いと思うのだが、この保険のどこかに罠でも潜んでいるのだろうか...
そういえば、自分は強制的に歯科保険も加入させられているので、近いうちクリーニングでもしてもらいに行ってこようかな。

・結婚指輪が姿を消した。つい先日まで洗面所に転がっていたような気がするのだが、どこを探してもない。たまに睡眠中に指輪を外してしまうことがあり、以前も数度、起きたらベッドの隅っこに指輪が転がっていて冷や汗をかいたことがあった。しかし、今回は、ベッド周辺を見たのだが指輪は見つからず...
しかも指輪を探すべく夕食後ベッドをまさぐっていたら、いつの間にかまどろんでしまいすっかりこんな時間。なんてこった。

Wednesday, November 10, 2010

選択科目

・水曜日。毎週月水がマーケティングからファイナンスになり、負担感が驚くほど軽減している。これはうれしい誤算。

・ところで今日の授業でDDM定常成長モデル(配当で企業価値を測定せんとする手法で、配当が毎年一定比率で成長するとき、企業価値を”D / (r-g)”と計算できる)が出てきたが、なぜ金利が成長率より高くなるのか聞き落してしまった。これはファイナンスに限らず経済学(ソローモデルだったっけ?)でも出てくるトピックで、日本でも竹中・吉川論争が有名。にもかかわらず、どの教科書を読んでも金利が成長率より高くなる理論的前提を紹介しておらず「金利より成長率の方が高かったら計算できないでしょ」といった循環論法的な説明ばかりを目にしていた。前職の研修時に、講師が「ていうかアカデミックの世界では金利>成長率に決まってるんだ、竹中はアホ」みたいな説明をしていたのが記憶に鮮明に残ってはいるのだが、いかんせんその人がどのような説明をしてくれたのかをすっかり忘れてしまった。そして、MBAという場できっちり聞いてやろうじゃないかと思っていたら見事に聞き逃した。嗚呼、今度聞きに行こう。

・いよいよ冬学期の選択科目のbiddingが始まったが、なんてことはない、必修があるので1年生の自分が受講できる授業などそもそも殆どないことがわかった。もちろんゼロではないんだけど、面白そうな科目は大抵必修科目とバッティングしてしまっている。そんな中でも受講可能な科目の中で関心があるのは
-中国語:他学部聴講のような感じになるみたいだが、わざわざMBA学生にアナウンスが来たのでそれなりにMBA学生に対応したスケジューリングが期待される。
-Valuation:EMBA用の夜の授業ならバッティングなしに参加できるが、いかんせん定員が10名と超少数精鋭。そこに入り込む勇気が足りない...
-Pay and Rewards in Organizations: 今後の日本経済においては間違いなく労働市場改革がホットイシューになると思っており、何かしらの取っ掛かりが欲しいと思っているので、少なくとも授業名だけは魅力的に見える。が、シラバスを見たところ、とにかく大量の文献を読むようで...

Tuesday, November 9, 2010

Japan Trip for me

・どうにも風邪が長引いている。今日は早く帰って寝たいという思いから、図書館にて今日の復習を簡単に済ませた後、夕方に予定していた不動産投資のセミナーをドタキャンしてしまい罪悪感。

・UCLA定番のジャパントリップの担当(複数名のうち一人)を拝命した。自分を含めた多くの日本人MBA学生にとって、ジャパントリップは、おそらく学校のコミュニティに貢献する大きなチャンスなんだろう。もしかすると最大の、下手したら唯一のチャンスなのかもしれない。
しかし、うまく自分の頭の整理ができていないが、なんとなく「普段あまり役に立てていない分ジャパントリップで挽回しよう」という発想になってしまっているような気がしている。だとすると、、ジャパントリップではなく普段において皆の役に立つべく明日から何か始めたほうがいいんだろうな。もっと建設的なほかの理由、たとえば「外国人を巻き込んで仕事する練習」「今まで知らなかった日本の再勉強」「プロジェクトマネジメントスキルの改善」等、違う切り口でジャパントリップを再定義したほうがいい気がしている。

・もしかすると上記は考え過ぎで、単に「楽しそう」というパッションがジャパントリップにコミットする十分な理由になるのかもしれない。しかし、深い考えもないままに今日担当者を拝命してしまったので(機会費用のことを考えると、本来は「貴重な2年間の貴重な春休みの使い道として、ジャパントリップに行くことが本当に適切なのか」と真剣に考えてからジャパントリップにコミットすべきだったと思っているし、1週間家族をほったらかしにしておくことはそれほど軽く済ませて良い話でもない気もしている)、後悔なくジャパントリップに取り組めるようにちょっとだけ真面目に思いを巡らせてみた。でもまだ頭の整理はついていないまま時刻は深夜に...

・ちなみに、ジャパントリップをめぐる現実的な問題としては以下のようなものが想定される:
-円高(同内容の旅行をするのであれば、ドル建てコストは昨年比2割増しに。)
-個人的には広島、特に平和記念資料館は、仮にもリーダーを目指すのであればクラスメート達には是非行ってもらいたい。しかし、今日話を聞いた限りでは広島に足を伸ばすのはロジ的にかなり大変そう。

Monday, November 8, 2010

コード

・こちらで聞かれて困ってしまう質問が「で、お前の妻は何をやっているんだ」というもの。かなりの確率で聞かれるのだが、当初「主婦として娘の面倒を見ている」と言っていたら全然納得を得られず困惑した。村上春樹の「やがて哀しき外国語」で同様の話が出てくるが、彼らの反応からは「妻も当然何かをやっているはずだし、やるべきだ」という規範意識のようなものを感じる。最近では言い訳のような感じで「そろそろ子供も落ち着いてきたので、英語を勉強するべくスクールの調査を行っている。またゴルフをやっており、自分が留守番して云々」という話をして理解を得ている。

・自由の国アメリカであるが、ここ最近はその中に存在する規範・慣習のようなものがひっかかるようになってきている。ビジネススクールの学生の服装はかくあるべし、パーティでの服装はかくあるべし、エリートたるもの常にアツい目標を持ちそれに向かって突き進んでいるべし、その妻も当然何かに打ち込んでいるべし...よくブログなんかで「アメリカでは遊びも仕事も本当に自由」という言説を見聞きするが、これは言うほど正しくないと思う。学校による強制的な制服指定はないかもしれないが、クラブやフラタニティの人たちは自発的に(あるいは、implicitな圧力を受けて)同じ服装や行動様式を選択しているように見える。アイデンティティと各種規範(行動様式、服装、話し方、その他)が日本よりもより密接に結びついているというか、「各種特質を共有することによる仲間意識」のようなものを感じるというか。
自由の国アメリカは、みなが完全自由に振る舞うカオスな世界ではなく、皆が自発的に行動や見た目などを統一・共有することを通じて連帯を図っているように見える。自由意志の結果としての統一性といった感じか。

・そして今の自分はそういった各種規範を受容し、自身を調整している段階にあるのだと思う。語学力とは別の次元で、今の自分はアメリカ人に近づきつつあると言えよう。順応がすすみ日本に帰る頃には、自分は日本人から見たら「違和感のある感じの人間」「バタくさい気障な野郎」とかに見えるようになるのかもしれない。

Sunday, November 7, 2010

週末・家計管理

・土曜日。朝から「南カリフォルニア地域・大学対抗ゴルフコンペ」に参加→疲労で意識を失いそうになりながら帰宅→サマースクールのメンバーの同窓会に参加。

・ゴルフコンペ。UCLAのほか、USC, UC San Diego, クレアモント大学(GMAT受験者ならおなじみのドラッカースクール)等から総勢30名が参加した。自分のスコアは平凡な95.ダブルパー発進ではあったが、途中で留学初バーディーも取るなどそれなりに辻褄合わせをした感じ。
打ち上げに参加せず帰ってしまったので順位も把握できていないけど、グロスでもネットでも凡庸な位置にいるんだろうな。とにかく帰りが眠かった。

・サマースクールの同窓会。基本的には参加メンバー=学校でつるんでいるメンバーなので新鮮味はないのだが、普通の飲み会として楽しい時間を過ごした。また普段は参加できない妻子が久しぶりに彼らに会うことができたのが良かった気がする。

・日曜日。誕生日だったので友人からぽつりぽつりとFacebookにおめでとうの連絡が届く→Picoにあるハンバーガー屋「Island」にてハンバーガー→学校のイベントでGetty Center見学→Sawtelleにある回転寿司「Daichan」という一日。

・Islandはおいしいがハンバーガーでかすぎ。晩飯を食べ終わった今でも胃の中にハンバーガーが残っている感じ。Daichanは、カリフォルニアロールの類を「これはこれ、それはそれ」として楽しめるのであればアリなんだろうと思う。だけど、なんというか、うーん、もう当分行くことはないかなぁ。。。娘が思いのほか美味しそうに食べていてびっくり。

・しかし本当に家計がカツカツ、というか真っ赤っか。思い詰めて今日真剣に分析をしてしまった。
-やたら会社の控除額(額面-手取り)が多いと思ったら、会社経由で年金保険だか財形貯蓄だかをやっていたのであった。そのウン万円は損益に足し戻して考えても良いことにしよう。
-会社様におかれましては引き続き色々と控除されておられるのですが、これ本当に全部必要なのでしょうか...健康保険とかって、日本の健保はこの2年使わないから勘弁頂けないでしょうか。地方税とかも、昨年度分ってのは重々承知してますが、なんとかならないんですかね渋谷区...
-デビットカード決済のせいなのかそうではないのか、使途不明金(「以前の残高-補足できている支出額合計」と、実際の残高合計の差額)がやたら出てしまう。
-固定的費用が結構重い(ケーブルテレビ+インターネット80ドル、iphone2台130ドル、電気100ドル、水道下水ごみ処理その他40ドル)。節電とかそういうレベルの努力で何とかなる話なのか?
-食費については、日本食スーパーをどう考えるか(日本比ウン割増しの食材を毎日食べることの是非)。「週に一回コリアタウンで買物」とかすることで、少しでも節約せねばならないのかなぁ。
遊興費とか旅行とかそういった費用の見直しも当然必要ではあるが、とりあえず早急に基礎的収支の改善を図りたい。社費留学中はバブルな印象があったが、かなりのカツカツ生活に冷や汗が出ている...「貧すれば鈍するで、勉強に集中できないので」というロジックでみなし残業手当とか出ないかなぁ。いやほんとに

Saturday, November 6, 2010

思いつき数点

最近思いついたことを備忘メモ。

・思えば就職活動をしていた学生のときには、「30歳で年収1,000万円」というキーワードが頭にまとわりついていた。翻って、アラサーの今現状を確認してみると...

-自分目線:留学中の特殊な給与体系のおかげで、あるいは残業代がこの2年間ゼロで固定されることから、1,000万円なんて全くもって射程外。嗚呼
-会社目線:学費+諸経費あわせると、たぶん年間2千万を上回る金額を自分に支出していると思われる。MBAによりもたらされる期待効用を金銭換算の上現在価値に落とし込んだらもっといい数字が出てくるだろうけど、それ抜きでもなかなかの金額。

結論:目線をちょっと変えれば、あーら不思議、自分はその辺の投資銀行マンと同じくらい会社からベネフィットを獲得できているようだ。若干草食系・負け惜しみの匂いを消しきれていない思考回路ではあるが、あまり「俺は不幸」オーラは出さないようにしよう。

・ビジネススクールの教師は、統計でも会計でも、ややこしい諸概念を実にスマートに説明してくれる。非常にシンプルに説明してくれるので、聞いている側は一瞬「なんだ、簡単じゃないか」と錯覚してしまうほど。けだし、不特定多数あるいは素人を相手にしたときの対応としては、こういう対応こそがあるべき姿なんじゃないか。難しいことを簡単に説明するのが知識人の美徳であり、簡単なことを無駄に難しく言うことは知識人の恥ずべき態度ではないかと。自分は往々にしてややこしい話を持ち出す癖があるので、自戒を込めて。

・確証を得るには至っていない仮説だが、アメリカ人って日本人よりも権威に弱い気がする。学歴の鵜呑み度合いが高い気がするし、教科書や教授の言うことを鵜呑みにする傾向が強いし。だとすれば、将来アメリカ人と衝突があったときには、当方のアメリカ人に対する対抗戦略は「早めに偉い人を投入し、屈服させてから詳細煮詰めを行う」というのが適切である気がする。

風邪悪化、親の金で起業

・金曜日。学校で講演聞いて、図書館で勉強して、風邪が悪化して、夜クラス飲みに参加してバタンキュー。

・学校の講演会の題目は「ケースインタビュー」。いかんせん未体験なので、一般的な情報整理術との違いが今一つピンと理解できなかった。

・その後図書館へ。中間試験が終わったら、少し授業の難易度が高まったような印象がある。また、中間試験を受けたおかげで、自分の立ち位置が「あまり勉強しなくてもA」ではなく「勉強しなければ、平均点が精々」ということがわかった。平均点に安住するのもあれなので、A目指してひと頑張りしてみようと思っている。そういった文脈で図書館に足を伸ばしてみた。しかしあまりに寒く、風邪気味だったのが明確な風邪に変化。水っぽい鼻水が出ているので、日本で愛用していた保湿ポケットティッシュが本当に欲しい。これってニジヤかミツワに売っているのかな。

・帰宅時には勉強+冷房で朦朧としていたが、さほどの時間的余裕もなく(娘と公園に行ったため)そのまま飲み会へ。Brentwoodに住む8名の友人宅を練り歩き、各部屋でそれぞれ異なる酒を飲むという趣向の遊び。近所迷惑で怒られたりしないのかと勘繰りたくなるほどの大盛況。クラス飲みのはずだが知らない人もちらほら。ほかのクラスにいる人ならまだしも、クラスメートの高校時代の学友も...

あまり深く考えず、単に夜だから寒そうといった理由でウィンドブレーカー(ジャケット?パタゴニアのペラペラのやつ)を着込み、またパスポート等を入れるため小さいリュックを背負っていった。すると、クラスメートの女の子Dに叱られてしまった...曰く、もう大人なんだから、飲み会にそんな子供みたいな服装で来ちゃだめだ。また、リュックなんて紛失するから絶対持ってきちゃだめよとのこと。確かに見回してみると、男も女もかなりの割合の人間が学校の服装と違う感じになっている。おそらく、ただでさえ幼く見えるので、恰好次第では場違いに見えてしまうのだろう。次はピチピチの黒Tシャツに金のネックレスでもしていけば叱られることはないかしら。

宴席で図らずも宇宙人J君と長時間懇談。不思議と話が弾んだ。
就職活動の進捗を聞いてみたところ、就職などせず、卒業と同時に自分のヘッジファンドを立ち上げるとのこと。驚いて、出資者のあてがあるのか聞いてみたところ、「ママ」とのこと。
自身も金融業で働く身であり、金融業を虚業と批判することはあまり好きではない。しかし、それでもなお「株の売買のために、これまで散々迷惑をかけてきた親にさらに無心をするのか?」とつい思ってしまった。なんというか、「アイスクリーム販売とかそば屋とか、虚業じゃなければ親の出資もアリなのか」とか自分の考え方にも突っ込みどころは少なくないのだが、自分にはどうしても「親の金で株式売買」という思考回路に馴染めない。これは普段自分と彼がもめている「宿題する、しない」といったレベルの話ではなく、彼の哲学・美学に立ち入る領域の話であり、自分には感想を持つこと以上の何もできないのではあるけれど。

・ところで、「子孫に美田を残さず」という考え方は日本以外でも実践・提唱されているのだろうか。まあ今の自分は、ひとまず「残そうと思えば子孫に美田を残せる程度の蓄財」をしてから偉そうなことは言わないと。

Friday, November 5, 2010

キャンパスビジット・グループワーク

・木曜日。授業2コマ→キャンパスビジットに来ている元同僚と昼飯→グループワーク→元同僚と夕食→バタンキュー。

・授業。統計の試験が返ってきたが、あろうことか平均点に0.7点敗北。medianじゃないからあれだけど、大体で言うと下位集団にいるのかと思うと残念。とりあえず「あ、この話知ってる→思考停止→聞く耳なし」というのをやめるのが改善策なんだろう。

・元同僚。それなりに在校生も集まってくれて何となく楽しい時間を過ごせた気がする。家で鍋→カリフォルニアピザキッチンというベタな組み合わせで歓待したが、楽しんでくれていたら良いのだけど。

・グループワーク。長期にわたり続いた論争(子供の喧嘩)の末、ようやくJ君が予習をしてきた。そしたら議論がはかどるはかどる。これまでの議論の大半を占めていた不毛な論争がすっかりなくなり、純粋に経済的な議論を楽しむことができた。おかげで自分のいくつかの小さな勘違いを正すことができたし、おそらく満点と胸を張って言えるようなアウトプットが出来上がった。J君にしても、自分のことをこれまでは「なんかいちゃもんつけてくるやつ」と思っていた節があったが、今日の議論の後には甲子園球児のようなさわやかな笑顔。
このままうまくいけば、「お互いが言いたい放題論争→一触即発→終わった後は笑顔で乾杯」という展開になりそう。日本でよく経験した「当方が批判/喧嘩売り→相手ダンマリor苦笑→そのまま関係悪化」という日本的な展開になりそうでなく本当によかった。

Wednesday, November 3, 2010

嗚呼予防接種・新しい資本主義

・水曜日。娘の2歳検診及び予防接種→学校で授業2コマ→日本人による講演会参加→キャンパスビジットに来てくれた元同僚と我が家で鍋→J君とメールで喧嘩、という一日。

・予防接種。何も知らずに行ってしまったが、海外旅行保険の適用外(病気じゃない、という整理になるそうで)で、395ドルも取られてしまった...「Three ninety-five」というから「はいはい、3.95ドルね、安い安い。うーん、現金で払ってもいいなぁ」とか思いドル札の枚数を数えたりしつつカードで清算。3.95ではなく395ドルだったので、現金で払えるわけがなかった。札の枚数を数えている自分はさぞかし滑稽に見えただろう。

・日本人による講演会。哲学者とのことで、新しい資本主義についての講演会で、主旨としては

-金銭で測定できる範囲の外にも見えない価値というものが確かに存在する。
-我々はつい目に見えるMonetaryなところだけを追求してしまいがちだが、目に見えない価値も大事にしていかなければならない。
-企業や政府のリーダーは、こういった目に見えない価値を重視すべき。昔の日本企業の経営者はこれができていたが最近はだめだ

というもの。自分の感想は

-目に見えない価値があるというのは同意。アメリカのMBAなんぞで勉強しているとつい忘れがちになったりそういった価値を斜めに見てしまいがちなので、意識することは大事。「暴論→却下」としてもいいのかもしれないが、一応「目に見えない価値の尊重」という考え方は覚えておきたい(ただし、言い訳として使わないよう気を付けないと)。
-「目に見えない価値の尊重」、これは個人の指針としては有益であろう。金銭で測定できるものしか見ることができない奴よりも、その周辺にあるものの価値を理解できる奴の方がいいはず。しかし、組織の運営理念や経営目標にこの「目に見えない価値」を盛り込むのは危険。目に見えないとは言え何らかの形でばしっと定義し共有しないと組織として達成することはできないのではないか。また、経営者や政府の恣意性にもつながりかねない。一昔前に「国内総生産ではなく国民総幸福(GDH)」という構想があったが、幸福とは何かというものは政府によって定義される性格のものではなく、いかなる定義もその時々の政府の恣意を免れえないだろう。
- プレゼンターの英語力が高くなく、質問者が「お手柔らかモード」になってしまっていた。質問を理解できなかったのか問の主旨からずれた回答をプレゼンターがしても、「OK, thank you」と肩をすぼめつつ苦笑して話を終えてしまう感じ。G7での日本の総理大臣とかもこんな感じなんだろうか。
- ひとつの帰結として社会企業家を称賛していたが、「目に見えないが重要な価値をきっちり生み出すことができている企業家」と「利益率の低さを正当化する言い訳をしているダメな企業家」をしっかり峻別する必要があると思うのだが。その際の区別方法は「目に見えないが大事な価値を生み出しているか否か」となるだろうけど、大事か否かという価値判断は客観的合意を達成しうるものなのか?「目に見えない価値をしっかり生み出しているなら、ちゃんと然るべき利益を出すはずで、儲かっていない以上それは目に見えない価値も生み出していない可能性が高い」という自分の考えは資本主値に毒されているのかしら。
- こういう資本主義論みたいなことをじっくり考えたいというのは留学のモチベーションの一つであったが、その点において今日は刺激的ではあったがやや物足りなかった。

・元同僚は明日もいるので、今日の記事では割愛。

Tuesday, November 2, 2010

レームダック

・火曜日。8時から3コマ授業をこなして、消化不良感が出てきた統計について図書館で集中的に復習を行い、帰宅後買物にお供して、家でお好み焼きとサッポロビールを飲んで、そのあと宿題をして試合終了。勉学に励んだという意味で有意義と言えないこともない一日だが、今日は「日本では得難いもの」とは無縁の一日だったかも。昼も夜も日本食だし。

・選挙、共和党の盛り返しが達成されたようで、小浜さん早くもレームダックになってしまうのだろうか。しかしそれにしても、選挙権もないので、まったく選挙の盛り上がりに乗ることができなかった。「I voted」というシールを貼った同級生を見ても、投票所はどこにあるんだろうということ以上の感想が持てない。
で、帰り道にふと井上陽水の「傘がない」を思い出したので、口ずさみながら帰宅。

♪アメリカでは当選する共和党が増えている 
携帯のニュース速報メールが書いていた
だけども問題は今日の統計 わからない...
(※: 参考
こんな人間にレームダック呼ばわりされる小浜さんが可哀そうというか、どちらかというと自分の方がレームダック的だなと。

Monday, November 1, 2010

テスト・テスト・テスト

・月曜日。試験が終わったと思ったらまた日常モード(宿題とイベントの無限コンボ)に戻りバタバタ。今日は試験が2つ返却されて、夜に冬学期の授業(Corporate Finance)のWaiver Examに挑戦というテスト三昧の一日だった。

・返却されたのは会計と経済だが、どちらも自分の点数自体は想定の範囲内(両科目とも、一応全部解いて、2つ3つのケアレスミスがあって9割程度)だったが、驚いたのは平均点の高さ。どちらも85%くらいが平均点だったので、自分の90%という水準は完全に平民レベルを脱していない。特に根拠はなかったが、きっと平均点は6割~7割くらいだと思い込んでいたので、このレベルの高さにはびっくりした。逆に言うと、自分も「2つ3つのケアレスミスはOK」とか言っていては駄目っぽい。なんだこのサバイバルレースは。。。

・で、夜にはCorporate FinanceのWaiver Examを軽いノリで受験。6時から9時という長時間を費やした。なんというか、「どこかで見聞きしたトピックばかりで、なんとなくわかるが完全には解けない」の繰り返し。もしこの3時間に意義を見出すとすると、それは「自分がCorporate Financeをきちんと受講しなければいけないことを痛感することができた」ということになろう。嗚呼無念

・とかなんとかやっていたらあっという間に一日終了。今週は冗談みたいに忙しくなりそうだ。

・あと、今日財布を家に忘れたので、日本人同級生の誰かに金を借りようと日本人同級生ML宛に「金貸して。I forgot 財布」という知性のカケラもないメールを送ったところ、あろうことか宛先が日本人同級生MLではなく同級生全員MLだった。昼休みのとあるイベント中、教室でやたら皆に顔を見られたが、原因は今思うとこれだな...
中国人同級生が漢字から類推してくれて「金を貸そうか?」と言ってくれたのが嬉しいような情けないような。

Sunday, October 31, 2010

Trick or treat!

・週末。一言で言うと概ねずっとハロウィンしてた。

・土曜日は夕方まで雑事を片付け、夕方からWestwood Parkで行われたハロウィンイベントに参加し、その後同級生と飲み会@風来坊。風来坊はまさかの2週間連続だったけど、相変わらず安定感がありおいしかった。KirinとSapporoを両方飲む機会に恵まれたが、日本では断然キリンと思っていたんだけどこちらではSapporoの方がアメリカンな感じがして飲みやすい気がした。アメリカ人同級生がSapporoが一番おいしいと言う理由がわからないでもないなと感じた。そう考えてみると、こちらに来て一番変わったことと言えば、ビールの味覚かも。
それにしても、最近、お付き合いに占める日本人同級生との集まりの比率(日本人と集まる回数/付き合いの回数)が上昇傾向にある。勿論悪いことではないんだけど、「ちょっと気楽過ぎてまずいかな」という考えも頭をよぎる。今後は分母(付き合いの総回数)を増やす方向でこの比率の低下を図りたい。

・日曜日はビバリーヒルズ周辺で買物→Pico/WestwoodにあるWestwood Pavillionというショッピングモールにてtrick or treat→Montana/10thから25thあたりの住宅街にてtrick or treat。

-昼はビバリーヒルズのショッピングモールにあるメキシカンファストフードChipotleにて昼食。メキシコ人同級生のC君から推奨されていたのだがなかなか行けずにいたこの店であったが、思いがけずおいしくてびっくり。メキシコ料理特有の臭みのようなものが全くなく、美味しいところだけ楽しめた感じ。タコスやら丼やら、だいたい6ドルでおなか一杯になれるのも素晴らしい。Westwoodの店舗はいつも混んでいるのでついつい入りそびれていたが、これはIn-n-out並みに通ってもいいかもしれない。

-夕方は娘の公園友達の家族と一緒にtrick or treat. ショッピングモールでの trick or treatはそれはそれで面白かったが、それよりサンタモニカの住宅街でのそれが抜群に面白かった。
おそらくちょっとしたtrick or treatの名所なのだろうけど、各戸が思い思いの派手な飾りつけをしており、ほとんどの家が歓迎モード(自宅近所にも住宅街はあるが、飾りつけをしてライトアップをしている家庭はまばらなので、やや歩き回るには心細い)。
特にMontana/25thはその最たるもので、各戸ともかなりの豪邸で、どの家もウェルカムモードで、どこから来たのか思い思いの変装をした少年少女(とその親)がかなりの人数通りをうろついている。娘もガイコツやお化けにびびりながらではあったがちゃんとtrick or treatすることができ、娘のお菓子箱はあっという間に重たくなっていった。
未だにその由来とか何も理解できていないハロウィンではあるが、実際にやってみることで、アメリカ人の素朴な善意のようなものを感じることができた。訪米直後には頻繁に感じたが、自分は彼らのこの素朴な善意が大好き(下手をすると偉大なお節介としてアフガンやらイラクに繋がるリスクがある点は彼ら自身留意すべきだが)。ここ最近は自分の感度が鈍ってきていたせいかあまり感じることがなかったが、今日久々にその善意を感じることができ、素朴に感動することができた。
また、"trick or treat"というひとつの慣習・体験・あるいは物語を共有できたことも大きい。これまで彼らと歴史・文化・慣習等ほとんど何も共有できておらず疎外感を感じがちであった自分達であるが、この体験を共有できたおかげで、コミュニティの一員になることができたような感覚を抱くことができた(もちろん錯覚なんだけど、自分にとって、また娘にとっては自分以上に大きな一歩であることは言えると思う)。
その点において、ハロウィンはとても気持ちがいい経験となったし、彼女の記憶に残らないとしても娘に体験させることができてとてもよかったと思う。

Friday, October 29, 2010

1Q終了・2Q目標

・8月頭にLAにやってきたので、やや区切りが良くないがこの10月末で1四半期生き延びた計算になる。
そのうち暇だったらちゃんと総括してみようと思うが、いまぼんやりと思い浮かべた限りでは「達成度6~7割」といった印象。ハイライトとしては

(当初期待より達成度低)
-インターン関連(なまじ手を出してしまったので、やるせなさもひとしお)
-時間管理・家事(つい勉強をダラダラやってしまい時間が足りない→家事を怠り妻にしわ寄せ→・・・)
-キャラ設定(「Are you tired?」と聞かれることが多かった。表情が死んでいる、あるいは疲れているみたい。。。)

(当初期待より達成度高)
-友達付き合い(これはFacebook・班システムによるところが大きい気がしている。Facebookがなければ接点ゼロのまま終わったかもしれない友人多数。また、班がなければ、その辺のアジア系留学生で固まってしまっていた可能性大。MBAに来る前はこの班システムを小馬鹿にしていたが、今となっては非常にありがたい存在。)
-ディスカッション:これは班仲間のおかげ。ブログに散々悪口を書き連ねてはいるが、これが今の自分にとって最大の成長の素となってくれている。
-コミュニケーション:もちろん全然まだまだなんだけど、少なくともビビリは取れた。
-ブログ:これやってなかったら、どんな一日だったか、何を考えたのかなど何も思い出せず100倍は無為に日々が過ぎ去っていただろう。Facebook/Twitter/Blogはいずれも始めて大正解。

・以上を踏まえて、来る第2四半期の目標案:
-家事をしっかりやる→結果としてスケジュールに緊張感が生まれ、自ずと時間管理が改善する(ことに期待)
-疲れたように見える表情をしない。いつもニコニコ。人の悪口言う暇あったら良い点探す。Be super-positive.
-インターン:少なくとも、派遣元で使う知識に関するセミナー等(PE系とか)は「就職と関係ないし」とか言わず出席する。

あとは小さいプチ構想としては、
-家計管理厳格化(思ったよりも出が多いというか入りが少ないというか...)
-授業中寝ない(低レベルですいません)
-マッスル(集合写真見るたび、自分がアメンボみたいで嫌になる)
-地理的拡張(要は旅行)
といったところも心がけたい。

勉強?まあ頑張ろっか。

中間試験シーズン終了!・Simi Valley遠征

・せっかくの金曜日だが、今週はイレギュラーにマーケティングの期末試験。UCLAのMBAは3学期制だが、マーケティングとファイナンスは半学期ずつ交互にやるとのことで、今学期分のマーケティングは今回のテストで終了。
その場で配布されるケースをその場で読んで分析するという予告がされていたのだが、実際当日になって言われたのは「問題のケースは、前科の授業でやったケースです。はい、どうぞ」とのこと。おかげでリーディングに時間を奪われることなく作文だけに専念できたが、それでも時間は足りず最後の方はかなり適当になってしまった。

・その後、中間試験打ち上げパーティその他を全てスルーして、S先輩とゴルフへ。家から1時間弱のところにあるSimi Valleyにあるゴルフ場で50ドルカート付にてプレー。初めての砂漠ゴルフ場に若干戸惑ったが(ティーショットがラフに入ったと思ったら、近づいて見てみたらサボテン群生地、ボールが見えるのに取れない...)パットが良かったおかげで何とかかんとか回ることができた。地味に訪米後初18H、あとはスコアを縮めるのみ!

Thursday, October 28, 2010

Hello, California, good-bye, DMV

・木曜日。会計の授業→統計の中間テスト→DMV @Van Nuysにて実技試験→無事突破 という一日。

・会計の授業。学部のときに思ったけど、実務で会計に携わることなしに授業だけ受けてもあんまり意味ないと思う。売掛金の処理方法とか、在庫の評価方法とか、事業会社でそのあたりの実務に従事するか、あるいは金融コンサルにて分析者の立場に回るかしないと、それなしではきついと思う。というか、銀行で死ぬほど先入先出とか移動平均法とかやってきていた自分でも、授業が眠くて仕方ない。要はこの授業眠くて仕方ない。

・統計の中間テスト。経済同様、できてるようなできていないようなフワフワした感じ。60点でも驚かないし100でも驚かないといった感じか・・いや100点はありえないので驚くな。時間はものすごく余ったが、調子に乗って検算する際、回答した方法とは別の方法で再計算してみたところ、答えが全く一致せずびっくり。回答も、別方法による再計算も、それはそれとして筋は通っているはずなのに。。。どこで何が間違っているのか確信を持てないまま、当初の回答をそのまま提出することになったがとても気持ち悪い。

・DMV。実技試験は予約制ということもあり、ペーパーテストと異なり受付がスムーズ(ただし、オンライン予約ページがしょぼく、予約それ自体に大変苦労した。文字化けしたり、リンクがあるのにクリックしても反応しなかったり...結局、メインマシンのFirefoxからサブマシンのIEにブラウザを変更したところようやく成功。「初回はオンライン予約不可」という都市伝説を聞いていたので「初回だからダメなのか?」と悶絶したが、時間はかかったが無事にできたので上記は単なる都市伝説だと思う)。仮免許(ペーパー試験合格時にもらった紙)・保険証書・車の登録書類・国際免許、全部が必要だったのか定かではないが自分はこの4点の提示を求められた。実技試験用の受付に直接向かい待つこと15分→試験レーンに駐車して待つこと15分であっさり試験開始。

・試験官は黒人の女性。幸運なことに、比較的好意的な感じ。英語も丁寧に話してくれたので、こちらが懸念していた「(試験官)ごにょごにょ」→「(自分)? Sorry?」→「(試験官)・・・(不機嫌に)」という事態を回避できたので良かった。

・試験は以下の通り。
-外にいる試験官の指示に従い、右折・左折ウインカーを点滅させたり、ブレーキランプを踏んだり
-試験官はまだ外。「Hand Signalをやれ」→「え?右、左、それともストップ?」→「as you like.」というやり取りのあと右(左手を上にクイッ)→左(左手を左に真っ直ぐ伸ばす)→ストップ(左手を下に折り手のひらを後方に向ける)を2回実演。
-試験官乗車。行きの車中で食べたIn-n-outの油臭い匂いが若干申し訳ない。
-採点用紙の上段にある解説(「試験官の指示に従うこと。15点の減点あるいは1回の致命的なミスでアウトです」という内容)を読めと言われる。大声で音読を始めたら「Read to yourself」と言われる。一瞬何を言っているのかわからず戸惑ったが、黙って読めということだと理解して黙読。その後採点用紙にサイン。
-「いまから言うものをpoint outせよ。operationの必要はない」とのことで、ウインカー、ワイパー、ハザードランプ、パーキングブレーキ、デフロスターを指さす。もちろん最初のハザードランプはきっちりボタンを押してしまい「だから操作はしなくていいって」と叱られる。
-でスタート。発車0.5秒後くらいに目の前におっさんが飛び出してきたが無事一時停止し、最短不合格記録更新を回避。DMVを出て右折せよ(make a right turn)と指示されて公道に乗る。
-すぐに住宅街突入。20マイルくらいでゆっくり走っていたが、いきなりStopの標識が、しかも木陰に隠れてやんの。DMVの陰謀かと思いたくなるような罠としか思えない展開だったが、無事停車。
-住宅街はすぐ終了し、大通りへ。交通量が多くなかなか進入できず焦った。わざとらしくミラーだけでなく目視で後方確認をして大通りに。
-「make a lane change to the left」と指示され左に車線変更。終わった瞬間にまったく同じことを言われ焦ったが、すぐに理解しもう一車線左に。そしたらすぐに左折と言われまた焦る。
-その後しばらく右折・左折でウロウロ。首を回し過ぎて目が回ってくる。黄色の実線と破線の組み合わせ(左折進入用レーン)を経て左折せよとの指示があったのですぐレーンに入ったら、指示を受けてから肝心の左折地点まで100mくらいあり、無駄に左折進入用レーンを爆走してしまった。案の定試験官は採点用紙に何か書き始める...
-で住宅街再び。ここで初めて、「左右からくる車は一時停止だけど、自分のレーンは一時停止でない」という交差点が登場。ここでうっかり一時停止してしまい即死するという苦汁を舐めた戦友がいたことから特に意識していたので、無事通過。
-でDMVに戻ってきて終了。左折進入用レーンに入るタイミング等々で4点減点を受けたが、なんとか合格。合格した後となっても、落ちる人が続出するのは十分理解できる試験であった。

・合格後は、実技試験用受付に行ったらあっという間に合格証(本物の免許証が来るまでの暫定免許になる)を受領してあっさり終了。終盤はずいぶんスムーズで良かったぞDMV。あとは来月にある妻の試験が終わればにっくきDMVとも当分おさらばできる。あーよかった。

Wednesday, October 27, 2010

自己ブランディング再考・試験直前怠慢症候群

・水曜日。学校はマーケティング授業→経済の中間テスト。テストは不可もなく可もなくというか、どうも解けているか実感が薄い感じ。いずれにせよ完璧ではなさそうなので、そろそろ「ここに来る前はエコノミストやってました」という自己紹介をやめてみようかと思案中。
これまで1年→1年→1年→2年→3か月というスパンでまったく違う仕事を転々としている自分のキャリアは、良くも悪くもいわゆる外資系企業では珍しいというか理解し難いものであるようで、ありのままをクラスメートに説明してもあまり合点のいく表情をしてもらえない(自分としてもこのキャリアパスを完全には意義付けしきれてないし)。
そんな中で「エコノミストやってました」は比較的彼らの腑に落ちる説明であったので多用していたが、さてどうしたものか。

・で、明日統計のテストだけど早めに就寝。「統計のバックグラウンドがあるんだからこのくらいハンデあげてもOK」と自己正当化をしつつ床についたが、要は最後のひと踏ん張りする根気がなかったんだろう。というかテスト前日ほど勉強する気が起きない日もないんだよなぁ。普段漫然と勉強するのは比較的苦にならないけど、締切とか試験前日とか、何か明確なハードルを意識してしまうとなぜだか駄目。なんなんだろうこれ。

Tuesday, October 26, 2010

Restructuring Workshop

・火曜日。朝から3つ授業をこなした後、家で昼寝して、18時から21時までIFA(ファイナンスクラブ)による「Restructuring workshop」に参加してきた。TMAなる企業再生家の業界団体(?)がプレゼンターを務め、最初と最後の1時間はネットワーキング、途中の1時間は企業再生のケーススタディをこなした。

・最初のネットワーキングタイムもそれなりに面白かったが、それよりも、実際の企業再生事例についてその案件に関わった当事者達がわざわざ話をしてくれたケーススタディがとても面白かった。想定聴衆がファイナンス未修者であったようで、話す内容も変に小難しいこともなく、丁寧でわかりやすい説明。その一方で、経験談がベースになっているので、教科書では味わえないような臨場感も得られ、頭にスムーズに話が入ってきた。

・それにしても実に実務くさい話というか、理屈+αの「+α」の余地が大きい世界というか、そういったファイナンスの実務感覚のようなものを再確認させてくれるような会であった。ここ最近マーケット出身の同級生とばかり話していたので「ファイナンスといえばトレーディング、人間くさい部分なんて単なるコスト」といった考えに影響を受けつつあったのだが、やはり自分は将来的にはtraderではなくfinancierになりたいと思いを新たにすることができた(勿論、今からトレーダーとかInvestment Managementの世界に行くことはとても難しいので、安きに流れているとも言えるんだろうけど)。

・それにしても、ネットワーキングで喋ったエグゼクティブMBAのおっさん、40くらいの元エンジニアで「次は金融で働きたい」って言うけどどのくらい実現可能性あるんだろう。家族はどう思っているのか、夢追いすぎではないの?と思わずにいられなかったが、アメリカではこれも全然アリなんだろうか...

就活

・月曜日。授業を受けて、図書館に行って中間試験の勉強して、帰って飯食って、こうしてブログ書いて寝るという平凡な一日。

・図書館を出たのは7時半くらいだったが、ふと周囲をみたらその殆どが韓国人になっていてびっくり。
まあ偶々だと思うがちょっと驚いた。頑張り屋なのか韓国人?

・帰り道Twitterを見ていて気づいたが、最近は日本での就職活動もかなり自分のころと比較して洗練されて来ているような気がする。学生が運営する就活サイトとかブログとか。MBA受験と殆ど同じレベル。とかいって、実は自分が就職活動していたころにもあったりして。。。

・でもこれって、採用人数がマクロベースで増えることは基本的に考えられない以上、今後も洗練されていくことこそあれどもとに戻ることはないんだろうな。死にもの狂いの努力をして会社に入った優秀な若手が自分のようなのほほんと会社に入ってしまった中堅を駆逐するというシーンが多くの有名どころの会社で見られるのではないだろうか。

・そうこうしているうちに、5年から10年後には、トップ層の学生(マーケティングの授業で習いたてのセグメンテーションをやってみると「気の利いた東大理系修士」とか「気合十分の東大早慶文系トップ層」とか?)の志望先が「外資のIBコンサル」から「海外」に移っていくんじゃないかしらと何となく考えている。今のトップ学生が何をもって差別化しているかよくわからないけど、競争がさらに進めば、「各種スペックも人並みに揃っており、かつ英語ペラペラです」という感じに英語に不自由しないトップ層が現れ、ついには「ていうか、就職先を日本に絞る必要なくね?」と、日本人トップ学生の視野が国境を超えていくのではないだろうか。台湾とか香港とかシンガポールとか、多くの「Developed Small Countries」は今この段階だと思う。

・そこまで行くと日本の新卒採用市場にも真の意味での裁定が発生するだろう。「社畜」とか「サビ残」とか諸々の昭和的純日本的雇用慣習が保てなくなり、「ウチに入ったら、3年は月給18万円で土日もなく泥のように働いてもらうけどいいかな?会社では常に上司の空気を読んでね」→「いや、全然無理です。普通にシンガポール行くんで結構です」「えっ、そんな」という展開になるのではないだろうか。まともな人材を獲得できない企業は、おとなしく倒産するのでない限り、雇用慣習をドラスティックに改革(新しい常識にキャッチアップ)せざるをえない。

・若干ずれるけど、個人的にはできることなら医者を目指す学生が減ってほしい。要は理3学生の進路の更なる多様化が日本経済発展のために結構真剣に重要なんじゃないかと思っている。医者の友人が多いのであまり悪いことは言いたくないが、医療業界は結局のところ規制のおかげで人並み以上の生活をすることができている側面が否めないと思う。
他方、高校生の中には、とにかく頭が良くて、あふれ出る知性を試したいというただそれだけのために理3を受けているような人が少なからずいる(自分のモチベーションは「そういう彼らに食らいついていたい」というチャチなものだったが)。自分の問題意識は、そんな彼らが、大学1年生の1学期からスポイルされてしまうのが勿体ないというもの。彼らはおそらく日本の宝だ。もう少し競争的にさらされ自分を高めるようになれば、色々なことがガラっと変わるんじゃないだろうか。

・あとは、就職留年って国レベルでお金を無駄にしていると思う。失っているのは就職浪人君の1年分の学費だけではない。機会費用を考えれば、彼がストレートに何らかの仕事を始めることで卒業後すぐにスキルアップを始めていれば、彼のNPVはウン千万円単位で改善したはずだ。日本中の就職浪人君をかき集めたら、この国家的損失はウン十億、ウン百億はあるのではないだろうか。
高級パートタイムジョブのような労働市場(要は、IBコンサルのアナリスト職のようなもの。といってもアナリストをやっていたわけではなく実態を知っているわけではないので、どなたか事実誤認あればご意見下さい)が普及すればいいんだけど。
企業にしてみても、雇用量を調整しやすくなるし、ハズレを定年まで保蔵する必要がなくなるし。労働者にしてみても、所得のボラが多少上がるけど、総需要量が増えるメリットの方が大きそうだし。失業率が一定水準に保たれるなら、一回や二回首になってもホームレスになることはないし。とてもいい案だと思うんだけど...

とか何とか、昨日のボスキャリの話などが頭の片隅に残っていたようで、帰り道につらつら考えた。

Sunday, October 24, 2010

Congratulation, friends

・先日書いたソニーへの不満に関連して、これを読んでくれている友人から「Vaio国際修理サービス」の存在を教わった。そうかこんなものがあったのか。海外でもVaioを使う人はソニーにとってまだまだ少数しかいないから、このような個別オプションを提示しておくにとどめておく(誰でもどこでも修理対応とまではしない)のが確かに合理的なのかも。他人事モードで考えると、コスト感覚的にバランスのとれた対応と言えるのかもしれない。でも修理はしてほしいんだけど。

・日曜日。ChinatownにあるEmpress Pavillionにて飲茶ランチ。超大規模店なのでどうかなとも思ったのだが、さすが混んでいるだけあってとても美味しかった。腹いっぱい食べてもあまり値段も高くなかったし、余った分は持ち帰ることができるし。ちなみに、ゴルゴ13の「チャイナ・タウン」という話(中台抗争が勃発しているチャイナタウンで、ゴルゴが幹部を殺しにやってくる、みたいな話)の舞台がLAだと思い込んでいたのだが、改めて調べたところサンフランシスコだった。たしかに中台抗争するほどの規模ではないので、残念ではあるが納得。

・中華街のすぐそば、Union Stationの向かいの公園にてメキシコ系のイベントをやっていたが、駐車スペースがなくあきらめる。ダウンタウンは駐車場の料金や分布が実にわかりやすい。不便なところになると一日2ドルとかだけど、イベント会場近く等になると一日15ドルとか。マーケットメカニズムが機能しているようで。

・あとは家でごろごろして過ごしていたが、夜になるとぽつりぽつりボストンキャリアフォーラムに行ってきた友人同級生等から朗報が舞い込んでくる。皆すごいポジションを獲得しておりすごいの一言。一目置いていた友人はやはりすごい会社からオファーを獲得しており、むべなるかなという印象。

・彼らの成功は非常にうれしいが、その反面、本件に関して不完全燃焼で終わってしまった自分に対する劣等感が頭をもたげる。考えに考え抜いた結果のボスキャリ不参加というよりは、情報収集不足と気合不十分のままどうしようかなぁと思案しているうちにタイムオーバーになって終了といった自分の状況は非常にしょぼい。同じ社費留学生でも、割り切って何もしなかった人の方が遥かにまともであるように感じられる。頑張った友人知人のボスキャリ成功は、自分のしょぼさをついに顕在化させてしまったのだ。

Saturday, October 23, 2010

誕生会、風来坊、嗚呼ソニー

・土曜日。昼からクラスメートのS君の子供の誕生パーティに。以前別の友人の家でタイ料理パーティはやったことがあったが、これは参加者のほとんどがアジア系留学生だった。そのため、今回のパーティは我が家にとって実質的には初めての「コテコテのアメリカ的ホームパーティ」となった。人が入れ替わり立ち替わり出たり入ったりするなか、たくさんのご馳走と一緒やたくさんの子供たちに囲まれて飲んで食って。参加者の多くは彼の親族ということで、アメリカの普通の家庭人・MBAでない人々という意味で新鮮な感じだった。クラブで飲んで踊ってというのは今一つ好きになれないが(これも勿体ないんだろうけど。まあぽちぽち)、今日のような会は非常に居心地がよくて楽しかった。ちなみにS君、会直前まで近所のカフェで勉強していたとのこと。この辺のメリハリというか、"Play Hard, Work Hard"感は純粋に尊敬してしまう(PlayとWorkが逆かな?)。

・夜は別のクラスメートS君と一対一でSawtelleにある「風来坊」にて食事。誕生会で飲み食いして食傷気味だったのに、思いのほか美味しかったのでここでも暴飲暴食してしまった。これまでこの店の前は何回も通っていたし、LAに住んでいた後輩から美味しいという情報も得ていたのだが、なんとなくこれまで来ることなく流してしまっていた風来坊であったが、ここに来ずにいたのは失敗だ。値段も手ごろだし最高。

・妻と別行動することにしたことや、他のクラスメートがキャンセルしたことから(来週は試験が盛りだくさんなので仕方なし。本当は自分も勉強すべきなんだろうけど)結果的に一対一になったこの会。英語で一対一でこんなに長い時間誰かと会話のキャッチボールを続けたことなんてよく考えてみればなかったので、始まる直前に急に緊張してしまったが、終わってみれば非常に楽しかった。お互いの故郷の話をしたり、食文化の話、MBA受験の思い出話、クラスや班での苦労話など...ただ、今日もそうなんだが、最近「故郷ネタを振ってみる→盛り上がる→冬休みに暇なら故郷に一緒に行こう→"Sounds awesome"と安請け合い」という展開が増えてしまっている。ロンドン、スペイン、スリランカ、アメリカ各地、インド、中国、台湾、香港等々。基本的には「え?あれって挨拶みたいなものよね?冗談だと思ってたので用意してないや、ごめんごめん」という捌きで済むと思っているが、一応交通整理をしておかないと冬休みに過労死または破産してしまうかも。

・といういい感じの一日だったが、夜にソニーのカスタマーサービスとやり取りをしてテンションは一気に急降下。自分のサブマシンのVaio君は、内蔵カメラが死んでいるという既往症があるのだが、そればかりかバッテリーを読み込まなくなるという病気にかかってしまった。しかも2回目。仕方がないのでカスタマーサービスに連絡を試みたが、
-アメリカのSonyのHPから入ったら、日本のHPに飛ばされる
-日本のHPに行ったら、Vaio専用HPに飛ばされる
-Vaio専用HPに行ったら、会員ログインしたり自分の機種番号を入力しないと質問すらままならない
-回答が来たのがメール送信後3日後 ←今日はここからスタート
-メールの返信には「●●に電話の上、修理引き取りの調整をされたい」とあるから電話をしたら、「え、海外なんですか?じゃあ次いつ日本に戻ってきますか」とのこと。国内のみ対応とのことで、しかもアメリカ現地法人とはカスタマーサービスはリンクしていないのでアメリカ現地法人に頼むことも不可能とのこと。
-じゃあ別のPC買いますと捨て台詞を吐いたところ、懇願するような口調で「いや、本当に申し訳ありません。でも、そこをなんとか、云々」と言い出す。つい先日書いた、「日本の謝罪は、謝るふりをした一種の圧迫」そのまんまじゃないか。
といった感じで、ただただため息をついてやり取り終了。Vaio君については特段対処しないので、しょぼいデスクトップPCのような位置づけで天寿を全うするまで生き続けることになろう。20数万もするPCを売っておいて、事後のカスタマーサービスに何重ものハードルを課しているソニー。詐欺的だと文句を言いたくなる。。Lenovoのカスタマーサービスと比較していないから何とも言えないが、こういうことを経験すると、やっぱりソニーはグローバル企業ではなく日本企業だなぁと思ってしまった。今度暇なときにアメリカのSonyのカスタマーサービス体制やLenovoがどうなっているか調べてみよう。もうソニー製品購入の可能性は1%程度まで低下してしまったな。せっかく、思いがけず多くのクラスメートがVaioを使っていたので見直していたのに。

Thursday, October 21, 2010

ボスキャリ・ゴルフ・ミシュランガイド

・今日からボスキャリ。自分は行く行く詐欺(俺はやりますよ、と威勢よく始めたものの、結局ろくに何もせず終了)をしてしまった大変肩身の狭い立場の人間ではあるが、みなさん頑張ってください。嬉しいのは、非日本人である自分の同級生もボストンに行っているらしいこと。ジャパンパッシングが基本となりつつある昨今にわざわざ日本企業を受けてくれるというその心意気だけで嬉しくなってしまう。
頑張れよ、J君(問題児の班友達とは別人)!

・今日はここ数週間恒例になりつつある、USCに来ているサークル先輩とゴルフの日。ではあるが、今日は自分ではなく妻が行くことになり、自分は子育て奮闘中。。。

・WSJで面白い記事を見つけた:
ミシュランガイドに関するWSJ記事(10/22)
全世界レベルで、三ツ星レストランの数が一番多いのはパリでもNYCでもなく「関西」になったとのこと。しかも2位は東京!
まあ、パリだって「パリ都市圏」とかだったらもう少し三ツ星レストランの数も増えるのかもしれないから一概には言えないけど、嬉しい限り。三ツ星レストランなんて一生に一度行くかどうかも分からないけど、日本の食文化が評価されたような気分になることができて非常にいい気持ち。

日本の常識・世界の非常識

・木曜日。前日J君との喧嘩を通じて、むしろ自分が班の空気を損ねてしまっていることについて色々思い悩みながら下校しているうち、自分が何だかんだいって「日本の常識・世界の非常識」あるいは「自分の非常識・当然、世界の非常識」を押し付けてしまっているのではないかふと思った。最近の自分の言動から思い当たるのをピックアップすると:

・I'm sorryを連発してしまう(昨日の喧嘩で思ったが、アメリカ人は店の出入り口でぶつかったときとか、そういう些細なときに結構簡単にsorryと言うが、やっぱり肝心なところでは決してsorryを言おうとしない気がする。対して日本では、今日twitterで誰かが書いていたが、我々が気軽に連発する「ごめんなさい」は「謝ってるんだからお前も妥協しろ」という用法で使われることが多い。そのニュアンスの違いに無自覚なまま、いたずらにI'm sorryを連発してしまっているような気がする)

・内省的・自己批判的に過ぎる(いつぞやのSpeaking Clubでも指摘されたが、アメリカ人から見て違和感があるほどに「今ちょっと緊張してます」といった類の自分の心情、しかも決してポジティブとは言い難い心情を吐露する傾向があるみたい。自分にしてみれば腹を割ってコミュニケーションをしようとしたつもりなわけだが、アメリカ人にはそうは理解されず、単純に気持ちが悪いという印象を与えている気がする。内省的になるのはこのブログの中だけにして、現実では不必要に自分の弱みや心情を吐露しようとしないようにしよう)

・コミュニケーションツールとして、writingに過度に依存している(喋りが得意でないことから、困ったらメールや添付ファイルで伝達すればいいやと考えがちであったが、部屋では全然喋らないくせにメールで饒舌というのは違和感があるだろう。日本では「細かい話はメールで」という状況がよくあったが、いくらなんでもバランス感覚に欠いているかも、と思った)

結果として、よく日本でネトウヨの人が「これだから中国人は」と言うようなノリで、アメリカ人から「これだから日本人は」とレッテルを貼られた上で不快感を抱かれているかもしれない、そしてそれこそが一連の摩擦の原因のひとつかもしれない、とふと帰り道に思ったのでメモしておく。

でも、「日本の常識」は言い過ぎかなぁ、お前どれだけ日本の常識を知っているのかと自問自答してしまった。。

終日グループワーク→やっぱり喧嘩

・水曜日。この日は午前中一杯の空き時間にマーケティング・4時以降の放課後に経済と、約半日にわたりグループワークを実施することになっていた。
先日J君がドタキャンした直後の会合であることから、J君がどのような仕事をするのか、あるいはちゃんと宿題をやってきているのかというあたりを気にしつつ登校。

・午前中のマーケティングは、既にドラフトは仕上がっていたので仕上げをするだけの段階。自分が事前に目を通した印象では、後半において担当者間での重複があったので、その調整をすればすぐに終わるものと思っていた。
しかし、実際行われたのは、今日から参戦したJ君による自分の担当パートの添削。自分はノンネイティブなので作文が完璧とは程遠いことは喜んで認めるが、締切まで2時間しかない状況で1時間を最初の1ページの添削に充てる感覚は如何なものか(全体で5ページ、しかも後半の主張部分について議論が終わっていないのに...)。お前はどこの霞が関かと小一時間問い詰めたい心境。J君が事前に目を通していなかったので、その場で上から読んでいったら序盤から気になる表現が目立ったようだ。
で、案の定時間が足りなくなる。J君と自分以外はセミナー等で先に出てしまったので、残り30分ぐらいから自分とJ君だけが残る。自分は焦りだし、顔が真っ赤にして「いいね、そこのveryを入れることでニュアンスがより正確に伝わるよね、Good Job.じゃあそろそろ現在7ページある原稿を5ページにしないとね」
「Hey, you, もうただの一語一句も追加修正するんじゃないぞ。Delete, delete, and delete. OK?」
等J君に発破をかけた。最後の最後で彼にもエンジンがかかったようで、授業開始3分前になんとか終了。ノンネイティブでないというただそれだけの理由で清書させてもらないのが実に悔やしい。
とはいえ、いずれにせよ無事に完成したので、印刷された原稿を見てJ君と思わずハイタッチ。なんというか、お互い片方の手で殴りあうがもう片方の手は握り合っているような、不思議な感覚を覚えた。そのおかげか、その後授業時間に食べた昼食は不思議ととても美味しく感じた(?)。

・で、夕方には経済のミーティング。案の定宿題をやっていないJ君は、例のごとくその場で解き始める。自分軽くイライラ。残り4名が問2まで終わり、じゃあ問3やりましょうかところで追いついたJ君、突然M君が回答を作成しているPCを奪い取り、「いいかお前ら、そうじゃなくて正解はこうだから」と言い、驚く我々を尻目に怒涛の勢いで問1から問2にかけての原稿再作成を開始してしまった。

そこで、おそるおそる自分が「なあJ君よ、とりあえずブレインストーミングは終わったんだから、時間もあるし次行かね?」と打診してみたが、とりあえず一回スルーされる。自分イライラ度合いがエスカレート。

次にM君が「なあJよ、これはお前の宿題じゃなくて俺たち皆の宿題なんだよ、わかるか?グループってどういう意味よ?勝手に回答を改変するのもルール違反だし、ディスカッションに参加しろよ」ときつめにアタック。すると「何言ってるんだ、俺はグループのために答を改変しているんだ、俺は頭いいんだから云々(最後聞き落し、嗚呼)」とまさかの開き直り。自分はここで我慢の限界を超え、J君に

「なあJよ、言いたくなかったが、前回も前々回も、お前がそうやって勝手に直したところだけが減点されていて、俺らは満点を逃しているんだぞ。あと、清書したい気持ちはわかるが、それはブレインストーミングだけした後今夜にやればいいことじゃないか?何で俺たちはお前がタイピングしているのをぼんやり眺めていなくちゃならないんだ?だいたい6時に用事があって帰りたいのはお前じゃないのか。それに、そもそも、宿題をちゃんと準備してこないやつが何を偉そうなことを言っているんだ」と、maturityのかけらもないセリフを吐きかけてしまった。

こうなると、「もう一方の手では握手」も何もなくなってしまい、ただの子供のケンカに。
J「だって見ろよ、Mも宿題やってきてないじゃないか」
自「彼は少なくとも問題文は読んできているし、お前は一度たりともやってきていないじゃないか」
J「いずれにせよ、俺の意見が正しいから清書させろ」
自「No、話聞いてた?」
J「ガキじゃないんだからコミュニケーションしろ。Noというだけじゃなくて納得のいく説明をしろ。質問に質問を重ねるな」
云々。

結局何一つ彼の心にヒットしたと思われる言葉はなく、単に気まずい空気だけを作ってしまった。ちなみにJ君は予定通り6時にあっさりその場を立ち去った..
残された4人で残り4問に取り組んだが、これまでの2問と同じくらいの時間で残り4問が片付いた。終わった後4人でいやーJにはまいったねといった話をしたのだが、そのとき自分もお叱りを受けてしまった。曰く、
-こういうときこそ「Yes, but」(まず相手の話を受け止めて、それから反論する)を使うべきだ
-途中で、「状況の改善」から「彼を説き伏せること」に目的が変わってはいなかったか?
とのこと。自分の喧嘩下手・視野狭窄といった短所がすっかり把握されていたのだ。

残りの3人は少なからず自分に共感してくれているようではあるが、それでもどうやら、自分はJ君に負けず劣らず班の空気を損ねかけているようだ。28にして未だ幼稚なことをしている自分に、未熟さを感じずにはいられなかった。

Tuesday, October 19, 2010

初中間テスト

・火曜日、朝イチで会計の中間試験があった。といっても、過去問も事前に公表されていたし、一人一枚までカンペを持参してよいというルールだったので、それほど苦労することなく対応することができた。班の仲間で配布された模範解答を照会しつつ答合わせをしたが、多少の取りこぼしがあったのが残念。金融出身のM君J君E君は普通に満点かせいぜい2個間違いとのことだったので、自分も置いていかれないよう気は抜けない。

・それにしても、このカンペ作成可というルールは悪くないと思う。確かに記憶力も知的能力に占める重要な構成要素の一つではあるので、大学や大学院入試であるならこのようなカンペを禁止するのも理解できる。
しかし、今自分たちがいるのは実務を意識していることを売りにしたビジネススクールである。ビジネスで求められる知的能力は記憶力のようなインプット力というよりはむしろ応用力・情報整理能力・理解力といったアウトプット力であると思われるので、記憶力や事前の知識ストックといったインプット力による差異を極力排除しつつアウトプット力の優劣を判定できるという点において、たった一枚のカンペが非常にいい仕事をしていると感じた。
また、やってみて気づいたが、カンペ作成作業は実に有効な試験対策になる。当日聞かれそうなことを一生懸命推察し、それについて勉強し、それをメモに起こすことで一旦頭の整理をすることができる。おかげで、当日は作ったカンペを一切見ることなく対応したが、スムーズに回答することができた。

インタビュ-回顧

・今日知ったが、先日のとある企業説明会(投資銀行のアジア部門)に、UCLAの出願時に自分のインタビュアーだった人がプレゼンターとして参加していたらしい。知っていれば説明会にも参加して礼の一つや二つ言ったのだが、残念だ。せっかくなので、ここでインタビューの思い出を記しておく。

・その人はとある投資銀行のお偉いさん。受験当時の自分のテンションを下げたのは、何よりも、その人から来たe-mailを見る限りその人が日本人ではなかったこと。いわゆる中国/台湾系の名前。聞いていた話ではインタビュアーは日本人とのことだったので、「何で俺だけ外人さんやねん」と思った記憶がある。また、その人の勤務先が投資銀行というのがまた萎えた。投資銀行で出世しているということは頭がかなり切れるということであり(日本の企業であれば、出世しているということは単に年齢を重ねているだけの可能性が高い)、自分の生半可なトークが通用するとは到底思えなかったのだ。ということで、この人から「僕と面接しましょう」と案内が来た瞬間、「ああUCLAオワタ」と思ったものだった。

・しかも、当日にアクシデント。朝起きたら突然風邪をひいており、しかも滅多にないことに声が出ない。んなバカなと思ったが、こんなときにまさかの初体験をしてしまった。仕方がないので会社を休み、病院にて喉の奥に薬を塗ってもらい、昼まで気絶。

・昼に起きたところ多少回復の感があったので、待ち合わせの時間の少し前にオフィスがある街へ。時間潰しのため入ったルノアールで飲んだ砂糖多めのホットティーが心底おいしく、また喉に良かった。薬と紅茶のおかげで、とりあえず声は出るようになったのでいざ戦場へ。

・で現地到着。美人受付に連れられて、やたら天井の高い応接に通される。室内の電話のところにある張り紙が英語オンリーであるとか、椅子がゴージャスであることとか、そういったディティールにいちいち圧倒される。そして肝心の面接官氏は一向に現れない。そのため、面接官氏が到着することには、自分のテンションはかなり低くなってしまっていた。

・とはいえ予定時刻30分後ほどに面接官氏が入室。事前の調整メールの文面から類推する限り、無駄な表現が全くなかったことなどから超合理的な機械のような人間を想像していたが、見ためは意外と普通、というかむしろ肩書の割にはずいぶん若く見えた。笑顔であいさつしてくれて、レジュメは予め読んでおいたよと言ってくれたことで和み、かつテンションを戻すことができた。

・しかし面接開始1分で和みムードは一気に消失。自己紹介の前にまず第一声が「自分は日本の社費留学生が嫌いだった。あいつら皆が必死に就職活動している間ゴルフにかまけていて、外国人とのネットワークを深める意気込みも全然感じられないし」とのこと。皆が就職活動している間にゴルフにかまけるのも悪くないかなと思っていた自分にとって、これはかなりきつい先制攻撃となった。かなり面食らいはしたが、なんとか持ちこたえて「普通の社費留学生はそうだろう、彼らは留学してもしなくても処遇も仕事も大して変わらないのだから。しかし自分は違う。なぜなら自分にはやりたいことがあり、MBAを取れば今の社内でそれができるように...」とベタではあるが志望動機でカウンターを試みた。特に響いた様子はないが、一応「なるほどね」とは言ってもらえた。

・その後もいつものパターン通りにことが進まない。上記のオープニングの後に自己紹介をやらせてくれたが、直近の仕事がエコノミストであることを見るや否や「今後の金利の動向如何」「政権交代による経済へのインパクト如何」「日本経済の最大の問題点は何か」等、当時の仕事に直結した経済絡みの質問がマシンガンのように続いた。その都度必死に説明を試みたが、ふと気づくと「・・・という問題意識を持っており、それを解決するためには●●を誰かあるいはどこかの会社がする必要がある。然るに自分の勤務先ではそういったことを手掛けており、MBAの知識さえあれば自分がそれにかかわることができるのだ」みたいなノリでちゃっかり自分の話に落としている自分がいることに気付いた。風邪で頭が朦朧としていたのが逆に作用しているのか、他校の面接では言えなかったような細かいニュアンスまできっちり説明できていることに喋りながら驚いていた。

・で、何かの質問に対する応答に絡めて「自分が得たいのはentrepreneurialな知識ではない。そんなの日本の本屋で勉強できる。自分が得たいのはentrepreneurialな空気、人をencourageする空気なのだ。自分はこれまで比較的官僚的・保守的な文化の職場の経験が長く、人を認めるよりまず批判してしまうところを直したいと真剣に悩んでいる。そのためには東海岸の学校ではダメで、西海岸に行って学校の内外で経験を積まないとだめなのだ」とポロっと言ってしまった。またずいぶん抽象的なことを言ってしまったなぁといった瞬間後悔したが、思いのほか反応が良くラッキー。落ちた学校では、この手のやや抽象的ではあるが本音ベースといった話をあまりできなかったな、今思えば。

・という感じで、典型的な質疑はなかったものの、周辺的な話題→無理矢理志望動機 というパターンを90分ほど繰り返しようやく面談が終了した。想定外の質問が多過ぎたので、色々応答はしたものの感触は決してよくなかった。しかし、今思えば、嘘くさい志望動機やバックグラウンドを喋らされるよりも、自分の本当の話をさせてもらえたのが良かったように思う。そんなこんなで無事に合格を頂き、いまこうしてLAでもがいているわけだが、あのときあの人に語った自分の未来計画は、はっきり言って全然進捗できていないなぁ。うーむどうしたものか。

Monday, October 18, 2010

授業に今一つ乗り切れないのはなぜか

・なんとなく、MBAの授業にのめりこめておらず、斜に構えた感じになってしまっている。よくないことだと思うので、今日帰り道にその原因を考えてみたのでメモ。追って整理し、態度の改善に努めたい。

仮説1. 今のところ知っている分野が多い
→といっても知らなかったことも少なくはなく、ましてや用語の英訳など殆ど知らなかったのだからそれなりに刺激は受けているはず。実際、統計の復習がてらガウスがどうとか深掘りすることで知的好奇心は満たすことができている。多分原因はこれではない気がする。また、学期が進むにつれて未知の分野が増えてくるだろうから、この問題は中長期的には心配に及ばないだろう。

仮説2. 自分の英語力不足のせいで、理解しきれていない
→先生や同級生の「ボソボソ」とか「ゴニョゴニョ」は結構聞き流してしまっているが、実はそこまで含めるとかなり面白いのではないか。そして、そこを逃しているから面白さを味わいきれずにいるのではないか。
とりあえず、聞き取れないものを聞き流す癖をやめるようにしよう。

仮説3. 常にデータや資料が与えられている
→これまでの仕事や学校での経験上、大変なのは公式を覚えることでもなくきれいなパワポを作ることでもなく、元データを集めること。どこにどのような資料があって、どうすれば入手できるのかということが実務では非常に重要なのだが、授業では今のところ情報収取が一切捨象されている。だから、「実力がついた」という実感が持てずにいるような気がしている。どのケースもふんだんに情報が与えられており、あとは料理するだけという現状にどうしても違和感を抱いてしまう。情報収取は学卒アナリストの仕事でありMBA卒アソシエイトの仕事ではないのか?
→不満としてはこれが一番大きい気がする。でもまあ、授業によっては情報収集から始まる科目もあるだろうから、そういう科目を追って取ればモヤモヤは解決するかな

仮説4.Own Comfort Zoneでぬくぬくしてしまっている
→楽勝とかぬかしているが、実は参考文献として指定されている面白い論文等を完全にはフォローできていない。基礎知識があってしかも社費なのだから、本来はこういった参考文献まできっちり目を通して教授とディスカッションするくらいしてから文句を言うべきなのだろう。最低限の宿題だけやって簡単とかぬかしている自分は問題だ。
→そろそろペースがつかめてきているのだから、というかこんなブログに現実逃避する暇があるのだから、ちゃんとやろう。電柱を上ったときの感覚を思い出さないと。

ちなみに面白いところも沢山あるので念のため備忘メモしておく。将来的には、上のConsを抹消しつつ下のProsが増えていくといいんだけどな。卒業時に後悔しないよう、最低限学業だけは楽しみたいな。勿論コミュニケーションもゴルフも家族もなんだけど。

1.具体例が多いのでイメージがつかみやすい(これでもかとばかりに具体例が出てくる)
2.手を動かす機会が多い(ケース、宿題等々。宿題はあったほうが絶対いい)
3.班というシステム(宿題等々に規律が生まれる。これがなかったら異文化コミュニケーションを満喫できなかったかも)
4.ほとんどの先生・TAがどこまででも質問につきあってくれる
5.一方通行ではなく、常にインタラクティブな授業
6.公式の証明等、アカデミックなところをあえてパスして実務への応用に特化する(物足りなくもあるが、公式深掘りは家でもできるしね)

Japan Club・J君泥沼化

・明日19日が娘の2歳の誕生日。実に嬉しい。時差とか考えると既に誕生していたのだろうけど、まあ明日祝うことにする(班のメンバーにも帰る旨伝達済)。というか自分が結婚して子供を2歳にまで育て上げていることに今更ながらびっくり。知らない間に人生って結構進展するものだなぁ。

・昼休みにJapan Club(正式にはJapan America Business Association)の初会合があった。Sushiが振る舞われたのだが、遠慮して5個くらいしか取らなかったので午後に腹が減って仕方なかった。それにしても、去年は90人弱もJapan Tripに参加したとのことだが、その勢いが今年はどうなるのか。個人的には、是非広島に連れて行きたいと思っているが(広島に住んでいたゆえの懐かしさもあるが、是非原爆記念館を見てもらいたいと思っているので)、どうなることかしら。

・今日もまたJ君周辺でひと悶着。今回はかなりこじれている。括弧内は自分の感想。

-水曜日の午後イチ提出のマーケティングの宿題(グループワーク)があるのだが、自分とM君が前日である火曜日の都合が悪いので、月曜日にやろうということでメールにて調整していた。

-すると、その月曜日の今日になり、特に「了解」とも「NG」とも言っていなかったJ君が突然「いや、ていうか統計をwaiveしている俺は毎週月曜日夕方は授業だから無理だし」と全員宛に返信してきて関係者一同が騒然(?)。曰く、メールのチェックができていなかったとのこと。
→「メール見損ねてました」って、んな馬鹿な。あんた携帯iPhoneだし、飲み会とか欠かさず来てるのがメールチェックできてる何よりの証拠でしょ)

-すると、これまではmatureな態度を努めてキープしていたM君が憤怒。全員宛返信にて「ふざけるな、日程打診したのは先週の木曜日だぞ。事前調整できていれば、普通に週末に集まることができたじゃないか」とストレートに怒りを表明。

-その日の午後、たまたま授業で席がJ君と席が隣り合わせになったところ、J君が「なあ、俺のメールは見たよな?どうしたものかね」と相談してきた(→どうしたものかねって、んな無責任な...)。
自分は友好的な態度を保ちたいとは思い「まあミスは誰にでもあるよ。今日参加できないなら、たとえば今夜授業が終わったあと一人でケースを分析して、その結果を俺たちにメールしてくれないか?ミーティングで抜けていた論点をJ君が拾っていてくれたら適宜反映させるから」と提案してみた。

-すると
「いや、それは無理。まだ読んでないし、今夜は明日の会計の中間テストの準備しないといけないじゃん。You know。もっと現実的な案を考えてくれ」とのこと。
→ていうか会計の勉強があるのは君だけじゃなくて班のメンバー全員そうだし。まして、あんたCFAもってるんだから、比較的勉強しなくてもいいはずでしょ?お前、そのセリフを会計ビギナーで苦労しているにもかかわらず今日の夕方から班のためにマーケティングをやろうとしている女の子Eに向かって言えるのか?ていうかYou knowじゃないだろYo等)
あきれ返って返事をできずにいたところ、スペイン人E君がやってきて「まあ仕方ないよ、適宜やっとくよ」と場を引き取ってその場は解散した。

-で、J君抜きでグループワーク。会計の準備もあるのでブレインストーミングだけやって作文は適宜メールベースでやろうという話になり、ミーティング自体は2時間弱で終了。しかし、最後に「で、J君はどうしようか」という話が出たところで多少揉めた。以下発言順に

1.自分:彼はいい奴だし頭もいい。しかし(とアメリカ風に人をけなす自分がややイタい...)彼は過去あらゆる宿題をグループミーティングまでにやってきたことがない上にこれだ。先週はたまたまJ君もE君もいなかったが、彼女との旅行先から宿題をメールしてきたE君と比べるとJ君の怠慢は放置するにはややひどい。何か彼に言うべきだと思う。本件については、彼の名前を提出物に含めないか、あるいは彼に真剣にコミットしてもらうか、いずれかが必要だと思う。

2.M君:そうだそうだ。メールに気が付かなかったって、どれだけ下手糞な嘘をつくんだ。無理やりにでも何かやらせるべきだ。たとえば、今日俺たちがまとめたメモを送って、作文をすべて彼にやらせるとか。

3.女の子E:彼には問題があるから何か言うべきだとは思うけど、今回については関与してほしくない。彼はいつも議論の最後でいきなり入ってきて、これまで積み上げてきたものを台無しにする。今回は時間的制約も強いので、Backfireは避けたい。今回は一言注意するにとどめて、普通に何もさせず連名に含めてあげるのがいいのでは。

4.スペインのE君:我々には時間がない。効率を最優先すべきであり、今こうしてJ君についてウダウダ言っている間に我々は貴重な時間を失いつつある。彼をどうするかは、本件が一段落してから考えてはどうか。また、Eの言うとおり彼のBackfireは避けたいので、今の段階から彼に関与させることはかなりリスキーなので嫌だ。とりあえず早く帰って会計の勉強しようぜ。

ということで、一番建設的な意見であるように思われたE君の意見を採用し、とにかくJ君は放置して会計の準備とマーケティングの宿題に専念しようという話になり、解散した。

-するとJ君から夜になり全員宛メールが。「いや、本件はごめん。どうしたらいいかな」とのこと。
→どうしたものかは俺が聞きたいよ...とりあえず会計は終わったけどマーケが忙しいので、誰かほかの人の返事を待とう)

-J君の謝罪メールから3分後、M君からJ君を除く全員宛に「マーケ、俺の分終わったからよろしく」とのメール
→完全にJ君抜きでやり通すつもりなんだな。。。)。

-しばらくして、またJ君から全員宛に「マーケの教授曰く、ターゲティングする際はターゲットを一つに絞るのが望ましいとのことだよ。どうしようかね」とメールが。
→そうだね、それは夕方のミーティングで既に整理済というか、先生何回も口を酸っぱくして言っていることじゃん。たぶん、M君や自分が怒っていると感じて距離感を図ろうとしているのだろう。うーん、これ以上やるとイジメみたいになってしまうのだがどうしたものか。でも忙しいし、E君の意見によるとJ君の処遇は明日以降適宜考えることになっているのでとりあえず放置)

で現在に至っている。何か言うのも億劫だけど、何も言わないと何だか我々がJ君をハブっているような構図になってしまうという非常にこんがらがった状況に。

こんなことになるくらいなら、右の頬左の頬ではないが、どこまでもJ君に妥協して「オーケーオーケー、じゃあ自分たちでやっておくから授業楽しんでね」とか言っていたほうが余程気楽だったなぁ。怒り方・ケンカの仕方・場の収め方が下手糞なのは自分の短所だと痛感。でも、喧嘩下手が自分の短所だとしたら、このJ君とのやり取りが自分のケンカスキルを高める人生最後のチャンスかもしれない、とか無駄にMBA的ポジティブシンキングしてしまっている自分...

Sunday, October 17, 2010

初休日登校

・日曜日。前日に班仲間のM君からメンバー全員に「日曜日に皆で予習とかやらないか」との誘いがあった。別に予定があるわけではなかったが、この誘いを受けるか否か結構迷った。

・働いているときは、休日出勤に強いアレルギーがあった。愛妻家ということもあるが(??)、より本質的な理由は自分の価値観を職場一色に染めたくなかったからだ。
それゆえ、休日は極力職場には近寄らないようにしていた。休日に誰かと遊ぶときも、できるだけ職場の同僚とは遊ばず学校時代の友人等と遊ぶように意識していた(平日の飲み会も「同僚<その他」という優先順位でやっていたので、おかげで社会人1年目は若干浮いてしまった気がしているが仕方ない)。時には同僚とゴルフ等して遊ぶときもあったが、そのときはたとえば「課長」とか「部長」とか呼ばずにさん付けで呼んだり職場の話題を極力避けることで「友人」として接するようにしていた。
職場や仕事が嫌いなわけではないが(むしろ、仕事も職場の人間関係もはこれまでのところ非常に面白かった/良好だったので、平日の残業は厭わなかった)、仕事に人生を支配されるのが嫌だったので、上記のごとく意識的に(不自然に)オンとオフを区別していた。

・この考え方は今でも変わらない。休日は家族や友人と過ごす日であって、仕事をする日ではないし職場の同僚と酒を飲んだり遊んだりするのもできれば避けたいと思っている。MBA卒業後はおそらく休日も働かざるを得ないほど忙しくなり休日出勤せざるを得ない状況に陥る気がしているが、少なくともこの考え方を忘れることなく、惰性で休日出勤するようにはなりたくないなと思っている。

・というやや偏狭な考えを持っているので、休日に誘いを受けたときも最初の反応としては「嫌だな」と思った。しかし、自分でも驚いたが、休日出勤と比べると拒否反応の度合いは大きくなかった。思いのほか拒否感を感じなかったのは、自分の感性の上で「学友」は「友人」であって「同僚」ではないからと思われる。結局、(1)拒否感があまり強くなかったことと(2)とりあえず一度やってみてから考えてみようかというMBA風チャレンジ精神(?)により、とりあえず今週は参加してみることにした。M君は午前中からやっているとのことだが、自分は家で昼食を食べて午後から参加した。

・以上のごとく、日曜日に学校に行くか否かについて結構真剣に検討した(単純に暇か否かだけではなく、行くことが自分の信念を損ねることがないか否かまで真剣に検討した)わけだが、その割にオチがしょぼかった。
自分が到着した時にはM君と女の子Eだけがいた。つまり、問題児J君とスペイン人E君は不参加。しかもM君は午前中からいたので自分が到着したころには既に飽きていたようで、自分との統計の宿題の答合わせが終わるや否やごにょごにょ言って帰ってしまった。その後女の子Eと自分だけという何とも居心地のよろしくない時間帯が数十分続いたが、結局Eも「帰ろかな」ということで帰宅し、自分が到着して1時間しないうちに結局いるのは自分だけという状態になってしまった。仕方がないので、自分もちょっとだけ勉強した後ギブアップ。妻に迎えに来てもらい、その足で近所のショッピングモールに遊びに行った。

・うーん、信念云々と考えていた自分が実に馬鹿らしい。とりあえず、また何かの折に休日登校問題は出てくると思うので、そのときに改めて自分のスタンスを整理することにしよう(秋学期が終わったら班替えがある。ほかの班の多くが休日に集まって勉強会兼親睦会のようなものをしているようだが、これは自分としてはNGなんだよな...両者をまとめてやってしまうと、峻別すべき境界線が不明瞭になってしまう気がする...班替えにて、休日に集まることを好むメンバーと一緒にならないことを願うばかり。)

Saturday, October 16, 2010

ユニバーサルスタジオ再訪・ステーキ

・土曜日。朝から勉強してもいいんだろうけど、それもなんなので年間パスがあるユニバーサルスタジオへ。片道20分くらいで着くので、感覚としてはちょっと渋谷に遊びに行く感じか。違うか。

・最初に、前回乗らずに帰ってしまったStudio Tour with King Kong 3-Dなるアトラクションへ。1時間待った後、園内見学バスに乗った。途中でいろいろ小ネタがあったが(キングコングのミニ映画とか、ジョーズが襲ってくるとか)搭乗時間が長すぎて飽きてしまった。少し寒かったこともあり、「年間パスだからいいか」という心境もあり、結局これに乗っただけで帰ってしまった。

・夕飯はRalphsでステーキ肉を買ってみた。一番高いやつでポンド11ドルとのこと。ポンドと言われてもといった感じであったが、とりあえず既に切られていたものを二切れ購入。グラムにして300g×2切れで16ドルくらい。日本で買ったことないからわからないけど、たぶん安い気がする。
塩コショウをしてにんにくと一緒に焼いて醤油をさっとかけただけだが、普通にとてもおいしかった。これなら、下手に外食するくらいなら今後も肉を買って食えばいいのではないか。
まあ焼くのは自分じゃなくて妻なので、自分がどんな感想を抱こうとあまり我が家の今後の外食回数に変化はないのだろうけど(自分が妻だったら、「人に焼かせようと思ってないで、いいステーキ屋に連れて行け」と言うだろう)。

という、のんびりとした一日。

Friday, October 15, 2010

オペレーションリスク

WSJ 10/15記事

証券化が進展したはいいものの、住宅ローン証券の投資家である銀行がきちんと担保管理できていないことが露呈して、ひっちゃかめっちゃかになっている、という記事。

兼ねてから「証券化の普及は、流動性向上の観点から金融的には望ましいけど、担保管理等の事務手続きはちゃんと追いついているのかしら」と疑問を持っていたがようやく合点がいった。追いついていなかったのね。。。

この事例は、オペレーションリスク(事務処理ミスによるリスク)がもたらす災厄として、きっと後世にまで語り継がれることになろう。オペリスク案件としては、いつぞやのみずほ証券の誤発注事件を超える大事件だ。

職場でリスク管理の話をするとき、個人的にはついついオペリスクの話を軽視してしまいがちだった。金利リスクや為替リスクみたいにエレガントに定量化できないので、リスク管理の対象としてどうも深刻に捉えることができずにいた(「デュレーションを計算して、それにマッチングさせるようにスワップを組む」みたいな金利・為替等のリスク管理と比較すると、オペリスクの「事務処理チェックリストにちゃんとチェックマークを入れる」等の管理策はどうしてもシリアスに取り組むことができずにいた)。しかしこういった事例を目にしてしまうと、もうオペリスクを軽視することはできないなぁ。

しかし、こういうとき、日本の銀行の一般職とかがいればよかったんじゃないかなぁ。「1円のズレも解決するまで帰れない」とされる日本の銀行オペレーション、これまでは「コスト感覚の欠如」としか思っていなかった。しかし、オペリスクのマグニチュードが大きい昨今の状況を考慮すると、一見too muchに見える銀行のオペレーションにも合理性があると言えるのかもしれない、いやでもやっぱりtoo muchだよやっぱり。

(追記)
絶妙のタイミングで、自分(達)のオペリスクが顕在化してしまった。
金曜日の24時締切の経済学の宿題、M君が出してくれたとすっかり思い込んでいたが、土曜の朝にM君から「で、宿題はちゃんと出してくれたか?」とのメール...経済学は楽勝でA+ゲットと思っていたが、しょうもないミスで撃沈。
それにしても、M君が自分に聞いてきたのでつい謝ってしまったが、100%自分が悪いわけでもないという何とも微妙な状況でどう振る舞えばよかったのだろうか。「アメリカでは交通事故をしても決してI'm Sorryと言うな」という都市伝説があるが、腰が引けた日本人の代表格のような自分はつい謝ってしまう。。

運転教習・ゴルフ

・金曜日。月末の運転試験に備えて教習を受けた。電話で予約したときは非常に頼りない感じの話し方をするおっさんだったので結構不安だったが、いざ指導が始まるとしっかりしていたので良かった。住宅地の一時停止とそうでないところの区別が難しそうだな...

・午後から先輩とゴルフ。前回は北にあるBalboaだったが、今回は市街地にあるRanchoというところでプレー。金曜日料金・Twilight・市民割引で22ドル(!!!)
市街地のど真ん中にあるにもかかわらず普通のコースでびっくり(みすぼらしさ皆無)。パターがいまいちだったけどアイアンがよかったのでスコアは思ったより悪くなかった。なぜか一回、残り180yくらいのラフから7番アイアンで刻んだらグリーンに乗ってしまったが、一体なんだったんだろう。韓国人と思われるおばちゃん2人組と一緒に回ったが、かなりアクの強そうな2人組で、ちょっとした異文化交流を楽しむことができた。最初は9ホールであっさり帰るつもりだったが、おばちゃん二人が頑張るので付き合っていたら真っ暗に。結局17番でおばちゃん達がギブアップしたので、自分たちもそこで終了。せっかくならもう1Hくらいやりたかった気もするが、別にスコアがそこまでよかったわけでもないからまあいいか。

・で先輩と家でメシを食べて、ビールを飲んで、子供を風呂に入れて、寝かしつけていたら一緒に寝てしまい、寝ちゃえばよかったのに起きてしまい現在に至る。目は冴えているが勉強する気は今一つ起きないので、こうやってブログに現実逃避中...

Overkilling、クラス飲み

・木曜日。この日は経済の宿題の打ち合わせのためグループミーティング。ちなみに問題児J君は昨夜までNYCに出かけていたのでいつも通り宿題はその場でやっていた。
今回のお題は回帰分析で、前職でエコノミストっぽいことをしていた自分の大好きなネタ。ついつい張り切って、実数ベースでの回帰だけではなく自然対数ベースでの回帰分析も事前に準備してグループメンバーに披露したところ、「なあ、それはいわゆるOverkillingだよ」と諭されてしまった。

・Overkillingとは、質問や宿題の主旨から鑑みてやりすぎであること。時によっては120%の評価を得られることもあるかもしれないが、たいていは100%以上の評価は得られず、下手をするとそのプラスアルファの中に事実誤認なんかが含まれていると減点要因になりかねない。日本の入試でも、余計なことを書かず回答は簡潔に書くというのはたぶん基本テクニックだと思う。

・このoverkilling、J君の得意技で、班のメンバーはOverkillingに対してかなり敏感になっている。J君が参加する多くのミーティングで、「J君が余計なことを言い出す、すなわちOverkillingを始める→ほかのメンバーがJ君を諭す→J君固執→泥沼」というパターンがあり皆苦労していたのに、あろうことか自分が彼と同じ「Overkilling野郎」となってしまった格好。

・本当は色々反論したかったが、自然対数で回帰することのメリットを英語で簡潔かつ的確に説明するだけの元気がなかったことや、「Overkilling野郎」というレッテルを貼られるリスクを考慮して反論せず。あっさり引き下がり、自然対数推計をお蔵入りさせることに同意した。過度の思い入れがマイナスに作用しうるということを再認識させられる一件であった。というか、自分も前職で、シンクタンク出身の同僚が当時自分の知らなかった自然対数推計をやっていたとき「Overkillingだ」という感想をもったっけなぁ。「ミイラ取りがミイラ」状態だ。

・ところで、この件では、J君は思いがけず自分のOverkillingの味方をしてくれた。彼は対数回帰をやったことこそなかったが自分の説明でそのメリットを理解してくれたようで、「いや、多少のOverkillingでもやるべきだ」と自分を擁護してくれた。自分としては他のメンバーが否定的な反応を示した段階で自説をひっこめる気満々だったのだが、思いがけないところから援軍が来てしまい、「当の本人が話をやめたがっているのに、話がくすぶり続ける」という奇妙な状況が続いたのがシュールだった。

・夜は飲み会。1年B組と2年B組のコラボ飲みにて、今更ながらダーツ初挑戦。最初数回すごい勢いでOB(?)を連発してしまい焦ったが、とりあえず楽しかった。思いがけずクラスメートが結構話しかけてくれて楽しかった。授業が始まった当初の頃は結構壁を感じていたのだが、日々の諸々の積み重ねで多少格上げをしてもらっている印象(「会計や統計に強いのはわかったからアメフト見に来い、酒も頑張れ」と嫌味を言われてしまったが…)。同じ班のM君の勧めに従いMiller Lightに塩を一かけしたが、わりと美味しかった気がする。が、あれが彼流の冗談・からかいであった可能性を否定しきれないので、もう一回誰かに推奨されるまではレストラン等で実践するのはやめておこう。それにしてもアメリカのビールは自分に相性がいい。日本のビールは濃すぎて、すぐ酔っぱらってしまう気がする。

Wednesday, October 13, 2010

バーナンキさん

WSJ、10/13の記事

客観的な(日本目線ではないという意味)日本に対する評価、日米対比、バーナンキの発言と行動等が実に丁寧に整理されていたので思わずメモ。

(感想)
・こういうことをしっかりと(床屋談義レベルではなく金を稼げるレベルで)論じることができるようになりたいということを前職(エコノミスト風)で強く思い、それがMBAの動機の一つになっているわけだが、果たしてあと1年数か月でどこまで行けるのか...というか、UCLAのMBAに金融政策のクラスってあるのか???

・日本の財政赤字を見たら、これはもう、結果としてヘリコプターマネーをリアルにやったと見てもいいんじゃないのか?ダメなのか?使い道(必ず政府を経由する)とか、瞬間風速(毎年ダラダラとやっていは刺激が弱い??)とか、当時のバーナンキ的に不満のあるポイントもあるだろうけど。今度その辺詳しそうな人に聞いてみよう。

・ここの日本評にもあったが、日本の特徴に
-輸出大国
-海外との競争から遮断された国内産業
というものがある。この二つは一見矛盾しているように見えるし実際外国人同級生にもよくこのことを聞かれるのだが、この二つはどうすれば一体的に理解することができるんだろう。
トヨタだかソニーだかが世界中にクルマやテレビを売りまくっている一方で、金融等サービス業に従事する自分を含めた多くの人間が(しかもそこそこいい大学を出た人間でも)、「いやー自分英語苦手っす」とか言いながらぬくぬくと暮らすことができる日本。これって一体なんなんだ?また、こんなんで本当に大丈夫なのか?とりあえず娘には英語も使えるようになってもらおう。。。

Public Speaking Club、テスト宿題返却、ケーススタディサバイバル

・今日は昼にPublic Speaking Clubの決起集会(?英語ではKick-off meeting)があった。
そこで改めて自己紹介。なぜか勢いで自分のクラスをCと言ってしまう(実際はB)。
また、そこで「ごめんごめん、ちょっとナイーブになっていて」と言い訳をしたら、終わった後に「自分の心境を吐露するのは日本の文化なのか?」と突っ込みを受けてしまった。
そんな文化はないと思うが、その一方で、自分の弱みとか恥ずかしいところをずけずけと晒しがちな自分の傾向が必ずしも理解されるものではないということを再認識。

・昨日今日で、課題やテストの結果が3つ返ってきた。特に、MBAではなくUCLA主催の英語テストは、「落ちる人はいない」との前評判におんぶにだっこで何もせず受験し、実際合格したが、周辺では結構な人数が落ちていた。実はそこまで油断できる試験ではなかったみたいだ。
経済のグループ宿題は、1問だけ減点を受けて9.7/10点だったが、この1問は問題児J君がルームメートや母校の権威をフルに駆使して主張したものであった...ちなみにこの宿題は2回目で、1回目の宿題も同様の展開(J君がなぞのこだわり→みな妥協→そこだけ減点で9.7点)。
あのとき妥協してしまったのでJ君に直接文句を言う資格はないのだが、私的なこのブログではこっそり文句を言ってしまおう。J君、きみ結果出せてないぞ。次はベンチで昼寝しててくれ...

・毎週水曜日はマーケティングのケースディスカッションの日。過去2回は単なるマグロと化していたので、今回は雪辱を晴らすべく作戦を練って臨んだところ無事成功し楽しむことができた。
作戦とは、事前に、「どうしても言いたいこと」を考えておき、できる限り序盤で文脈のズレを気にせず言い放ってしまうというもの。過去2回は「どうしても言いたいこと」は特に考えることなく、その場の議論にうまく乗っていきたいと思っていたが、今の自分にはかなり荷が重い。仕方がないので、次善の策としてこの作戦を思いつき、今日実践してみた。特に、比較的なんでも言えそうな「Anything else?」をターゲットに定めた。
で本番。さっそくディスカッションの序盤にて、「Anything Else?」が出たので、小学生以来の勢いで手を上げて発言権をゲット。文脈に乗っているかどうかギリギリのところではあったが、前日に思ったことを述べてみた。
教授のレスポンスはふつう。でも、おかげで授業の序盤にアドレナリンを出すことができ、授業を楽しむことができた。



Tuesday, October 12, 2010

二人のクラスメートと自分

・今日はとても眠かった。1時間目の会計が始まった当初から嫌な予感がしたのでトイレで2,3分仮眠をとったが、そんなんじゃ全然効き目はなく、会計の授業の記憶は殆どなし。2時間目の統計は興味があった正規分布の授業だったので楽しく聴講できたが、午後一にあった3時間目のコミュニケーションもやっぱり記憶が断片的。

・理由は、昨夜統計の予習の際に趣味に走りすぎてしまったこと。学部の数理統計学のノートのスキャンを読み返しながら、正規分布について延々と復習。やれガウス積分だ、やれ積率母関数だとやっていたらあっという間に深夜に。ちなみに授業は正規分布の密度関数など一切触れず、形状・平均分散・標準化・分布関数のテーブル(たいていの教科書の末尾に載っている表)の見方といった実務的なところに特化していた。

・ちなみに学部時代のこの数理統計学、受けておいて本当に良かった。自分の中でとって良かった科目ナンバーワンだと思う。数学・統計の力が多少はついたと思うし、何より苦手意識が払拭できた。一番最初に受けた必修科目の統計がひどい授業だったので、数理統計学を受講していなかったら今に至るまでずっと統計嫌いになっていたと思う。って、えらそうに書いたものの成績は優ではなく良だったけど...ワースト候補はいくらでも思いつくが、とりあえずヒゲの先生が延々と自動車産業について語っていた授業は本当に最後まで何を言っているのかわからなかった...今なら多少はわかるけど。

・ちなみに、自分の留学の後押しという意味では、マクロを担当した先生というかその先生のホームページの影響が強い。ホームページの中に、「自分に留学のための推薦状を書いてもらいたい人へ」というものがあり、それはもう刺激的なことが書いてあった。それを読んで感じた「そんなすごい奴らがいるアメリカの大学院というところに行ってみたいなぁ」という思いが、自分が留学を意識する最初のきっかけであるような気がする。まあその先生は計量経済学のなので、EconとMBAで事情はまったく異なるわけだけど...あのHPまだあるのかな。

・さて、今日は韓国人と中国人二人の同級生と話をした。その二人があまりに対比的だったので記しておきたい。

・韓国人のA君
-社費。家族持ち。
-MBAに対する基本スタンスは「バカンス」。インターン?韓国で働くならそんなものどこの人事部も見ないから意味ないよ。せっかくの2年間、家族とゆっくり過ごしたい。
-年齢も年齢なので、飲み会系は基本的に不参加。
-勉強?まあ単位は取りたい。
-アメリカ人のことを嫌っている節あり。

・中国人のK君
-私費。というかここに来る前は起業していた。
-卒業後はアメリカにてプライベートエクイティのポジションを見つけたいとのこと。毎日のようにスーツで登校(昼休みや夕方にある企業説明会のため)。
-いつも最前列で授業を受けており、質問やディスカッションもアメリカ人同様にこなす。
-夜の飲み会もびっくりするくらい積極的に参加する。
-クラス内でも何か忘れたけど係に立候補・選出されている。
-そのほか、ケースコンペ、クラブ活動など、やれることには全て顔を出している。

・という二人。おそらくこの2年間でできる差は、Facebookの友人数の差なんかよりもはるかに大きなものとなるだろう。もちろん、これは単純な善悪の問題というよりは価値観の問題であるから、どちらがいいという問題ではまったくないのだろうけど。

・で、自分。だいたい、両者の中間にいると思う。カッコつけると「中庸」と言えないこともないが、実はいちばんイケてないような気がしている。
上で上げた二人は、自分の価値観に基づいて「自分なりの最善」の追求をすでに始めている。他方、自分は、どちら側に行くでもなく、ただ単に中途半端にMBAの海を漂っている。価値観とそれに伴った行動が定まっていない分、いずれの方向にも全速力では走ることができていない。
「自分探し」もMBAでできる立派なアクションではあるので、今の自分を全否定する必要はないと思う。とはいえ、自分を見つけてからこの場に来ている人と比べると、MBAの2年間の充実度で「負ける」かもしれないと思った。

Monday, October 11, 2010

キャンパスビジット対応・グループワーク◎

・今日の昼、自分が入学してから初めてキャンパスビジットに日本人が来訪。自分は手にこびりついたチョコクロワッサンのチョコが気になるあまり、また開いていた社会の窓を閉めるタイミングをうかがうあまり大した話もできなかった...けど、いい印象をもってくれているといいのだが。

・今日の会計のグループワークはスペイン人E君と問題児J君が不在だったが、非常にうまくいった。
まず、予めお題である宿題をメールで共有して、最初に仕上げたJ君のドラフトを順次改善していくというプロセスを取った。そのため、今日集まるまでに詰めるべき論点は1,2個にまで絞られており、それを詰めてハイおしまい。あまりに早く終わったので、会計初心者の女子EのためにリーダーM君と自分で即席会計教室を開催。生返事が多かったので理解度にクエスチョンマークはつくが、これまで彼女は少なからず男4人(ファンド2人、IB1人、プラス自分。基本的事項をほぼパスして議論が始まりがちだった)のやり取りを聞き流してしまっていたところがあったと思うのでいい機会だったと思う。人が少ないと言う状況をうまく利用したリーダーMは尊敬できる。それでも時間があまったので、明後日締め切りの宿題をその場で始めて完了させてしまった。NYに行っているJ君がいちゃもん指摘をしてくる可能性もないではないが、とてもすっきり。

・同級生の多くの班がやっているやり方はちょっと違って、
-「毎週金曜日の午前中」等、日程ありき(⇔我々:必要があれば集まる)
-その場でみんなで考える(⇔我々:その時間は極力なくそうという合意形成済。皆でのミーティングタイムは論点を絞る)
といった感じのところが多い。個人的には今の我々のやり方が効率的で好ましいと思っているが、無批判に彼らを笑うことはできないのではないかという思いも少なからずもっている。毎日集まっているような班を見ると、いつ個人で勉強できているのかと突っ込みを入れたくもなるが、やはりその分仲がよさそう。また、我々の班の「ちょっと軽いノリで意見を聞くということがためらわれる雰囲気」というのは、職場では普通かもしれないが学校ならもう少しゆるくてもいいのかもしれないとも思われる。完璧な状態などありえないとは承知しているが、今自分としては気に入っている今の状態も、何らかの方向で改善の余地があるのかもしれないとも思っている。

・という一日。先日の日記に書いた問題意識と関連するが、何もしないと一日はあっさり過ぎ去る。

(追記)
http://bit.ly/cTrZGV
確かに、アメリカのインフラはもう少し改善されるべきではないか。道路は山陰の道路ばりにヒビだらけだし、鉄道なさすぎだし。アメリカ人の基本思想とか昨今の財政状況とかを推察するに簡単に実現されるものではないけれど、また社会主義化はカンベンだけど、いくらなんでももう少しバランスのとり方があるのではないでしょうか、小浜さん...アメリカなら、今の日本には到底できなそうな”Wise Spending”ができるような気がしていますぞ。日本にいると「第三の道」とか言っても何寝ぼけたことを●※と言いたくなるけど、こちらにいるとそんなものが存在するかもと少し期待してしまう。でもそんなこと言ってる時点で自分にはセンスないんだろうな。

Sunday, October 10, 2010

Chrome導入、ゴルフ

・日曜日。そろそろ手の抜き方を覚えてきてしまい、提出が求められる宿題や指される確率の高い授業以外の予習をすっかりサボってしまっている。今のところはそれでも何とか回っているからいいけど、本当は楽ないまのうちにきっちり勉強する習慣をつけておくべきなんだろうな。

・この日はUSCに新たに留学してきた先輩においでいただき早速ゴルフへ。まずうちで昼飯を食べて、それからのんびりゴルフ場へと向かいTwilight(薄暮)で回ってきた。もう一人の先輩を含めた3人で行ったが、相変わらず自分のスコアには改善感がない。ドライバーもアイアンもアプローチもパーツではそれなりに悪くないのだが、噛み合わせが悪く、フェアウェイキープした2打目をミスしたり、パーオンしたのに3パットしたり。あと、カラスかリスに持っていかれたとしか思えないようなロストボールもあったのが残念。

・今回は途中で一人おじさんと合流。世間話をしたところ、超有名な映画会社に勤務とのこと。「我が校から御社を目指している同級生が星の数ほどいますよ、すごいっすね」とか適当に言っていたら、職場の連絡先を教えてもらってしまった。エンジニアさんらしいので就職がどうのこうのという話にはならないだろうが、なんとなく嬉しいものだ。

・その先輩も1年で帰ってしまうし、自分のゴルフ友達になってくれそうな日本人のほとんどがあと1年かそこらで帰ってしまう。それまでにあまりゴルフをしないといっていた自分の同級生に洗脳でもしてみようかと思案中。あるいは外国人の友人をつかまえてしまえばいいのだろうが。

・帰宅後、最近のFirefox君のパフォーマンスの悪さに嫌気してChromeを導入。でもまあ、一長一短かな。

(長所)
・サクサク:これは本当に前評判の通り。もはやFirefoxは速くもなんともないのでありがたい。タブ毎に独立して作動していることが効いているのだろうか。
・googleとの親和性:フォルダからのドラッグ&ドロップでGmailにファイル添付できるのは感動的。また、アドレスバーと検索バーが一体となっているのも便利。
・Extension:Firefoxでいうところのアドイン。まあFirefoxにもあるので相対的にどうかなってところはあるけど。

(短所)
・主言語を英語とすると、漢字が中国語のものになってしまう。読めるといえば読めるけど、やっぱり気持ち悪い。主言語を日本語にすると解決するけど、学校で日本語ソフトウェアを使うのが何となく気恥ずかしいのでちょっと...
・フォントの強制適用ができない。Firefoxのときは、HPが使いたがっているフォントを無視して指定したフォントにすることができていたが、どうやらChromeだとオプションではいじれないみたい。プログラミングみたいなことをすればいじることができるようだが、目下そこまでの情熱はなし。
・ブックマークを左側に出すことができない:ツールバーにしかブックマークがないのはかなり不便。巡回先をすべて覚えておけとでも言いたいのか。でもこのおかげで、毎日ブログとツイッターを無駄に巡回する癖が半強制的に解決しそうな見込み。。。

Saturday, October 9, 2010

軽く危機感

・土曜日。今日は夜にUCLAのMBAの1・2年生の会があった。それまではサンタモニカのショッピングセンターで買い物をしたり、だらだらと予習復習をしたり。

・サンタモニカ。お目当てのもの(娘のハロウィン用ブーツ)は入手できたが、昼に食べた寿司(アメリカ版、すなわち、カリフォルニアロールとか)の鮮度が悪かったのか、帰路にて強烈な腹痛に襲われて大ピンチだったのがイマイチ。

・予習復習。会計の教授にメールで質問をしたら、なぜか「どうしてそんなことを気にする必要がある?自分が授業で言ったポイントは●●であり、そこは気にしなくて良い」と怒り成分の含まれた返信が来てびっくり。うーん、そういうものなのか。。。
「なんとなく理解していた事柄の理解度を高めたい」という自分のMBAに求めるものは、なんと求めることすら罪なのだろうか。とりあえずそんなはずないので、自分の質問メールがミスリーディングだったと思うことにしよう。。。うーん釈然としない。

・ところで、Facebook等を使って同級生と宿題関連で教えたり教えられたりをしているが、日本人と非日本人でかなり異なるのが、カンニングに対するビビり方。特に、アメリカで教育を受けた同級生の警戒度は気持ち悪いくらい。社会的なペナルティが日本よりも大きいからなんだろうか。

・夜は日本人で飲み会。Sig-Oという整理で何人か外国人の人も参加したけど、恐縮ながら日本語で騒いでしまった。
やはり1年間色々とくぐりぬけてきた2年生の話は面白かった。授業やコミュニケーションの苦労話や、インターンの体験談、1年たった今思うこと等々。。。

・その中で言われた言葉の一つが今も引っかかっている。とある先輩に「せっかくの2年間、思う存分やりたいことをやらなければ勿体無いよ」というアドバイスを頂いたのだが、はて、やりたいこととは一体何だったっけ...
勉強?就職活動?遊び?友達作り?どれももちろん強い関心があるが、どれが一番やりたかったことかと考えると少し頭が痛くなる。最大公約数的にまとめるなら「日本にいては得られなかったであろう未知との遭遇全般」となるけど、そんな呑気なことを言っているとすべてが中途半端になりそうな気がしている。こちらに来てから早2ヶ月、毎日のように訪れる刺激的な日々をかいくぐっているうちに何となくここまで来てしまった気がしている。この辺でそろそろ自分がやりたいことを意識的に定めてそれにフォーカスしていくような感じにしないと、場合によっては不完全燃焼で2年間が終わってしまうような嫌な予感を感じてしまった。
自分はかねがね、目の前の出来事に専念することで「中長期的な目標の策定・およびその目標への着実な前進」をさぼりがちなところがあるので、ちょっと自分に警告を出しておこうと思う。

Friday, October 8, 2010

会計用語がヤヤコシヤ

・会計の宿題をやっているが、概念としてはわかるんだけどそれを英語でどういうのかが結構難しい。
「現金 xxx 売掛金 xxx」という初歩的な仕訳すら、売掛金のAccounts Receivableを知らなかったので四苦八苦...というか仕訳ってなんていうんだろう

・ということで、頭の整理がてら、特にヤヤコシイ先払/未払関係について整理しておく。wiki調べなので、後日修正するかもしれないけど。


<役務提供=代金受入>
Case
日本語
English
未収
未収金/未収収益
A/R or Accrued revenue
前受
前受金/前受収益
Advances received or Deferred Revenue

<役務享受=代金支払>
Case
日本語
English
未払
未払金/未払費用
A/P or Accrued Liabilities
先払
前払金/先払費用
Advances or Prepaid Expense